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パイロットキャラクターが通常のパラメータとは別に持つ、特殊なステータスのこと。
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'''特殊技能'''とは、[[スーパーロボット大戦シリーズ]]のシステムのひとつ。『[[スーパーロボット大戦Z]]』以降は「'''特殊スキル'''」という名称が採用される場合が多い。本項では、原則として名称を「特殊技能」に統一して記述する。
 
 
なお「[[特殊能力]]」はユニットの特殊機能を指す用語であり、「特殊技能」はパイロットのそれを指す用語である。混同しやすい用語であったためか、『[[スーパーロボット大戦Z]]』以降は「'''特殊スキル'''」という名称が採用される場合が多くなっている。
 
 
 
本項では簡略化のため、原則として「特殊技能」の語に統一して記述を行う。
 
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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**技能レベルがパイロット固有の上限に達していなくても、付加できるレベルは技能の最高値とパイロット固有の上限値の差まで。これを利用して、初期技能の上限レベルを調べることもできる。
 
**技能レベルがパイロット固有の上限に達していなくても、付加できるレベルは技能の最高値とパイロット固有の上限値の差まで。これを利用して、初期技能の上限レベルを調べることもできる。
  
;OG1・OG2(共にGBA版)
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;OG1・OG2(共にGBA版)・第2次α
:'''先天・一般問わず初期技能の上書きや、同技能枠でのレベル付加は不可能'''。従って、既存技能の底上げには必ず他の技能欄を食う。
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:'''先天・一般問わず初期技能の上書きや、同技能枠でのレベル付加は不可能'''。従って既存技能の底上げには必ず他の技能欄を食う。
;第2次α
 
:'''一般技能は上書き可能だが、先天技能は上書き不可'''。持っている技能に直接追加しようとすると、上書きして技能レベル1から養成し直さなければならなくなる。
 
 
;MX
 
;MX
:'''一般技能は上書き可能だが、先天技能は上書き不可'''。デフォルトでレベルあり技能を持っている場合のみ、合計Lv10まで上げることができる。持っている技能に直接追加しようとすると、上書きして技能レベル1から養成し直さなければならなくなる。
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:'''一般技能は上書き可能だが、先天技能は上書き不可'''。デフォルトでレベル制技能を持っている場合のみ、合計Lv10まで上げることができる。持っている技能に直接追加しようとすると、上書きして技能レベル1から養成し直さなければならなくなる。
 
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;COMPACT3
 
:'''先天・一般問わず初期技能の上書きは不可能'''。デフォルトでレベルあり技能を持っている場合のみ、他の技能枠を用いてレベル付加できる。この手段でも上げられるのはLv9までで、MAXにするには特殊技能Lv+1も必要。
 
:'''先天・一般問わず初期技能の上書きは不可能'''。デフォルトでレベルあり技能を持っている場合のみ、他の技能枠を用いてレベル付加できる。この手段でも上げられるのはLv9までで、MAXにするには特殊技能Lv+1も必要。
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| X || [[特殊技能/X]] || - || ○ || - || - || Vの仕様を踏襲。一部技能に変更あり。
 
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| T || [[特殊技能/T]] || - || ○ || - || - || V・Xの仕様を踏襲するが、スキルルートが撤廃された。<br />アップデートにより技能レベル「EX」が登場。
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:キャラクター毎に6種設定。HP減少等の発動条件が設定されており、条件を満たしている場合に一定確率で発動し、様々なボーナス効果が得られる。ただし、マイナス効果の発生するペナルティ系特殊技能も1種ずつ設定されている(発動条件はなく、毎ターン判定される)。
 
:キャラクター毎に6種設定。HP減少等の発動条件が設定されており、条件を満たしている場合に一定確率で発動し、様々なボーナス効果が得られる。ただし、マイナス効果の発生するペナルティ系特殊技能も1種ずつ設定されている(発動条件はなく、毎ターン判定される)。
 
;[[アビリティ/X-Ω]]
 
