- 発売日:2014年8月28日
- 機種:プレイステーション3
- 開発:ウィンキーソフト
- 販売:バンダイナムコゲームス
- 定価
- 7690円(通常版、ダウンロード版)
- 11804円(数量限定生産版)
- CERO区分:B(12歳以上対象)
- 前:スーパーロボット大戦OG ダークプリズン(PS3)
- 後:第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇(PS3・PSV)
概要
『魔装機神シリーズ』の完結編。
マルチプラットフォームであった前作『魔装機神III』とは異なりPS3のみでのリリースとなった。
ウィンキーソフトはマサキがゲームスタート時から登場する『III』の延長線状の作品として制作するつもりだったが、バンダイナムコ上層部から「OGシリーズをプレイしている人を取り込む」という課題を与えられた寺田プロデューサーの提案によって、新キャラクターのサキト目線でゲームがスタートし、マサキ達従来のキャラは途中加入というシリーズ完結作品としては異例な形式の作品となった。そのため、アーマラと愛機ガリルナガンが登場したり、ヴァルシオン改・タイプCFを元に開発された機体が登場したりするなど、従来作と比べOGサーガであることが強調されたものとなっている。
登場人物
前作からの続投キャラについては「魔装機神シリーズの登場人物」を参照。
新規登場人物
- アーマラ・バートン
- 初出は『第2次スーパーロボット大戦OG』。ラ・ギアスではシュウの部下を務める。
- アディーナム
- 赫き瞳の英雄の名を冠する崇使。シュウ達を付け狙い、各地で惨事を引き起こす残虐な少年。CVは田村睦心氏。
- ヴァールニーヤ
- 碧き目の英雄の名を冠する崇使。アディーナムとは違い、任務の遂行を優先する冷静沈着な性格。CVは保村真氏。
- ブロウ・ティゴール
- シュテドニアスのネミベアを牙城とする野盗。CVは宮崎寛務氏。
アルメラ共和国
- サキト・アサギ
- 地上からアルメラ共和国に召喚された少年。CVは石川界人氏。
- エリシア・ゼフィール
- アルメラ共和国の軍人。CVは斉藤佑圭氏。
- ティール・カーヴェイ
- アルメラ共和国に所属する、ヴァルシオーガのテストパイロット。エリシアの幼馴染みでもある。CVは小松史法氏。
- ライオネル・ニールセン
- 地上からアルメラ共和国に召喚された地球連邦軍のPTパイロット。CVは東地宏樹氏。
- フィリス・ジャラヴ
- アルメラ共和国の兵器開発会社であるイルゼノン社の社員で、ヴァルシオーガの開発担当。CVは豊口めぐみ氏。
- タムドル・オーレイ
- アルメラ共和国の兵器開発会社であるイルゼノン社の社員で、第2開発部研究開発課の課長。フィリスの上司。
- ディソル・ケルディ
- イルゼノン社のシュテドニアス支社長。
- メルセン・サンティス
- ディソルの秘書。フィリスにとっては先輩にあたる。CVは庄司宇芽香氏。
ヴォルクルス教団
- ボーロ・フェイブル
- 白塗りの顔が特徴の大司教。戦死した者を除いた中では最年少。CVは島田敏氏。
- ブラッシュ・ネンバー
- 大司教の中で最も厳格な人物であり、融通の利かない性格としても知られている。CVは廣田行生氏。
登場メカ
前作からの続投メカについては「魔装機神シリーズの登場メカ」を参照。
新規登場メカ
- ノルス・グラニア
- ノルス・レイの改修機。武装面が大幅に強化されている。
- ヴィーラ
- ネオ・グランゾンが使用不可となったシュウが艦長を務める地上戦艦。
- ガリルナガン
- 初出は『第2次スーパーロボット大戦OG』。本作でもアーマラの搭乗機となる。
- ゾードクヲン
- アストラル界のエネルギーを用い、圧倒的な性能を誇る霊装機。アディーナムとヴァールニーヤが搭乗する。機体各部に『3』という概念へのこだわりがみてとれる。
- ネーゼリア
- イスマイルの後継機。安全性や信頼性が高く、防御能力に優れている。契約精霊は大地系低位、霊峰「ネーゼムール」。テューディが搭乗する。
アルメラ共和国
- レイブレード
- 「攻霊機」の名を持つアルメラ共和国製の魔装機。従来の魔装機とは異なる設計思想で創られている。サキトが搭乗する。
- リジェリオールCL
- アルメラ共和国製の魔装機「リジェリオール」のカスタムモデルの指揮官仕様。契約精霊は風系低位、夜風「メイトゥーラ」。エリシアが搭乗する。
- リジェリオールAR
- アルメラ共和国製の魔装機「リジェリオール」のカスタムモデル。契約精霊は風系低位、夕風「メイティナ」。ガッデスの所在が不明となったテュッティが搭乗する他、フィリスも搭乗する。
- ヴァルシオーガ
- アルメラ共和国の兵器製造会社イルゼノン社が地上世界の機動兵器ヴァルシオン改・タイプCFのデータを基に開発した試作機。ティールが搭乗する。
- ディーグリッド
- 「リジェリオール」以前に開発されたアルメラ共和国製の魔装機。契約精霊は大地系低位、玄武岩「ゴードモス」。ライオネルが搭乗する。
マグゥーキ
正体不明の怪物たち。獰猛でありとあらゆるものに襲い掛かる。相手がヴォルクルス教徒であっても関係がない。生体反応を探知する能力がある。
登場勢力
- アンティラス隊
- 国際的な組織「聯盟」の下に結成された部隊。国家の枠組みを越えて、各地の紛争調停を目的に活動する。マサキら前作の魔装機神隊の面々が中心に所属しているため、その権限は国家レベル相当。現在、本隊が謎の結界内に取り残されてしまっており、その安否は不明である。
- アルメラ共和国
- ラ・ギアス辺境に位置する国家。小国でありながら高性能の魔装機を有する。ナザン大陸南端に存在する海に浮かぶ島国。海を挟んだ北に「シュテドニアス連合」と「ラーダット王国」といったふたつの主要国家が並んでいる。
- ちなみにこの島にマサキたちは一度上陸を果たしたことがある(Iの第二章「悲しみのエリス」にて)。当時の設定では「シュテドニアス連合領内のかなり深いところ」であり、「ラセツの息のかかった小さな研究所」がある島だった。知っていて無視したか、知らずに変更したのかは製作陣にしかわからない。
- シュテドニアス連合国
- ナザン大陸の大部分を支配する強国で、海を境に「アルメラ共和国」と接する。先々の内戦で南北に分裂、北部主導の再統一で戦禍から立ち直ろうとしていた。領内には「アンティラス隊」を敵視する「パーゼミュート」の本社と、大統領直下の特殊部隊「ヨグ・シュバイル」が水面下で犇めきあっている。
- ラーダット王国
- ラ・ギアス主要10ヶ国のひとつ。シュテドニアスを挟んでエリアル王国とは対の位置にあり、親交がある。
- グリアスという魔術兵器に特化した魔装機を制式配備された軍隊を持つが、機械産業の分野で二、三歩遅れをとっているため正規軍の武力は相当低い。グリアスの改良機にあたるトゥー・グリアスすら旧式に属するため、国防強化を図る政治家の焦りが思わぬ憂いを実らせてしまった。
- ヴォルクルス教団
- 破壊神ヴォルクルス復活という宿願を達成するため、各地で活動を続ける秘密結社。本大戦で「邪教集団としては崩壊」することを予告されているが……?