黒歴史
黒歴史とは、『∀ガンダム』の劇中に登場する、「封印されて人々から忘れられた歴史」を指す用語。
さらに派生して、制作者サイドやファンが無かったことにしたいこと、彼らから忘れ去られてしまった(と推測される)事物を表すネットスラングとしても使われる。詳しくは#スラングとしての黒歴史を参照。
概要編集
『∀ガンダム』の「正歴」の時代の遥か過去の最終戦争において滅亡した文明の歴史で、∀ガンダムとターンXの2体の「ターンタイプ」により葬られたとされている。
作中における古代文明時代とは過去のガンダムシリーズの舞台となった時代の事である。黒歴史には、作中の時代で失われた多数の技術や知識も含まれており、それゆえ月の民により厳重に「冬の宮殿」で封印管理されていたが、地球のマウンテンサイクルからザクに似たボルジャーノン、カプールに似たカプル、核兵器、そして∀ガンダムなど、封印されていた黒歴史の遺産が多数掘り起こされている。物語の終盤でグエン・サード・ラインフォードは黒歴史の知識に惹かれて地球側を離反し、ギム・ギンガナムはシャイニングフィンガーを知る事になる。
ガンダムシリーズは宇宙世紀のみならず、様々な世界観を持った作品の集まりだが、黒歴史は「(作品放送当時における)『∀ガンダム』以外の全てのガンダムシリーズを内包する」とされている。これは、宇宙世紀として描かれている時代の遥か未来、もしくは遥か過去に、非宇宙世紀のガンダムシリーズの時代があったと解釈できる設定である。実際に『∀』劇中には過去三作のアナザーガンダム(『G』、『W』、『X』)に関係する映像が演出されていた。
上記のような考え方により、基本的にどんなガンダムシリーズ作品も黒歴史に内包できるコンセプトを持つ。「『∀』より後に製作されたガンダムシリーズ作品を黒歴史に含めて良いのか」という疑問に対しては、長らく正式なアナウンスは無くファンの想像に任せるような形になっていたが、近年では公式・準公式の作品の中でもいくつか参考になる描写がある。
『機動戦士ガンダムSEED』を始めとするコズミック・イラの作品については、角川書店の『ガンダムエース』にて連載していた漫画『∀ガンダム 月の風』にて黒歴史に含む解釈がなされている。
『ガンダム Gのレコンギスタ』は「R.C.(リギルド・センチュリー)」と言う宇宙世紀の次の時代の年号の世界観であり、宇宙世紀が遥か過去であったと言う『∀ガンダム』と似た世界観を持っている。その為「『∀』ガンダムの「正歴」と『Gレコ』の「R.C.」は時代として順番はどうなっているのか?」と言う疑問がある。こちらも公式からのアナウンスは存在していない。ガンダムの原作者の富野由悠季は『Gレコ』製作後のトークショー『夜のGレコ研究会』にて「『∀』は『Gレコ』の500年前の話」と語っており、少なくとも「Gレコは∀ガンダムより後の時代の話であり、U.C.から正暦を経てR.C.に至る」との想定のようである。しかし「R.C.は宇宙世紀の次の時代」と言う設定との乖離や、『Gレコ』の作中の時代であるR.C.1014の500年前は既にR.C.になっており、∀の年号の正歴と時期が重なってしまうなど不整合が発生する点もある[1]。
『ガンダムトライエイジ』ではクロスifカードとしてゴールドスモーが百式、アカツキ、フェネクス、アルヴァアロンなどの黄金のMSをロストマウンテンから発掘するイラストや、「宿命の好敵手キャンペーン」では対象カードのフレーバーテキスト内において、『00』『UC』『鉄血』などSEED以降の作品を含めたMSや戦闘の様子を∀ガンダムのキャラクター達が触れるという形でクロスオーバーが行われた。
そして『U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ』に付属する映像特典『機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.』において、前後関係は明言されないもののかなり直接的な描写が行われた。宇宙世紀の遥か未来に導かれたアムロ・レイの思念が「月光蝶で文明を埋葬する∀ガンダム」の姿を直接目撃するほか、興亡を繰り返しながら未来へと進んでいく文明の物語として『G』『W』『X』『SEED』『00』『AGE』『鉄血』、そして『Gレコ』の劇中映像が挿入される一方、黒歴史の果ての終着点にあたる『∀』や世界観が大きく異なる「SDガンダムシリーズ」「ガンダムビルドシリーズ」等の映像は含まれていない。
『∀』より後に作られた作品では、人類の外宇宙進出計画が背景設定の一つに組み込まれているものが多い。『SEED』のジョージ・グレン、『劇場版00』のイノベイター、『AGE』のヴェイガンなどが該当する。これは本作の黒歴史で「『長き歴史の果てに宇宙居住者が外宇宙にまで進出して、さらに長き時の後に帰還したのが月の民である』と語られていることが意識されているため」と言う説もある。一方『∀』の設定によれば黒歴史時代の末期には超空間交通システムを用いた地球と外宇宙との交流もあったようだが、超空間擾乱と呼ばれる大事件によって地球圏は宇宙の歴史から完全に孤立したとされており、ムーンレィスの帰還を最後に外宇宙の人類との交通は途絶えている模様。
