「機動新世紀ガンダムX」の版間の差分

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作中でも[[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]という語が頻繁に使用され、ストーリーの核となっているほか、「コロニー落とし」「地球とコロニーの争い」など宇宙世紀作品を彷彿とさせる設定が意図的に多くみることが出来る。「ニュータイプ」という存在をテーマにしたことについては話題を呼んだが、本作では最終的にニュータイプを人類が到達すべき革新の姿として特別視する考え方を否定している。奇しくも同時期に連載していた『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』もニュータイプについて似たような見解を示しているが、『X』における[[ニュータイプ]]は[[宇宙世紀]]のものとは微妙に異なっており、1981年2月22日の「アニメ新世紀宣言」を踏まえたメタフィクション的な形で、これまでの「ガンダム」という作品そのものを象徴させているとも言われる。
 
作中でも[[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]という語が頻繁に使用され、ストーリーの核となっているほか、「コロニー落とし」「地球とコロニーの争い」など宇宙世紀作品を彷彿とさせる設定が意図的に多くみることが出来る。「ニュータイプ」という存在をテーマにしたことについては話題を呼んだが、本作では最終的にニュータイプを人類が到達すべき革新の姿として特別視する考え方を否定している。奇しくも同時期に連載していた『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』もニュータイプについて似たような見解を示しているが、『X』における[[ニュータイプ]]は[[宇宙世紀]]のものとは微妙に異なっており、1981年2月22日の「アニメ新世紀宣言」を踏まえたメタフィクション的な形で、これまでの「ガンダム」という作品そのものを象徴させているとも言われる。
  
各話のタイトルはその回における登場人物の台詞が使用される。[[次回予告]]ではエンディングテーマをバックに次回の映像が流れ、最後に曲がフェードアウト、タイトル兼用の台詞を喋る、という構成だった。
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各話のタイトルはその回における登場人物の台詞が使用される。[[次回予告]]では「エンディングテーマをバックに次回の映像が流れ、最後に曲がフェードアウト、タイトル兼用の台詞を喋る」という構成だった<ref>最終回である第39話はこれまでを振り返る映像であり、第1話のガロードとティファの出会いから始まり、第37話で2人がキスをするシーンで幕引きとなった。</ref>。
  
 
なお、視聴者の間では放送時間の変更や話数の短さなどから、本作はしばしば「[[打ち切り]]作品」と認識されているが、公式には「放送期間の短縮」であり「打ち切り」ではないとしている。
 
なお、視聴者の間では放送時間の変更や話数の短さなどから、本作はしばしば「[[打ち切り]]作品」と認識されているが、公式には「放送期間の短縮」であり「打ち切り」ではないとしている。
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;[[Gビット]]
 
;[[Gビット]]
 
:ガンダム専用のビット端末MS。
 
:ガンダム専用のビット端末MS。
;[[D.O.M.E.Gビット]]
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:D.O.M.E.の防衛用に配備されたビットMS。親機を持たない。
 
:D.O.M.E.の防衛用に配備されたビットMS。親機を持たない。
 
;[[フリーデン]]
 
;[[フリーデン]]
 
:[[ジャミル・ニート]]がバルチャー稼業に使用する地上戦艦で、[[主人公]]達の[[母艦]]。
 
:[[ジャミル・ニート]]がバルチャー稼業に使用する地上戦艦で、[[主人公]]達の[[母艦]]。
;フリーデンII
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;[[GUNDAM:フリーデンII|フリーデンII]](SRW未登場)
:作品終盤で[[月]]へと向かう際に反新連邦組織から盗み出した宇宙船。劇中では[[カリス・ノーティラス]]により「フリーデン」と命名されたが、後にキッドら元フリーデンクルーの作ったジャンク屋が「フリーデンIII」と命名されている事から、この宇宙船は「II」と見るべきだろう。SRW未登場。
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:作品終盤で[[月]]へと向かう際に反新連邦組織から盗み出した宇宙船。劇中では[[カリス・ノーティラス]]により「フリーデン」と命名されたが、後にキッドら元フリーデンクルーの作ったジャンク屋が「フリーデンIII」と命名されている事から、この宇宙船は「II」と見るべきだろう。
  
