「ヤザン・ゲーブル」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
[[ティターンズ]]の[[モビルスーツ|MS]]パイロット。ティターンズの理念には関心が無く、戦闘そのものを楽しむ野獣のような男。[[地球連邦軍]]側としては珍しい[[傭兵]]気質であり、「戦場にしか興味はない」と自称する。
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[[ティターンズ]]の[[モビルスーツ|MS]]パイロット。ティターンズの理念には関心が無く、戦闘そのものを楽しむ野獣のような男。[[地球連邦軍]]側としては珍しい[[傭兵]]気質であり、「戦場にしか興味はない」と自称する。当人自身、強力なニュータイプとしての素質を持っていたがヤザン当人はニュータイプに覚醒しそうになった時点で強くこれを拒否、及び彼曰く『こんなものはオカルトだ』として否定する。結果として後のヴァースキ時代になった際に検査してもらった時の結果をヤザン自身『オレはニュータイプ特性がないそうだ』と述懐している。
  
 
自分の主義と合わない上官の[[ジャマイカン・ダニンガン]]少佐の謀殺を画策し、ジャマイカンの乗り込む[[アレキサンドリア]]を背にして戦い、[[エゥーゴ]]の[[ガンダムMk-II]]の攻撃を寸前で避けてブリッジに命中させるという離れ業で目的を果たす。その後、[[パプテマス・シロッコ]]のスケールの大きさに興味を持ち、その野望に協力するが、これも思想面に共感したわけではなく、あくまでシロッコ当人に興味を持ったため味方した、という雰囲気が窺える。劇場版ではティターンズ首魁となった[[バスク・オム]]を誅殺(ジャマイカンは登場シーンが大幅にカットされた影響もあると思われる)してシロッコ側に寝返るための手土産とした。
 
自分の主義と合わない上官の[[ジャマイカン・ダニンガン]]少佐の謀殺を画策し、ジャマイカンの乗り込む[[アレキサンドリア]]を背にして戦い、[[エゥーゴ]]の[[ガンダムMk-II]]の攻撃を寸前で避けてブリッジに命中させるという離れ業で目的を果たす。その後、[[パプテマス・シロッコ]]のスケールの大きさに興味を持ち、その野望に協力するが、これも思想面に共感したわけではなく、あくまでシロッコ当人に興味を持ったため味方した、という雰囲気が窺える。劇場版ではティターンズ首魁となった[[バスク・オム]]を誅殺(ジャマイカンは登場シーンが大幅にカットされた影響もあると思われる)してシロッコ側に寝返るための手土産とした。
  
一方で、女性や子供を戦争に巻き込んだり、[[コロニー落とし]]やサイド2への毒ガス攻撃といった無差別虐殺に対しては嫌悪感を顕にしている。また、部下には初出撃に緊張する部下の股間を握って緊張をほぐしたり、色々と的確なアドバイスをしたり、[[ラムサス・ハサ]]の戦死時に彼の名を叫び激昂したりと、敵役ではあるもののはっきりと好漢な一面も持ち合わせており、根っからの悪人ではない。戦い自体が目的でこそあれ、曲がりなりにも共に闘う仲間に対しては思いやりを見せる。
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一方で、女性や子供を戦争に巻き込んだり、[[コロニー落とし]]やサイド2への毒ガス攻撃といった無差別虐殺に対しては嫌悪感を顕にしている。また、部下には初出撃に緊張する部下の股間を握って緊張をほぐしたり、色々と的確なアドバイスをしたり、[[ラムサス・ハサ]]の戦死時に彼の名を叫び激昂したりと、敵役ではあるもののはっきりと好漢な一面も持ち合わせており、根っからの悪人ではなく受けた恩義には必ず報いる一面もある。戦い自体が目的でこそあれ、曲がりなりにも共に闘う仲間に対しては思いやりを見せる。
  
 
パイロットとしての腕は一流で、[[ギャプラン]]や[[ハンブラビ]]といった、並のパイロットでは持てあます高機動の機体を常に与えられており、自在に乗りこなす。特にハンブラビに乗りかえてからは、部下のラムサス少尉や[[ダンゲル・クーパー]]少尉<ref>[[ダンゲル・クーパー|ダンゲル]]の項にも記載があるが、「ダンケル」との表記揺れもあり、Ζガンダム本編でヤザンが名を呼ぶ時はそちらが正になっていると思われる。本項では便宜上「ダンケル」表記の作品の話も含め、「ダンゲル」で統一する。</ref>と組み、「クモの巣」などの連携攻撃でエゥーゴのパイロット達を大いに苦しめる。戦いを目的とする「獣」でありながら、獲物を仕留めるための知略も持ち合わせており、[[カミーユ・ビダン]]駆る[[Ζガンダム]]ですら、一方的な展開であと一歩のところまで追いつめた数少ない人物であった。
 
パイロットとしての腕は一流で、[[ギャプラン]]や[[ハンブラビ]]といった、並のパイロットでは持てあます高機動の機体を常に与えられており、自在に乗りこなす。特にハンブラビに乗りかえてからは、部下のラムサス少尉や[[ダンゲル・クーパー]]少尉<ref>[[ダンゲル・クーパー|ダンゲル]]の項にも記載があるが、「ダンケル」との表記揺れもあり、Ζガンダム本編でヤザンが名を呼ぶ時はそちらが正になっていると思われる。本項では便宜上「ダンケル」表記の作品の話も含め、「ダンゲル」で統一する。</ref>と組み、「クモの巣」などの連携攻撃でエゥーゴのパイロット達を大いに苦しめる。戦いを目的とする「獣」でありながら、獲物を仕留めるための知略も持ち合わせており、[[カミーユ・ビダン]]駆る[[Ζガンダム]]ですら、一方的な展開であと一歩のところまで追いつめた数少ない人物であった。
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この頃から黒い帽子に黒マントと、『[[戦闘メカ ザブングル]]』の[[ティンプ・シャローン]]のような格好をするようになっている。穴に落ちるなどコミカルな描写が多く、『Ζ』の頃の強敵感は影を潜めてしまう。ファンの間では、環境が環境なため、ハンブラビやギャプランのような強いMSが手に入らなかった点や、[[医療・病障害|酸素欠乏症になった]]などという説が語られている。
 
この頃から黒い帽子に黒マントと、『[[戦闘メカ ザブングル]]』の[[ティンプ・シャローン]]のような格好をするようになっている。穴に落ちるなどコミカルな描写が多く、『Ζ』の頃の強敵感は影を潜めてしまう。ファンの間では、環境が環境なため、ハンブラビやギャプランのような強いMSが手に入らなかった点や、[[医療・病障害|酸素欠乏症になった]]などという説が語られている。
  
特に死亡した描写は無く、そのまま物語からフェードアウトする。
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特に死亡した描写はないが、そのまま物語からフェードアウトする。
  
 
=== その後 ===
 
=== その後 ===
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過去を、戦争ができると言うだけで思想も無しに思想組織に懐いて大失敗をした。と語ったことから、名前を変えたことも含めティターンズ時代のことは好ましく思っていないようだ。
 
過去を、戦争ができると言うだけで思想も無しに思想組織に懐いて大失敗をした。と語ったことから、名前を変えたことも含めティターンズ時代のことは好ましく思っていないようだ。
  
なお劇中でヴァースキ=ヤザンと明言される以前に、初登場話が収録された第4巻の帯でヤザンだと明言されている。まあ、かつてティターンズに所属・ハンブラビの搭乗経験があるという経歴に加え、金髪のリーゼント・浅黒い肌の色という風貌で一目瞭然であるが。
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彼がトラウマを抱えつつも参加した理由は地球連邦政府によって設立された『元ティターンズ救済機構』によって救われた恩義に報いるという意図もあったようである。
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なお劇中でヴァースキ=ヤザンと明言される以前に、初登場話が収録された第4巻の帯でヤザンだと明言されている。これは作者の意図したものではなく出版社側が独断でやった事で寝耳に水であった事を巻末漫画で語っている。まあ、かつてティターンズに所属・ハンブラビの搭乗経験があるという経歴に加え、金髪のリーゼント・浅黒い肌の色という風貌で一目瞭然であるが。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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『Ζガンダム』は参戦しても死亡後の扱いが多いシロッコやバスク達に比べ、登場回数ははるかに多い。原作では死亡しなかった事や、シロッコ陣営に乗り変えた経緯から様々な陣営に所属する事が多く、特に[[αシリーズ]]では敵パイロットでは部下の二人と共に唯一皆勤賞を果たした。また、原作で死亡描写がなかったキャラが死亡する展開自体が稀なスパロボで度々戦死してしまう、ある意味特に稀有な扱いを受けるキャラの1人となっている。
 
『Ζガンダム』は参戦しても死亡後の扱いが多いシロッコやバスク達に比べ、登場回数ははるかに多い。原作では死亡しなかった事や、シロッコ陣営に乗り変えた経緯から様々な陣営に所属する事が多く、特に[[αシリーズ]]では敵パイロットでは部下の二人と共に唯一皆勤賞を果たした。また、原作で死亡描写がなかったキャラが死亡する展開自体が稀なスパロボで度々戦死してしまう、ある意味特に稀有な扱いを受けるキャラの1人となっている。
  
なお、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』における彼は、スパロボでは未だに再現されていない(VXT三部作で間接的に触れられる程度)。『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』の[[キャラクター事典]]では「宇宙を漂流していた時に酸素欠乏症にでもなっていたのか、この頃のヤザンはギャグが板についていた。」などと評されている。
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参戦時は基本『Ζガンダム』設定であり、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』のヤザンは言及、および立ち絵の再現に留まる。『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』の[[キャラクター事典]]では「宇宙を漂流していた時に酸素欠乏症にでもなっていたのか、この頃のヤザンはギャグが板についていた。」などと評されている。
  
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
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:役割は『COMPACT2』と同じ。今回は第1部のみの登場であっさりと退場する。
 
:役割は『COMPACT2』と同じ。今回は第1部のみの登場であっさりと退場する。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
:『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』におけるジュドー達との一件の後、という珍しい設定。序盤はジェリドと組んで登場するが、ジェリドの戦死後はラカンと共に登場する。また珍しく[[バイストン・ウェル]]にも召喚され[[ドレイク・ルフト]]の傭兵となっており、その縁で地上にて[[ガラリア・ニャムヒー]]とも共闘する。
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:『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』におけるジュドー達との一件の後、という珍しい設定。シーン1ではジェリドと組んで登場。シーン2では[[修羅]]の手引きで[[バイストン・ウェル]]にジェリド達と共に召喚され、[[ドレイク・ルフト]]の傭兵となった。シーン3で地上に帰還してからは[[アリオン・ルカダ|アリオン]]の仲立ちもあって、ネオ・ジオンのラカンと共に軍を率いる事になる。またバイストン・ウェルでの縁もあり、同じく地上に召喚された[[ガラリア・ニャムヒー]]とも共闘する事に。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
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;[[パプテマス・シロッコ]]
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
 
:性格や志向性は全く異なるが、馬が合った者同士。興味深い男。『ジョニー・ライデンの帰還』では、ゴップの「シロッコとはどんな男だった?」との質問に「面白いヤツでしたよ」と述べている。
 