登場作品編集
スーパーロボット大戦α外伝編集
ネオ・グランゾンとの戦闘の影響でプリベンターの面々が飛ばされた世界において、地球が荒廃する原因となった戦乱の時代を指している。しかしこの世界は、実は衝撃波によって荒廃した未来の地球であり、黒歴史の正体はバルマー戦役における戦乱の時代(=『α』の時代)であったことが作中で明らかとなる。また、衝撃波到達における混乱に前後して生じた地底帝国の大侵攻、それを退けようとしたアンセスターの策動、地上文明にピリオドを打つこととなったターンタイプの月光蝶発動などの出来事も含まれる。
原作では冬の宮殿に封印されていた黒歴史の情報について、本作では『ガンダムX』のD.O.M.E.が管理しているというクロスオーバー設定となっている。このため、黒歴史の封印を解くには、ソレル家の長であるディアナ・ソレルに加え、ニュータイプによるD.O.M.E.への精神的接触が必要であり、ティファ・アディールがその役目を担った。
上述したように本作の舞台は黒歴史たる「バルマー戦役の時代」の未来にあたる世界であるため、マウンテンサイクルからは『α』時代に活躍した各種の戦闘兵器が遺物としてごろごろ発掘される。ギンガナムやグエン卿等、原作において黒歴史の遺産収集にご執心だった面々は本作でもマウンテンサイクル発掘による戦力増強に積極的であり、特にグエンは小説版設定に準拠し「黒歴史の遺産」サイコガンダムに乗り込んで戦いを挑んでくる。
Zシリーズ編集
今回は『α外伝』とは異なり「戦乱の時代の未来世界」が舞台となっているわけではないが、時空震動によって生じた時空の環という設定により、「黒歴史」の取り扱いは結果的に『α外伝』に類似したアレンジとなっている。
スーパーロボット大戦Z編集
『Z』の世界における黒歴史とは、原作や『α外伝』同様、超古代文明崩壊の引き金を引くこととなった最終戦争以前の時代を指しているのだが、特筆すべきは多元世界を構成する複数の世界で似たような黒歴史が語られていることである。これは多元世界を構成する多くの世界は、黒歴史の時代には一つの世界であったことを示している。これが黒歴史の時代の最後に起こった時空崩壊で無数の世界に分岐し、ブレイク・ザ・ワールドによってそれらが再び一つの世界に統合して現在に至ったのである。
黒歴史において最終戦争を繰り広げているのは、今日の多元世界に存在するものとあまりに酷似したロボット兵器を操る軍隊たち。そこには、今日のZEUTHの面々と酷似したロボットたちまでいた。しかも、ターンタイプ、オーバーデビル、ザ・ビッグ、堕天翅族などは酷似しているのではなく、現代に存在するそれらと全く同じ存在であった。そしてこの戦いの最終局面において、太極の次元力の行使による時空震動が発生。多元世界は崩壊し、再び無数の世界に分岐する。この時、人々のメモリーが一度リセットされて記憶と記録のほとんどが失われ、その後の各世界はかつてと同じような歴史を歩み、かつてと同じようなロボット兵器を開発することになる。そして、失われたメモリーがあることを知ったいくつかの世界はそれを黒歴史と呼び封印する。そして、多元世界崩壊から1万2000年経った時点でどこかの世界で時空振動弾が作られ、それにより再び多元世界が創世され、力を持つ者による新たな戦いが繰り返される……という循環世界が、時空震動の結果形成されていたのである。
そして、どの周期の多元世界においても「ZEUTHと呼ばれるヒーローチームが結成されて、世界の戦局を大きく左右する」という。しかしどのZEUTHも多元世界の戦争を終結させることはできず、人類が一致団結して時空崩壊に立ち向かうような理想の未来を迎えることなく、多元世界はリセットされていたのである。つまり、『α外伝』のアレンジと同様に「プレイヤー率いる自軍が、将来の世界において黒歴史の当事者として記録される」という設定となっている。
この事実は黒歴史の情報を司るD.O.M.E.により明らかとなった(この辺りのアレンジも『α外伝』と同様)のだが、その事を知ったZEUTHの面々は、黒歴史の再来を回避すべく決意を新たにすることとなる。すぐ後に選択肢が現れるのだが、この決意をきちんと胸に刻んでおかないと、黒歴史が再来してしまうので注意が必要。考え無しな選択肢を選んでしまうと、黒歴史再来の最終話に進んでしまう。なお、この時空の環という設定により、過去の事実から今後起こる事象をある程度推測することもできるようで、フロスト兄弟が世界の否定に走った動機付けにこの点を加味したアレンジが加えられている。その事実は、彼らにとってまさしく黒歴史としか呼びようのないものであった。
本作において黒歴史の遺産として設定されているものは、以下のようなものがある。
- D.O.M.E.