 
== 用語 ==
 
== 用語 ==
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:15年前の第七次宇宙戦争時の地球政府。宇宙革命軍のコロニー落としに対抗すべく決戦兵器として作中のガンダムを製造しGXにサテライトキャノンを使用させた。
 
:15年前の第七次宇宙戦争時の地球政府。宇宙革命軍のコロニー落としに対抗すべく決戦兵器として作中のガンダムを製造しGXにサテライトキャノンを使用させた。
 
;[[サテライトシステム]]
 
;[[サテライトシステム]]
:ガンダムX、ガンダムDXに搭載されている機構。[[月]]面のマイクロウェーブ送信基地よりマイクロウェーブを送信し機体側は背部に装備したリフレクターで受信しエネルギーが供給される。
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:GX、DXに搭載されている機構。[[月]]面のマイクロウェーブ送信基地よりマイクロウェーブを送信し機体側は背部に装備したリフレクターで受信しエネルギーが供給される。
 
;サテリコン
 
;サテリコン
 
:[[宇宙革命軍]]に対するレジスタンス。ゲリラ作戦で宇宙革命軍を苦しめたが、大規模な掃討作戦の末に[[パーラ・シス]]を残して全滅する。
 
:[[宇宙革命軍]]に対するレジスタンス。ゲリラ作戦で宇宙革命軍を苦しめたが、大規模な掃討作戦の末に[[パーラ・シス]]を残して全滅する。
 
;Gコン
 
;Gコン
:正規呼称はGコントロールユニット(orGコントローラー)ガンダムXの右操縦桿であり、起動キーかつサテライトキャノンの専用トリガーデバイス。略称はGコン。降りる際には取り外して携行が可能。ガロードがフリーデン船内のジャミルの金庫から盗み出し、ティファの導きによりガンダムXの起動に使われた。後にジャミルからガロードに正式に譲渡される。強大過ぎるサテライトキャノンに対するMS側に備えられたセキュリティ機構(現にゾンダーエプタで有線制御でサテライトシステムを起動したDXはサテライトキャノンの"発射"は不可能だった)でもある。サテライトキャノン使用時には変形し、専用の管制画面(チャージ量確認用のインジケーター等)が現れる。
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:正規呼称は「Gコントロールユニット(orGコントローラー)」。GXの右操縦桿であり、起動キーかつサテライトキャノンの専用トリガーデバイスで、「Gコン」は略称。降りる際には取り外して携行が可能。ガロードがフリーデン船内のジャミルの金庫から盗み出し、ティファの導きによりGXの起動に使われた。後にジャミルからガロードに正式に譲渡される。強大過ぎるサテライトキャノンに対するMS側に備えられたセキュリティ機構(現にゾンダーエプタで有線制御でサテライトシステムを起動したDXはサテライトキャノンの"発射"は不可能だった)でもある。サテライトキャノン使用時には変形し、専用の管制画面(チャージ量確認用のインジケーター等)が現れる。
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:DXにも同様の機構があり規格も共通だったため、ゾンダーエプタでガロードがDXを奪取した際には、ガロードのGX用Gコンがそのまま使用できた。その後はGXディバイダーのコックピットをGコン無しでも起動できるよう改造された。
 
;[[新地球連邦]]
 
;[[新地球連邦]]
 
:通称「新連邦」。政府再建委員会を経て設立、武力による地球の再統一に動く。宇宙革命軍への対応については厭戦派の一掃により、新連邦政府として意思統一がなされる。
 
:通称「新連邦」。政府再建委員会を経て設立、武力による地球の再統一に動く。宇宙革命軍への対応については厭戦派の一掃により、新連邦政府として意思統一がなされる。
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|第35話||「希望の<ruby><rb>灯</rb><rt>ひ</rt></ruby>は消さない」||カリス・ノーティラス||||||