;[[アビリティ/X-Ω]]
:「アビリティ」の名称で特殊能力と実質統合されている。各アビリティは対応したユニットクエストのクリアにより取得する。
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:「[[アビリティ]]」の名称で特殊能力と実質統合されている。各アビリティはユニットレベルが既定値に達することで習得可能(Ver.4.2までは対応したユニットシナリオの閲覧が必要)。
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:Ver.4.0よりパイロットパーツ育成で習得可能な「パイロットアビリティ」が追加。
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;[[特殊スキル/DD]]
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:味方専用能力。基本的にSSRユニットパーツと紐付けられており、パーツの追加実装に伴って特殊スキルも追加される。特殊スキルはSSRユニットパーツ入手と同時に得られる「特殊スキルのオーブ」によって強化が可能。
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:また同名の特殊スキルでも、キャラクター毎に効果が異なる物になっている。
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:敵側は「[[アビリティ]]」の名称で特殊能力と実質統合されている。味方側もアビリティに従来作品における特殊技能の一部(見切り等)が設定されている。
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==== 対戦系 ====
 
==== 対戦系 ====
 
;[[特殊技能/リンクバトラー]]
 
;[[特殊技能/リンクバトラー]]
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なお、通常のシミュレーションRPG形式以外の作品(主に[[無限のフロンティア]]シリーズ)における特殊技能は他作と根本的に異なる体系を採用しているため、一覧の対象外としている。それらの作品における特殊技能は、上述の作品別一覧を参照されたい。
 
なお、通常のシミュレーションRPG形式以外の作品(主に[[無限のフロンティア]]シリーズ)における特殊技能は他作と根本的に異なる体系を採用しているため、一覧の対象外としている。それらの作品における特殊技能は、上述の作品別一覧を参照されたい。
  
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2024年7月2日 (火) 05:52時点における最新版

特殊技能とは、スーパーロボット大戦シリーズのシステムのひとつ。『スーパーロボット大戦Z』以降は「特殊スキル」という名称が採用される場合が多い。本項では、原則として名称を「特殊技能」に統一して記述する。

概要編集

パイロットの能力を特徴づけるパラメータは概ね3つ存在する。『格闘』『回避』等のパイロットの基礎能力精神コマンド、そしてこの特殊技能である。

例えば回避に優れたパイロットがいる場合、地の「回避」能力を高く設定したり、精神コマンド「集中」を修得させる等の手段でその回避能力の高さを再現することが可能である。しかし、「ニュータイプと呼ばれる人々は一律に命中・回避能力が高い」というような、基本能力や性格と関係のない特殊属性に由来する能力を再現する場合には、「ニュータイプ」という特殊技能に命中・回避補整の効果を持たせた上で、この特殊技能を修得させるという対応が行われる場合が多い。

一方で「シールドの扱いが上手い」「近接戦闘に長けている」といった能力を表現する場合、単に「防御」や「格闘」のパラメータを高くするという方法もあるが、シールドを扱うための専用技能である「シールド防御」、格闘武器・接近能力に補整のかかる「インファイト」といった特殊技能を装着する方が、強みを際立せるためにはより効果的である。

特殊技能とはこのように、原作におけるパイロットの特殊属性、およびパイロットの得意分野をより適格に表現するために重要な役割を果たしているステータスである。

特殊技能はパイロットの戦闘能力に影響を与えるステータスであるため、戦略上極めて重要である。得られる効果が大きく設定されている場合はそのパイロットの存在価値が高まることにつながるが、逆に補正値が高すぎるとその技能の所持者が頭抜けて高い能力を持つことになり、ゲームバランスに影響を与えかねない(FおよびF完結編のニュータイプ・聖戦士技能、OGシリーズのSP回復技能などが典型例)。そのような意味では扱いや調整の難しいパラメータであるともいえる。

表示形式編集

「特殊技能」という用語が初めて採用されたのはSFC版第4次からである。狭義の「特殊技能」は、この欄に表示されている能力を指す。

しかし、前述のようにパイロットの有する特殊属性を表現するための特殊ステータスを特殊技能と捉えた場合には、他にも特殊技能の括りで捉えて差し支えないものが存在する。以下に広義の「特殊技能」の表示形式を示す。

