ノーベルガンダム

2018年11月20日 (火) 00:06時点における旋風 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎単独作品)
ノーベルガンダム
外国語表記 Nobell Gundam
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン カトキハジメ
分類 モビルファイター
生産形態 ワンオフ機
型式番号 GF13-050NSW
全高 16.2m
重量 7t
動力 熱核融合炉
装甲材質 ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材
レアメタル・ハイブリッド多層材
所属 ネオスウェーデン
ガンダムファイター アレンビー・ビアズリー
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概要

アレンビー・ビアズリーが駆るネオスウェーデン代表のモビルファイター

MFとして考えるならともかく、一般的な「ガンダム」という括りで考えると奇異な、セーラー服を着た女性型デザインに製作されている(ちなみに女性的なパーツ郡を除いて見てみると割とRX-78に近いデザインである)。機体名は、スウェーデン出身者の科学者アルフレッド・ノーベル(1833~1896)に由来している。

細身のシルエットから連想される通り、機動性と柔軟性を重視した設計思想に基づき装甲強度を落とし極限までシェイプアップした結果、軽量化を実現している。ただし、他MFと比較してもさほど本体重量自体は変わらない為、柔軟性を追求した内部フレームが重量の大半を占めているものと推察される。この軽量化は凄まじいもので、髪の毛を模した頭部アーマー等は風になびいてしまう程である。

武装としては、ビームリボンやビームフラフープといった、新体操を髣髴とさせるビーム兵器を装備しており、女性ファイターならではの戦法で相手MFを翻弄する。そして、当機最大の特長は、機体内部に搭載された「バーサーカーシステム」にある。これは外部からパイロットを強制的にコントロールし、機体性能を一時的に引き上げるシステムであり、起動すると後頭部に装備された放熱フィンが展開し、機体がピンク色に光り輝く。この間、アレンビーの意識は外部からコントロールされる為、文字通り「狂戦士」と化す。

決勝大会終盤でアレンビー共々DG細胞を移植され、本機はウォルターガンダムへと変貌を遂げ、レインの駆るライジングガンダムと交戦する。その結果、この1号機は破壊されてしまうものの、対デビルコロニー戦において2号機がガンダム連合の先鋒を務め、マンダラガンダムと共に活躍した。この戦闘で使用された2号機は、一部のムック本で「ノーベルガンダムMk-II」と呼称されているが、外観や性能は全く同じものである。

ちなみに『コミックボンボン』版『Gガンダム』の最終決戦では、コミックオリジナルの「高機動(スーパー)ノーベルガンダム」なるMFが登場している。これはコミック版担当のときた洸一氏によるオリジナル機体だが、今川泰宏監督曰く「あともう少し登場が早ければ、アニメに逆輸入していた」そうである…。

登場作品と操縦者

原作通りアレンビー専用機。バーサーカーシステムが再現されている作品では最初は主に敵として登場。

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F完結編
スポット参戦の後地上ルートで隠し要素の条件を満たすと仲間になる。一軍で使用するには辛い性能。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
第1部序盤で参入。ビームフープが海Aで1部の間はお世話になることも多い。援護要員としてはそこそこだが、次第に倉庫番に。第1部最終話から合体攻撃が解禁されるものの力不足になっていくのは否めない。なお、「ノーベルストライク」が無く、気力120になるまで射程1はバルカンしか使えないというMFらしくない弱点がある。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦AA PORTABLE
説得により加入。合体攻撃は強いが、他の武器が使いにくい。
スーパーロボット大戦R
今回は無条件で仲間に。飛行可能になりビームフープが移動後有射程・EN制になった事で使い勝手が向上している。アレンビーの援護回数も多いので気軽に連発できるのがポイント。
スーパーロボット大戦J
説得により加入。

単独作品

新スーパーロボット大戦
通常とバーサーカーの両形態が登場。
地上編終盤、バーサーカーモードで敵として現れる。選択次第と説得により仲間に出来るが、仲間にしない場合は精神コマンドでアレンビーに勝るレイン・ミカムラを仲間に出来る。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦リンクバトラー
スーパーロボット大戦64
説得により加入。今作より合体攻撃「ダブルゴッドフィンガー」が使用可能。
スーパーロボット大戦MXMX PORTABLE
ゴッドガンダムとの合体攻撃「ダブルゴッドフィンガー」の使い勝手が良い。
スーパーロボット大戦X-Ω
2017年6月のイベント「魂の絆! 唸れ友情の必殺拳」にて実装。SSRディフェンダー。オリジナル設定か、単独でゴッドフィンガーを使用している。
スーパーロボット大戦T
PV1に登場。

