アレンビー・ビアズリー(Allenby Beardsley)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 声優:日高奈留美
- 種族:地球人(ネオ・スウェーデン)
- 性別:女
- 年齢:17歳
- 生年月日:FC43年7月24日
- 星座:獅子座
- 身長:155cm
- 体重:45kg
- 血液型:0型
- 所属:ネオ・スウェーデン
- 階級:少尉
- キャラクターデザイン:逢坂浩司
ネオスウェーデンのガンダムファイターで、ノーベルガンダムに搭乗する。幼い頃より軍施設で育てられ、ガンダムファイターになるべく、英才教育を受けていた。
ゲームセンターでドモンと出会い、バーチャル格闘ゲームで対戦し、ゲームとはいえドモンと互角に戦うほどの腕を見せた。それが縁でドモンと一緒に行動するようになり、レインの嫉妬の原因となった。ドモンに好意を抱いているが、ドモンは気付いていない。
DG細胞に侵蝕され、ウォルターガンダムに搭乗した際には、レインの登場するライジングガンダムの放った「必殺必中・ライジングアロー」で機体を破壊され、救出される。最後はレインの事を考えて身を引き、ドモンがレインに告白する後押しをした。
生身での戦闘力も高く、真・流星胡蝶剣を会得したサイ・サイシーとも互角に渡り合う程。劇中、ドモンが発した「ネズミ」の一言にレインと共に悲鳴を上げるシーンがあったが彼女の前ではネズミの方が逃げ出しそうだ。
登場作品と役柄
前述の通り、原作では普通に生き延びたのに、スパロボでは何故かフラグを立てないと死んでしまう場合が多々ある。原作では死亡するキャラがスパロボで助かる例は数あれど、原作で生存するキャラ、それも善人がスパロボで死亡する例は非常に珍しい。この背景には彼女が他のガンダムシリーズで言うフォウ・ムラサメやプルツー、ステラ・ルーシェなどと言った「敵側の強化人間ヒロイン」の立ち位置であり、シリーズ中では悲劇的な最期を遂げる薄幸なポジションであることがお約束であったと言う側面も関係していると推測できる。最も最近ではその認識は古くなりつつあり、近年のスパロボでは死亡率は下がっている。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- ギアナ高地での戦いでスポット参戦。戦闘終了後、ドモンが相手にしてくれないことに怒り、スウェーデン語の手紙を置いて出て行ってしまう。その後地上編にて説得したうえで、「必殺必中・ライジングアロー」イベントを起こさないと仲間にならない。能力的にはドモンに劣り、機体性能も高くないので挑発役にするぐらいしか使い道が無い。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 最初から味方。バーサーカーシステムすら存在しない。後に劇中でもあったダブルゴッドフィンガーが使用可能になる。本作では東方不敗の加入フラグの1つとして「ドモン以外でトドメを刺す」というものがあるのだが、それでもドモンで決着をつけてやりたい場合は彼女からの合体攻撃で代用しよう。貴重な応援持ちだが、習得レベルは57。どうしろと言うのか。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ドモンとレインで説得・撃墜することによって仲間入りする。説得順を間違えると仲間入りしないのでやや面倒だが、彼女の仲間入りが東方不敗の自軍参入条件の一つであるため、必然的に仲間にしている人も多いはず。助けられなかった場合は死亡してしまう。加入後は最初から応援が使えるが、合体攻撃以外の武装がイマイチなのがネック。ちなみに彼女を説得するマップではマスターがNPCで参戦し、マップ兵器の超級覇王電影弾の餌食になりかねないので説得に注意。
- スーパーロボット大戦R
- 最初から味方。応援は健在で援護攻撃・援護防御がレベル3まで伸びる。ノーベルガンダムの使い勝手も上がっているため、『A』よりは継続して使い易い。
- スーパーロボット大戦J
- 条件を満たして、レインで説得すれば後半で仲間になる。『A』の時と違い、説得に失敗しても生存し、自軍と行動を共にする。
- ちなみに初登場時に加入フラグを立てなかった場合、平常時のままDG細胞に感染したゲームオリジナルのグラフィックが見られる。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 東方不敗、ドモン、シュバルツと同じく生身ユニットで明らかにHPがおかしい。条件次第でノーベルガンダムに乗って仲間にできるが、仲間にしないルートだと精神コマンドが優秀なレインを仲間に出来る。仲間にしなかった場合はウォルターガンダムのパイロットとなって登場し、敵となる。扱い的には間違いなく過去最悪。ちなみに仲間にしても以後の会話に登場せず。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。また、カラオケモードでは『新』で使用していないカットインを披露。このカットインは後に『R』にも流用されている。