2024年10月12日 (土) 15:16時点における最新版

機動新世紀ガンダムX』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

機動新世紀ガンダムX
監督 高松信司
シリーズ構成 川崎ヒロユキ
キャラクターデザイン 西村誠芳
メカニックデザイン 大河原邦男
石垣純哉
音楽 樋口康雄
制作 サンライズ(第1スタジオ)
放送局 テレビ朝日系
放送期間 1996年4月5日 - 12月27日
話数 全39話
シリーズ ガンダムシリーズ
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
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概要編集

15年前、旧連邦と宇宙革命軍による第七次宇宙戦争の果てに、地球コロニーが落され、地上は荒野と化した。その荒野に生きるバルチャーの少年ガロード・ランの物語。

作中でもニュータイプという語が頻繁に使用され、ストーリーの核となっているほか、「コロニー落とし」「地球とコロニーの争い」など宇宙世紀作品を彷彿とさせる設定が意図的に多くみることが出来る。「ニュータイプ」という存在をテーマにしたことについては話題を呼んだが、本作では最終的にニュータイプを人類が到達すべき革新の姿として特別視する考え方を否定している。奇しくも同時期に連載していた『機動戦士クロスボーン・ガンダム』もニュータイプについて似たような見解を示しているが、『X』におけるニュータイプ宇宙世紀のものとは微妙に異なっており、1981年2月22日の「アニメ新世紀宣言」を踏まえたメタフィクション的な形で、これまでの「ガンダム」という作品そのものを象徴させているとも言われる。

各話のタイトルはその回における登場人物の台詞が使用される。次回予告では「エンディングテーマをバックに次回の映像が流れ、最後に曲がフェードアウト、タイトル兼用の台詞を喋る」という構成だった[1]

なお、視聴者の間では放送時間の変更や話数の短さなどから、本作はしばしば「打ち切り作品」と認識されているが、公式には「放送期間の短縮」であり「打ち切り」ではないとしている。

本作のタイアップ漫画作品は『コミックボンボン』で連載されていたが、製作現場の忙しさ等が理由で設定のすり合わせ・展開等の連絡作業が上手くいっていなかった為、作者であるときた氏は一部自作オリジナル創作を行うことで対処したが、アニメ本編との矛盾を生じるものもある為多くはアンオフィシャルとなった。それらの一部は氏の同人誌でも発表されている。さらに『機動新世紀ガンダムX Under the Moonlight』という後の時代を描いた外伝に当たる作品も存在する(同作のスピンオフ作品が描かれるのは、極めて珍しい)。Blu-rayメモリアルボックスには、ときた氏による最終回のその後を描いた完全新作コミック『NEXT PROLOGUE ~あなたと、一緒なら~』が付属。こちらは高松監督が監修し、ストーリー構成を務めた川崎ヒロユキ氏がストーリーを手掛け、ガロード達の新たな旅が描かれる。

スパロボに登場する際は特殊技能のニュータイプは「ニュータイプ (X)」と表記される。

登場人物編集

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

フリーデンクルー編集

ガロード・ラン
主人公。第七次宇宙戦争の戦災孤児で、バルチャーとしてたくましく生きて来た。ニュータイプが登場するガンダムシリーズにおいて珍しい、非ニュータイプの主人公。ティファに一目ぼれし、彼女を守るために戦う。
ティファ・アディール
ヒロインニュータイプと目される少女。高い認知能力と予知能力を持つ。ニュータイプとして各勢力から狙われているため、攫われる事が多い。
ジャミル・ニート
フリーデン艦長、元ニュータイプのバルチャー。15年前の戦争でガンダムXに搭乗、サテライトキャノンの引き金を引いて精神的に深い傷を負った
サラ・タイレル
フリーデン副長。ジャミルがガンダムXに乗っている間は艦長代理として艦を預かる。
テクス・ファーゼンバーグ
フリーデン専属医。冷静沈着で博識。
キッド・サルサミル
フリーデン整備士。若年ながら天才的な腕を持つ。モビルスーツを見ると弄りたくなるようで、勝手に色々やっては怒られる事も。
ウィッツ・スー
フリーデン傭兵。直情的。金に五月蝿いがそれは全て故郷の家族のためである。
ロアビィ・ロイ
フリーデンの傭兵。表向きはクール。各地に付き合っている女性がいる。
トニヤ・マーム
フリーデンの通信士。
シンゴ・モリ
フリーデンの操舵手。

