キラ・ヤマト

2013年2月20日 (水) 06:07時点における180.51.225.130 (トーク)による版 (→‎携帯機シリーズ)

キラ・ヤマト(Kira Yamato)

機動戦士ガンダムSEED

ヘリオポリスの工業カレッジに在籍するごく普通の学生であった。しかしザフトの襲撃に巻き込まれ、成り行きでストライクガンダム に搭乗、敵機を相手しながらOSを即座に書き換えるという離れ業でストライクを操りその場を切り抜けた。しかし、彼の組み上げたOSはコーディネイターである彼にしか扱えるものではなく、なし崩し的にパイロットとなり、アークエンジェルに乗船することとなった。

自身がコーディネイターであるにも関わらず、同胞の軍隊であるザフトと戦わなければならない苦悩を抱えたままの戦闘を強いられ、精神的に非常に不安定になる場面もあった。特に、親友であったアスラン・ザラとの度重なる戦いには心を痛めていたが、最後はお互いの友人が殺されたことを引き金に、壮絶な殺し合いを演じる事となる(結果、アスランの捨て身の自爆攻撃の前に敗北したものの、無事救助される。ちなみに、彼を助け出したのは『ASTRAY』の主人公、ロウ・ギュールである)。

決闘後に救助されたキラは、マルキオ導師の手でプラントラクス・クラインの邸宅に匿われる。そこで再会したラクスと志を共にし、彼女からフリーダムガンダムを託される。その後は、ラクス邸で過ごすうちに固めた「不殺」の信念を貫き、アスランとの和解も成し遂げた。そしてアークエンジェルクルーやカガリ、ラクスらと共に結成した三隻同盟の中核として活躍、連合・ザフトのいずれにも与せぬ立場から戦争を止めようと行動する。最後にはヤキン・ドゥーエでの両陣営の最終戦において、世界への憎しみに囚われたクルーゼを討ち、大戦を終結へと導いた。

なお、作品終盤のクルーゼとのコロニーメンデルでの会話において、自分がコーディネイターの中でも人工子宮を使って生まれた「スーパーコーディネイター」という存在である事が判明する。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

先の大戦から2年後、オーブ連合首長国で義母カリダ、ラクスと共に孤児達の世話をして暮らしていた。しかし、謎の部隊にラクスが襲われる。その場はフリーダムで切り抜けたものの、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルへの不信を深めたキラは、カガリの結婚式に乱入して彼女を誘拐後、アークエンジェルでオーブを脱出。第三勢力としてザフトと地球連合軍の戦いに介入する事を決める。

この時点では自身の戦いに対しての迷いが強く、一度再会したアスランとは物別れとなり、ついに打倒フリーダムを誓うシン・アスカによって乗機フリーダムを撃墜される。その後、ラクスからストライクフリーダムガンダムを託され、カガリ、ラクスと共にデュランダル議長の考え方を否定する。最終決戦でデュランダルを追い詰めた時に彼に語った『明日を選ぶことができる世界』を目指し、戦い続けることとなる。

スペシャルエディションにおいて大戦後プラントへ戻り議長となったラクスに随行してザフトに入隊し白服となった姿が描かれている。

DESTINY本編では戦時中なことから悟りを開いたかのような言動が目立つが、ドラマCDなどでは戦闘以外での普段のキラが描かれており、ラクスとバルトフェルドのネタに対して思いっきりまじめに返したりする。

キャラクターとしての総評

SEED時代は、序盤こそ煮え切らないながらもフリーダムに乗って以後は戦争終結のために力を尽くす等ある意味典型的な主人公である。 DESTINYでは初登場こそやや遅いものの、登場後はシンから実質的な主人公の座を奪ったといえる程ストーリーのメインとなる存在となり、SEEDシリーズ全体の主人公とも言える扱いである。しかし、作中においてそれほどの存在感の持ち主であるにも関わらず、アスランの言った正論に対して理屈になっていない感情論で返すなどの稚拙な描写が目立ち、多くの視聴者からは不満が出る結果になっている。

戦闘においては相手のコクピットを狙わず、敵機の四肢やカメラ・武器のみを破壊するなどして戦闘続行不可に追い込む戦法をとる。これは自分たちだけでなく他者同士の戦闘でも同様だが、どんな戦法だろうとキラ達の行動は介入された側にとってはいい迷惑どころか脅威であり、ハイネ・ヴェステンフルスの戦死の一因にもなったこともあり、アスランやミネルバのクルーからは非難されている。またMSには配慮しているようだが戦況が差し迫った時の対戦艦、対要塞などは普通に撃墜している描写があり、さらには達磨になった敵を後続のムラサメ隊などが撃墜したこともあるため、その行動は徹底されていないのではという声がある。

彼の行動原理はDESTINY作中において特に触れられておらず、SEED時代に友人アスランとそれぞれの友人を殺し合ってしまった事や、民間人の少女であったエルに続いてフレイを守れなかった事などの痛い過去があった故に、戦争による人の死が極度なトラウマとなってしまい、血みどろの戦争を否定して自らの力で止めようとした背景があると思われるが、あまりにも理想を追いすぎてしまった感がある。

この矛盾に迷いがありながらも最終的には戦争を終結させたが、デュランダルから示唆された通り、平穏な世界情勢になったという訳ではなく、再び戦いの道を進む事が示唆されている。「覚悟はある」と言いつつも劇中で具体的な方針が示されなかったこともあり、DESTINYにおける彼の思想をよりわかりにくくさせている。

スパロボシリーズにおいて

能力値は全体的に高く、携帯機作品ではコーディネイター技能を持つため、強力なパイロットであり、ストーリー上の存在感も抜群である。基本的には理想論・感情論を優先させる性格であり、優れた才能を持ちながらも戦いを好まない美少年という造型。天然キャラのイメージが付加されており、ストーリーの何処かしらで自軍からからかわれるような台詞がある。

作品ごとの扱いについては、良い時と悪い時の差が極端である。主に原作での非難対象となっているSEED DESTINY時代の「他勢力同士の戦闘への武力介入」については、Z以外ではほとんど取っておらず、彼を含めたアークエンジェル隊側の行動には大きく修正がかかっている事が多い。原作準拠の行動を取ったZでは、介入された側の味方部隊の顰蹙を大いに買った。Lにおいてはシナリオ・行動原理自体に大きな修正が加わっており、あれだけ敵対的な立場にあったシンからはむしろ尊敬の視線を向けられる等、性格の改変を加えられることも多く、スパロボ補正を受けるキャラの代表格である。 尚、原作では彼の名前や素性(フリーダムのパイロット、スーパーコーディネイター等)はあまり世間に知られていなかったが、スパロボでは広く知られている場合が多い。特に後者については遺伝子関係に詳しい敵キャラクターが把握している場合が多く、戦闘前会話等からも伺える。しかし彼自身は自分はあくまで一人の人間であると自負しており、自分を道具扱いしたり、特殊な出自ゆえ人間を見下し自らを絶対視するような人物には激しい怒りを見せる。

また主人公キャラクターの割には常に正式参入が遅く、SEED時代やAA隊が視点の作品ならば早くても正式参入は中盤かそれ以降になることが多く、逆にミネルバ隊が視点の作品でも終盤に差し掛かってからのことが多く、場合によっては正式に使用できるのが10ステージにも満たないこともある。