形式 概要
特殊技能欄に表示 最も基本的なパターン。大半の特殊技能はここに表示される。
アイコン表示 所持している場合、専用のアイコンが点灯する。 旧シリーズの2回行動
専用パラメータ 一部のパイロットにのみ採用されている特殊なシステム。
数値が小刻みに変動する方が望ましい場合に多く採用される。
  • EVA搭乗者のシンクロ率
  • バサラ、ミレーヌの歌魂・歌EN
非表示 所持の有無・発動補正値が設定されているが、技能欄では確認できない仕様。
  • 一部作品における切り払い属性
  • 一部作品におけるGガンダム系のスーパーモード

パイロットの特殊属性の中には多くの作品で継続して採用され、独立したシステムとなったものもある。それらは特殊技能とは別枠で取り扱われる場合が多い。代表的な例は下記の通り。

エースボーナス / スキルエース
パイロットの撃墜数を一定以上にすることで、様々な特典が得られるシステム。スキルエースの条件は撃墜数に限らない。
小隊長能力(隊長効果 / 艦長効果)
小隊制導入作品で採用されている能力。各パイロットが1つずつ所持しており、小隊長となっている場合のみ効果を発揮。
信頼補正(リレーション補正)
特定のパイロット同士に予め設定されている相性。所持者同士が近接している場合、様々な特典が得られる。

特徴編集

制約と効果編集

特殊技能は特殊能力に比べると使用のための制約が少なく、無条件で効果が発動しているタイプのものが多い。ただし、気力等、何らかの使用条件を満たさなければ効果が発揮されない場合もある。

主な効果の種類は以下の通り。後述の一覧では下記の分類に沿って紹介する。

系列 概要
パラメータ上昇系 Lv制 自身のパラメータや与ダメージ等、様々な能力がレベルごとに上昇する技能。
非Lv制 能力上昇系のうち、レベルが設定されていない技能。
攻撃系 戦闘時に敵に与えるダメージを高めたり、複数の敵への攻撃を可能とする技能。
防御・完全回避系 敵の攻撃のダメージを軽減、あるいは命中率とは別の判定で完全回避する系統の技能。
援護系 「援護攻撃・防御」「支援攻撃」「支援要請」に関係する技能。
気力系 気力の上昇速度を速めたり、初期値や限界値を上昇させる技能。
回復系 HP・ENを回復したり、回復効果を上昇させたりする特殊技能。
SP系 精神コマンドや精神ポイントに影響を与える特殊技能。
成長系 戦闘での獲得経験値・資金を増加させる技能。
同様の効果の精神コマンドを発動させる技能もこちらに含む。
戦闘補助系 戦闘時、ダメージ関連以外で有利な効果を付与する技能。
周辺補助系 自身周辺の一定範囲内にいる味方に対し、命中率の向上などの効果を与える技能。
特殊系 以上のいずれのカテゴリにも分類し難い技能。

先天技能と一般技能編集

当初はパイロット固有の特殊属性の再現に重点が置かれていたため、原則として全てが先天的に修得済みであり、追加の修得は不可能であった。しかし、近年ではパイロット養成などの導入により、一部の特殊技能の追加修得が可能になった(具体的な手段については次項に詳述)。追加修得できない特殊技能は「先天技能」と、追加修得できる特殊技能は「一般技能」(「後天技能」)と呼ばれることがある。なお、UX・BXでは前者を「専用スキル」、後者を「汎用スキル」と称している。

シリーズによって追加修得の可否が異なる特殊能力も存在する。例えば、「指揮官」はUX・BXでは一般技能(汎用スキル)であり、Zシリーズでは先天技能である。 また同一シリーズ内でも作品によって一般技能か先天技能かが違うことがある。例としては一般技能だったものが先天技能になったOGシリーズのアタッカーや指揮官、OG・α(2→3)でのSP回復など。また作品によって違うZシリーズのSP回復や、OG2ndでは先天技能だった統率がOGMDでMB発動と名前を変えて一般化したケースなども存在する。