フロスト兄弟編集

シャギア・フロスト
兄。弟のオルバ・フロストと共に暗躍する。弟のオルバとは距離に関係なくテレパスによる精神共有が可能だが、フラッシュシステムに反応しなかったため、ニュータイプではなくカテゴリーFとして分類された。
オルバ・フロスト
弟、カテゴリーF。冷静沈着な兄と比べると、やや感情的ではある。

フォートセバーン編集

カリス・ノーティラス
人工ニュータイプフォートセバーン市長ノモア・ロングの手によりニュータイプとして育てられた。
ノモア・ロング
寒冷地の街フォートセバーンの市長で、その正体は元宇宙革命軍人工ニュータイプ研究者ドーラット博士。

宇宙革命軍編集

ザイデル・ラッソ
宇宙革命軍総統。ニュータイプ主義者。
ランスロー・ダーウェル
宇宙革命軍エースで元ニュータイプ。15年前の戦争ではジャミルのライバルだった。

新連邦政府編集

アイムザット・カートラル
ゾンダーエプタで秘密裏にダブルエックスを開発していた高級将校。フロスト兄弟の上官。
カトック・アルザミール
政府再建委員会の作戦により、ゾンダーエプタ近海でフリーデン捕獲作戦を実行した歴戦の軍人。モビルスーツ乗りではない。
デマー・グライフ
「白い死神」の異名を持つニュータイプ候補。
ドゥエート・ラングラフ
「東部戦線の狩人」の異名を持つニュータイプ候補。二重人格者。
ミルラ・ドライド
「不死身の殺人マシーン」の異名を持つニュータイプ候補。
アベル・バウアー
ニュータイプ候補の一人で、フラッシュシステムの起動に成功した。
フィクス・ブラッドマン
政府再建委員会のトップ。新連邦政府樹立宣言を執り行い、軍総司令官の座に収まる。

その他編集

エニル・エル
フリーのモビルスーツ乗り。
ルチル・リリアント
かつてのジャミルの上官。
カロン・ラット
ニュータイプ研究所の所長。ニュータイプを軍事力としか見ていない人物。
パーラ・シス
Gファルコンのパイロット。反宇宙革命軍組織サテリコン所属。
D.O.M.E.
月にあるマイクロウェーブ送信施設に封じられているファーストニュータイプの意識体。
赤い二連星(SRW未登場)
第1話と最終話に登場する二人組の男性(彼らの異名の元ネタは「赤い彗星」と「黒い三連星」か)。
SRWには登場しないが、『α外伝』のラストで『戦闘メカ ザブングル』のキッド・ホーラゲラバ・ゲラバが代わりに彼らの台詞をそのまま使っていた。

登場メカ編集

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

フリーデン所属のガンダム編集

ガンダムエックス
前半主人公機。月からスーパーマイクロウェーブを受信する事で絶大な出力を得られる「サテライトシステム」とその高出力を前提にした戦略長距離ビーム砲「サテライトキャノン」を持つ。
ガンダムエックス・ディバイダー
ベルディゴとの戦いで中破した際に汎用性強化改修を受けたガンダムエックス。多機能武装ユニット「ディバイダー」が特徴。
ガンダムダブルエックス
後半主人公機。ガンダムエックスの発展機で、二門の同軸砲身で運用する強化型の「ツインサテライトキャノン」を搭載する。
ガンダムエアマスター
トランスシステムを搭載し機動性に特化した可変型ガンダム。ファイターモード(戦闘機形態)に変形可能。
ガンダムエアマスターバースト
強化改修されたエアマスター。火力を重点的に強化されている。
ガンダムレオパルド
全身に火器を搭載した重武装型ガンダム。左腕を収納して使用するビームガトリング砲とローラー+キャタピラの地上滑走が特徴。
ガンダムレオパルドS-1
レオパルドの水中戦用装備。
ガンダムレオパルドデストロイ
強化改修されたレオパルド。ビーム兵器を多数追加し火力が倍加された。
Gファルコン
ガンダムタイプの支援戦闘機。ガンダムエックス・ダブルエックス・エアマスターバースト・レオパルドデストロイとの合体機能を持つ。