- 月の発電施設の制御コンピュータで黒歴史が記録されている。そしてD.O.M.E.自体が黒歴史の遺物として1万2千年の周期を乗り越えている。ムーンレイスは禁忌の地として触れることを禁じていた。
- 原作と異なり、自身を「僕達」と複数形で呼んでいる。詳細は不明のままであったが、「世界の周期が切り替わるたびに、その周期でのファーストニュータイプがD.O.M.E.に封印されていった」という解釈も可能か。なお、刻まれている事実は『第2次Z』における「根源的な災厄」の片鱗であるらしい。
- カテゴリーF
- 前の周期に多元世界でもたらされたデスティニー・プランが、世界分離後に黒歴史の遺物として荒廃世界に伝わり、それを利用して遺伝子操作して生まれたのがフロスト兄弟である。そのため『Z』ではフロスト兄弟は、プランを推進していたギルバート・デュランダルを深く憎悪している。
- 堕天翅族
- 1億と2千年前の時空崩壊により、「大いなる力」(次元力)により時空の狭間に封印された存在。多元世界と切り離された次元に存在するという意味ではパラダイムシティと共通点を持つ。
- 地上で再び覇権を広げるために侵略活動を続けているが、1万と2千年の周期で訪れる黒歴史の終焉にて、メモリーを奪われて封印されるという歴史を繰り返してきた。
- 理由は不明だが、『Z』で訪れる黒歴史の周期では1億年前のメモリーを取り戻しており、コーラリアンの目覚めとそれによって起こる時空崩壊(クダンの限界)を利用して、封印から逃れて次の周期を支配しようとしている。
- アクエリオン
- 堕天翅族を倒すために作り出された機械天使。「1万2千年前に堕天翅族を裏切って人類に付いた」と言われていたが、これは上述しているメモリーのリセットで1万2千年より前を認識できないからであり、本来は「1億2千年前」である。
- アーリーオーバーマン
- はるか過去から存在しているとされるオーバーマンであり、キングゲイナーやオーバーデビルがそれにあたる。黒歴史の遺物であり、黒歴史の戦いで活躍した後に地中に埋もれては次の周期で発掘される、を繰り返してきた。前の周期ではオーバーデビルはZEUTHとともに堕天翅族と戦っていたらしい。
- また、キングゲイナーは元々エグゼクターのマスターコア「XAN-斬-」が姿を変えたものである。
- アムロ・レイとシャア・アズナブル
- 作中で黒歴史の詳細を知った者の多くが語ることに「アムロとシャアの私闘が世界の破滅を呼び込む」ということがある。これは『逆襲のシャア』でのアクシズ落としの件だと思われる。
- 『Z』ではクワトロ・バジーナはそのような過ちは犯さないことを誓い、その決意は『第3次Z』へと繋がっていく。
- パラダイムシティ
- 太極の意思により作り出された箱庭の世界であり次元の狭間に存在する。戦乱にまみれた多元世界の誕生と分離のループから切り離された、永遠の平穏の世界。太極に選ばれた一部の者たちがこの世界に住まうことを許される。
- ただし、パラダイムシティは定期的にリセットを繰り返すという形でループしており、ここに住まう住人はその度にメモリーを奪われている。太極がこのような街を作った理由は「新たな世界の雛形」として・・・ということらしいが、詳細は不明である。
- メトロポリス
- パラダイムシティのゴードン・ローズウォーターが書いた小説。未完と思われていたが完成版が存在しており、黒歴史の遺物として多元世界をループしている。『Z』作中ではメダイユ公のコレクションになっており、アナ姫を人質にしたグエン卿により彼の手に渡る。
- 完成版のメトロポリスは黒歴史の顛末を小説の形式で描いたものであり、黒歴史の遺物のありか等もわかるようである。これによりグエンが見つけ出した黒歴史の遺物にはサイコガンダムとデストロイガンダムが含まれており、彼はそれらを「ブラックドール」と呼んだ。当然、これらは現代に作られたものではなく、「前の周期の世界」で作られたものである。
- ザ・ビッグ
- 太極の使徒にして、次元力の一つの形。黒歴史のクライマックスに無数に降臨して世界を破壊する。『Z』の世界ではパラダイムシティに数十体が現れたが、ロジャー・スミスのエンジェルを媒介とした至高神ソルとのネゴシエイションにより世界を滅ぼすほどの顕現はなされなかった。
- ターンタイプ
- ∀ガンダムとターンXのこと。アーリーオーバーマンと同じく地中に埋まって周期を超える。前の周期でのターンXは堕天翅族と戦っていたらしいことも共通する。
- 上述のザ・ビッグが降臨し無差別な破壊が行われた後、∀ガンダムが月光蝶を使い文明そのものを滅ぼす。これは破壊の後の再生のために「世界を更地に戻す」作業であり、これを行うメカを黒歴史では「エグゼクター」とも呼ぶ。