表示が「???」(?が3個)および「?????」(?が3個より多い)になっている場合があり、前者は発現しておらず封印されている能力であり、後者は既に発現しているがシナリオ上ネタバレになってしまう為に名前をまだ明かしていない能力(キリコ異能生存体など)である。

前者に関しては、まだ発現しておらずシナリオ上発現するタイミングで封印が解ける能力(チームD獣戦機隊野生化など)と、既に発現していたが、シナリオ上で一時的に封印される能力(敵対時のサリアエルシャクリスメイルライダーなど)がある。

なお、一般技能であっても完全な死に技能となっている一部パイロットに限り修得不可に設定される場合があり、ホシノ・ルリ東方不敗マスター・アジア(共にサイズ差補正無視、V(ルリのみ)、T)、コウタ・アズマ(連続攻撃、ただしOG2ndでは初期修得済みかつ養成不可扱い)等が該当する。

以下に例を示す。

先天技能(原作が出典のもの)
ニュータイプ聖戦士オーバーセンス念動力等。
先天技能(汎用名称のもの)
指揮官強運天才2回行動等。
一般技能
切り払いインファイトアタッカーSP回復等。

特殊能力との垣根編集

特殊能力との垣根が曖昧である能力もある。作品横断的な比較をする場合には注意が必要。

分身
ユニットの特殊能力としての扱いが通常だが、魔装機神LOEではパイロットの特殊技能であり、あらゆる機体が分身可能。
Gガンダム系のスーパーモード
ユニットの特殊能力である場合とパイロットの特殊技能である場合がある。非表示技能であったり、イベントでのみ再現されたりすることもある。

修得編集

修得・技能レベルアップの方法編集

上記のように、当初の特殊技能は先天技能のみであったが、シリーズを経るに従い、ある程度特殊技能を自由に修得させられるシステムが定着していった。これにより、例えば射撃能力の高いキャラクターにインファイトアタッカーを覚えさせ、屈指の格闘キャラにするなど、キャラの特性をがらりと変えることもできるようになった。

主な追加修得方法は下記の通りである。

方法 主要作品 概要
パイロットのレベルアップ 多数 特殊技能の導入当初から採用されている入手方法であるが、初期時点で修得している技能のレベルが上昇する場合が多く、新規で修得するケースはあまり多くない。
パイロット養成PP 第2次α・第3次α
COMPACT3
MX
Zシリーズ
OGシリーズ
戦闘で入手したパイロットポイントを消費し、特殊技能を修得させるシステム(ほか、パラメータや地形適応の底上げも可能)。
現在、スパロボで最もメジャーな技能取得システムとなっている。
パイロット養成(BP) D・J・W Lvの上昇等により得られるボーナスポイントを消費したパイロット養成。
こちらは特殊技能の修得はできず、パラメータの上昇のみ行うことが可能。
スキルコーディネイトシステム COMPACT1・2
IMPACT
マップクリア時に、ボーナスとしてパイロットに特殊技能を付加できる。
クリアターンが少ないほど技能の選択肢が多くなるほか、特定マップで条件を満たした時しか選択できない技能も存在する。
スキルパーツ(アイテム) D・J・W・AP・K・L・UX・BX
GC・XO
BXで「スキルアイテム」に改称。
インターミッションでパイロットに入手したスキルパーツを使い、特殊技能を得る。
XOまでは強化パーツ同様の着脱式であったが、W以降の導入作品では消費型になり、使い回せなくなった。
スキルプログラム
(スキルラーニング)
V・X・T 戦闘で入手したTacPを消費し、特殊技能を生産・修得させるシステム。パイロット養成とスキルパーツを組み合わせたような形。習得枠も30と大幅に拡張された。パラメータや地形の底上げも可能。
V・Xは「スキルルート」により最初から生産できる特殊技能に制限がかけられている。
Tでは「スキルラーニング」の名称。
イベントで取得 多数 シナリオの進行によって必ず取得するものが多いが、特定の条件を満たさないと取得できない場合もある。