:性格や志向性は全く異なるが、馬が合った者同士。興味深い男。『ジョニー・ライデンの帰還』では、ゴップの「シロッコとはどんな男だった?」との質問に「面白いヤツでしたよ」と述べている。
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;[[サラ・ザビアロフ]]
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:自身は[[ニュータイプ]]だが、ヤザンからは強化人間だと思われている。シロッコに「ヤザン大尉はどういう男か?」と印象を聞かれた際に「狂暴で野獣のような方です」と述べていたが、2人がすぐに打ち解けると「初めて会ったというのに、あのように馬が合うものなのか…」と驚いていた。
 
;[[レコア・ロンド]]
 
;[[レコア・ロンド]]
 
:作中では、まるで身をゆだねるかのように何度攻撃しても、乗機のハンブラビに纏わり付いてくる彼女の乗る[[メタス]]に動揺を隠し切れなかった。後に大破したメタスから彼女を連れてティターンズへ帰る事に。
 
:作中では、まるで身をゆだねるかのように何度攻撃しても、乗機のハンブラビに纏わり付いてくる彼女の乗る[[メタス]]に動揺を隠し切れなかった。後に大破したメタスから彼女を連れてティターンズへ帰る事に。
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==== [[エゥーゴ]] ====
 
==== [[エゥーゴ]] ====
 
;[[カミーユ・ビダン]]
 
;[[カミーユ・ビダン]]
:作中で何度も激闘を繰り広げる宿敵。最終的にはカミーユの怒りの覚醒によって倒される。戦うことが目的のヤザンには、カミーユから溢れ出る力がわからなかったようである。それでも戦死することはなく、『ΖΖ』までしぶとく生き延びる。
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:何度も激闘を繰り広げる宿敵。カミーユからは「精神的プレッシャーは感じない。ただ強いだけだ」と評され、最終的にはカミーユの怒りの覚醒によって倒される。戦うことが目的のヤザンには、カミーユから溢れ出る力がわからなかったようである。それでも戦死することはなく、『ΖΖ』までしぶとく生き延びる。
 
;[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]
 
;[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]
:作中では彼に対し、有利に戦いを進めたこともある。『第2次α』では彼(シャア)が率いる[[ネオ・ジオン]]に属するが、あくまでカミーユたちへの因縁を晴らすためで、ネオ・ジオンの思想などには興味はない模様。
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:彼に対し有利に戦いを進めたこともある。『第2次α』では彼(シャア)が率いる[[ネオ・ジオン]]に属するが、あくまでカミーユたちへの因縁を晴らすためで、ネオ・ジオンの思想などには興味はない模様。
 
;[[ブライト・ノア]]
 
;[[ブライト・ノア]]
 
:『ΖΖ』では[[アーガマ]]襲撃の際に彼に銃撃される。
 
:『ΖΖ』では[[アーガマ]]襲撃の際に彼に銃撃される。
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:『ΖΖ』ではアーガマ襲撃の際に銃を突きつけて人質にする。
 
:『ΖΖ』ではアーガマ襲撃の際に銃を突きつけて人質にする。
 
;[[エマ・シーン]]
 
;[[エマ・シーン]]
:作中では、何度も交戦した敵。最終決戦では、カツを殺した事で逆上した彼女に可愛い部下のラムサスとダンゲルを撃墜されるが、[[レコア・ロンド|レコア]]が乗っていた[[パラス・アテネ]]の残骸を爆発させ、彼女に致命傷を負わせる。
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:何度も交戦した敵。最終決戦では、カツを殺した事で逆上した彼女に可愛い部下のラムサスとダンゲルを撃墜されるが、[[レコア・ロンド|レコア]]が乗っていた[[パラス・アテネ]]の残骸を爆発させ、彼女に致命傷を負わせる。
 
;[[カツ・コバヤシ]]
 
;[[カツ・コバヤシ]]
:作中では、何度も交戦。最終決戦では、調子に乗って隕石に激突にコントロール不能となった彼の乗る[[Gディフェンサー]]を「ネズミ」と罵って撃墜した。
+
:何度も交戦。最終決戦では、調子に乗って隕石に激突にコントロール不能となった彼の乗る[[Gディフェンサー]]を「ネズミ」と罵って撃墜した。
 
;[[ヘンケン・ベッケナー]]
 
;[[ヘンケン・ベッケナー]]
:作中では、最終決戦でエマの[[ガンダムMk-II]]を甚振っている最中に、彼女を庇うべく割って入ってきた彼の指揮する[[ラーディッシュ]]のブリッジを打ち抜いて、撃沈した。
+
:最終決戦でエマの[[ガンダムMk-II]]を甚振っている最中に、エマを庇うべく割って入ってきた彼の指揮する[[ラーディッシュ]]のブリッジを打ち抜いて、撃沈した。
 
;[[トーレス]]
 
;[[トーレス]]
 
:『ΖΖ』にてプチモビ同士で交戦し、完全に圧倒した。
 
:『ΖΖ』にてプチモビ同士で交戦し、完全に圧倒した。
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;[[スレイ・プレスティ]]
 
;[[スレイ・プレスティ]]
 
:『第2次α』にて「アイビスの打倒」という私怨一心で[[ネオ・ジオン]]に協力を申し出る彼女の申し出を受諾している。珍しく戦士と認めた女。
 
:『第2次α』にて「アイビスの打倒」という私怨一心で[[ネオ・ジオン]]に協力を申し出る彼女の申し出を受諾している。珍しく戦士と認めた女。
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;[[アリオン・ルカダ|アリオン]]
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:『COMAPACT3』で共演。地上へ帰還したヤザンへ接触し、ラカンとの仲立ちを務めた。その際ヤザンを「修羅向き」だと認めている。
 
;[[ルーディー・ピーシーザルト]]
 
;[[ルーディー・ピーシーザルト]]
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では彼女に[[UND]]に勧誘されるが、彼女がUNDを離反した際は追撃した。
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では彼女に[[UND]]に勧誘されるが、彼女がUNDを離反した際は追撃した。
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=== 機動戦士Ζガンダム ===
 
=== 機動戦士Ζガンダム ===
 
==== TV版 ====
 
==== TV版 ====
;「戦場では、びびった者が死ぬんだ。覚えておけ!」<br/>「死ぬなよ…」
+
;「こいつ、さっきと動きが違う…少しは骨があるようだ…!」
:出撃の際に、新入りのアドルに声をかけて。戦場では野獣の如く戦いを楽しむヤザンだが、部下を大事にする想いは本物であり、その人柄がよく滲み出ている台詞である。
+
;カミーユ「貴様!遊びをやっているつもりか!?」
;「縮んどるぞぉ! まだ出撃前だ。しっかりせい!」
+
;「子供か!?」
:緊張するアドルに対し、彼の股間を握りながら。手段は非常にアレではあるが、緊張をほぐすためのものであり、前述の台詞通り彼の部下に対する思いやりが強いという一面を如実に表している。なお、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[アラド・バランガ|アラド]]が、『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』では[[生体CPU]]三人組が、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では[[レーン・エイム|レーン]]がアドルと同様の被害に遭っている。
+
;カミーユ「子供なものか!」
;「まだ子供の間合いだな」
+
:第24話「反撃」より。初登場。[[Ζガンダム]]のパイロットが[[レコア・ロンド]]から[[カミーユ・ビダン]]に交代し、ヤザンはすぐさま能力の違いを感じ取るも、パイロットが少年だと知り驚く。
:カミーユのΖガンダムとの初戦闘時。ギャプランでΖを圧倒するヤザンの戦闘能力に、カミーユも戦慄する。
+
;「まだ子供の間合いだな!」
 +
:第25話「コロニーが落ちる日」より。[[ギャプラン]]でΖガンダムを圧倒するヤザンの戦闘能力に、カミーユも戦慄する。
 
:スパロボでは回避時の台詞に採用。
 
:スパロボでは回避時の台詞に採用。
;「バカな!?このマシーンの弱点を知ってるって言うのか!?」
+
;「戦場では、びびった者が死ぬんだ。覚えておけ!」<br/>「死ぬなよ…」
:[[サラ・ザビアロフ]]が教えた[[ギャプラン]]の死角をカミーユに突かれて。
+
:第26話「ジオンの亡霊」より。出撃の際に、新入りのアドル・ゼノに声をかけて。戦場では野獣の如く戦いを楽しむヤザンだが、部下を大事にする想いは本物であり、その人柄がよく滲み出ている台詞。
;「ここは戦場だからな…」
+
;「縮んどるぞぉ!まだ出撃前だ。しっかりせい!」
:ジャマイカンを謀殺して。
+
:同26話より。緊張するアドルに対し、彼の股間を握りながら。手段は非常にアレだが緊張をほぐすためのもので、前述の台詞と同じく、部下に対しては思いやりのある一面を表している。SRWでは未登場のアドルに代わり、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[アラド・バランガ|アラド]]、『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』では[[生体CPU]]3人組、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では[[レーン・エイム|レーン]]が被害に(?)遭った。
;「女が戦場に出てくるなんざ気に入らねぇんだよ、消えな!」
+
;「誰がパイロットだ!?この前の小僧か!?」
:女性に優しく、なんてことはまさか無いだろうが、彼なりの戦いへのポリシーが全面に出ている。
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;エマ「カミーユのこと!?」
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;「女!?」
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:同26話より。エース機と目される[[ガンダムMk-II]]のパイロットが女性の[[エマ・シーン]]だったことに驚く。カミーユは非番のため[[アーガマ]]で寝ていたが、夢でエマの窮地を感じ取り、急いでΖガンダムで戦場に向かっていた。
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;「女子供に頼るとは、エゥーゴも底が浅いな!」
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:同26話より。カミーユには「そうさせたのはティターンズだろ!」と言い返されている。
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;「何だと!?味方に向かって発砲したのか!?」
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:同26話より。戦線離脱を図る[[ラーディッシュ]]を撃墜するため、友軍のいる戦闘空域ごと集中砲火を実行した[[ジャマイカン・ダニンガン]]に激怒(部下のアドルは砲撃に巻き込まれ死亡)。両者は以前から反りが合わず、ヤザンの「正攻法で戦わせろ!」という訴えを却下して、ジャマイカンは月面都市[[グラナダ]]に[[コロニー落とし]]を敢行・失敗するなどしていた。
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;「いい子だ…ちゃんと追い付いてくれよ…」「撃てよ、ガンダム…狙いを外すな…!」「ここは戦場だからな…」
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:同26話より。エマの駆る[[スーパーガンダム]]を母艦[[アレキサンドリア]]に誘導。そして放たれたロングライフルの射撃を自機に当たる直前に回避し、母艦のブリッジに直撃させジャマイカンを謀殺する。これによりアレキサンドリアの艦長には、新たに[[ガディ・キンゼー]]が就任することになった。
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;「こんなオンボロで戦おうって考えには耐えられん」「俺の乗る船には旧式な人形も、その半端な戦闘人形なんかも載せておきたくないのさ」
 +
:第27話「シャアの帰還」より。目の上のたん瘤だったジャマイカンが消えたため、ヤザンは母艦アレキサンドリアを自分好みに環境整備し始め、[[ハイザック]]を艦から放棄しようとしていた。なお、“戦闘人形”とは[[サラ・ザビアロフ]]を指しており、これはヤザンがサラを[[強化人間]]だと見做しているため。ヤザンも[[ブラン・ブルターク]]らと同様に、強化人間という存在に懐疑心を持っていると思われる。
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;「段取りを考えていたら、味方にも出し抜かれるってことでね!」
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:同27話より。ブリッジからの指示を受ける前に、ヤザン隊は勝手に出撃。歴戦の指揮官ガディも野良犬のようなヤザンの手綱は握れず、苦肉の策として囮に使うしかなかった。
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;「気に入らんな」「得体の知れない力を感じる。あの感じ…好きではない」
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:第32話「謎のモビルスーツ」より。新型の[[可変モビルスーツ|可変MS]][[ハンブラビ]]に乗った感想を[[パプテマス・シロッコ]]に尋ねられて。小説版の設定ではハンブラビに[[バイオセンサー]]が搭載されているため、その感覚を嫌ったものとも推測されるが詳細は不明。
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;「ふっふっふ…パプテマス・シロッコ、お前は面白いな…」
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:同32話より。ハンブラビに不満を述べていると、シロッコに「そう思うのは君が今まで楽をしてきたからだ」「その感じ方は素敵だ」「君の可能性を感じさせるのだよ」と予想外の方向から褒めそやされてご満悦に。これを機に2人は不思議な信頼関係を築いていった。
 +
;「いい勘をしている敵だぜ。ふっ、面白そうだ!」
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:同32話より。[[ドゴス・ギア]]が[[クワトロ・バジーナ]]の駆る[[百式]]からの長距離射撃を受けて。優れた[[ニュータイプ]]パイロットのクワトロならではの離れ業を、ヤザンは“野生の勘”的なものと受け止めた様子。
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;「『クモの巣』は一発勝負だ!抜かるな!」
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:第33話「アクシズからの使者」より。新たに招集した旧知の部下[[ラムサス・ハサ]]と[[ダンケル・クーパー]]に初陣で新戦法を使うと呼びかける。ラムサスには「いきなり実践で『クモの巣』とは、相変わらず人使いが荒いですな!」と軽口を叩かれているが、ダンケルからは「呼んでいただいて光栄に思っております!」と感謝されていた。なお、『クモの巣』は名称通り罠のような初見殺し戦法だが、スパロボでは何度でも同じ相手に使うことができる。
 +
;「女が戦場にいるなんてのは気に入らないんだよ!消えな!」
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:同33話より。Ζガンダムに『クモの巣』を成功させるも、直後にレコアの[[メタス]]に奇襲を受け激高。女性に優しく、なんてことはまさか無いだろうが、彼なりの戦いへのポリシーが全面に出ている。
 