- 『Z』ではロラン・セアックが正しく∀ガンダムを使ったため、月光蝶で文明を滅ぼすことはなかった。
- スカブコーラル
- 『交響詩篇エウレカセブン』の世界の大地を覆う、巨大な岩石のような生物。多元世界ではスカブコーラルは次元の狭間に追い込まれており、ここにブレイク・ザ・ワールドで「多元世界に辿り着けなかった」大部分の人間の命と魂が詰まっている。この結果、コーラリアンが生命をあふれさせる「クダンの限界」が近くなっており、スカブコーラルが存在する次元の狭間の次元境界線の揺らぎが激しくなっている。
- 黒歴史によるあらゆる破壊が行われると、最後にクダンの限界により時空崩壊が起こり、次元力が降臨するとされている。
- 兜甲児の知らないマジンガーと細部の違うボスボロット
- 黒歴史の中でかつて戦っていた『Z』作中の甲児が知らないマジンガー、それと共に戦うTV版と細部が異なるボスボロットとして存在が示唆された。可能性としては、映像作品では『真マジンガー 衝撃! Z編』と『マジンカイザー』、小説も含めれば、団龍彦による小説の『スーパーロボット大戦』が挙げられるが、まず小説版『スーパーロボット大戦』はこの会話に噛み合わない[2]。このため、『真マジンガー』か『マジンカイザー』となるが、『真マジンガー』は『Z』発売当時は放送すらされていないので『Z』の設定としては『マジンカイザー』を想定していたと思われる。[3]
第2次スーパーロボット大戦Z編集
本作にて「黒の英知」なる概念が登場し、黒歴史とは「黒の英知の一部である」という考察がなされている。
終盤でエルガン・ローディックが語った事実によれば、この世界においての黒歴史とは「神話として伝えられる過去の出来事」なおかつ「根源的な災厄との遭遇」であるらしい。根源的な災厄との遭遇は、次元を超えてあらゆる世界を巻き込み、そして全てを滅ぼすという。『Z』にてD.O.M.E.の語った黒歴史(1万2000年のスパンで回る、閉じた時間の環の中で「これから起きる」時空崩壊を招く戦争の歴史)は、その「根源的な災厄との遭遇」の片鱗であったらしい。またガイオウ曰く、「災厄」とは別にいずれ来る「真戦」なる戦いが存在し、これは黒歴史と同一の(恐らくは「果てなき戦いの環」)存在らしい。また、四人の次元将は本来この「真戦」を防ぐために存在しているらしい。
なお、『第2次Z』の世界では黒歴史という言葉はプレイヤーである我々と同じような意味の「スラング」として用いられており、『Z』の世界から来た面々を驚愕させた。『第2次Z』の世界に黒歴史というスラングが存在するのは「本来の意味の黒歴史が断片的に伝えられた結果、いつしかスラングと化してしまったため」とエルガンは推測している。
第3次スーパーロボット大戦Z編集
前編の『時獄篇』では『∀ガンダム』が参戦していないためか、「黒い歴史」と微妙に濁された表現となっている。今作において黒歴史とは、多元宇宙の死と新生の周期である「1万2000年の環」の継ぎ目に起きる、文明と人類のリセットの一端を記したものであることがわかっている。終盤では前述のシャアの扱いが明言された事もあった。
また、後編の『天獄篇』においてはガロード・ランとロラン・セアックの証言により、『Z』のエグゼクター事件後にマウンテンサイクルからマリーメイア軍やネオ・ジオンの機体が現れたことが判明している。条件次第で入手可能になるα・アジールもまた、マウンテンサイクルから発掘されたものである。この事から、多元戦争で問題となった「1億2000万年の環」の中に、新世時空震動で誕生した蒼の地球が含まれていることが推察されている。
さらにD.O.M.E.により、UCWにおける「黒歴史」の闇が開示された。まず、UCWにおける黒歴史は、シャアによるアクシズ落としに端を発している。これによって人類は核の冬を迎えることとなったが、それでも人類は戦争を止めなかった。同胞のみならず、異星人を始めとする外敵とも。最終的にはエグゼクターが起動し、∀ガンダムの月光蝶によって文明が埋葬されたが、そこに至るまでに人類は環境の回復を試みた。その一つが、ナノマシン「ヒカリムシ」による海洋汚染の除去プロジェクト「翠星蟲計画」である。この実行と調査のために造られた船があり、その一つがガルガンティア号である。その使命は海洋を生活の場とし、海の環境を回復させることであった。ゆえに、この海は「残されの海」と呼ばれるようになった。
しかし、そうした試みは、必然的に荒廃した地球を出て宇宙に生活の場を求める者の出現、つまり「火の文明」から「太陽の輝き」への移行段階でもあったため、人類の進化を監視していたクロノの意志によって月光蝶が発動されることとなった。これに先立ち、銀河に新天地を求めた一団があった。彼らは「イボルバー」を名乗り、環境に適応するため人為的な進化を試みた。ナノマシンによる、生存のためだけの進化……その成れの果てがヒディアーズである。
