ジェレミア・ゴットバルトは『コードギアス 反逆のルルーシュ』および『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。
ジェレミア・ゴットバルト | |
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外国語表記 | Jeremiah Gottwald |
登場作品 | |
声優 | 成田剣 |
デザイン |
CLAMP(原案) 木村貴宏 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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異名 | オレンジ |
種族 | 地球人(ブリタニア人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 皇暦1989年8月2日 |
星座 | 獅子座 |
年齢 | 28歳 |
血液型 | A型 |
所属 | 神聖ブリタニア帝国(純血派)→神聖ブリタニア帝国(シュナイゼル旗下)→ギアス嚮団→黒の騎士団→神聖ブリタニア帝国(ルルーシュ旗下)→民間 |
役職 | 指揮官→ 管理官・代理執政官兼任→兵士→実験体→工作員→ゼロの私兵→ナイトオブワン |
概要
神聖ブリタニア帝国の軍人。純血のブリタニア人であり取り分け王族への忠誠を誓う兵士らで構成された一派、通称・純血派を率いる若手将校。
ブリタニア王族第3皇子クロヴィス・ラ・ブリタニア殺害の犯人を名誉ブリタニア人(日本人)枢木スザクとし、濡れ衣を着せて公開処刑を行うところをゼロのギアスに引っかかり屈辱と共に逃がされた。その際、汚職か何かの疑惑を示唆するような体で「オレンジ」というはったりの名を言われたことから、ブリタニア軍人からはジェレミアへの侮辱の通称としてオレンジと呼ばれるようになる。
以降、ゼロ打倒を誓い、追い続けるのだが……。
ジェレミアの異名である「オレンジ」という名は、スタッフや視聴者からも「公式として認められたネタ」として親しまれている。
人物
ブリタニアの名門であるゴットバルト家出身で、辺境伯の爵位を持つ。若いながらもブリタニア軍の指揮官を任される程の優秀な軍人だが、戦闘時には自らKMFを駆って出陣する程の好戦的な性格で、傲慢な野心家でもある。KMFの操縦技量も、第五世代機とはいえ旧式化しつつあったサザーランドで、紅月カレンの紅蓮弐式と渡り合う等、非常に高い。
しかし、普段の振る舞いが大きな仇になったのか、ゼロのギアスに操られてしでかしてしまった大失態の後は、基本的に同胞に紳士的なギルバート・G・P・ギルフォードや部下のキューエル・ソレイシィにまで「オレンジ」呼ばわりされるようになってしまい、この事からも、元からジェレミアは味方であるブリタニア軍内でも嫌われていた事が伺われる。
しかしその傲慢さも野心も、「自分のような皇族への高い忠誠心を持つものが地位を持たなくてはならない」という強い決意の裏返しであった。『ピクチャードラマ・DVD5巻』のスザク処刑前夜では部下のヴィレッタ・ヌゥに、自分が8年前の初任務でアリエス宮の警護任務を受けていたが、尽力も叶わず忠誠を誓っていたマリアンヌを死なせてしまったことを悔いていること、そして同じ過ちを繰り返さないという決意から、たとえ卑怯な手段を用いても、皇帝の懐刀を担うナイトオブワンにまで伸し上がろうとしていることを自身の口から語りつつヴィレッタの前で涙まで流している。
『R2』におけるジェレミアは、数奇な運命に翻弄されて苦難を送った末に忠義を尽くすべき主を見つけた事もあってか、かつての傲慢さは全く見られず、ルルーシュへ忠節を尽くす高潔な騎士として、多くの視聴者の記憶に焼き付いている素晴らしいキャラクターに成長。日本が解放されてからは日本人を蔑称であるイレヴンではなくきちんと日本人と呼んでいる。その様は本編のOPにも強く現れており、オレンジ色の夕日に燃える砂漠をバックに歩く姿が印象に残る。忠義を全うするための権力に固執し、時には狡猾な一面すらあった姿は最早どこにもない。泥水を啜ってでも忠義を全うしようとする漢の姿がある。
なお、リリーシャという妹がいるが、DVD特典のピクチャードラマで名前と存在が出ただけとなり、劇中では一切登場していない。
来歴
第一期
第三皇子であるクロヴィスの暗殺は、犯人であるルルーシュが彼自身につながる証拠を残さず行い、誰の犯行であるか判明しなかったため、名誉ブリタニア人の枢木スザクがやったものとして、彼を処刑して軍を完全に純血派で掌握しようと目論んだが、逆にそれが自身の運命を大きく狂わせていく事になる。
ルルーシュが変装したゼロによって、「オレンジ疑惑を公表するぞ」という身に覚えのない脅しをかけられ(ゼロは何かの疑惑を示唆するかのように言っているが、実は完全なハッタリ)、更にはギアスによってゼロを追撃しようとした味方を「全力で」妨害してしまう(通称:枢木スザク強奪事件。小説版では通称で「オレンジ事件」とまで言われている)。
この結果、ブリタニア内で完全に信用を失ってしまったジェレミアは、周囲から散々「オレンジ」呼ばわりされて、階級は3階級降格処分となり完全に失脚、ゼロに深い恨みを抱き、復讐を誓う[1]。ナリタ攻防戦にて「汚名を晴らす」為に奮闘するも呆気なく敗退。紅蓮弐式の輻射波動を受け、強制脱出して生還するものの、一人放浪してゼロの名を叫んだ直後に、身体に受けたダメージによって遂に倒れてしまう。
その後、自身がクロヴィス・ラ・ブリタニアを守れなかった責任を押し付けて失脚させたバトレー・アスプリウス傘下の研究員達に回収され、C.C.の特性「CODE-R」を疑似再現する為の実験適合生体として改造処置を施されてしまう。軍内の死亡リストに名が載っていた事からも、軍籍は完全に剥奪されてしまったようだ。この後、彼はルルーシュにも劣らぬ波瀾万丈な人生を歩むこととなる。