登場作品と役柄

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初参戦作品。原作と似たような流れを辿る。基本的に他のガンダム系主人公との絡みが多いが、他作品では碇シンジと仲が良く、例の増長する場面ではシンジに諭される。もっとも第3次αのαナンバーズは原作以上に成長した面々が大半を占めているので、新参者の彼にとっては原作とはまた違った形で息苦しい環境であったといえるが…。SEED持ちだが、この時点ではコーディネイター技能がないのでその後のシリーズと比較すると結果的に歴代最弱かもしれない。歴代ガンダム主人公全員に特殊援護セリフがある。敵キャラとの戦闘前会話は全体的に青臭く、言葉足らずなものが多い傾向にあり、そこを突かれて嘲笑もしくは一蹴されるケースが目立つ。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
原作通りに暴れまわる。本作では男女主人公どちらを選ぶかでキラの扱いが大きく異なる。
セツコ編ではミネルバ組視点のためキラは第3軍として現れる事が多く、敵味方両軍を攻撃する。30話では、その優柔不断で理想にこだわる態度・行動に対し、正規軍組の主役級パイロット全員から戦闘前に痛烈な批判を浴びせられる。地球圏全体の状況を見据えて行動し人類全体の脅威とも率先して戦ったSC2とは異なり、今作では人類同士の争いにばかり介入している上、人類全体の脅威である異星人軍や堕天翅族といった勢力と戦っている様子が見られず、更には間接的にハイネの死を招いてしまったのでキラへの批判がより苛烈なものとなってしまったのは仕方が無いと言える。
一方、ランド編ではアウトサイダー組の視点である意味AAと似た立場であり、キラの戦場介入も結果的に主人公達の窮地を何度も救っており、行動を共にした際には一部で批判はありながらもちゃんと仲間として扱われていた。また、シンに撃墜された時に心配されたり、圭やジロンから自分が生きていた事を素直に喜ばれて、柔らかな笑みを見せた事もあった。
正式に合流するのは早くても原作ルート48話、ifルートは51話からとなる。階級は原作通り准将。ZEUTHで軍籍のある人物の中では最高の階級だが、身内人事なので気にしないで欲しいと思っている。仲間になる際にAA組とミネルバ組との和解が描かれる点が特に評価されている。
殲滅戦のスペシャリストで敵陣に突入させ雑魚を一掃することが可能。また、てかげんを持つのでMAP兵器で削りをやらされる事が多い。味方で数少ない消費SP10の集中の使い手であり強化パーツを付ければ毎ターン集中を使える。ただコーディネイター技能が無いために歴代では弱い部類に入る。乗り換えは不可能。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
シン、アスラン、ルナマリアと共に宇宙ルート第25話から登場する。比較的本作の新規参戦キャラとも絡みがあり、特技であるプログラミングを活かした描写も多いと前作のキャラクターの中でも出番は多い。ブレラのついで録りということもあってか、本作のガンダムシリーズの主役級の中では唯一ガンダムシリーズの主役級による援護台詞が全員分用意されており、さらに援護攻撃のみソレスタルビーイングの援護台詞もある。キラキラコンビは次元を越えても、絶賛(?)継続中。本作ではSEEDとエースボーナスの相乗効果で数字以上の攻撃力を持つ。掛けの合体攻撃を使用した時のダメージ量は味方キャラでも上位に食い込む。今回も乗り換えは不可能。また原作終了後ということもあり、ZやLと比べると長期間使用できるのもありがたい。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
アスランと共にレディの護衛をしていたが、コロニー懐柔政策とレディの行動に疑問を感じ、彼女を説得するなど、完全ではないが事実上はニコル特尉(原作のレディの副官)ポジション。ブレラだけでなく、対ジノにも新録の特殊台詞が用意されてる。
ちなみに、本作でも相変わらず(擬似太陽炉搭載型以外には)理論上最大ダメージを誇るが、足の遅さに悩まされる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
本作からコーディネイター技能が追加。SEEDと合わせて鬼のような能力上昇をしてくれる。ただしリアル系がきついバランスの上、特殊回避する敵が多いのに必中を覚えない為、総合的にはそれほど強力とは感じられない…。とは言え、最終的な能力値と、乗機に合体攻撃がある事を考慮すると、下手なスーパーロボットよりも火力を発揮出来る可能性がある。ストーリー上では、第3次αでも見せたサイへの暴力のようなキラの負の一面が極力描写されず、優柔不断な一面もあまり見せない(クルーゼに対しても明確に否定する発言を行う)。特にそれが顕著なのは、フレイを殺された後、次にクルーゼが登場した際に叫ぶ台詞(後述)。良い意味でスーパー系の影響を受けたキラと言える。
スーパーロボット大戦W
今回は仲間になるのがかなり遅い。Jとは打って変わって、原作以上に優柔不断。毎回のように敵に「どうして…」と言っては否定される。ただ、仲間からは理解してもらえ、ムウやフレイ、ナタル、さらに条件次第ではトールも生き残り、ニコルとも友達になれる(さらにアスランとの確執が完全に消滅する)ので、一番幸せな作品かもしれない。また、原作では今のところ面識の無いカナードとついに対面することに。ちなみに、カナードに吹き込んだのはクルーゼ。カナードはよく彼を狙ってくるが最終的(というか仲間入りさせると)にはなんだかんだで和解?する。
能力は優秀で、フリーダムも歴代最高の性能を誇るのだが、アスランの方が特殊技能が多くて優秀だったりする。また、アストレイ系の方が先に使える&お気に入りがアストレイとは別枠&レッドフレーム改造でブルーフレーム・ドレッドノートも改造引き継ぎがあるので(尤も、フリーダムも改造引き継ぎ先は多いのだが)、彼共々、SEEDキャラ(ムウ以外)は倉庫番の事も多い。
スーパーロボット大戦K
中盤からの参入。原作通りにフリーダムがやられた後は暫く出撃はお預け。その分、ストライクフリーダムの性能は歴代フリーダム系の中でもトップクラスであり、本人の能力値の高さとSEEDによるダメージ増加補正と合わせて、本作でも最強レベルの強さを見せ付けてくれる。今回は登場まではカガリの依頼によるフェストゥムの調査に専念していたため、原作やZで行った介入行動をほとんど取らず(唯一の介入では、なんとオーブ軍を戦闘不能にして離脱させ、ミネルバを救った)物語が進む為、良識ある青年という印象が強く、冷静かつ真面目でありながらも天然ボケ発言をしたりするなど笑いを誘う場面も多い。原作と立ち位置が最も大きく変化している。
ちなみに『ガン×ソード』に登場するミハエル・ギャレットとは中の人が同じな事もあってそれに関連したネタが多く、見所の多いクロスオーバーを見せている。詳しくは後述。
スーパーロボット大戦L
初登場自体は早めだが今回正式参入はZに次いでかなり遅い。だがシナリオ面での扱いは良くK同様介入行動はほとんどない上、ステラの救出に協力したりクトゥルフの攻撃からシンを庇ったりといった改変の結果、シンからは敵視されるどころかむしろ尊敬されているといってもいい関係になる(そもそもシンとの初邂逅からして、ややすれ違ってた原作とは違い、「いつまでも花がきれいに咲き続ける世界を作らなくちゃ」と平和への想いを語り合っている)。デュランダルには原作通りラクス暗殺未遂の一件で疑念を持つが、その際現れたアンノウンからGreATの存在とその暗躍を知り、自軍に合流するまでは彼らを探る為に動く事になる。
能力的にはコーディネイター技能が消滅してしまった分は『K』よりは弱体化しているが、素の能力が味方パイロットトップクラス水準である上にSEED技能は健在なので、機体性能もあって相変わらず安定して強い。正式参戦はかなり遅いが、即戦力として活躍できる。
本作ではマサキグレイスの詭弁を真っ向から論破し、ビッグゴールドに対してその存在そのものへの怒りを向けるなど、前作以上に敵対者に対して毅然とした態度を見せる。ちなみに本作ではオーブで2年間彼らが滞在していた家は「キラ邸」ということになっている。
声優ネタではKのミハエルに引き続き、彼と同じく声がキラ同様保志氏である『マクロスF』のブレラ・スターンを相手に特殊戦闘台詞と特殊援護台詞が用意されている。
スーパーロボット大戦UX
PV第2弾に登場。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
DESTINY名義では初参戦。味方陣営が完全なアークエンジェル陣営のため、仲間になった後は最終話まで使用可能。ちなみに、初登場シナリオは潜入していたヒイロ(ウイングゼロ)と二人で戦うシナリオとなっている。今作では妙に飄々とした態度をとっており、カガリやアスランをいじっている場面が妙に印象に残る。ちなみに本作でのフリーダム撃墜はベルリン上空で見殺しに等しい上、例え核エンジンを止めたとしてもあの高さから落ちてなぜ軽傷で済んだのかの説明は無し。原作EWで同じ事して怪我すらしなかったヒイロに何かコツでも教えてもらったのだろうか。

パイロットステータスの傾向

能力値

「スーパーコーディネイター」の名に恥じない能力の高さ。射撃、回避、命中は自軍トップクラス。意外なことに技量はやや高い程度(介入描写の多いZではかなり高い)。リアル系のお約束として防御は非常に脆い。携帯機シリーズでは、元から高い能力がコーディネイター(シリーズによっては SEEDの効果も相乗)の効果によってさらに上昇する。

精神コマンド

集中熱血とリアル系主人公らしいものを取りそろえる。覚醒を修得することも多く、MAP兵器を持つフリーダム、ストライクフリーダムとの相性もいい。また、コックピットを敢えて外すという行動のため、てかげんも修得するが、反面シンやアスランが習得する事の多い直撃を覚えない。第2次Zでは覚醒ではなく再動を修得する。

第3次α
集中てかげん直感熱血友情
J
集中加速ひらめき熱血覚醒
W
集中必中ひらめき熱血覚醒
K
集中てかげん直感熱血覚醒
ZL
直感集中てかげん狙撃
第2次Z
直感集中てかげん狙撃再動

特殊技能(特殊スキル)

第3次αにおけるSEEDは当初、「???」表記で存在が伏せられている。コーディネイターが特殊技能となっているシリーズでは、パイロットステータスがとてつもなく高くなる。集束攻撃再攻撃サイズ差補正無視はZで敵キャラとしてのステータスに備えているもので、自軍に加わった際には削除されている。何れも有効な能力なので、これらをそのまま追加する手も有り。

コーディネイターSEEDシールド防御切り払い撃ち落とし援護攻撃援護防御カウンター集束攻撃再攻撃サイズ差補正無視

小隊長能力(隊長効果)

