ギャブレット・ギャブレー
ギャブレット・ギャブレーは『重戦機エルガイム』の登場人物。
ギャブレット・ギャブレー | |
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外国語表記 | Gavlet Gablae |
登場作品 | 重戦機エルガイム |
声優 | 速水奨 |
デザイン | 永野護 |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | ペンタゴナ星系人(コアム) |
性別 | 男 |
年齢 | 20歳 |
身長 | 210cm |
所属 | 盗賊団⇒ポセイダル軍正規兵⇒13人衆⇒クワサン・オリビー配下 |
役職 | 13人衆 |
嫌いな物 | ミラリィ |
概要
元はコアムの地方豪族の田舎者で、ポセイダル軍で一旗揚げるという野望を抱いていた。
ところがダバ・マイロードと出会ってからは、彼の運命もまた大きく変わる事になる。
人物
2mを超える長身に紫の長髪を特徴とした、「貴公子」と呼ぶに相応しい美男子。
しかし、その見た目と裏腹に、性格面に関してはクールを気取っているものの、内面に関しては完全に三枚目。些細な事でムキになる激情家の本質に加え、女性にデレデレするわ、下心丸出しな動機で行動するわと、時に「奇行」とさえも呼べる数々の振る舞いには、もはや敵・味方を問わない形で度々呆れさせており、正に「残念な美男子」と化している。その為なのか、登場人物からは「ギャブレー君」と名前を君付けで呼ばれてしまう事さえもあった。
ヘビーメタルのヘッドライナー兼軍人としての能力に関しては非常に有能で、他のヘッドライナー達とは異なって状況に合わせる形でヘビーメタルを乗り換える事で、戦況を有利に持ち込む柔軟さも見せている(ただし、搭乗機の一つであったグルーンはリィリィ・ハッシーに持ち逃げされてしまっており、アモンデュール・スタックはうまく使いこなせなかった上に、それを開発担当したメッシュ・メーカーのせいにして彼の反乱軍への寝返りを招き、ダバの後継機として利用されてしまう事になっている)。その為、ポセイダル軍内では新参者でありながらも短期間で出世を重ねていき、「ヘッドハンター」という一種の独立愚連隊の指揮官に就任。遂には13人衆の一人にまで上り詰めた。
しかし、あまりに我欲に忠実な無軌道ぶりから、ポセイダル軍内では能力を評価されてもギャブレー個人に関しては信用の置けない人物と見なされてしまっており、ネイ・モー・ハンの部下であった時期は同僚であるアントン・ランドー、ヘッケラー・マウザーの二人に嫌われていた。また、本人に自覚があったか否かは不明だが、結果的に戦況が有利な方へ裏切る展開を続けてしまった事から、最終的にポセイダル軍とギワザ・ロワウ率いる反乱軍の双方から完全に信頼を失う事になっており、特に近衛軍のリョクレイ・ロンからは「ギャブレーの日和見!」とまで罵倒されてしまっている。
OVA短編「レディ ギャブレー」では、ファンネリア・アムやガウ・ハ・レッシィをも凌駕する妖艶さを漂わせた女装姿を披露し、「そっち方面」でも類稀なる才覚がある事を実証している(詳細は迷台詞の欄を参照)。そのシーンがあるからか、『リアルロボット戦線』では「誘惑」の精神コマンドが使える。
劇中の行動からも、客観的に見ればかなり不義理で自分勝手な人物と言えるが、物語がシリアスに進んでいく中でもギャブレーのみはギャグキャラクター的な立ち位置は変わらなかった為か、一種の清涼剤的な存在となっており、ライバルキャラクターとしての扱いはイマイチだったが、主人公のダバを上回る人気キャラクターとなっている。また、その人気からか彼の活躍をまとめた『私の名はギャブレー』というムック本まで発刊されている。
劇中の様相
コアムの地方豪族として生まれたギャブレーは、優秀な成績を収めていた事から故郷の者達から大きく期待され、立身出世を目指してポセイダル軍への仕官を果たすべく、中古ヘビーメタルのアローンを金を集めて入手し故郷を出る。それからしばらくして、「ダバ一行の飯を食い逃げする」という何とも間抜けな出会いを経て、ギャブレーの物語は大きく動いていく。
