ランド・トラビスは『スーパーロボット大戦Z』の男主人公。
ランド・トラビス | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 川原慶久 |
デザイン | 河野さち子 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Z |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
異名 |
ザ・ヒート(自称) ザ・クラッシャー ザ・ヒート・クラッシャー |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
誕生日 | 8月9日 |
星座 | しし座 |
年齢 | 27歳 |
血液型 | AB型 |
所属 | ビーター・サービス(ZEUTH) |
資格 | スフィア・リアクター(傷だらけの獅子) |
好きな物 | 仕事後の酒 |
概要
修理屋「ビーター・サービス」を営む豪放な熱血漢の青年。本来の経営者であるシエロ・ビーターが行方不明となった為、シエロの娘であるメール・ビーターと愛機ガンレオンと共に、現在はさすらいの修理屋として師匠を探すために各地を旅している。
「ザ・ヒート」と自称し、安全安心の修理屋を謳い文句にしているものの、巷ではその熱い性格故にトラブルが発生したり暴れたりすることが少なくないことから「ザ・クラッシャー」(壊し屋)の通り名の方が広まってしまっている。本人はこの異名を激しく嫌っており、耳にした途端に機嫌が悪くなる。女子供の前ではかろうじて自制心を保っているものの敵に対しては容赦が無く、壊し屋であることを否定するための徹底的な制裁行為が更に壊し屋としての悪名を高める…という同道巡りな展開がお約束のパターンとなっている。天獄戦争の時点では修理屋としての評判も高くなっており、両方を複合した「ザ・ヒート・クラッシャー」と呼ばれることも増えた。
ちなみに「傷だらけの獅子」のリアクターに御使いが与える洗礼名は、何の偶然か「ウェルキエル・ザ・ヒート」である。
ただ、壊し屋としての知名度(というか悪名)のほうが通りが良いとはいえ、本業である修理屋・整備士としての腕前はかなりのもので、修理業を生業としている関係上当然メカにも強い。そのため、戦闘時は愛機ガンレオンを駆って積極的に戦闘に参加し、戦闘終了後や平時は依頼次第でメカの修理や整備に奔走…と、割と多忙なキャラである。
戦場での修理のやり方は元々効果は確かなものの全体的に荒っぽく、天獄戦争でZ-BLUEと合流してからはガンレオンがマグナモードに完全移行したこともありさらに荒っぽくなった。
かつてメールがブレーカーに襲撃されて死亡した際、ダメージに上げた悲鳴から「傷だらけの獅子」と共鳴、リアクターとなった経緯を持つ。マグナモードの解禁後はその反動たる心身への激痛に自前の根性で抵抗し、以後は一度も痛みに負けたことはない。
現在登場したリアクターの中では唯一、ほとんど自力で反作用を乗り越えた稀有な人物である。
人物
外見や言動から一見、物事を深く考えていないただの荒くれ者のようにも思えてしまうが、実際のところは相当に頭の切れる人物であり、レーベンの悪意に唯一気付いていた等、劇中のエピソードからは観察眼も相当鋭い事が窺われる。また、オリジナルキャラとは思えないほど素早くZEUTHに溶け込み、一度共闘経験のあったエニルの立場を庇ったり、エウレカとレントンとの関係に悩むホランドを突き放す一方で叱咤する、更にはザフト組のZEUTHから一方的非難を受けていたアークエンジェルのメンバーも受け入れる度量の大きさを見せる等、人間関係を円滑にする潤滑剤ぶりを様々な場面で発揮。部隊に多く存在する年頃の少年たちにとって頼りになるアニキとして活躍しつつ、高年齢組とも幅広い交友関係を築き上げている。また、劇中で一時的に記憶喪失になっても、その際の思考は記憶を無くした人間とは思えないほど恐ろしくポジティブであった。
その一方で、かつて恩師であるシエロが自分のせいで行方不明になってしまった事とメールを一度死亡させ、スフィアによる蘇生と引き換えに肉体の成長が停止した事に深い自責の念を抱き、一度はメールの元から去ろうと考えていた事もあったが、彼女を一人にしてはいけないと、真実を隠しながらも決して逃げ出さなかった等、責任感の強さも併せ持っている[1]。この件に関しては、後にアサキムに暴露されてしまっているが、あくまでも悪いのはメールに真実を隠し続けていた自分で、アサキムを責めるのは筋違いであると自認してもおり、それは結果的に、Zの終盤でアサキムの心を僅かながら動かす事になっている。
昔はやはりというか何というか、見た目通りの相当な荒くれ者だったようだが、シエロとの出会いを経て大きく性格が変わったようである。特に営業や人付き合いの基本はシエロによって徹底的に叩き込まれたようで、右腕の親指を立てて左目のみ開いてのスマイル顔、通称「ヒートスマイル」が師匠直伝の特技。しかし、スマイルを向けられる側からすれば受ける印象は「暑苦しい」の一言で、全編を通じてこのスマイルが出る度に「暑苦しい」というリアクション、というか顰蹙(ミヅキ・立花には「毒」とまで評される)が絶えない。
