EVA初号機

2021年4月14日 (水) 23:01時点におけるエンドラン (トーク | 投稿記録)による版 (→‎必殺技)

EVA初号機は「エヴァンゲリオンシリーズ」の主役メカ

EVA初号機
外国語表記 EVA-01
登場作品

エヴァンゲリオンシリーズ

デザイン 山下いくと
初登場SRW
旧世紀版
スーパーロボット大戦F
新劇場版
スーパーロボット大戦L
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン
生産形態 実験機
型式番号 EVA-01
全長 40~200m
重量 700~96000t
動力 電力供給(アンビリカルケーブル) → S2機関
装甲 12000枚の特殊装甲
開発 NERV
所属 NERV
パイロット 碇シンジ
テンプレートを表示

概要

旧世紀版

汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンの戦闘用テストタイプモデル。機体色はパープル、認識コードはEVA-01。

碇シンジの専用機であるが、一時期までは綾波レイもシンクロ可能であった。他のEVAと異なり第2使徒リリスをコピーし開発されている。コアにはシンジの母の碇ユイの魂が取り込まれている。起動確率は0.000000001%と極めて低く(赤木リツコいわく「オーナイン(0が9個)システムとはよく言った物ね」とのこと)過去一度も起動に成功していなかったが、シンジの初搭乗時、ぶっつけ本番にもかかわらす高いシンクロ率を保って起動した。

作中では、ネルフ本部に配備された3機のEVAの中で最も高い戦果を挙げている。第参使徒第四使徒・第拾弐使徒・第拾参使徒第拾四使徒・第拾七使徒の計6体の使徒を単機撃破、第伍使徒・第七使徒・第九使徒・第拾使徒を共同で撃破しており、その戦闘能力は特筆モノである。しかし単機で撃破した使徒のうち、暴走によって撃破したのが3体、ダミープラグを使用して撃破したのが1体と、パイロットの制御を離れた計算外の行動も多く、ネルフ関係者をたびたび戦慄させた。

劇場版では、EVA量産機に引き裂かれたEVA弐号機を見たシンジの絶望と呼応し、サードインパクトを引き起こすトリガーとなった。一連の流れとしては、ロンギヌスの槍をコアに吸収、生命の樹に変貌、締めにA.T.フィールド制御機能でアンチA.T.フィールドを放った。漫画版では、二号機への救援が間に合い量産機との戦闘をしている。ただし結末は生命の樹になる所までは同様(ただ、劇場版では弐号機の惨状を目撃したシンジの絶望がトリガーだったが、こちらではアスカを守って奮闘していくうちに、シンクロ率が急上昇していったことがトリガーとなっている〈マヤが、「それ以上上がったら元に戻れなくなる」と言っている〉)。だが、「戻る」事を決意したシンジによってリリスから抜け出し自らの体内からロンギヌスの槍を形成、リリスを砕きそのまま宇宙空間で活動停止した。

暴走した状態は「EVA初号機 (暴走)」を参照。

新劇場版

正式名称「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試験初号機」。TV版に比べカラーリングが多少変更されている。頭部や腹部の一部装甲が蛍光の緑色に変更されている点が分かり易いだろう。

『序』にてポジトロン・スナイパー・ライフルを装備したG型装備が登場。『破』ではシンジの意思の元で能力を解放された「擬似シン化第1覚醒形態」を披露している。『Q』では飛行戦艦「AAA ヴンダー」の主機(メインエンジン)として組み込まれている。