その後、ポセイダル軍への入隊を目指していたはずなのに、成り行きでミヤマ・リーリン率いる盗賊団の一員となり、リーリンが部下であったハッシャ・モッシャに殺された後は、盗賊団の頭に納まる。だが、ダバに先んじてアマンダラ・カマンダラ(実は真のオルドナ・ポセイダル)と出会った事により、彼から正規軍の士官のポストを用意されるが、彼は自力で成り上がるという理由で断り、盗賊団のメンバー共々一兵士としてポセイダル軍に入隊を果たす。
当初は13人衆の一人であるチャイ・チャーの部下となっていたが、彼の戦死後は同じく13人衆の一人であるネイに見込まれて配下となり、徐々に軍人として、そしてヘビーメタルのヘッドライナーとしてもめきめきと頭角を表していく。ネイの愛人で13人衆の実質的筆頭であるギワザ・ロワウにも見込まれた結果、最新鋭の巡洋艦であるスレンダースカラを与えられ、彼直属となる反乱分子の鎮圧部隊「ヘッドハンター」の指揮官へと就任する。ただし、完全に信頼を得ていた訳では無く、また自身の直属の部下となっていたイレーネ・イルスを始めとする面々からも、距離を置かれるどころか嫌われてしまっていた。これは、ギャブレーの奇行ぶりのみならず、本来はイレーネの方が新参者であったギャブレーよりも階級が上であった事も起因していたのだと思われる。しかし、自らの活躍と13人衆の一人にまでなった出世街道によって徐々に信頼を勝ち取っていったらしく、特に部下の一人であるパメラからは異性として本気で想いを寄せられるまでに至っているのだが、彼女はポセイダルへの反乱を決意したギワザの暗殺を目論んだフル・フラット率いるサート・スター軍との交戦の中で命を落としてしまう事になる。それに激昂した事でフラットの打倒を望むも、自身以上にヘビーメタルのヘッドライナーとしての技量を備えていた彼女の駆るガイラムには、一矢報いる事しか出来なかった。
そんな中、一目惚れしてしまっていたポセイダル近衛師団の司令官クワサン・オリビーが、ギワザによって捕らわれているのを知った結果、彼女の素性を知る由も無いまま、救出すべくサージェ・オーパスに乗り込んできたダバに協力するのだが、後先考えなかった行動によって実質的にポセイダル軍はおろかギワザをも裏切る結果となった為、身動きが取れなくなってしまう。ポセイダル軍とギワザ双方の腐敗しきった実態を目の当たりにしたこともあってか、一人悩んだ末に、想いを寄せるクワサンを守る為に戦う事を決意。リョクレイに追い詰められるダバの助太刀に入るが、流石にイレーネを始めとする部下達まで巻き添えにしてしまう事までは望まなかった結果、彼女達にはポセイダル軍の指揮下に入るよう言い渡し、一人反乱軍側につこうとする。だが、イレーネ達からは、自身への「最後のご奉公」として、ギワザの艦隊に向けて戦略ミサイル、プラネット・ボンバーを発射する形で援護され、これが反乱軍勝利の大きな決め手となる。そして、スヴェートの最深部にバッシュで乗り込み、窮地に陥っていたダバのエルガイムMk-IIを助太刀する形でアマンダラが駆るオージと対面。全てを見透かしたような「お前の時代は終わった!」という台詞と共に引導を渡し、エルガイムに乗り換えて小型シャトルで一人脱出したギワザをバスターランチャーで撃ち落としたダバを救出。彼のライバルに相応しい形で戦いの終局を迎えた。
ポセイダルとギワザの双方が打倒された後は、クワサンが完全に精神崩壊を引き起こしてしまった結果、「『お兄ちゃん』と呼ばれるのは本意ではない」のを理由に彼女をダバに委ねるが、その姿は寂しげであった。
なお、ムック本『私の名はギャブレー』に収録されている、本編の冒険小説風な後日談である『白いヘビーメタル』では、ギャブレーが主人公を務める。反乱軍勝利に貢献していた事から、ギャブレーは新政府の重鎮となっていたが、長らくポセイダル軍やギワザに従っていた事実から疎まれており、自身もそれを自覚していた為か、不穏分子の鎮圧を目的とした独立部隊の隊長に就任。就職先こそ違えど無事に一旗揚げた姿を見せているが、反面、異星人との邂逅を果たしてしまう等、人騒がせぶりも健在である。
登場作品と役柄
後述の通り、数多くのヘビーメタルに搭乗しているがスパロボにおいては殆どバッシュとアシュラテンプルのどちらかにのみ搭乗している。
