サクラ大戦

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サクラ大戦』は、セガ(後のセガゲームス。以下「セガ」で統一)より発売されたコンピュータゲーム。「サクラ大戦シリーズ」全体についても取り扱う。

サクラ大戦
読み さくらたいせん
外国語表記 Sakura Wars
Sakura Taisen
原作 広井王子
原案 金子良馬[1]
森田直樹[2]
脚本 あかほりさとる
キャラクターデザイン 藤島康介(原案)[3]
松原秀典
メカニックデザイン 永田太
『3』以降
明貴美加(メイン)
森木靖泰(エネミー)
音楽 田中公平
制作 セガ(現:セガゲームス)
レッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)
発売元 セガ(現:セガゲームス)
発売日 セガサターン
1996年9月27日
話数 全10話
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
備考 原作、脚本、キャラクターデザイン、音楽は『V』まで続投。
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概要

ジャンルは美少女恋愛SLGとSRPGを融合させた「ドラマチックアドベンチャー」。真宮寺さくらをはじめとする個性的な女性たちとの交流を楽しむアドベンチャーパートと、霊子甲冑に搭乗した部隊を率いて敵を殲滅し街の平和を守るターン制SRPGのバトルパートで構成され、それらを交互に繰り返しながら進行する。対応プラットフォームはセガサターンより始まり、その後PCドリームキャストプレイステーション2へ移植・リメイクが行われている。

2019年にナンバリングタイトル第6作となるプレイステーション4用ゲームソフト『新サクラ大戦』が発売。

ジャンル 作品名 発売・公開日 媒体
ナンバリングタイトル
(リメイクを含む)
サクラ大戦 1996年9月27日 セガサターン
サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~ 1998年4月4日 セガサターン
サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~ 2001年3月22日 ドリームキャスト
サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~ 2002年3月21日 ドリームキャスト
サクラ大戦 ~熱き血潮に~ 2003年2月27日 PS2
サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ 2005年7月7日 PS2
サクラ大戦1&2 2006年3月9日 PSP
外伝ゲーム 大神一郎奮闘記 ~サクラ大戦歌謡ショウ「紅蜥蜴」より~ 2000年2月24日 ドリームキャスト
サクラ大戦GB 檄・花組入隊! 2000年7月28日 ゲームボーイカラー
サクラ大戦GB2 サンダーボルト作戦 2001年12月6日 ゲームボーイカラー
サクラ大戦V EPISODE 0 ~荒野のサムライ娘~ 2004年9月22日 PS2

スーパーロボット大戦への参戦

2017年2月22日の生スパロボチャンネルで期間限定での参戦が発表された。原作を担当した広井王子氏が過去にスパロボ参戦に否定的な発言をしたとして、参戦は不可能と長らく言われていた。その発言はソースが残っていないのであくまで憶測の域を出ず、広井氏が同じように原作を担当し本作以前に発表された『魔神英雄伝ワタル』も後に参戦が実現したため、仮に氏の意向が真実であったとしても、最早参戦の障害にはならないと思われる。

オオチP曰く、セガとの協議で『ボーダーブレイク』が参戦決定した際、本作の参戦も既に決まっていたのだが「サクラといえば春」という理由で翌年の春まで保留させていたとの事[4]

『サクラ』のシリーズプロデューサーである寺田貴治[5]が以前から参戦を希望していたが、寺田貴信プロデューサーは「当時[6]のスパロボでは難しかった」とインタビューで明かしている[7]

ストーリー

後述するように、『X-Ω』では『4』前後の時系列がオリジナル展開で描かれただけであり、スパロボでは原作のシナリオ再現は一切行われていない

各々の作品のあらすじについて知りたい場合は以下を参照。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

帝国華撃団

大神一郎
『4』までの主人公及びプレイヤーキャラクター。
真宮寺さくら
ヒロインの1人。『1』及び『2』のメインヒロイン。
神崎すみれ
ヒロインの1人。
マリア・タチバナ
ヒロインの1人。
アイリス
ヒロインの1人。
李紅蘭(りこうらん)
ヒロインの1人。
桐島カンナ
ヒロインの1人。
ソレッタ・織姫
ヒロインの1人。
レニ・ミルヒシュトラーセ
ヒロインの1人。
米田一基(よねだいっき)
藤枝かえで
藤井かすみ
榊原由里
高村椿
加山雄一
清流院琴音
太田斧彦(おおたよきひこ)
丘菊之丞

巴里華撃団

エリカ・フォンティーヌ
ヒロインの1人。『3』のメインヒロイン。
グリシーヌ・ブルーメール
ヒロインの1人。
コクリコ
ヒロインの1人。
ロベリア・カルリーニ
ヒロインの1人。
北大路花火
ヒロインの1人。
グラン・マ
メル・レゾン
シー・カプリス

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

帝国華撃団

光武二式
虎型霊子甲冑「光武」が「光武・改」を経て更に発展を遂げた機体。『サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~』に登場。
光武二式 (大神機)
光武二式 (さくら機)
光武二式 (すみれ機)
光武二式 (マリア機)
光武二式 (アイリス機)
光武二式 (紅蘭機)
光武二式 (カンナ機)
光武二式 (織姫機)
光武二式 (レニ機)
光武X光武Ω
『X-Ω』に登場するスパロボオリジナルの光武。花組だけでは手が足りない程の緊急事態に備えて米田一基が「切り札」として作らせた、霊力が少ない者でも動かせる試験量産型光武。
光武Xはアサヒ、光武Ωはシャッテホノカが搭乗。
翔鯨丸
武装飛行船。『X-Ω』では名前のみ登場。

