MSZ-010 ΖΖガンダム(ZZ Gundam)
- 登場作品:機動戦士ガンダムΖΖ
- 分類:汎用試作型可変モビルスーツ
- 全長:22.11m
- 頭頂高:19.86t
- 本体重量:32.7t
- 全備重量:68.4t
- 動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:7,340kw
- スラスター推力:21,700kg×2、14,400kg×4、101,000kg(総推力)
- センサー有効半径:16,200m
- 装甲材質:ガンダリウムγ
- 開発:アナハイム・エレクトロニクス
- 所属:エゥーゴ
- 主なパイロット:ジュドー・アーシタ
- メカニックデザイン:小林誠
アナハイム・エレクトロニクスがΖプロジェクトにおいて開発したエゥーゴの可変モビルスーツ。開発時のコードネームは「θガンダム」。
機体概要
当初は代わりにΖIIが開発されるはずだったが、エゥーゴの要望により本機の開発が優先されている。
一年戦争時に活躍したGアーマーの運用システムを単機で再現する事をコンセプトとしており、コアブロックシステムの導入およびAパーツ(コア・トップ)、Bパーツ(コア・ベース)とコア・ファイターの3機による分離・合体機構というシステムを採っている。このおかげでパイロットの生還率も向上している。反面、分離状態では3機のコアファイターが必要であり、合体時にはコア・トップとコア・ベースのコアファイターは戦線を離脱する必要がある。合体したままの変形も可能で、その状態は「Gフォートレス」と呼ばれる。劇中ではまずGフォートレス形態に合体し、そこからMS形態へと変形するパターンも多かった。
火力も戦艦並みであり、それらを運用するためにジェネレーターも高出力の物を3基搭載している。元々、搭載されるジェネレーターは2基の予定であり、分離・合体もA、Bパーツの2機のみのはずだったが、エゥーゴ上層部の要求を満たすためにはもう1基搭載する必要性が生じ、現在の形となった。
背部には大型のバックパックを装備し、また、バイオセンサーが搭載されており機動性も高い。
装甲もガンダリウムγを使用している事もあって強度が高いが、分離・合体や可変機構を採用していると言う事もあって構造的に脆弱な部分もある。
構造が複雑で整備性が低く、パイロットを選ぶ機体であり、エネルギー消費が激しいために機体の作戦行動時間が短いなどの欠点もある。これらの事から、この時代のモビルスーツが恐竜的進化を遂げてしまい、進化の袋小路へと入り込んでしまっている事が分かる。これらの欠点を補うためにフルアーマーパーツも同時開発されており、先行試作型のFA-010A FAZZを経てFA-010SフルアーマーΖΖガンダムへと換装された。なお、フルアーマーΖΖガンダムに換装される際にΖΖガンダム本体も細部デザインの変更や機体性能の強化などのマイナーチェンジが行われている。この形態は強化型ΖΖガンダムと呼ばれているが、スパロボシリーズには現在のところ登場していない。
上半身と下半身は自前の操縦席や自動航行機能がなく、操縦には複数用意されたコアファイターの接続が別途必要となる。そのため合体するとコアトップとコアベースから分離したコアファイターが余る。しかし、スパロボでは省略されてGフォートレスに変形するのみ。原作におけるGフォートレスはむしろ母艦ドック内での待機状態が多い。
Gフォートレス
ΖΖガンダムが変形した巡航形態。
Ζガンダムのウェイブライダー形態と比べれば大気圏突入機能は無く旋回性能も劣るが、圧倒的に高い火力と推進力が特徴。戦闘機とよりも小型の巡洋艦に近い性能を持つ。
構成機体
- コア・ファイター
- 中核である小型戦闘機。合体時は胴体となり、メインコクピット部も兼ねる。
- 武装は小型ミサイルランチャーと機銃だが、合体時は収納されるため使えない。
- コア・トップ
- コア・ファイターに加え上半身とダブルビームライフルで構成された形態。ダブルビームライフル部分にもコクピットがあるため有視界戦闘が可能。
- 武装はダブルビームライフル。各形態の中でも特に空戦能力に秀でた性能を持つ。
- コア・ベース
- コア・ファイターに加え下半身とバックパックで構成された形態。コア・ファイターが機首となる。
