フジヨキ台とは、『SSSS.DYNAZENON』に登場する町である。

概要 編集

東京都アヤナシ市にある地方都市。

SSSS.GRIDMAN』に登場したツツジ台と同型のシチュエーションだが、ツツジ台とは異なりコンピューターワールドではなく現実にあるごく普通の街であるため、怪獣が出現し被害を被っても自動的に修復されることはなく、ここで暮らす人々は皆怪獣やダイナゼノンの事を覚えている。また宇宙を含めた「外の世界」もきちんと存在しており、作中では千葉県の農村や海ほたるパーキングエリア、ボイスドラマ第3回では舞浜の名前が登場している。

何者かの手によって怪獣の発生源である怪獣の種(バロックパール)がばらまかれ、人々の情動を吸収し怪獣へと成長したことで。現代に蘇ったガウマと彼に巻き込まれた麻中蓬ガウマ隊の面々、そしてガウマと同じく蘇った怪獣優生思想の戦いの舞台となる。

なお、この街にバロックパールを撒いた犯人の正体は不明[1]

主な施設 編集

河川敷
高架下にガウマがテントを張って生活している河川敷。近くに草野球場があり、近所の子供たちの遊び場にもなっている。
シデノタオサ水門
ガウマのテントの近くにある大きな水門。夢芽の姉の南香乃が転落死した場所。
ゆりマート
麻中蓬がアルバイトをしているスーパーマーケット。大きな百合の花が目印。
フジヨキ台高校
蓬と南夢芽、その友人たちが通っている学校。交換留学生という名目でシズムが転校してくる。
アヤメ中学校
飛鳥川ちせが(本来なら)通っている学校。ちせ曰く「忌まわしき学校」。

登場作品 編集

単独作品 編集

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。アヤナシ市が八神市の隣街であったため、エーアデントの浮上に巻き込まれ、以後艦内の街として収納される。
原作と同じくフジヨキ台高校にシズムが転校してくる他、ヒタチ・イズルらチーム・ラビッツのメンバーも転校してくる。

余談 編集

  • いくつかの地名はホトトギスの別名からとられており、作中でもホトトギスの鳴き声が使われている。
  • 第8回で怪獣優生思想が見ていた映画「TARABAMAN FIRST GENERATION」は、『ウルトラマンダイナ』の劇中劇「厳海超人タラバマン」からとられている。奇しくもタラバマンのタイトルの元ネタは『電光超人グリッドマン』である。
  • 前作のツツジ台同様、背景に現実の風景を多用(ゆりマート・シデノタオサ水門・ガウマが住み着いた橋等)している。それらのうち、ゆりマートのモデルとなったゆりストア川崎星ヶ丘店は、原典の「電光超人グリッドマン」でロケ地として複数回使用された場所でもある。

脚注 編集

  1. 劇中では左手しか映っておらず、該当しうる人物は劇場版まで含めても未登場である。