ブラックリベリオン発生時、培養液の入ったポッド内で未調整の状態で覚醒するものの、ゼロのブリタニアへの降伏勧告で情念を暴走させてしまう。言動は完全に支離滅裂となっており、バトレーの制止を完全無視して実験機のKGF(ナイトギガフォートレス)であるジークフリートに搭乗。もはや復讐心に支配されるがまま、ゼロとC.C.の搭乗するガウェインに猛攻撃を加えるも、神根島にて、C.C.のみが搭乗したガウェインにスラッシュハーケンで機体を拘束された状態で、そのまま海中に沈んでいった。
R2
死んだと思われていたジェレミアだったが、後にV.V.の配下として、完全に調整された状態でルルーシュ・ランペルージの前に再び現れる。この時はV.V.からギアスの存在や、自分を貶めたゼロがルルーシュということを知らされており、更に完全な調整が終わった副産物として、左目にギアスの効果を解除する「ギアスキャンセラー」を宿し、それを制御する機械式のマスクを装着している。V.Vの命令に従い戦うかに見えたが、彼はマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアの遺子であるルルーシュの戦う理由を確かめる為に、V.V.を欺いて来たのだった。「母の仇を討つ」というルルーシュに、かつての自らの失態によってマリアンヌが死んでしまった事実を告白したジェレミアは、ルルーシュの力となって戦うことを願い、認められる。
新たに忠義を尽くす主を見つけたジェレミアは、高潔な精神に見合って戦闘力も格段にあがっており、ナイトオブラウンズ二人相手に互角以上に戦っていた。無論、KMFの操縦技術も健在で、既に旧式化していた純血派の原点たるサザーランドの可翔式に搭乗して、V.V.の登場するジークフリートと勇ましく戦い、第二次トウキョウ決戦以降は、回収したジークフリートのパーツを用いて愛機のサザーランドを大幅に強化させたサザーランド・ジークに搭乗。ルルーシュの懐刀とも呼べる程の多大な戦果を挙げ、彼が黒の騎士団から追放されブリタニアの皇帝になった後も、その忠誠心は色褪せる事無く、ルルーシュの忠実な騎士として、反ブリタニア勢力の討伐任務についている。
ダモクレス攻防戦では、サザーランド・ジークの特性を利用した特攻によって、ナイトオブラウンズのアーニャ・アールストレイムが搭乗するモルドレッドを撃破する事に成功。なお、その際に出会ったアーニャが、ギアスの効果で記憶を失っている事に気付いたジェレミアは、ギアスキャンセラーで彼女の記憶を回復させた。
枢木スザクやC.C.と同様、最終的にはルルーシュの秘密の共有者となり、ゼロレクイエムの要の一つとして活躍。ルルーシュの死後はブリタニア軍を退役して、自らが助けたアーニャと共にみかん農園を営んで汗を流す姿が描かれている。
なお一見で気付く者は少ないが、超合集国結成後の黒の騎士団の集合写真にもその姿がある。
その他
「キセキの誕生日」のピクチャードラマではなぜかナレーションを担当し、紅月カレン達にツッコミを入れられたり、ルルーシュ・ランペルージに返事をしてロロ・ランペルージに呆れられたりと完全なギャグキャラ化していた。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。今回は改造後も軍属に残っている。原作通りの支離滅裂な言動でロイド曰く「まだまだ調整は不十分」とのことだが、第一声でコーラサワーのダリルに対する非礼を咎めたりスザクの制止を聞くなど、原作よりある程度はマシな状態らしい。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- プロローグで登場した後音沙汰がなくなるが、エリア11ルート38話で再登場。その後は「禁断の継承者」「ゼロとルルーシュ」でスポット参戦した後、ゼロレクイエムルートなら第58話で、黒の騎士団ルートならロロと共に第50話で早期参入できる。コードギアスのキャラクターの中でも人気がある為、プレイヤーの使用機会が少ないのを残念に思うファンも多い。自軍参入後はすっかりZEXISの雰囲気に馴染んでおり、ZEXISのメンバーからも普通に受け入れられている。黒の騎士団ルートEDにて、オレンジ畑を営む事を発言しているので、姿を消す事になったゼロと別れる道を選んだようである。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- NPC。原作通りオレンジ農園を営んでいたが、メリダ島ルート第48話にて咲世子やアドヴェントらクロノ改革派と共にサイガスが連邦の穏健派の人間を始末するために差し向けた暗殺者を始末している。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- 第17話で敵として登場した後、第18話で加入。サポート系のエースボーナスを持つ一方、精神コマンドはバリバリの戦闘タイプ。援護攻撃のレベルを上げれば、援護役として輝く。
- EDでは原作同様にオレンジ農園を元の世界で行っている事が判明している。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SRサポートユニット。
パイロットステータス
能力値
味方ギアスキャラの中でも上位の方だが、サザーランド・ジークの防御性能がよくない、機体サイズがMなので回避率が他のKMFより低いと防御面に不安があり、使い勝手がアーニャや他のコードギアスキャラと異なる。装甲を中心に上げて継戦力を高めれば、ジェレミアの能力を活かせる戦いを展開できる。
精神コマンド
- 第2次Z再世篇
- 加速、不屈、必中、突撃、直撃、熱血
- R2仕様。不屈があるが、乗機の防御性能が並なので無理は禁物。
- X
- 加速、閃き、必中、突撃、気合、愛
- 『第2次Z再世篇』と比べ不屈が閃きになり、最後には愛を覚える。