暴走した状態は「EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)」を参照。

強化装備形態

EVA初号機 (F型装備)
武装と装甲を強化し、A.T.フィールド推進装置を備えた追加装備を纏った形態。

登場作品と操縦者

エヴァンゲリオンも併読されたし。

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F
初登場作品。初登場時に発進ムービーがある。主人公機という事もあり、強化パーツスロット2、宇宙適応A(シンジがBのため意味はないが)等性能面では他のEVAより優遇されている。低威力ながらP属性で射程1-3のパレットガンは扱い易いため強化すると雑魚戦で役立つ。地上では必須となるミノフスキークラフトとは別にもう1つパーツを付けられるのも嬉しい所。EVA全機に言える事だが、ほとんどの攻撃を防げるA.T.フィールドや主力武器のプログレッシブナイフが強力な為MSHM等には滅法強い反面、肝心の使徒と戦う際は全体的な攻撃力不足とフィールドが無効化される仕様のせいでかなり不利。EVAだけを使徒にぶつけるのは避けた方が無難。またEVAの中でも特に修理費が40000と高く、全体的に獲得資金額が控えめな今作においては1マップ分の収入以上の出費にもなり得る。まさに今後のロンド・ベルが傾きかねないので慎重を期したい。特に技量値の高い敵パイロットを相手取る時や、宇宙:Bが防御力に大きく響く最終話では要注意。
スーパーロボット大戦F完結編
MAP兵器「EVA専用改造陽電子砲」を装備するシナリオがあるが対ラミエル戦イベント中のみ。残念ながら追加武装は無し。敵味方両方の火力インフレの影響で、プログナイフの攻撃力やA.T.フィールドの防御力が次第に頼り無くなる。シンジが宇宙:Bでありながら終盤は全て宇宙MAPとなるので、最早防御しなければフィールドはあってないようなもの。シンジの誇るEVAパイロット中最高のシンクロ率補正や集中を活かし、運動性改造すると下手なリアル系を軽く上回る命中・回避にはなるが、高Lvの切り払い持ちが多いボス戦ではプログナイフが思う様に通らず依然遠距離武器が弱いという攻撃面の扱い辛さには目を瞑るしかない。妹機共々、地上編終了以降は息切れの感が否めないのが正直な所。
隠し要素で、地上編を選んだ場合S2機関をイベントで搭載可能。撃破扱いの為修理費40000を請求されるが、2回行動(シンジはLv56で習得可)を利した高速移動が当たり前となる今作ではアンビリカルケーブルの制約が非常に重たい為、活躍させたいのならばほぼ必須。また、『F』と合わせて一定の回数以上暴走させているとバッドエンドルートに進む可能性がある。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
プログナイフだけではなく他の武器も強力になっており射撃戦もこなせる。
今回も隠し要素S2機関はイベントで搭載可能だが、搭載しない場合はハロミノフスキークラフト取得、さらに資金まで増えるため修理費以外のメリットも大きい。
装甲を改造すればA.T.フィールドで殆どの攻撃を無効化できる。後半にはプラモデル版限定武器のカウンターソードとマゴロク・エクスターミネート・ソードが装備されるので火力負けもせず、きちんと育てれば充分主力で使っていける。
シンジをエースとして使う場合はぜひS2機関を搭載したいところだが、条件を満たすには初号機をゼルエルに撃墜させる必要があり出費が痛いので搭載する予定なら直前のインターミッションで資金を使い切ってしまおう(このシナリオの直前で初号機の強化パーツが外されるので、テム=レイの回路は残念ながら無効)。
なお、本作ではフラグ次第で単機で宇宙からネルフ本部に駆けつける場面があるため、EVAには大気圏突入機能があるらしい。シールドで突入したそこらのガンダムよろしくATフィールド全開で突入した可能性もあるが…。しかもネルフ本部に向かって直接突入している(初号機については何も言われていないが、一緒に来た真ゲッター1マジンカイザーライディーン龍虎王ヒュッケバインMk-IIIが「大気圏外から飛来する物体」として扱われている)。オマケにミノフスキークラフトを装備させているプレイヤーが多いとはいえ、そうでなければ地表に激突していたと思われるが無傷。しかもS2機関を取得していないと内部バッテリーだけでコンペイ島からネルフ本部まで持たせた事になる場合もある。一緒に来てくれた面々がいたとはいえ、シンジも相当の無茶をしている。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
追加ルートではもう一機存在し、シンジとゲンドウの父と子の戦いが初号機同士の対決で繰り広げられる。OPムービーでは翼を広げた初号機が確認できるがユニットとして登場はしない。また、初めて合体攻撃「ユニゾン攻撃」が実装された。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