第3次αでは展開に応じて能力が著しく変化する点に注意。Zでは敵・味方時問わず能力の変化は無い。

第3次α
回避率+10%(SEED修得前)
クリティカル率+40%(アラスカ行ルート第30話)
回避率+10%、切り払いの発生確率+10%(SEED修得後)
Z
命中率+10%、ブロッキングの確率を+20%

固有エースボーナス

第2次Z
射撃武器の威力+10%

パイロットBGM

「INVOKE」
第3次αで採用。
「Realize」
第3次α、Jで採用。
「GUNDAM出撃」
第3次α、J、Wで採用。
「STRIKE出撃」
Jで採用。
「あんなに一緒だったのに」
Wで採用。
「翔べ!フリーダム」
Wで採用。
「Meteor ~ミーティア~」
Zで採用。
「キラ、その心のままに」
K・Lで採用。
「vestige -ヴェスティージ-」
第2次Zで採用。

人間関係

主要人物

アスラン・ザラ
幼馴染で親友だったが敵として戦う羽目になり、後半以降は共闘するが、DESTINY時代も一時敵対するなど、一種のライバル関係ともとれる。
ラクス・クライン
アスランの許婚だったが、ザフトに匿われていた事を切欠に関係を深めるように。序盤からキラとはお互い自身を見ていた関係であり、信頼を重ね本来の互いに惹かれた結果、キラと寄り添うようになる。DESTINY時代は明確に恋人である模様。
カガリ・ユラ・アスハ
他人として存在も知らずに育ったが、実は双子の姉。一応どちらが目上かは定かではないのだが、カガリが姉と強固に主張しているので、キラが弟という形である。
シン・アスカ
原作では最後の最後の『FINAL PLUS』で出会うことになり、彼の苦悩を理解し、共に戦おうと手をさしのべた。ただし、彼の家族(異なるとする描写もあるが)やステラを結果的に自身が殺害した事実をキラが認識していたかは原作では描写されていない。スパロボでは補正がかかることもあって、彼とのわだかまりが完全に解けて本当の意味で和解することができる。またスパロボではシンとの和解後は彼からは『キラさん』と呼ばれることが多い。

機動戦士ガンダムSEED

フレイ・アルスター
友人の彼女だったが、密かに想いを寄せていた。フレイの父が死亡後は彼女の思惑に乗せられ肉体関係を持つようになる。その後キラから間違った関係だったと別れを切り出すが、アラスカ基地で離れ離れになり、二度と直接対面することはなかった。最終決戦にてクルーゼの放ったビームライフルの一撃からフレイの乗った脱出艇を身を挺して守るも、一瞬の隙を突いて放たれたドラグーンのビーム攻撃を防ぐことは出来ず、目の前で死亡する。死後、霊体となった彼女はキラに本当の想いを伝えるがキラには彼女が見えず聞こえずである。怒りが加わったキラはクルーゼを倒すべく、プロヴィデンスを追撃する。DESTINYでは回想シーンのみの登場で、全く彼女の事に触れられない。回想シーン後、キラが悔やむ様にしていた事から、キラの心に暗い影を落としたと思われる。Wではラクスに助けられ生存し、和解する。
サイ・アーガイル
友人であったが、フレイ絡みの一件で気まずくなる。最終的にはある程度和解した。その後どうなったかは不明。
トール・ケーニヒ
友人。しかし、キラを助ける形で死亡してしまう。これによりアスランとの対立が決定的に。
カズイ・バスカーク
友人。ただ、カズイ自身はキラを友人と認識しつつも、コーディネイターには疑念を持っていた。
ミリアリア・ハウ
友人。工業カレッジ時代の友人では唯一DESTINYにも登場し、良好な関係。
ムウ・ラ・フラガ
兄貴分的存在。DESTINYにおいても後半以降、共闘することになる。
マリュー・ラミアス
連合軍時代は上官。当初は彼女により強引な形で戦いに参加させられた事もあって反発していたが、その後はバルトフェルドとともに良き同志となる。
ナタル・バジルール
連合軍時代の上官。ムウとは違い、軍人として厳しい側面がある為、彼女にはあまり馴染めなかった。
コジロー・マードック
アークエンジェルのクルーではムウとともに親しい関係。
アーノルド・ノイマンダリダ・ローラハ・チャンドラII世
マードックらとともにDESTINY時代も共闘した。
ラウ・ル・クルーゼ
宿敵。彼を倒すことに成功したが、その狂気を完全に否定することは出来なかった。
アンドリュー・バルトフェルド
互いに認めつつも最初は敵対関係にならざるを得なかったが、後半以降は共に戦うこととなる。
ウズミ・ナラ・アスハ
カガリの育ての父。キラとカガリの関係を知る人物。
エル
アークエンジェルに収容された民間人の少女。その後は脱出挺に乗るが、イザーク搭乗のデュエルガンダムの攻撃で脱出挺が撃墜された事により死亡し、結果的にキラの心に暗い影を残す事になる。
ジェラード・ガルシア
ユーラシア連邦の宇宙要塞『アルテミス』の司令官。キラを「裏切り者のコーディネイター」と揶揄し、蔑む。
ユーレン・ヒビキ
実父。かつてメンデルコロニーにてスーパーコーディネイターの研究を行い、息子であるキラがその完成品となったが、誕生直後にブルーコスモスの襲撃を受けて生死不明となる。
ヴィア・ヒビキ
ユーレンの夫にしてキラとカガリの実母。ユーレンとともにスーパーコーディネイターの研究を行い、生まれた実子のキラがスーパーコーディネイターの完成品となったが、誕生直後にブルーコスモスの襲撃を受けて生死不明となり、その際にキラとカガリを実の妹であるカリダに託した。
カリダ・ヤマト
育ての母親で、血縁上は母方の叔母。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

ギルバート・デュランダル
宿敵。ラクス暗殺未遂事件の黒幕と疑った事もあって、終止彼の行動に疑惑を持つことになり、最終的に対峙して彼を否定し、自らの決意を伝える。
レイ・ザ・バレル
かつての宿敵・クルーゼと同じ存在。クルーゼの時とは異なり、彼の言葉を真っ向から否定する。
ハイネ・ヴェステンフルス
結果的に自身の見境の無い行動が、彼の戦死に繋がった。

他作品との人間関係

作品ごとに彼の立ち位置や印象がやや違っている為、他作品のキャラクターの彼に対する接し方もそれぞれ違っており、場合によっては他の主人公格と比べると批判めいた意見を言われる事も多いが、他キャラクターの影響によって原作以上に成長している。

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
第3次αではキラの境遇がかつての自分と似た面を感じていたのかウラキとともに良き大人としてサポートした。Zでは彼に自分達の行動を「説得力の無い幼稚な理想論」と否定されていたが、終盤にはシンとの和解を彼に助けてもらう事に。
シャア・アズナブルクワトロ・バジーナ
Zでは、彼の思想に同調して恥を忍んでZEUTHに合流する。
ブライト・ノア
第3次αではキラをかつてのアムロと重ね、アドバイスをした。SC2ではキラをアムロと同じく「英雄」とした。
カミーユ・ビダン
第3次αでは彼がサイへの暴力を止める事になり、やや気まずい関係となる。Zではカミーユの発言が、後々キラや多数の人物に大きな影響を与える。新訳劇場版のカミーユの人柄を上手く汲み取り、クロスオーバーへと反映した好例である。
パプテマス・シロッコ
Zにおける最大の敵の一人。スーパーコーディネーターである事を見抜かれてはいたものの、大局を見渡す目を持っていないため所詮は一兵士となじられるが、世界を不幸にする存在と断定し彼を真っ向から否定した。
コウ・ウラキ
第3次αで共演。先輩として、キラに戦士としての心構えを教えた。

アナザーガンダムシリーズ

ヒイロ・ユイ
何度か共演し、よく彼に助けられたり、後押ししてもらったりした。第3次αではアスランがプラントに戻った時には(デュオにもだが)護衛を依頼するあたりに仲の良さが伺える。SC2ではラクス暗殺の際に救出に来てもらったり、メサイアで助言を貰ったりしている。キラ自身も、ヒイロの力を高く評価していた。LでもSC2と同じく暗殺部隊の戦闘において助けられている。ちなみに共演作品によって年の差にばらつきがある(キラは第3次αでは年下、Wでは多分同い年、SC2とLでは年上。原作準拠の時系列では、SC2・Lの年齢が設定的には正しい)。Zシリーズでは多元世界は違うがDESTINY⇒TV版ガンダムWの順の流れなのでキラがヒイロより物凄い年上である。
カトル・ラバーバ・ウィナー
初登場作の第3次αで最初に友好関係となった他作品のキャラ。苦悩するキラに対してかつてキラ同様に悩んだシンジの存在を教え、後にシンジが加わったときにキラに紹介した。またキラのサイへの暴力の際は一番最初にその異変に気付いてカミーユやシンジと共にキラを止めた。Wでもバルトフェルド隊との戦闘では共闘しており、当時増長していたというキラの心の救いにもなっていたようだ。
張五飛
第3次αにて、「愚直だが、(ラクスを返還した)行動は信義に値する」と評される。SC2ではキラとヒイロと共にメサイアに潜入し、共にデュランダルと対峙する。
トレーズ・クシュリナーダ
第2次Zでは、異世界に迷い込んだ際に、彼によって、カミーユファシンアスランルナマリアと共に、彼が総帥を務めるOZに迎い入れられる。
レディ・アン
彼女の人格統合と考え方を改めるきっかけとなる。
エニル・エル
Zでキラを含むAAメンバーに天の邪鬼な戦い方について釘を刺し、忠告をしている。刺のある言い方ではあるものの、彼女は彼女なりにキラの事を心配していた。
フロスト兄弟シャギア・フロストオルバ・フロスト
Zでは彼らからスーパーコーディネイターであることを理由に憎まれていた。クルーゼと同じように私怨で世界を滅ぼそうとする彼らを、キラは「クルーゼの同類」と断じた。