ヒートスマイルの影に隠れやすいが、実はオカルト系の比喩や事象へのカウンター的な意味合いで自分を「天使」と評することもある。
髪は炎の様な赤だが、ある程度の長さからオレンジ色になっている。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。上述の通り、豪胆な性格でメンバーを引っ張るスーパー系男主人公。担当声優の川原慶久氏も今作でスパロボ初出演。
- 味方からは暑苦しいと評価されることもあるが、それも良い意味で認められている。
- 能力的には完全なスーパー系で、回避は低いがガンレオンが打たれ強い上、修理装置でターン毎にHPが回復(マグナモード追加により補給装置追加後はENも)するので全く問題無し。特殊技能として底力と戦意高揚を持ち、底力は尋常でない速度で最大のレベル9まで到達する為、その打たれ強さに拍車をかけている。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- 追加シナリオで遂にセツコとの共闘が実現する。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 名前のみの登場。セツコと比べて少々影が薄い。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 満を持して登場。セツコ同様序盤で一度仲間になるがすぐ長期離脱。第54話でセツコと共に復帰。登場直後、いきなりブラスタを叩き落とす(それもうっかり)という相変わらずのクラッシャーぶりを見せた。
- 『破界篇』で隠しキャラとして出てきた師匠は今回登場せず、感動の再会は実現しない。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 名前のみ言及、どこかの世界に転移させられてしまったと予想されている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
- 『連獄篇』のPVには一人だけ出ておらず、寺田プロデューサーもなぜか言葉を濁していたため、登場が不安視されていたが無事参戦。
- ガンレオンの燃費が悪いが、反面味方では一番タフなので、援護防御役に抜擢すると活躍してくれる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 序盤の翠の地球ルートでロランと共に加入。今回は初代のランドルートで参戦した面々がロジャー・桂・アポロなど一部しかいないのが非常に悔やまれる。しかし、リアクターゆえのオリジナル展開や『第3次Z』からの新規参戦組との絡みでフォローされており、存在感は強い。
- ガンレオンの頑丈さと高レベルの底力で相変わらずタフなので、援護防御に回すと活躍。中盤以降はボスキラーとしても活躍できるが、エースボーナスの関係でヒビキには一歩譲る。
- 師匠との再会は今作でようやく実現。
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」にて参戦。2.5周年記念キャンペーンの一環としての参戦。ガンレオンに搭乗。
- イベントは『Z』本編中のスピンオフ(エンジェルダウン作戦の前)となり、ZEUTHの大規模補給中に本業の修理屋ビーター・サービスとして自由行動をしている際のエピソードとなっている。
パイロットステータス
能力値
格闘・防御に優れるスーパー系。小隊長能力・ガンレオンの性能と合わせ、打たれ強さは歴代でもトップクラス。ただ、成長タイプが「万能系・回避」のため、意外にも防御の伸びが悪い。素のままだと最終的にレントンに負けるため、前線に出すなら少々PPをつぎ込みたい所。『第3次Z』では「格闘系・防御」に変わったためより打たれ強くなった。
精神コマンド
- Z
- 必中、不屈、気合、迅速、勇気
- ガンレオンのためにあるかのような精神コマンド。メールの方は熱血・覚醒・補給を担当するためもはや完璧。特に「迅速」は鈍足なガンレオンには非常にありがたい。
- 第2次Z再世篇
- 必中、不屈、気合、加速、勇気、覚醒
- 「迅速」は「加速」に差し替えられ、「覚醒」が追加された。
- 第3次Z天獄篇
- 必中+、不屈、ド根性、加速、勇気
- 「気合」がなくなり自力で気力を上げる手段が減ってしまった。「覚醒」は再びメールに移動。
- DD
- 不屈、気合、必中、ド根性、鉄壁、勇気
特殊スキル
- Z
- 底力L9、戦意高揚
- 底力の成長スピードが尋常でなく速く、なんとレベル37でカンストする。ベストの特殊技能は特に無いので、プレイスタイルに合わせて覚えさせて良いが、とりあえず燃費と気力の上がりやすさからEセーブと気力限界突破、ガードを付けて更に頑強にして強化パーツのバリア・フィールドまで加えれば、雑魚はもちろんボスクラスですらまともにダメージが通らなくなる。残りはサポートも考えるなら補給技能、攻撃一辺倒なら援護攻撃か余裕があれば再攻撃で手数を増やしたい。
- 第2次Z再世篇
- SP回復、底力L7、戦意高揚、ガード
- 底力のレベルが下がり若干打たれ強さが下がっている。ガンレオンの燃費が悪いためEセーブとダッシュ、タフさを生かすなら援護防御があればより鉄壁になる。