巴里華撃団

光武F2
霊子甲冑「光武F」の発展型。『サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~』に登場。
光武F2 (エリカ機)
光武F2 (グリシーヌ機)
光武F2 (コクリコ機)
光武F2 (ロベリア機)
光武F2 (花火機)

用語

太正
本作の世界の日本の元号
霊子甲冑
人型機動兵器群の総称。
信頼度
主人公に対する隊員の信頼の度合を表すステータス。信頼度変動の効果音については『X-Ω』や『PXZ』シリーズで再現。

楽曲

だけでも数百の楽曲が存在するが、『新』以前は作詞を広井王子氏、作曲を田中公平氏が全ての歌曲を担当していた[8]

オープニングテーマ
「檄!帝国華撃団」
編曲:根岸貴幸、歌:横山智佐&帝国歌劇団
『3』、『V』以外で起用されている本作を代表する曲。通称「ゲキテイ」。様々なバージョンが存在する。
『X-Ω』ではイベント「流れよ我が涙」にて原曲が初採用。
「御旗のもとに」
編曲:根岸貴幸、歌:日高のり子、島津冴子、小桜エツコ、井上喜久子、鷹森淑乃
『3』の主題歌。
『X-Ω』ではイベント「永遠の歌に花束を」にて原曲が初採用。

登場作と扱われ方

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初参戦作品。2017年3月の限定参戦で、イベントは「流れよ我が涙」と「失われた時を求めて」。
参戦名義は単独だが時系列は『4』の直前の設定で、光武二式が完成して間もない頃、堕天翅族などの脅威に晒された帝都にH.I.A.W.D の面々が転移してしまったという内容となっている。
メインヒロインたちの光武二式がSSRとして登場し、さらに「Springチケット」や引換券により好きなヒロインの機体と交換可能、2段階限界突破で大器型を入手可能、本作のための新たなオリジナル機体が設定される等、期間限定参戦としては破格の扱いを受けている[9]
ちなみに「失われた時を求めて」の第3話にて、休演中の舞台で花組とアゲマキ・ワコがある曲を歌うという展開がある。曲名はシナリオ中では明言されないが、そのエピソードのタイトルが『2』のED曲タイトルである「夢のつづき」となっている。
2018年3月に復刻参戦。復刻第1弾イベントは「サクラ大戦 帝都遙かなり」でシナリオは前回と繋がった内容となっている。前年のイベントではサブキャラクター扱いだった織姫とレニのユニットも登場。時系列は『4』終了直後という設定[10]。同月の復刻第2弾イベント「永遠の歌に花束を」では巴里華撃団メンバーが新たに登場する。
なお発表前日の『X-Ω』公式サイトにおいて、次の期間限定参戦作品発表のカウントダウンが行われたが、それより先に巴里華撃団の参戦がTVCMによって事前に判明するという珍事が起きた。
2019年3月に復刻ガシャが開催。過去の参戦でパイロットパーツが用意されていた大神、さくら、エリカ以外のメンバーにもパイロットパーツが用意された[11]

関連作品

PROJECT X ZONE
セガ側のタイトルの1つとして参戦。時系列は『V』と『君あるがため』の間にあたり[12]、大神一郎と真宮寺さくら、エリカ・フォンティーヌとジェミニ・サンライズがペアユニットとして登場。敵ユニットは、降魔、ポーン、殺女、シゾー(蒸気獣プレリュードに搭乗)。後述の続編を含め、『PXZ』シリーズでは霊子甲冑には搭乗せずに生身で戦う。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』のゼンガー・ゾンボルト、『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』のハーケン・ブロウニング楠舞神夜とはこの作品で出会っており、参戦前に外の作品でスパロボのキャラクターと共演するという非常に珍しいケースとなった。

脚注

  1. http://www5a.biglobe.ne.jp/~RyomaK/other/history.htm
  2. https://www.famitsu.com/news/201705/26133913.html
  3. 藤島氏が担当した原案はメインキャラクターと一部のサブキャラクターのみであり、敵を含めたサブキャラクターの大半はレッドのスタッフが原案を手掛けている。ナンバリングタイトルのエンドロールでは複数のスタッフの個人名が明記されており、各種設定資料集では原案となったラフ画の一部が掲載されているが、誰がどのサブキャラクターを担当したかまでは基本的に明らかにされていない。
  4. https://dengekionline.com/elem/000/001/475/1475692/
  5. 原作の広井氏は本作の総合プロデューサーとしても有名だが、広井氏がレッドの会長から顧問になり第一線を退きエグゼクティブプロデューサーだった大場規勝氏がセガを退社した現在では、開発現場でチーフディレクター等を務めていたセガの寺田氏がプロデューサーに昇格して事実上の責任者として活躍している。
  6. 2002年3月29日発売の『ドリマガ』4月12日増刊号において、『サクラ大戦4』と『スーパーロボット大戦IMPACT』の発売日が近かった事、両方とも「ロボット」と「大戦」を題材にしたSRPGである事、そして寺田貴治氏と寺田貴信氏の名前が1文字違いである事などを理由に、特別企画として両者の対談が実現した。当時とはその対談の時期を指している。
  7. https://app.famitsu.com/20170308_989310/
  8. 南青山少女歌劇団が中心となって上演された『ミュージカル サクラ大戦 ~花咲く乙女~』のオリジナル楽曲を除く。
  9. なお、大器型ユニット入手手順については以後の期間限定参戦においても一部作品を除き同様の仕様が採用されている。
  10. ただし、米田とほぼ同時期に引退した筈のすみれが引退していないという大きな違いがある。
  11. これらはライブカットインやボイスは非対応となっている。
  12. 『君あるがため』で出会った大神とジェミニが、『PXZ』ではこれ以前に面識が無かったという設定になっている。

商品情報

※スパロボに登場した帝国華撃団と巴里華撃団に関する商品のみ掲載

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リンク

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