正暦作品

ロラン・セアック
原作ではキラ同様敵パイロットを殺害せず戦闘能力を奪う戦い方を好んだが、これは敗走する際の殿の時や根本的に∀以外が戦力換算できない時など『敵の戦闘力を奪っても危険がない時』であり、Zでは乱戦時にさえこの戦法をとるキラに激昂していた(最もこの時のロランは介入行為に怒っていたのであって不殺に対して怒っていたのではないといも解釈できる)Zでは三つ巴の戦闘が多いので当然だが。なお、共演した事はないが、ガンダムシリーズで不殺の戦い方を好んだ主人公としてキンケドゥ・ナウトビア・アロナクスもいる。
ハリー・オード
Zでは上述のエニルと同じように不殺を貫くキラに対して痛烈な言葉をかけつつも、心配して忠告を与えた。意外なことだが、DESTINY時代のキラは彼と同い年だったりする。
ギム・ギンガナム
Zではストライクフリーダムの初陣の際に共闘するが、彼に「殺気の無い小僧」とどこか小馬鹿にされていた。

ガンダムSEEDシリーズ

ロウ・ギュール
アスランと相討ちになって重症を負った所を彼に救われた。但し原作では直接描写されない。
叢雲劾
Wにてラクスからフリーダムを受け取り、地球に降下する際にザフトに攻撃されたところを彼らサーペントテールに助けられた。
イライジャ・キール
Wにてキラと劾を共に「最強のコーディネイター」と称した。
カナード・パルス
ある意味もう一人の自分自身と呼べる存在。原作では直接面識は無いが、Wにて出会うことになりフラグ次第では共闘する。
アッシュ・グレイ
原作では絡まないが、Wにて激突。己の快楽の為にラクスを抹殺せんとする彼に怒りを露にした。
スウェン・カル・バヤン
Kでは彼の駆る機体がかつての自分の愛機の強化型である事に驚きを隠せなかった。仲間になってからはあまり絡まないが、蒼穹作戦にてフェストゥムの行動が効率のよいものになっている事に共に疑問を感じていた。

西暦作品

ロックオン・ストラトス
第2次Z破界篇では時々自分自身を責める様な言動をする彼を気にかけ、その際「全てを終わらせるまで、絶対に死なない」と返答されるが…
クリスティナ・シエラフェルト・グレイス
第2次Z破界篇でカミーユと共に、ソレスタルビーイングのガンダムのOSの改造を取り組んでいた。この時クリスには敬語で話していたが、当の本人からは「呼び捨てしてもいい」と言われた。
アレハンドロ・コーナー
第2次Z破界篇で敵対。己の力を過信してインペリウムの脅威を軽視し、国連軍を使って自分達を潰す事を選んだ彼に対して「何も状況が見えていない」と怒りを露わにする。
リボンズ・アルマーク
第2次Z再世篇で敵対。リボンズは「特別な生まれであること」に共通点を見出し、キラになぜ拒むのかと述べたが、スパロボで成長したキラにそんな戯言が通用するはずも無く拒絶された。

富野作品

破嵐万丈
第3次αでは(おそらく)ロウ・ギュールに助けられた後、万丈に身柄を預けられ、彼の手によってマルキオの許へと運ばれた。
ジロン・アモス
Zではオーブ戦でのキラの登場に、「同じ釜のメシを食った仲間が生きていてくれて嬉しい」とキラの復活を素直に喜んでいる。
伊佐未勇
Jで共演。自身も姉達と銃を向け合う関係になった事もあり、自分と同じく親しい人間に銃を向けざるを得なくなってしまったキラの苦しみに理解を示す。
サラ・コダマ
ZSPDでは悪気皆無な非常に天然な態度で彼女を追い詰めてしまう一幕も。

リアル系

マクロスシリーズ

マクシミリアン・ジーナスミリア・ファリーナ・ジーナス
SC2のEDにて南アタリア島で彼らと再会した際、彼らの結婚とミリアのご懐妊を祝福するのと同時に、「アスランはあなた方を羨ましがっている」とアスランを冷やかす。
熱気バサラ
第3次αにてバルトフェルドの屋敷を訪れた際、彼に出会っている。
ブレラ・スターン
Lでは声優が同じ彼との特殊戦闘台詞が用意されている。仲間になってからは、彼に対する特殊援護台詞が用意されている。再世篇も同様、しかも台詞内容が一新されている。
グレイス・オコナー
Lでは彼女もキラの出生の秘密について把握していた様子である。キラ自身は彼女の理想の矛盾と彼女の心の闇を突きつけ、彼女を否定する。

その他のリアル系

アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
Jで共演。共に近しい人間と戦う宿命を持ち、人を討つ事に苦悩する故に良き友人となった。ちなみに本作のエイジの年齢は1部の16歳設定のはずなので、実は同い年だったりする。
デビッド・ラザフォード
Jではエイジと共にキラのよき理解者となった。
レナード・テスタロッサ
Wでは彼によってアラスカにサイクロプスが仕掛けられているという情報をリークされる。
ゲイツ
Wでは彼に命を狙われる場面も。彼が言うには、キラの首には裏社会でもかなりの高額な懸賞金がかかっているらしい。
北辰
Wでは彼にも「コーディネイターの最高傑作」と評される。遺伝子改造で人工的に作られた人類(ホシノ・ルリラピス・ラズリ)を追う立場として、キラの事も当然調査対象であったと思われる。
マシュー
Zでは何かとキラに対して「フリーダム」と感心(?)してくれる。彼には「フリーダム野郎」という渾名をつけられており、最終的には「フリーダム王子」に昇格(?)した。
ドミニク・ソレル
Zでは彼の熱い言葉に天然な言葉を返す。この言葉が上述の「フリーダム王子」昇格(?)のきっかけになった。
ジノ・ヴァインベルグ
ブレラ・スターンと同様の理由で、特殊台詞が用意されてる。敵仕様ジノ対キラの特殊セリフもある。

スーパー系

ダイナミック系

兜甲児
TV版設定・OVA版設定のどちらの彼とも何度も共演。双方とも出典作が複数ある為、作品によって関係がやや違っており、第3次αでは後輩として可愛がられ、Jではキラのよき理解者となるが、Wでは大事な場面で台詞を奪われたり、Zでは彼に苦言を受けたりした。Kではそろって「過去の戦いの英雄」扱いの為かあまり絡みは見られない。
ボス
Kにてフリーダムが撃墜された際、ボスボロットに乗せてやると言われる。他のキャラクターは突飛なボスの発案を詰っていたが、キラは真面目に取り合い、ボスに感謝されていた(やんわりとした拒否とも言えるが)。
剣鉄也
直接絡む場面はあまり無いが、Zにおいて、彼の介入・不殺行為を批難する。

ガイナックス系

碇シンジ
第3次αでカトルを介して友人となる。サイに暴力を奮った時には彼(とカミーユ)がキラを止め、カミーユですら諭せなかったキラを諭してみせる。その後、何故、何の為に再び戦う事を決めたのかを自らがαで経験した体験談と共に語り、キラに大きな影響を与えた。石田彰声の友人と殺し合ったという共通点もあるのだが、さすがにその点に関しては触れられなかった。なお、原作設定を考えればシンジの方が年下のように見えるが、第3次αはαから約2年が経過しているのでシンジも16歳となり、同い年となる。
葛城ミサト
第3次αではシンジを通じて彼女とも絡みが多く、彼女に助言を受けたり、EVAに取り込まれたシンジを討たんとする彼女の苦渋の方針に一番最初に反した。
惣流・アスカ・ラングレー
第3次αではシンジを通じてイベントもいくつか有り、彼女に「昔のシンジそっくり」と評された。キラが増長した際には「熱でどうにかしたのか」と呆れていた。
碇ゲンドウ
第3次αでキラに対して暗に『SEED DESTINY』時代のキラを皮肉るような台詞を言い放つ。

