未参戦作品/一覧
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未参戦の主要な作品
下記では掲載の便宜上、「スーパーロボット大戦以外のクロスオーバー作品に参戦済みの作品」以外は未参戦作品#参戦の障害のいずれかの原因に拠るものとして分類しているが、実際はその多くが複数の理由に跨っているものと思われる。基本、版権問題を抱えている作品が大半を占める。
また前述の通り、現在参戦済みである作品の中にはかつて参戦が難しいであろうと言われていた作品もあり、以下で挙げる作品が今後参戦する可能性が全く無いとは言いきれない。
近年発表されたアニメ作品
現在のところ下記の作品以降に放送終了となった作品は未参戦となっている。
- 機動戦士ガンダムUC
- 2010年3月12日から2014年6月6日(予定)にかけて上映・発売のOVA。2014年4月発売予定の『第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇』に参戦。
- なお、原作小説自体が既に完結したものの、時獄篇発売予定時点ではOVA最終巻である第7巻は未発売となっている(2014年5月17日劇場公開予定、同年6月6日DVD発売予定)。
スパロボ以外のクロスオーバー作品に参戦済みの作品
商販戦略などの都合上、作品の商品販売元(または関係する会社)のクロスオーバー作品に参戦済み作品が多い(例として勇者シリーズ)だが、下記では便宜上、スパロボと同じくバンプレスト(バンダイナムコ)制作されたクロスオーバー作品に参戦済みの作品のみを対象。
ただし、同一シリーズ作品間のクロスオーバー作品(『G GENERATION』シリーズなど)は除外。
- 光速電神アルベガス
- 『シャッフルファイト』に参戦済み。スパロボシリーズでは『α』の開発初期に参戦が決定するものの諸事情で没、『Z』では東映ロボ枠の候補として『宇宙大帝ゴッドシグマ』と共に挙げられたが不採用になったことが寺田Pの証言などで明らかになっている。
- プラモ狂四郎
- 『コミックボンボン』で連載された漫画作品。『Another Century's Episode 3 THE FINAL』にパーフェクトガンダムと京田四郎が登場済み。
スパロボ的に不都合な点としては「ガンダムプラモデルのシミュレート対戦」(舞台自体はただゲームであること、扱いはスポーツ系作品と近い)。その故スパロボとは限らない、他のガンダムシリーズと合わせても非常に難しい。ただし、パーフェクトガンダムは後にMSVから登場のフルアーマーガンダムのデザインの元(つまり宇宙世紀正史への逆輸入)である為、結果としてSDガンダムシリーズ同様、ガンダムシリーズ限定クロスオーバーの出演機会が多い。 - ちなみに、『ACE3』出演時、公式クレジットでは『機動戦士ガンダム』からの登場となっている。
- アーマード・コアシリーズ
- ACEシリーズの開発元であるフロム・ソフトウェアの代表作であるロボットアクションゲームシリーズ。『ACER』、『バトルロボット魂』に参戦済み。『ACER』においては『アーマード・コア マスターオブアリーナ』にて本編ストーリーのラスボスとして、『アーマード・コア2 アナザーエイジ』にて隠しボスとして登場した機体「ナインボール=セラフ」と、小説作品『アーマード・コア ブレイブ ニュー ワールド』に登場した「アナザーセラフ」が参戦し、『バトルロボット魂』には『アーマード・コアV』に登場した機体「UCR-10」が参戦している。ACEシリーズへの参戦は、『AC』シリーズとACEシリーズが共にフロム・ソフトウェア開発のシリーズだからこそ実現した参戦、ともとれる。
- 他にスパロボ的に不都合な点としては「主人公=プレイヤーという扱い」「原則的にパイロットの容姿の設定がない」等が挙げられるが、このあたりは同じくゲーム作品で参戦済みの「電脳戦機バーチャロンシリーズ」も同様である。しかし、後者は原作スタッフからの協力により、スパロボオリジナル設定が用意されているなど特殊措置が取られた為違和感が軽減された。
- VS騎士ラムネ&40炎
- 『NG騎士ラムネ&40』の続編。『ACEP』に参戦済み。
関連作品がスパロボ参戦済みの作品
- ガンダム・センチネル
- 「ガンダムシリーズ」の1作で、編集アートボックス・発行大日本絵画の模型雑誌『モデルグラフィックス』で連載が行われた小説作品。
- 「ガンダムシリーズ」をスパロボに登場させる際には、SDガンダムとして版権を一括で取得しているため、1995年発売の『第4次』にはSガンダムやALICEが登場したことがあるが、作品としての本格参戦は未だ果されていない。
- 翌1996年にバンダイとアートボックスの間で、ガレージキットのイベント販売の許諾をめぐりトラブルが発生。1997年には「ガンダムシリーズの版権は創通・サンライズのものであり、バンダイはアートボックスに版権料を支払う必要は無い」という形で決着がなされ、現在はバンダイから関連商品(コピーライトは「創通・サンライズ」)が販売されている。
- このトラブルの影響か、1998年発売の『全スーパーロボット大戦電視大百科』ではSガンダムとALICEの情報が収録されていない。電視大百科に収録されなかったことから、「第4次でのSガンダムの登場は版権元の無許可で行われ、スパロボ制作サイドはお叱りを受け、その影響で現在に至るまで未参戦」という俗説があるが、現在のところ収録されなかった理由については明かされていない。