:スパロボでも対女性パイロットの[[特殊戦闘台詞]]として採用されている。
 
:スパロボでも対女性パイロットの[[特殊戦闘台詞]]として採用されている。
;「お前もその仲間に入れてやるってんだよォッ!」
+
;「幻覚に俺が騙されるものか!」
:終盤、最終決戦においてヘンケンやエマを討たれて激昂するカミーユに対して。劇場版では'''「お前にもそれを体感させてやるってんだよォッ!」'''に差し替わっている。『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』ではカミーユと戦う機会が無いが、[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[ケイジ・タチバナ|ケイジ]]に対してこの台詞を言っている。
+
:第34話「宇宙が呼ぶ声」より。何かに導かれるように突然現れたレコアと対峙した際、お互いニュータイプ的な感応を示し、MS内部で操縦を行う肉体を認識し合う。ヤザンはこの謎の現象に困惑するも、この台詞と共に迷いを振り切ってメタスを戦闘不能に追い込み、以降こういった超常現象が自身に発生することもなくなったため、いわゆる'''ニュータイプ覚醒拒否'''という珍しい事例とされている。なお、レコア側がMS越しに認識できたのは“ヘルメットを被ったノーマルスーツのパイロット(ヤザン)”までで、ヤザンの人相などは分からない形だったが、ヤザン側は“一糸まとわぬ全裸の女性(レコア)”を認識したため、ヤザンのニュータイプとしての素養は高かったものと思われる。
 +
;「な、何なんだ!?こいつは!?」「なぜ来る!?」「まともそうな女が…何で…?」
 +
:同34話より。既に無力化したメタスで尚も突撃、更にはコクピットから生身で飛び出してくるレコアの姿に、さすがのヤザンも理解が追い付かない状態に陥っていた。程なくメタスが爆散し始めたため、ヤザンはハンブラビの掌で反射的にレコアを保護、奇襲作戦も失敗し反転攻勢を受けたため、レコアを連れて撤退を余儀なくされる。以降[[エゥーゴ]]でのレコアはMIA扱いとなり、アーガマのクルーは悲嘆に暮れていた。
 +
;「お前もその仲間に入れてやるってんだよ!」
 +
:第49話「生命散って」より。最終決戦において、「いっぱい人が死んだんだぞ!」と激昂するカミーユに対して。劇場版では'''「お前にもそれを体感させてやるってんだよ!」'''に差し替わっている。『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』ではカミーユと戦う機会が無いが、[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[ケイジ・タチバナ|ケイジ]]に対してこの台詞を言っている。
 +
;「何だと!?あ、あれは…!?」「こいつ、何だ…!?」「あ、あの光…バリアなのか…!?」
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:同49話より。ニュータイプの力が極限まで先鋭化したカミーユにΖガンダムが応え、全ての攻撃が遮断されてしまう。打つ手のなくなったヤザンはMA形態のハンブラビで逃走を図るも、ΖガンダムはMS形態でそれを易々と追跡する異常な加速性能を見せ、最後は異常に長大化したビームサーベルで機体を真っ二つにされる。ただし、ヤザン自身は脱出ポッドで戦線離脱に成功した。
  
 
==== 劇場版 ====
 
==== 劇場版 ====
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;「男には、一度立てた志というものがある!」
 
;「男には、一度立てた志というものがある!」
 
:第8話にて、ゲモンと喧嘩した際の台詞。しかし、骨付き肉を咥えながらゲモンとコミカルな痴話喧嘩を繰り広げるヤザンの姿にかつての面影は無い。
 
:第8話にて、ゲモンと喧嘩した際の台詞。しかし、骨付き肉を咥えながらゲモンとコミカルな痴話喧嘩を繰り広げるヤザンの姿にかつての面影は無い。
;「ティターンズの俺がみじめな生活をしなきゃならなかったのも! ジャンク屋ごときに身分を隠してへーこらしなきゃならなかったのも! どれもこれもみんなお前のせいだ! だいたい、こんなコロニーに来なきゃならなかったのも[[グリプス戦役|前の戦い]]でお前にやられたせいじゃないか!」<br />ジュドー「俺じゃないよ!」<br />「白を切るな! お前のせいで何度死にそうな目にあったと思ってるんだ! 」<br />ジュドー「俺じゃないってば!!」
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;「ティターンズの俺がみじめな生活をしなきゃならなかったのも!(ガンッ!) ジャンク屋ごときに身分を隠してへーこらしなきゃならなかったのも!(ガンッ!) どれもこれもみんなお前のせいだ!(ガンッ!、ガンッ!) だいたい、(ガンッ!)こんなコロニーに来なきゃならなかったのも(ガンッ!)[[グリプス戦役|前の戦い]]でお前にやられたせいじゃないか!(ガンッ!)」<br />ジュドー「俺じゃないよ!」<br />「白を切るな! お前のせいで何度死にそうな目にあったと思ってるんだ! 」<br />ジュドー「俺じゃないってば!!」
:同話、ジュドーが乗るΖと交戦した際の恨み節。言うまでもなく、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]のせいである。
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:同話、ジュドーが乗るΖと交戦した際、ゲゼで羽交い締めにしてZの頭部をどつき回しながら恨み節。言うまでもなく、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]のせいである。
 
;「マシュマーやロンメルたちの墓を建てる。ここは宇宙じゃないから、後始末はキチンとやらなくちゃな。」
 
;「マシュマーやロンメルたちの墓を建てる。ここは宇宙じゃないから、後始末はキチンとやらなくちゃな。」
 
:小説版にて。戦死したマシュマーやロンメルを手厚く葬る。仲間に対する優しさはΖ時代から変わらない。
 
:小説版にて。戦死したマシュマーやロンメルを手厚く葬る。仲間に対する優しさはΖ時代から変わらない。
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
;「殺しちゃいかん、壊しちゃいかん、オレの戦場とは勝手が違い過ぎる! 戦争が変わったとでも言うのか?」
+
;ジョニー・ライデンの帰還
:『ジョニー・ライデンの帰還』より。本作は『ΖΖ』から『逆襲のシャア』間の時代のミッシングリンクを描いた作品であり、大規模戦が鳴りを潜め局地戦と軍縮の時代へと変化する過渡期を象徴するセリフのひとつ。
+
:;「殺しちゃいかん、壊しちゃいかん、オレの戦場とは勝手が違い過ぎる! 戦争が変わったとでも言うのか?」
;「迷いが無い…、イングリットは[[シャア・アズナブル]]と言っていたが」「こいつ本当にあの[[百式|金ピカ]]を操っていた男なのか?」
+
::同作は『ΖΖ』から『逆襲のシャア』間の時代のミッシングリンクを描いた作品であり、大規模戦が鳴りを潜め局地戦と軍縮の時代へと変化する過渡期を象徴するセリフのひとつ。
:同上。本作でのシャアは新生ネオ・ジオンを立ち上げた直後の時期にあたり、クワトロ時代にはあまり見られなかった荒々しい戦闘に変化していることを示すセリフ。もっとも、『ファースト』や『逆襲のシャア』での活躍を考えればこちらが本来のスタイルであろう。
+
:;「迷いが無い…、イングリットは[[シャア・アズナブル]]と言っていたが」<br />「こいつ本当にあの[[百式|金ピカ]]を操っていた男なのか?」
;「自分の欲求に正直な者は、信用出来ると思っている」
+
::同作でのシャアは新生ネオ・ジオンを立ち上げた直後の時期にあたり、クワトロ時代にはあまり見られなかった荒々しい戦闘に変化していることを示すセリフ。もっとも、『ファースト』や『逆襲のシャア』での活躍を考えればこちらが本来のスタイルであろう。
:連邦議会議長・ゴップと対面し、私兵部隊への参加を持ちかけられた際の返答。ゴップがヤザン(作中ではヴァースキ)に依頼した理由やその腹の内を知り、引き抜きに応じた。
+
:;「自分の欲求に正直な者は、信用出来ると思っている」
;「こんなおそくまでお仕事… 本当にご苦労様ですねぇ!」
+
::連邦議会議長・ゴップと対面し、私兵部隊への参加を持ちかけられた際の返答。ゴップがヤザン(ヴァースキ)に依頼した理由やその腹の内を知り、引き抜きに応じた。
:スピンオフコメディ漫画の「アラサーOLハマーン様」のコミックス3巻収録の第39話より。深夜にジュドー君会いたさに行きつけのコンビニに来たら、店長の彼がレジに来て想定外の事態に強面さもあって内心動揺するハマーンだったが、'''本編からは考えられないような爽やかで優しい笑顔と、このねぎらいの言葉に、さしものハマーンも感銘を受けるのだった。'''
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;アラサーOLハマーン様
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:;「こんなおそくまでお仕事… 本当にご苦労様ですねぇ!」
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::コミックス3巻収録の第39話より。深夜にジュドー君会いたさに行きつけのコンビニに来たら、店長の彼がレジに来て想定外の事態に強面さもあって内心動揺するハマーンだったが、'''本編からは考えられないような爽やかで優しい笑顔と、このねぎらいの言葉に、さしものハマーンも感銘を受けるのだった。'''
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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==== VXT三部作 ====
 