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次Z破界篇
- 底力L7、戦意高揚、見切り、ガード、サイズ差補正無視、精神耐性
- 第一期後期仕様。見切りとガードの相乗効果で当てて来る上に堅い。
- 第2次Z再世篇
- 底力L7、戦意高揚、サイズ差補正無視、精神耐性
- 『R2』仕様。ギアスキャンセラーを再現するためか、精神耐性を習得した状態で参戦する。
- X
- 底力L5、援護攻撃L1、見切りL1
- 敵対時はこれにサイズ差補正無視L1と気力+(DEF)、精神耐性が加わる。
エースボーナス
- 気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド「不屈」がかかる
- 『第2次Z破界篇』で採用。改造状態だとこうなる。ちなみに『再世篇』プロローグ「ブラックリベリオン」では設定されていない。
- マップ上に皇族(ルルーシュ)がいる場合、自軍フェイズ開始時に気力+10
- 『第2次Z再世篇』で採用。彼の忠義を表現するようなエースボーナス。これを利用すれば、短時間で一部のスキルとパーツ効果を安全に発動できる。自身が持っている戦意高揚も効果を発揮するため、実際には気力は13上がる。使用できる話数が限られているのが非常に残念である。実は『破界篇』で設定されているが、習得できるのは『再世篇』味方仕様のみ。
- 周囲4マス以内の味方ユニットが特殊効果無効の効果を得る
- 『X』で採用。ギアスキャンセラーの再現と思われる内容で、SP低下攻撃を持つケドラ対策としては優秀。特に、精神耐性を習得させることが少ないリアル系パイロットと相性が良く、サザーランド・ジークに強化パーツの『コマンダーターミナル』を装備させれば、範囲内の味方機は『特殊効果無効+命中率・回避率にプラス補正』という恩恵を受けることが可能となる。
サポートアビリティ
- ギアスキャンセラー
- SR。暗闇、スロウ状態になりづらい。
人間関係
- ルルーシュ・ランペルージ/ゼロ
- 彼のハッタリとギアスにしてやられ、屈辱的な失態を演じる。以降、自身の手で倒す為に執念深く狙い続けるのだが…。『R2』ではゼロがマリアンヌの息子のルルーシュであることと彼の覚悟を知って忠誠を誓い、彼からも忠節を尽くす部下として信頼されている。
- なお、ゼロレクイエムに前後し、彼からアッシュフォード学園に関するとある命令を与えられていた。
- 中断メッセージでは、ルルーシュから資金カンスト・全強化パーツ入手・全員レベルMax・エースボーナス全習得を命じられ、健気にこなしている姿を見ることができる。幸い、レベルはレベル90の敵が2体出てくるシナリオがあるので、アイアンエンブレムと併用すれば従来シリーズよりは楽。だが、プラチナエンブレムの取得条件上これが達成されるのは終盤になるはず。そしてカミナのサングラスも解放直後の暗黒大陸に行かないと手に入らない。
- 枢木スザク
- 彼にクロヴィス暗殺の濡れ衣を着せて処刑しようとするものの、結果的に自身が窮地に追いやられることに…。さらに、第5話で同志である純血派に粛清されかけた時に彼に助けられ、仇を恩で返されるという立場になった。そのため、R2の時点では「借りもある」「情もある」「引け目もある」と発言している。
- ルルーシュの皇帝即位後は、ジェレミアと同じくゼロレクイエムの同志となる。『R2』最終話ではゼロレクイエムを完遂させるため、ゼロとなった彼を全力で見逃した。
- 紅月カレン
- 物語序盤では彼女を殺す機会はあったにも関わらず、もてあそんでいるうちに機会を逃し、ナリタ攻防戦では逆に彼女にやられてしまう。そして、改造人間への道を歩むことになった。
- コーネリア・リ・ブリタニア
- 小説版では彼女が赴任してくる前に臨時の最高責任者であった彼に対してはゼロ(ルルーシュ)に散々振り回されたことから、KMFのパイロット以外の面では最低点を付けられた。当然、戦闘においても重要な役割は与えられなかった(ナリタ攻防戦で独断で行動してやられたあたり彼女の判断は正しかったといえる)。しかし、その後彼女は窮地に陥った際、二度ジェレミアに救われる。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- 純血派の同志に粛清されかけた時に、彼女によって救われた。しかし、その恩を返す機会がないまま、彼女は命を落とす事になった。
- クロヴィス・ラ・ブリタニア
- 失脚する前の最初の上司。クロヴィスがエリア11総督であった頃には、純血派の将兵が彼の直属部隊であったため、その指揮官として活躍していた。皇族であるために忠誠心を以て従っていたが、イレヴンに対する宥和政策には不満があった模様。
- ヴィレッタ・ヌゥ
- 純血派における腹心の部下。庶民出身の騎士候に過ぎない彼女を能力で評価・信頼して副管に据えており、ブリタニア人至上主義ではあっても、貴族至上主義ではないジェレミアの一面が伺える。そのためか部下・上司として個人的にも関係は親密で、ジェレミアの身近にいた者の中では、枢木スザク強奪事件後で唯一ジェレミアに忠誠心を見せていた。尤も、その後の度重なる失態にはさすがに呆れ果てたらしく、ナリタ攻防戦でジェレミアが撃墜された際には直後に呼び捨てにしていたが…。
- 漫画版では彼女の初登場はR2の時期まで遅れるため、彼女の代わりにシャーリーに撃たれるという損な役割まで受ける。
- マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
- ルルーシュの母。ジェレミアが戦う理由その物と言える人物で、彼女の死が純血派結成の理由にもなっている。劇中では描写されていないが、マリアンヌの実態を(恐らくはルルーシュ経由で)知った時、ジェレミアはどんな心境だったろうか…?