- 現在発売されているガンダム関連のゲーム作品にはセンチネルの登場人物や機体が登場したりシナリオの再現がされており、映像化されていない小説作品がスパロボに参戦した例がこれまでに無いため、「単純に機会に恵まれないだけ」という説もあり実情は不明。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 「ガンダムシリーズ」の1作で、シリーズの原作者でもある富野由悠季氏が執筆した小説作品。
- 『第4次』ではΞガンダムが没データに存在しており、上記のSガンダムと同様に機体のみが登場する予定であったことが伺える。
- 『閃光のハサウェイ』は、『逆襲のシャア』で登場したブライト・ノアの息子のハサウェイが20代まで成長したときの物語で、ブライトを『Zガンダム』から『逆襲のシャア』時代の20代~30代の年齢イメージで出演させているスパロボでは、二人を同時参戦させるのは難しいという事情も推測はされる。しかし「機体のみ」の参戦もできないことに関しては諸説入り混じっている。
- 『ガンダム・センチネル』と同様に小説作品であることがネックになっているという説があるが定かではない。また、寺田Pがインタビュー内で「(『逆襲のシャア』設定での)ハサウェイを出すとΞガンダム参戦希望の声が出て困る」と冗談交じりでコメントしたことから、この煽りで『逆襲のシャア』設定でのハサウェイさえも近年の出番が少なくなってるのではという説もある。
- なお『ガンダム・センチネル』と違い、本作はガンダムシリーズ限定以外のクロスオーバーゲーム作品(『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』)にも出演経験を持っている。
- ガイア・ギア
- 「ガンダムシリーズ」の流れを汲んだ、シリーズの原作者でもある富野由悠季氏が執筆した小説作品。
- 上記の『閃光のハサウェイ』とは異なり「ガンダムシリーズ」の歴史年表にも含まれない作品で、現在は絶版扱いとなっており、富野氏の「この作品はなかった事にしてほしい」という意向により、再販も行われていない。
- ゲッターロボ號
- 「ゲッターロボシリーズ」の1作であるアニメ作品。版権表記は「ダイナミック企画・東映アニメーション」となっている。スパロボでは漫画版に登場する真ゲッターロボが『真ゲッターロボ(原作漫画版)』という表記で参戦したことがあるが、『ゲッターロボ號』としては未参戦。もともと『マジンガーZ』のリメイク企画だったが、諸般の事情により権利関係の容易な「ゲッターロボ」の新作に切り替わったという経緯をもつ。
- 放映終了後に版権を巡ってトラブルが発生したとの噂があり、ダイナミック企画と広告代理店のビッグウエストが版権料の配分を巡ってもめているなど諸説ある。現在では関連商品の展開に制限がかかっていると見られる事例が散見されている。
- 例えば、『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の「ネオゲッターロボ」はアニメ版『ゲッターロボ號』の主人公ロボットと似たデザインとなっており、『號』のメカが出せなかったための苦肉の策であったのではないかということが強く伺える。
- PSゲーム『ゲッターロボ大決戦!』には原作版のデザインでアニメ版の武器を使うゲッターロボ各機が登場し、登場人物も原作漫画版のデザインや性格を採用している。また、アクションフィギュアシリーズの『REVOLTECH』シリーズで発売されたゲッター號も原作漫画版が出典となっている。
バンダイがスポンサーを務めたアニメ作品
- 惑星ロボ ダンガードA
- 1977年に放送された東映動画(現:東映アニメーション)制作の作品。ポピーから超合金などの玩具が発売された。
- 版権表記は「東映アニメーション」となっているが、原作者として松本零士氏がクレジットされている。松本氏はロボットアニメ全般に否定的なスタンスを取っており、執筆した漫画版において主役ロボのダンガードAを最終回のラストシーンワンカットに登場させるのみであったことから、本作に良い感情を抱いておらず、ストーリー再現を行うスパロボ参戦も拒否しているという説がある。ただし、原作といっても実際はほぼ出来上がっていた作品原案に、キャラクター原案と一部ストーリーで関わったのみであるため、松本氏の意向が実際に影響しているかは不明。
- ちなみに『F』発売直前の1998年には、バンプレストからクレーンゲーム用のプライズ商品「東映動画コンプリートコレクション」として、スパロボ参戦済みロボットに混じって未参戦ロボットから唯一ダンガードAの完成品フィギュアがラインナップされた事があり、このことから一時期は参戦を期待させる空気が漂ったが、結局は現在に至るまで未参戦となっている。
- 機甲艦隊ダイラガーXV
- 1982年に放送された東映動画(現:東映アニメーション)制作の作品。ポピーから超合金などの玩具が発売された。
- 『EX』以降サブパイロットの精神コマンドが使用可能になると、15体合体でパイロットも15人が搭乗している主役ロボダイラガーの扱いについて、スパロボ参戦不可能論議でネタにされるようになる。当時から解決策として精神コマンドはチーフ3人(+それぞれのヒロイン)に限ればいいという案が挙がっており、実際に似たようなケースの『熱血最強ゴウザウラー』は『NEO』で参戦した際、そちらに近い仕様で参戦を果たしている。
- 銀河漂流バイファム
- 1983年に放送されたサンライズ制作のアニメ作品。バンダイからプラモデルや玩具が発売された。