- 武装はコア・ファイターの物に加え、バックパックのビームキャノンとミサイルも使用可能。高い推力と火力を持つ。
劇中での活躍
本機は第1次ネオ・ジオン抗争時に投入され、ジュドー・アーシタが主に搭乗。アーガマの主戦力として運用された。
その後もガンダム・チームの中核として多数のネオ・ジオン軍のモビルスーツを撃破した。最終決戦ではハマーン・カーンのキュベレイと交戦し、大破しながらもキュベレイを撃墜。ネェル・アーガマへ無事に帰艦した。
第1次ネオ・ジオン抗争の終結後は修復され、ZZ-GR(ズィーズィー・ジーアール)としてジュピトリスIIにて運用されたと言われる。
また、『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』や『機動戦士Vガンダム外伝』では本機をジャンクパーツなどで改造したと思われるガンプと呼ばれる機体が登場している。
強化装備形態
- フルアーマーΖΖガンダム
- フルアーマー形態。
登場作品と操縦者
原作同様、ジュドー・アーシタが乗って登場する。大抵は中盤以降からの参加か、ΖΖ抜きでジュドーが仲間になり後で入手するパターン。
トレードマークでもある額のハイメガキャノンが範囲攻撃(マップ兵器)になっており、過去シリーズではUC系ガンダムパイロットは2回行動が早くから可能である為、密集した敵をハイメガキャノンで一網打尽にする様がよく見られる。また、ガンダム関係のパイロットを転々としてはレベル上げに使われることもある。ただし、ハイメガキャノンを除く一般兵装はΖガンダムより少し上程度で、ハイパーメガランチャー級の武器も無いため、マップ兵器を使わないと地味というハイメガキャノンありきのイメージであった。ただ、近年の作品においては合体攻撃やハイパービームサーベル、ダブルビームライフルの攻撃力の上昇、通常攻撃版のハイメガキャノンの追加によって通常戦闘においても強くなっている
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- ジュドーの愛機として登場。中盤を過ぎるあたりまではハイメガキャノンが使えない。ちなみにハイメガキャノンはマップ兵器ではない。PS版ではマップ兵器。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 第4次に準じた仕様で登場。ハイメガキャノンはマップ兵器扱いにはなったが、アストナージと合流するまでは故障中で使えない。またジュドーが幸運を覚えないため、アムロやファ、ララァに取られがちかもしれない。後者2人は熱血を覚えないが……。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 今回からハイメガキャノンはマップ兵器となり、「幸運+熱血」で資金稼ぎというパターンが確立する。また、ビーム兵器扱いではない為ビーム吸収を持った相手にも有効。しかしジュドーが幸運を覚えない。
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章シナリオ「コーラルキャニオン再び」で本格的に登場。リィナが人質に取られてしまった為、最初はシーブックのガンダムF91共々敵ユニットであるが、しばらくするとリィナが奪還され味方に加わる。今作ではハイメガキャノンがビーム兵器になった為、オーラバリアやビーム吸収を持った相手には手も足も出ない。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- シナリオ「強襲! 阻止限界点」で登場。ちなみにここでジュドーのレベルをあえて上げず、次のシナリオ「ロンデニオン」の3ターン目に出現するポセイダル軍のヘビーメタルをハイメガキャノンで一掃すれば一気に2回行動可能になる。今回はハイメガキャノンの範囲がとてつもなく広い為、GP-02Aを除けばMSの中では最も強力である。使いこなせば、オーラバトラーをも上回る戦果を期待出来る。ビームコートも装備された。今作のジュドーは幸運を持っていないので、アムロやルーら終盤の部隊分けで共に行動する幸運持ちのパイロットを乗せると、レベルや資金を稼ぎやすくなる。ただ、リアル系は条件次第で終盤の分岐にジュドーがΖΖで強制出撃となるので注意が必要となる。