関連作品

スーパーヒーロー作戦
アレンビーの戦闘時における姿。本作にはウォルターガンダムが登場しない為、唯一の乗機である。

装備・機能

MFとしては移動力運動性が高い方だがHP装甲は低め。スーパーモードが無く単体では攻撃力不足な事が多い。合体攻撃強化パーツスロットの多さを活用しよう。

武装・必殺武器

ノーベルストライク
武装ではなく、敵機に接近して拳による乱打を浴びせ、とどめの一撃を加える〝技〟。

武装

バルカン砲
機体頭部に2門内蔵された固定武装。本機の唯一の射撃兵装であり、主に牽制に使用される。SRWで使用される事は少ない。
ビームフラフープ
その名のとおり、ビームがフラフープ状に展開する武装。
ビームリボン
こちらはビームがリボン状に展開する。さながら本物のリボンのような柔軟な動きをする。
ノーベルフラフープ
「ビームフラフープ」と「ビームリボン」を組み合わせた必殺技。

合体攻撃

ダブルゴッドフィンガー
ドモン・カッシュゴッドガンダムとの合体攻撃。原作では対スカルガンダム、アシュラガンダム組とのタッグマッチの際に使用したゴッドフィンガーによる挟撃を仕掛ける技。
ゴッドガンダムに取り付けられた出力調整チップを組み込み、ゴッドフィンガーのエネルギーをノーベルガンダムに授ける事で実現した攻撃である。ただし、本機がノーベルガンダム単体でゴッドフィンガーを使えるかどうかは不明。

特殊能力

剣装備、銃装備
切り払い撃ち落としを発動。
バーサーカーシステム
システムの概要については上述の通り。SRWでは、封印されている場合と、プレイヤーの任意で使用可能な場合がある。
後者の場合、原作における「使用中、アレンビーの意識は外部からコントロールされる」という「バーサーカー」の所以たる要素は(当然ながら)再現されない。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

カスタムボーナス

飛行可能、武器の空適応A
A PORTABLE

機体BGM

「FLYING IN THE SKY」
前期オープニング主題歌。『』、『A』、『R』にて採用。前期OPの期間にはアレンビーもノーベルガンダムがでていないので違和感があるかもしれない。
「Trust You Forever」
後期オープニング。『IMPACT』で採用。

関連機体

ウォルターガンダム
本機のDG細胞による変異後の姿。

余談

  • ノーベルガンダムは外見や決めポーズを披露した点から「セーラーガンダム」(または「セーラーガンダムーン」)の異名を持ち、アニメ版『美少女戦士セーラームーン』に関連した声優ネタがSRWにおいて登場する事もしばしばである。
    • なお、ノーベルガンダムの各部のディティールは「ガンダム・センチネル版RX-78(所謂ガンダムVer.Ka)」と全く同じであり、本機のメカニックデザイナーであるカトキハジメ氏が「ガンダムの各パーツをセーラー服状に」「体型を女性らしく」の二点をアレンジしただけで、がらりと印象を変えて見せたことがわかる。
    • 』のアンソロジーコミックでは、メカニックデザイナーつながりでR-1に代わりSRX合体したネタもあった。
  • スーパー系かリアル系か」の論議はさておくとして、ノーベルガンダムは『電脳戦機バーチャロンシリーズ』に登場するフェイ・イェン等、後の「リアル系作品における女性型の人型機動兵器」の先駆けとなった機体と考えて間違い無い(一方、スーパー系作品ではアフロダイAなど『マジンガーZ』の頃から女性型の人型機動兵器が存在している)。
    • ついでに言うと、フェイ・イェンのメカニックデザイナーもまたカトキハジメ氏である。
  • 『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』(SRW未参戦)のコミカライズ作品『模型戦士ガンプラビルダーズA(エース)』および公式外伝『模型戦士ガンプラビルダーズD』において、ノーベルガンダムのガンプラがモビルトレースシステムを再現した「Fポッド」で操縦され、搭乗者はいずれも「アレンビー同様に女性であり、彼女と同デザインのファイティングスーツを着用する」という、色々な意味で優遇されていた。
  • 『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』では、ノーベルガンダムと似たような容姿であるガンダムナドレを操るティエリア・アーデと共闘が可能である。
    • 『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』は基本的に2vs2で戦うゲームであり、プレーヤーがガンダムヴァーチェを選択し(出撃時は必ずヴァーチェ。時間を経ることでナドレにパージ可能)、僚機(味方)をノーベルガンダムにすると、ティエリアから「ナドレ!? そこの友軍機! 貴様、どこからナドレの情報を手に入れた!」との台詞が飛び出す。突っ込むかどうかは、プレイヤー次第。

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