- 戦争で星を追われた13人の子供達が両親救出の為に敵の本星へ向かうというストーリー。子供達は自衛力を持った難民といった立場で、戦闘を強いられることはない。むしろ地球軍や敵の星のレジスタンスからは保護対象と見なされており、戦いから遠ざけられる事の方が多かった。最終回では両親とともに軍隊に保護され、戦争はプロの軍人に任せる形で締めくくられる。そんな作風ゆえに、持ち味を生かしたまま参戦させると、原作の最終回同様に軍隊(プレイヤー部隊)に合流した時点で子供達が戦う目的が無くなってしまう。
- 逆にジェイナス号に他作品のキャラを同乗させるにしても、10歳前後の子供達が難しいマニュアルとにらめっこしながら戦艦やロボットの運用法を学ぶ、最年長という理由で15歳の少年が艦長にされる、慣れない炊事や洗濯、年少組の子守に苦闘するなど、「大人のいない空間」が重要なファクターとなっており、他作品のキャラクターが入る隙間が無い。
- 寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」にて「好きだけど合流したら(原作の)話が終わる。それでもいいなら出したい」とコメントしている。
- ゼーガペイン
- 2006年放送のサンライズ制作のアニメ作品。
- Xbox360の発売元であるマイクロソフトが、ゲームとアニメのコラボレーションをバンダイナムコゲームスに持ちかけて企画されたメディアミックスプロジェクト「プロジェクトゼーガ」で制作された。
- このため、バンダイナムコゲームスが発売したゼーガペインのゲーム作品は全てXbox360向けに発売されており、スパロボに参戦する場合は『XO』のようなXbox360向け作品に限られるという説がある。ただしマイクロソフトは携帯ゲーム機を発売していないため、他社の携帯ゲーム機を競合相手と位置付けておらず、『ブルードラゴン』の派生作品(バンダイナムコゲームス発売)をニンテンドーDSで発売したこともある。2013年発売のPSP用ゲーム『バトルロボット魂』にはバンダイの商品である「ROBOT魂」のフィギュアという扱いながらも参戦しており、2013年現在では携帯ゲーム機においては参戦可能という見方もある。
- また世界観の面でも、作品の根幹を為すある設定がスパロボ参戦の壁になるという見方もある。寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」にて、「コメントが難しい」「作風そのものにどうのってのことはない」との言葉を残している。ちなみに原作者の伊東岳彦氏は後述の『覇王大系リューナイト』の噂の否定と同時に『星方武侠アウトロースター』と共に参戦の依頼を待っている旨のコメントを発していた。
バンダイナムコグループ以外がスポンサーを務めたアニメ作品
特に以前からタカラトミー、コナミグループなどバンダイナムコグループのライバル会社の版権に関わる作品の参戦は難しいと言われていたが、近年ではスパロボの参戦他、バンダイナムコ製の関連商品が増えているため、参戦から権利関係は比較的緩やかになっている可能性がある。
- 『鋼鉄ジーグ』以外のマグネロボシリーズ
- 1970年代後半に展開された、タカラから「マグネモ」というシリーズで玩具が発売された作品群。そのうち参戦済みの第1作『ジーグ』を除いた『ゴワッパー5 ゴーダム』、『マグネロボ ガ・キーン』、『超人戦隊バラタック』の3作品。
- シリーズ中で唯一ダイナミック企画が制作に関わった『ジーグ』は2003年発売の第2次αより参戦しており、寺田Pはインタビューで「ようやく許可してもらった」と語っていることから、それまでは参戦に障害があったことが明かされている。
- なお、2007年にはアニメ版ではなく漫画版の続編として『鋼鉄神ジーグ』が制作されたがそちらは企画段階からバンダイがスポンサーとして参画しており、スパロボにも参戦済みである。
- 太陽の牙ダグラム、機甲界ガリアン
- いずれも1980年代に放送された、高橋良輔氏が原作兼監督を務めサンライズ制作で制作された作品。これらの後に放送された『蒼き流星SPTレイズナー』はバンダイがスポンサーを務め、1996年発売の『新』より参戦済み。
- また、『機甲界ガリアン』はバンダイが制作しているトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』に参戦している(『OG CRUSADE』と同じシリーズのトレーディングカードゲーム、下記の一部作品同)。
- 巨神ゴーグ
- 1980年代にサンライズによって放送された「安彦良和」が原作・監督等を務めた作品。当初からスポンサーはタカラが務め、上記のダクラムやガリアン同様『ブレイブサーガ』シリーズにも参戦している。しかし2011年8月1日よりバンダイチャンネルにおいて参戦済みの『装甲騎兵ボトムズ』と共に配信されており、望みはあるかもしれない。
- トランスフォーマーシリーズ
- アメリカのハスブロ社がタカラと提携し1984年からアメリカを中心に展開されている玩具、及びその映像作品、コミック等の作品群(メインプラットフォームはあくまで玩具)。
- ハスブロ社がタカラが80年代前半に販売していた『ダイアクロン カーロボット』『ミクロマン』のロボット玩具を仕様変更しアメリカで販売、アニメ化したのが始まりであり、日本でもタカラからの販売でアニメと共に1985年に『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』として逆輸入、現在に至るまで新作が制作されている。中には『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』など日本独自の作品も存在しており、それらの作品は後述の『勇者シリーズ』誕生のキッカケにもなっている。