その他のスーパー系

アラン・イゴール
Jではアスランと相討ちになった後、彼に助けられた。
コルベット
Jでは原作のガルシアに代わり、キラを「裏切り者のコーディネイター」と揶揄し、蔑んだ。
ギムレット
Wではラクスを誘拐しようとする彼を身を挺して阻止する。その際に彼に自身を「コーディネイターの中でもかなりのレベルの作品」と評され、自分を「作品」扱いする彼に激昂する。
紅エイジ
Zでは戦場で介入行動のせいもあり彼からも嫌われており、共闘を申し出た際には鉄也や甲児と同様に彼にも暴言を浴びせられてしまうが、最終話で和解した。ZSPDでは斗牙の天然さと重ねられ、「俺の天敵かもしれない」と評された。
天空侍斗牙
エイジが言うには、キラの天然さは彼に通ずるものがあるらしい。第2次Z破界篇では彼から「二股」の意味について質問を受け、的確に返答する(後述)。
ジュリィ野口
Zにおける愚連隊行動を彼に「災害と同じ」と酷評されてしまう。
吉良謙作
Zシリーズで共演。原作ルートでは「キラキラコンビ」結成。彼にある意味救われたのか…な…?ちなみにZでは特に反応を示していないが、第2次Zのある台詞からまんざらでもなかったことがわかる。
セイミールゥ・リルリ
第2次Z破界篇ではZEXIS世界に飛ばされたラクスの捜索を、彼女達に依頼する。
ミハエル・ギャレット
かなりの共通点をもち、また違う存在。Kで共演を果たし、ファンの期待通りに多くの絡みが見られた。
新生オリジナル7のメンバー
Kで彼らと戦わせると、特殊な戦闘台詞を発言する。彼らはミハエルに似た匂いをキラに感じるらしい。ファサリナにはミハエルと見間違えられ、カロッサにはミハエルに似た匂いを感じられて敵意を露にされる。
ウェンディ・ギャレット
Kでは彼女はキラが優しくしたら照れて逃げてしまい、まわりに冷やかされる。
ローサ・ベルニコフ
Kでは彼女の歌う歌を「想いが力になっているみたいだ」と評する。
菅原マサキ
Lでは彼からラクス同様にセントラルとその協力者にとっての障害と見なされ、デュランダルを通じてキラの抹殺も企てた。終盤に直接対峙した際には彼(セントラル)の掲げる理想の矛盾を突きつけ、真っ向から切り捨てた。
イクサー2
Lにてエンジェルダウン作戦で彼女の見た目に惑わされて引き金を引くことを躊躇ってしまい、彼女から「そんな覚悟で戦場に赴くなど甘い」と嘲笑されてしまう。
ビッグゴールド
Lにて強い邪念でクトゥルフを苦しめ続けてきた彼女にその存在そのものを否定するほどの怒りを露わにする。
中島宗美
Lの終盤のセントラルとの決戦にてファイナルフェイズ発動の際に復活し、自らのそれまでの行いを詫び、助力を申し出る彼を、遺恨無く「仲間」として受け入れる。

バンプレストオリジナル

ルアフ・ガンエデン
第3次αでゲンドウと同じくキラに対して暗に「SEED DESTINY」時代のキラを皮肉るような台詞を言い放つ。
紫雲統夜
Jにて共演。「今までただの学生だったのに、ある日降ってわいた厄介事に対処するためにロボットに乗ったら、以後戦う事を強制されるようになった」という共通点の持ち主。ついでに言えば出生に秘密がある仲間でもある。統夜の方が若干早く戦闘に巻き込まれていたため、キラの困惑を理解し、同情的だった。
カズマ・アーディガン
Wでは色々と親しくなる。キラの中の人やカズマの名前の事を考えると、何か別のアニメを想起してしまう。
インファレンス
キラに対して「言いたいことがあるならはっきり言え」と言葉をぶった切ってしまう。
ランド・トラビスセツコ・オハラ
Zにて共演。今までやってきたことをZEUTHに許されるはずがないと思い、黙ってZEUTHから去ろうとするが彼に「言葉を伝えていないのに分かり合えない」「言葉を尽くすってんならちゃんと話せよ」と言ってくれた。この主人公の言葉がなければ、彼は救われなかったのかもしれない…。
ジ・エーデル・ベルナル
彼に「君と僕は似ていると思わないか?」などと言われ、挑発・嘲笑されるが、「あなたとは違う」とはっきりと拒絶した。
ミスト・レックス
彼に戦いに関する屁理屈染みた疑念をぶつけられたりする。共にメサイアに潜入(ミストが勝手に後からついて来ただけだが)し、共にデュランダルを弾劾(ミストは一方的に文句を言っただけだが)し、ミーアを救出した。
悠凪・グライフ
Lにて暗殺部隊との戦いの際にヒイロと共に彼とも共闘している。彼との接触がきっかけでキラ達はGreATの存在と暗躍を知った。

名台詞

SEED

「キャリブレーションを取りつつゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定。ちっ、なら擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結、ニューラルリンゲージ・ネットワーク再構築。メタ運動野パラメータ更新、フィードフォワード制御再起動、伝達関数、コリオリ偏差修正。運動ルーチン接続、システムオンライン、ブートストラップ起動!!」
ストライクのOSを瞬時に最適化。ガンダムSEEDではMSのOSが機体の性能にかなり貢献している設定という扱いになっている。戦闘中の僅かな時間に書き換えるのは物理的に不可能に近いのだが、それを可能にするという所にキラがコーディネイターであるという事から来る能力的な優位性を如実に表している。
ちなみに担当声優である保志総一朗氏はこのセリフを一発OKしている。
「もう僕たちのことを放っておいて言ってくれ!」
どこまでも追ってくるクルーゼ隊に対して。
「あの艦には…友達が乗ってるんだ!」
イージスに捕獲され、アスランに「お前もこっちに来い!」と言われて。以降、アスランと敵対関係となるが…。
「…やめてよね…本気でケンカしたら、サイが僕にかなうはずないだろ!」
突然婚約解消を言い渡されたサイとフレイの間に割って入って、サイを取り押さえた時の台詞。キラの増長ぶりが最も強く感じられる台詞である。この件に関してはいつ和解したのかはっきりしていないため、キラの増長もさることながら、ぎごちないながらも普通に振舞おうとするサイの人柄の良さが際立っていた。
「気持ちだけで、一体何が守れるっていうんだ!?」
明けの砂漠の無謀な戦闘行為に憤りながらカガリを引っ叩いて叫ぶ。状況的には正論だがキラが増長中なだけに、やや後味の悪い言動となってしまった。避難民を乗せたシャトルを目の前で撃墜された自分とも重ねているのだろう。
「僕は…僕は…殺したくなんかないのにぃぃっ!!」
バルトフェルドのラゴゥを撃破した時の台詞。総集編版では「殺したくなんかなかったのにぃぃっ!」になっており、若干ニュアンスが変わっている。
「僕が傷つけた…僕が守ってあげなくちゃならない人なんだ…」
クルーゼから捕虜として解放されたフレイを連合のGATシリーズの妨害により取り返す事が出来ず、機体と自身に重傷を負った際の台詞。この時のキラはアニメでは殆ど見られない熱いキラであり、フリーダムの損傷を全く気にせず、フレイの事しか考えていなかった。この事からフレイの存在がキラにとって以下に大きいものか良く分かるだろう。
「そんなっ!フレイ!そんな!」「どうして君が…」「畜生!僕はっ!」
クルーゼの狂弾により、戦死したフレイの霊体と邂逅した際の台詞。フレイを守れなかった事を本当に後悔している様子が伺える。このシーンはSEEDシリーズでキラが感情をむき出しにした最後の場面である。
「それでも、守りたい世界があるんだ!!」
主人公らしく、真正面からクルーゼに向かっていった台詞。
「僕たちは…どうして… こんなところへ 来てしまったんだろう…」
「人は…世界は…」
大破した機体から放り出されて、宇宙に漂いながら涙を流して。これでSEEDは一端終幕した……が。
ちなみにZでは黒歴史エンドの一節で使用されているセリフでもあり、よりらしいシチュエーションになった。
「戦闘中のザフト・連合両軍に告げます!! ただちに戦闘を中止してこの区域から退避して下さい!」
「間もなくこのアラスカ基地は大規模な電磁兵器によって自爆します! ここにいては危険です!今すぐ退避を!!」
信じてくれ! もう時間がないんだ!!
高山瑞穂版SEEDにて。TV版でのキラはアラスカ基地での戦いで撤退勧告を行いながらザフトのモビルスーツを攻撃する という無体な行為を行っていたが、高山版では自分の方から武器を捨てて必死に撤退するよう呼び掛けるシーンに変更されている。その結果、(基地に突入した少数の部隊を除いて)ザフトのモビルスーツ部隊は生存する事が出来た。