- 第3次Z天獄篇
- SP回復、底力L7、戦意高揚
- ガードと精神耐性があればより鉄壁になる。
- DD
- ザ・ヒート
- 攻撃力が増加する。一定の確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無効化する。
- アタッカー(ランド)
- 攻撃力が増加する。気力上限が増加する。
- ビーター殺法
- 攻撃力・防御力が増加する。スポードが75増加する。
隊長効果
- 全ての特殊効果武器無効
- 『Z』。つまりオールキャンセラーを持っているのと同じ事。堕天翅やカイメラの攻撃が怖くないので、真っ向からガンガン切り込んでいける。
エースボーナス
- ダメージを受けた時、本来の気力増減に加えてさらに気力+3
- 『再世篇』。「気力+ボーナス」があれば、食らうだけで気力が5上がる。反撃で落とせば10も上がる。これのおかげで気力の心配がない。
- 修理時、PP+5
- 『連獄篇』、『天獄篇』。修理をするだけでPPが5増える。サラリーマン勢を見るとPP=給料という扱いのようなので、これもそうなのだろう。ただ、戦闘力に全くボーナスが入らないのが問題。気力の面はバサラの歌やブライトのエースボーナスでカバーし、稼いだPPで能力を鍛えよう。
- 修理をしていれば必然的にレベルも上がるので、序盤に登場する高いLVの敵スフィア・リアクターを努力(応援)をかけて倒し、高LVのキャラを用意しておけばレベルも急激に上がっていく。
- 逆に『連獄篇』では戦力の少なさも有り、使い勝手が頗る悪い。
人間関係
- メール・ビーター
- 「ビーター・サービス」の会計係にしてランドのパートナー。ランドの行状のせいで、修理請負代金より破壊による弁済費が嵩む状況に頭を抱えているものの、立派に社の屋台骨を支えている。ランドは彼女にある事実を隠しているのだが、その事はランド自身の苦痛ともなっており、ブレイク・ザ・ワールド直後には記憶さえなくす。
- シエロ・ビーター
- ランドの師匠であり、「ビーター・サービス」の親方。ガンレオンを所有していたが、ある事件で行方不明となる。『天獄篇』のエンディングでようやく再会となったが、当のシエロはとっくにランドの居場所を把握しており、裏方として支援していたというオチがつき、しかもいつでも会いに行けたのに敢えて行かなかったという更にオチがつく。
- セツコ・オハラ
- 「悲しみの乙女」のスフィア・リアクター。序盤ではランドがアサキムと協力することが多かったために敵対、このためセツコもランドのことをアサキムの仲間=敵と認識していた。しかしアサキムが本性を現してからは和解している。
- アサキム・ドーウィン
- ブレイク・ザ・ワールド後に行方不明となったメールを保護した青年。ランドとはお互い持ちつ持たれつの不思議な友情を持った関係となる。後に彼からの手酷い裏切りによりメールとの関係は一時悪化、ガンレオンも大破するが、その内容が「ランドがメールに隠していたことの暴露」であったため、隠していた自分が悪いとしてランドがそれを根に持たなかったことでラストボスとの最終決戦でスポット参戦することに。セツコ編では終盤で敗北している。
- セツコと異なりアサキム自身を嫌っているわけではなく、彼がスフィアを狙ってくるのを迎え撃っているのが現状。
- ツィーネ・エスピオ
- アサキムの依頼でランド達をエマーンから救出。その後は敵になるが、フラグを立てれば仲間になる。
- レーベン・ゲネラール
- 機体といい在り方といい、ランドのネガとも呼べる男。ランドはレーベンに潜む影の部分を感じ取りつつも皆を思い隠し続けた。
- シュラン・オペル
- 内心はランドの暑苦しさに降参気味の様子。
- ジエー・ベイベル
- エーデルの前で無礼を詫びたことでランドに土下座を強要する。ただし、やり取りはコミカルである。
- エーデル・ベルナル
- その美しさと献身的な振る舞いはランドすら虜にしかけるほどだった。
- クロウ・ブルースト
- 再世篇で初対面した時はうっかり叩き落してしまうも、その後酒を飲み交わしたりと似たもの同士よき友人となる。年齢は少し離れているが、クロウの精神年齢がおっさんレベルなので話は合う模様。
- ヒビキ・カミシロ
- 「いがみ合う双子」のスフィア・リアクター。彼にとってランドは「心」の師匠に当たる。
- エルーナルーナ・バーンストラウス
- 「欲深な金牛」のスフィア・リアクター。スフィアの相性がいいのと、ランドが自分の全力を正面から受けられるタフネスの持ち主ということもあり、好敵手として付きまとわれている。
- 一方で、ランド当人は(外見はともかく)、ノリがメールとよく似ているせいか少々苦手の様子(もっとも、メールにしてみれば似た者同士との事)。
- ダバラーン・タウ
- で、そんな事もあってかランドを一方的に敵視しているエルーナルーナの副官。当然ランドは鬱陶しがっている。
- ギルター・ベローネ
- 初対面時に禁句の「ザ・クラッシャー」を3連続で口にしたため、ランドを完全にキレさせた。
版権作品との人間関係