- 新規キャラクターが投入されるようになった初代の後半以降は、主にハスブロ社のオファーを受けタカラトミーが開発、海外ではハスブロ社、日本国内ではタカラ(現タカラトミー)が販売している。初代の成り立ちから過去の商品が色変えなどの仕様変更で別人として再版される事が頻繁にあり、日本独自タイトルにも過去の海外主導作で日本未発売だったキャラクターが仕様変更され別人として販売されている(ハスブロ社の権利が関与している)など、権利関係は極めて複雑である。
- 再販枠は後の勇者シリーズにも継承され、トランスフォーマーから流用されたロボットの存在が同シリーズの版権問題における議論の的になっている。
- 『勇者王ガオガイガー』以外の勇者シリーズ作品
- 1990年代に展開されたサンライズ制作の作品群。そのうち参戦済みの『ガオガイガー』を除く『勇者エクスカイザー』、『太陽の勇者ファイバード』、『伝説の勇者ダ・ガーン』、『勇者特急マイトガイン』、『勇者警察ジェイデッカー』、『黄金勇者ゴルドラン』、『勇者指令ダグオン』、『勇者聖戦バーンガーン』の8作品(『バーンガーン』はゲーム作品のみに登場するが、勇者シリーズの公式サイトではシリーズの一つとして数えられている)。
- いずれもタカラがスポンサーを務め、ゲーム作品や玩具を発売しているため、スパロボシリーズ開始当初から参戦が難しいとされていた。その後2003年発売の『第2次α』にてガオガイガーが参戦したことで、他の作品も参戦が可能になったのではという期待が高まったが、結局その後のスパロボ作品で参戦は果たされず、各イベントで寺田Pが「他社がスポンサーなので難しい」と明言して現在に至っている。また、戦争という題材に不向きな作風の作品も多い。
- 唯一『ガオガイガー』のみが続編OVA『勇者王ガオガイガーFINAL』も含めて参戦を果たしたことについて、公式にその理由が語られたことはない。ただ寺田Pが『第2次α』発売時に「『α』時点の参戦も企画されたが、当時は不可能であった」と発言したため、「『ガオガイガー』は勇者シリーズの中でもサンライズ主体で制作された作品であり、サンライズはバンダイナムコグループ傘下にある。続編OVA制作時にTV版も含めたガオガイガー版権をサンライズ側で囲む形で整理したため、この時点からスパロボに参戦可能になった」といった説がある。
- ちなみに、『マイトガイン』は寺田Pが参戦させたい作品として名前を挙げたことがあり、スタッフとして参加していた大張正己氏は2008年8月の「生ワンホビTV」で、「(参戦が果たされれば)カットイン原画を描く」と発言している。近現在のところ未参戦となっている。
- 近年はバンダイチャンネルで配信されており、バンダイ製の関連商品が増えているため、今後に期待である。
- 一部の勇者シリーズはバンダイが制作しているトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』として参戦している。
- 魔神英雄伝ワタル、魔動王グランゾート、魔神英雄伝ワタル2
- 1988年から1990年にかけて放送された、いずれも原作・広井王子/製作・サンライズの作品。版権表記は「サンライズ・R」となっており、このRは広井氏が設立したレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)を指している。
- 現在はKONAMIの系列会社であるハドソンがスポンサーを務め、TVゲームを発売していた。クロスオーバーについてはサンライズの直接の子会社であるサンライズインタラクティブ発売の『サンライズ英雄譚』や『ハロボッツ』シリーズには参戦を果たしているが、スパロボ参戦については2009年8月の「キャラホビ2009」におけるNEOのイベントにて、『ワタル』について「色々あって無理だった」と発言しており、何らかの問題があることが示唆されている。なお、後述の「サクラ大戦シリーズ」にあるように広井氏は同氏原作の『サクラ大戦』について参戦に否定的な見解を示したと言う噂があり、『ワタル』も同様なのではないかとの意見があるが、明確なソースは存在していない。極端な誤認として「広井王子氏がスパロボそのものを嫌っており、『ワタル』についてもスパロボ参戦させないように努力している」などという説も無責任に広がっているが、少なくとも『ワタル』についてはただの悪意的推測以上のものではない。
- 玩具はタカラがスポンサーを務めプラモデルなどを発売していたが、現在はバンダイが完成品フィギュアの「ROBOT魂」シリーズで『ワタル』の商品も発売している一方で、タカラトミーも復刻盤プラモデルを発売していた。おそらく既存商品の販売権は現在もタカラトミーが保有するものと思われる。
- ちなみに1997年放送の「ワタルシリーズ」第3作『超魔神英雄伝ワタル』は、バンダイがスポンサーを務めゲーム作品や玩具を発売したが、こちらも現在のところ未参戦となっている。また、第一作『魔神英雄伝ワタル』は勇者シリーズ同様にトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』として参戦している。
- Z.O.Eシリーズ
- 2000年代前半に展開された、コナミコンピュータエンタテインメントジャパンが制作したアクションゲーム作品『ZONE OF THE ENDERS』を始めとするシリーズ。