このほか、GC・XOではスキルエースシステムで一部の技能の効果を得られる。

修得時の注意編集

特殊技能枠の空き編集

ほとんどのシリーズでは、一人のパイロットが所持可能な特殊技能数に制限がある。技能欄に空きがない状態で特殊技能が欲しいなら、既にある技能のいずれかを上書きしなければならない。

XOまでのスキルパーツ採用作品では、特殊技能の修得数の制約はスキルパーツスロットで調整される。W以後は消費型となったため、パーツ数と技能レベルが許す限り修得可能。

作品 技能枠
OGシリーズ・第2次α・第3次α・MX・Zシリーズ(第2次Z破界篇まで) 6
IMPACT 4
COMPACT3・Zシリーズ(第2次Z再世篇以降) 8
D・J・GC・XO スキルパーツスロットの空き数分だけ追加可能
W・K 制約なし
V・X・T・30 30(事実上制約なし[1]

初期技能の上書きとレベル付加編集

「初期から修得している特殊技能を上書きできるか」「パイロットのレベルアップだけでは最高に達しない初期技能のレベルを、養成でどこまで上げられるか」は作品ごとに異なる。

パイロット養成編集

  • 先天技能の上書きは基本的に不可能。ただし、一部作品では「強運」「天才」など養成できないが上書きできてしまう技能も存在する。上書きした場合、再修得不可。
  • パイロット養成で後付けした能力は自由に上書き可能。
  • 上書きで潰した技能のPPが還元されることはない。
  • パイロットのレベルアップだけでは初期技能のレベルが最高にならない場合、最高レベルまで足りない分だけレベルを付加できる。消費PPは付加値を基準として計算するので、低コストで済む。
    • 技能レベルがパイロット固有の上限に達していなくても、付加できるレベルは技能の最高値とパイロット固有の上限値の差まで。これを利用して、初期技能の上限レベルを調べることもできる。
OG1・OG2(共にGBA版)・第2次α
先天・一般問わず初期技能の上書きや、同技能枠でのレベル付加は不可能。従って既存技能の底上げには必ず他の技能欄を食う。
MX
一般技能は上書き可能だが、先天技能は上書き不可。デフォルトでレベル制技能を持っている場合のみ、合計Lv10まで上げることができる。持っている技能に直接追加しようとすると、上書きして技能レベル1から養成し直さなければならなくなる。
COMPACT3
先天・一般問わず初期技能の上書きは不可能。デフォルトでレベルあり技能を持っている場合のみ、他の技能枠を用いてレベル付加できる。この手段でも上げられるのはLv9までで、MAXにするには特殊技能Lv+1も必要。
第3次α・OGs・OG外伝・Zシリーズ
一般技能は上書き可能だが、先天技能は一部を除き上書き不可。レベルアップで技能レベルが最高にならない場合は、養成時に既存技能を上書きせず技能レベルの底上げができる。行うと「切り払いL7+2」といった表示になる。

スキルパーツ編集

パイロットのレベルアップだけでは初期技能のレベルが最高にならない場合、スキルパーツで技能レベルを付加できる。パイロット固有の上限レベルに達していなくても、技能の最高レベルまで上げることができる。

D・J・GC・XO
スキルパーツ装備で得た特殊技能は、パーツ装備中のみ反映される。
W・A PORTABLE・K・L・UX・BX
スキルパーツ使用で得た特殊技能は、恒久的に効果を発揮する。

スキルルート/スキルプログラム(スキルラーニング)編集

修得枠が事実上無制限となったため、全ての技能が上書き不可。レベル制技能は技能レベルの上限まで底上げができる。

作品別特殊技能一覧編集

略記編集

Lv パイロットのレベルの上昇による修得・強化
パイロット養成による修得
スキルコーディネイトシステムによる修得
スキルパーツ(着脱式・消費式区別せず)による修得

1991~1995年編集

作品 一覧 入手方法 特記事項(抜粋)
Lv
初代 なし
第2次 なし ※再攻撃・再反撃が採用されている。
第3次 なし 2回行動を初採用。
EX なし
第4次 特殊技能/第4次 システムとしての特殊技能が初実装。
一定の特殊技能所持を条件とする武装が登場。
第2次G なし