スーパー系の主人公ながら、意外とリアル系との絡みが多い。これは彼がリアル系である『戦闘メカ ザブングル』の面々と同じ世界の人間であること、『Z』第26話でランドと同行するアウトロー組はリアル系が目立つ点に加え、昭和スーパー勢が元々セツコとの絡みが多い人物と同じ宇宙世紀・コズミック・イラ世界の人間である点などが原因として挙げられる。
スーパー系
- ロジャー・スミス
- 『Z』のランド編でよく絡むので仲がよい。オッサン仲間の一人というと本人は否定するだろうが。『第3次Z』では彼にも援護の特殊台詞がある。
- R・ドロシー・ウェインライト
- 『Z』で記憶を失った時に世話になるが、なぜか彼女を「親方」と呼ぶ。いくらなんでも女性に親方は無いだろうと思うのだが…。
- ジュリィ野口
- 初対面時に彼に「戦闘機のナビゲーターか?」と問う。ネタ元は彼の記事参照。
- ミヅキ・立花
- ランドの暑苦しさを「毒」と評する。
- リィル・ゼラバイア
- その「毒」にあたったのか、体調を崩した。
- 流竜馬
- 悩む彼を飲みに誘おうとしてアナ姫に怒られたり、特異点に関する説明を受けたりしていた。
- コマンダー・ベンメル
- 『DD』2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」では、メールを攫ったり禁句を口走られたりと彼に幾度も激怒しており、最終的に引導を渡す。
リアル系
- ゲイン・ビジョウ
- お互い信頼し合っており、付き合いの長さもあって『Z』においては相棒といっても過言ではない間柄。
- ガロード・ラン
- 彼がガリア大陸へと飛ばされたときにいろいろと面倒を見てきた。その後も兄貴分として接する。ランド編では一番最初に共闘した間柄であるからか彼に援護の特殊台詞がある。
- ゲイナー・サンガ
- 彼とは色々と仲が良く、「男の趣味」を共有するが、女性達にばれた時は罪のなすりあいをした。
- アナ・メダイユ
- 彼女はヒートスマイルを「可愛い」と言う。
- ジロン・アモス
- 『Z』の物語スタート前(すなわち『ザブングル』の原作の世界)時代からの知り合いで、彼らとイノセントとの戦いでも手を貸している。そんなわけで物語開始当初から盟友。
- ファットマン・ビッグ
- もちろん彼とも知己。お互い会う度に筋肉美を見せびらかせているライバル関係。
- ブレーカー
- 『Z』第1話と最終話に登場した名もなきブレーカー。ランドにお宝のカメラを売りつけようとしたが、ランドの(勘違いによる)脅しを受けてしまい、カメラを手放したまま逃げてしまった。
- レントン・サーストン
- セツコと違い、彼の暑苦しさに驚くもランドを漢として純粋に尊敬する。
- ロラン・セアック
- 序盤にお世話になったりした。彼から「ザ・クラッシャー」と言われた時は怒るどころか、苦悶の表情を浮かべていた。
- 『第3次Z天獄篇』では共に自軍部隊へと加入し、彼に対して援護の特殊台詞もある。
- ホランド・ノヴァク
- 彼の激情的な性格を宥めながらも、ゲッコーステイトのメンバーと交流を深めている。
- 桂木桂
- よく一緒につるんでいる。
- エニル・エル
- 敵対している頃から共闘することもあった縁で、ガロードを追い続ける彼女の心情を理解した上で助言をする一幕もあった。
- ミイヤ・ラウジン
- 彼女の大ファン。
- カトック・アルザミール
- 彼の死に、ジャミル達と共に弔いの酒宴を挙げた。
- アスラン・ザラ
- ランド編38話にて、彼の優柔不断な行動に呆れて「シンとキラの方をチラチラ見るな」と痛烈に批判した。
- ゲラバ・ゲラバ
- 最後は彼からなら「ザ・クラッシャー」と呼んでもかまわないと認める事にした。
- ギム・ギンガナム
- 『ZSPD』にて対峙した際、彼に「小生と同類」と言われるが、結局彼を拒否した。
- XAN-斬-
- 『ZSPD』にて対峙した際、素で彼と会話していた。
- レド
- ガルガンティア船団で生活するための職を持たせるべく、整備士としてのノウハウを教え込む。
名台詞
- 「俺はビーター・サービスのランド・トラビスだ!」
- 彼の自己紹介。これと共にヒートスマイルを見せてくれる。その後、様々な人に暑苦しいと言われるのはご愛嬌。
- 「俺は修理屋だ! 曲がった根性は叩き直す!」
- 叩き直すと言ってるあたり修理屋らしさを感じさせる。「叩き壊すの間違いでは?」などと言ってはいけない。
戦闘台詞
- 「ビーター殺法! マシン大切断!」
- チェイン・デカッター使用時。元ネタは仮面ライダーアマゾンの必殺技『大切断』と思われる。
- 「ビーター殺法! マシン大圧殺!」
- ライアット・ジャレンチ使用時。こちらは恐らく五星戦隊ダイレンジャーの『重甲気殿・大圧殺』が元ネタ。
- メール「敵接近! 右? え~と、左? もうよくわかんない!」
ランド「お前は敵の回し者か!?」 - 戦闘台詞の一つで、敵機の方向に混乱するメールに呆れての台詞。これに限らず二人の掛け合いは漫才じみたものが多く、是非とも実際に聞いて確かめていただきたい。
- 「この瞬間は、ザ・クラッシャーだあああぁ!」
- ガンレオンの最強技「ザ・ヒート・クラッシャー」時の台詞。マグナモードの用途を理解しているが故の発言である。