『エルガイム』の説得対象キャラ代表のポジションだが、SRWでの原作再現は長くても中盤からで、複雑な人間関係もその面々が参戦機会に恵まれないためギャブレーの転身も少なく、結果的には(負け役の敵ネームド担当ではあるにせよ)負の面が随分和らいでいる。
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。序盤から敵として登場。最初はバッシュに、再登場後は一貫してアシュラテンプルに乗る。
- 主人公がリアル系で、なおかつ複雑な条件を満たした場合のみ、フル改造状態のアシュラテンプルに乗った状態で仲間にできる。精神コマンドも優秀であるため、即戦力としていきなり1軍で活躍可能。彼が加わるとアトミックバズーカを入手できる可能性があるのでかなり重要なのだが、そのルートに進むとなんとアマンダラと決着を付ける「オルドナ=ポセイダル」で出撃不可になってしまう[1]。仲間にならないと原作と異なり戦死してしまうので、主人公がスーパー系だと確実に死んでしまう。なお、クワサンの精神が崩壊しないので、仲間にした場合は、エンディングでクワサンにプロポーズしようか悩んでいる事になっている。原作を思うと幸福な悩みと言える。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 『第4次』と同じ扱い。今回味方になるエルガイム系のパイロットは彼とクワサン以外、全員ボイスつきである。そう考えると先述の戦死も含めて不遇かもしれない。
- スーパーロボット大戦F
- 今回から声が入った。顔グラフィックも複数用意されている。初登場時に連邦兵をイベント戦闘で倒す。通常顔は端正な顔立ちとなっているが、攻撃時はかなり崩れている(その凄まじさたるや、一部で「顔芸」などと言われるレベル)。
- 序盤はバッシュに乗るが早くもアシュラテンプルに乗り換える。他のHMには一切乗って来ない。大体はネイ達と共同して襲って来る為出番も多く、顔グラと相まって印象に残ったプレイヤーも多いだろう。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 隠し要素でポセイダルルートで条件を満たすと仲間になる。リリス・ファウ同乗も出来る上に集中を持ち2回行動も会得済みな点からダバよりも使いやすいが、射撃攻撃力がそれ程高くないのが玉にキズ。キャラ的に立ち位置が似ているマシュマー・セロとの戦闘前会話がある。
- 仲間にしない場合でも、生き残って密かにエンディングに登場しており、外宇宙の探査へ向かうヱクセリヲンに忍び込んでいる。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シナリオ「ノー・リプライ」でクワサン、ダバの順に説得すると仲間になる。ダバより2回行動の習得が早く、より実戦的といえる。必修精神コマンドは熱血、魂。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- 2回行動が廃止されたものの、集中を確定で覚えるという点で、ダバより安定性で勝る。その他の必修精神コマンドは熱血。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- シナリオ「ドリマーズ・アゲイン」で正式な仲間に。参入時の乗機はバッシュ(捕獲機と性能が細かく異なる)。台詞も大幅に追加され、ミラリィが乗ると嫌がるセリフを発する。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場は第2章の序盤。辺境惑星への偵察らしいのだが、本人は物凄く不満。ボス仕様の強力なバッシュに乗って襲ってくる。ある程度HPを減らすと撤退してしまうので強力な攻撃で撃墜しよう。
- 登場ステージでは未確認の出撃不可ユニットがなく、仲間にならないのは予想通りだが、第7章はハッシャと共に裏方で対ポセイダルの決戦を支援する。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年1月開催のイベント「リベリオン」より登場。シナリオ面では、これまでのSRWシリーズと比較して原作の惚れっぽさが顕著に出ており、他作品の女性キャラに一目惚れる描写が多く見られる。2019年2月開催のイベント「未練を振り切って」では主役の一人として描かれる。