地球圏に残った人類は環境が回復するまで、月やコロニーに移り住んだ。これがムーンレィスや宇宙革命軍の先祖である。しかし、その中でも意見は割れ、一部は強引に地球に降りた上で、環境を調整されたドーム内での生活を選び、またある者は比較的汚染の少ない高緯度で生活することを選んだ。これがイノセントや『キングゲイナー』の人間達の祖先である。さらにイボルバーとは別に人間の姿のまま銀河へ進出した者もいた。これが人類銀河同盟の祖先である。
月光蝶の発動は戦いの終結のためではなく、進化を監視するクロノの意志による「進化の後退」のためである。さらにクロノは、進化の萌芽としてニュータイプを恐れた。そのため、ファースト・ニュータイプを遺伝子レベルまで解体し、地球に最も近い天体にして、そこに到達することが「太陽の輝き」への一歩目となる月にD.O.M.E.を建造、そこにニュータイプを封印した。しかしこれによって、図らずもファースト・ニュータイプはワイズマンと同じ、進化の一つの形である永遠を手に入れることとなった。
以後の詳細は、クロノの頁に詳しい。
スラングとしての黒歴史編集
前述したようにスラングとしての黒歴史という用語は、今日「無かったことにしたい事柄」を指して使われることもあり、特にネット上ではファンによってよく用いられる(例:「あの芸能人が売れない時代に○○をしていた、というのは黒歴史だ」)。サンライズ制作のアニメ作品等でもこの意味で使用されていることがあり、ある種公式側も使っている用語である。
近年では真面目な書籍の中でも、「奴隷貿易は欧米の黒歴史」のように「負の歴史」を指して使われることもあり、もしかすると辞書や辞典に載る日も遠くないのかもしれない。なおこの意味での類似語には「暗黒史」という言葉がそれ以前からあった。
スパロボでは原作からかけ離れた設定について、その作品のファンから黒歴史と呼ばれる事柄はいくつか存在する。主に設定にかかる事項が多く、バグなどの欠陥点について論う意味で用いられることは少ない。
版権作品編集
- ガンダム Gのレコンギスタ作中における宇宙世紀
- 作中の人物は「忌まわしき宇宙世紀」と呼び、歴史そのものをなかった事として扱っている。
- 機動戦士ガンダムの第15話「ククルス・ドアンの島」
- 富野由悠季監督の指示で海外版では完全に削除されている。
- しかしファンからの支持が根強かったのか、後に同エピソードは単独で漫画化や映画化を果たしている。
- ガンダム・センチネル
- 『第4次』に機体のみが登場しているが、公式データベースソフト『電視大百科』に同作関連の情報が収録されなかったため、何らかのトラブルが発生したと推測されるが、公式で触れられたことは無い。詳細はリンク先を参照。
- アニメ『機神咆吼デモンベイン』
- PC用18禁ソフト『斬魔大聖デモンベイン』並びにPS2移植版『機神咆吼デモンベイン』のアニメ化作品。全12話と言う短さ故に一部シナリオやキャラクター(特にメタトロンとサンダルフォン)が原作から多くカットされた上、一つの作品としても完成度があまり良くないことから、原作ファンはおろか制作会社のニトロプラスからも黒歴史扱いされることがある。
- しかし、アニメ版が『UX』への参戦(さらに言えば、その後のPS2版の『X-Ω』参戦)のきっかけとなった事を考えると皮肉な結果ではある。裏を返せば作品のクオリティがどうであれ、一度アニメ化が成されればスパロボ参戦へのハードルが下がる裏付けにもなったと言える。
- アイドルマスター XENOGLOSSIA
- アイドル育成ゲームである『THE IDOLM@STER』(以下「本家」)のアニメ化作品であり[4]、本家の登場キャラクターと同じ名称と外見のキャラが出演しているのだが、本家のアイドル作品とは内容が異なるロボットアニメである。キャラクターボイスも本家から変更され「『ゼノグラシア』は本家のキャラだけを借りたロボットアニメである」と拒否感を示した一部の本家ファンが存在し、黒歴史扱いされる事がある。
- 本家制作サイドもほとんど話題に出すことがなかったため「公式で黒歴史扱いされている」と長らく噂されていたが、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が『X-Ω』参戦を機に公式ブログおよび『スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE』第467回において自らそれを否定している[5]。
- サクラ大戦(TV版)
- 『サクラ大戦』の初代ゲームのアニメ化作品。ゲーム版の主人公は大神一郎だが、本作の主人公は真宮寺さくらが務める。