全体攻撃合体攻撃「EVA一斉射撃」が追加。A.T.フィールド広域バリアとされた事で小隊員としてかなり優秀。シンジが加速と覚醒を習得するのも理想的である。しかし初号機は優秀な全体攻撃とシンジの小隊長能力A.T.フィールドの効果が1.2倍」がある為、隊長と隊員のどちらで起用するかは好み次第。また、条件を満たす事でF型装備換装可能になる。F装備になると合体攻撃が使えなくなるが、単体性能はかなり強化されるため鬼のような強さを発揮する。『DC版α』と同じく2体の初号機対決もある。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
新劇場版の設定での参戦。基本的には『L』と同様の運用でよいが、陽電子砲が消費EN100と異常な悪燃費の全体攻撃になってしまった。本来は日本の電力全てを使って撃つ兵器なのだから正しいと言えば正しいのだが…アンビリカルケーブルのEN回復50があるとはいえ、主力にするならEセーブは必須となる。長射程非P武器なので、ヒット&アウェイもあると使いやすくなる。
一方、『L』での弱点だった宇宙の地形適応がAになっているため運用自体は使い勝手は良くなった…が、アンビリカルケーブルの設定の変更とATフィールドに重めの消費ENが付加されたこと、陽電子砲のかなり重い消費ENが加わった結果、今度はENを考えながら戦わないといけなくなった。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
使用できるのはプロローグ第2話と第2話・第3話のみで、第3話クリア時に擬似シン化第一覚醒形態となり永久離脱。改造段階はEVA第13号機に継承される。
なお、作中での出番はこれだけにもかかわらずオープニングムービーやパッケージイラストでは13号機ではなく初号機が選ばれている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
新劇場版』設定で初登場。機体名称もひたすら長ければ、武装名称もひたすら長い。
TV版の初号機が格闘タイプだったのに対し、新劇場版設定になったからか本作では長距離射撃に特化された性能で、追加武装はガトリング砲・陽電子砲と全て遠距離射撃武器。陽電子砲の威力に加え、シンジが魂を習得するので単体火力ではエヴァ3機中トップ。
PUは同じような射撃特化ユニットであるハインド・カインドアパレシオントールギスIII等の、射程の合致する狙撃系ユニット等と組むと長所を上手く活かせる。特にこの中のアパレシオンとのPUは「ヤシマ作戦」ならぬ「矢島作戦」の異名を持つ(もちろん単なるネタにとどまらず普通に実用的である)。この他、綾波ではない方のレイの駆るガンダムとのタッグもなかなか強力である。互いの地形適応不足を補い、さらにレジェンドの強力なマップ兵器「ドラグーン」を地上でも使えるようになるのは大きい。
弱点は宇宙の適応がBであること。基本的にエヴァと同行する分岐を選んだ場合地上マップばかりになるのだが、分岐中ではないシナリオでも宇宙マップはあり、特に終盤は4マップ連続で宇宙マップが続くところがある。宇宙適応AまたはSのボーナスがあるユニットとPUを組ませたい(その意味でもレイのガンダムとのタッグはお互いの苦手な地形を補い合えるため便利)。なお今作のエヴァ系機体はMサイズである点には注意。
撃破演出が他のユニットと異なり爆発ではなく、シンジの顔グラが真っ黒になった後台詞が「…………」に差し代わり、画面が一瞬ぶれた後目が光る、というもの。この後「暴走」が発動する流れになる。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
3機のEVAの中ではバランス型で、格闘・射撃どちらもこなせる。物語中ではソーディアンに操られて暴走してしまい、零号機弐号機と共に自軍に襲いかかる。
なおOPムービーではポジトロンライフルを撃っているが、本作では零号機の専用装備のため本編中では使用不可。
全てのEVAに言える事なのだが、パレットライフルが即着弾タイプである為ビームライフルと違い射撃モーションに入ると避けられることはまずない。なので足止め行動などと非常に相性がよく、耐えてよし援護してよし殴ってよし撃ってよしの万能ユニットとなっている。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
『新劇場版』設定。
終盤に差し掛かる頃に特殊能力「擬似シン化」が追加され、シンクロ率90%+気力170以上で「擬似シン化第1覚醒形態」に任意で変化できるようになるが、気力限界突破L3(L2+ピンクハロでも可)が必須になる他、気力とシンクロ率の2つが求められるので積極的に戦闘に参加させる必要があり、条件が微妙に厳しい。カスタムボーナスが「シンクロ率の上昇率2倍」に変更されており、シンジのエースボーナスも『第3次Z』より強化されているので、どちらも取得すればシンクロ率の方は容易に満たせるようになる。更に気迫を習得するため、気力の方もある程度はコントロールが可能。
また、シンジを積極的に使っていた場合、シン化解禁とほぼ同時に隠し機体として13号機が参入する場合があり、そちらは攻撃力こそやや劣るものの二人乗りかつ安定して強い武器ラインナップといった点から使いやすく、対する本機は爆発力は凄まじいがそれを発揮するのに手が掛かるため、扱いやすさで大きな差が付いてしまっている。
ちなみに陽電子砲の消費ENが微妙に下げられて90になっており、量子フライホイールを付ければ毎ターンENが50+10%回復するため狙われなければ1ターンにつき1回撃つ位のENが保てる。

