セニア・グラニア・ビルセイアは「魔装機神シリーズ」の登場人物。
セニア・グラニア・ビルセイア | |
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外国語表記 | Xenia Grania Bilseia |
登場作品 | |
声優 | 皆口裕子 |
デザイン | 河野さち子(リファイン) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦EX |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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性別 | 女 |
年齢 |
IIでマサキと同い年であることが判明
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職業 | 王族 |
所属 | 神聖ラングラン王国→アンティラス隊(セニア機関) |
役職 | 情報局特別監査官(ラングラン)→アンティラス隊情報部部長 |
称号 | 王女 |
概要
神聖ラングラン王国の王女でモニカ・グラニア・ビルセイアの双子の姉。
魔力が弱く魔力テストに合格できなかったため、王位継承権は持っていない。兄にフェイルロード・グラン・ビルセイア、異腹の弟としてテリウス・グラン・ビルセイア、いとこにシュウ・シラカワがいる。おっとりとした妹と異なり、非常に気さくでくだけた人物である。行動力に溢れ、言動も積極的かつ好戦的なもので一杯。他人に対しても遠慮がなく、その歯に衣着せぬ物言いから「王族特有の意識の高さ」(ノブレス・オブリージュ )を感じとれなくもない。ただ、周囲の人間からは自意識過剰かつ自己中心的な思考で物事を捉えることを不安視されており、行き過ぎた独断専行をとって痛い目をみることもしばしば。他国の人間には悪名の高さの方が広く知れ渡っており、「セニア王女に調べられたら機密はないと思え」とまで語られている(本人はその評価にいたく傷ついている)。
夢はエースパイロット。人生の目標は高位精霊降臨に成功したAクラス魔装機の開発。情報局見習い時代から魔装機に興味を示すなど、周囲からはメカフェチとして認知されている。天性のメカマンとコンピューターの才能に恵まれ、論理飛躍を可能とするスーパーコンピュータ「デュカキス」はラングランの情報局に所属していた時代に完成させた逸品。それらを行使して時には非合法な形で情報を収集することもあるという(といっても何か良からぬことを企んでいるというわけでもなく、ハッカーのいたずらに近い感覚のようだ)。
料理にも興味を示しているが、調理に対する姿勢に真摯さが欠けており、お世辞にも味付けが上手くない(兄フェイルは「配合」と評している)。味見をしていない料理を他人に平気で差し出す一方、「オリジナリティの追求」と「データの収集」を楯にレシピにないものを付け加えて出汁の旨味を完全に破壊してしまうようだ。シナリオ「絶望の淵で」のエンドデモにて、その行為でかつて悲劇をもたらしたと長兄が語るのだが……セニアのつくる無自覚な料理はいまも周囲の男性陣に新たな悲喜劇をもたらしている。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章で登場。シュテドニアス連合国に囚われていたが、先に妹のモニカをシュウが連れ出し、その後セニアも救出。マサキの知恵袋として活躍する。典型的な補助系パイロットで、補給を覚えるのが強み。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 『EX』シナリオに登場。音声を収録。加入時点で幸運を覚えているので、ノルスより強力な機体に乗せ換えた方がいい。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 登場ステージでは、マサキに渡すためにもってきたサイバスターに乗っている(行動不可)。以降はノルス・レイに搭乗。戦闘能力は低めだが援護が2まで伸び、高いSPと豊富な支援用精神コマンドを持つため、サポート役としてはトップクラス。乗機も修理装置持ちの中ではホワイトアークと並んで優秀なので、総合的に自軍でも特に使い勝手のいい支援ユニットとなる。ただ、現代での参入時点では祝福すら覚えていないため、未来で再加入してからが本番となる。