==== VXT三部作 ====
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;「またお前等と共に戦う事になるといいな」
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:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』独自ルート第23話「赤い海と戦いの大地」にて。本人はロンド・ベルと[[ミスリル]]、別世界の協力者たちが連邦司令部の指揮下に入ることを願って言った言葉だったが[[ヤシマ作戦|別の]][[隠し要素/V|形]]で叶うことになる。
 
;「シャングリラでお前達にやられた後、自力で地球に帰ったんだよ! あの時はよくもやってくれたな! ここで借りを返すぞ!」
 
;「シャングリラでお前達にやられた後、自力で地球に帰ったんだよ! あの時はよくもやってくれたな! ここで借りを返すぞ!」
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第25話ロンドベルルート「孤立」においてのジュドーとの戦闘前会話。何気にスパロボでは初となる『ΖΖ』序盤でのシャングリラ・チルドレンとの確執に触れている。
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:『V』第25話ロンドベルルート「孤立」においてのジュドーとの戦闘前会話。何気にスパロボでは初となる『ΖΖ』序盤でのシャングリラ・チルドレンとの確執に触れている。
 
:なお、コミカルな面がほとんど見られず順風満帆な状態という事もあってか、ヤザン撤退時にシャングリラ・チルドレンは彼を見直した様子。
 
:なお、コミカルな面がほとんど見られず順風満帆な状態という事もあってか、ヤザン撤退時にシャングリラ・チルドレンは彼を見直した様子。
 
;「各機、攻撃開始だ!死ぬなよ!」
 
;「各機、攻撃開始だ!死ぬなよ!」
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;(フン……言いはぐらかすなんざ、まるで人間じゃないか。いったい、誰がこんな酔狂な人形を作ったんだ?)
 
;(フン……言いはぐらかすなんざ、まるで人間じゃないか。いったい、誰がこんな酔狂な人形を作ったんだ?)
 
:上記の場面の直後、あくまでもシーズンのシリアルナンバーとしての使命でアーク・アルファ側のイレギュラーと戦う意思を表明するサマー・ワンの言葉を受けて。どう言葉で取り繕っても、戦士としての本能を隠せない彼に、ある種の感心を覚える。
 
:上記の場面の直後、あくまでもシーズンのシリアルナンバーとしての使命でアーク・アルファ側のイレギュラーと戦う意思を表明するサマー・ワンの言葉を受けて。どう言葉で取り繕っても、戦士としての本能を隠せない彼に、ある種の感心を覚える。
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 +
==スパロボシリーズの迷台詞==
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;「…おい、ラムサス。ここは、いつからミドル・スクールになった?」<br>ラムサス「…正直言って、自分も面食らっております」
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:『第2次α』の第1話より。配属されてきたアラドとゼオラの夫婦漫才に、2人揃って呆れてしまう。
  
 
== 主な搭乗機体 ==
 
== 主な搭乗機体 ==
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:『[[第4次]]』。
 
:『[[第4次]]』。
 
;[[バウ]]
 
;[[バウ]]
:『[[第4次]]』。
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:『第4次』。
 
;[[ドーベン・ウルフ]]
 
;[[ドーベン・ウルフ]]
 
:『第3次』、『[[EX]]』、『第4次』。
 
:『第3次』、『[[EX]]』、『第4次』。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*キャラクターデザインは講談社刊『機動戦士Zガンダムヒストリカ』によれば、永野護の描いたデザイン画の服装を面白がった安彦良和が、顔のみを描き直して出来上がった。
 
*キャラクターデザインは講談社刊『機動戦士Zガンダムヒストリカ』によれば、永野護の描いたデザイン画の服装を面白がった安彦良和が、顔のみを描き直して出来上がった。
**そのヤザンの顔について安彦は「(Zガンダム放映開始と同時期に日本で公開された)映画『デューン/砂の惑星』で、イギリスのロック歌手であるスティングが演じたフェイド・ラウサをモチーフに描いた」という。
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**そのヤザンの顔について安彦は「(Zガンダム放映開始と同時期に日本で公開された)[[映画]]『デューン/砂の惑星』で、イギリスのロック歌手であるスティングが演じたフェイド・ラウサをモチーフに描いた」という。胸元の亀のタトゥーはスティングのアルバム「ブルー・タートルの夢」のオマージュ。
 
**当該映画がテレビ朝日で放映された際には、ヤザン役の大塚氏がラウサの吹き替えを担当している。
 
**当該映画がテレビ朝日で放映された際には、ヤザン役の大塚氏がラウサの吹き替えを担当している。
 
*上記の通り、エゥーゴの名だたるパイロット達を死に追いやった実力から、「宇宙世紀におけるオールドタイプ最強のパイロットは誰か?」という議論では[[アナベル・ガトー]]らとともに真っ先に名前が挙がる。
 
*上記の通り、エゥーゴの名だたるパイロット達を死に追いやった実力から、「宇宙世紀におけるオールドタイプ最強のパイロットは誰か?」という議論では[[アナベル・ガトー]]らとともに真っ先に名前が挙がる。
 
*小説版『Ζ』では、最終決戦時にサラが攻撃している隙を突いてカミーユに強襲するが逆に撃退されてハンブラビのコクピットブロックを破壊されている。しかし後述の『ΖΖ』では普通に登場するため、脱出には成功している。
 
*小説版『Ζ』では、最終決戦時にサラが攻撃している隙を突いてカミーユに強襲するが逆に撃退されてハンブラビのコクピットブロックを破壊されている。しかし後述の『ΖΖ』では普通に登場するため、脱出には成功している。
 
*小説版『ΖΖ』では[[マシュマー・セロ]]とゲモンを加えて[[地球]]に降り立ち、ジュドーに挑むが結局は敗れて砂漠の民として生きることになるという顛末が描かれている。
 
*小説版『ΖΖ』では[[マシュマー・セロ]]とゲモンを加えて[[地球]]に降り立ち、ジュドーに挑むが結局は敗れて砂漠の民として生きることになるという顛末が描かれている。
*コミックボンボン掲載の漫画版『ΖΖ』では全く登場せず、シャングリラ・チルドレンが自分たちの意思でΖ強奪を思い立ったことにされている。
+
*『コミックボンボン』掲載の漫画版『ΖΖ』では登場せず、シャングリラ・チルドレンが自分たちの意思でΖ強奪を思い立ったことにされている。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年11月16日 (土) 16:15時点における最新版

ヤザン・ゲーブルは『機動戦士Ζガンダム』および『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場人物。

ヤザン・ゲーブル
外国語表記 Yazan Gable[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 大塚芳忠
デザイン 安彦良和(Ζ)
北爪宏幸(ΖΖ)
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 29歳
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ティターンズ
軍階級 大尉
テンプレートを表示

概要編集

機動戦士Ζガンダム編集

ティターンズMSパイロット。ティターンズの理念には関心が無く、戦闘そのものを楽しむ野獣のような男。地球連邦軍側としては珍しい傭兵気質であり、「戦場にしか興味はない」と自称する。当人自身、強力なニュータイプとしての素質を持っていたがヤザン当人はニュータイプに覚醒しそうになった時点で強くこれを拒否、及び彼曰く『こんなものはオカルトだ』として否定する。結果として後のヴァースキ時代になった際に検査してもらった時の結果をヤザン自身『オレはニュータイプ特性がないそうだ』と述懐している。

自分の主義と合わない上官のジャマイカン・ダニンガン少佐の謀殺を画策し、ジャマイカンの乗り込むアレキサンドリアを背にして戦い、エゥーゴガンダムMk-IIの攻撃を寸前で避けてブリッジに命中させるという離れ業で目的を果たす。その後、パプテマス・シロッコのスケールの大きさに興味を持ち、その野望に協力するが、これも思想面に共感したわけではなく、あくまでシロッコ当人に興味を持ったため味方した、という雰囲気が窺える。劇場版ではティターンズ首魁となったバスク・オムを誅殺(ジャマイカンは登場シーンが大幅にカットされた影響もあると思われる)してシロッコ側に寝返るための手土産とした。

一方で、女性や子供を戦争に巻き込んだり、コロニー落としやサイド2への毒ガス攻撃といった無差別虐殺に対しては嫌悪感を顕にしている。また、部下には初出撃に緊張する部下の股間を握って緊張をほぐしたり、色々と的確なアドバイスをしたり、ラムサス・ハサの戦死時に彼の名を叫び激昂したりと、敵役ではあるもののはっきりと好漢な一面も持ち合わせており、根っからの悪人ではなく受けた恩義には必ず報いる一面もある。戦い自体が目的でこそあれ、曲がりなりにも共に闘う仲間に対しては思いやりを見せる。

パイロットとしての腕は一流で、ギャプランハンブラビといった、並のパイロットでは持てあます高機動の機体を常に与えられており、自在に乗りこなす。特にハンブラビに乗りかえてからは、部下のラムサス少尉やダンゲル・クーパー少尉[2]と組み、「クモの巣」などの連携攻撃でエゥーゴのパイロット達を大いに苦しめる。戦いを目的とする「獣」でありながら、獲物を仕留めるための知略も持ち合わせており、カミーユ・ビダン駆るΖガンダムですら、一方的な展開であと一歩のところまで追いつめた数少ない人物であった。

『Ζガンダム』最終決戦のグリプス2争奪戦ではヘンケン・ベッケナー座乗のラーディッシュを撃沈、Gディフェンサーから分離して尚食い下がるカツ・コバヤシを敗死に追いやり、更にはエマ・シーンにも致命傷をもたらしており、作中の敵方パイロット全体としてもずば抜けた戦果をあげた。その直後、仲間たちを殺された怒りでΖガンダムのバイオセンサーの異能を発動させたカミーユによって乗機ハンブラビは撃墜されるものの、その爆炎のなかコックピットの脱出ポッドが逃れている様が映っている。

機動戦士ガンダムΖΖ編集

前述のグリプス2争奪戦にてカミーユに撃墜された時に脱出に成功していた為、今作の冒頭にてサイド1のシャングリラにたどり着く。そのコロニーアーガマが入港していることを知り、自分を助けてくれたジュドー・アーシタ達をそそのかし、アーガマのΖガンダムを奪おうとするが、サエグサに重傷を負わせたことでジュドーの怒りを買い、失敗してしまう。その後、ジャンク屋のゲモン・バジャックと協力して、モビルスーツ・ゲゼでアーガマを襲うが、ジュドーのΖガンダムに撃墜される。

この頃から黒い帽子に黒マントと、『戦闘メカ ザブングル』のティンプ・シャローンのような格好をするようになっている。穴に落ちるなどコミカルな描写が多く、『Ζ』の頃の強敵感は影を潜めてしまう。ファンの間では、環境が環境なため、ハンブラビやギャプランのような強いMSが手に入らなかった点や、酸素欠乏症になったなどという説が語られている。