- 「曲がったもんは、叩いて直す!」「そいつが俺のやり方だ!」
「そいつが修理屋ってもんだ!」 - 連獄篇でのライアット・ジャレンチ使用時。一理なくもないが……。
- 「やべえ! 叩き過ぎてひん曲がったかも……!」
- その〆。こんなんだからザ・クラッシャーなんて呼ばれるのだろうに。
- 「喋ってる暇があったら退いてろ、ロジャー!」
- ロジャーを援護防御した時のセリフ。
- 「俺、破壊する役! お前、破壊される役だ!」
「うおおおっ、破壊だ!!」 - 連獄篇第10話「傷だらけの獅子、荒野に吼える」での乗り換え前の戦闘台詞。ストレスのおかげで完全にザ・クラッシャー状態である。
- 「痛みにも、苦しみにも、俺は負けねえ!」
「それがザ・ヒートの生き様だ!」 - 天獄篇でのザ・ヒート・クラッシャー始動時およびトドメの一撃の直前の台詞。シャウトが凄いことになっているため、是非とも実機で聞いていただきたい。
- 「やるぜ! 俺とガンレオンの全力勝負だ!!」
- こちらは別パターン。輪をかけて叫びがパワーアップしている。
Zシリーズ
Z
- 「新手のオーバースキル攻撃か…!?」
- 第20話「ウソのない世界」より。メックスブルートのオーバースキルで外見を変えつつアデットへプロポーズするケジナンに対する一言。ある意味間違っていない。
- 「それを言って見やがれ。…解体じゃ済まさねえぞ」
「ナメるなよ、ド陰険野郎。俺にだって何に代えても守らなけりゃならねえものがあるんだよ!」 - 「ウソのない世界」において、カシマルと対峙した際に、彼から隠し事をしているのをプラネッタのオーバースキルで見抜かれて。しかし、その隠し事は後々残酷な形で暴かれる事となるのを、この時のランドは知る由も無かった……。
- 「へえ…そういうの、大将なんかはくだらねえって言うと思ったがな」
- 「魂のコスプレイヤー」より、牛剣鬼との決闘で後味の悪さに苛まれるリョウの心情を汲み取ったホランドに対し。
- 「壊れたものは直す! それが人でも機械でも心でも!! それが修理屋の生き様だ!!」
「やっちまったことはどうしようもねえ…。その事実はひっくり返らねえよ…だが修理屋ってのはな! それを元通り…いや、元より良くするのが仕事だ!」
「だから、俺は自分のやった事を取り繕うような真似はしねえ!やっちまった事は自分の力でどうにかするのが俺の……ザ・ヒートのやり方だ!」 - 「俺が俺であるために」より、アサキムの駆るシュロウガに一撃をくらってしまうも二度と痛みに負けないと誓ったランドはこう言い放った。この発言はランドの師匠シエロの言葉を踏まえたものである。その言葉通り、メールとの絆を取り戻し、愛機の真の姿「ガンレオン・マグナモード」を発動させた。
- 「ってな、わけだ!レーベン、お前も付き合えよ」
- レントン捜索ルートにて。何の変哲もない台詞のように見えるが既にランドはレーベンの本性に薄々気づいており、自分の目につく所に置いておくためにレーベンを誘った。
- レーベンの本性に気づいた時期としては「俺が俺であるために」でエーデルと仲良く会話している際にレーベンが「・・・・・・・・・・」と反応があり恐らくここでランドはレーベンを警戒し始めたと思われる。
- 「ボーダーってものは本来ああいうものなのさ…ましてや、若者のカリスマって呼ばれるような男ならな」
- レントン捜索ルートでビームス夫婦と共闘した時、レントンやZEUTHメンバーに当り散らしてたホランドを比較して発言した。
- ランド「確かにツィーネの姐さんを親方に化けさせた事と、メールに秘密をバラした事は許せねえ。だが、元はと言えば、そこらの原因は全て俺にある。お前に恨み言を言うのも筋違いだ。それどころか、今になってみりゃ踏ん切りのつかなかった状況にきっかけを与えてくれたとさえ思ってる」
アサキム「そうか」
ランド「勘違いするんじゃねえぞ。だからって、お前に感謝していると思ったら大間違いだ。セツコ姐さんの事もあるからな。とりあえず、お前が善人じゃねえってのはもう確定してんだ」
アサキム「なら、僕と戦うか?」
ランド「…それは俺自身もわからねえ…セツコには悪いが、俺の中で引っかかってる部分が片付かない限り、前へ進めねえんだ。だから、こうして一席設けてんだよ。それも俺のオゴリでな」 - 「俺たちの行き先」よりアサキムと酒を酌み交わしていた際の会話。アサキムに対する複雑な感情が見てとれる。
- 「甘いぜ、レーベン! ついに尻尾を出しやがったな!!」
- 第47話「俺達の行き先」より。本性を現したレーベンの攻撃をガードし、ダメージを受けずにあっさりしのいだ時の台詞。セツコとは違い、レーベンのいくつかの行動から、以前から疑惑の目で見ていた事を明かす。
- 「黙ってろ、三下!」
- 同上。一度攻撃を防がれたのにもかかわらず自分を狙おうとするレーベンに対してのセリフ。清々しいまでの一蹴っぷりである。
- 「決めたぜ、アサキム! お前の曲がった根性は俺が叩き直す! もう恨みも憎しみもねえ!! とことんまで付き合ってやるぜ!!」
- 同上。アサキムとの戦闘前会話。しがらみも因縁も超え、「修理屋」ザ・ヒートが真っ向から挑みかかる。
- 「てめえはエーデルの命令ならどんな事でもやるのかよ!?」