- シナリオでの出番は少ないが、敵の機体を分析、解析する際に活躍し、ガンダム試作2号機の外見を見ただけで特殊な意図で作られていることを見抜き、アンセスターの機体と既存の機体との類似性をメカニック陣が説明する場面でも登場する。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ノルス・レイ、デュラクシールのパイロット。2018年10月のイベント「神に非ず、人のなせるわざなり」にて初登場。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2
- 直接登場しないが、シャイン王女が戦うことに戸惑うヒリュウ改の面々の中に対して、マサキが「戦うお姫様なら他にもいる」と語っており、彼女のことと思われる。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- マサキルート第9話「囚われの王女」で登場。戦闘BGMは『ROE』で使用された「情熱のプリンセス」が流用されている。デュラクシールとの関係性が強調されている。可愛いフランクなお姫様、かつメカフェチということでハガネの整備班のアイドルに。…が、救出されてもフェイルからはノータッチという仕打ちから始まり(EXでもノータッチであるが、これはフェイルとの通信がとれた直後に場面転換で時間が飛ぶ為、こちらでは省略された形である)、ヒュッケバインの実物を目に出来ず、デュカキスの存在もろとも情報収集で活躍する場面が綺麗に削除され、挙句の果てに期間限定参戦で地上にはついてこないと不遇(ただし地上に上がった時の事を考えていたのか地上の敵用の没セリフが多数存在する)。リューネルートのみ彼女の情報能力についてヤンロンが言及している。
- なお、今まで地上に出ていたマサキとは度々連絡を取り合っていた事が判明したが、下手するとセニアはマサキにフェイルが生きている事を伝えていなかったというとんでもない問題行動を取っていた事になってしまう。
- 今作は妹が加入出来るので、終盤では攻撃力低下武装が強化したノルス・レイを使用可能。彼女の代わりにザッシュが出ることに。
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- 「モニカ、その愛」において、上記のマサキとの連絡の件において、「心配をかけさせたくなかったからラングランの現況を伝えなかった」ということが明言された。フェイルとは王都を脱出した時点では一緒だったが、その後離れ離れになりシュテドニアス軍に拘束される。通信機をすべて没収されたため身動きが取れず、兄の決起を知ったのはシュウとの会話が初めてであった。この時シュウから咒文記憶素子を受け取り脱出したこととなった。それ以外の出番はマサキの章とのクロスポイントのみ。
魔装機神シリーズ
- スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ノルス・レイに搭乗。第一章と第二章で立場は代わらないが、メカニックに関しては一手に引き受けている。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 基本的にリメイク前と同じだが、追加イベントで料理下手であることが明かされ、シュウとその母ミサキの生い立ちを語った。希少な乳揺れ要員である。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 専用BGMが追加された。戦闘に加えてインターミッション音声やおまけ劇場など、とにかくよく喋る。その上シナリオデモでの出番や敵との戦闘前会話も非常に多い。敵との戦闘前会話で追加される用語は他のキャラクターにも存在するが、セニアが最も多い。