- スーパーロボット大戦F完結編
- シナリオ「ラビアンローズ」でFから待っていたプレイヤーにようやくお目見え。運動性が高くなく、武器も貧弱なため、通常戦闘は苦手。やはりマップ兵器要員としての使用がよい。パイロットは幸運持ちのジュドーでもちろん大丈夫だが、奇跡持ちのフォウに奪われることも多々。ガンダム系のレベルアップに使いまわされる可能性も……。ハイメガキャノンの攻撃範囲は小さくなった。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 全作に登場。第2次及び第3次ではENの初期値がハイメガの消費ENときっかり同じ200しかないため、宇宙では1歩でも移動すれば使用不能になってしまう。もっとひどいのがEXで、ENが180しか無い為そのままではENを200消費するハイメガキャノンを撃てないという落とし穴がある。そのため敵に回った際も全く怖くはない。落とす資金も多く、倒しても次の面から普通に使えるため倒した方が得。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 原作のΖガンダム強奪シーンとΖΖガンダム搭乗シーンをアレンジし、カミーユの推薦でΖΖに乗るシーンが描かれた。なお、ダブル・ビームライフルは火力が高いが、弾数は5発しかない。本作まで2回行動が可能なのでハイメガキャノンも健在。コアファイターへの分離が再現された。ルート選択と熟練度が特定値以上でフルアーマー化する。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- ガンダム試作3号機及びΖガンダムとの合体攻撃が追加された。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第2話にて登場。性能は高いが、2回行動が無くなって前作αほどハイメガキャノンを効果的に使う場面が少ないか。ただしダブル・ビームライフルの弾数が10発で地形適応も優秀、素の状態の火力も高いため反撃役としても強力。反撃で気力を稼いで大物をハイメガキャノンで狙う運用も有効になった。MAP兵器を活かすなら、覚醒持ちのパイロットがオススメ。
なお今作の∀ガンダムのMAP兵器版月光蝶の範囲はハイメガキャノンと全く同じであり、∀の方が武器改造費用が安く機体性能も良いため、月光蝶解禁までのつなぎとして最低限の改造のみで運用するという選択肢もある。今回のフルアーマー化は熟練度が特定値以下と特定のマウンテンサイクル捜索が条件で換装扱い。 - 第2次スーパーロボット大戦α
- フルアーマーパーツが換装として導入された。原作以降、フルアーマーにすると変形が出来なくなった。通常兵器版のハイメガキャノンが久々に復活し、移動後使用可能のALL兵器で非常に便利。
- フラグを立てると終盤にハイメガキャノン・フルパワーが追加される。使用にはNTレベル6が必要であり燃費もかかるものの、マップ兵器以外でも十二分に活躍出来る様になった。なお武装追加イベント以降、戦闘BGMに「サイレント・ヴォイス」が追加される。
- フルアーマー時は装甲と火力が大幅に増強されるが、移動力が下がり一部の武装が空適応BになるためA-アダプターや加速でフォローしよう。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 前作と同じ。シャングリラ・チルドレンの撃墜数を稼いでおくと、早めにフルアーマー・パーツを入手可能(満たさなくても入手は可能)。ちなみにオプションの「ガイダンスシナリオ」にも、アラドが操作するユニットの一体として登場する。ハイメガキャノン・フルパワーにニュータイプ及び強化人間のカットインが追加された。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シナリオ「新たなる力」で参戦。しかし、この時は無改造の上にENが5しかない。2回行動でのMAP兵器要員としての運用がよい。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