1996~2000年編集

作品 一覧 入手方法 特記事項(抜粋)
Lv
魔装機神 特殊技能/魔装機神 気配察知など、魔装シリーズの戦闘システムに基づいた、独自の特殊能力が登場。
特殊技能/新
F・F完結編 特殊技能/F・F完結編 一部の技能(NT聖戦士等)がLv制になる。
得られる補正値が非常に大きく、非所持キャラクターと大幅な格差が発生。
COMPACT 特殊技能/COMPACT スキルコーディネイトシステム初採用。
CB 特殊技能/コンプリートボックス
LB 特殊技能/リンクバトラー 特殊(後述)
64 特殊技能/64 底力」がLv制になる。
COMPACT2 特殊技能/COMPACT2 援護」初採用、2回行動不採用。
α 特殊技能/α SP回復」初登場。
「底力」「ガッツ」は、本作と次作に限りHP減少で非常に強力な効果がかかる。

2001~2005年編集

作品 一覧 入手方法 特記事項(抜粋)
Lv
α外伝 特殊技能/α外伝 「援護」を王道シリーズで初採用。
本作以降、味方パイロットの行動追加手段が「2回行動」から「援護」へ移行する。
指揮官」初登場。
αforDC ※基本的にαと同じ
A 特殊技能/A カウンター」初登場。
本作は援護のシステムが他作品と大きく異なる。
COMPACT
forWSC
※基本的にCOMPACTと同じ
IMPACT 特殊技能/IMPACT 援護が「援護攻撃」「援護防御」に分離する。
特定行動による気力アップ技能(逆切れ、頑固一徹、反骨心)が登場。
R 特殊技能/R 切り払い」「シールド防御」と同列の「撃ち落とし」採用。
以後、このタイプの特殊能力の取得方法は多岐に渡るようになる。
OG 特殊技能/OG パイロット養成初採用。
Eセーブ(ベテラン)」「アタッカー」「ヒット&アウェイ」初登場。
第2次α 特殊技能/第2次α パイロット養成を王道シリーズで初採用。
見切り(技能版)」「ガード」「修理技能」「補給技能」初登場。
COMPACT3 特殊技能/COMPACT3 携帯機ハード作品でPP制を初採用。
D 特殊技能/D スキルパーツ(着脱式)初採用。
コンボ」初採用。
シールド防御」「切り払い」のレベル撤廃、「撃ち落とし」と共に技量差による発動方式が採られる。
SC なし
MX 特殊技能/MX Bセーブ」初登場。
GC 特殊技能/GC・XO 類似のシステムとしてスキルエースを採用。
OG2 特殊技能/OG2
第3次α 特殊技能/第3次α 本作以後、OGシリーズを除き「SP回復」のPPによる修得は原則的に不可となる。
気力限界突破」「サイズ差補正無視」「精神耐性」「」初登場。
J 特殊技能/J 切り払い、撃ち落し、シールド防御がアイコン表記。

2006年~2010年編集

作品 一覧 入手方法 特記事項(抜粋)
Lv
XO ※基本的にGCと同じ
対戦 特殊技能/対戦 特殊(後述)
W 特殊技能/W スキルパーツ(消費式)初採用。
OGs 特殊技能/OGs
SC2 特殊技能/SC2 パイロットにレベルが設定されていないため、レベル上昇での修得が存在しない。
OG外伝 特殊技能/OG外伝
無限のフロンティア 特殊技能/無限のフロンティア 特殊(後述)
Aポータブル 特殊技能/A PORTABLE
Z・ZSPD 特殊技能/Z 「特殊技能」から「特殊スキル」に名称が変更。
再攻撃」が実質的な新技能として再登場。
K 特殊技能/K
学園 特殊技能/学園 特殊(後述)
NEO 特殊技能/NEO ほぼ全てのスキルがLv制であるのが特徴。(非Lv制は無頼のみ)
無限のフロンティア
EXCEED
特殊技能/無限のフロンティアEXCEED 特殊(後述)
L 特殊技能/L