特に死亡した描写はないが、そのまま物語からフェードアウトする。

その後編集

宇宙世紀0090年(『ΖΖ』の2年後)が舞台となる漫画『MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に、地球連邦軍の極秘任務に従事する特殊部隊「ナイトイエーガー隊」の中隊長であるヴァースキ・バジャックが登場する。後にゴップ連邦議会議長(元・大将)に召喚され、議長の私兵部隊の隊長となることを要請された際、ゴップはヴァースキを「ヤザン・ゲーブル大尉」と呼んだが、ヴァースキは遠まわしに自分がヤザンであることを認めつつも、あくまで別人であると韜晦している。

この作品では『ΖΖ』時代のコミカルな部分はなりを潜め、『Ζ』時代を思わせるエースパイロットとして活躍しているが、単なる戦闘狂とは一線を画す落ち着いた部分も見せるなど経験を感じる描写もある。

過去を、戦争ができると言うだけで思想も無しに思想組織に懐いて大失敗をした。と語ったことから、名前を変えたことも含めティターンズ時代のことは好ましく思っていないようだ。

彼がトラウマを抱えつつも参加した理由は地球連邦政府によって設立された『元ティターンズ救済機構』によって救われた恩義に報いるという意図もあったようである。

なお劇中でヴァースキ=ヤザンと明言される以前に、初登場話が収録された第4巻の帯でヤザンだと明言されている。これは作者の意図したものではなく出版社側が独断でやった事で寝耳に水であった事を巻末漫画で語っている。まあ、かつてティターンズに所属・ハンブラビの搭乗経験があるという経歴に加え、金髪のリーゼント・浅黒い肌の色という風貌で一目瞭然であるが。

登場作品と役柄編集

スパロボにおいてもその能力は健在で、ニュータイプではないMSパイロットとしてはかなり手こずらされる。オールドタイプとしてはアナベル・ガトーと双璧を成す強敵。更に作品によっては合体攻撃までしてくる。

『Ζガンダム』は参戦しても死亡後の扱いが多いシロッコやバスク達に比べ、登場回数ははるかに多い。原作では死亡しなかった事や、シロッコ陣営に乗り変えた経緯から様々な陣営に所属する事が多く、特にαシリーズでは敵パイロットでは部下の二人と共に唯一皆勤賞を果たした。また、原作で死亡描写がなかったキャラが死亡する展開自体が稀なスパロボで度々戦死してしまう、ある意味特に稀有な扱いを受けるキャラの1人となっている。

参戦時は基本『Ζガンダム』設定であり、『機動戦士ガンダムΖΖ』のヤザンは言及、および立ち絵の再現に留まる。『スーパーロボット大戦F完結編』のキャラクター事典では「宇宙を漂流していた時に酸素欠乏症にでもなっていたのか、この頃のヤザンはギャグが板についていた。」などと評されている。

旧シリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。DCに所属。第14話にしか登場しないが、このマップにはヤザンお手製のクモの巣が仕掛けてある。クモの巣にかかったユニットは移動できなくなるので要注意。ホワイトベース隊を見て反応していた。
第2次スーパーロボット大戦G
ハンブラビに乗り、中ボスとして登場。
第3次スーパーロボット大戦
DC所属。ジャマイカン・ダニンガンが登場しないためか、バスク・オムの部下として一度だけ登場。乗機はハンブラビ、ドーベン・ウルフバウンド・ドック
スーパーロボット大戦EX
マサキの章にてラカン共々ドーベン・ウルフで味方NPCとして登場する。カークスに雇われていた。カークス軍の同盟相手であるフェイル軍にいるロンド・ベルの面々に気付くと「やっちまうか!?」と好戦的な面を見せるも、ラカンに軽く嗜められ渋々従うシーンが印象的。
第4次スーパーロボット大戦S
DCからティターンズに鞍替え。序盤はライラ・ミラ・ライラの部下としてジェリド・メサカクリコン・カクーラーとともに味方NPCとして登場。敵対後はダンゲルやラムサスと共にハンブラビ、バウ、ドーベン・ウルフに乗る。
スーパーロボット大戦F完結編
本作から声が入った。ティターンズ所属。驚異的な性能のハンブラビに乗ってくる。本作では何故か、ジェリドやガトーに比べると控え目な能力値だが性格が超強気。DCルートでアクシズ落としをやろうとするシロッコに違和感を覚えてはいたが、結局最期まで付き合うことになった。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
基本的な位置付けは旧作と同じ。

αシリーズ編集

本シリーズにおいてはカミーユよりもリアル系主人公との因縁が深い。

スーパーロボット大戦α
ティターンズ所属。戦闘時の顔グラはヘルメットバージョン。ヒュッケバインMk-II奪取のため、リアル系第一話から登場し、途中でジュピトリアン側に付いて最終話二話手前まで出続ける。今回はギャプランMS)→ハンブラビドッゴーラと乗り換える。『機動戦士Vガンダム』のMSに乗るという珍しい展開。能力の高さはさすが。
スーパーロボット大戦α外伝
ティターンズに復帰。最初はギャプラン、その後はハンブラビに乗ってくる。
第2次スーパーロボット大戦α
ティターンズ残党のリーダーとして登場。アラド編では序盤は味方として操作可能。その後はもちろん敵対するが。同ルートのみ、ビルトファルケン共々強奪したGP02Aでを撃とうとしており、原作などで見せた虐殺を嫌う一面は見られなくなってしまったが(ティターンズ壊滅やカミーユやαナンバーズ打倒の執念でなりふり構わなくなったのだろう)、一方でアラドとは敵対する事になってもその事を気にかけるなど、好漢な一面の描写が皆無となってはいない。カミーユ覚醒イベントに関わる重要な人物である。第38話で彼を撃墜しなかった場合、第39話で敵増援としてヤザン隊が登場する。それ以降は登場しなくなる。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
ブルーコスモス生体CPU3人組を率いる戦闘指揮官として登場。CPUの思考がひたすらカミーユに固執するものになっている。第51話にて前半マップでハンブラビ(ヤザン)が生存していた場合、後半マップで敵増援として単機小隊で現れる。同話にて撃墜した場合、戦死する。生体CPU3人組の面倒を見る場面が描かれるなど、相変わらず敵ではあるもののどこか憎めない印象を与える。

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
中盤から登場。今回もお約束として、Ζガンダムの武装イベント追加に関わっている。また、本作では『64』以来の合体攻撃「クモの巣」を使う。声優ネタで、ロジャーに「不愉快だ」と言われることがある。台詞が大幅に新規収録された。
死亡しているかは不明瞭な退場の仕方であったが、以後のZシリーズには登場しなかった。

COMPACTシリーズ編集

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン2とシーン5に登場し二度戦う。乗機はずっとハンブラビのままで魔改造もされていないため、終盤は容易く落とされてしまう。能力が高いだけに惜しい。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
ジェリド・メサと共にティターンズ残党のリーダー格だが、出番はシーン2で一度のみ。乗機のハンブラビ一般兵の物と変わらない上に、またザコとして能力の高いサイコガンダムもいるので、かなり印象は薄くなっている。
スーパーロボット大戦IMPACT
役割は『COMPACT2』と同じ。今回は第1部のみの登場であっさりと退場する。
スーパーロボット大戦COMPACT3
機動戦士ガンダムΖΖ』におけるジュドー達との一件の後、という珍しい設定。シーン1ではジェリドと組んで登場。シーン2では修羅の手引きでバイストン・ウェルにジェリド達と共に召喚され、ドレイク・ルフトの傭兵となった。シーン3で地上に帰還してからはアリオンの仲立ちもあって、ネオ・ジオンのラカンと共に軍を率いる事になる。またバイストン・ウェルでの縁もあり、同じく地上に召喚されたガラリア・ニャムヒーとも共闘する事に。

Scramble Commanderシリーズ編集

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
ジェリドやマウアー、また部下のダンゲル、ラムサスなどシロッコを除いたティターンズの主要人物が殆ど居ない中、彼だけは登場する。そのためか妙に戦う機会も多いが、カミーユとは戦う機会の無いまま戦死する。

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦V
中盤にてGハウンドの隊員として登場。搭乗機はハンブラビ。『ΖΖ』より後の時間軸で、自力で地球に帰還後連邦軍に復帰しており、ジュドーらシャングリラ・チルドレンとの面識もある。音声も新規収録が行われた。
ジェリドに比べるとかつて敵対したことでの遺恨は殆どなく、未だにカミーユに固執するジェリドを傍観している印象が強い。また、争いを好む本質こそ今まで通り持ち合わせてはいるものの、戦闘狂の狂戦士というより、良識ある好漢としての面がこれまでのSRWシリーズ以上に強調して描写されており、どことなく『ジョニー・ライデンの帰還』におけるヴァースキとしての彼を髣髴させる。
ジェリドと共に操作できるシナリオが存在する。ボーナスシナリオ「死闘のGハウンド」でも操作可能。
さらに条件を満たしていると第40話でジェリドとセットで自軍に加入する。スパロボで仲間入りするのは今作が初。寺田貴信Pによれば、仲間になる展開はスタッフからの提案。原作でジュドーと仲の良い時期があったことや、面白そうという理由でこの案は採用された[3]
戦力として考える場合、「」を覚えないので最大火力が劣る点と、オールドタイプなので搭乗機は選ぶ点はあるものの、能力的には申し分ない。また、「先見」を超低コストで使えるので、「戦闘もサポートもこなす万能タイプ」として運用すると良い。搭乗機はそのままハンブラビでも良いが、エースボーナスが「戦闘に参加すると気力+5」であるため、反撃で手数を出せる長射程の武装を持つ機体に乗せるのも良いだろう。
スーパーロボット大戦X
搭乗機は相変わらずハンブラビで、『ΖΖ』より後の時間軸である点も『V』同様。また、非戦闘時の服装が『ΖΖ』のものとなった。いきなりテンガロンハット姿で現れて面食らったプレイヤーも多いのではないだろうか。今作ではジット団に雇われている。異世界に飛ばされても全く動じず戦闘狂を貫いており、良くも悪くもその自由すぎる生き方はエクスクロスメンバーにも呆れを通り越して感心されている。また、最終決戦で自軍に声援を送るという、彼のキャラとしては珍しい役回りもある。そのままアル・ワースで生きていくような事を言っていたが、グレミーが仲間になっていた場合、エクスクロスが元の世界に帰るとなるとラカンと共にちゃっかり合流している。
スーパーロボット大戦T
UNDに雇われて登場。出番はボーナスシナリオを除くと第27・28・最終話のみであり、最終話では撃墜されるとそのまま死亡、撃墜しなかった場合は死亡せずどこかへ去っていくと、プレイヤーに生存を委ねられる。『V』や『X』と比べると従来作通りの戦闘狂のような扱いであり、待遇の悪さは否めない。

単独作品編集

スーパーロボット大戦64
他のティターンズのメンバーと同様にスペシャルズOZに所属。合体攻撃「クモの巣」を使ってくる。
ルートと選択肢によっては月面基地攻略戦で味方第3軍として登場する。味方に回っても圧倒的な技量を誇り、敵の攻撃の命中率が集中無しで普通に20%ほどであり、放っておくとクモの巣で2万5千あるムゲ戦艦を落としていく様は流石。
スーパーロボット大戦X-Ω
2019年11月のイベント「宇宙に揺らぐ陽炎」にてコウ・ウラキの上官となり、彼を導く役回りになるという異色の組み合わせが見られている。