単独作品

スーパーロボット大戦MX
シナリオ展開上出番はかなり多く、イベントによる強化も多い。弐号機との合体攻撃「ユニゾンキック」がストーリー中盤で、マゴロク・E・ソードがその少し後に追加される。更に後半には強制的にS2機関が搭載されるイベントが起き、同時に運動性基本値+10、EN基本値+20される。大半の攻撃をA.T.フィールドで無効化できるが、使徒EVA量産機が持つA.T.フィールド中和武器には注意。
なお、OPムービーではファルゲンの攻撃をA.T.フィールドで受け止めているのだが、なんとそれを空中で行うという離れ業(エヴァは基本的に飛行不可)を披露しており、「今回の初号機は飛べるのか!?」と驚いたユーザーも多かった(ゲーム中ではいつも通り飛べない)。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
『新劇場版』設定。前述の「擬似シン化第1覚醒形態」が初登場している(ゲーム内では「エヴァンゲリオン初号機(覚醒)」表記)。
スーパーロボット大戦X-Ω
『新劇場版』設定。通常版のほか、旧エヴァに登場したマゴロク・E・ソードを装備しているバージョンも別機体として登場(表記は「エヴァ初号機(マゴロク・E・ソード)」)。
スーパーロボット大戦DD
『新劇場版』設定。序章ワールド2より加入。機動タイプはバランス型。SRWでは初めてA.T.フィールドを防御技能として所持していない。
バランス型ゆえ突出した性能がなく射程も多くが2と短く移動力も3となかなか辛い部分が目立つ。しかしSSR武器のプログレッシブナイフ連続攻撃のメインアビリティ「シンクロ率上昇」の効果で攻撃力と必殺技威力がどんどん上がっていき、必殺技使用可能回数も多いためボスと連戦が続くステージなどで息切れしにくいという特徴を持ち、持久戦に強いと言える。一方でもう一つのSSR武器のガトリング砲は気力上限が増加し射程も4あるが、使用可能回数が少ない。

