『スーパーロボット大戦DD』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。
スーパーロボット大戦DD | |
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運営元 | バンダイナムコエンターテインメント |
配信元 | バンダイナムコエンターテインメント |
対応機種 | iOS / Android |
プロデューサー |
赤井雅俊 寺田貴信[1] |
シナリオ | 寺田貴信 他 |
キャラクターデザイン |
ヤスダスズヒト 鈴木勘太 渡邉亘 河野さち子 |
メカニックデザイン |
大張正己 明貴美加 寺岡賢司 山根理宏 |
主題歌 | 「D.D」 |
配信開始日 | 2019年8月21日 |
価格 | 基本プレイ無料(アイテム課金制) |
概要
2018年11月19日配信の「生スパロボチャンネル」にて正式発表された、『スーパーロボット大戦X-Ω』に続くスマートデバイス向けスパロボ作品。令和最初のスパロボとなる。
ゲーム機における大半のスパロボ同様の2Dグラフィックスによる戦闘シーン演出やターン制のSLGシステムの採用、ユニットではなく装備パーツを対象としたガシャシステム等で『X-Ω』との差別化が図られている。
タイトルの「DD」は主題歌の曲名にも採用されている「Dimension Driver」の略称。
システム
- 出撃バトル
- 本作における攻略クエストの名称。
- シナリオパートにあたる「シナリオチャプター」の間に戦闘を行う「バトルチャプター」が挟まる構成となる。
- バトルチャプターが複数存在する場合はクリア時のHP残量や精神コマンドの使用残数が引き継がれる。
- ストーリーや期間限定イベントについてはAP等のスタミナは存在しないため制限なしに攻略可能。改造素材・パイロット養成バトルは1日3回までのプレイ制限があり、制圧戦ではBPと呼ばれる専用のスタミナを消費してプレイする。
- バトルチャプター(SLGパート)
- シリーズおなじみのトップビュー型マップで展開される。AUTO操作も可能。
- ターン行動についてはフェイズの概念がなく、自軍・敵軍がスピード順に行動するアクティブターン制を採用している。
- ユニットの攻撃手段はデフォルトで使用できる通常攻撃と、後述するユニットパーツの装備により使用可能となる必殺技の2種類が存在する。必殺技には気力制限はないが使用には一定数のターン経過を必要とする。
- ブレイクゲージ
- 一部敵ユニットに設定された特殊ゲージ。
- ユニットごとに設定された弱点属性の武器で攻撃することで減少し、ゲージが0になると大きなダメージを与えられる。
- パイロット養成
- 各パラメータに対応した本系アイテムやメモリーオーブを消費してパイロット能力を上昇させる。本作では戦闘によるレベルアップ(=パイロット経験値)の概念がなく、パイロットの強化はすべて素材消費によって行われる。
- 精神コマンド
- 効果は従来作にほぼ準ずるが、SP消費ではなく回数制を採用。
- 前述したようにパイロット経験値の概念がないため、コマンドの習得は専用素材を消費して行う。習得数は多くのスパロボ作品同様1パイロット6種で、セットできるのはそのうち最大3種まで。精神コマンドのセットスロット数も習得と同様に専用素材によって開放される。
- 気力
- 本作の気力システムはユニットのアビリティ発動条件となる他、上昇値に応じてユニットの各能力にプラス補正がかかる(気力+10につき攻撃力・防御力・照準値・運動性+3%。気力150で15%まで上昇)。上昇条件は従来作品と概ね同様。
- ユニットパーツ
- 本作におけるガシャ対象アイテム。必殺技タイプと支援タイプの2種類が存在する。
- 必殺技タイプは特定のユニットに装備させることでユニットの能力上昇と、必殺技が使用可能となる。それぞれのパーツごとに対応するユニット(NT-D連続攻撃であればユニコーンガンダム)が存在し、対応していないユニットに装備させた場合は必殺技は使用できず、能力の上昇のみに留まる。能力の上昇も、対応するユニットのほうが上昇値は大きい。ただし、レアが低い場合でも攻撃が命中した敵の能力を下げる物が有る、必殺技が使える必要ターン数が少ない、回数が多い利点があるため一概に使えない訳ではない。
- 支援タイプは能力の上昇のみが発生し、装備時はユニットパーツごとに対応したキャラクターたちからの応援演出が戦闘前に挿入される。応援演出はボイス付きで、非戦闘キャラクターやサブキャラクターなども声が収録されている。特定のユニットに装備させた場合はボイスが汎用パターンから専用パターンに切り替わるものもある(例として「機体・Ζガンダム」+「パーツ・ファ・ユイリィ」の組み合わせなど)。大門恵留などの支援ユニットとしてもパイロットとしても登場するキャラの場合、自分自身を応援する専用ボイスになるが、性能面では汎用装備のサブ効果となる。
- 改造
- 『X-Ω』同様資金ではなく専用の素材を消費して改造段階を上昇させるが、本作では改造項目ごとの専用素材が存在する。また素材グレードも設定されており、改造段階が高くなるほど高グレードの改造素材を必要とする。
- 制圧戦