関連作品編集

リアルロボット戦線
常にハンブラビに乗り、ダンゲル・ラムサスを率いて登場。特定のマップでのみ味方として操作できる。
Another Century's Episode
Another Century's Episode: R
Another Century's Episode Portable

パイロットステータス編集

上記の通り、オールドタイプ最強説も珍しくないパイロットだけあり、全体的に高水準の能力を誇る。下手なニュータイプ・強化人間よりも手強く、ガンダムシリーズを代表する強豪である。

精神コマンド編集

EX
根性幸運気合威圧熱血激怒
第4次S
ド根性気合集中ひらめき熱血威圧
F完結編αα外伝
ド根性気合熱血ひらめき必中加速
第2次α第3次α
集中必中ひらめき熱血狙撃かく乱
Z
必中ひらめき直撃気合熱血
VXT
加速必中先見気迫狙撃熱血
リアルロボット戦線
幸運集中ひらめき捨て身かく乱熱血

特殊技能(特殊スキル)編集

第4次S
切り払いL7
F完結編64
シールド防御L3、切り払いL9
α
シールド防御L4、切り払いL3
α外伝
指揮官L2、シールド防御L1
第2次α第3次α
切り払いL4、気力+ (ダメージ)ガード底力L8、カウンターL6、指揮官L3
Z
底力L9、ブロッキングカウンターL6、闘争心気力+(ダメージ)見切り
IMPACT
防御L9
64
切り払いL9、シールド防御L3
V
底力L6、闘争心L3、見切りL2、気力+(ATK)気力限界突破L2
XT
底力L6、闘争心L3、見切りL2、サイズ差補正無視L2、気力+(ATK)気力限界突破L2

小隊長能力(隊長効果)編集

反撃時の攻撃力+20%
第2次α』、『第3次α』で採用。
小隊攻撃の攻撃力+40%
Z』で採用。

エースボーナス編集

戦闘に参加すると気力+5。
V』、『X』、『T』で採用。戦いが好きなヤザンらしいボーナス。撃墜できなくても気力が上がっていくのは地味ながら強力。当然、単機で敵陣に放り込んで削り役を任せれば、デフォルトで持っている気力+(ATK)ともあいまって一気に気力が上がる。

パイロットBGM編集

「艦隊戦」
『第2次α』で採用。

人間関係編集

機動戦士Ζガンダム編集

ティターンズ編集

ラムサス・ハサダンゲル・クーパー
部下。「クモの巣」をはじめとした彼らとの連携攻撃でティターンズの戦線を押し上げた。
アドル・ゼノ
SRW未登場。ラムサス、ダンゲルが招集されるより先に、ヤザンの部下についていた新兵。Ζガンダム本編でヤザンに「縮んどるぞぉ!」(後述)と言われたのは彼。声優はダンゲルと同じ。
パプテマス・シロッコ
性格や志向性は全く異なるが、馬が合った者同士。興味深い男。『ジョニー・ライデンの帰還』では、ゴップの「シロッコとはどんな男だった?」との質問に「面白いヤツでしたよ」と述べている。
サラ・ザビアロフ
自身はニュータイプだが、ヤザンからは強化人間だと思われている。シロッコに「ヤザン大尉はどういう男か?」と印象を聞かれた際に「狂暴で野獣のような方です」と述べていたが、2人がすぐに打ち解けると「初めて会ったというのに、あのように馬が合うものなのか…」と驚いていた。
レコア・ロンド
作中では、まるで身をゆだねるかのように何度攻撃しても、乗機のハンブラビに纏わり付いてくる彼女の乗るメタスに動揺を隠し切れなかった。後に大破したメタスから彼女を連れてティターンズへ帰る事に。
劇場版では後に共に出撃してエゥーゴに挑むが、その際には彼女に「日和見主義者」と皮肉めいた言葉をぶつけられている。
ジャマイカン・ダニンガン
上官であるが完全に見下しており、艦砲射撃の巻き添えで部下を殺され自身も危うい目に遭うなど互いの信頼も皆無であった。結果的にヤザンの行動によって死亡する。
バスク・オム
劇場版ではジャマイカンではなく彼に引導を渡す。南無。
ジェリド・メサ
一部の作戦で共闘するが、あまり相性は良くなかった。『V』では共にGハウンドのエースとして活躍する。
ライラ・ミラ・ライラカクリコン・カクーラー
原作では特に関わることはない。
旧シリーズではDCの同僚だが、『第4次』で同じティターンズに鞍替えするまで絡みも無かった。

エゥーゴ編集

カミーユ・ビダン
何度も激闘を繰り広げる宿敵。カミーユからは「精神的プレッシャーは感じない。ただ強いだけだ」と評され、最終的にはカミーユの怒りの覚醒によって倒される。戦うことが目的のヤザンには、カミーユから溢れ出る力がわからなかったようである。それでも戦死することはなく、『ΖΖ』までしぶとく生き延びる。
クワトロ・バジーナ
彼に対し有利に戦いを進めたこともある。『第2次α』では彼(シャア)が率いるネオ・ジオンに属するが、あくまでカミーユたちへの因縁を晴らすためで、ネオ・ジオンの思想などには興味はない模様。
ブライト・ノア
『ΖΖ』ではアーガマ襲撃の際に彼に銃撃される。
ファ・ユイリィ
『ΖΖ』ではアーガマ襲撃の際に銃を突きつけて人質にする。
エマ・シーン
何度も交戦した敵。最終決戦では、カツを殺した事で逆上した彼女に可愛い部下のラムサスとダンゲルを撃墜されるが、レコアが乗っていたパラス・アテネの残骸を爆発させ、彼女に致命傷を負わせる。
カツ・コバヤシ
何度も交戦。最終決戦では、調子に乗って隕石に激突にコントロール不能となった彼の乗るGディフェンサーを「ネズミ」と罵って撃墜した。
ヘンケン・ベッケナー
最終決戦でエマのガンダムMk-IIを甚振っている最中に、エマを庇うべく割って入ってきた彼の指揮するラーディッシュのブリッジを打ち抜いて、撃沈した。
トーレス
『ΖΖ』にてプチモビ同士で交戦し、完全に圧倒した。
サエグサ
『ΖΖ』にて彼に重傷を負わせる。

機動戦士ガンダムΖΖ編集

シャングリラ編集

ジュドー・アーシタ
冒頭で彼に助けられる事になり、共にΖ強奪を謀るが、すぐに敵対。最終的には敗れる。
ゲモン・バジャック
彼と組んでジュドーへのリベンジを謀るが結果的には敗れる。彼に対する台詞からして相当仲が良さそうに見え、ヤザンがヴァースキと名を変えた際には彼のファミリーネームを拝借している。

ネオ・ジオン編集

マシュマー・セロ
小説版で共闘。彼の死後、手厚く弔う。
ラカン・ダカラン
原作では共演の機会はないが、スパロボでは三回ほど手を組んでいる。『V』ではライバル関係。
デザート・ロンメル
小説版で共闘。

他作品との人間関係編集

ガンダムシリーズ編集

宇宙世紀ガンダムシリーズ編集

コウ・ウラキ
X-Ω』のシナリオ「宇宙に揺らぐ陽炎」にて過去を秘匿にされたコウに興味を持ち、模擬戦を持ちかける。敵襲を受け、コウと共にホワイトアークに身を寄せる。原隊復帰までの少しの間、戦闘行動を共にした。
オサリバン
第2次α』では彼と結託し、裏で協力し合っていた。
レーン・エイムリディ・マーセナス
『V』ではGハウンドに入隊した彼らの上官。レーンに対しては例のセクハラを行った模様。
キア・ムベッキ
X』では雇い主。
クリム・ニック
『X』にて、戦闘中、同じ種類の人間と気付く。

アナザーガンダムシリーズ編集

ゼクス・マーキス
第2次α』では同じネオ・ジオン所属として共闘しているが、ゼクスの経歴もあって裏切りを予感していた。

ガンダムSEEDシリーズ編集

オルガ・サブナッククロト・ブエルシャニ・アンドラス
第3次α』では彼らの上官に。憎まれ口を叩きながらも、彼らのことを心配し、檄を飛ばす。ルート次第では彼らにセクハラを行うシーンも見られる。
ムルタ・アズラエル
『第3次α』では上司。彼からは熟練パイロットと評価されているが、ヤザンの方はアズラエルの方針には無関心である。

西暦作品編集

アリー・アル・サーシェス
SRWでの直接の共演はまだだが、『第2次Z破界篇』ではカミーユが彼と対峙した際、ヤザンを想起するような発言をしている。
彼は戦いを心胆より楽しむ野獣のごとき強戦士であり悪運が強くしぶとい点はヤザンと共通しているが、同時に手段を選ばない面と一方的な虐殺を嫌うヤザンとで決定的な違いも見られる人物である。

リアル系編集

ガラリア・ニャムヒー
スーパーロボット大戦COMPACT3』ではバイストン・ウェルに飛ばされた際、ドレイク・ルフトに傭兵として雇われていた為に彼女と共闘する。地上にヤザンが帰還した際は、彼女も地上に飛ばされており、彼女に共闘を持ち掛ける。

スーパー系編集

ロジャー・スミス
Z』では声優ベックと同じ為か、彼に不愉快な声と言われてしまう。ヤザンからすればそんなことを言われても困る、とばっちりとしか言いようがない話である。
フェイ・シンルー
『Z』ではファントムペインでの同僚。女性でありながらも彼女の事を戦士として認め、期待している一面も。スレイ同様、他作品の女性パイロットキャラの中で戦士として認めた人物の一人である。
碇シンジ
『V』では第6の使徒との戦いに臨む彼に陽電子砲を届ける。
カトリーヌ・ビトンホイ・コウ・ロウショーグン・ミフネウォルフガング
『X』ボーナスシナリオ「大地に生きる」では、本性を現した魔従教団相手に彼等と共闘する。

バンプレストオリジナル編集

アラド・バランガ
第2次α』では当初は部下であったが、アラドがαナンバーズに入ってしまったために以降は敵対する。なんだかんだ言って彼の事を気に入っていたようであり、『第3次α』でも彼の事を気にかけている。アラドもまたヤザンの事が嫌いではなかったようであり、『第3次α』でヤザンが戦死した際には、その死を悼んでいた。
ゼオラ・シュバイツァー
アラド同様に当初は部下であったが、後に敵対。彼女のある意味病的とも言えるアラドへの依存心を察していた。
スレイ・プレスティ
『第2次α』にて「アイビスの打倒」という私怨一心でネオ・ジオンに協力を申し出る彼女の申し出を受諾している。珍しく戦士と認めた女。
アリオン
『COMAPACT3』で共演。地上へ帰還したヤザンへ接触し、ラカンとの仲立ちを務めた。その際ヤザンを「修羅向き」だと認めている。
ルーディー・ピーシーザルト
T』では彼女にUNDに勧誘されるが、彼女がUNDを離反した際は追撃した。