装備・機能

ゲーム内では、旧世紀版として登場する場合は設定上存在した格闘兵装が、新劇場版として登場する場合は劇中で使用した射撃兵装がそれぞれ主力となる。

武装・必殺武器

格闘 / パンチ
殴る。
DC版『α』では「ユニゾン攻撃」の攻撃力に適用される。
X-Ω』では「パンチ」名義で、アタッカータイプの通常攻撃に採用。

本体装備

プログレッシブ・ナイフ
旧型であり、シースナイフに似た形状を持つ片刃のナイフ。正式名称「エヴァンゲリオン専用近接戦闘用プログレッシブナイフPK-01」。略称は「プログナイフ」。右肩部ウェポンラックに収納。通常のナイフが高い硬度と鋭利さで対象物を切り裂くのとは異なり、高振動粒子で形成された刃により接触する物質の分子結合を弱めて分離・切断する。なお、シンジは同級生達に「超音波を発する武器」と説明している。
新劇場版では中折れ式のナイフになり、番号も「PKN-01C」に変更されている。
切り払いにも使う。初参戦時から本機の主要武器として実装されている。『SC』では通常版の他、第4使徒シャムシェル戦でトドメを刺したモーションが必殺技として採用されているが、射程が短く使い辛い。
『DD』では斬撃属性のR必殺技として使用される。メインアビリティは「アタッカーI」で、気力120以上の時、攻撃力が増加する。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップI」。
ニードル発射機構
左肩のウェポンラックに装備。原作では初号機は使用していない。
α』で実装された。

選択装備

EVA専用拳銃
第12使徒レリエル戦で使用したが相手が幻影だった為通用せず。
攻撃力は厳しいが、移動後有射程武器なので活躍の機会はある。初登場作品である『F』ではなぜか「パレットガン」名義だが、これは本来パレットライフルの別名。
パレットライフル
劣化ウラン弾を8の字形のターレットで加速、電磁レールで射出するアサルトライフル。正式名称「エヴァンゲリオン専用大口径209mm小銃AUAssaltRifleType-MM-99」。別名は「パレット・ガン」。原作で通用した敵は第9使徒マトリエルのみ。
原作では一度だけの使い切りだが、もちろんスパロボではそんな事は無く、ベーシックな武器として機能する。『MX』では支援攻撃ダブルアタックに対応。
『X-Ω』ではシュータータイプ、『DD』では実弾属性の通常攻撃として採用。
ポジトロン・ライフル
携帯式の陽電子砲。正式名称は「EVA専用陽電子砲円環加速式試作20型」。陽電子を磁力により加速・収束させる事で極大なエネルギーを生成し、対象に射出する武器である。右肩部ウェポンラックを取り外して装着する。
第3次α』では全体攻撃。原作では弐号機のみが使用。
ポジトロン・スナイパー・ライフル
第5使徒ラミエル戦に使用するため、戦略自衛隊の試作自走陽電子砲をネルフで改良したもの。劇中では「ラミエルの加粒子砲の射程外からA.T.フィールドを貫通できるだけの威力」を出すために必要な電力として1億8千万キロワットという数値が出ており、これを供給するために日本全国が停電したが、現実でも真夏の一番電力を消費する日の、日本全国での電力消費量がちょうど1億8千万キロワットくらいであり、実際に日本全国を停電させないといけない規模である。
スパロボではマップ兵器として使用可能な場合が多い。『MX』ではシールド貫通属性がある。『α』ではSRX計画の試作兵器で「ハイパー・トロニウム・バスターキャノン」の前身にあたり、トロニウム・エンジンに加えて光子力エネルギーとゲッター線もヤシマ作戦に使用された。
陽電子砲
TV版のポジトロン・スナイパー・ライフルの新劇場版における呼称。正式名称「戦略自衛隊技術研究本部大出力型第2次試作自走460mm陽電子砲」。ポジトロンとは陽電子のことなので、普通の直訳でもある。
L』では第6の使徒とのイベントバトルの後に追加武装として使用可能になる。気力を要し、装弾数は少なめだが、射程・威力共に折り紙つきの強力な武器。この武器もA.T.フィールド無効化を備えているのだが、この後に登場する第7の使徒戦には初号機は参加できず、第8の使徒はイベントで倒されるため、それを発揮する機会が事実上ない。
相手の中心位置に照準を合わせて撃つものなのだが、相手機体の形状によっては下半身に当たっているように見える事も多々ある。なんと発売前PVでは、肝心の第6の使徒相手の発射でズレており、下の方に当たっていて明らかにコアを破壊できていないようにしか見えない、と言う問題があったが、流石にイベントバトルでこれはまずいだろうと言う事で、製品版では修正され、この時だけの特別演出で陽電子ビームが第6の使徒の中心部を貫く位置を飛ぶようになった。
ガトリング砲
正式名称「EM-226エヴァンゲリオン専用携帯型回転式多砲身440mm機関砲」。『新劇場版・序』で第5の使徒戦において使用。
原作では乱射した挙句着弾点のガンスモークで使徒を見失った上に肝心のダメージはほとんど与えられないという有様だったが、『L』では第5の使徒戦ではイベントで再現されて使うといった事は特に無く(トドメイベントでプログナイフを使うのみ)、それが過ぎるといつの間にか武装に追加されている。
性能面では使うのに若干の気力が必要なものの、普通に長射程でコストパフォーマンスの良い武器となっており、陽電子砲より気軽に撃てるメインウェポンとして役立つ。なお、第5の使徒戦であったガンスモークの演出はトドメ演出に取り入れられているが、トドメなのでもちろん敵を見失うような事は無く、相手を撃破した爆煙の中から顔を覗かせる初号機……という格好良いガンスモークとなっている。何か間違っているような気もするが…。
『DD』では実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「集中着弾」で、必殺技威力と気力上限が増加し、戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を割合減少させる。さらに実弾属性のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「ダメージアップIII(実弾)」。
カウンター・ソード
『α』のみ登場。設定のみの武装だがプラモデル等には付属することが多い。マゴロックスとセットの脇差のような刀で、刀身の付け根に銃口がついている。
マゴロク・エクスターミネート・ソード
設定のみの本編未使用武装。日本刀型で、略称は「マゴロックス」「マゴロク・E・ソード」。名前の由来は実際に存在する日本刀(または刀匠)「関孫六」、または「孫六兼元」である。
また、初号機専用というわけではない為、零号機や弐号機でも使用可能で『ANIMA』では実際に零号機、弐号機にも装備されている。
旧世紀版の場合、初号機単体での必殺武器的な扱いとなっている。『MX』では背景に満月を背負って居合いを行い、『第3次α』ではカットインまで付けて敵を叩き斬る。合体攻撃が無いPS版『α』などでは対ボス戦で重宝する。プログナイフと異なり、『MX』や『第3次α』で特殊戦闘台詞が発生しない不具合(?)あり。
『X-Ω』では新劇場版だが、アタッカータイプとディフェンダータイプで装備しているバージョンがある。通常攻撃に使用する。