- スーパーロボット大戦64
- 軍の施設で育てられていたという設定が活かされ、当初はスペシャルズに所属。説得しないとデビルガンダム_(第2形態)のコアにされ死亡し、仲間にならない。ドモンとの合体攻撃、ダブルゴッドフィンガーの初実装作品でもある。シナリオの順序的に、おそらく最初にこれで倒す名有りキャラはキラル・メキレルとなることだろう。
- スーパーロボット大戦MX
- 原作終了後の設定なので最初から仲間として登場。ドモンとの間に合体攻撃「ダブルゴッドフィンガー」を持つ。アレンビー自身の能力は中の上といった所で、搭乗機のノーベルガンダムの機体性能も並だが、この合体攻撃のおかげで攻撃力が高い。シャッフル同盟やレインとの合体攻撃追加が終盤のため、長期に渡りドモンのパートナーとして共に戦うことが出来る。
- また、ノーベルガンダムの他の武器の燃費も良い為、かなり使い勝手が良いのだが他の機体の有用性も高いため、汎に埋もれがち。使えば使うほど、継戦能力の高さに驚くだろう。
関連作品
- スーパーヒーロー作戦
- ノーベルガンダムに乗り、仲間となる。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
ガンダムファイターのお約束で格闘値は高め。ドモンとレインの恋を後押しする姿から応援や祝福の習得率が高い。挑発はゲーセンでドモン相手に行ったものだろう。
精神コマンド
- 新
- 集中、必中、気合、ド根性、熱血、友情
- F完結編、64
- ド根性、熱血、ひらめき、必中、気合、挑発
- リンクバトラー
- 気合、ひらめき、熱血、ド根性、必中、挑発
- IMPACT
- 加速、気合、必中、熱血、集中、応援
- MX
- 集中、ひらめき、気合、熱血、激励、祝福
- A
- 応援、ひらめき、気合、熱血、集中、奇襲
- A PORTABLE
- 応援、ひらめき、気合、熱血、集中、再動
- R
- 応援、集中、ひらめき、友情、気合、熱血
- J
- 闘志、集中、ひらめき、熱血、気合、再動
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
- ドモン・カッシュ
- ネオ・ジャパンのガンダムファイター。ファイトをきっかけに好意を寄せるが、レインの事を思って身を引いた上に、彼の「告白」の後押しまでしてみせた。
- レイン・ミカムラ
- ドモンのパートナーで、かつての恋敵。DG細胞に侵蝕されたアレンビーを救った。
- ホルベイン少将、ベルイマン博士
- SRW未登場。ネオスウェーデンのクルー。ホルベインは自国の勝利のためにアレンビーの意思を無視してバーサーカーシステムを使わせ、良心的なベルイマンは彼女のことを気遣うも、上司の命令に逆らえない対照的な性格。2人とも快く思われていなかった。
- ベルイマンは後にウォンに誘拐されるが、釈放されたか助け出されたようであり終盤戦では2人でガンダム連合を見送る姿が見られる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
リアル系
- ジョウ・マヤ
- 彼の鈍感ぶりにドモンに似たものも感じていた。
- レニー・アイ
- 『IMPACT』では「互いの想い人がとてつもない朴念仁である」という共通点から意気投合し、友人となる。
- ロミナ・ラドリオ
- 『IMPACT』では、他者に対して畏まった話し方をする彼女から「アレンビーさま」と呼ばれてしまいテレる羽目になる。その後、彼女がガンダムシュピーゲルの動きが飛影に似ていた事から、自分たちの探し求めていた伝説の忍者なのではないのかと気がかりになり、シュバルツがゲルマン流忍術の使い手である事を教える。
- グン・ジェム
- 『MX』ではギルガザムネの欠陥システムに取り込まれ、発狂した彼の姿にバーサーカーシステムの悪夢を思い起こし、表情を強張らせる。
スーパー系
- ボス
- 『R』では、彼からボスボロットとノーベルガンダムが合体できるようにしないかと提案を持ちかけられるが、即答で拒否した。
- グローバイン
- 『IMPACT』では彼が自身の心を偽って悪に加担していた事を看破する。
- 葛城ミサト、ベガ、紫東遙
- ノーベルガンダムに興味津々な人達。理由は中の人を考えれば一目瞭然であろう。