- 『X』では実態を知っている上に醜悪なエゴによって世界に混乱を招き、ルルーシュにも全く悪びれずに自分本位に振る舞う姿から迷う事もなく完全に決別している。
- キューエル・ソレイシィ
- 純血派における部下の一人。枢木スザク強奪事件の後、「(ジェレミアのオレンジ疑惑のせいで)純血派の忠誠が疑われる」と考え、ジェレミアを抹殺しようとした。尤も、キューエルは元からジェレミアを嫌っていた節がある。
- ギルバート・G・P・ギルフォード
- 同僚。しかし、基本的に同僚に紳士的なギルフォードでも、元からジェレミアの事は嫌っていた模様で、枢木スザク強奪事件後は、終始ジェレミアの事を「オレンジ」呼ばわりして、侮蔑的な態度や発言をとっていた。
- しかし、『R2』では、ジェレミアにコーネリアをネタに呼び出された挙句にルルーシュのギアスで嵌められてしまう事になり、直接ブリタニアに弓を引いたため、ある意味彼以上の失態を演じる事に。
- ちなみに図々しくも「ジェレミア君」と呼んでいたが、電話を受けて驚愕した(第一期の時点で戦死したと思っていたため)際や、呼び出された先にいたのがジェレミアではなかった途端に「オレンジ」呼ばわりしており、ジェレミアを見下している。
- バトレー・アスプリウス
- 同じクロヴィスに仕える同僚。暗殺を防げなかったバトレーに責任をかぶせ更迭する一方で、バトレーもジェレミアを研究班に回収・ジェレミアを改造した。『R2』では最初こそ恨まれていた様だが、皇族に対する忠誠心は本物だったと感じていたようだ。そのため、バトレーの死後、彼の遺体に敬意を示している。
- V.V.
- 『R2』では初登場時、彼と対面していた。当初は彼の命令で動いていたが後に敵対する。内心では彼の事を忌み嫌っていた。
- シャーリー・フェネット
- 直接的な関係は無いが『R2』では、偶然ギアスキャンセラーの効果を受けた事で、記憶を取り戻してしまう。漫画版では彼女に撃たれたこともある。
- 余談だが、彼女の父親の声もジェレミアと同じ成田剣氏が演じている。
- 篠崎咲世子
- 最初は敵対していたが、終盤にルルーシュを護る忠節の同志に。
- ロイド・アスプルンド、セシル・クルーミー、ニーナ・アインシュタイン
- ゼロレクイエム遂行の同志。ロイドとは意外な関わりがあり、ちょっぴり嫌われている。
- オルフェウス・ジヴォン
- 彼にかけられた『絶対服従』の呪いを解除した。
- マリーベル・メル・ブリタニア
- ブリタニア皇族に対する忠誠心の強いジェレミアが、唯一嫌悪する皇族。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- パトリック・コーラサワー
- 『第2次Z破界篇』では彼から初対面時にオレンジ呼ばわりされて激怒する。ちなみに、コーラサワーとしては「イカしたニックネーム」だと思っており、悪気は全くない。終盤になり、ジェレミアが改造された姿で対面した際には面食らっていた。
- デュオ・マックスウェル
- 『第2次Z破界篇』ではゼロを見逃すよう自分で命令しておきながら、ギアスが解けた途端、殲滅するよう命令したジェレミアをみてその変わり様から「おかしな奴」と評されてしまう。
- マシュマー・セロ
- 『X』で、ファを『天使殿』と呼び、亡き主君・ハマーンに捧げるものと同様の忠誠を示した彼の姿を見て、「真の騎士道を知る者」と評した。余談だが、この2人は『厚い忠誠心』『コメディリリーフとしての側面』『強化人間/改造人間になる』など、よく似たキャラクター性である。
リアル系
スーパー系
- デス・ゴッド
- 『X』ではルルーシュを復活させるために彼に従っていたが、ルルーシュが自分を取り戻した後には離反する。
バンプレストオリジナル
- マルグリット・ピステール
- 『第2次Z再世篇』ゼロレクイエムルートでは彼女にオレンジペコの紅茶を振舞う。堂に入っているジェレミアの仕草が印象的である。
- アンブローン・ジウス
- 『第2次Z再世篇』第59話にて自らの身体を人造次元獣と化してまでユーサーへの忠義を果たさんとする彼女の姿に驚愕した。
名台詞
第一期
- 「初めての挫折だったよ。私は幼い頃からおよそ失敗という物を知らぬ男だったからな。私はエリア11に着任した。マリアンヌ様の遺児ルルーシュ様とナナリー様が命を落としたこの地に。そして、今またクロヴィス殿下まで……」
「クロヴィス殿下……マリアンヌ様……不甲斐なき私めをお笑いください……私は、私は……!」 - 「ピクチャードラマ・DVD5巻」のスザク処刑前夜にて、信頼する部下・ヴィレッタに対してジェレミアが見せた人間的な弱さ。この後、忠義を誓っていたルルーシュに貶められる事になるのは、何とも皮肉過ぎる話である。
- 「そう、私とて名門ゴットバルト伯爵家の男だ。クロヴィス殿下の敵を討ち過去に雪辱する!」