- 大まかな設定はゲーム版と同じものの、ダークでシリアスなストーリー、大神との恋愛描写は一切なく暗い性格のアイリスに代表されるギスギスとした人間関係、グロテスクなデザインの敵、主人公側が快勝する事が殆ど無い戦闘などゲーム版とは大きく毛色の異なる作風に加え、それらの情報が放送開始まで一切明かされなかった事から当時ファンの間で大論争が巻き起こった。メディアミックスで展開されたOVAや舞台、ドラマCDや小説はゲーム版の延長線上の世界観として捉えられるが、このTV版についてはその異質さから公式でも言及される事が少ない作品となっている。
- ただし、『漫画版』の作者の政一九氏はTV版の内容を高く評価しており[6]、ゲーム版に忠実なストーリーラインの漫画版においてもTV版の要素を積極的に取り入れている。また、本作の為に作られた神崎すみれのテーマソング「センタースポット」がすみれの『歌謡ショウ』引退公演のラストの曲に採用される等、歌曲についてはゲーム版のファンの中で評価が高いものが多い。
- ふしぎの海のナディアの一部エピソード
- 放送当時、ガイナックスは本作を手掛けるにあたり、3クール39話でありながら2クール26話分の制作予算で請け負っており、その予算配分の影響もあり敢えて「質を捨てる」回を作る事に踏み切る。この影響により作品の序盤と終盤は高クオリティの作画品質を保っているが、中盤は外注スタジオに任せたため全体的な作画クオリティが大きく不安定になり、特に「島編」(23話~30話)「アフリカ編」(32話~34話)は話の本筋が進まない事もありファンからの評価は著しく低い。
- 特に34話に至ってはあまりの作画崩壊ぶりが庵野秀明監督の逆鱗に触れる事となり、監督も自腹を切ってリテイクに乗り出すものの、スケジュールが逼迫していた事もありほぼ全編に渡ってキャラクターソングのビデオクリップ化、さらに映像は過去回の使いまわし、果てはクレジット表記の原画担当者は全てペンネームという異様な内容となってしまった[7]。
- またガイナックスが制作より離れた結果、TVシリーズの後日談と銘打ちながらTVシリーズの流れを殆ど汲まない内容となった劇場版も一部のファンの間では黒歴史扱いされている。
- カウボーイビバップの地上波放送
- 当作品は放送枠がなかなか決まらず、テレビ東京系列にてやっと放送するも全26話中12話と初放送であるにも関わらずセレクション形式での放送であり、しかも当時の世相と局側の規制の影響も有り、映像には過剰なまでの表現規制が施されてしまった。
- 特筆するべきは最終回となった総集編『よせあつめブルース』の内容であり、物語内容に言及せず、この規制に対する抗議ともとれるメッセージをキャラクターたちが独白するというものであり、その内容からか再放送やソフト収録も一切されないなど封印作品状態となっている。
- なお、この地上波放送から程なくして、WOWOWノンスクランブル枠にて全話の放送が実現している。
- 実写映画版デビルマン
- 2004年に公開された劇場用作品。永井豪氏の代表作の実写映画化として巨額の制作費・宣伝費を投じて制作されるも、完成した作品はストーリーの改悪・意図不明な演出・メインキャスト陣の稚拙な演技etc…と内容・クオリティ共に散々たるものであり、公開以降様々なメディアから酷評され現在もって邦画史に残る駄作として黒歴史扱いを受けている。
- その類を見ない出来の悪さからか「デビルマン基準」というスラングが誕生しており、今でもTwitter上でこの作品を実況する者が続出している。
- クレヨンしんちゃん(原作漫画)の一部初期エピソード
- 連載第1回を筆頭とし、複数の話が単行本未収録となっている。元々青年誌に掲載されていた漫画だったのだが、それにしても初期の一部エピソードでは過激かつ直球な性的描写が目立ち、該当話は単行本未収録のまま実質上封印されている。第1回に至ってはそれとは別に政治的に危険なネタまで取り扱っているため、なおのこと収録不可能になっている。
- スーパーアドベンチャーロックマン
- 1998年発売のアドベンチャーゲーム。初代シリーズの『ロックマン』唯一のアドベンチャーゲームであり、半アニメーション作品。ゲームとしての単調さもそうだが、ストーリー物としては唐突だったり場当たりな展開が多く、突っ込みどころに溢れる。プロデューサーの稲船敬二氏も手直しが不可能な段階からしか携われなかったため、稲船氏自身が「ロックマンが会社に安売りされていた時期の中でも最低のゲーム」と評している[8]。
- ただし、ロックマンのロックバスターについての設定など、資料としての価値は有しており、Dr.ワイリーの彼なりのロボット愛などもしっかり描写はされている。