その他編集

サマー・ワン
Another Century's Episode:R』では惑星エリアでの協力者だが、同じ戦士として彼の葛藤を見抜いた。

名台詞編集

機動戦士Ζガンダム編集

TV版編集

「こいつ、さっきと動きが違う…少しは骨があるようだ…!」
カミーユ「貴様!遊びをやっているつもりか!?」
「子供か!?」
カミーユ「子供なものか!」
第24話「反撃」より。初登場。Ζガンダムのパイロットがレコア・ロンドからカミーユ・ビダンに交代し、ヤザンはすぐさま能力の違いを感じ取るも、パイロットが少年だと知り驚く。
「まだ子供の間合いだな!」
第25話「コロニーが落ちる日」より。ギャプランでΖガンダムを圧倒するヤザンの戦闘能力に、カミーユも戦慄する。
スパロボでは回避時の台詞に採用。
「戦場では、びびった者が死ぬんだ。覚えておけ!」
「死ぬなよ…」
第26話「ジオンの亡霊」より。出撃の際に、新入りのアドル・ゼノに声をかけて。戦場では野獣の如く戦いを楽しむヤザンだが、部下を大事にする想いは本物であり、その人柄がよく滲み出ている台詞。
「縮んどるぞぉ!まだ出撃前だ。しっかりせい!」
同26話より。緊張するアドルに対し、彼の股間を握りながら。手段は非常にアレだが緊張をほぐすためのもので、前述の台詞と同じく、部下に対しては思いやりのある一面を表している。SRWでは未登場のアドルに代わり、『第2次α』ではアラド、『第3次α』では生体CPU3人組、『V』ではレーンが被害に(?)遭った。
「誰がパイロットだ!?この前の小僧か!?」
エマ「カミーユのこと!?」
「女!?」
同26話より。エース機と目されるガンダムMk-IIのパイロットが女性のエマ・シーンだったことに驚く。カミーユは非番のためアーガマで寝ていたが、夢でエマの窮地を感じ取り、急いでΖガンダムで戦場に向かっていた。
「女子供に頼るとは、エゥーゴも底が浅いな!」
同26話より。カミーユには「そうさせたのはティターンズだろ!」と言い返されている。
「何だと!?味方に向かって発砲したのか!?」
同26話より。戦線離脱を図るラーディッシュを撃墜するため、友軍のいる戦闘空域ごと集中砲火を実行したジャマイカン・ダニンガンに激怒(部下のアドルは砲撃に巻き込まれ死亡)。両者は以前から反りが合わず、ヤザンの「正攻法で戦わせろ!」という訴えを却下して、ジャマイカンは月面都市グラナダコロニー落としを敢行・失敗するなどしていた。
「いい子だ…ちゃんと追い付いてくれよ…」「撃てよ、ガンダム…狙いを外すな…!」「ここは戦場だからな…」
同26話より。エマの駆るスーパーガンダムを母艦アレキサンドリアに誘導。そして放たれたロングライフルの射撃を自機に当たる直前に回避し、母艦のブリッジに直撃させジャマイカンを謀殺する。これによりアレキサンドリアの艦長には、新たにガディ・キンゼーが就任することになった。
「こんなオンボロで戦おうって考えには耐えられん」「俺の乗る船には旧式な人形も、その半端な戦闘人形なんかも載せておきたくないのさ」
第27話「シャアの帰還」より。目の上のたん瘤だったジャマイカンが消えたため、ヤザンは母艦アレキサンドリアを自分好みに環境整備し始め、ハイザックを艦から放棄しようとしていた。なお、“戦闘人形”とはサラ・ザビアロフを指しており、これはヤザンがサラを強化人間だと見做しているため。ヤザンもブラン・ブルタークらと同様に、強化人間という存在に懐疑心を持っていると思われる。
「段取りを考えていたら、味方にも出し抜かれるってことでね!」
同27話より。ブリッジからの指示を受ける前に、ヤザン隊は勝手に出撃。歴戦の指揮官ガディも野良犬のようなヤザンの手綱は握れず、苦肉の策として囮に使うしかなかった。
「気に入らんな」「得体の知れない力を感じる。あの感じ…好きではない」
第32話「謎のモビルスーツ」より。新型の可変MSハンブラビに乗った感想をパプテマス・シロッコに尋ねられて。小説版の設定ではハンブラビにバイオセンサーが搭載されているため、その感覚を嫌ったものとも推測されるが詳細は不明。
「ふっふっふ…パプテマス・シロッコ、お前は面白いな…」
同32話より。ハンブラビに不満を述べていると、シロッコに「そう思うのは君が今まで楽をしてきたからだ」「その感じ方は素敵だ」「君の可能性を感じさせるのだよ」と予想外の方向から褒めそやされてご満悦に。これを機に2人は不思議な信頼関係を築いていった。
「いい勘をしている敵だぜ。ふっ、面白そうだ!」
同32話より。ドゴス・ギアクワトロ・バジーナの駆る百式からの長距離射撃を受けて。優れたニュータイプパイロットのクワトロならではの離れ業を、ヤザンは“野生の勘”的なものと受け止めた様子。
「『クモの巣』は一発勝負だ!抜かるな!」
第33話「アクシズからの使者」より。新たに招集した旧知の部下ラムサス・ハサダンケル・クーパーに初陣で新戦法を使うと呼びかける。ラムサスには「いきなり実践で『クモの巣』とは、相変わらず人使いが荒いですな!」と軽口を叩かれているが、ダンケルからは「呼んでいただいて光栄に思っております!」と感謝されていた。なお、『クモの巣』は名称通り罠のような初見殺し戦法だが、スパロボでは何度でも同じ相手に使うことができる。
「女が戦場にいるなんてのは気に入らないんだよ!消えな!」
同33話より。Ζガンダムに『クモの巣』を成功させるも、直後にレコアのメタスに奇襲を受け激高。女性に優しく、なんてことはまさか無いだろうが、彼なりの戦いへのポリシーが全面に出ている。
スパロボでも対女性パイロットの特殊戦闘台詞として採用されている。
「幻覚に俺が騙されるものか!」
第34話「宇宙が呼ぶ声」より。何かに導かれるように突然現れたレコアと対峙した際、お互いニュータイプ的な感応を示し、MS内部で操縦を行う肉体を認識し合う。ヤザンはこの謎の現象に困惑するも、この台詞と共に迷いを振り切ってメタスを戦闘不能に追い込み、以降こういった超常現象が自身に発生することもなくなったため、いわゆるニュータイプ覚醒拒否という珍しい事例とされている。なお、レコア側がMS越しに認識できたのは“ヘルメットを被ったノーマルスーツのパイロット(ヤザン)”までで、ヤザンの人相などは分からない形だったが、ヤザン側は“一糸まとわぬ全裸の女性(レコア)”を認識したため、ヤザンのニュータイプとしての素養は高かったものと思われる。
「な、何なんだ!?こいつは!?」「なぜ来る!?」「まともそうな女が…何で…?」
同34話より。既に無力化したメタスで尚も突撃、更にはコクピットから生身で飛び出してくるレコアの姿に、さすがのヤザンも理解が追い付かない状態に陥っていた。程なくメタスが爆散し始めたため、ヤザンはハンブラビの掌で反射的にレコアを保護、奇襲作戦も失敗し反転攻勢を受けたため、レコアを連れて撤退を余儀なくされる。以降エゥーゴでのレコアはMIA扱いとなり、アーガマのクルーは悲嘆に暮れていた。
「お前もその仲間に入れてやるってんだよ!」
第49話「生命散って」より。最終決戦において、「いっぱい人が死んだんだぞ!」と激昂するカミーユに対して。劇場版では「お前にもそれを体感させてやるってんだよ!」に差し替わっている。『SC2』ではカミーユと戦う機会が無いが、キラケイジに対してこの台詞を言っている。
「何だと!?あ、あれは…!?」「こいつ、何だ…!?」「あ、あの光…バリアなのか…!?」
同49話より。ニュータイプの力が極限まで先鋭化したカミーユにΖガンダムが応え、全ての攻撃が遮断されてしまう。打つ手のなくなったヤザンはMA形態のハンブラビで逃走を図るも、ΖガンダムはMS形態でそれを易々と追跡する異常な加速性能を見せ、最後は異常に長大化したビームサーベルで機体を真っ二つにされる。ただし、ヤザン自身は脱出ポッドで戦線離脱に成功した。

劇場版編集

「ハイパーボイルをくらえぃ!」
クモの巣使用時の台詞。『スパロボZ』でも採用。
ボイル(boil)は英語で「煮る」という意味だが、この場合、釣り用語のボイル(肉食魚が小魚を水面へと追い込み捕食する際に、水面が沸騰しているように見える状態)、もしくは平織物を表すvoileだろうか。
「バカめ、戦況を見てシロッコへの手土産を用意するんだ。こちらから仕掛けたように見せては、後々面倒だろうが…あぁ?」
シロッコと内通しバスク・オムを裏切ると約束した後、ラムサスとダンゲルに口裏を合わせた際に。
「そっちに事情があるってことは、こっちにもあるって事だ!!」
バスク諸共ドゴス・ギアを沈めて。ごもっともなセリフである。

機動戦士ガンダムΖΖ編集

「またも…ガンダムに敗れたァ… この俺が…!」
第2話「シャングリラの少年」でジュドーに敗れた際の台詞。この回の時点では『Ζ』の頃の実力が出ていたが、以後は急速に転落してしまう。
「男には、一度立てた志というものがある!」
第8話にて、ゲモンと喧嘩した際の台詞。しかし、骨付き肉を咥えながらゲモンとコミカルな痴話喧嘩を繰り広げるヤザンの姿にかつての面影は無い。
「ティターンズの俺がみじめな生活をしなきゃならなかったのも!(ガンッ!) ジャンク屋ごときに身分を隠してへーこらしなきゃならなかったのも!(ガンッ!) どれもこれもみんなお前のせいだ!(ガンッ!、ガンッ!) だいたい、(ガンッ!)こんなコロニーに来なきゃならなかったのも(ガンッ!)前の戦いでお前にやられたせいじゃないか!(ガンッ!)」
ジュドー「俺じゃないよ!」
「白を切るな! お前のせいで何度死にそうな目にあったと思ってるんだ! 」
ジュドー「俺じゃないってば!!」
同話、ジュドーが乗るΖと交戦した際、ゲゼで羽交い締めにしてZの頭部をどつき回しながら恨み節。言うまでもなく、カミーユのせいである。
「マシュマーやロンメルたちの墓を建てる。ここは宇宙じゃないから、後始末はキチンとやらなくちゃな。」
小説版にて。戦死したマシュマーやロンメルを手厚く葬る。仲間に対する優しさはΖ時代から変わらない。