- ユニットとしてはアシュラテンプルに搭乗。
- スーパーロボット大戦30
- ポセイダル正規軍に加入した状態から始まる。搭乗機体はバッシュとアシュラテンプル。イベント内でアモンデュール・スタックにも搭乗するが、原作通りろくに扱えず、イベントが終わる前に即座に乗り換える為、同機とは戦えない。
- サイドミッション「マイ・ラブ」ではクワサン・オリビーを奪還して自軍入りする。さらに、条件を満たすことでネイを救い出すという殊勲も果たす。一方、サンフランシスコでは、ギワザのリゾート地にする為の制圧作戦の指揮を嫌々ながらやらされるという中間管理職の悲哀的な面も見せる。ちなみにそのシナリオでは女装姿のダバに一目惚れしてしまう等、ギャグ的なシーンもあったが、ダバの気遣いによって正体は伏せられた。
- なお、サイドミッションやオリビーとネイのフラグを無視しても、加入は遅くなるもののギャブレーだけは必ず仲間になる。新規収録が無いため特殊戦闘台詞に恵まれていないのが残念だが、確定加入という意味では中々に良い扱いではないだろうか。
- 彼自身は非常に優秀なパイロットなのだが、機体に恵まれてない感が否めない。ヘビーメタルにはエルガイムMk-IIと同等の攻撃力を持つ機体が他にないのが難点。アシュラテンプルに乗せて使うのが無難だが、今度は「希望」を習得するオリビーやアム、今回貴重なてかげんとMAPWを両立できるネイが対抗馬になる。活かすならエースボーナスを利用したバスターランチャーでの反撃役か。
関連作品
- リアルロボット戦線
- アシュラテンプルやアトールに乗り、敵として登場する。
- ハマーン・ロシュルートのみ、ムジカが説得すれば仲間に加わる。能力は高いが、なぜかダバ達と顔を合わせても全く会話しない。オリビー登場の際には追加台詞がある。
- Another Century's Episode
- Another Century's Episode Portable
パイロットステータス
能力値
SRWではダバと対等の能力値を持っており、やはりライバルキャラクターの面目は保たれている。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
エースボーナス
- 敵対する軍勢のフェイズ時に与ダメージ1.2倍、被ダメージ0.7倍。
- 『30』で採用。スーパーエキスパート敵対時でも習得するため、PPで攻撃するとクエスター並みのダメージカット率を発動する。加えて底力とガードも高レベルで兼ね備え、彼の乗るアシュラ・テンプルやバッシュは恐るべきしぶとさを見せる。何度やられてもその度に再起するギャブレーのキャラを体現したボーナスである。
パイロットBGM
- 「エルガイム-Time for L-Gaim-」
- 前期OPテーマ。
人間関係
ポセイダル軍
- アマンダラ・カマンダラ
- 正規軍入隊のきっかけになった人物。ダバと共に次なる操り人形と見込まれた若者であったが、ダバとは別の形で彼の想定外の行動をとることになる。
- チャイ・チャー
- 13人衆。正規軍入隊後の最初の上司。原作の序盤ではギャブレーに鉄拳を食らわせていた時もあった。
- とはいえギャブレーとしては、チャイの度量を早くに見限っていた様子。
- ネイ・モー・ハン
- チャイの次の上司。一目惚れに加えて瞳を褒められたのが嬉しくてしばらく夢中になっていたが、彼女の意向に反して反乱軍追撃を直訴した時に往復ビンタを貰い、さらに手薄になった基地を壊滅させるための囮に使われた事を知って気持ちが醒めた。
- ちなみにどこかの誰かのように「汚名を挽回してみせろ」とか結構シャレにならない事も言われた。
- ワザン・ルーン
- ネイの次の上司。当初は彼を快く思っていなかったが、連携でダバを追い詰めていた。
- リィリィ・ハッシー
- 上司。彼女の歪んだ思想と野心には呆れていた。
- ギワザ・ロワウ
- ミズンにおける反乱軍掃討の功績としてギワザから遊撃隊の参謀に任命されたが、個人的には気に入っておらず、興味を失ったネイと併せて「オッサンとオバン」と内心毒づいていた。後にオリビーの件でさらに反感を強める。