フロスト兄弟のガンダム編集

ガンダムヴァサーゴ
シャギアの機体。暗赤色の機体外見と伸びる腕、展開した腹部から放つ「メガソニック砲」が特徴。
ガンダムヴァサーゴチェストブレイク
ヴァサーゴの改修機。胸部にも増幅砲身を追加した強化型「トリプル・メガソニック砲」を搭載。
ガンダムアシュタロン
他のガンダムと比べやや大型の機体。MA形態に変形可能。
ガンダムアシュタロンハーミットクラブ
アシュタロンの強化改修型。バックパックが大型化した。

新地球連邦編集

ドートレス
旧連邦が開発した機体。多くのバリエーションがある。
ドートレス・ネオ
新連邦が開発したドートレスの直系に当たる新型。
バリエント
中盤から頻繁に登場する飛行可能な量産機。
ガディール
ほとんど戦闘機のような機体だが、機動性でエアマスターを凌ぐ。
コルレル
機動性のみを追求した技術検証試作機。
ブリトヴァ
敵を切り裂くワイヤーカッターを武器とする個人オーダーカスタム機。
ガブル
武装は打撃だけだが、極めて強力な装甲と対ビーム用のフィールド発生機を装備した技術検証試作機。
ラスヴェート
フラッシュシステムを搭載している。機体自体の特性は極めてオーソドックスな機体。

宇宙革命軍編集

ジェニス
旧宇宙革命軍量産機の一機種。
ジェニス改 エニルカスタム
上記ジェニスの個人カスタム機。
ベルティゴ
旧宇宙革命軍ニュータイプ用MS。ビットを装備。
クラウダ
新宇宙革命軍の最新量産型MSで重装甲が特徴。白色の一般機、薄黄色のランスロー機がある。
フェブラル
旧宇宙革命軍の宇宙専用ニュータイプ用MA。
グランディーネ
旧宇宙革命軍の地上戦略砲撃用MA。間接砲撃に適した荷粒子光弾砲を持つ。
パトゥーリア
旧宇宙革命軍が「ライラック作戦」の要として開発した超巨大モビルアーマー。

その他編集

エスペランサ
シーバルチャーのルマーク・カウトが各種ジャンクから組み上げたハンドメイドオリジナルMA
Gビット
ガンダム専用のビット端末MS。
D.O.M.E. Gビット
D.O.M.E.の防衛用に配備されたビットMS。親機を持たない。
フリーデン
ジャミル・ニートがバルチャー稼業に使用する地上戦艦で、主人公達の母艦
フリーデンII(SRW未登場)
作品終盤でへと向かう際に反新連邦組織から盗み出した宇宙船。劇中ではカリス・ノーティラスにより「フリーデン」と命名されたが、後にキッドら元フリーデンクルーの作ったジャンク屋が「フリーデンIII」と命名されている事から、この宇宙船は「II」と見るべきだろう。

