ロザリー・セルエ
ロザリー・セルエ(Rothery Selue)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 声優:桑島法子
- 種族:ラ・ギアス人
- 性別:女
- 本名:ロザリー・ギムナス
- 年齢:10代後半
- 出身:バゴニア連邦共和国
- 所属:バゴニア連邦共和国→アンティラス隊
- 階級:民間人→魔装機操者
- 主な搭乗機:ルジャノール改→アゲイド+→ジェイファー→ジャスティニア
- キャラクターデザイン:河野さち子
- 下山剛史(リデザイン)
バゴニアの「剣聖」シュメル・ヒュールの下へ押しかけて、そのまま弟子になってしまった少女で、一番弟子やフィアンセを勝手に自称している。普段は生活能力のないシュメルの世話をして暮らしている。興奮すると訛りが出てしまう(この訛りは九州地方の方言に似ている)。
しかし、ロザリーがシュメルに近づいたのには理由があった。ロザリーは、シュメルとの試合がもとで死んだ剣士バリー・ギムナスの娘であり、彼女はいずれシュメルを討つつもりで入門していたのである。しかし、共に暮らすうちにシュメルに親しみを覚えるようになり、仇討ちの志にも迷いが出始めていたという。この秘密は、ロザリーが仲間になる可能性がある邪神ルートでしか明らかにならない。
親譲りの剣の才が為せるのか、父の所属した流派(應變自顕流)の剣技に加えて『不易久遠流』の技も習得している。剣術大会(ビエンド杯)にこそ出場していないが、ふたつの流派を修めるその剣腕は同門(不易久遠流)のニコからは「一流」と評されており、ニコの双子の妹リコに至っては何度も組み手で打ち負かされているという。
設定された初期能力値は低めだが、魔装機の操縦に操者の剣技がダイレクトに反映されることを考えると、ロザリーの能力値の低さは機動兵器に搭乗しての実戦不足やプラーナ量の問題なのかもしれない。
なお、好みのタイプは年上のオヤジで、ヒゲフェチである。
魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
衣装と髪型を一新。オフショルダーのワンピースの上からベストを羽織り、腰には剣を帯びるなど、彼女の設定(優秀な女性剣士という一面)を強調させる佇まいとなった。トレードマークだった後頭部のおさげ(三つ編み)は完全に解いているが、左耳の前に垂らした一房の横髪のみを編み込んでおり、編んだ髪を小さなリボンで飾っている。
搭乗する魔装機は、炎系のジェイファーからジャスティニアという風系魔装機に変更された。
登場作品と役柄
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第2章から登場。邪神ルートで条件を満たし、かつファングが仲間にならない場合のみジェイファーの操者として登録可能。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- イベントカットと音声の追加。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- ファングがギオラストに乗り換えた影響でジェイファーの正操者に固定された。ジノと共に中盤の終わり頃に参戦。魔装機操者としては最後の登場である上、能力も低いのだが、「幸運」をデフォルトで覚える数少ないキャラなので資金稼ぎには重宝する。問題は参戦が遅いので意識しないとスキルが育たないこと。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- メインルートはバゴニア。「友情」を最初から習得しているため、他ルートでも数合わせで出撃させるには最適な操者。格闘数値は高いが回避値が低いため、剣と剣技に懸けるよりもミサイルを使った射程外攻撃に徹した方が利口ではある。ただ、本作は強化パーツ(プラーナシールド・エーテルチャフ・プラーナレゾネーター)があるため、終盤はDLC追加取得がなくともプレイヤーの愛次第で前線にポンと送り出せないこともない。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
- 魔装機神シリーズ
- 総じて格闘以外の数値が軒並み低い。晩成型なので最終的な能力は高くなるとはいえ、戦闘面に限ればファングや他のメンバーの方が充実している。彼女の最大の特徴は有用な精神を習得することにある。
精神コマンド
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 愛、ひらめき、熱血、激励、幸運、再動
