ガーリオン
ガーリオンは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』の登場メカ。
ガーリオン | |
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外国語表記 | Guarlion |
登場作品 | |
デザイン | 小野聖二 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 |
空戦型アーマードモジュール 【リオンシリーズ】 |
生産形態 | 指揮官専用機→量産機 |
型式番号 | DCAM-006(RAM-006) |
全高 | 18.9 m |
重量 | 30.4 t |
浮揚機関 | テスラ・ドライブ |
基本OS | LIEON |
開発者 | フィリオ・プレスティ |
製造 | イスルギ重工 |
所属 |
ディバイン・クルセイダーズ 地球連邦軍 |
概要編集
ディバイン・クルセイダーズ(DC)のアーマードモジュール(AM)リオンシリーズの上位機。そのため認識コードはDCAM-006だったが、地球連邦軍運用後はL5戦役後はRAM-006に変更された。ガーリオンの「ガー」はGUARDのGUARである[1]。
元は指揮官用の後方管制機と局地戦用の耐久性重視機が開発過程の戦術分析の結果、統合されて誕生した経緯を持ち、この異なる二機種の統合のために実戦投入が遅れた。
リオンの上位機種であるが、一般兵の搭乗を想定しているリオンに対して、ガーリオンは中尉以上の戦闘指揮官が搭乗することを想定している(トロイエ隊の例を見てわかる通り、想定しているだけで、実際にはそうでもない)。そのため、テスラ・ドライブの応用である「T・ドットアレイ」を盾として扱うことで耐弾性を飛躍的に高め、戦場での指揮に影響が出ないように調整されている。このT・ドットアレイの応用は武装面にも及び、テスラ・ドライブへエネルギーを集中させることで機体前面に強力なエネルギーフィールドを発生させ、さらに両肩に装備されている力場誘導子で電磁誘導加熱した金属粒子をエネルギーフィールドに集中・固定させた状態で突撃する「ソニック・ブレイカー」を初めて実装するに至った。
他にも、初めてほぼ完全な人型となり、アームにもパーソナルトルーパー(PT)と同レベルのものが使用されているため、使用可能な武装の幅が広がった。実質的にはリオンの後継機として扱われ、DC戦争からインスペクター事件まで常に主力機であり続けた名機である。また拡張性も非常に高かったようで独自改造が行われたカスタム機が様々に生まれ、中にはシシオウブレードを装備するものまであったほどである。
また、背面には携行武器を保持する兵装担架が標準で装備されているが換装可能でリオンのスラスターユニット等に換装した機体が漫画版に登場している。
ガーリオンは、もともと指揮官機であった関係上、様々なカスタム機が存在するが、基本的には色違いというだけで性能は一緒である。また、ガーリオンまでのリオン系の研究成果は、プロジェクトTDによってシリーズ77などに受け継がれていった。
本項では、いわゆる「ノーマル仕様」のDCAM-006 ガーリオンについて記載する。ガーリオン・カスタム、ガーリオン・カスタム“無明”、ズィーガーリオンなどの各種カスタマイズ機については、それぞれの項を参照されたし。
ちなみに顔面部はゴーグルアイで、頭部パーツによりツインアイに見せている。胸部の円錐部に前方用レーダー、額の円錐部・鶏冠部に側面用レーダー(AESAレーダー酷似)を搭載している。側面用レーダーが二つなのはソニックブレイカー使用・非使用時に肩部の推進ユニットとの干渉を防ぐため
登場作品と操縦者編集
「αシリーズ」には登場していないが『第2次α』でアルテリオンに初搭乗したアイビスが本機と誤認するシーンがあるため、存在はしている模様。
OGシリーズ編集
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- 初登場作品。中盤以降、雑魚の主力になる。また、条件を満たせばレオナが仲間になった際に乗ってくる。ガーリオン・カスタムの所在については不明だが、深く考えてはいけない。数少ないデフォルトで飛行可能な機体なので、中盤は役に立つ。主武装のソニックブレイカーの事も考えると格闘タイプのパイロットと比較的相性がいい。また、終盤においても、ラーダのようなサポートキャラの搭乗機に割り当てられる事もあると思われる。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 汎用アーマードモジュール。敵側にも結構頻繁に登場する。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- リメイク版によりガーリオンの特徴が明確となった。