用語編集

バルチャー
荒廃した地球上で、先の大戦で使用されたモビルスーツ等のサルベージを行って生計を立てている者の総称で、人々の信頼を集める者もいるが大半はならず者である。
バルチャーサイン
信号弾。バルチャー同士が有事の連絡に使う。
宇宙革命軍
現在の総統はザイデル・ラッソ。15年前にコロニー独立戦争(第七時宇宙戦争)を起こした。先の大戦でのコロニー落としに続いて、本編終盤でコロニーレーザー地球に向ける。
旧連邦
15年前の第七次宇宙戦争時の地球政府。宇宙革命軍のコロニー落としに対抗すべく決戦兵器として作中のガンダムを製造しGXにサテライトキャノンを使用させた。
サテライトシステム
GX、DXに搭載されている機構。面のマイクロウェーブ送信基地よりマイクロウェーブを送信し機体側は背部に装備したリフレクターで受信しエネルギーが供給される。
サテリコン
宇宙革命軍に対するレジスタンス。ゲリラ作戦で宇宙革命軍を苦しめたが、大規模な掃討作戦の末にパーラ・シスを残して全滅する。
Gコン
正規呼称は「Gコントロールユニット(orGコントローラー)」。GXの右操縦桿であり、起動キーかつサテライトキャノンの専用トリガーデバイスで、「Gコン」は略称。降りる際には取り外して携行が可能。ガロードがフリーデン船内のジャミルの金庫から盗み出し、ティファの導きによりGXの起動に使われた。後にジャミルからガロードに正式に譲渡される。強大過ぎるサテライトキャノンに対するMS側に備えられたセキュリティ機構(現にゾンダーエプタで有線制御でサテライトシステムを起動したDXはサテライトキャノンの"発射"は不可能だった)でもある。サテライトキャノン使用時には変形し、専用の管制画面(チャージ量確認用のインジケーター等)が現れる。
DXにも同様の機構があり規格も共通だったため、ゾンダーエプタでガロードがDXを奪取した際には、ガロードのGX用Gコンがそのまま使用できた。その後はGXディバイダーのコックピットをGコン無しでも起動できるよう改造された。
新地球連邦
通称「新連邦」。政府再建委員会を経て設立、武力による地球の再統一に動く。宇宙革命軍への対応については厭戦派の一掃により、新連邦政府として意思統一がなされる。
政府再建委員会
旧連邦の残党による組織。連邦の名に恥じず、内部の勢力争いが色々とあった。
ゾンダーエプタ
太平洋上に浮かぶ人工島で、旧連邦時代から存在する兵器プラント。政府再建委員会のアイムザット・カートラル統括官がガンダムダブルエックスの開発拠点としていた。
D.O.M.E.
月面にあるマイクロウェーブ送信施設とその周辺施設の総称。地球側・コロニー側共に最高指導者はその存在を知っていた。無数のビットモビルスーツによる防衛システムが、幾度にも及ぶ宇宙革命軍の制圧作戦を阻んだ。
マイクロウェーブ送信施設
フォートセバーン
ビットモビルスーツ(Gビット
フラッシュシステム制御の無人モビルスーツ面にあるD.O.M.E.の防衛システムの他、ガンダムXを始めとする旧連邦製MS、新連邦が開発したラスヴェートにもフラッシュシステム制御の随伴機がある。
フラッシュシステム
旧連邦が開発したニュータイプ能力を利用したシステム。宇宙世紀におけるサイコミュとほぼ同じモノである。連邦におけるニュータイプの定義はフラッシュシステムを起動できるか否かが全てである。ビットモビルスーツの動作に使われる他、月のマイクロウェーブ送信施設への利用登録にこのフラッシュシステムによる認証登録が必須。認証完了後はフラッシュシステムによるアクセスを必要としない。終盤でフロスト兄弟はサテライトランチャー利用のために登録する必要があったが、ニュータイプでない彼らは工作部隊を潜入させて手動登録を行った。
ニュータイプ (X)
本作における『ニュータイプ』の概念は宇宙世紀のそれとは微妙に異なる為、差別化を図る為にスパロボでは便宜上、こう表記される。アニメ本編では一貫して『ニュータイプ』と呼ばれる。
カテゴリーF
ニュータイプのような能力を持ちながらも、フラッシュシステムに反応しない者を、こう分類する。フロスト兄弟がこれに該当し、彼らにとって強いコンプレックスになっている。