- 第4話「晩餐会」では正装を披露。モニカの装いと対になるアメジストカラーのドレス(オフショルダー)である。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 固有隠しスキル&隠し必殺技やトロフィー条件が用意されるなど、今回も優遇されている。取得難易度も性能ゲインもレミア程ではないものの、隠し要素を全て取得してノルス・レイを徹底強化してやれば前線で充分戦える。強化パーツのスロットにプラーナ増幅装置とシールドを用意して命中強化系スキルをつけてやればよい。
- ストーリーではバゴニアルートでファングとの絡みがいくつか発生し、少しだけ関係が進展した。また、ラングランルートではオキュラに料理指導を受けて改善したものの、結局料理の腕は元に戻ってしまった(ある意味マサキのせい)。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 本作ではデュラクシールに搭乗。従来のサポートタイプから一転して前線での主戦力に大化けし、損傷還元によって主戦力どころか本作最強の盾となった。集中攻撃をものともしない(どころか攻撃される前より回復していることすらある)圧倒的耐久力は、スパロボシリーズでも最強クラスと言っても過言ではない(あくまで反撃できる限りは、だが)。セニアの能力の低さがバランサーとなっている気配すらある。
- なお、本作でのファングとの絡みは残念ながらテュッティ救出作戦前の事務的なものしかない。
パイロットステータス
能力値
能力が低いため必然とサポート役に徹することになる。
精神コマンド
サポート系のラインナップだが、『ROE』のみ味方の強化でなく敵の弱体化という方向性で揃っている。自由枠で過去作で覚えた味方強化精神を習得してもいい。
- α外伝
- 信頼、集中、祝福、熱血、激励、期待
- X-Ω
- 補給、激励、覚醒
- 第2次OG
- 応援、集中、信頼、祝福、補給、かく乱(ツイン)
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ひらめき、信頼、再生、P回復、激励、再動
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- ひらめき、必中、分析、撹乱、友情、自由選択
- 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 信頼、ひらめき、必中、応援、激励、自由選択
特殊技能(特殊スキル)
- EX(PS)
- 切り払い
- α外伝
- 切り払いL2、援護L2
- 第2次OG
- 援護攻撃L1 援護防御L2
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 気配察知、斬り返し、2回行動
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 損傷還元
- 専用の隠しスキル。与えたダメージの半分の値だけ、HPが回復する。
- 効果自体はかなり強力で、特に相手が先に仕掛けてくるエネミーフェイズにおいて非常に有効。防御や回避よりも反撃したほうが被害を抑えられる。
しかしユニットのスペックに大きく左右されるため、乗機のノルス・レイが低耐久・低火力・短射程と相性が悪く、射程外から攻撃されたり一撃で落とされたりすると意味がない。
一方COEで搭乗するデュラクシールは高耐久・高火力・長射程と真逆であり、このスキルとの相性が抜群。EPで敵の集中砲火を完全に返り討ちにすることができる凶悪な性能となった。
エースボーナス
- 精神コマンド「補給」の消費SP40
- OGシリーズのボーナス。
パイロットBGM
- 「熱風!疾風!サイバスター」
- 『EX』など旧シリーズなどでは汎用曲。
- 「終わりなき戦い」
- 『魔装機神I』では汎用曲。『α外伝』では唯一の専用曲扱いである。
- 「情熱のプリンセス」
- 『ROE』から専用曲が用意された。ラテン系の曲調で、セニアの陽気さが表現されている。第2次OGでは元々収録予定がなかったものを、発売時期が逆転したことで『ROE』から逆輸入したものらしい(そのため、OG向けに編曲されておらずROEの原曲そのままであり、第2次OGのサントラにはこれだけ収録されていない)。『COE』では妹のモニカも同じBGMが登録されている為、姉妹での専用曲となった。