- 2回行動廃止の為、MAP兵器が使いづらくなり、有効性はかなり低下してしまった。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 古参だったがようやくパッケージイラストに採用された。2回行動が廃止されたので中々MAP兵器を使用出来る場面が無い為、敵増援の待ち伏せか覚醒持ちパイロットでないと活用は難しい。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- ジュドーと共にシーン2~4は使用不可能。通常戦闘用の武器の威力や運動性が低い為、MAP兵器係と割り切った方がいい。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第2部から登場する。機体性能はよく終盤まで使用可能だが、終盤息切れする可能性あり。また、ハイメガキャノンは有効範囲がわずか8マスしかなく、かなり使いづらい性能になっている。第3部のフルアーマー化までの辛抱だ。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 珍しく第1話から使用可能。マップ兵器版と通常兵器版のハイメガキャノンがあるが、マップ兵器版を多用する人が多い。ちなみに通常版ハイメガキャノンの射程は1-3という、非常に使いづらいものであった。P属性で射程1-5のダブルビームライフルは使いやすい。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- MSの中では格闘武器が強め&装甲が厚い為、割と扱いやすい。他の強ユニットと比べると見劣りするが、使おうと思えば十分使える。ジュドーの射撃レベルを上げれば隠し必殺技のミサイルランチャーが使用可能になる。着弾点指定型なので使いやすいが、攻撃力はかなり低め。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ルートによってはジュドー共々ラスト4話のみ使用可能という参入の遅さ。能力的には高めで、通常戦闘用の武器も軒並み強力。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 本作では武器改造の効率が極めて悪くハイメガキャノンもMAP版しかない(戦闘アニメはMXのフルパワー)為、マジンガーZやウイングガンダムゼロと共に取り沙汰される事が多い。一方で、弾数控えめなものの武装の種類は多く、ハイメガキャノンを除けばP武器ばかりなので、意外と小回りは効く。また、エースボーナスを取得したジュドーを乗せればハイメガキャノン迄P武器になるので、資金の多い敵機が大量に出現する最終版では幸運による稼ぎに大きく貢献してくれる。
- スーパーロボット大戦R
- 中盤に参入。ジュドーが乗っている。終盤、フルアーマーΖΖに強化される。Aに引き続き、ダブルビームライフル、ハイパービームサーベルと高威力の武器となっている。通常兵器版のハイメガキャノンを持っているが消費ENがMAP兵器版と同値の100なため、コストパフォーマンスは劣悪である。携帯機では初めてΖガンダムとの合体攻撃が可能。
- スーパーロボット大戦D
- 中盤、真ゲッターの最終シナリオにて参入。真ドラゴンに乗っかっているらしい描写が見受けられる。
Ζとの合体攻撃もあるため火力は高い。また、フラグを立てるとフルアーマー化する。しかしカミーユの方がジュドーより射撃値が高く、ジュドーの方がカミーユより格闘値が高いので、Ζ(ハイパービームサーベルにしろウェイブライダー突撃にしろ)とΖΖを交代した方がそれぞれにとって効率的となる。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- ガンダムチームを選ぶと最初から味方ユニットとして登場。
- スーパーロボット大戦64
- 大抵、チェーンがνガンダムと一緒に月から持ってくる。作中、原作とは反対にフルアーマー化が無しであることをジュドーが嘆いていた。
- スーパーロボット大戦MX
