「DVE」の版間の差分
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2024年5月3日 (金) 03:15時点における最新版
DVEは、スーパーロボット大戦シリーズのシステムのひとつ。
概要編集
「ドラマティック・ボイス・イベント[1]」の略称で、戦闘以外のイベントでキャラクターの音声を再生する機能[1]。初出は『スーパーロボット大戦F』[1]。
戦闘シーン以外での、原作の名台詞を再現することに使われる。一部の作品ではオリジナルのイベントもあり、この際にはスパロボならではの異なる版権作品のキャラクターたちによるクロスオーバーDVEが披露されることもある。
非パイロットキャラにもDVEが用意されている場合があるが、基本的にDVEだけのために声優を呼ぶことは滅多になく、他のパイロットキャラの収録のついでや、特定のシナリオ限定で掛け合い要員になるというケースが大半である。
主な作品編集
- スーパーロボット大戦F
- 初採用作品。記念すべき初のDVEはリアル編ではヒイロ・ユイの「お前を殺す」、スーパー編ではボスの「ジャンジャジャ〜ン!」。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス(第2次スーパーロボット大戦・第3次スーパーロボット大戦・スーパーロボット大戦EX)
- CV追加に伴い、ガルマ・ザビやジャック・キング等の版権キャラやオリジナルキャラの一部台詞にDVEが追加された。
- スーパーロボット大戦α
- ユーゼス・ゴッツォとの戦闘前会話及びエンディングで主人公のDVEも追加された。
- スーパーロボット大戦α外伝
- ザブングル、∀ガンダム、ゲッターロボを中心に原作再現からオリジナルまでDVEが多く収録されている。特にギンガナム対アムロ、クワトロのクロスオーバーDVEが話題になった。
- スーパーロボット大戦IMPACT / スーパーロボット大戦MX(スーパーロボット大戦MX PORTABLE)
- ロム・ストールの登場イベントは全てDVE。イベントに絡む版権キャラにも、『IMPACT』ではごく一部、『MX』ではほぼ全てに声が付いている。オリジナルの口上は「戒め」[2]で、原作でジムの使った「男」も用いる。
- 『MX』は他にも「歌いなさいライディーン」のクロスオーバーDVEが有名。
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- この作品ではキャラクターの初セリフはほとんどがDVEである。
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- OGシリーズ初のDVE採用作。この作品以前のOGシリーズにはDVEが無く、声付きイベントには専用台詞を用いた強制戦闘やCGムービーが使われていた。
- スーパーロボット大戦UX
- 任天堂携帯機シリーズでは初めてボイスが実装され、DVEも多数行われる。特に『蒼穹のファフナー』や『鉄のラインバレル (原作漫画版)』のものが多い。一方で隠し要素を満たしてしまうと、周回プレイで聞けなくなってしまうという問題も存在する。
- スーパーロボット大戦BX
- 容量が増えた事もあって『UX』よりも豊富。版権は満遍なく最低1回はDVEがあり、オリジナルキャラのDVEも多い。
- キャンペーンマップでしか聴けないものもある。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- イベントクエスト「それぞれの痛み」で初めて実装され、それ以降は各種クエストでDVEが行われるようになった。
オリジナルのDVE編集
ガンダムシリーズ編集
- バーナード・ワイズマン
- 『F』にて、ザクを馬鹿にされたことに対して。
- ガロード・ラン
- 『α外伝』にて。自軍にそろったガンダムの数に感嘆し、値踏みをする場面がある。
- ディアナ・ソレル
- 『α外伝』にて。今作における黒歴史の後の戦乱を収めた「伝説の機械人形」が存在するため、協力して黒歴史の再来を防ぐよう激励する。
- ギム・ギンガナム
- 『α外伝』にて。黒歴史の原因となる人物たちと戦えることを喜ぶ他、ジャミルが冷凍刑だったことを暴露する。
- アナベル・ガトー
- 『第2次α』第38話にて。
- フル・フロンタル
- 『第3次Z時獄篇』にて。シャアの名台詞そのまんまなのだが、微妙なイントネーションの違いで演じわけがなされている。
スーパー系編集
- タカヤノリコ