必殺技

武装一斉攻撃
『第3次Z時獄篇』で追加された必殺技。パレットライフル斉射→接近してプログナイフで斬りつけから突き刺し→最後にガトリング砲斉射という流れの連続攻撃。
『DD』では実弾属性のSSR必殺技に採用。演出がガトリング砲斉射→パレットライフル斉射→接近してプログナイフで斬りつけから突き刺しという流れになった。使用時は第3新東京市ステージが切り替わり、武装が射出される演出がある。メインアビリティは「インダクションモード(初号機)」で、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値が増加する。また、バランスタイプの被ダメージを軽減する。初号機装備時は気力上限が増加し(効果は重複可能)、戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を減少させる。サブアビリティは「バリア貫通III」。
A.T.フィールド全開
X-Ω』でのアタッカータイプ必殺スキル。A.T.フィールドを展開して範囲攻撃を行う。
ガトリング砲(連射)
『X-Ω』のシュータータイプの必殺スキル。
マゴロク・E・ソード(なぎ払い)
『X-Ω』のマゴロク装備型の必殺スキル。広範囲をなぎ払う。
パレットライフル連射
『DD』では実弾属性のSR必殺技に採用。メインアビリティは「ガードブレイクII」で、気力120以上の時、戦闘時のみ敵ユニットの防御力を減少させる。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。
プログレッシブナイフ連続攻撃
『DD』では斬撃属性のSSR必殺技に採用。メインアビリティは「シンクロ率上昇」で、攻撃力が増加し、さらに気力120以上の時、必殺技威力が増加する。サブアビリティは「HPアップIII」。