DESTINY

「カガリは、今泣いているんだ!」
「こんなことになるのが嫌で、今泣いているんだぞ! 何故君はそれが分からない!なのにこの戦闘もこの犠牲も仕方がないことだって、全てオーブとカガリのせいだって、そう言って君は討つのか!今カガリが守ろうとしているものを!」
地球連合・オーブの連合軍とザフトとの戦いに介入するキラをアスランが必死に止めようとした際、キラは多くのオーブ軍人が死んでいく事にカガリが泣いている事実を叫び、アスランのセイバーガンダムを撃墜する。
政略結婚を阻止する為とはいえ、カガリを強引に連れ出したキラ達が非難できた立場ではないが、だからといってアスランも人の事は言えない。カガリの為もあって戦争を回避するべくプラントへと赴きながら、勝手にザフトに戻った挙句、オーブが連合に組した責任をオーブやカガリに全て押し付け、戦争を言い訳に使ってオーブと戦っている事実を逆に非難されるのも、当然といえば当然である。アスランが全て悪い訳ではないとはいえ、「オーブでカガリを守る」という自分がやろうとしていた役目を勝手に放り出したアスランに対し、キラが見せた数少ない怒りが現れている言葉といえる。
この後、アスランのセイバーは修復不可能なほど滅多切りにされて大破した。結果的にアスランの心の中には戦いに対する疑念が強くなるものの、逆にザフト内での立場が悪くなった。
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
アスランとの極秘会見にて。DESTINY時代のキラを象徴する曖昧なセリフである。
「僕もラクスも狙われたりしなきゃデュランダル議長のこと、信じてたと思うんだよね。戦わない方がいいって言った人だもん。」
デュランダル議長の人柄や思想に対するキラの素直な評価。キラがデュランダルを疑っていたのは、ザフト軍の暗殺者にラクスが狙われたり、ラクスの影武者としてミーアが用意されたからであり、それさえなければキラやラクスもデュランダルに協力をしていた可能性は十分に有り得る。
「ラクスはこうだからって決められるのは困る。そうじゃないラクスは要らないとか。」
「そんな世界は傲慢だよ。」
ミーアを自分に都合のいいラクスとして利用したデュランダル議長に対するキラのセリフ。最愛の存在であるラクスを、単に殺されそうになったただけでなく、影武者とはいえ政治の道具としてまで扱われた事に対する、キラの静かな怒りとも言える。
「でも違う!!命は何にだって一つだ!!だからその命は君だ、彼じゃない!! 」
クルーゼの分身である事に囚われているレイにキラが言い放った台詞。クルーゼと同じくアル・ダ・フラガの遺伝子から生み出されたレイが、デュランダルの意図で「もう一人のクルーゼ」であろうとしている事に気付いたキラは、あくまでもレイとクルーゼが別人である事を叫んだ。これは、かつてのクルーゼとの戦いで、その狂気を完全否定できず曖昧な反論しかできなったキラがようやく返した答えでもある。原作ではこの発言にレイは動揺してしまい、それが敗因となるのだが、Lにおいては、逆にレイのキラに対する嫉妬が爆発する形でこの台詞を否定されてしまう。
「傲慢なのは貴方だ!僕はただの一人の人間…この世界で生きる一人の人間だ!どこもみんなと変わらない!ラクスだって!でも…だから、貴方を討たなきゃならないんだ!それを知っているから!」
DESTINY最終話でデュランダルに対して強い決意を持って言い放った台詞。非人道的な手段で生み出された スーパーコーディネイターや高いカリスマを備えたラクスを「選ばれた存在」としているデュランダルの歪んだ理想を認めれば、クルーゼやレイの様な大人の勝手な都合で生み出された犠牲者が増え続けてしまう事を十分に知っていたキラは、自身やラクスがどこにでもいる一人の人間であると信じ、「特別な存在」という枠の中へ勝手に押し込めようとするデュランダルを「傲慢」として真っ向から否定した。
「覚悟はある……僕は戦う!」
DESTINY最終話でデュランダルに対して強い決意を持って言い放った台詞。デスティニー・プランを否定する選択を取った事で、それによって生じ得る新たな問題と向き合い、罪を背負って戦う事を決意したキラの意志を表す言葉といえる。キラにとって、この言葉はデュランダルだけでなく、中途半端な覚悟であった自分自身にも宣言したものであるのかも知れない。また、これはレイの心にも大きく響き渡ったようで、キラを撃とうとしていたデュランダルをとっさに撃ってしまう事になった。Lでは彼の決意、およびその内容をより明確に語る。
「いくら吹き飛ばされても、僕らはまた花を植えるよ」
スペシャルエディションにて、シンが嘗て言った「いくら花を植えても人はまた吹き飛ばす」というセリフに対して。多くの視聴者に「まず花を守るという発想はないのか?」と突っ込まれた。
「この戦闘に介入するつもりなのか!?」
機動戦士ガンダム00』の1期放送時のカードゲーム『ガンダムウォー』のCMでの台詞。SEEDでアスランがオーブ対連合の戦闘に介入した時の台詞のセルフパロディである。「介入」とは刹那CBのガンダムマイスターの行動を指しての事なのだろうが、自身が介入行動を取っていたキラが言うとどうしてもシュールに感じてしまう。なお、このCMは『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』『機動戦士ガンダム00』の主人公対決がテーマであるが、シン・アスカではなくキラ・ヤマトが起用されているあたり、製作広報側でも主人公の見解が錯綜していたことが窺える。

スパロボシリーズの名台詞

SEED系は毎回スパロボ補正が掛かるので、それに比例して印象的な台詞も多い。原作でキャラクターそのものは確立しているが、そこから受ける印象は各作品で異なるのが特徴。

SEED準拠

αシリーズ

「い、いくらカミーユさんでも、僕には…!」
第3次αより。サイへ暴力を振るった際、キラを止めようとする(格闘技経験者の)カミーユへ言った言葉だが、逆に「その台詞を俺達全員に吐く気か!?」と突っ返される。しかもこの後、別に格闘技経験者でもなんでもない身体的には一般人同然のシンジに止められる。そもそもキラは格闘技どころか身体を碌に鍛えていないので、カミーユにボコられる可能性が高い。
「何度でもやりなおせる…生きてさえいれば…やりなおせる!」
第3次αでバサラの『TRY AGAIN』に感動して呟いた独白だが、何かを悔いているようである。
「そんなことはさせません! 世界も終わらせないし、シンジ君も救ってみせます!」
「シンジ君…。君が見せてくれた優しさを僕は忘れない…!だから、シンジ君! 今度は僕が君を助ける番だ!」
第3次αにて、人類補完計画の阻止の為に最悪の場合シンジの身を犠牲にしなければならないという絶望的な状況の中、何が何でもシンジを救出しようと真っ先に叫んだのは、他ならぬキラだった。中々ヒーローっぽいセリフ。これまで何度もシンジに救われたキラだからこそ、その闘志も人一倍である。シンジとの友情を深め合った第3次αのキラを象徴する台詞とも言える。
「話し合いは武器を持つより簡単なはずなのに…!あなた達は!」
第3次α終盤に於けるサルデスヒラデルヒアとの戦闘前会話。他作品キャラの糾弾と比べると幾らか青臭さが漂うが、至極正論では有る。
「未来を築くために今の僕達が出来る事…それは…!」「それは…それは…!」
「ケイサル・エフェス!お前を討つ事だ!!」
「怨念に縛られてどうするんです!あなたは!」
「ケイサル・エフェス!あなたの過ちは、僕達が止めてみせる!」
第3次α最終話の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。この局面で言葉に詰まって霊帝から突っ込まれる辺り、第3次αでのキラを良くも悪くも象徴していると言えるかも知れない。
「…僕達は互いに憎み合って、戦って…多くの生命を失ってきました…」
「僕はその犠牲を無駄にしたくない…二度と、あんな悲しい戦いを起こさない為に、僕も何かをしたいです…」
第3次αEDより。原作通りラクスと共にオーブで暮らす結末も含め、キラが望む「争いを起こさない為の行動」が、そのままDESTINY時代の行動へ直結する事を示唆しているかのような台詞である。

携帯機シリーズ

「うわああああっ!あなたが!あなたがフレイを!」
クルーゼ「ふっ、いい目だ…思い出したようだな、人の感情を!」
「あなたが、フレイをーーーーっ!」
Jの終盤、フレイの死が描かれるシナリオでのクルーゼとの戦闘前会話。
「クルーゼエエエッ!!」
Jの終盤、草壁を撃ち落して現れたクルーゼに対して。Jではフレイの死とクルーゼとの決着が別のシナリオとなっており、決着面でクルーゼが現れるとこの台詞を叫ぶ。前述のクルーゼとのやり取りといい、TV版本編やDESTINYでは考えられない、Jの「熱血気味になったキラ」を象徴する台詞である。
「それはあなたの方だ! そんなにこの世界が憎いって言うなら!」
上のセリフと同じシナリオにおける、クルーゼとの戦闘前会話。「君はいてはいけない存在なのだよ」と語るクルーゼに対して。クルーゼをはっきり否定している。
ちなみに英語版では最終話でクルーゼ相手に「Die!(死ねぇ!)」と叫んだり、「You are crazy(貴方は正気じゃない)」などと言ったりするなど案外はっきり否定してるあたり、Jのキラはもしかすると英語版なのかもしれない。
「僕は…僕は…モノじゃない!」
Wでラクスを誘拐しようとするギムレットを阻止した際、彼に自身を「作品」扱いされて激昂して。
「ありがとう、フレイ…。君は…僕の心を守ってくれた…」
「地球に降りた時、君がいなかったら…僕は…駄目になっていた…」
「だから、僕は…今度は僕の力で…ラクスを守るよ…」
「この力が誰かに憎まれる呪われた力でも…」
Wの終盤にてフレイから謝罪の言葉を受け、自身を助けてくれたラクス救出を頼まれた際に。
「僕が成功作で君が失敗作だって誰が決めたの…!?」
「そんなの…意味がないんだ! だって、生まれてきた人に成功も失敗もないんだから!」
Wの終盤、カナードと対峙した際の台詞。Wでは口下手な彼の数少ないまともな反論。