また、『OG2.5』では、ラミア専用の白いガーリオン(ガーリオン・カスタムではない)が登場している。なお、『OG1』のリュウセイルートではGBA版でガーリオン・カスタムに乗っていた偽レオナは本作ではノーマルのガーリオン(といってもスペックはガーリオン・カスタムと同じ)に搭乗している。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- ラミア専用機が登場するマップが減った。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 序盤戦ではオレグ・ナザロフほか、バイオロイド兵など搭乗するも、直ぐに姿を消す。既にリオンシリーズの世代交代が進んでいることもあってか、目立たない。
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- 1ステージのみオレグ機と交戦する。オレグ再登場時には既に破壊されているためヴァルシオン改・タイプCFに乗り換えている。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- ガイダンスシナリオでのみ登場。図鑑には登録されない。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- 極少数しか登場せず、戦闘シーンも空戦による射撃戦が多いためか、アニメの出来は些か悪いと感じた視聴者もいたかもしれない。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 前作とは逆にノイエDCの主力機として大量に運用されている。なお、ガーリオン・カスタムが登場しないため、ユウとカーラも物語中盤まで本機に乗っていた。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
固定武器編集
- マシンキャノン
- 胸部に搭載された固定式の機関砲。
- ソニック・ブレイカー
- T・ドットアレイによるエネルギーフィールドで機体正面を覆い、突貫する。本機の最強武装であり機体のリアルカットインも採用されているなど、指揮官クラス用とはいえ敵量産機には珍しい「必殺技」のような扱いの武器となっている。
換装武器編集
- アサルトブレード
- 回転ノコギリ式実体剣。内蔵バッテリーで駆動するため、PTを含む他の機種でも使用可能。
- バーストレールガン
- リオン系が使用するレールガンと同様のサイズを携帯式としたもの。使用するバッテリーはアサルトブレードのものと共通規格。
- チャフグレネード
- 『OG2』と『OGS』のOG2シナリオに登場する強化版が装備。
- スパイダーネット
- 同上。
特殊能力編集
- パイロットブロック
- マインドブロック
- ウェポンブロック
移動タイプ編集
サイズ編集
- M
関連機体編集
ガーリオン・カスタムには分類されない機体を紹介する。
- ガーリオン ブースト・ドライブ搭載型
- 『OG2』に登場。アーチボルド・グリムズの部隊が運用し、量産型ヒュッケバインMk-IIを4機強奪することに成功した。ゲーム中での表記は「ガーリオン」で、「ブースト・ドライブ搭載型」という表記ではゲーム内に登場しない。ステータスは普通のガーリオン。ある意味イベントのみの機体といえる。
- テスト用ガーリオン
- OGのドラマCDに登場。
- ガーリオン砲撃戦特化型
- 『OGクロニクル』に登場。DCが蜂起前後にリオン・タイプCを主力に宇宙に配備した無人機部隊の司令機。両肩のソニック・ブレイカーが長距離レールガンに換装されている。満身創痍のオクト小隊を甚振っていたが、カチーナの即興技「スプリットマグナム」に対応できず破壊された。
- ガーリオン・ブースター
- 『OGクロニクル』Vol.3に登場。搭乗機が整備中だったレオナ・ガーシュタインが代替機として使用した。タスク・シングウジが急遽改造を施した機体だが、レオナには不評であった。ガーリオン本体とほぼ同等の大きさのブースターユニットを背部に接続している。レオナ曰く『代車』。
- 『OGS』ではズィーガーリオンに改められている。
- ガーリオン・テストベッド
- 『OGクロニクル』Vol.5に登場。見た目はゴツイが、性能はノーマル以下だったらしい。
- ケルベリオン
- 『第2次OG』に登場。後継機であるガレリオンの試作品をベースに作られたブーステッド・チルドレン仕様のカスタム機。
- ガーダイド
- 拡張性を高めた改造機。
脚注編集
- ↑ …という後付け設定であることを『スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE』第563回で寺田プロデューサーが明かしている。
商品情報編集