- OVA作品『Z.O.E 2167 IDOLO』やTVアニメ作品『Z.O.E Dolores, i』といった、サンライズ制作によるアニメ作品も存在しており、両作品の版権表記にはコナミグループの企業の名前が記されている。
- ちなみにGBAで発売されたゲーム作品『Z.O.E 2173 TESTAMENT』は、シリーズ中唯一のSRPGでウィンキーソフトが開発を担当した作品。ゲームシステムが初期のスパロボシリーズに近く、シナリオは『F完結編』の後半部分を担当した堀川和良氏が担当している。
その他の作品
- 魔法騎士レイアース
- 漫画雑誌『なかよし』連載の少女漫画を原作とするアニメ作品。SEGAがスポンサーを務めゲーム作品や玩具を発売していた。
- 原作者のCLAMPが世界観に合わないという理由で参戦を拒否しているとの説がある。しかしCLAMPは『コードギアス』においてキャラクター原案を担当し、しかも当作品が参戦する『Another Century's Episode Portable』『第2次スーパーロボット大戦Z』ではクレジット表記の一つに『Character Design (C)2006-2008 CLAMP』と表記されている事から、この説は否定されつつある。
- 他の説として、登場する機体名や世界名の元ネタとなった車種名全ての使用許可を取らなくてはならないといった説や、元々ロボットがそれほど出ないのが原因とするものがある。
- ファイブスター物語
- 参戦済みの『重戦機エルガイム』の設定考案に関わった永野護の漫画作品。現在も連載中の作品で劇場アニメ化もされている。
- 未参戦の理由として「完結していない作品である」「世界設定の問題で絡みにくい」「『第4次』においてブラッドテンプルを勝手に出したため権利関係のいざこざがある」「永野氏がスパロボに否定的な感情を有している(「自分がデザインしたロボットを、他のロボットに傷つけられるのを見たくない」と語った事がある)」といった複数の説がある。
- サクラ大戦シリーズ
- SEGAから発売されたゲーム作品。同タイトルでOVA作品やTVアニメ作品も展開されている。シリーズの原作者である広井王子氏がスパロボシリーズへの参戦に対して否定的であるスタンスの発言をレッドカンパニーの公式掲示板上で行ったことがあるとされているが、この発言は明確なソースが提示されないまま内容に尾ひれがついてウェブ上に広まっており、実際の発言に関するテキストを見たという人がとても少なく、半ば都市伝説化しているのが実態である。
- なお、仮に参戦できたとしても、この作品のキャラクターやメカニックは「20世紀初頭の世界観」に大きく依存しているため、それを他の参戦作品の世界観とどう共存させるかという問題もあり、単純にスパロボ開発側が参戦を避けているだけという見方をする人も一部にいる。ただし、『PROJECT X ZONE』にてOGシリーズ共々参戦作品となり、ロボットではなく「キャラクター」の共演そのものは実現する事になった。
- ちなみにSEGAはバンダイを良き競合関係と認めており、『バーチャロン』が参戦済みなのでSEGAとの関係の問題ではないという声は根強い。
- フロントミッションシリーズ
- 1995年からスクウェア(現:スクウェア・エニックス)より販売されたゲーム作品で現在も後続作が続く人気シリーズ。『MOON LIGHT MILE』『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の作者である太田垣康男氏が原作を担当した漫画版もいくつか刊行されている。
- スパロボ参戦する事を期待する声が多いものの、版権上の問題で参戦は難しいのではないかという声も多く実際、声優の杉田智和氏は「うますぎWAVE」の「フロントミッションを出して欲しい」というお便りに対して「スクエニだから無理です」と即答した事がある。
- ゼノギアス
- 1998年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)より販売されたゲーム作品。後の開発スタッフがナムコによって立ち上げた、モノリスソフトが販売された『ゼノサーガ』シリーズにも影響を与えた作品であり、2008年にはゲームアーカイブスによって配信されている。ただ前記述べたようにその時点ではスクウェアによって作成されたゲームであり、やはり版権上に問題があるのではないのかという説もある。また他にも「世界観が地球ではない星の話であり絡みにくい」「宗教や薬物等が設定に絡んでいて出しにくい」「成人向けではないもののゲームアーカイブスによって配信された際対象年齢がCERO:Dになってしまった(17歳以上対象)」といった参戦に関して厳しいような説があり、現在に至るまでスパロボ側も参戦の話は触れられていないままである。
- ジンキシリーズ
- 綱島志朗氏の漫画作品。現在『月刊ドラゴンエイジ』誌上にてシリーズ第4作『ジンキ・エクステンド リレイション』を連載中。2005年には『JINKI:EXTEND』のタイトルでTVアニメ化され、2010年にはアダルトゲーム『JINKI EXTEND Re:VISION』が発売された。
- 本作については綱島氏自身がtwitterで質問に「僕がウロウロしたせいで(参戦は)難しいかも」と答えているが、これは過去に諸事情で3回も掲載誌を移籍した上に、1回目と3回目の移籍の際にはこれまでのエピソードの続きではなく、別のエピソードを始めている事を指していると思われる(実際、シリーズ化も当初は全く予定されておらず、雑誌を移籍していく内にシリーズ化したという事情がある)。
- 超速変形ジャイロゼッター