DESTINY準拠

Zシリーズ

「だからと言って、自ら戦いを広げるような真似を…!」
「そんな人間を僕は見逃すわけにはいかない!」
Zのオーブ戦においてギンガナムに対して言ったセリフ。ギンガナムからは「腑抜けに用はない」と言われてしまう。
「いいんだ、アスラン…。そう思われても仕方のない事を僕はしてきた」
「それによって起こる事からは自分の都合のいいように目を背けたままで」
「そして、僕は君の大事な人を傷つけた」
「戦うって、そういう事だってわかったよ…。どんなに言い訳をしようとそれは誰かを傷つける事だって」
「でも、僕は歩くのをやめない…。誰かを傷つける事になってもこれが僕の戦いなんだから」
「それで誰かに恨まれ、憎まれても僕はその痛みを抱えたまま、歩き続けるよ」
「シン…君はオーブで会った時、人はきれいに咲いた花を何度も吹き飛ばすって言ったね」
「僕達は一緒に花を植えよう。どんなに吹き飛ばされても何度でも…」
Zのifルート51話での台詞で、本作の名場面の一つであるアーガマのMSデッキでシン・アスラン・キラが和解する場面。原作のような僅かな台詞ではなく、自分のやった行いを深く反省した上で、自分の覚悟と決意を語った。またアムロやカミーユが絡むなどスパロボのクロスオーバーを存分に発揮している。抜粋なのでぜひともプレイして確かめて欲しい。
「あなた達もあの人と同じだ!個人の理屈で世界を滅ぼすような人間を僕は認めない! この世界は誰かのものではなく、全ての人達のものなんだ!!」
Zの終盤、本性を露わにしたフロスト兄弟に対して。「あの人」とはクルーゼの事で、他者の歪んだ欲望によって歪められた自らの出生を呪い、世界全てを憎む彼らの姿にかつての宿敵の姿を重ね、自分達はクルーゼと違うと主張する彼らをクルーゼの同類と断じ、彼らの憎悪を否定する。
「僕は…回り道をしたかも知れない…。それによって誰かを傷つけもした…。でも、僕とあなたは違う!僕は一度だって自分の事を特別だなんて思ったことはない!」
Zの最終決戦にて、ジ・エーデルに「君と僕って似ていると思わない?」と言われた際の拒絶の言葉。自分以外の存在全てを玩具やゴミ扱いして弄び、「自分の力が素晴らしすぎるから他人を凡俗としか思えない」などと考えるジ・エーデルに同類呼ばわりされたら、当然激怒して拒絶したくなるだろう。
「さすがだね、ヒイロ」
「無理しちゃ駄目だ、ヒイロ!」
ヒイロの援護時の台詞。上記の通りに多元世界は違うがDESTINY⇒TV版ガンダムWの順の流れなので第3次αの時と年齢差が大幅に逆転をしたと見られる。
ソレスタルビーイングを援護します」
前作(ZEUTH)のガンダムシリーズの主役級の中で唯一キラのみソレスタルビーイングの援護攻撃時に発生をする。
「それは君一人が背負いはしない。みんなでやればいいんだ!」
第2次Z破界篇で今後ZEUTHのメンバーがどうすべきか隊長として悩んでいるアスランに対して。
「何かを償う方法は人それぞれです。だから、僕はあなたを止める事は出来ません」
「でも…あなたの死も誰かを悲しませる事を忘れないで下さい」
第2次Z 破界篇で、「カミナよりも自分たちCBの方が死ぬに相応しかった」と漏らすロックオンの発言を聞き咎めての忠告。
「キャリブレーションを取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及び、CPGを再設定…」
「FCSリンクを再構築しつつ、コントロールをサブ・サーキットに退避…!これで!!」
第2次Z破界篇でヴェーダから切り離されてピンチに陥ったCBのガンダムに対し、事前に予測していたスメラギ・李・ノリエガの指示で、独自のバックアップシステムを発動させた際の台詞。無印SEED序盤の台詞のアレンジと思われる。
「…大事な人です」
第2次Z 破界篇でルゥにラクスの捜索を依頼した際、彼女から「恋人さんですか?」と問われ微笑みと共に発した返答。
司令は常にエレガントです
「あの方の礼儀やマナーに乗っ取った美しさは、相手の文化や歴史に敬意を払っているからこそ、出来る事だと思います」
「今の地球連邦が推し進めている事はそれとは真逆ではないでしょうか?」
「暴力で相手を屈服させたり、精神を支配したりするのは、人間という存在を否定する行為です」
再世篇第21話「悲しみのカトル」にてレディ・アンに向けて語った言葉。キラなりにトレーズという人物について語り、彼女が推し進める軍事力を背景としたコロニー懐柔政策は彼の意志に背く行為だと苦言を呈した。
「本当にそれが正しいのですか?」
「…誰もが平和を求めます。でも、戦いがない事と戦わない事は違う事だと思います」
「戦いの痛みを忘れてしまっては、人は戦いを捨てることは出来ません。」
上記のセリフの後「正しい秩序のためには必要なことだ」と反論されて返した言葉。キラ自身の覚悟と成長が現れた台詞である。