「私は未来を…この手に掴んでみせる! 一心に得たり! いずれは陛下の御剣、ナイトオブワンにも! そう…私なら出来るはずだ! ジェレミア・ゴットバルトであれば! ふふふふふふふ…」 - 「ピクチャードラマ・DVD5巻」のスザク処刑前夜にて、ジェレミアが呟いた、彼の決意と野心。この後の展開を考えれば、ジェレミアが不憫でならない…。
- …とはいえ、巡り巡って最後はルルーシュに再び忠義を誓う事が出来たので結果オーライではあったかもしれない。
R2
- 「このジェレミア・ゴットバルト、ご期待には、全力で」
- 『R2』にて初登場時の締めの言葉。この「全力」発言がカルト的な話題を読んだ。ちなみに外伝「O2」によれば、内心では悪態をつくほどV.V.を軽蔑している。
- 「話すのはそちらの方だ…!」
「私には理由がある… 忠義を貫く覚悟が…! 確かめなければならぬ…真実が…!」
「ルルーシュよ…お前はなぜゼロを演じ祖国ブリタニアを…! 実の父親を敵に回す…!?」 - ルルーシュの仕掛けた罠によりダメージを受けながらもルルーシュに対して投げかけた問い。この問いかけに対するルルーシュの答えをきいたジェレミアは…
- 「知っています…私もあそこにおりましたから…」
「初任務でした…敬愛するマリアンヌ皇妃の護衛…!」
「…しかし…私は守れなかった…! 忠義を果たせなかったのです…!」
「ルルーシュ様…あなたがゼロとなったのは…やはり、マリアンヌ様の為であったのですね…!」
「私の主君はV.V.ではなく、マリアンヌ様。 これで思い残す事無く…」 - 上記の問いかけの後ルルーシュが戦う理由を知って。その覚悟を受け止めたルルーシュは罠を解除して駆け寄る。
- 「イエス、ユア・マジェスティ!」
- ルルーシュに敬意を現す時には必ずこう言う。ルルーシュを陛下として慕い、彼は忠義の道を往く。
- ちなみに「キセキの誕生日」でルルーシュに注意された時(この時ジェレミアはナレーションだった)にもこれが出てしまい、ロロから呆れられることに。
- なお、これは実在のイギリス英語であり、本来皇帝に対して使う「了解」の返事で、訳するなら「はい、陛下」転じて「御意」。この他、相手が皇族なら後半の部分が「ユア・ハイネス」、上官なら「マイ・ロード」となる。
- 「それは我が忠義のためにあるべき機体だ!」
- V.V.「ジェレミア、君はゼロを恨んでいたよね?」
- 「然り。これで皇族への忠義も果たせなくなったと考えたからな されど、仕えるべき主がゼロであったなら マリアンヌ様のためにも!!」
- V.V.のジークフリートと交戦中に。かつての愛機であるためか、それをV.V.が使用してルルーシュへ牙を向けている事が許せない模様。
- V.V.はジェレミアがかつてゼロに貶められた事を指摘しているが、ジェレミアの忠節はその程度では全く揺るがなかった。同時にマリアンヌへの忠義も言及したため、むしろ直後にV.V.が「お前までその名を口にするかッ!!」と激怒する事に。
- 「皇女殿下!」
- 激戦の末に撃墜されたジークフリートがコーネリアが使用していた暁に墜落した際の台詞。いつの間にかジェレミアはナイトメアから降りており、そのままコーネリアを抱えて危機を救った。
- 小説版ではコーネリアはジェレミアを「パイロットとしてはそれなりだが、他は無能」と酷評していたが、この時彼女はどう思ったのだろうか。尤もジェレミアは彼女がルルーシュとは相容れない人物とは知っていたため、彼女は黒の騎士団に拘束されてしまったが……。
- 「枢木スザク……君には借りがある、情もある、引け目もある!だがそれよりも忠義が勝る!」
「受けよ、忠義の嵐!!」 - スザクに対して色々と複雑な思いがあるものの、それを抑えてルルーシュへの忠義を貫く。2行目はミサイルを発射する際の台詞。
- 「オレンジ? フフフ…、それは我が忠誠の名前……!」
- ルルーシュに忠義を尽くすようになった後、「オレンジ」の蔑称を言われても自身の忠誠心の表れと主張する。悪い意味で開き直ったように見えるが、形はどうであれルルーシュに名づけられた名前を誇りと主張するのは、騎士としての覚悟か。余談だが、この時のポーズはルルーシュそっくりである。
- 「騎士道に殉じるか。君も……」
- 咲世子に向けた言葉。黒の騎士団ではなくルルーシュ個人に対して忠義を示す彼女に、ジェレミアはシンパシーを感じ取る。この際にイレヴンという呼称は使わず、日本人と言うあたり彼の人柄が知れる。
- 「まだまだぁぁ!! 爆散!!」
「記憶せよ!! ジェレミア・ゴットバルトを!! お前に敗北を齎した記念すべき男の名前だ!!」 - 最終決戦におけるアーニャとの対峙にて。機体が爆散してもなお、ジェレミアの忠誠心という武器は衰えることなく敵に肉薄。忠義と執念でチェックメイトをかけた。図らずも、最後の言葉が、アーニャが記憶を失っている事に気付く切っ掛けとなる。
- 「オール・ハイル・ルルーシュ‼︎」
- 最終話前半の最後にて、ダモクレスもフレイヤも全て手中にし、全世界へ高らかに勝利の演説をしたルルーシュを先陣を切って讃えた。そしてゼロ・レクイエム当日を迎える。