- なおロックマンのバスター設定は外部出演時に拾われた他、後に2021年から連載された漫画『ロックマンちゃん』の連載後半では本作を基にした長編が展開されていた。
- メダロット魂
- 2000年から翌2001年にかけて放送されたアニメ版『メダロット』の続編。制作体制が変更された影響により、後番組での続編にも関わらず前作からキャラクターの大幅リストラや設定の一新などが行われており、結果として前作やゲーム版とは直接繋がらない実質的なパラレル世界観となってしまった。作画やシナリオのクオリティも前作と比べて総じて不安定になるなど難点が多く、前作『メダロット』スタッフからも制作会社のホームページ上にて批判コメントを出されてしまった程。
- 一方で、メダロットとの触れ合いを通じて成長していくキャラクターたちなど独自の見所もあり、特に終盤のストーリー展開に関しては高く評価されている。あくまで前作との相対評価があってのマイナス評価という側面がある。
- 真型メダロット
- 2004年12月に発売された『メダロット』のゲーム1作目のリメイク作品。しかし、デザインがポップアート調に一新されるなど従来のメダロットから大きくかけ離れていたことから旧来のファンからは盛大に非難されることとなった。
- 実際のところ、ゲームとしては『真型』より大きく完成度が劣り本来は黒歴史レベルの『メダロットBRAVE』が1つ前に発売されており、『真型』発売前からメダロットシリーズの展開は収束に向かっていた段階での発売だった。デザインの特異さという一点が受け入れられず、『真型』発売以降長らくメダロットのシリーズ展開が途絶えたことの原因のスケープゴートとして、『BRAVE』を代表とした当時のシリーズ全体の不評も吸う形で過激な非難を受けていた一面は否定できない(状況としては後述の『真・魔装機神』に近い)。
- シリーズ再開後は徐々に雪融けも進み、『メダロット9』では真型バージョンのメダロットが再登場している。一方で後年の移植作『メダロット クラシックス プラス』には未収録となるなど、ゲームそのものの立ち位置はいまだ不安定な状態にある。
- ローランド・エメリッヒ版GODZILLA
- 1998年に公開されたハリウッド製作版ゴジラ。映画としての出来は十分良い方だが、劇中におけるゴジラの描写が「無性繁殖する」「人類側の兵器が普通に通用する」「全体的にスマートな姿」「放射火炎を吐かない」と原典から大きくかけ離れていた事で国内外のゴジラファンから大きな非難を浴びており、海外で「GINO(Godzilla In Name Only=ゴジラとは名ばかり)」という蔑称も付けられ、国内に至っては『ゴジラ FINALWARS』劇中においてあちら側のゴジラが「ジラ」名義で登場し、本作のゴジラと対峙するもの僅か数秒で返り討ちにあった挙句「やっぱマグロ食ってるようなのはダメだな」とこき下ろされてしまう有様であった。
- この描写に爆笑したゴジラファンは多いものの、あまりに露骨な描写から不快感を示した視聴者も多く以後の関連作品においてジラが登場した際には流石に瞬殺される扱いにはなっていない(これに関してはFW版ゴジラが歴代の中でも特に強大な存在として描かれていた事も大きい)。
- なお、製作スタッフも評価を省みてか以後のインタビューにおいて反省点を述べた他、続編となるTVアニメ『ゴジラ ザ・シリーズ』ではゴジラの描写が日本版に近いものとなっている。
スパロボオリジナルなど編集
- 東方不敗が異星人
- 『新』において採用された、東方不敗が実はダグ星系の異星人であったとする設定。『新』は「αシリーズで拾われず、OGシリーズでも再登場の気配がないミュー」「異星人の軍門に下るシャア」など、その設定の特異さから今日においても語り草となっているが、中でも東方不敗の設定は極めつけと言うべきものである。当時開発サイド側でも賛否両論だったらしく、寺田プロデューサーも「ずっと反対していた」と『生スパロボチャンネル』で語っている。また、後年の『T』においてこのネタを意識したかのような台詞が出ている。
- 性格が現在と大きく異なるSRXチーム
- 上記の『新』の特異さの一つ。オリジナルキャラクターとして初登場した彼らだが、その性格は後のシリーズとは大きく異なる。特に取り沙汰されているのがリュウセイ・ダテで、そのふざけきった当初の性格は作中でもファンからの評価でも大問題であった。その後は『新』のリュウセイの言動が一周回ってセルフパロディネタとして昇華されているケースも多く、『DD』や『30』では本筋外ながらリュウセイ本人のセルフパロディが発生している。
- 『真・魔装機神 PANZER WARFARE』&アニメ版『魔装機神サイバスター』