人間関係
- マサキ・アンドー
- 友人、というか悪友。頼れる仲間。基本的にサイバスターのメカニックはウェンディと共に担当。マサキの天然ジゴロな発言を受けて不意にドキリとしてしまったりもしている。
- シュウ・シラカワ(クリストフ・グラン・マクソード)
- いとこにあたる元大公子。シュウの本名を言えるのはセニアとモニカ、テリウスらの王族関係者のみである。モニカを連れ去ろうとするシュウに「怪しい」「これ以上モニカを泣かせたらただじゃおかない」と言いつつ、連れ去るのを認めている辺り敵対関係だった時期にも関わらず割と信頼していたようである。
- 一方、シュウとしては結果としてアルザールを死に追いやった事に対して、セニアに内心思うところがあるのだが…
ビルセイア王家
- アルザール・グラン・ビルセイア
- 父。娘に「パパ」と呼んでもらえないと寂しがる。
- フェイルロード・グラン・ビルセイア
- 兄ではあったが、病魔に襲われて野心に取り付かれた(さらにはセニアが兄のために作ったデュラクシールがそれを後押ししてしまった)ことは甚く彼女の心を傷つけた。
- モニカ・グラニア・ビルセイア
- 双子の妹。旧シリーズでは『EX』の「シュウの章」ぐらいでしか接触の機会がない。『魔装機神II』でようやくそれらしい会話が。
- テリウス・グラン・ビルセイア
- 異母弟。強気なセニアとテリウスの相性は悪く、よく泣かせていたらしい。いまも根に持たれている。
- クィンティヌス・グラン・ビルセイア
- 神聖ラングラン王国第289代国王。またいとこの関係でお互いため口で話す。
アンティラス隊
- ウェンディ・ラスム・イクナート
- 尊敬する年上の女性。アンティラス隊の同僚。
- ファング・ザン・ビシアス
- リメイク版ではすき焼きパーティーの時に隣の席に。無愛想なファングにもっと笑う様にアドバイスしていた。男っ気のない彼女にとって希少な男性キャラとの絡みだったためか、続編では彼から想いを寄せられることに。当然ながらそれには気づいておらず、言うことをよく聞いてくれるため便利に使っている。
- …が、一応「まずい方向性」とは思っていた模様。
- IIIでも彼の想いには全く気づく様子はないが、少しだけ彼に意識が向くようになった模様。
- ギド・ゼーホーファー、メフィル・ザニア・ボーラング
- セニア機関のメンバー。
- ワグネル・グラン・チェレンドル
- アンティラス隊代表。彼のことをおじさんと呼び慕っている。
- トレイス・クオ・ハイネット
- 彼女の正体を知っており母親と連絡をつけ隊員として認めさせた。
神聖ラングラン王国
- ダットン・ザン・ブラハルド
- 債務調査課の彼を当初は毛嫌いしていた。しかし真摯な対応とウロボス印の工具で彼を許してしまう。
シュテドニアス連合国
エリアル王国
- マンジ・フィールドナウ
- お互いの魔装機設計に関して言い合いをする仲。
- ユノー・ヌイーゼン
- 情報関係が得意なため協力することが多い。
パーゼミュート社
- モーダル・ゼオ・オーザン
- 元ラングランの官僚。彼に思うところがあるらしい。
テロリスト
- ディーゴ・カムラッド
- ハッカー・セニアのライバルである。
- オンガレッド・キレシナ
- 階級制度の頂点である王族だからかひどく嫌われている。
- バッシュ・ザレイド
- 彼の機密への探求心を気味悪がっている。
OGシリーズ
版権作品との人間関係
- カミーユ・ビダン
- 『α外伝』では彼が設計したΖガンダムに強い興味を示していた他、終盤では共にアンセスターの機動兵器の分析を行った。
- ファ・ユイリィ
- 『α外伝』では、カミーユと仲良く話していたところを、彼の幼馴染であるジェラシーを感じた彼女から嫉妬されてしまう。
- 別に、セニア本人はカミーユに対して好意があったわけではなく、趣味の延長線上で彼の愛機であるΖガンダムに興味を示しただけなのだが…。
- ロザミア・バダム
- 『α外伝』では、ロザミィとして潜入してきた彼女の幼少時の写真を一目で合成写真だと見抜いた。