- 「撃つな! 私が相手をする!」
(往け、仮面の騎士よ……!) - 最終話にて。操られるでもなく、自らの意思でゼロとなったスザクを再び全力で見逃した。
- 第三者からは主君を見殺しにした恥さらしにしか見えないが、ゼロレクイエムの内容を明かされていたジェレミア本人にとっては、ただ主への忠節に殉じた行為であったのは確かである。
- 「いかん、引け! この場は引くんだ!」
- ゼロレクイエムの完遂を見届けて。結果として二度も主君を失う事になってしまったが、ルルーシュへの最後の忠義を果たす事が出来たが故か警備隊へ撤退命令を出す直前のジェレミアの顔にはかすかに笑みが浮かんでいた。余談だが、このワンシーンは無印の「全力で見逃せ」の時に良く似ている(逃げるゼロの追跡を止めている点など)。
- 「陛下……すべて、貴方のご命令通りです」
- ピクチャードラマにて、アッシュフォード学園で花火を打ち上げて。ルルーシュはかつて、生徒会メンバーと「またここで花火を上げよう」という約束をかわしており、計画の後にはこの世にいない自分に変わり、花火を上げるようにジェレミアに命じていた。ちなみにこの時もアーニャが一緒におり、喪服を着用していた。
迷台詞
第一期ではあまりのネタキャラぶりから制作陣で人気が爆発し、名台詞アワードではルルーシュを差し置いて殿堂入りしている。
- 「キューエル卿! 私の命令に従えないのか! これ以上の行為は処罰の対象となる!」
「いいな、全部隊に徹底させろ!! 全力をあげてヤツらを見逃すんだ!!」
「全力で見逃せ! これはジェレミア・ゴットバルト辺境伯直々の命令である!」 - ギアスに操られたジェレミアが叫んだ「コードギアス」迷言中の迷言。見逃すという不作為を全力で行えという支離滅裂な発言に、純血派はおろかブリタニアの兵士達全員が唖然としていた。
そしてこれがジェレミアの激動と波乱に満ちたオレンジ人生の始まりであった…。ちなみに三段目の台詞は本編4話ではなく、ピクチャードラマでの発言。 - 「こんな所で! 私にどうやって汚名を晴らせと言うのだ!」
- オレンジ疑惑で追い詰められたジェレミアが叫んだ台詞。
- 焦っているせいか、文法が間違っている。正しくは「汚名を晴らす」ではなく、「汚名をすすぐ」である。似たようなミスとしては「汚名挽回」に近い。
- 「ゼロだ!! よくぞ現れてくれた、ゼロォッ!!」
- ナリタ連山の戦いで、目の前に現れたナイトメア部隊が日本解放戦線ではなく、黒の騎士団であることを知った際の反応。
- ものすごく嬉しそうな声を上げており、汚名を雪ぐ機会がいきなり目の前に舞い降りた事が余程嬉しかったようだ。尤も危機的状況下で更なる敵勢勢出現を大喜びするのは不謹慎であるが……。
- ヴィレッタは命令違反と制止しているが、ジェレミアは聞く耳を持たなかった。ちなみにこの勝手な行動の為に後陣の純血派がごっそり抜けてしまい、土石流で身動きが取れなかったコーネリアは孤立する羽目に……。
- 「お、おおお、オレンジだとおぉ!? 死ねええええええ!!」
- ゼロとの一騎打ちを所望した際に彼から嫌味たっぷりに「オレンジ君」と呼ばれ、激昂した際の台詞。この直後に横入りした紅蓮弐式の輻射波動を喰らってしまう。
- 「まだだ……まだ私はゼロをぉぉぉぉぉ!」
「ぽぺ……」 - 紅蓮弐式の輻射波動で倒されたときの台詞。
- 『第2次Z破界篇』の戦闘アニメでも、原作通り紅蓮弐式の輻射波動で倒されるとちゃんと言ってくれる。
- 「オレンジじゃないんです…ゼロォォォォォ!!」
- ナリタ攻防戦での敗退後、生き延びたジェレミアが通りかかったトラックの前に座り込んで叫んだ。この時点で重傷を負っており、直後にゼロの名を叫んでぶっ倒れてしまった。
- ゼロに貶められたのは事実だが、彼がここまで精神が病んだのは周囲のブリタニア軍人たちの責任ではなかろうか……。
- 「おはようございました…」
- 改造後の初登場、割れた培養ポッドから出てきて開口一番コレである。覚醒からいきなり支離滅裂な言動。ちなみに実はこれ、北海道の方言として実際に使われている。
- 「言い訳無駄! 貴方を本国送りにした恨み、こんな形で頂きました!」
- バトレーに対して。支離滅裂な恨み節をぶつける。視点からして無茶苦茶であり、もはや文章として成立していない。
- バトレーは必死にジェレミアを宥めていたが、直後にゼロの降伏勧告が響き渡ったため、そのままジェレミアの情緒は更なる暴走状態に……。
- ジェレミア「オォーーール・ハイル・ブリタァァァニアァァァー!!」
ジェレミア「おや…? あなた様はゼロ!! 何たる僥倖!! 宿命!! 数奇!!」
ゼロ「オレンジか!?」
ジェレミア「オ、オオオ、お願いです! 死んで頂けますか!?」