- 両作品ともに『魔装機神LOE』のスピンオフ作品として企画・展開されたが、アニメ版は非常にクオリティが低くファンの評価はもちろん商業的にも大失敗の結果となった。同時期、同じく魔装機神の新展開を目指して『真・魔装機神』が発売されたが、こちらも『LOE』に比べると格段に見劣りする内容であったことや、TVアニメの風評被害の影響で評価が著しく低い。特にウィンキー製『魔装機神』のファンには、大きくかけ離れた設定に拒否感を示す者も多く、総じて黒歴史扱いを受けている。
- スパロボ制作サイドもこの2作品に対しては元々製作自体に殆どノータッチであった事もあり触れることは無かった[9]が、『Z』においてシュロウガの武装「レイ・バスター」のカットインの1つに『真・魔装機神』のサイバスターらしき機体が映し出されており、今後この作品がOGシリーズのストーリーに絡む可能性が出ている。魔装機神の新展開に関する経緯は『真・魔装機神』を参照。
- アニメ版『サイバスター』については、『DD』にて期間限定参戦作品の候補に挙がっていたが、同時期に候補に挙がった『電脳冒険記ウェブダイバー』が優先された結果参戦が見送られている。
- ちなみにアニメ版『サイバスター』は杉田智和氏のアニメデビュー作であり、杉田氏は「デビュー作を馬鹿にされるのが一番腹が立つ」とコメントしたことがある。
- ヒュッケバイン
- 『ディバイン・ウォーズ』から『V』までの約10年もの間、ヒュッケバインの登場がほぼ皆無になっていたが、登場しないことすら公式に触れられたことは無い。詳しくはヒュッケバイン問題を参照。
- エスター・エルハス
- 『第2次Z再世篇』にて自らを「猫の妖精」と思い込んでいた過去を黒歴史と称し赤裸々に語った。なお、彼女はスラングとしての黒歴史を本編に持ち込んだ初めての人物だが、∀ガンダムが存在しない世界で”黒歴史”というスラングが存在する事は、上記の通り重大な伏線となった。
- ヒビキ・カミシロ
- 『第3次Z天獄篇』にて自身のハンドルネームをアレルヤに黒歴史呼ばわりされるが本人は気にしていない。このイベントでロランやガロードが黒歴史の意味が世界によって違う事を知ることになる。
- スーパーロボット大戦K
- 大きな期待を寄せらていた前評判とは裏腹にシナリオのクオリティが壊滅的であり、それに引きずられる形でクソゲーの烙印を押されてしまった作品。現在でもダメシナリオ・ダメ主人公の代名詞として非常に認知度が高く、更にBGM盗作問題がダメ押しした結果「スパロボKの『K』は黒歴史の『K』」と揶揄されることに。おかげで「『蒼穹のファフナー』は『UX』が初参戦」とネタにされる始末(劇場版については、たしかに『UX』が初参戦なのだが…)であった。ちなみに、これに反論が入る場合、『スパロボ学園』が初参戦とネタにされる。そしてソフト発売から5年経った2014年には、遂にスパロボ公式Twitterアカウントから自虐ネタとして扱われてしまった。
脚注編集
- ↑ 但し富野監督は同時に「自分にガンダムの全てを決定する権限は与えられていない」とも説明しており、事実上未確定の状態になっている。それに対し聞き手を務めていたサンライズのプロデューサーは「次の何かの機会に、しれっとそうなってる可能性はありますので」と答えた。
- ↑ 小説版『スーパーロボット大戦』はマジンカイザーとほぼ同デザインのゴッドマジンガーが登場するが、ボスボロットはTV版準拠であるため「細部の異なる」設定に当てはまらない上に、作中ゴッドマジンガーとボスボロットは共闘していない。
- ↑ マジンガーシリーズなら他に週刊少年ジャンプの漫画版『マジンガーZ』、『マジン・サーガ』、『Zマジンガー』、『ゴッドマジンガー』(SRW未参戦)が存在するが、ボスボロットは出ていない。そもそも、『ゴッドマジンガー』におけるゴッドマジンガーは甲児が初見で「俺の知らないマジンガー」と判断できるかどうかも怪しいレベルでマジンガーと似ていない。
- ↑ 実際には『ゼノグラシア』の企画自体は本家稼働開始より以前だったので、厳密には原作ではなく、クレジットでも本家は「原案」となっている。
- ↑ ただし、監督が本家を詳しく知ったのは(当時はアニメ側ゲーム側ともに開発作業など多忙だったのもあるのだろうが)「『ゼノグラシア』の放送が終わった後」であると本人が放送10周年記念の上映会で認めてもいる。
- ↑ 講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。
- ↑ 補足すると、編集に手間がかかっており1曲12時間、合計60時間もかかっているとの事。
- ↑ 『ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークス』89ページ目より。
- ↑ 事実、現在のシリーズ公式ラインナップからも外されている。