- 激励と再動を持っている。最初から愛を使えるのも異例。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 友情、閃き、幸運、脱力、熱血、自由選択
- ※数少ない「幸運」をデフォルトで習得しているキャラ。問題は彼女自身の能力が低い上に仲間になるのが遅い事。
- 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 友情、閃き、祝福、脱力、気合、自由選択
- ※今作では幸運の効果が変更されたためか、祝福に変わっている。やはり育てておけば資金稼ぎの大きな助けになる。
特殊技能(特殊スキル)
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 気配察知、再攻撃、斬り返し、分身、2回行動
- 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 勤倹力行(武器のMG・PN消費を30%ダウン)
パイロットBGM
- 「終わりなき戦い」
- 『LOE』における汎用戦闘BGM。
- 「これがあたしの生きる道」
- 『3』で追加された専用BGM。
人間関係
- リューネ・ゾルダーク
- 似たような過去を有しており、ロザリーがシュメルに近づいた本当の目的、そして現在はその「目的」を実行する気はないということをいち早く見抜かれている。
バゴニア連邦共和国
- シュメル・ヒュール
- 師。父親の仇だったのだが…。
- バリー・ギムナス
- 実父。現在の姓が母のものなのかは不明。
- ジノ・バレンシア
- 兄弟子。好みのタイプは真逆。
- ゼツ・ラアス・ブラギオ
- たいていの場合、師シュメルの仇となる。ゼツによってロザリーが洗脳される場合もある。
- ムデカ・ラーベンス
- 幼い頃の友人。よくちょっかいかけられていたため、良い印象を持っていない。シュテドニアスの内戦時に連合国の軍人となっていた彼と再会。好意を寄せられていたことを把握するが、「しつこい男って嫌い」と一刀両断に撥ねつけている(おまけにムデカはロザリーの男性の好みから完全に離れている)。
アンティラス隊
- ワグネル・グラン・チェレンドル
- アンティラス隊代表。ロザリーの好みのタイプ直球ど真ん中だったようで、マサキにワグネルが既婚者かどうか聞いている。
- ゴルド・バゴルド
- どうやら彼も好みのタイプらしく、「ちょっと若いけど、いざという時は頼りになる」と評している。
シュテドニアス連合国
- ニコ・サンドリーブ / リコ・サンドリーブ
- 同門の後輩となる双子の姉妹。互いに仲が良い。
- レッフェン・ダスドレーシュ
- 流派の先達。尊敬している。
ラーダット王国
- セウラント・ペイ・ボラキス
- 因縁のあるガッツォーを再開発した練金学士。
名台詞
戦闘台詞
- 「しつこい男って、嫌いなのよね」
- 対ムデカ用戦闘台詞。…ムデカ、哀れなり。まぁ、ムデカのしつこさは作中これでもかというくらいに描写されているので弁護のしようがないが。
- 「せからしかっ!必殺技、見せちゃるけんのう!!」
- 虚空斬使用時の台詞の一つ。見事に訛っている。
- 「不易久遠流と應變自顕流の合わせ技、受けてみんしゃい!」
- 澄明剣・天星風使用時の台詞の一つ。こちらも見事に訛っている。
魔装機神シリーズ
- 「先生に似顔絵描いてもらうくらいなら、あたし、心が貧しい方がいい」
- シュメルの絵を評して。
- 「あんな変態ジジイが私達の国の国防の最高責任者なの?……さいてー」
- ゼツを評して。
- 「だから……今だけはっ!!うらみを晴らす、一人の女の子に戻るっ!」
- ゼツとの戦闘前会話。このときゼツはすでに精神崩壊しているが。ちなみに同じ場面において、同じくジェイファーに乗る可能性があるファングは「今は恨みを捨てて、義によって成敗する!」と対照的な発言をする。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 「やだ、もう、あたすを口説くつもりですか?やんだぁ、もう」
- 「人徳の将、ダスドレーシュ」のEDデモで、レッフェン・ダスドレーシュ将軍に「笑顔が可愛い女の子になった」と褒められたことを受けて。頬を赤らめ満更でもない様子。ダスドレーシュ将軍もいかついヒゲオヤジなので、どうやらストライクゾーンらしい。
余談
- キャラクターのイメージ元になったのはアニメ『ペリーヌ物語』に出てくるロザリー。服装や髪型などはほぼそのまま踏襲しているといっていい。
- 『魔装機神II』でロザリーを演じる桑島法子氏は『第2次OG』でクリアーナ・リムスカヤ役だが、LOEでロザリーと二択だったファングはジョシュア・ラドクリフ役の中村悠一氏が声を担当している。