「そんな野郎は獅子じゃねえ! 頭の中が空っぽの飼い犬だ!」 - 軌道エレベーターでのレーベンとの決戦後。エーデルに依存しなければ自分を保つことが出来ないレーベンを非常に解りやすく形容している。しかしレーベンは「それの何が悪い」と開き直ったかのような台詞で返した。
- 「…俺は行くぜ。世界をぶっ壊しちまった償いをしなきゃなんねえ…」
「…残念だが、やっぱり俺はザ・クラッシャーだったって事だな…」 - 黒歴史END「果てなき戦いの環」にて。時空修復は失敗し、メールをはじめとしたZEUTHの一部メンバーが行方不明、残った面々でオーバーデビルを迎え撃たなければならないという取り返しのつかない状況に陥ってしまう。
- 世界を壊してしまった自分を蔑称である「壊し屋」と自嘲するかのように、彼から「熱さ」はもう見られなくなった。そして彼の絶叫とともに黒歴史を迎えることととなる……。
- 「三味線を弾いてんじゃねえぞ。お前ならもっとやれたはずだろうが」
- 軌道エレベーターでのアサキムとの決戦後。あっさり敗北を認めたアサキムが本気を出していなかったことを見抜き、怒るというより呆れる。
- 「レントンやアポロだって命懸けてんだ! 大人が体張らねえでどうすんだよ!」
- 彼が「大人」であることをよく表したセリフ。
- ジ・エーデル「放せ! 放せよ、ザ・クラッシャー! ボクの望む世界の邪魔をするな!」
ランド「お前の野望をぶっ壊し、世界を修理するのが俺! ザ・ヒート・クラッシャーだ!」
ジ・エーデル「暑苦しい! 近寄るな! この破壊魔!」
ランド「往生しな、ジ・エーデル! 地獄まで付き合うぜ!」
ジ・エーデル「い、嫌だ! こんな暑苦しいラストだけは嫌だああああああっ!!」 - ランド編の最終話、時空修復直前のやり取り。流石のジ・エーデルでも、ランドのヒートスマイルを間近で見て耐えることは出来なかった模様。天罰と言えばそれまでだが、あんな暑苦しいものを見せられた以上、ジ・エーデルが本気で嫌がったのも無理は無い…。
- 「ま…何とかなる…。いや…何とかするさ、何事もよ。それがザ・ヒートの生き様だからな」
- エンディングで、メールとの再会を果たした後の一言。この言葉とヒートスマイルで、ランド編の幕は閉じられた。
ZSPD
- ランド「知ってるか、鬼? 米一粒には八十八人の神様がいるんだぜ!」
メール「あんた達が腐らせたお米の粒は数え切れない程あるんだよ!」
ランド「ってなわけだ! その数え切れない神様の代わりに俺がお前達をぶん殴る! 食い物を粗末にするような奴はあの世で反省しやがれ!!」 - 『ZSPD』ビーター・サービス業務日誌第1話「食べたくて合体」に於ける百鬼帝国相手に発生する戦闘前会話。「米一粒に~」というのは、米という字は分解すると八十八となり、そこから転じて八十八の神が宿る、と信じられていたことから。が、ランドはいつそんな事を覚えたのだろうか?
- 「そうでもないぜ。美味い飯は酒を進ませるからな」
「酒、飯、酒、飯、酒、飯のコンビネーション!さらにシメの飯!最高だぜ!」 - 同上。不動司令から差し入れられた待望の食事に舌鼓を打ちながら、ゲイン相手に「酒」と「飯」の相乗効果について熱く語る。
- 「社長代行の許しが出たんなら遠慮は要らねえな…!って言うより、俺も頭にきてる! 物事ってのは壊すのは簡単だが、直すのは大変なんだ! それが分からねえ野郎は俺が潰す!! 徹底的に粉微塵に跡形も残らずギタギタにな!!」
- 無人機軍団との初戦闘時に発生する戦闘前会話。メールからのお許しが出た事で「ザ・クラッシャー」の顔を全開にするが、傍らでメールは煽り過ぎた事を後悔していた。
第2次Z
- 「しまった…! きれいにカウンターが入った!」
- 『第2次Z』初登場時にクロウを撃墜した時の台詞。本人曰く「力が入り過ぎた!」との事。
第3次Z
- クロウ「まだあんた、指揮官やらせてもらえたのか」
ランド「サイデリアルも人材難みてえだな」 - 『連獄篇』第12話「誓いの決戦」にて、ギルターを見かけて。メタ的にはリアクター及び副官を除くと、サイデリアルのネームドが他にいないからなのだが。
- 「100億の星が散らばってる宇宙で角突き合わせているとは暇な連中だぜ」
- 『天獄篇』第13話「大気圏突入」において、レドから銀河人類同盟とサイデリアル、ヒディアーズが銀河中心部で争っていると聞いて。
- 「何が若さだ…。あいつだって精神的にはオッサンに片足を突っ込んでるだろうが」
- 「ミッション・スプリング」を考案したクロウに対して。
- 「みっともねえ、三角関係だぜ! セツコにゃ悪いが、ちっとはアルトを見習ってもう少し純な気持ちでいけや!」
- 『天獄篇』第31話「憎しみと悲しみと」にて、バルビエルとアサキムの言い争いに見かねて。
- 「お前が俺をゲンナリさせる理由がわかって来たぜ。お前……ノリがメールに似てんだよ」
「そういう風に節操なく、ノリで生きてるとこも似てんだよ! 世の中、それだけで渡ってけると思うなよ!!」 - 『天獄篇』第35話「1万2000年を超えて」でのエルーナルーナとの戦闘前会話より。荒廃世界を渡るさすらいの修理屋は現実主義なのである。
- ランド「ビーター・サービス、ただ今到着だ!」
メール「周りの敵は、よろしくね!」