- コウ・ウラキ
- 『α外伝』では彼やカミーユ、ウェンディと共にアンセスターの機動兵器の分析を行った。
- トロワ・バートン、張五飛
- 『α外伝』では、未来世界のキングスレーの谷に飛ばされた際に、彼らと行動を共にしていた。
名台詞
戦闘台詞
- 「これならあたしもエースになれる……なんて事、ないわよねぇ」
- 「エヴァンジェリック・セレニティ」で止めを刺したときにみられる台詞。
- 「デュラクシールに乗っていれば、あたしだって前線に立てる!」
- 身の程をわきまえつつも、前線でバリバリやってエースパイロットになりたいという彼女の秘められた願望が垣間見える言い回し。
- 「あのゲート……それに、あいつ……ううん、今は考えてる場合じゃない!」
- カドゥム・ハーカームとの特殊戦闘台詞。境界空間の戦いはおろか地上にすら出てきてないのに何かに気付いた模様。
スーパーロボット大戦EX
- 「そ、あたしよ。こいつらモニカを奪われちゃったんで、あたしを身代わりに立てようとしてたのよ。それにしても甘いわね。このあたしを、コンピューター制御の牢なんかで、閉じ込めたつもりでいたんだから」
- ザンボスの人質作戦から逃げ出して。第2次OGではシュウからもらった咒文記憶素子で脱出したことになった。
- 「へえー、すごいメカがいっぱいあるのねえ! これ、全部地上のメカなの? すごいわあ」
- 仲間になり格納庫で地上のメカを見て。彼女のメカ好きがよくわかる。
- セニア「あら? これ…さっきの戦いで破壊されたヴォルクルスの一部ね。研究用に持ってかえろっと」
マサキ「なんだって!? バカ、よせっ! そーゆーのは大抵その小さな細胞から復活して来るもんって、相場が決まってんだ! すてろっ!」
セニア「ちぇっ、ケチ!」 - 「フェイルの闇」にて。基本的にはこんな感じで好奇心旺盛な人物。ちなみにマサキのツッコミ通り、ヴォルクルスはあっさり復活するのだが、別にセニアが何かしたわけではなく、「サイバスターにヴォルクルスの細胞が付着していたため」という斜め上の理由のためであった。第2次OGではこっそり持って帰ろうとするなど、やり取りに少し変更があるものの概ね同じ。
- 「そう言えば兄さん、力がどうこうって言ってたわよね・・・まさか・・・デュラクシールのせい!? あたしがあんなものを設計したから!?」
- フェイルが王になってシュテドニアスに侵攻するのを宣言したのを見て。自分が彼に与えた力が原因と思った彼女はひどいショックを受ける。
- 「いいえ、私は自分の考えで闘うの。兄さんだからって、こだわってるわけじゃないわ。私だって、兄さんの考えは間違ってると思うもの」
- マサキたちについて行くことを決めて。彼女も魔装機操者同様、フェイルが間違っていると感じていた。
- 「だめぇっ!! 兄さん、だめよぉぉぉぉ!!」
- フェイルが脱出装置を外していた事実を知り叫び声をあげる。
- 「え!? 兄さん、何言ってるの、私は・・・まさか目が!?」
- セニアの声を聴いたフェイルがモニカと勘違いしているのを見て。彼が既に限界だったことがわかる。
魔装機神シリーズ
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「ファング、表情が硬いってば。ほら、もっと笑って笑って」
- OGサーガで追加された台詞。この頃はファングと気軽に喋れていた。
- 「うふふ、まーかせて。そういうの大好き」
- 放射性金属の混じったアゲイドの解体を任されて。ミオからはよだれが出ていると言われてしまう。
- 「ごめん、デュラクシールを設計したの、あたしだもんね……」
- プレシアがデュラクシールとエウリードの話題を出したのを聞いて。この頃はまだデュラクシールの事を消化できていなかった。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 「操者の育成ね。あたし、前線でバリバリやりたいな~」
- 『魔装機神II』インターミッション時の音声アナウンスから。彼女の本質がよくわかる台詞。