2011年~編集

作品 一覧 入手方法 特記事項(抜粋)
Lv
第2次Z 特殊技能/第2次Z OGシリーズ以外では、久々にSP回復がPP習得可能に(再世篇のみ)
連続行動」「ダッシュ」「精密攻撃」初登場。
再世篇で「切り払い」「シールド防御」に必要な技能が撤廃。
魔装機神II 特殊技能/魔装機神II 魔装シリーズ初の養成系システムとして「操者育成」が登場。
スタイルとしてはスキルパーツに近い。
第2次OG 特殊技能/第2次OG 一部技能は初期レベルで打ち止め。
SP回復・アタッカーなど過去のOGシリーズではPP習得可能であったスキルが習得不可に
UX 特殊技能/UX 「専用スキル」と「汎用スキル」の定義・別枠化。
「シールド防御」「切り払い」と共に「撃ち落とし」もスキルからは撤廃。
OE 特殊技能/OE 底力と指揮技能が各補正パラメータ毎に細分化。
魔装機神III 特殊技能/魔装機神III
第3次Z 特殊技能/第3次Z 一部の原作由来技能が「○○能力」として検索で一括りにされている。
BX 特殊技能/BX
X-Ω アビリティ/X-Ω 特殊(後述)
OGMD 特殊技能/OGMD
V 特殊技能/V PP制が廃止され「TacP」「スキルルート」による養成方式を採用。
X 特殊技能/X Vの仕様を踏襲。一部技能に変更あり。
T 特殊技能/T V・Xの仕様を踏襲するが、スキルルートが撤廃された。
アップデートにより技能レベル「EX」が登場。
DD 特殊スキル/DD 特殊(後述)
30 特殊技能/30 PP制を再び採用。TacPと同じく部隊内共有仕様。

特殊技能の扱いが特殊な作品編集

特殊技能/無限のフロンティア特殊技能/無限のフロンティアEXCEED
キャラクター毎に6種設定。HP減少等の発動条件が設定されており、条件を満たしている場合に一定確率で発動し、様々なボーナス効果が得られる。ただし、マイナス効果の発生するペナルティ系特殊技能も1種ずつ設定されている(発動条件はなく、毎ターン判定される)。
アビリティ/X-Ω
アビリティ」の名称で特殊能力と実質統合されている。各アビリティはユニットレベルが既定値に達することで習得可能(Ver.4.2までは対応したユニットシナリオの閲覧が必要)。
Ver.4.0よりパイロットパーツ育成で習得可能な「パイロットアビリティ」が追加。
特殊スキル/DD
味方専用能力。基本的にSSRユニットパーツと紐付けられており、パーツの追加実装に伴って特殊スキルも追加される。特殊スキルはSSRユニットパーツ入手と同時に得られる「特殊スキルのオーブ」によって強化が可能。
また同名の特殊スキルでも、キャラクター毎に効果が異なる物になっている。
敵側は「アビリティ」の名称で特殊能力と実質統合されている。味方側もアビリティに従来作品における特殊技能の一部(見切り等)が設定されている。

対戦系編集

特殊技能/リンクバトラー
パイロットが取ることが可能な行動項目の一つとして、従来作品における特殊技能(切り払い等)が設定されている。
特殊技能/対戦
特殊技能/学園
パイロットの能力は固定であり、特殊技能の追加・成長要素が一切存在しない。
シャッフルバトラー
コマンドカードの中に特殊技能の名称を用いたものが多数存在する(コマンドカード一覧参照)。

歴代特殊技能一覧編集

項目が多いため、「特殊技能総覧」へ分割。

なお、通常のシミュレーションRPG形式以外の作品(主に無限のフロンティアシリーズ)における特殊技能は他作と根本的に異なる体系を採用しているため、一覧の対象外としている。それらの作品における特殊技能は、上述の作品別一覧を参照されたい。

脚注編集

  1. 習得可能な特殊技能は28種類しかいない。また、専用技能を3つ以上持つパイロットは上書きが発生しないように習得不可能な技能を幾つか設定されている。例えば、EN製のみの機体にはBセーブ、全武器に「サイズ差補正無視」がいる機体にはサイズ差補正無視の技能など。