桂「任せとけ! 群がるハエは叩き落としてやるさ!」 - 『天獄篇』第56話にて、覚醒直前のイベント。他のリアクターのやりとりと比べるとかなり淡白。天獄編にゲインやジロンが居ないのが悔やまれる。
- 「わかるぜ、ガンレオン…! お前はいつだって俺に力を貸してくれた!」
- 同じく『天獄篇』第56話にて、真化融合時の台詞。
- 「くそがぁぁぁぁぁぁっ!!」
- 『天獄篇』第58話「哀しき墓守」にて、アサキムが自信満々に撤退した直後。いつになく、アサキムに対して激怒している事が分かる。
- ランド「傷だらけの獅子を名乗るにしちゃ、我慢が足りないぜ!」
メール「ダーリン、格好いい!」 - ネオ・ウェルキエル撃破時。痛みに耐え抜く意志あってこその「傷だらけの獅子」である。
- 「欲望なんてのは誰かに決められるもんじゃねえ。自分の中から湧きあがるもんだぜ」
(そうだろう、エルーナルーナ?) - ネオ・アスモデル撃破時。人形に植え付けられた欲望の力など、あの根っからの戦闘狂には及ぶものではなかった。
- 「ゆっくり眠んな、お人形。見るのは悪夢かも知れねえけどな」
- ネオ・バキエル撃破時。与えられた機能のみの人形が夢を見るかははなはだ疑問だが。
- 「あの娘にして、この親あり……相変わらずだぜ、親方よお……」
- EDにて。世界が変わっても戦いが終わっても、どこまでもビーター親子に振り回されるザ・ヒートであった。
単独作品
DD
- 「あっちの眼鏡のメカ…初めて見るな」
- 2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」第1話より、アイアイを目撃して。Zシリーズにおいてはメガノイドは一切登場しなかったため、メタ的な視点も入っている台詞。
- 「言っただろ、メール? 俺は何もする気はねえ…ってよ」
「俺はお前を守る…。それが俺の譲れないものだ」 - 同イベント第3話より。コマンダー・ベンメルから、禁句「ザ・クラッシャー」で呼ばれたにも関わらず、人質にとられていたメールのために無抵抗を貫き通した際の台詞。
- 「忘れた!」
「ここ数日のことはさっぱり思い出せねえ!」
「そういうわけなんで、どこのどなたさん達か知らねえが、次に会った時は初対面だ!」 - 同話より。騒動を解決した後、今はZEUTHと共に行動できないと勧誘を断った3人がそれぞれの事情を抱えていたため、それを考慮して今回の出来事を心のうちにしまい込むために、スパナが自分の頭に直撃して全てを忘れたという体にした。今回集った面々は破嵐万丈、デューク・フリード、キラ・ヤマト…いずれもそれぞれ重い事情を抱えていたため、気遣いを見せた形となっている。
迷台詞
その性格と人間関係ゆえか、迷台詞にも事欠かない。人柄と併せてクロウと通ずるものがある。
Zシリーズ
- 「何がシベ鉄のお墨付きだ! スペルが『SIBERIA』になってるだろうが!」
「シベリアは『CIVERIA』だ! ガソリンで顔を洗って、出直して来い!」 - 第1話「さすらいの修理屋」より。この後、メールからシベリアのスペルは『SIBERIA』が正しい事を指摘されてしまい、開始早々に学の無さを披露してしまう事に…。なお、EDでも勘違いしていた模様。
- 「仕方ねえだろ! 俺はミイヤ・ラウジンのファンなんだから!」
- 第2話「旅立ちの日」より。ガロードにブロマイドを買った事を言われて言い返した台詞だが、なんの言い訳にもならない。
- 「うひょお! 見ろよ、ガロード! ミイヤだ! 歌姫ミイヤだぜ!」
- 同じく第2話。ミイヤの立体映像の前で騒いでいる時の台詞。立体映像だと分かっていても、ものすごく浮かれている彼はアホに見えるが、シベ鉄の目を誤魔化す為の芝居という意味もあった。
- メール「ええええええええええっ!!」
ランド「オーバー過ぎる!」 - 第3話「掟破りの助っ人達」オーバースキルを見て驚いたメールに言ったダジャレ。確かにメールの反応は大袈裟だったが。
- 「…あんた、戦闘機のナビゲーターか?」
「すまない。ちょっと…いや、かなり似ていたんでな」 - 第13話「立ち上がれ、宇宙の戦士!」にて、野口に対して。ランドの記憶の中の人物の誰に似ていたと言うのだろう……。
- なおこの台詞は野口の容姿がキャラデザインを担当した新谷かおるの漫画作品「ファントム無頼」の登場人物栗原宏美と似ていることに掛けたものである。
- 「こ、この野郎! 解体してやるっ!!」
- 第16話ガリアルート「特異点」より。大尉に(破壊的な意味で)同じ匂いがすると言われた際の台詞。
- 「たまには思いっきり物をぶっ壊してえぇぇぇぇぇっ!!」
- 第20話「ウソのない世界」より。ゲイナーに続けとばかり叫んだ中でのランドの本音。こんなんだからザ・クラッシャーなんて不名誉なあだ名がつくのだろうに。
- 「俺……あいつにだけはザ・クラッシャーって呼ばれても腹が立たなくなって来たぜ……」
- ゲラバから「ザ・クラッシャー」呼ばわりされた際の台詞。序盤は当然の如く激昂していたが、境遇に同情したのかここに来ると全く反応しなくなっている。
- ジエー「ええい! 頭が高いぞ、修理屋!」
ジエー「こちらにおわす御方こそ、恐れ多くも天下のカイメラの統括者、エーデル・ベルナル准将であるぞい!」