ジェレミア「ゼロ! ワタシは! 帝国臣民の敵を排除せよ! そう、ならばこそ! オォーーール・ハイル・ブリタァァァニアァァァー!!」 - 直後にジークフリートに乗り暴走。まさかのラスボス化と支離滅裂な言動に度肝を抜いた視聴者多数。ちなみに彼の左腕は機械化しており、刺々しく攻撃的なそれは、同監督作品である『スクライド』の主人公を彷彿させる。
スパロボシリーズの名台詞
- 「パトリック・コーラサワー少尉……もとはと言えば、君の軽口が原因だ」
- 『第2次Z破界篇』にて、改造されて登場した際の台詞。この時コーラサワーはグラハムを詰ったことでダリルの怒りを買っていた。
- 「無論、その時は私もお供させていただきます」
「たとえ、世界中の人間があなたを否定しても私はついていきます、ルルーシュ様」 - 『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルート第50話「超合集国決議第壱号」にて、ルルーシュがロロに「罪を償うなら自分も共に行く」と告げられた際に。
- 「無論、あなたが敬愛するマリアンヌ皇妃のご子息である事も理由です」
「ですが、それ以上の意味があります。私の魂が、あなたという存在に引かれるのです」
「あなたの背負った宿命を私も共に分かち合いたいのです」 - 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートにおいて、上記の台詞の後、ルルーシュに「自分がブリタニア皇族だから従うのか」と問われるが、ジェレミアは彼自身の存在そのものに惹かれると述べ、かつて以上の忠義を尽くすことを誓う。
- (ルルーシュ様……いえ、ゼロ様。このジェレミア・ゴットバルト……どこまでも忠義を貫いて見せます)
(このオレンジ……あなたと共に戦いましょう!) - 「超合集国決議第壱号」の戦闘前会話。真の主君のもと、忠義の士・オレンジが皇帝旗下の艦隊に挑む。
- 「まさか、君にもギアスが…!?」
「ならば、私の取る道は一つ!」 - アーニャがギアスにかかっていることを知った際、『第2次Z再世編』ではこの台詞の後にギアスキャンセラーでアーニャに掛けられていたギアスを解除した。
- 「マルグリット卿…。レディがうろたえる姿は、はしたなくも、美しいものですな…」
- ZEXISに合流し、彼らに馴染んだジェレミアが、マルグリットが話題に出た時に言った台詞。さりげなく、ジョークも言えるようになっている。
- 「何と言う忠義…! 何と言う献身…!」
- 『第2次Z再世篇』第59話にて自らの身体を人造次元獣と化してまでもユーサーへ忠義を尽くそうとするアンブローンに驚愕して。
- 「私のオレンジ農園の手伝いは放課後だけで十分ですよ、アーニャ」
- 『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートEDにて、カレンやジノがアッシュフォード学園に復学すると聞いて迷っていたアーニャに対して。この台詞からすると、ジェレミアはゼロから暇を出されたようである。
- 「私には忠義を貫く覚悟がある!」
「その証を立てる!」 - リニアライフル使用時の台詞の一つ。ちなみにこの時の顔グラは、アーニャとの対決時の「爆散!」の部分のもの。
- 「それは我が忠義のためにあるべき機体だ!」
- V.V.との戦闘台詞。ジークフリートはジェレミアにしてみれば「自分の機体」であり、ルルーシュに忠誠を誓う今となっては、それを貫くためにこそ存在すべきKGFである。そしてその忠誠心は、後にサザーランド・ジークとなって結実することとなる。
- 「見たか! これが忠義の力だ!」
- バリアで攻撃を防御した際の特殊戦闘台詞。精神論でどうにかなるレベルを超えている気がするが、本人は大真面目。実際、『R2』後期のジェレミアはかなり強い。
- 「私の君はルルーシュ様のみ…あの方の母君でも何でもないあなたに誓う忠誠は無い!」
- 『X』でのマリアンヌとの戦闘前会話。かつて忠誠を誓っていたにも関わらず刃を向けることをマリアンヌから問いただされて。エンブリヲやガーゴイルと結託してアル・ワースに戦乱を招き、どこまでも自分勝手な都合をルルーシュに押し付け彼の気持ちを踏みにじろうとする姿はジェレミアにとっても大きな裏切りであり、ルルーシュのためにも憤りを隠せなかった。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「私は! オレンジではありませんのです!!」
- 『第2次Z破界篇』終盤にコーラサワーと再会した際に、軽口を窘めた彼から「オレンジ卿」と呼ばれた際の返事。改造人間となってすっかり変わってしまったジェレミアの姿に、コーラサワーも思わずビックリ仰天。
- 「不敵、素敵、強敵! さすがはガンダム!」
- ガンダムタイプの機体からダメージを受けた際に発する特殊戦闘台詞。どこか『コードギアス』の監督である谷口氏が手掛けた別のアニメのとある台詞を彷彿させる台詞。
- 「スーパー! その響きは今の私に相応しい!」
「私とあなた、そのどちらがスーパー!?」