楽曲編集

オープニングテーマ
「DREAMS」(1~26話)
作詞・作曲・編曲:RO-M、唄:ROMANTIC MODE
『α外伝』『R』『Z』で採用。ガンダムX、ガンダムXディバイダー、エアマスター、レオパルドの戦闘BGM。
「Resolution」(27~39話)
作詞:西脇唯、作曲:Joe Rinoie、編曲:Joe Rinoie・鈴川真樹、唄:ROMANTIC MODE
『α外伝』『R』『Z』『第2次Z』『第3次Z天獄篇』で採用。ガンダムDX、エアマスターバースト、レオパルドデストロイ、Gファルコンの戦闘BGM。
『X-Ω』ではイベント「男よ、その手でつかめ!」限定で採用。
エンディングテーマ
「HUMAN TOUCH」
作詞:Susanne Marie Edgren、作曲・編曲:Tom Keane、唄:Warren Wiebe
エンディング1。アメリカのアダルト・コンテンポラリー・アーティストであるウォーレン・ウィービー(Warren Wiebe, 1953-1998)のハイトーンを生かした歌唱力に人気がある。
「ヒューマン・タッチ」
作詞:Susanne Marie Edgren・許瑛子、作曲:Tom Keane、編曲:須藤賢一、唄:re-kiss
エンディング2。HUMAN TOUCHの日本語バージョン。
「銀色Horizon」
作詞:小室みつ子、作曲:濱田金吾、編曲:TOM KEAN、唄:中瀬聡美
エンディング3。
劇中BGM
「サテライト・キャノン」
『α外伝』『R』『Z』で採用。サテライトキャノン、ツインサテライトキャノン使用時のBGM。

登場作と扱われ方編集

『α外伝』とZシリーズにはマップ毎にの「ある・なし」が表示され、月が出ているマップのみサテライトキャノンがチャージできるようになっている。

世界観に関しては『α外伝』とZシリーズでは未来世界に近い扱いとなっているが、『R』では作中における現代世界に組み込まれる形となっている。

主要なエピソードは一通りシリーズで再現されているが、エスタルド編だけは未だに再現されたことがない。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
参戦していないが、終盤で月面にマイクロウェーブ送信施設が建設されているという話題が出ており、後の本作の参戦をそれとなく暗示していたことになる。
スーパーロボット大戦α外伝
初参戦作品。未来世界の基幹として『∀ガンダム』とクロスオーバーしており、ジャミルとテクスはムーンレィスという設定になっており、D.O.M.E.黒歴史の眠る場所になっている。ランスローら宇宙革命軍や、フロスト兄弟の後半の機体カトック等は未登場。

Zシリーズ編集

Zシリーズでは不参戦の『時獄篇』を含む全作品においてマップごとに昼夜の区別が設定されており、『第2次Z』以降ザンボット3鉄人28号のカスタムボーナスにもこの区別が関わっている。

スーパーロボット大戦Z
初めて本格的に『ガンダムX』の世界観が再現され、宇宙革命軍などが登場した。フォート・セバーン編まで消化済みの時系列からスタートのため、最初からGXはディバイダーで他の機体も改修された形で登場。エスタルド編を除けば、ほぼ原作通りに話が進む。『ガンダムX』のストーリーを堪能したいなら、ランド(スーパー男主人公)ルートを選択すべし。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 / 再世篇
前作でストーリーを終わらせたのでいるだけ参戦。ガロード、ティファ、ウィッツ、ロアビィのみ(『再世篇』でジャミルとエニル、更に精神コマンド要員としてパーラも加わる)登場する。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
『再世篇』から復帰参戦。翠星のガルガンティアとのクロスオーバーが展開される。自軍参加はガロード、ティファ、パーラ、そしてガンダムダブルエックスのみで、残りのフリーデンクルーは別行動のNPCとなる。またウィッツとロアビィの自軍不参加は参戦作品の中では今回が初となる。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦R
本作では物語開始時点の現代に世界観が組み込まれている。宇宙世紀の世界観に合わせる形になっており、一年戦争以来コロニー落としが幾度か行われたが荒野にまではなっておらず、宇宙革命軍と新連邦の人物は共にネオ・ジオンに組み込まれている。ランスローやニュータイプ候補が登場してほぼ再現され、条件次第でジャミルがかつて使用してトラウマの原因となった禁断の攻撃【Gビットサテライトキャノン】が武装として使えるようになる。