- 2012年よりアニメ、2DS、漫画、玩具など多方面においてメディア展開がなされたスクウェア・エニックスのアーケードカードゲーム。玩具はバンダイから発売されている。
主に特筆すべき点は『魔法騎士レイアース』や『輪廻のラグランジェ』のように日本の自動車メーカーの実在車種を元にしたロボットを登場させている事である。
しかも上記の作品とは違い、この作品は多くのメーカーと提携して契約している。その為、この作品を参戦させるにはその全てのメーカーから許可を取る必要があり、それが今後の参戦への大きな課題と言える。一部ではオリジナル車種だけ登場させれば解決するとの声もあるが、主人公勢がメーカー車種に乗る事もしばしばあるのでそれは難しいと考えられる。
また、アニメ、3DS、漫画、玩具などの請負元の会社がそれぞれ違うことも一つの要因と言える。 - 特撮作品全般
- スパロボの出発点ともいうべきコンパチヒーローシリーズでは「アニメ+特撮」ジャンルを超えたクロスオーバーが行われていたが、スパロボシリーズにおいてはビジュアル的に他アニメ作品との折り合いが付かないなどの理由で、基本的に特撮作品の参戦は無いと寺田Pが明言している。しかし、近年のインタビューにおいては幾つかの特撮作品参戦させたがっていることも述べているため、希望と現実的な問題との擦り合わせが難しくなっていると思われる。
参戦済作品について
かつて参戦が難しいと噂されていた作品
- 聖戦士ダンバイン
- 『第2次』で初参戦の予定をしていたが、諸事情により不参戦となり、代替企画としてオリジナル作品の『魔装機神サイバスター』を設定し登場させた。
- 不参戦となった理由は明かされていない。放送当時のメインスポンサーはクローバー、同社倒産後はトミーであったが、プラモデルは放送当時からバンダイから発売されており、版権料の都合といった諸説が挙がっている。
- 合身戦隊メカンダーロボ
- 『新』の攻略本のインタビューで、寺田Pは知名度の問題で参戦が難しい旨を語っていたが、『COMPACT3』で初参戦を果たした。
- 電脳戦機バーチャロンシリーズ
- SEGAが展開しているアーケードの人気対戦ゲームシリーズ。Xbox360に移植もされている。版権上の都合で参戦は難しいとされていたが、『第3次α』で初参戦を果たした。
- エルドランシリーズ
- トミー(現:タカラトミー)が玩具販売権を有しているシリーズ。『GC』で『絶対無敵ライジンオー』のみが参戦していたが、寺田P曰く特例中の特例措置(この時期に『サンライズ英雄譚』のスタッフがスパロボ開発スタッフに加わっていたためとされる)であった為、今後の再参戦はほぼ無いであろうとされていた。しかし、『NEO』にてPVしか作られていない『完全勝利ダイテイオー』を含む全ての作品が参戦を果たした(なお、『NEO』は『GC』のリメイク作品『XO』を手かげた有限会社さざなみが引き続き担当している)。
- ちなみに、現在はスパロボでお馴染みとなっている『伝説巨神イデオン』、『聖戦士ダンバイン』も元はトミーが玩具販売権を有していた作品である。『ダイテイオー』の企画倒れ以降、シリーズには何の動きも無いため、『イデオン』や『ダンバイン』と同様の事情が生じた可能性もある。
- ゾイドシリーズ
- 同じくトミーが玩具販売権を有しているシリーズ。バンダイと競合関係にあるトミーが開発した玩具シリーズを原作としており、当然のことながらトミーがスポンサーを務め玩具やゲーム作品を発売していた。このため参戦が難しいとされていたシリーズで、寺田Pも2008年7月24日放送の「生ワンホビTV」で「参戦は難しい」と発言していた。しかし2009年発売の『K』にて4作目『ゾイドジェネシス』が『機獣創世記ゾイドジェネシス』というタイトルで参戦を果たしたことにより、他の作品も参戦が可能であると期待されるようになった。
- 『ジェネシス』は版権に抜け穴があったとの説もあり、上記の「勇者シリーズ」のようなケースもあることから、実際には不透明な状況であるが、『OE』で1作目『ゾイド -ZOIDS-』及び(限定的ではあるが)2作目『スラッシュゼロ』が参戦を果たした為、参戦から権利関係は比較的緩やかになっている可能性がある。
- ちなみに『ジェネシス』の版権表記はタカラトミーではなく「1983 2009 TOMY」と「Sho Pro(小学館集英社プロダクション)」である。
- 覇王大系リューナイト
- 他作品と絡ませにくい世界観の問題と共に、原作者の伊東岳彦氏がスパロボに否定的という噂があったが、『NEO』で参戦を果たしている。予約特典冊子では伊東氏がネット上の噂を公式に否定し、「次回登場のときはぜひマジンカイザーみたいに新リューとか描かせてほしいです」とコメントしている。
- ボトムズシリーズ
- 高橋良輔監督・原作のリアルロボット作品群。スポンサーがタカラを務めており、タカラからゲーム作品も多数発売されていたが、続編OVA『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』が発売された2007年にはバンダイがゲーム作品を発売している。そのためスパロボ参戦も可能との説があった。
- また同じ高橋作品である『機甲界ガリアン』と共にバンダイが制作しているトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』に参戦している。
- 天元突破グレンラガン
- 2007年に放送されたGAINAX制作のTVアニメ作品。版権表記は「GAINAX/アニプレックス・KDE-J・テレビ東京・ 電通」で、コナミデジタルエンタテインメント(KDE-J)が制作にも関わり、ゲーム作品も発売している。寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」で、「出したいけれど、自分だけではなんともならない」と発言していた。参戦までの経緯は同作記事を参照。