- ジュドーと共にリアル系では1話から入手可能。Ζガンダムとの合体攻撃があり、機体性能も高い。単機での性能はνガンダムやディジェSE-Rに劣るが、合体攻撃による攻撃力という点ではこちらに分がある。そもそも本作ではアムロ・カミーユの参入がしばらく後の為この機体の恩恵はかなりある。スマートな立ちポーズや豪快なハイパービームサーベルのアニメなどが特徴的で、評価も良いようだ。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- アラン率いる北米の反グラドスレジスタンスに搬入されていて、それをジュドーが盗んで乗るという形で登場。通常兵器版ハイメガキャノンは単体リアル系ではフル改造時トップクラスの攻撃力。それだけに燃費も悪いが。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 地球連邦軍からコネクト・フォースへ受け渡される新型モビルスーツとして登場。受け渡し場所がシャングリラで、情報を察知したネオ・ジオンが強奪に現れ、戦闘に巻き込まれたジュドーが乗り込むという形となる。
- Ζガンダム同様バイオセンサー搭載のはずだが、こちらには特殊能力としては実装されず。通常版のハイメガキャノンに「対大型」特性があるのでサイズL(4)以上の敵には特に強くなる。一方マップ兵器版のハイメガキャノンにはVer.1.03パッチで「対宙」特性が付き、宇宙戦闘で特に威力を発揮する。
関連作品
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- 修理中なので名前のみの登場。ちなみにハイメガキャノンがνガンダムの最強技である。
装備・機能
能力的には運動性、移動力は高くないが、反面MSにしては高いHPと装甲を持つ。
武装・必殺武器
武装
- ダブルバルカン
- 頭部に左右2門内蔵されているバルカン砲。劇中では未使用。
- 21連装ミサイルランチャー
- バックパックの左右に21発ずつ実装されている。
- 同じP属性武器ダブル・キャノンより射程が長い分、威力で劣る。Gフォートレス形態でも使用可能。αシリーズでは全体武器、SC1では広域必殺技となっている。
- ハイメガキャノン
- 本機の象徴とも言える、額に内蔵された高出力ビーム砲。コロニーレーザーの20%分の出力があるが、フルパワーで発射するとエネルギーが足りなくなり、一時的に動けなくなる。発射の際のレバーは合体レバーと連動している。劇中ではドックを一撃で消滅させるなど圧倒的な破壊力を見せつけた。なお、物語中では後述のフルパワーも含めてたった4回しか使用されていない。正に「伝家の宝刀」と言うべき武装である。
- 上記のガンプ状態ではカバーが施されており、一見ではΖΖと分からなくなっている。その時すでに発射に耐えられないほど機体にガタがきていた。
- SRWでは基本的にマップ兵器であり、ΖΖを象徴する武器。近年の作品では通常攻撃版も装備するようになり使い勝手が良くなった。
- ハイパービームサーベル
- 高出力のビームサーベルで、ガンダリウム合金や20m以上の物体ですら両断する。
- 旧シリーズではENを消費するものの、威力は低く使いにくかった。ただし戦闘アニメに関しては第4次の時点でエフェクトが通常のビームサーベルよりも派手になっていた。近年では威力が高くなり有射程であるなど強力な武器となっている。
- ビームキャノン
- 「ダブルキャノン」とも表記される。ハイパービームサーベルをバックパックにマウントしている時はビーム砲として機能する。
- 旧シリーズより本機のP属性武器として使用される。近年はGフォートレス形態時のP属性武器として有用。
- 2連装メガビームライフル/ダブルビームライフル
- 正式名称は「2連装メガビームライフル」。原作描写や設定にバラつきがあり、通常のビームライフル×2というものから、メガバズーカランチャー並みというものまである。また、Gフォートレスやコア・トップ時の機首にもなる。ちなみに機首にはコックピットがあり、コア・トップではここから操縦できる。ただしMS形態では手持ち武器の末端というとんでもない位置に配置されるため、ライフルを振り回したり打撃武器にしたりするとこちらのパイロットはヒドイ目に合う。
- 旧シリーズでは威力は並のビームライフルと大差なかったが、現在ではそこそこ長射程高威力の武器となっている。Gフォートレス形態でも射程が長い為、反撃に使用される。設定上はサブパイロットも乗せられるが前述の通り負担が大きいためか、SRWではΖΖが複数人乗りユニットになったことはない。
- ウイングシールド