その他編集

ジョニー・ライデンの帰還
「殺しちゃいかん、壊しちゃいかん、オレの戦場とは勝手が違い過ぎる! 戦争が変わったとでも言うのか?」
同作は『ΖΖ』から『逆襲のシャア』間の時代のミッシングリンクを描いた作品であり、大規模戦が鳴りを潜め局地戦と軍縮の時代へと変化する過渡期を象徴するセリフのひとつ。
「迷いが無い…、イングリットはシャア・アズナブルと言っていたが」
「こいつ本当にあの金ピカを操っていた男なのか?」
同作でのシャアは新生ネオ・ジオンを立ち上げた直後の時期にあたり、クワトロ時代にはあまり見られなかった荒々しい戦闘に変化していることを示すセリフ。もっとも、『ファースト』や『逆襲のシャア』での活躍を考えればこちらが本来のスタイルであろう。
「自分の欲求に正直な者は、信用出来ると思っている」
連邦議会議長・ゴップと対面し、私兵部隊への参加を持ちかけられた際の返答。ゴップがヤザン(ヴァースキ)に依頼した理由やその腹の内を知り、引き抜きに応じた。
アラサーOLハマーン様
「こんなおそくまでお仕事… 本当にご苦労様ですねぇ!」
コミックス3巻収録の第39話より。深夜にジュドー君会いたさに行きつけのコンビニに来たら、店長の彼がレジに来て想定外の事態に強面さもあって内心動揺するハマーンだったが、本編からは考えられないような爽やかで優しい笑顔と、このねぎらいの言葉に、さしものハマーンも感銘を受けるのだった。

スパロボシリーズの名台詞編集

TV版編集

旧シリーズ編集

「こうも簡単にバレるとはな。ティターンズもおしまいだな‥‥」
F完結編』「野望の果てに」より。逃亡中のジャミトフホンコンから宇宙へ上がる準備をしている所をロンド・ベルにあっさり見つかっての台詞。トレーズに悪事を暴かれ大義を失い、同盟のドレイクも当てにならない最中に追い詰められるティターンズにヤザンも見切りをつけていた様子。…最もこの後シロッコが残党を束ねた事で、この台詞とは裏腹に同シナリオの後からも何度かヤザン隊含むティターンズと戦う事になるが。
「おい、あいつ、本当にシロッコだろうな?」
ジャマイカン「何を言っている?あれがシロッコでなくて誰だというのだ?」
「外見はな。しかし以前にもまして得体の知れない何かを感じる‥‥気に入らん」
『F完結編』「ファイナルオペレーション」より。アクシズ落としを行うシロッコを別人であると直感で察する。しかしもはや気が付いてもどうすることもできず、最後の戦いに身を投じる事になる。

αシリーズ編集

「ああいうタイプはスイッチさえ入れば、化ける。もっとも、奴が生き残ればの話だがな………」
第2次α』アラド編第3話「約束は炎に消えて」より。ダンゲルもラムサスもアラドの能力を不安視するなか、ヤザンだけはその潜在能力を見抜いていた。
「いや…気に入った。俺は基本的に女は信用しないが、貴様は別格のようだ。その濁った瞳からは正真正銘の憎しみを感じる」
『第2次α』第35話「魂、重力に引かれて-前編-」に於けるアイビス編追加場面より。アイビス追撃の為にネオ・ジオンへの協力を申し出たスレイへの返答。私怨に囚われているこの時期の彼女を、極めて的確かつ端的に象徴した台詞である。
「物分りが悪いな、カミーユ!言ったはずだ、俺は戦えればそれでいいと! さあ、はじめようぜ!とびっきりの戦いをな!」
第3次α』宇宙ルート第46話「永遠を信じて」に於けるカミーユとの戦闘前会話。もとより組織の方針について関心など持たない根っからのアウトローであるヤザンに、ブルーコスモスの実態を説くカミーユの言葉が届く筈も無かった。
「お前らの素性なんざ俺の知った事じゃねえ…だが、戦争ってのは勝った奴が正義だ。だから、お前達は勝ち続けるんだな。生きていくためにも」
『第3次α』宇宙ルートで対フリーダムジャスティス戦を控え、イキがるブーステッドマン3人組を一喝した後、淡々と紡いだ忠告。彼のよき上官としての一面が描写されたワンシーンでもある。戦意を刷り込まれた彼らに、或る種の憐れみを覚えたのだろうか…?
「楽しかったぜ…カミーユ…。地獄で待ってる………ぜ…」
『第3次α』第51話にて。死の間際に言った台詞。
なお、クォヴレー主人公の場合、ヤザンが死亡した後にかつての部下だったアラドとゼオラは複雑な気持ちで彼の死を見届けた。

VXT三部作編集

「またお前等と共に戦う事になるといいな」
V』独自ルート第23話「赤い海と戦いの大地」にて。本人はロンド・ベルとミスリル、別世界の協力者たちが連邦司令部の指揮下に入ることを願って言った言葉だったが別ので叶うことになる。
「シャングリラでお前達にやられた後、自力で地球に帰ったんだよ! あの時はよくもやってくれたな! ここで借りを返すぞ!」
『V』第25話ロンドベルルート「孤立」においてのジュドーとの戦闘前会話。何気にスパロボでは初となる『ΖΖ』序盤でのシャングリラ・チルドレンとの確執に触れている。
なお、コミカルな面がほとんど見られず順風満帆な状態という事もあってか、ヤザン撤退時にシャングリラ・チルドレンは彼を見直した様子。
「各機、攻撃開始だ!死ぬなよ!」
『V』ボーナスシナリオ「死闘のGハウンド」より。
「ガキは表面的な物事しか見てないようだな。死ぬのを望んでいる人間に手を貸すのも優しさってもんだぜ」
『V』ヤマトルート第45話「人の生きる意味」にて、アンジェロの処遇を巡っての会話において。事実、スパロボにおいては不死の呪いをかけられたキャラが存在する以上、一面の真理でもある。

劇場版編集

Zシリーズ編集

「ガキはキャンディーでも舐めてろってんだ!」
Z』での戦闘台詞の一つ。「キャンディー」と言う辺り、ヤザンの声優である大塚芳忠氏が出演した特撮番組『仮面ライダー電王』における大塚氏の役柄を意識した声優ネタだろうか。
「女でしかも子供なんてのが戦場に出てくるなんざ!」
女性かつ未成年の相手に発生する特殊戦闘台詞。しかし、『ジョニー・ライデンの帰還』では彼も女で子供のパイロットの面倒を見ることになるのであった…。
「落とせば、文字通り金星だな!」
百式相手に発生する特殊戦闘台詞。
「ZEUTHには連邦の白き流星がいると聞いていたが、こいつが当たりらしい!」
「一年戦争の英雄がどれ程のものか、見せてもらうぞ!」
ZSPD』第4話グローリー・スター レポート「涙拭う翼」に於けるアムロとの戦闘前会話
「ザフトのエースパイロットか! どうやら若造のようだな!」
「突っ込みが青いんだよ! そんな直線的な動きで、俺をやれると思うなよ!」
同上。シンとの戦闘前会話。猪突猛進的な戦法に傾倒しがちなシンの甘さを鋭く指摘する。
「ちっ…少し遊びが過ぎたか…。だが、楽しめそうな相手の目星はついた。この連中なら、俺の腕を存分に振るう事が出来そうだ。次は本気でやるぞ…!」
同上。撤退時の台詞。ヤザンにとっては充実した「小手調べ」だった模様。

Another Century's Episode:R編集

「お前は実によく出来た人形だ。鉄面皮を装いながらも、内に秘めた感情がうっすら出ている。もっとも、そう仕組まれているだけなのかも知れんがな」
サマー・ワンとの会話シーンで。同じ戦いを生きがいとする戦士として、彼の葛藤を見抜いていた。
(フン……言いはぐらかすなんざ、まるで人間じゃないか。いったい、誰がこんな酔狂な人形を作ったんだ?)
上記の場面の直後、あくまでもシーズンのシリアルナンバーとしての使命でアーク・アルファ側のイレギュラーと戦う意思を表明するサマー・ワンの言葉を受けて。どう言葉で取り繕っても、戦士としての本能を隠せない彼に、ある種の感心を覚える。

スパロボシリーズの迷台詞編集

「…おい、ラムサス。ここは、いつからミドル・スクールになった?」
ラムサス「…正直言って、自分も面食らっております」
『第2次α』の第1話より。配属されてきたアラドとゼオラの夫婦漫才に、2人揃って呆れてしまう。

主な搭乗機体編集

一覧に無い機体はガンダムWikiを参照。

劇中での搭乗機体編集

ギャプラン
原作初期における最初の機体。彼が搭乗したギャプランは一般兵士用に調整された機体だが、大急ぎで設計されたため、全天周囲モニターに欠陥が生じてしまった。
なお『ジョニー・ライデンの帰還』ではゴップ連邦議会議長の手配により、青い機体がヴァースキに用意される。
ハンブラビ
原作後期の機体。連携攻撃など様々な戦法でエゥーゴのパイロットらを苦しめてきた。

他作品での搭乗機体編集

マラサイ
漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』にて搭乗。
フルアーマーガンダムMk-II
漫画『ジョニー・ライデンの帰還』で搭乗。ガンダムMk-Ⅱは第一次ネオ・ジオン抗争後封印されたが、新造された事が示唆されている。カラーリングはハンブラビを思わせる青。

SRWでの搭乗機体編集

バウンド・ドック
第3次』。
ケンプファー
第4次』。
バウ
『第4次』。
ドーベン・ウルフ
『第3次』、『EX』、『第4次』。
ドッゴーラ
α』。
ガンダム試作2号機
第2次α』で搭乗するが、実はそれ以前に発刊されたアンソロジーコミックで搭乗している。
サラミス改
『第2次α』。まさかの戦艦である。
バーザム
『第2次α』。

余談編集

  • キャラクターデザインは講談社刊『機動戦士Zガンダムヒストリカ』によれば、永野護の描いたデザイン画の服装を面白がった安彦良和が、顔のみを描き直して出来上がった。
    • そのヤザンの顔について安彦は「(Zガンダム放映開始と同時期に日本で公開された)映画『デューン/砂の惑星』で、イギリスのロック歌手であるスティングが演じたフェイド・ラウサをモチーフに描いた」という。胸元の亀のタトゥーはスティングのアルバム「ブルー・タートルの夢」のオマージュ。
    • 当該映画がテレビ朝日で放映された際には、ヤザン役の大塚氏がラウサの吹き替えを担当している。
  • 上記の通り、エゥーゴの名だたるパイロット達を死に追いやった実力から、「宇宙世紀におけるオールドタイプ最強のパイロットは誰か?」という議論ではアナベル・ガトーらとともに真っ先に名前が挙がる。
  • 小説版『Ζ』では、最終決戦時にサラが攻撃している隙を突いてカミーユに強襲するが逆に撃退されてハンブラビのコクピットブロックを破壊されている。しかし後述の『ΖΖ』では普通に登場するため、脱出には成功している。
  • 小説版『ΖΖ』ではマシュマー・セロとゲモンを加えて地球に降り立ち、ジュドーに挑むが結局は敗れて砂漠の民として生きることになるという顛末が描かれている。
  • 『コミックボンボン』掲載の漫画版『ΖΖ』では登場せず、シャングリラ・チルドレンが自分たちの意思でΖ強奪を思い立ったことにされている。

脚注編集

  1. CHARACTER、機動戦士Zガンダム、サンライズ、2022年1月8日閲覧。
  2. ダンゲルの項にも記載があるが、「ダンケル」との表記揺れもあり、Ζガンダム本編でヤザンが名を呼ぶ時はそちらが正になっていると思われる。本項では便宜上「ダンケル」表記の作品の話も含め、「ダンゲル」で統一する。
  3. 『月刊ガンダムエース』2018年5月号、447頁。

資料リンク編集