- サブゲームモードのひとつ。限られた編成・戦力で攻略していく高難易度モード。
- Dクリスタル
- 本作における課金アイテム。ガシャ・コンティニューに使用する他、現時点では制圧戦のBPを回復する唯一の手段となっている。
ストーリー
序盤のみ4つのワールドに分岐した選択式で、ストーリーを進めることで他のワールドが順次合流していく。また、ワールド間を跨いでのシナリオ攻略も可能。
演出面
- 前述の通り、戦闘シーンの演出は従来のスパロボ作品と同様の2Dアニメーション方式を採用するが、ユニットは3Dモデルを元にしたプリレンダグラフィックという新たな試みを行っている。戦闘シーンはフルボイスで、一部の非戦闘キャラクターについてもユニットパーツ演出という形でボイスが収録されている。
- シナリオデモのキャラクターはバストアップ表示方式。
- BGMは『X-Ω』と同様に原則全曲オリジナルで、版権BGMは期間限定イベントでのみ使用される。
参戦作品
序列は公式のワールド順に準拠する。★は新規参戦。
世界観
世界観/DDを参照。
バンプレストオリジナル
登場メカ(オリジナル)
- ディーダリオン
- 本作の主人公機となる記憶喪失の謎の巨人。デザインは大張正己氏、担当声優は阿座上洋平氏。
- メラフディン
- メグの搭乗機。デザインは明貴美加氏。
- グラフディン
- MARTが開発したドミナントトルーパー(DT)。デザインは寺岡賢司氏。
- アンギルオン
- ディーダリオンと敵対する謎の巨人。デザインは山根理宏氏、担当声優は杉田智和氏。
- マービュオン
- アンギルオンと同種とされる謎の巨人。デザインは山根理宏氏、担当声優は遠藤綾氏。
- ディーティ1
- ディーティ2/FM
- ディポーター
登場人物(オリジナル)
- ディド
- 本作の主人公となるディーダリオンの人間態。デザインはヤスダスズヒト氏、担当声優は阿座上洋平氏。
- 大門恵留
- 本作のメインヒロイン。愛称は「メグ」。デザインはヤスダスズヒト氏、担当声優は長久友紀氏。
- ユンナ・ドーソン
- 本作のサブヒロインのひとり。空軍所属であったが適正を買われDTパイロットとして抜擢された。デザインは鈴木勘太氏、担当声優は上田麗奈氏。
- 上牧早希実
- 本作のサブヒロインのひとりでメグと親しいDTパイロット。デザインはヤスダスズヒト氏、担当声優は潘めぐみ氏。
- リナリア・クオ
- 本作のサブヒロインのひとり。エンジニア上がりのDTパイロットでDTの開発にも携わっている。デザインは渡邉亘氏、担当声優は池澤春菜氏。
- 神足麻依子
- 本作のサブヒロインのひとりで、元アイドルという経歴を持つDTパイロット。デザインは河野さち子氏、担当声優は國府田マリ子氏。
用語
- MART
- 南極氷床下の大空洞内に存在していた異性人の戦艦「エルツァード」を発掘・調査する為に結成された多国籍組織「南極氷床下調査隊」の略称。マートと読む。
- アメリカ、イギリス、日本の調査チームとそれぞれの軍隊からの派遣者で構成されている。
- ドミナントトルーパー(DT)
- エルツァードに搭載されていた人型機動兵器やエルツァードそのものを解析して造られた機動兵器。
- メラフディンの解析を基にMARTが開発した「グラフディン」や
- ディーダリオンとエルツァードの解析を基にMARTイギリス開発チームが作った「ディーティ」という機種が存在する。
- サードマン現象(TMP)
- 脳に特殊な働きを行う現象で、これを行う事ができる人間が後述のフェノメナーである。
- フェノメナー
- メラフディン、グラフディンに搭載されているインターフェース「TMPI」を起動できる人間の総称。
- トリニティ・ゲート
- 異世界同士を繋ぐ次元の門。その存在は不安定で、どこに繋がるのか分からず突然消失することもある。ディーダリオン達の共振と呼ばれる現象で発生することもある。
関連記事
ゲーム中データ
分類 | 記事 |
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世界観 | 世界観/DD |
全話一覧 | 全話一覧/DD |
精神コマンド | 精神コマンド/DD |
強化パーツ | 強化パーツ/DD |
特殊能力 | 特殊能力/DD |
特殊技能 | 特殊技能/DD |
メカ&キャラクターリスト | メカ&キャラクターリスト/DD |
話題
- ディーダリオンのデザインを担当した大張氏は本作のタイトルロゴデザインも手がけている。
- 『スーパーロボット大戦X-Ω』の広報担当として「スパロボチャンネル」の飛び入りコーナーなどを企画していた「レッド」こと赤井雅俊氏の初プロデュース作品となる。
- 寺田Pがシナリオ担当のひとりとして参加しており、久々に版権スパロボのシナリオを手がけることとなった。
- アプリ用スパロボとしては初めてオープニングムービーデモが制作され(ただしゲーム内には未収録)、JAM Projectによる専用テーマソング『D.D(Dimension Driver)』も採用されている。
- リリースに先駆けて2018年12月14日 - 16日まで事前応募者を対象としたテストプレイを実施。詳細は公式サイトを参照のこと。
資料リンク
脚注
- ↑ 『週刊ファミ通 2019年9月5日号』51頁。