- ガウ・ハ・レッシィ
- 元13人衆で後に反乱軍。最初は興味がなかったが後に惚れてしまったらしく「ギャブレット様」と呼ばれる妄想をしていた。無論、まず有りえない。
- アントン・ランドー、ヘッケラー・マウザー
- 一時的にネイのもとで同僚だったが、どうも白い目で見られていたようで、アントンからは「せこいドブネズミ」と罵られた。
- ハッシャ・モッシャ
- 部下。盗賊団リーリン一家、反乱軍を経て正規軍に寝返る。
- クワサン・オリビー
- ダバの義妹であり惚れた相手。終盤のギャブレーの行動は全て彼女の為だった。
- リョクレイ・ロン
- 終盤にてギャブレーのあまりの無軌道な行動ぶりに激怒し、「ギャブレーの日和見!」と罵倒される形で交戦している。
- ミヤマ・リーリン
- SRW未登場。ダバ一行を狙う彼女と接触し、死の間際に彼女から盗賊団の頭の座を託される。
- イレーネ・イルス
- SRW未登場。物語中盤でギャブレーが与えられたプラネットボンバー(惑星爆撃艦またはミサイル巡洋艦)であるレイ級の艦「スレンダースカラ」の艦長。
- 逆立った茶髪が特徴の女性。最初はネイの息がかかった監視役に近い存在でお飾りの参謀と侮られていたようだが、結局のところ最終決戦までの付き合いとなった。
- 最終話で反乱軍へ寝返ったギャブレーからは彼女と部下を反逆者とはしないために「正規軍の指揮下に戻れ」と言われていたが、「ギャブレー君に最後のご奉公だ」と称してプラネットボンバーで多数のギワザ軍の艦を沈め、勝利に貢献した。
- その後ダバを見送る一行の中に姿が見えるため、反乱軍側に投降した様子(ギワザ撃破後すぐに反乱軍に通信を入れ投降が受け入れられた正規軍の部隊がいたが、状況的に彼女達だったと思われる)。
反乱軍
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- マシュマー・セロ
- 様々な意味で似た者同士。『F完結編』では会話イベントが用意されている。
- ティファ・アディール
- 『X-Ω』のイベント「男よ、その手でつかめ!」では彼女に一目惚れする。
- ガロード・ラン
- 『X-Ω』のイベント「男よ、その手でつかめ!」ではティファを巡って争う相手として対峙する。
- アレンビー・ビアズリー
- 『X-Ω』のイベント「男よ、その手でつかめ!」にて敵対。自身がポセイダル13人衆である事を誇るギャブレーに対し「地位を振りかざすところがかっこ悪い」と突っ込む。最終的には彼女とアムのコンビの前にハイ共々追いつめられる事に。
- アルベオ・ピピニーデン
- 『30』では彼のことを陰で「浅ましい男」呼ばわりし嫌悪していた他、彼らザンスカール帝国が企てる地球クリーン作戦にも乗り気ではなかった。
リアル系
- ミス・ギャブレット・ギャブレイ
- 名前が似ている『戦闘メカ ザブングル』の登場人物。女性。ちなみに、登場は彼女の方がギャブレーよりも先である。
- 『リアルロボット戦線』で共演し、「自分の名を騙る者」として争うシナリオがある。しかし、彼女はSRWには出演しておらず、当然ギャブレーとの絡みも無い。
- サラマンディーネ
- 『X-Ω』のイベント「リベリオン」では彼女に一目惚れする。
- ハイ・シャルタット
- 中の人が同じ、且つ似た者同士な人物。『X-Ω』のイベント「男よ、その手でつかめ!」にて共闘し、彼と声が似ている点を「似た声でややこやしい」とアムに突っ込まれている。
- エンブリヲ、アゲハ隊
- 『X-Ω』のイベント「未練を振り切って」ではアマンダラを打倒しダバやクワサン達と別れた後にスカブコーラルのある地球に跳ばされ、彼らに拾われ配下とされ、彼らの悪辣な人間性を内心嫌悪しながらもアネモネを解放するために付き従うが、最終的にはアネモネを救うために彼らに反旗を翻す。
- アネモネ
- 『X-Ω』のイベント「未練を振り切って」では彼女に一目惚れし、彼女を救うために奮闘する。最終的に彼女への想いを諦める事になるが、自分の為に戦ってくれた事を彼女からも深く感謝されており、「いつかいい人が見つかる」と励まされている。
- ドミニク・ソレル