「へへ~! し、知らぬ事とはいえ、とんだご無礼を!」 - 第32話「俺が俺であるために」より。エーデルとの初対面でのやり取り。無論元ネタは「水戸黄門」である。ちなみにランドは「爺さん(ジエー)の遊びに付き合ってやっただけだよ」とのこと。
- 「出来ねえ!」
- 同上。ダッガーを寄越したレーベンを非難するランドに対して、シュランに「では聞くが、あなたはモビルスーツの操縦が出来るか?」と聞かれた時、それはそれは熱い笑顔で返した。なお「ザブングル」の世界出身なので、設定上ウォーカーマシンの操縦は当然できる。
- 「どうして、そこでシャイアやアデット先生やタルホやヒルダやサラやトニヤが来ねえんだよ!」
- 同上。シナリオエンドデモにて、ゲイン、ガロード、大尉から揃って「ダーリン」と言われた時のグチ。つぐみからは「偏った人選!」、ギジェットからは「どうして、あたしやシルヴィアが入ってないのよ!」と歪んだツッコミも入る。
- 「同情するぜ。俺もお前さんも、もうちょっと本業の方で評価されたいもんだ」
- 「ストレンジ・コンタクト」にて、オルソンからの依頼で桂とのネゴシエイションを行った結果、チラム側に発覚して戦闘に陥ったロジャーに対して。しかし、相手の問題でビッグオーを使うことが多いロジャーはともかく、ランドの方は本人の素行の問題なのだが……。
- 「お前が氷の悪魔なら! 俺は炎の天使だ!!」
- 対オーバーデビル戦の際に発生する特殊戦闘台詞。メールの言うとおり天使は無理がある。
- …と思いきや、偶然か因果か、後々、傷だらけの獅子のリアクターに与えられる洗礼名が「ウェルキエル・ザ・ヒート」という「炎の天使」である事が判明した。
- 「今は、そんな事を言ってる場合じゃねえんだよ!」
「謎の敵の出現で世界は大ピンチ。俺達は奴らと戦う為に集まった…それを忘れんな」 - ZEUTH再結成の目的をゲッコーステイトの面々へと熱血気味に語る。言ってる事は至極マトモだが実はコレ、「メールの髪の毛が伸びたら結婚する」という周囲からの話題を逸らす為に勢いで誤魔化したもの。
- 「覚悟しろよ、てめえ! 俺をザ・クラッシャーと呼んだお前にザ・ヒートの生き様を見せてやる!」
- 『再世篇』第26話「冥府への転落」にて、ウェインに対する激昂。……なのだが、この直前のウェインの台詞はガンレオンを指しての「コイツはどう見ても破壊用のマシンだろ!」というもので、ザ・クラッシャーとは呼んでいない。
- 「はぐれちまった!」
- 『連獄篇』第3話「駆け抜ける獅子」にてセツコからガンレオンとメールを尋ねられて。とりあえず、ヒートスマイルで言う事ではない。
- 「どうせ地球人をいたぶる研究だろ? だったら、派手にぶっ壊してやるさ!」
- 『連獄篇』第5話「スフィアを追う者」にてアドヴェントから襲撃した基地の概要を聞いて、爽やかな笑顔で応える。当然セツコとクロウからは心中でツッコまれる事に。
- 「たしかに…」
- 『天獄篇』にて、メール曰くエルーナルーナを「外見はダーリンの好みどストライク」と指摘して直後に鼻の下を伸ばす。
- とはいえ、敵同士のため直ぐに精悍な顔へと戻るのだが。
単独作品
- ベンメル「お、お前は…やっぱり…ザ・クラッシャーだ…」
ランド「この野郎! また言いやがったな! もう一発、ぶん殴ってやる!」
メール「無理だよ、ダーリン! もう聞こえてないって!」 - 『DD』2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」第3話より。メガボーグ・ベンメル撃破後の台詞。1行目を最期に爆発四散した相手にこれであり、再び禁句を放ったベンメルを死んでも恨み続けている。
搭乗機体
余談
- 最初に公開された時はプレイヤー達の評判は「見た目からして濃そう」「暑苦しそう」といった評価で当初は芳しいものではなかったが、実際に蓋を開けてみると想像以上に突き抜けた熱さを持ち、強くて良い奴…更に好感が持てる彼の人間性に加え、今までにないその暑苦しさとギャグあり涙あり熱い血潮ありの痛快なストーリーを展開。更に鬱展開まっしぐらとなるフラグに対してもクラッシャー振りを発揮して、次々とフラグを崩壊させるなどの活躍により、現在では非常にファンが多い。ゲームの発売前後でファンの評価が逆転したという意味では、歴代主人公の中でも異質な存在である。
- また、性格設定他の様々な諸要因から女性主人公のセツコとは何かと対照的な面が多く、良い意味でよく比較されることが多い。
- 現在登場しているバンプレストオリジナルの主人公の中では2番目の年長者(1番は29歳のゼンガー・ゾンボルト)で、民間人の主人公では最年長となる。また、搭乗機についても乗り換えは元より形態変化すら(イベント以外では)発生しないという珍しいパイロットだった(この手のパイロットとしては『L』の南雲一鷹や『OE』の草薙征士郎、『X』のイオリ・アイオライトとアマリ・アクアマリンがいる)が、『第3次Z』でガンレオンがマグナモードで固定された上に、『連獄篇』でランボルトに搭乗している。
脚注
- ↑ とはいえ、シエロが見つかり、メールの身体が治ったら修理屋を廃業し、昔のような荒くれ者に戻ろうと決めていた。