- 2008年以降公開の劇場版については、『紅蓮篇』、『螺巌篇』共に「GAINAX・中島かずき/劇場版グレンラガン製作委員会」の版権表記となり、コナミデジタルエンタテインメントは同委員会に加わっている形となっている。また、玩具面では放送終了後にバンダイがアクションフィギュア等の関連商品を複数発売している。
- 地球防衛企業ダイ・ガード
- 1999年に放送されたXEBEC制作のアニメ作品。版権表記は「XEBEC・ビクターエンターテインメント/創通」。未参戦の理由としては、「災害救助ものというダイ・ガードのテーマがスパロボの設定と折り合いが付かない」という理由でスパロボ制作サイドが見送っている、同作の監督である水島精二氏が同じ理由でやんわりと拒否している、といった諸説があった。ただし後者の説については、水島氏本人が2010年にtwitterで参戦を希望する発言をしており、実際に『第2次スーパーロボット大戦Z』に参戦した。
- 結局、「ダイガードに戦争をして欲しくない」という一部ファンの願望が、ネット上で語られるうちに上記のような噂になったのだろうと思われる。
- 機神咆吼デモンベイン
- ニトロプラスより発売されている成人向けPCゲーム『斬魔大聖デモンベイン』並びにそれを移植した全年齢向けPS2版『機神咆吼デモンベイン』を原作とするテレビアニメ。原作は18禁の成人向け作品であるので参戦は不可能と思われたが、『UX』でアニメ版名義での参戦が実現した。なお、緑川光氏はこの作品を推していたようだ。
- 余談だがこの作品が参戦前からも話題に掛けられよく誤解されがちだった、同じように漫画版が成年向けである『冥王計画ゼオライマー』や『戦え!! イクサー1』等も、スパロボではあくまでアニメ版として出ているので「アニメ版が原作」扱いである。
- SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors
- ガンダムシリーズ内の漫画・アニメ作品群「SDガンダムシリーズ」の1作、名前通り、スーパーデフォルメ頭身で描かれた作品。どんなスパロボでもガンダムシリーズ自体は必ず1つは参戦しているが、『UX』まではSDガンダムシリーズは一度の参戦もなかった。これは相性が抜群と思われる『NEO』も例外ではない。
- スパロボではユニットグラフィックにおいてSDガンダムシリーズの版権を利用していることは知られており、版権上は出そうと思えば出せるため、もっと違う事情があるのではないかと噂されていた。テレビアニメとして展開が少ない、SD等身である、ロボットないし金属生命体か否かが曖昧、題材はほぼ全てファンタジー風(つまりスーパー系)である為他の参戦作品(特に主にリアル系のガンダムシリーズ同士間)の世界観を合わせるのが難しいといった諸説があった。ただし、公式にその理由が語られたことはない。
- また、SDガンダムシリーズのアニメや漫画と、普通のガンダムシリーズが同時に参戦すると、同じモチーフのモビルスーツが被る可能性があるため、それが駄目だったのではないかという説もある。『UX』においては互いにモチーフが被らないような形での参戦になっている。
- なお、『三国伝』がスパロボ参戦した他、近年にはSDガンダム以外のガンダムゲームなどの商品に登場しており、更に一部ゲーム作品でSDガンダムのリアル頭身化などの特殊措置が取られるなど、今後の他のSDシリーズの参戦に期待が高まる。
- 機動警察パトレイバー
- 原作はヘッドギアで、バンダイビジュアルも制作に関わったメディアミックス作品。1988年からアニメ・漫画など複数のメディアで展開している。
- シリーズのプロデューサーであった鵜之澤伸(現バンダイナムコ副社長)氏はイベント「スーパーロボット大戦2008」での挨拶で、「寺田Pに参戦を要望したがスーパーロボットではないからと拒絶された」と発言しているが、その場で寺田Pは「そんなことは言っていない」と即座に否定している。「出したいけど色々な事情がある」とのことで、イベントでも「好きに出していいといわれたらどの作品を出しますか?」との質問に対して本作品を上げている。なお、未参戦の理由としては味方サイドのキャラクターが何ら特権を持たない普通の警察官であるため、「戦争を題材にしたスパロボに組み込み辛いからではないか」という説が挙がっていた。
- 宇宙の騎士テッカマンブレード、疾風!アイアンリーガー
- 原作がそもそも変身ヒーローもの、熱血スポーツものであり人間が巨大ロボットに乗り込む所謂「ロボットもの」では無い為、参戦が発表されるまでそもそも参戦が難しいという議論の対象になる事すら殆ど無かった。
- なお、『テッカマンブレード』については制作会社のタツノコプロが後にタカラトミーの傘下に入った事から再参戦が難しいという説があるが、バンダイのフィギュアブランド「アーマープラス」からフィギュアが販売されている事などからあまり問題がない可能性もある。
- ケロロ軍曹
- ギャグ漫画を原作としたアニメ。ロボットに乗るシーンは何度か存在しているが、基本的にギャグシーンとしての描写や作中に登場する兵器の一種という扱いなので、上記と同じく「ロボットもの」という体裁は殆どない作品で、本格的な議論の対象になる事は殆ど無かった。また、ほぼ形骸化しているとはいえ主人公が地球を侵略する側の存在であり「他の侵略者と戦う作品との兼ね合いが難しい」という指摘が(半ばネタの域ではあるが)された事もある。