- 「気にしなくていいわよ。あたしだって、デュラクシールの件は忘れたことなんてないんだから。だけど、失敗したからって、それで引き下がってちゃ前に進めないでしょ。あたしだって魔装機設計者の端くれよ。いつかは魔装機神を造りあげたいと思うのは当然よ。もちろん。精霊の意志を尊重する、本物の魔装機神をね」
- デュラクシールのことを引きずっていると思ったマサキがしどろもどろになったのを見て。ツレインとマサキから称賛されてしまった。
- 「デュラクシールはあたしのよ! これ以上他のヤツらの好きにさせたくなかったんだもん!」
- シナリオ「それぞれの思惑から」にある台詞。デュラクシールに向けられた独占欲の表れ。ウェンディならずともセニア王女の気持ちは理解できるだろう。
- 「セニア機関の一環に決まってるでしょ」
- ポゼッションを習得して戻ってきたマサキにファングとザッシュを南部で活動させていたことを伝えて。情報戦の重要性を語るがいまいち理解してはもらえなかった。
- 「……ったく、どいつもこいつも、あたしのデュラクシールをオモチャにして!!赦さない……絶対に赦さないからっ!!」
- デュラクシールⅡに乗って現れたムデカを見て。自身の大切な機体をただの兵器としてしか使わない連中に怒りを露わにする。
- (手下)「おおっ!! セニア様! 高貴な生まれなのに庶民派! 我らの希望の星!」
セニア「ま、まあ、褒めてくれるのは嬉しいけど……」
(手下)「どうか攻撃してください!」
セニア「だから、それが気持ち悪いのっ!」 - IIの「男たちの受難」でセニアファンのテロリストとの戦闘前会話。気さくなセニアでも相手は選びたい、ということか。
- 「そうね……この一時がずっと続けばいいのに……」
- 南部ルートの最後のセリフ。この願いは早々に打ち砕かれることになる。
魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 「……もともとモーダルはラングラン政府の人間なのよ。それでちょっと気になってただけだよ」
- マサキからモーダルのことを聞かれて。暗い表情を浮かべていた。
- 「ふう……そうは言っても……ね。任務に私情は挟めないし……大体あいつが何も言わないから……ちゃんと言ってくれれば、あたしだって…………そうよ。何かあるんだったら、一言ぐらいあって然るべきよ!ファングのバカ!情報部失格!……ふう」
- ファングがワッシャーのことを黙っているのをギドから報告を受け、ギドから面と向かって話さなければ分からない事もあると言われて。昔のように気軽に話せない仲になってしまったことを一人悩んでいた。
- 「ファングはちゃんとやってた!」
「ファングは、兄さんの事で失った信用を取り戻そうとしてただけよ!」 - ファングがフリングホルニを降りて元気をなくしている時にマサキとウェンディからファングを悪く言われて。信頼していたファングから相談されなかった事にショックを受けていたがマサキとウェンディに元気づけられ笑顔を取り戻した。
- (くっ……不意を突かれた。これだからマサキは油断できないのよ。リューネもこれにやられたのよね)
- 上記の会話の際、マサキから「そうやって笑ってる方が可愛いって」という天然の不意打ちを受け、まともに動揺してしまう。おまけに、それを目の当たりにしたウェンディからはテューディが表面に出てくる始末。曰く、「(こやつ……天然の女たらしの素質があるな)」との事。
- 「そんなわけない!……けど、そうだろうって推測ができたとしても、確証も無いうちから希望的観測を持って判断を下すなんて事はできないわ。そんな判断……情報部の部長として、下すわけにはいかないもの」
- ファングがアンティラス隊から逃げていくのを見て不安になる中、マサキからファングが裏切ったと思っているのかと言われ。かつての自分と重ねたのかマサキから深く考えすぎと言われてファングと会って話を聞くことを決心する。
- 「今、自分で言ったじゃない。本当に裏切ろうとしていたわけじゃないって、だったら、もういいじゃない」
- ファングから本心を聞き、彼にアンティラス隊への復帰を発表して。この「もういいじゃない」の一言でファングの気持ちは救われることとなった。
- (ファング……何か考えがあるの?……ううん、きっと考えがあるはず!信じて……あげなくちゃ!)