合体攻撃

ユニゾンキック(MX) / ユニゾン攻撃(α for DC、第3次α)
アンビリカルケーブルを切断し(スパロボでは演出)、惣流・アスカ・ラングレーEVA弐号機と62秒以内に次々と動作をシンクロさせ攻撃を繰り出す。止めは飛び上がり、二機同時に急降下からの飛び蹴りを放つ。使用時はBGMが『Both of you, Dance Like You Want to Win!』になる。ちなみにスパロボでは原則として1ターン1分という扱いだが、この合体攻撃は演出の関係で62秒とカウントされている(ただし、1秒=0.2換算)。イスラフェル以外にも使える。
EVA一斉射撃(第3次α) / EVA一斉攻撃(L)
第3次α:全体攻撃綾波レイEVA零号機惣流・アスカ・ラングレーEVA弐号機と共に敵全体へありったけの銃火器を撃ちまくる。原作にはない攻撃。ただしセリフは原作第拾壱話「静止した闇の中で」にて第9使徒マトリエルと相対した際のものがベースとなっている。
L:アンビリカルケーブルを切り離しポジションを確保した後、ガトリング砲とパレットライフルを3機で撃ち込んだのち、零号機が素手で、弐号機がサンダースピアで動きを止め、最後に初号機がナイフを突き刺してとどめ。フィニッシュデモでエネルギー切れの演出が入る。もちろんこれらは演出なので使用後にケーブル切断状態になる訳でもガス欠になる訳でも無いが、合体攻撃を使った事によるEN消費そのものはある(しかもかなり大きい)ので、1ターンに連発できるのは外部からの補給が無い限り2発が限度。

特殊能力

作品内での詳しい設定・能力は各個別記事を参照。

剣装備
切り払いを発動する。
A.T.フィールド
『第3次α』ではシンジの小隊長能力により効果がアップする。
アンビリカルケーブル
S2機関搭載後は、この能力はなくなり移動制限を受けなくなる。
S2機関
原作にて捕食によってS2機関を取り入れたのだが、条件次第では取り込まないまま運用することも可能。『第3次α』では最初から搭載済みで、『MX』ではイベントで強制的に取り込むことになる。アンビリカルケーブルの制約を受けず自由に移動できるようになる。ただしEN回復量はシリーズによって異なるため、EN回復量の少ないシリーズでは逆にEN切れを起こすという事態もあり得る。
暴走
初号機専用能力。撃墜されると発動。ユニットがEVA初号機 (暴走)に変化する。
なお、この手の「発動系能力」は、ムービーが入るようになった第3次α以後は英語表記で名前が挿入され、これの場合は「THE BEAST」だが、時獄篇のみなぜか「暴走」と表示される。
換装
第3次α』のみ。EVA初号機 (F型装備)に換装する。
疑似シン化
V』のみ。気力170以上、シンクロ率90%以上でEVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)に変形可能になる。一度変形するとそのマップでは元に戻ることが出来ない。

移動タイプ

サイズ

L
M
L』。

カスタムボーナス

特殊能力「A.T.フィールド」の効果+400
第3次Z』。
シンクロ率の上昇率2倍。
V』。

機体ボーナス

L
  • 無改造:運動性+5 照準値+5 地形適応:陸A
  • ハーフ改造:運動性+15 照準値+15 地形適応:陸A 射程+1
  • フル改造:運動性+25 照準値+25 地形適応:陸S 射程+2