- 『X-Ω』のイベント「未練を振り切って」では当初はアネモネを巡る恋敵として敵対するが、彼のアネモネへの無尽蔵の愛を知った事で彼をアネモネに相応しい男と認め、彼の危機を救うと共にアネモネを助けるために共闘する。
- アデット・キスラー
- 『X-Ω』のイベント「未練を振り切って」では全てが終わった後、彼女を恋に誘うが、既に恋人がいる事を告げられ、早速失恋してしまう事に…
スーパー系
- 獅子王凱
- 『X-Ω』のイベント「スターダスト・ネビュラ」にて敵対。彼の持つGストーンを狙う。
- アマラ、モコ
- 『X-Ω』のイベント「スターダスト・ネビュラ」では自身に取り入ってきた彼らを部下として迎えるが、彼らの真意は自分達の目的のためにギャブレー達ポセイダル軍を利用しようという魂胆だった。
- アルテア
- 『X-Ω』のイベント「希望はいつもその胸に」では、ポセイダル軍残党を追う中で彼らに助力。彼の方は、アルクトスで受け入れていたダバからギャブレー達の話を聞いており、彼の紹介でダバと再会する…。
バンプレストオリジナル
- ジュスティヌ・シャフラワース
- 『F』にて、彼女にいきなり「ギャブレーちゃん」呼ばわりされてしまう。
- ちなみに原作でのネイからも、上述の反乱軍追撃を進言した後に陰で「ちゃん」付け呼ばわりされていた。
名台詞
- 「ただの中古も、乗る者によっては超高性能になるってことを見せてやる!」
- 第3話「カミング・マン」での初戦闘シーンより。アローンに乗って盗賊団リーリン一家の前に飛び出しつつ。「モビルスーツの性能の違いが~」のギャブレー版だろうか。
- 実際、量産型HMであるアローンの更に中古品にもかかわらず、ローラースケーターばりの機動で盗賊団の攻撃をかい潜りながらリーリンの目の前まで迫って見せた。操縦技術に関しては決して口だけではない。
- 「あの連中では、この程度のもんだな。ダバ・マイロードと言ったな…癇に障る男だ」
- 同上。ミヤマ・リーリンに接触し、「エルガイムを倒すには3倍の戦力がいる」「私の助けがいるのなら頼まれてもいい」などと忠告するが、突っぱねられる。その後、撤退する盗賊団を見ての台詞。
- 「男は戦場で死するのが本懐! 机の前で生きながらえる気はございません!」
- 第17話「ライム・ライト」にてギワザ・ロワウへの通信。
- 中型艦スレンダースカラとA級ヘビーメタルのバッシュを与えられたとはいえ、遊撃隊の作戦参謀という正規軍での出世コースとはあまり言えない地位につけられた事への不満に加え、政治家のようになっているギワザへの当て擦りも含まれているようだが、当のギワザには蛙の面に水という体だった。
- 「余計なお世話だ、私は若い。それだけが取り柄なのだ、心配しないでくれ…ほれ、ほれっ!」
- 第20話「スター・ダスト」より。トレーニングルームで汗を流しているところ、「戦闘が無い時ぐらい静かにすれば」とイレーネ艦長に忠告されての返事。
- 軍内で若さや新参を理由に侮られることが大概で、鬱憤がたまっているのだろうが、マッスルポーズを決めるのでかなり鬱陶しがられている。
- 「冗談ではない! 兵器は、単一機能を画一にこなす物でなければならん!」
- 第26話「サーチII」より。アモンデュール・スタックの変形機能を「役に立たない」と酷評。兵器には性能だけでなく信頼性も重要なので、決して的外れな指摘ではない。
- むしろギャブレーの軍人としての真っ当さの現れなのだが、この発言が元で技術者メッシュ・メーカーの離反を招き、結果的にエルガイムMk-IIを反乱軍にもたらす事となってしまう。
- ギャブレー「打倒ポセイダルだけしか考えられん貴様に…愛の痛みが分かるかっ!?」
ダバ「一目惚れなんて、愛じゃないんだよ!!」
ギャブレー「愛にしてみせると言っている!!」 - 終盤におけるダバとのクワサンを巡る争いの一幕。「愛」という言葉に対して、どこか冷めたダバとの対比でもある。
- さらに「言葉に溺れている」と突き放すダバに対して「私が言わなきゃ、お前には分からんだろう!!」と切り返した。
- 実際、「ポセイダルの打倒しか考えていない」というギャブレーのダバへの指摘は間違っているとは言えず、ラストに起きたクワサンの悲劇を見ると、より説得力のある物となってしまっている。
- ちなみに、SRWにおいてギャブレーが精神コマンド「愛」を習得するのは、おそらく上記の台詞に由来するのだろう。