- 両腕に装備している防御兵装。Gフォートレスやコア・トップの主翼にもなる。耐ビームコーティング処理が施されており、低出力ビームなら防げる。破壊されるとおそらく飛行に支障があると思われる(SRWではシールドのHPや使用回数が尽きても変形可能)。
必殺技
- ハイメガキャノン・フルパワー
- 原作最終話でプル、ララァ、フォウ、カツ、サラなどの戦いで散っていった人々の魂の力を貸したジュドーがハマーンに「憎しみは憎しみを呼ぶだけだって、分かれ!!」という叫びと共に放った最大出力以上のパワーのハイメガキャノン。その凄まじい出力はΖΖ本体の頭部と砲門を損傷させてしまったほど。
- 第2次αと第3次αでも自壊の演出は採用(第3次αではハイメガキャノン・フルパワー発射中に、ニュータイプ及び強化人間のカットインが入る)。原作ではコアファイター形態で行動した後に、AパーツとBパーツを引き寄せて再合体を果たした後に放っていた。スパロボでは一旦分離して再合体してから放つ演出となっている。
コア・ファイター
- 機銃
- マイクロ・ミサイルランチャー
合体攻撃
- ダブルメガランチャー
- MS形態にて使用可能。Ζガンダムとの合体攻撃。本機のハイメガキャノン(シリーズによってはダブル・ビーム・ライフル)とΖガンダムのハイパー・メガ・ランチャーを同時に発射する。
- トリプルメガランチャー
- MS形態にて使用可能。本機とガンダム試作3号機及びΖガンダムの3機による合体攻撃。本機のハイメガキャノンと、ガンダム試作3号機のメガ・ビーム砲及びΖガンダムのハイパー・メガ・ランチャーを同時に発射する。今のところ、実装されているのはDC版のαのみ。
- Gフォーメーション
- XO。ガンダム、Ζガンダムとの合体攻撃。
- ニュータイプの修羅場
- XO。Ζガンダム、ガンダムMk-IIとの合体攻撃。
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動する。
- 対ビームコーティング/ビームコート
- 射撃系ビーム兵器のダメージを軽減するバリア。
- 変形
- Gフォートレス形態に変形する。
- 分離
- コアファイターへ分離する。
- 換装
- フルアーマーΖΖガンダムに換装する。大抵の場合、換装には条件を満たす必要がある。
移動タイプ
サイズ
- M
- MS形態。
- S
- コア・ファイター形態。
カスタムボーナス
- バイオセンサー(限界反応+15)
- 第2次Gでのボーナス。
- 全武器攻撃力+300
- A PORTABLEでのボーナス。
機体BGM
対決・名場面
- 対ハンマ・ハンマ
- 対サイコガンダムMk-II
- 対キュベレイ
- 最終決戦で1対1の状況になるが猛攻の前にZZは傷つき、ジュドーはコアファイターで離脱を図るが捉えられてしまう。勝利を確信するハマーンだったが、ジュドーのNT能力と死者たちの魂が感応、動かないはずのZZは再合体を果たす。自壊しながらも放ったハイメガキャノン・フルパワーでキュベレイは中破。最後はビームサーベル同士の斬り合いでほぼ相打ちとなるが、敗北を悟ったハマーンはジュドーの手を拒絶、愛機と共に爆発に消えた。
- 余談だがこの戦いで下半身を失ったためか、OVA『GUNDAM EVOLVE』や漫画『機動戦士Vガンダム外伝』などに登場するZZの改修機は下半身のデザインが大きく異なっている。
関連機体
他作品の関連機
- 闘士ダブルゼータ
- SDガンダム外伝に登場した、ΖΖガンダムがモチーフのキャラ。
- 関羽ガンダム
- SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriorsに登場した、ΖΖガンダムが演者のキャラ。
余談
- 第2の主人公メカなのだが、番組のアイキャッチは全話全てΖガンダムになっており、本機が登場してもそのままだった。
- 機動戦士ガンダムΖΖのBlu-ray版の映像特典ではアイキャッチになっている。
- 『ヒーロー戦記』『ガイアセイバー』『リアルロボット戦線』といったスパロボ関連作品では、原作番組自体は参戦しているのに本機は登場しないという謎の扱いを受けている。
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