「おお! これぞ、まさしく、スーパー!」 - 上2行はスーパーロボット系の機体への特殊戦闘台詞で、3行目は被弾時のもの。3行目の台詞は『第2次Z再世篇』でも喋るが、その時は精神が安定したこともあり、鬼神の如しと相手を称賛する武人らしい言い回しになっている。
- 「無論、オレンジペコです」
クロウ「お約束をありがとうよ…」 - ゼロ離脱ルートにて、淹れた紅茶の茶葉の等級をクロウに尋ねられての一言。
- いくら忠義の名とはいえ、徹底し過ぎである。主は主で仮面を意地でも取らなかったので、その意味では似た者同士か。
- 「かまわんよ、ジノ。その名は私の忠義の証…そして、我が農園の名でもある」
- 『第3次Z時獄篇』メリダ島ルート第48話「重力の井戸の底で」にて、ジノから「オレンジ」と言われかけた時に。
搭乗機体
- サザーランド
- 第五世代のKMFだが、純血派の使用する機体は頭部のファクトスフィアと両肩の部分が、血の様な赤で塗装されている。
- ジークフリート
- ブラックリベリオン時に彼自ら搭乗した特殊な機体。KGF(ナイトギガフォートレス)の分類に入る実験用大型機動兵器。神経接続のプラグを持った物でないと操縦出来ず、実質上、実験適合生体であり神経接続プラグを持ったジェレミア専用機ともいえる。ちなみに、その機体色はオレンジ色である。
- サザーランド可翔式
- サザーランドに飛翔滑走翼を装備した形態。ギアス嚮団攻略戦の一話限りの出番で、目立った印象はあまりない。
- サザーランド・ジーク
- 改修されたジークフリート。角ばったジークフリートにサザーランドが顔を除いて丸ごと収まっている形になっている。回転攻撃は使用できないが、大型砲塔やミサイルなどを完備。ジェレミアの高い能力が加わり、超強力な機体に仕上がっている。ゼロレクイエム最終局面の決戦では、アーニャの乗るモルドレッドとの対戦時に、ユニットが爆散したものの本体のサザーランドで組み付き、その場で自爆するという執念の攻撃をかけた。
- サザーランドJ
- サザーランド・ジークのコアユニットであるオレンジカラーのサザーランド。神経接続プラグとコンソールの併用で動く為、ジェレミアにしか操縦が出来ず、脚部は簡易型の飛翔滑走翼になっている。
余談
- ジェレミア役の成田剣氏は、元々は主人公のルルーシュ・ランペルージ役のオーディションに参加するためにボイスサンプルを送ったものの、録音された成田氏の声を聞いた監督の谷口悟朗氏は「ジェレミアだ!!」と判断し、ジェレミア役に抜擢されたという経緯がある。
- よく間違えられるが姓名は「ゴットバルト」であり「ゴッドバルト」「ゴットバルド」などではない。しかし名台詞アワードでは思いきり間違えられていた。
- 自身の爵位である「辺境伯」は、日本での馴染みの薄さや「辺境」という語感、そして何よりジェレミア自身の前半のネタキャラぶりから左遷職と誤解されがちだが、実際は有事に最前線となる国境(=中央から遠い“辺境”)の警備・守護を管轄する国防上でも重要な役職であり、武門に優れ忠義と信頼に篤い有能な貴族が任命された。爵位的にも上から2番目となる「侯爵」と同等で「男爵」や「子爵」、「伯爵」よりも格上なので、ロイド(伯爵)よりも本来の立場は上である。
- 様々な迷台詞や珍行動の数々等から、親しみを込めて、ファンからは劇中での扱いと同様に「オレンジ」の愛称で呼ばれており、公式サイトで行われた人気投票では、驚く事に第5位(投票時期は第一期とR2で分かれるが、常に上位のルルーシュ、カレン、スザク、C.C.らに次ぐ)という、かなりの上位でランクインしている。同役を務めた成田氏はかなり驚いていた。
- ジェレミアの声を演じた成田氏は収録時に「オレンジ色のTシャツ」を着てアフレコをした。
- 上記の通りジェレミアの人気や活躍の影響で成田氏の演じた代表キャラになっており、『機動戦士ガンダムUC』のブライト・ノアの後任として成田氏が決まった時も「オレンジの人」と言われるなど彼の影響力が伺える。
- 漫画『コードギアス 反攻のスザク』ではオレンジ事件が起きず失脚もしていないため、珍しくコミカルな面がほとんど見られず、逆にそれが原作ファンをガッカリさせてしまう事もあったようである。また、スザクに対しても一目置いている。
- 『R2』の前期OP・EDは「オレンジ」つながりなのか「ORANGE RANGE」が担当している。
- 第一期が放送中の頃、視聴者が描いたファンアートの中に「オレンジを栽培しているジェレミア」というものがあった。まさか『R2』最終回においてこれが現実になるとは誰もが思わなかっただろう。
- 成田氏はバンプレストオリジナルでキャリコ・マクレディ、ラセツ・ノバステ(PSP版魔装機神LOE)と何かと仮面と縁があるキャラを演じている。
脚注
- ↑ R2での発言からゼロへの憎悪は自身を貶めたことではなく、皇室に対して忠節を尽くす場を永遠に奪ったという点から起因している。