- 『α』にて。ロンド・ベルに配属された際にマクロスの格納庫内に並び立つ錚々たるスーパーロボット軍団を目の当たりにして。
- 剣鉄也
- 『α外伝』にて。ティターンズ相手の啖呵が用意されている。また、甲児と和解するやり取りがある。
- 破嵐万丈
- 『α外伝』にて。ティターンズ相手に「正義」を、そしてアンセスターの野望を打ち砕くものとして名乗りを上げる。
- アイザック・ゴドノフ
- 『α外伝』にて。マリーメイアを用済みとして殺そうとしたデキムを電磁ムチで成敗する際に。
- バット将軍
- 『α外伝』にて。初登場時並びにゲッターがこの時代にいることに驚いた際に。
- 兜甲児
- 『α外伝』にて。前述の鉄也との和解の他、マジンカイザーとの再会、そしてその力で真ゲッターロボを止める覚悟を見せる。
- 流竜馬
- 『α外伝』にて。甲児と同じく、真ゲッターロボとの再会について考える場面がある。
- プリンス・ハイネル
- 『第2次α』にて、オルバンに撃たれそうになった健一を助ける際に。
- アイザム
- 『第2次α』にて、散り際にリヒテルに対して、彼の失脚を目論むド・ベルガンとデスクロス四天王を警戒するよう警告している。
- 美嶋玲香
- 『MX』にて。DVEを使ってライディーンとのクロスオーバーを実現させた。
- ベガ
- 『MX』にて。ミサトの代理でEVAの発進コールを行う(声優ネタ)他、上記のロムに助けられる側としても台詞がある。
- 流竜馬 (OVA)
- 『第3次Z時獄篇』にて。内容はゲッターチェンジのコールなのだが、原作にはない「スイッチオン!」が収録されている。
- 海動剣、兜甲児 (真マジンガー)、真上遼、ボス、暗黒大将軍
- 『BX』にて。
- 兜甲児 (真マジンガー)、剣鉄也 (真マジンガー)
- 『X』第24話にて、初めて出会うシーン。
リアル系編集
- アントン・ランドー
- 『F完結編』にて、ギワザ・ロワウとの決戦シナリオでヘッケラー・マウザーを落とすと、DVEとともに精神コマンドを使ってくる。
- アスハム・ブーン
- 『Z』にて。姿を見せていない状態でのDVEであり、声がギム・ギンガナムと同じせいか、この声に真っ先に反応したのはロラン・セアックだった。
- ゼロ (コードギアス)
- 『第2次Z破界篇』の第7話にて「私を全力で見逃せ! そっちの男もだ!」と叫ぶセリフだが、原作では「私達を~」であり、叫んでもいない。
- ガウルン
- 『第3次Z時獄篇』にて、今際の際に。
- 桂木桂
- 『第3次Z天獄篇』最終話にて。
- 月臣元一朗
- 『BX』第41話にて。原作では檄文の一節だった「熱血とは盲信にあらず!」を実際に叫ぶ。
- ソゴル・キョウ
- 『X-Ω』のイベントクエスト「それぞれの痛み」にて。『X-Ω』で最初にDVEが実装されたキャラクター。
- テンカワ・アキト、ミスマル・ユリカ
- 『V』第29話と『T』第46話にて。原作では成し遂げられなかったアキトとユリカの感動の再会がDVEとなっている。
- ルルーシュ・ランペルージ、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
- 『X』第46話にて、ルルーシュがマリアンヌに自らのギアスで引導を渡すシーン。
バンプレストオリジナル編集
Zシリーズ編集
- デンゼル・ハマー
- 『Z』のガイダンスシナリオにて。
- 大原信也、白井美沙子
- 『第3次Z時獄篇』第14話「光と闇の狭間」で絶叫のDVEあり。なお担当声優は不明。
- ヒビキ・カミシロ、西条涼音、アドヴェント、ガドライト・メオンサム
- 『第3次Z時獄篇』第58話「いがみ合う双子」にて。
携帯機シリーズ編集
- サヤ・クルーガー、カリ・ユガ
- 最終話およびEDにて。ゲーム開始直後にもDVEがあるが、誰が喋っているかは明かされない。予想はつくが。
- ヨウタ・ヒイラギ、ユキ・ヒイラギ、ファルセイバー、ブルーヴィクター、ブルーディスター、バルギアス、ジスペル
- 初登場時など要所の会話がDVEになっている。イベント戦闘用ボイスも多い。
その他編集
- ジュスティヌ・シャフラワース、グロフィス・ラクレイン
- 『F完結編』「悲しみのカトル」において、再会時に。
- シュウ・シラカワ、マサキ・アンドー
- 『OGDP』冒頭にて。OGシリーズ初のDVE。
- エ=セルダ・シューン、アル=ヴァン・ランクス
- 『OGMD』のプロローグにおいて。
関連用語編集
- 戦闘前会話
- 特定のパイロットが乗るユニット同士が戦闘する際に起こる会話イベント。その中で、DVEが発生する場合もある。