携帯機シリーズ

「その機体は…まさか…」
Kにてスウェンと対峙した際の台詞。彼の機体がかつての自分の愛機の強化型である事には、驚きを隠せなかったようだ。
「言葉が相手に届けば、きっと戦いをやめてくれると思う。どうやって届けるか、本当に届くのか…。届いても、分かってもらえるのか…。正直、僕も答えはわからない。でも、その『届けたい』って想いを忘れちゃだめだと思うんだ」
Kにて、シンシアと対立する事になってしまった現実に悩むゲイナーにキラが教えた言葉。たとえ相手に伝わる事が無かったとしても、諦めてしまったらそれで終わってしまう事を、キラはゲイナーに教えたかったのだろう。
「僕の友達…アスランは自分の迷いを振り切って、ザフトのために僕を殺そうとした。僕は、身を守るためにアスランを殺そうとして、アスランの友達を殺してしまった…。戦いの中で余裕が生まれるかわからない。本当は、心の余裕なんてあっちゃいけないのかもしれない。でも、僕があの時アスランを殺そうとせずに戦える余裕があったら…アスランの友達も、僕の友達も助けられたかもしれないって思う。だから、言葉を届ける余裕を生み出すために強くなるのは間違いじゃないと思うよ」
Kにて、シンシアを助けようとする自分の考えが本当に正しいのか悩むゲイナーに対し、キラが自分の経験したニコルトールの悲劇を話しながら教えた台詞。かなり長い台詞であるが、少なくともキラは友達を救う為に強くなりたいと願う事は間違っていないと認めており、自分とアスランの様にはならないで欲しいと願っている事が伺われる。
「これは僕が感じた事であって正しいかどうかはわからない…でも、諦めない事は大切だと思う。君は友達を助けられるといいね」
Kにて、シンシアの事で悩むゲイナーにキラが最後に言った台詞。あくまでもキラは、自分自身の考えを言った事をゲイナーに示しており、自分の考えが決して正しいとは限らない事を分かっていても、キラはゲイナーが友達を救える事を願っていた。
「僕達と一緒にここを脱出しよう。エターナルでアスランにも会えるから…そうすれば、アスランもきっと喜ぶ。ミーアさんが生きてくれただけで」
Kにてメサイアから ミーアを連れて脱出した際に言った台詞だが…よくよく考えたら確かにアスランは喜ぶとしても、二股どころか三股になってしまう。
「誰かの思想に支配されて…それで幸せであるはずがない! そんな世界があってはいけないんだ! 未来は自分の手で掴まなきゃ、意味は!」
「それは偽りの幸せだ! 君自身の幸せじゃない!」
「逆らう者を消して…! そんな幸せがっ!」
Kでのミハエルとの戦闘前会話での台詞。ついに実現した、ある意味似た者同士の対決。会話内容も、実に「らしい」ものである。
「それでも、僕達と同じ道を歩く事もできるはずだ」
Kにてミハエルが味方に加わる際に、「道を違えたらまた敵になるかもしれない」と言うミハエルに対して。ミハエルもこのキラの言葉には素直に頷いた。
「笑いたければ笑えばいい…。でも、僕はそんな時代が来ると信じて戦い続ける!それが僕の戦いだ!」
Kの最終決戦にて、ナチュラルコーディネイターが手を取り合ったことを「散々今まで憎み合っておきながら、今更手を取り合うなど片腹痛い」と嘲笑うル=コボルに対して。
「いや、変じゃない。人はもう過ちを繰り返しちゃいけないんだ」
いつまでも花がきれいに咲き続ける世界を作らなくちゃ…
Lにおいてオーブで初めてシンと会った際に彼の「いくら綺麗に花が咲いても人はまた吹き飛ばす」という発言を受けての台詞。何気に「何度でも花を植える」ではない。シンもこの言葉に同意し、キラもまた戦争で深い傷を負った事を察した。
「そのパイロットを救いたいんだろう?」
「僕達は、人の命を奪うために戦っているんじゃない」
「みんな、何かを…大切な誰かを守るために戦っているんだ」
Lにおけるベルリン市街のイベントにて、デストロイに搭乗したステラをシンが止めようとした場面より。原作とは異なり、ステラの救出に協力する。また、この時のキラの「みんな誰かを守るために戦っている」という言葉は、シンに非常に大きな影響を与えている。
「くっ…!撃てるのか…僕は…!?」
「僕の…覚悟は…!」
L第16話でのイクサー2との戦闘前台詞。イクサー2の見た目に惑わされ、引き金を引くことを躊躇ったキラをイクサー2は甘い覚悟だと嘲笑する。しかも、この後の戦闘でイクサー2にフリーダムを落とされるのも珍しくなかったりする。
「そう…あの日、僕達が噛み締めた想いはもう誰にも味わわせちゃいけない」
「だから、僕はオーブを…この世界を守りたいんだ!」
Lにてオーブでの戦闘にてオーブをデストロイガンダムの攻撃からアカツキで守ろうとするカガリを助けての台詞。このキラの覚悟にシンは感銘を受けたようで、この後の名シーンに繋がる台詞となる。
「そうだ…僕達は負けられない!誰かを守るために…!この世界のために、命をかけて!」
Lにて、シンに窮地を救われ、檄を飛ばされた際の台詞。
「たとえ戦いの才能があったとしても、人の可能性はひとつだけじゃないんじゃないかな…」
「才能があるから戦うんじゃない。叶うとわかっているから望むんじゃない」
「叶えたいという想いこそが人の運命を切り開くんじゃないかな…」
Lでのレイに対するデスティニープランへの反論。
「けど、僕達はここにいます。あなたは本気で僕達を始末しようとは思っていなかった…」
「僕達を消そうと思えばできたはずだ。それなのに…」
Lにて、デュランダルから「自分がラクス暗殺を指示した黒幕である」と謝罪された際の台詞。なお、デュランダルと同じ声の人は監督から「シャアは本気になればアムロを簡単に始末できるが、それが出来ないのがシャア」と評されているので、遠回しな声優ネタと思われる。
「あなたの憎しみでクトゥルフがどれだけ苦しんだんだ!」
「それでもあなたさえ…あなたさえいなければ!
L第35話でのビッグゴールドに対しての戦闘前台詞。敵対者に対してここまで激怒するのはDESTINY時代のキラにしては珍しいことであろう。
「過ちを犯したなら、償えばいい…。だから…いこう、宗美さん!」
Lの終盤のセントラルとの決戦にてファイナルフェイズ発動の際に復活し、自らのそれまでの行いを詫び、助力を申し出る彼を、遺恨無く「仲間」として受け入れた際の台詞。
「退いてくれ、君とは戦いたくない!」
「何なんだ!? このやり辛い感じは…!」
Lにてブレラと交戦させた際の特殊戦闘セリフ。言わずもがな保志総一朗氏がキラとブレラの2人を演じていることによる声優ネタである。
「でも、地球全土に分散した戦力を一度には呼び戻す事はできない…。そうだよね?」
Lの最終決戦にて、LOTUSに追い詰められ、地球の各地に送り込んだ戦力を呼び戻して戦況を有利にしようとしたグロリアに対して。その発言により、グロリアは自身の戦略が既に破綻しつつあることを暴かれ、激昂してしまう。

スパロボシリーズでの迷台詞

全体的にDESTINY準拠が多め。また、傾向としては天然系の分類に当てはまる。

Zシリーズ

「でも、僕達も同じ気持ちです、あなたと」
Zの終盤にドミニクの熱い言葉(ほぼ個人に対する愛の告白と言ってもいい)に返した台詞。主題からかなり外れており、その直後マシューに(出た! フリーダム王子のド天然!)と心の内でツッコまれる。
「いい歌だな…。キラケンさん達にも聴かせてあげたくなる
第2次Z破界篇においてランカの歌を聴いた際の珍言。想い人であるラクスを差し置いて、いの一番にキラケンの名前を出したあたり、意外とキラキラコンビは満更でもなかった様子がここでわかる。
「二人の異性のどっちにもいい顔をして、どっちとも付き合う事だよ」
第2次Z 破界篇で斗牙から「二股」の意味を訊ねられ、極めて的確にその定義を解説する。優柔不断が過ぎた結果そのような状況に陥ってしまった親友を見てきたせいだろうか。
「言われちゃったね、アスラン」
第2次Z 破界篇でオズマに「アスランは絶対に許さん!」と言われてしまったアスランに対して。まさか自分が言われるとは思わないアスランに対して楽しんでいるように見える腹黒な一面が垣間見れる。一応、引きずるアスランに対して「気にし過ぎだよ」とも言っているが。
「元気そうだね、シン。会えて良かったよ」
第2次Z再世篇21話「悲しみのカトル」にて、自軍との合流時に。…これだけ見れば普通のセリフなのだが、言った所が戦場のど真ん中。そのためシンから「何をのん気な事、言っているんですか!」とツッコまれることに。
キラケンさんの言うとおりです!
第2次Z再世篇中盤で、デビルリングの呪縛をはねのけたタケルに「元気が通れば病気が引っ込む」と言ったキラケンにこのセリフで即座に追従する。キラキラコンビは健在であった。
「本当にお金が好きなんですね」
CDSを用いてスフィアの呪縛を克服し、帰還したクロウへ発する痛烈な皮肉。にこやかに語りかけるのが却ってキツイが、当人は「おだて」だと思ってたらしい。
(ルナマリアは、いつもそういう風に言ってもらってるの?)
(じゃあ、僕もそうするよ。シンとルナマリアもうまくいっているから、問題ないよね)
第2次Z再世篇フロンティア船団ルート41話より。シンから、ラクスに対して気持ちを言葉にしているのか(具体的には、好きだよ、とか、愛しているよ、など)と問われるも、逆にルナマリアに前者の台詞で訊ね、彼女からシンもそういった事を口にしてもらっていない事を暴露され、さらりと後者の台詞を宣言。シンはもう何も言い返せず、言葉に詰まるのであった。

Scramble Commanderシリーズ

「…負けてるね、カガリ」
「一国の主としての貫禄。まあ、カガリはまだ子供だから…」
SC2での発言。仮にも双子の姉を「子供」呼ばわりしてその心をズタボロにした。ここで比較対象になっているのはシーラ様。確かにシーラ様とカガリでは、一国の主としての器は比較にならないが…。
「あ、胸は関係ないから。全然」
上記の発言の後、不貞腐れてラクスを引き合いにした上に何故か「胸だって負けてる」と言いだしたカガリへのトドメの発言。本当に容赦ない弟である。
「いつもご一緒なんですね。アスランなんか、きっと心の中でうらやましがってますよ。」
SC2のEDにてアスランと一緒にジーナス夫妻と会って。アスランをいじって楽しんでいるように見えるのは気のせいか。アスランにも「余計なお世話だ」と言い返される。

携帯機シリーズ

「ありがとう…。気持ちだけは受け取っておくよ…」
Kでシンに敗れてフリーダムを撃墜されて落ち込んでいる時、ボスに「ボスボロットに乗せてやる」と言われて。やんわりとした言い方だが、やっぱり乗りたくないのか。
「すごい…想いが力になっているみたいだ…」
Kより。ローサの演歌を聴いての感想。コテコテでドロドロの女の情念を切々と歌い上げているらしいが、遂にスパロボで天然なギャグをかます余裕も出てきたようだ(なお本人は本気で言っている)。

搭乗機体・関連機体

ストライクガンダム
初めて搭乗したモビルスーツ。最後に開発された初期GATシリーズだけあって信頼性が高く、キラ自身の技量も高かった為か、ザフトに強奪された4機のGATシリーズ相手でも殆ど苦戦しなかった。
ストライクルージュ
ストライクガンダムのコピー機。DESTINYで1度搭乗。
フリーダムガンダム
クライン派の手引きにより強奪したモビルスーツ。キラ曰く「ストライクの4倍以上のパワー」があるらしい。
ストライクフリーダムガンダム
フリーダムガンダムの後継機。

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