- メフィルを守るためにロイズの要求に応じようとするファングを見て。今度こそファングを信じて彼を行かせる。
- 「ええ。重装化させて生まれ変わったギオリアス……その名も、ギオリアス・ロイよ!」
「破壊されてたのが武装とスラスター……ちょうど換装部分で幸いだったわ。接続にも問題はないはずよ。せっかくの初陣だから、ド派手に暴れちゃって頂戴!」 - ファングのピンチを救い彼に新たなる牙を与える。
- 「そんな事もあろうかと!ファング!そっちにメッセージが出てるでしょ!?」
「通常は抑制している出力を、最大限発揮するための機能よ!それを使えば、グラギオスの力だって!」 - 聞いてことがあるような台詞とともにギオリアス・ロイの隠された力をファングに与える。
- (な、なによいきなり……たくましいこと言っちゃって……)
- ファングからもう心配させないと言われて。彼のこの言葉にセニアも満足げだった。ワッシャーとの決戦前にも似たような事を言われ満足げだった。
- 「いいえ、何の役にも立たないわ。想い出なんて、いくら見る事ができたってそれだけじゃ、何の意味もないもの。思い出に縋るようじゃ、それこそワッシャーみたいな考え方になってしまう。それに、精霊石に反応して映し出されるような大切な記憶は、いつも心の中にある……そうでしょ?」
- ファングから提出された精霊石の崩壊現象のデータを破棄して。他人のプライバシーを保存はできないという良心的な理由のほかに彼女なりの理由もあった。
- 「ちょっと待って!その前に聞きたい事があるの。テリウスはどうしたのよ?」
- フリングホルニに乗り込んできたシュウたちに対して。彼女なりに弟を心配しており、シュウとモニカの言葉に安心していた。
- 「そんな事ないってば。あんたは良くやってるわよ、ファング」
「あんたを復帰させた、あたしの目を信じなさい」 - 自分のことで手一杯になるあまりセニアへの気遣いが足りなかったとして自分を責めるファングに対して。この後、珍しく褒められてどうかとファングに聞き、ファングから心の中で半分自分の自慢が入っていたが珍しいと自覚していたのかと突っ込まれていた。
- 「人の心がそう簡単に理解できたら苦労はないわよ。現にマサキだって、それでウェンディやリューネに迷惑かけてんだから」
- バゴニアルート特殊エンディングでようやくマサキやセニアの心が理解できた気がすると言うファングに対して。マサキを例に挙げ人の心理を理解する大変さを説くが、噂をすれば影でマサキが突然現れた。
魔装機神F COFFIN OF THE END
- 「父さんも、兄さんも……調和の結界に魔力を供給する役割の犠牲になったようなもの……」
「それを利用していただなんて…あんたは、絶対に許さないから!」 - ヨーテンナイとの戦闘前会話。祖国を蹂躙されたセニアが彼女に憎しみを向けるのは仕方のないことではあるが、ヨーテンナイ自身もまた調和の結界の犠牲者である。
- 「いいから付けときなさいって!損するもんじゃないんだし!とにかく、修理できないノルスなんて、あたしは認めないんだから!」
- 第45話「立ちはだかる者」における広域修理装置追加イベントにより。モニカ曰く「よくわからないこだわり」。
- 「兄さんが最初にデュラクシールに乗った時はヴォルクルスの分身が相手……ガエンが最初に乗った時は生体兵器が相手……デュラクシールの初出撃って、ゲテモノを相手にする宿命でも背負っているかしら」
- キャンペーンマップ「極秘開発計画」の初回戦闘前台詞。ちなみに、本編の初陣相手はマグゥーキ…
スーパーロボット大戦α外伝
- 「それにしても地上のマシンって、合体変形機構が優秀よね」
「もちろん。スラスターとかスタビライザーの取り付け位置とかで大体はね」
「ほら、あそこの…額にΖって書いてあるマシンなんか凄い変形機構じゃない?」 - 第8話シナリオエンドデモよりΖガンダムに強い興味を示して。
- 「あの機体…不必要ぐらいに重装甲な上に、冷却装置付きのシールド…。それにロングバレルのバズーカ…」
「もしかして!」 - 第20話にてマウンテンサイクルから発掘されたガンダム試作2号機を見て。セニアは「魔装機神の名にかけて」のシナリオデモにて降魔弾を核兵器よりタチが悪いと説明していたように核兵器についての知識にも精通しており、ガンダム試作2号機が核兵器を装備していることにもいち早く気付いた。