- アルテア
- 『MX』での戦闘前会話では、彼からノーベルガンダムを「面妖な機体」呼ばわりされムカつく。
バンプレストオリジナル
名台詞
- 「そういえばねぇドモン、あそこの屋台の中華まんじゅう、一口食べただけで「うーまーいーぞぉ~」って叫ぶおじいさんがいて…」
- 第34話にて、勝手にゴッドガンダムのコックピットに入ったことを咎めるレインを尻目に、語りだすアレンビー。この後、「うまいぞーじゃない」といって怒ったレインに驚き、海に落ちるアレンビーとドモンであった。会話の内容は今川泰宏が監督を務める『ミスター味っ子』が由来である。『MX』の中断メッセージにも使われた。
- 「諦めちゃダメ!どうしてレインの気持ちをわかってあげないの?良い?自分の愛する人を自分の父親が不幸な目に遭わせてしまった。レインの心の奥はそんなアナタへの罪の意識でいっぱい。それであんなガンダムで心を閉ざしちゃったのよ?だから!レインの心の扉を開くのに絶対に効く呪文を教えてあげる。それは…『好きだ』って一言。ねえ、今までレインに『好きだ』って言ってあげた事ある?じゃあ、ドモンこそ自分の気持ちに素直になれば良いだけの事じゃない。ファイトっ!でないとアタシ…ドモン以外のひと…好きになれないよ…」
- 罪の意識から自分を拒むレインに対し落ち込むドモンに、涙ながら告白を後押しする。
迷台詞
- 「うるっさいわねぇ!!」
- 上記の後押しの後、邪魔するかのように襲いかかってきたガンダムヘッドに対しての怒りのセリフ。このセリフとともに鬼気迫る表情でそのガンダムヘッドを粉砕する。失恋した女の怒りとパワー、恐るべし……。
スパロボシリーズの名台詞
COMPACTシリーズ
- 「気合で来れそうなら、ロンド・ベルには来れそうな連中ばっかりだけどね」
- IMPACTで飛影に対し、気合でバイストン・ウェルに来いと毒づくジョウの発言を受けて。仰るとおりです。
- 「鶴のエルシャンクもそうだけど、龍の姿をしたガンドール…結構気に入ってたのに…かたっぽなくなっちゃうんだ…」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第4話「白熱の終章」より。ディラド星消滅作戦の為に、惑星中枢部でガンドールを自沈させる葉月長官からの説明を受け、地上での生活の場であった旗艦が失われる状況を惜しむ。
- 「いっくよぉドモン!円盤でもバケモノでも、まとめてやっつけちゃおう!」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第22話「ただ地球の平和のために」より。ベガ星連合軍との最終決戦を前に闘志を漲らせる。
- 「ドモンだって散々奥手だったくせに…ね、レインさん?」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第29話「演算ユニットを奪え」より。中継映像越しにアキトとユリカの痴話喧嘩に呆れるドモンへのツッコミ。
携帯機シリーズ
- 「あらら。何よドモン、補欠はないでしょ、補欠は! 最近は5人メンバーが途中で6人になるのは当たり前なんだから!」
- 『R』第11話「私の愛馬は凶暴です」より。ドモンにシャッフルの補欠と言われた時の台詞。ドクター井上に「それはシリーズが違うのでは…」と突っ込まれた。尤も、『R』におけるシャッフル同盟の初登場シーンは、アレンビーが示唆した東映の『スーパー戦隊シリーズ』の名乗りシーンにそっくりであり、シャッフル同盟の初登場時に自分の称号と名前を叫びながら登場したのは、原作において旧シャッフル同盟が現れた時のシーン(一人ずつ、称号名を叫びながら参上)を参考にしていると思われる。
単発作品
MX(MX PORTABLE)
- 「愛と正義のガンダムファイター、ノーベルガンダム推参!!」
- 初登場時の台詞。乗機の元ネタの台詞を使ってしまっている。
- 「ノーベルガンダムのセンスが理解出来ないなんて、あんたの頭、固すぎるよ!」
- 第25~27話「光に導かれし者達」にて、アルテアとの戦闘前会話で、彼からの「面妖」発言にムカついての反論。
- 「へえ…人の恋路の心配が出来るようになるなんて、ドモンも成長したよね」
- 第46~48話(『MX PORTABLE』では47~49話)「光に導かれし者達」にて、ベガ星連合軍との決戦を前にナーバスになっているデュークのフォローをひかるに任せるべく、2人きりにさせる配慮を見せたドモンへ、レイン共々物珍しげに突っ込む。
搭乗機体
余談
- 『ガンダムビルドファイターズ』(SRW未参戦)にはアレンビーに酷似したイマイ・アリスが登場し、機体もノーベルガンダムの改造機のノーベルガンダムデコを用いた。
商品情報