- 「女は引っ込んでろ!」
- そして、ギャブレーとダバの間に割って入るアムに対して、ギャブレーとダバは同時に叫んだ。富野節の名物台詞。
- 後に『逆襲のシャア』におけるシャア等、多数のキャラクターにリスペクトされている。
- 「お前の時代は終わった!」
- アマンダラに対しての台詞。ダバを差し置いてのアマンダラへのとどめといえるセリフであった。
- 「"ギャブレーさん"ではなくて…"お兄ちゃん"と呼ばれ続けるのは、私の本意じゃない…」
「あれは…一生治らん! ダバめ…」 - 最終決戦中はクワサンの愛を勝ち得た、という興奮の真っ只中にあったギャブレーであるが、その後、彼女の精神崩壊という、どうしようもない現実を思い知り、苦渋の選択をする事になる。
- 最後の「ダバめ…」という言葉は、オルドナ・ポセイダルの打倒に拘り過ぎて彼女を危険に晒した結果、精神を崩壊させてしまったダバに対する「憤り」とも取れなくもない。
迷台詞
- 「薄味の都会ぶった味は余り好まぬが…」
- 第3話「カミング・マン」における初登場時の台詞。見ず知らずのアム(味付けはリリス)が作っていた朝食を盗み食いした直後なのだが、勝手に食べておいてあんまりな言い草である。しかも「金を出せる味ではない」とまで言う(どうやら中古のアローン代を捻り出すのに借金まみれとなったらしいが)。なお、ダバがリリスに味見させられた時は緩んだ表情で「絶品!」とコメントしており、ダバとは味覚のセンスが決定的に違っている模様。
- 「奴らは、私を侮辱したのだよ。たかが食い物の事でだ。それは許せん」
- ダバ一行を追うリーリン一家に入れ知恵した理由をこう話す。勝手もいいところなのだが、それを知ってか知らずかリーリンにはやたらと気に入られた。
- ちなみに、ラストでハッシャに嵌められた彼女の遺言を聞いたがために、しばらく盗賊団のお頭をやることになってしまった。
- 「これは…A級ヘビーメタルのバッシュ!」
「カッコいい! …が、こんな所にバッシュを置く…グライア専門の私への当てつけか…? 勝手に使ったら怒られるだろうなぁ。乗ってみたぁい」 - 第17話「ライム・ライト」より。作戦参謀として配属となった、中型艦スレンダースカラ内部にて見つけたバッシュへのコメント。
- 完全に大好きな玩具を見た子供のそれであり、これを後ろで見ていた部下二人に笑われてしまい赤っ恥をかく事に。
- ギャブレー「オリビー様! アトールとはどんな形をしておりますか!? 涙で曇って私には見えません!!」
オリビー「フフフ…そなたと同じ、良い顔をしておる」
ギャブレー「く、くあああああっ!!」 - オリビーからアトールを受領した時、本気で泣いてしまった。さらに「良い顔」とオリビーに言われ、今度は感激のあまり吼えた。すっかり手玉に取られていないだろうか…。
- 「私はギャブレット・ギャブレーだ、義に死してこそ華だと思わんか!」
- 最終決戦におけるポセイダル軍・ギワザ軍・反乱軍の乱戦の中、ギャブレーらは孤立していたのだが、ギャブレーは独断で反乱軍に味方すると宣言。
- 副官のイレーネ・イルスが通信で抗議するも、モニター一杯のドアップになって啖呵を切った。ちなみに、イレーネには「なんと能天気な…」と頭を抱えられた。
- 「ダバ…。カム・ヒアー」
「これからは、若けりゃいいってもんじゃないのよね…」
「大人の色気。ただよう気品。あふれる教養」
「ミーハー? ノン・ノン・ノン。ダメねぇ。オホホホホ…」 - 以上、OVA短編「レディ ギャブレー」にて女装したギャブレーがダバを誘惑した際の台詞。ギャブレー役の声優・速水奨氏の怪演が光る。
- ちなみに、ギャブレーの妖艶な女装ぶりはダバ等の男性陣を魅了し、アムやレッシィといった女性陣を嫉妬させた程であった。
- 「ま、ま、ま、ま、待て! 私は男だァーッ!」
「見ろ! 正真正銘の男だッ! ホラ、ホラ、ホラ!」
「クッ…。ガァァァァァァァッ!」 - 女装したギャブレーに惚れたダバ…もといキャオに迫られて。どうやら、ギャブレーにはソッチの気は無いようである。
- なお、その際にギャブレーは女装を解き、わざわざ半裸になって自分が男であるとキャオに見せつけているのだが、「男の方がもっと好き」なキャオに対しては逆効果だった。