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
第3期参戦作品の第7弾として発表され、2017年11月に追加参戦。

関連作品編集

リアルロボッツファイナルアタック
SRWに先駆け、ガンダムエックス・ディバイダーが参戦(搭乗者はガロード)。

各話リスト編集

各話サブタイトルが登場人物の放った台詞になっており、視聴者の印象に残りやすい。その台詞(兼サブタイトル)の発言者名も併記する。

話数 サブタイトル 発言者 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 「月は出ているか?」 ジャミル・ニート α外伝
第2話 「あなたに、力を…」 ティファ・アディール α外伝 R
第3話 「私の愛馬は凶暴です」 シャギア・フロスト α外伝 R
第4話 「作戦は一刻を争う!」 ジャミル・ニート
第5話 銃爪ひきがねはお前が引け」
第6話 「不愉快だわ…」 サラ・タイレル α外伝
第7話 「ガンダム、売るよ!」 ガロード・ラン α外伝
第8話 「あの子、許さない!」 エニル・エル
第9話 「巷に雨の降るごとく」 テクス・ファーゼンバーグ
第10話 「僕がニュータイプだ」 カリス・ノーティラス α外伝
第11話 「何も考えずに走れ!」 ジャミル・ニート
第12話 「私の最高傑作です」 ノモア・ロング α外伝 R
第13話 「愚かな僕を撃て」 カリス・ノーティラス α外伝
第14話 「俺の声が聞こえるか!」 ガロード・ラン EDテーマ変更 α外伝 R
第15話 「天国なんてあるのかな」 ロアビィ・ロイ
第16話 「私も人間ひとだから」 ティファ・アディール
第17話 「あなた自身が確かめて」
第18話 Loreleiローレライの海」 オルバ・フロスト α外伝
第19話 「まるで夢を見てるみたい」 ルチル・リリアント
第20話 「…また逢えたわね」 エニル・エル
第21話 「死んだ女房の口癖だ」 カトック・アルザミール
第22話 「15年目の亡霊」 Z
第23話 「私の夢は現実です」 ティファ・アディール
第24話 「ダブルエックス起動!」 ガロード・ラン R
第25話 「君達は希望の星だ」 リー・ジャクソン
第26話 「何も喋るな」 ウィッツ・スー[2]
第27話 「おさらばで御座います」 リー・ジャクソン OP・ED変更
テレビ朝日のみ
放送時間帯移動
第28話 「撃つしかないのか!」 ガロード・ラン
第29話 「私を見て」 ティファ・アディール
第30話 「もう逢えない気がして」 α外伝
第31話 「飛べ、ガロード!」 ジャミル・ニート α外伝
第32話 「あれはGファルコン!」 ランスロー・ダーウェル
第33話 「どうして俺を知っている!?」 ガロード・ラン
第34話 「月が見えた!」 OP映像一部変更 R
第35話 「希望のは消さない」 カリス・ノーティラス
第36話 「僕らが求めた戦争だ」 オルバ・フロスト α外伝 R
第37話 「フリーデン発進せよ」 ジャミル・ニート
第38話 「私はD.O.M.E…
かつてニュータイプと呼ばれた者」
D.O.M.E. α外伝 Z
第39話 「月はいつもそこにある」 ナレーション EDテーマ変更

余談編集

脚注編集

  1. 最終回である第39話はこれまでを振り返る映像であり、第1話のガロードとティファの出会いから始まり、第37話で2人がキスをするシーンで幕引きとなった。
  2. 次回予告のタイトルコール部分では無言で、サブタイトルの通り何も喋っていない

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