- 初音ミク
- 音声合成ソフトのキャラクター。パイロットではないため正確には参戦ではなく登場にあたる。「ロボットもの」でないどころか「ストーリー」すら存在しない1人のキャラクターであり、一般的に考えられる「スーパーロボット大戦シリーズに参戦可能な作品」からかけ離れていたため、人気は非常に高いもののまさか登場するとは全く思われてなかった。UXでは半ばオリジナルの設定を与えられて登場。
- フェイ・イェンHD
- フェイ・イェンをベースとした初音ミクとのコラボレーション機体。設定上は電脳戦機バーチャロンシリーズに関連しているが、コラボ故の版権問題、そして電脳戦機バーチャロンシリーズとの設定の兼ね合いの難しさから参戦される可能性は低いと考えられていた。ところが、前者は母会社の二次創作やコラボレーションの寛容さによって、後者はなんと作品単位ではなくこの機体のみを参戦させるという方法によって解決し、UXにて初音ミクと共に参戦を果たした。
再参戦が難しいとの噂がある作品
- ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~
- 様々な横山光輝作品からのスターシステムを取り入れている関係上、現在は版権取得が難しくなっているとされており、一説では、この作品を参戦させるためにはキャラクターの出典元になった横山作品全てに版権料を払わなくては成らないともされる。PS版『α』(2000年発売)と同時期に開発がスタートした『α for DC』(2001年発売)を最後に参戦していない。
- 『α』で参戦できた理由は原作者の横山光輝氏の許可を直接とったからで、その後に原作者の横山光輝氏が亡くなったことで版権が更に複雑化した、との説もあるが、死去以前に発売された『第2次α』(2003年発売)の時点で、当時実施されていた版権の改正などの影響で既に参戦は難しくなっていた様子。オリジナルキャラクターであるイルイ・ガンエデンのポジションは、当初ビッグ・ファイアが担当するものであったとされている。
OGシリーズに関して
未だOGに参戦していないオリジナルキャラ・オリジナルメカは多数存在するが、その中でも意見の多いものを取り上げる。
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 原作者の阪田雅彦氏がウィンキーソフト所属の人物であったため、ウィンキーソフトとの提携解消後は参戦が難しいとされており、キャラクター及びメカはバンプレ側、世界観はウィンキーに版権が分かれているという俗説があった。αシリーズには第2作『α外伝』を最後に登場しなくなったため、版権上のトラブルが発生したとの説もあるが、寺田PはOGシリーズには「権利関係ではなくその他の問題で出せない」と発言しており実情は不明だった。しかし、2010年の『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の発表に伴い、寺田Pはその実情について語った。
- ちなみに、SFC版魔装機神は版権表記にウィンキーソフトの名前があるため、リメイクやVC配信は版権スパロボと同様にウィンキーソフトの許可が必要であるとされている。
- スーパーロボット大戦64
- 任天堂とハドソンの共同出資会社である、「招布(まねぎ MONEGI,INC.)」が制作を担当した作品。招希自体はNINTENDO64のライブラリ製作などを目的とされた会社であったため、既に解体され、任天堂の持っていた権利もハドソンに譲渡されている。コピーライトにも「1999 MONEGI」と記されており、ハドソンは現在はKONAMI系列の会社である(2012年3月にはKONAMIに吸収合併され消滅することとなった)ため参戦が難しいとされる。しかし、近年では寺田Pが『64』の参戦についてスパログで参戦が絶望的では無いとも取れる発言をしていた。ただしこれは「世の中に“絶対”はない」と云った定説と同意義の話としてコメントしている。
- ちなみに、作品の参戦ではないが、『OG2』でのシャドウミラーがいた平行世界では旧シリーズ並びにこの『64』での出来事が起きていた事を(モチーフにした形で)匂わせる話題がある。
- 魔装機神サイバスター
- 1999年放送の『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』からスピンオフの形で製作されたアニメ作品。『LOE』はかつて旧シリーズやαシリーズ、現在もOGシリーズに参戦しているが、設定上繋がりの無い本作は未参戦。ただ単に人気が無かったからという説も根強い。
- Another Century's Episodeシリーズ(A.C.E.オリジナル)
- フロム・ソフトウェアとバンプレストが共同制作したアクションゲームシリーズ。スーパーロボット大戦と共に語られることの多い本シリーズだが、ガンアーク並びにタック・ケプフォードをはじめとするオリジナル要素は、「A.C.E.オリジナル」であり「バンプレストオリジナル」とは区別されている(...とも汲み取れる表記がなされている)。これを理由にOGシリーズへの参戦を諦める声もあるが、バンプレスト側の見解は示されてはいない。
- なお、『第2次OG』に登場する量産型ゲシュペンストMk-II改のタイプCとタイプGは、実質には『Another Century's Episode Portable』からの出典で、『Portable』に登場した際も所属作品が「A.C.E.オリジナル」名義となっていた。