- その結果、ギャブレーはキャオに唇を奪われてしまう…。合掌。
スパロボシリーズの名台詞
- 「戦えるのか、今の貴様が?」
ダバ「ブランクはあるさ。だが、腕を鈍らせたつもりはない」
「そういう話ではない。貴様が表舞台から姿を消したのは、クワサンの為と覚悟を持ってのこと」
「だが、今一度戦いに戻れば、貴様自身がペンタゴナを捨てたことを悔やむだろう」
ダバ「それは…」
「貴様はクワサンを捨ててでも、戦場に戻る覚悟があるのか、ダバ・マイロード」 - 『X-Ω』のイベント「希望はいつもその胸に」より。ペンタゴナからアルクトスに移住していたダバに再会した時の台詞。
- ダバがアルクトスへの移住を決めたのも、ヤーマン王朝の名が知れ渡っている場所ではクワサンと静かに暮らすことができないからの決断であった。そのアルクトスにポセイダル軍の残党が現れた際、アルテアが引き合わせたダバに対して、敢えて辛辣に当たる事でダバを戦場に戻らせまいとした台詞である。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「ギ、ギャブレーちゃん!? ええい! 勝手に変な呼び方をしないでもらおう!」
- 『F』「ジェットスクランダー危機一髪!!」より。共同で追撃作戦にあたっていたセティに「ちゃん」付けで呼ばれた時の反応。もし、相手がセティでは無くあの人でも全く同じ台詞を口にしていただろう。
- なお、原作ではレッシィに「くん」付けで呼ばれてからかわれているが、ギャブレーの聞いてない所では彼女も「ギャブレーちゃん」呼ばわりしていた。
- 「何っ、貴様ら! 私の許可なくゲームを終えるというのか!」
- 『GC(XO)』の中断メッセージより。なんでギャブレーの許可が必要なものか…。
- 「ここは我々が助太刀しよう!」
「このギャブレット・ギャブレーとその仲間たちが…!」 - 『X-Ω』のイベント「希望はいつもその胸に」初登場時の台詞。
- アルクトスの街がポセイダル軍残党に襲撃される際、颯爽と駆けつけたまではいいのだが、「その仲間たち」に括られたレッシィやキャオからは非難轟々であった。
- 「フフ、名乗りを上げるなら、元13人衆の私が相応しい! それだけのこと!」
- その非難轟々に対して屁理屈を述べるが、突っ込みを入れたレッシィも元13人衆のメンバーである。そもそも、悠長に名乗りを上げている場合ではない。それら全ての突っ込みがレッシィ本人から直接飛んでくる。
搭乗機体
彼の乗ったヘビーメタルは多岐にわたり、アモンデュール・スタック以外のどの機体に乗ってもそのポテンシャルを最大限に引き出せるほど凄腕のパイロットであったが、ダバとの戦いでは連戦連敗なので、本当の実力は今ひとつ判りにくい(むしろ富野作品のライバルとしてはありがちだが)。また、レッシィからは「マシンに頼るクセがある」と酷評された事もある。だが、それだけ戦っても量産型のB級HMに搭乗時以外では撃墜されず、生き延び続けているためギャブレーには非凡な操縦技能がある事は確か。以下に記すのはSRWに登場した機体である。
- アローン
- 初登場である第3話にて搭乗。リーリンの部下曰く「親戚中の金を集めて」中古で購入したらしいが、ダバに敗北した後置いて逃げてしまった。
- 第5話でも再び搭乗している。
- グライア
- バッシュを与えられるまでの間に搭乗。
- バルブド
- 慣らし運転に1回だけ搭乗。
- バッシュ
- 初搭乗となるA級ヘビーメタル。アシュラと併用し、最終話での最後の乗機。
- 『F』や『GC・XO』ではフルチェーン寸前状態で参戦。
- アシュラテンプル
- 2機所有し、1機目を自爆に使いエルガイムを中破させた。
- アモンデュール・スタック
- ギャブレーが唯一ポテンシャルを引き出せなかった機体。後にミラウー・キャオによってどさまぎに奪われ、エルガイムMk-IIへと改造された。
- グルーン
- 2機所有したが、1機はリィリィにぶんどられた。
- アトール
- 最も愛したヘビーメタル。
- スレンダースカラ
- ギワザから与えられたレイ級の惑星爆撃艦。
余談
脚注
- ↑ より正確には強制出撃するメンバーの中にギャブレーがいない。