迷台詞
- 「ちょっと! あたしが役立たずだからってそれはないんじゃない!?」
- 味方のマップ兵器に巻き込まれて撃墜された際のセリフ。確かに、セニアのパイロット能力とノルスの性能は余程のパワーアップを施していないと戦闘向きとはいえないが、自分の方から役立たずと言ってしまうのはいかがなものだろうか…。
- 「靈装機ヂーヱン……ヴォルクルス教団製の魔装機よね? 装甲は? 動力源は?」
「靈装機ヂーヱン! ちょっと! あんたそれ、あたしにちょーだい!」
「うー……もっと近くで見たい! 触ってみたい! 分解したい! マサキ! 生け捕りにして!」 - IIの「ヴォルクルスの胎動」で、初めて見る靈装機ヂーヱンに夢中になり、デモンゴーレムから街を守ることも忘れて暴走しているさま。ティアンからは「それどころではない」とたしなめられ、乗ってるガエンには「いきなり何を言い出す?」と不審がられ、マサキからは「無茶言うな!」とさじを投げられた。ちなみにヂーヱンはガエンが投降した際に鹵獲するのだが、その時も何度も自分のものだと主張してガエンを少し引かせていた。
- セニア「モニカ! あんた、ちょっと大きくなった?」
モニカ「いいえ。身長は伸びておりませんわ」
セニア「そっちじゃなくて! ……の方」
モニカ「そうですわね……10コルゴーツほど」
セニア「なっ!? 逆転された!? 体重は!?」
モニカ「お変わりありません」
セニア「何て事……あたしに断りもなく大きくなるなんて!!」
モニカ「その分、お姉様は胴回りが少し……」
セニア「うわっ! 言うな! それ以上言うなっ!!」 - IIの「シュウの魂胆」における戦闘前会話より。1コルゴーツは約1.78 mm。何と言うか緊張感の欠片も無い戦闘シーンではある。それにしても魔装機に乗りながら相手の外見が見えるとは、モニター通信しながら戦闘しているのだろうか?
搭乗機体・関連機体
- デュラクシール
- 「春秋戦争」の最中、日増しに勢力を強めるカークス軍に対抗する力を欲したフェイルロードの依頼でセニアが開発と調整を担当した大型の魔装機(超魔装機)。彼女の趣味が投影された結果、ガンダムタイプ(ヒュッケバインシリーズ)に似た容貌で仕上げられている。兄のために開発した機体だったが、結果としてその野心を加速させて死を早めることになってしまう。
- 「三國戦争の終盤、本機のコピーが敵軍に複数体運用された。このことに憤慨したセニアはラングラン政府と取引を介してオリジナル(おそらくフェイルロード搭乗機を政府が修復したもの)を引き取ることに成功した。フリングホルニの格納庫で調整を受けながら出撃の時がくるのを静かに待っていたが、『F』で自身の搭乗機としていよいよ表舞台に舞い戻る事になる。
- デュラクシールII
- 『シュテドニアス南北戦争』に投入されたデュラクシールの改造機。ラセツが残したデュラクシールのデータを元に開発されたと思われる。セニア自身は「デュラクシール本来の力を発揮出来ないまがい物」と憤慨しながら評している。
- ノルス
- 愛用する儀礼用魔装機。モニカ専用機が存在する。属性は水。
- ノルス・レイ
- ノルスの改良機。セニア専用機は「広域修理装置」搭載などでモニカ専用機とは比べ物にならない汎用性を獲得している。その妹専用機も『F』でとうとう本格的に改修されるのだが……。
- ジャオーム
- マサキがサイバスターに乗り換えた直後に代わりに操縦。この時マサキ搭乗時と比べて遥かに性能が低下しており、ジャオームの「パイロットにより戦闘能力が大きく左右される」特性がよく現れている。
- サイバスター
- 『α外伝』で搭乗。オーバーホールを終えてマサキの元へ届ける際に無人だと何かとトラブルが多いからという理由で乗っているが、何とか起動させているという状態なので移動や戦闘は不可能になっている。
余談
- 「熱血!必中!ボイス・スパログ!~魔装機神II篇~」において、マサキ役の緑川光氏がマサキに次いでお気に入りのキャラクターとして、セニアの名前を挙げている。皆口氏の「エンジェルウィスパー」の声と、PVでは公開されなかったもう1つのカットインの存在(「エンジェルウィスパー」にはカットインが2種類ある)にグッときたらしい。