機体BGM

「残酷な天使のテーゼ」
F』のデモと『α』のイベントではこの曲が流れるが、実際に戦闘BGMになった事はない。
「DECISIVE BATTLE」
『F』、『α』、『MX
「Bataille Decisive」(バタイユ・デシスィヴ)
同曲が新劇場版向けにアレンジされたもの。前奏が長くなっているなど、異なる部分がある。『L』、『第3次Z時獄篇』、『V』で採用。
「THE BEAST II」
暴走時のBGM。『α』、『MX』、『第3次α』で採用。
「Sin Of Genesis」
同曲が新劇場版向けにアレンジされたもの。こちらも同じようにTV版とは異なる部分がある。『第3次Z天獄篇』、『V』で採用。
「A STEP FORWARD INTO TERROR」
『α』(武装追加後)、『第3次α』で採用。
「NERV」
『MX』(パイロット指定時)で採用。
「Both of you, Dance Like You Want to Win!」
『MX』、『第3次α』のユニゾンキック使用時。
「魂のルフラン」
『α』、『MX』のイベントで採用。
「Komm, susser Tod ~甘き死よ、来たれ~」
『第3次α』のイベントで採用。

対決・名場面

旧世紀版

第5使徒ラミエル
初戦は出撃直後の初号機の胸部にラミエルの荷粒子砲が直撃し中破、一旦退避する。2戦目は初号機と零号機によるヤシマ作戦により、荷粒子砲は防御担当の零号機により防がれ、初号機のポジトロン・スナイパー・ライフルの狙撃によりラミエルは撃破される。
第7使徒イスラフェル
初戦では分離したイスラフェルにより初号機及び弐号機は敗れる。2戦目ではシンジとアスカの特訓によるユニゾン攻撃にて、分離したイスラフェルのコアを同時に破壊することに成功し、殲滅する。
第9使徒マトリエル
初のEVA3機による作戦。マトリエルの溶解液を弐号機が盾になり、その隙に零号機が落ちたパレットライフルを回収し、初号機がそれを使用しマトリエルを撃破する。
対第10使徒サハクィエル
大気圏外より自身を質量爆弾として落下、攻撃するサハクィエルに対し、EVA3機はATフィールドによりサハクィエルを受け止めコアをプログレッシブナイフにより破壊し、殲滅に成功。なお、赤木リツコ博士による計算では当作戦の勝算は0.00001%という奇跡に近いレベル。
第13使徒バルディエル
EVA3号機に侵食したバルディエルは、あっさりと零号機、弐号機を撃破し、初号機と対峙する。しかし、同い年の子供が乗っている3号機をシンジは攻撃出来なかった為、ゲンドウにより、強制的に初号機のコントロールをダミープラグにシフトされる。そして初号機の圧倒的な力によってバルディエルを殲滅、3号機も大破する。
第14使徒ゼルエル
ゼルエルは初号機の片腕を光線で吹き飛ばすが、それに構わずゼルエルを抑え込み圧倒するものの、内部電源が切れ活動を停止する。しかし、初号機が覚醒しゼルエルの腕を引きちぎり、自らの失われた片腕を再生させた。その後、初号機によりゼルエルは捕食され殲滅される。
第17使徒タブリス
初号機はタブリスによって操られた弐号機を取っ組み合いの末、プログナイフを弐号機の頭部に突き刺し撃破する。その後、タブリスを握り潰し殲滅する。
EVA量産機
劇場版では二号機の救援に間に合わずに戦闘をしなかったが、漫画版では間に合い戦闘を行っている。シンジの奮闘により何機かは撃破したものの、再生され、結末は同じとなる。

スパロボシリーズの名場面

Air
α』第64話より。コンペイ島にてネルフ本部との通信が断絶された事を知ったシンジは甲児達の後押しにより、一つの決意を固める。一方、ネルフ本部ではEVA弐号機とアスカがゼーレが差し向けたティターンズとEVA量産型を相手に死闘を繰り広げていたが、再起動した量産型によって絶体絶命の危機に陥ってしまう。今まさにトドメを刺されそうになったその瞬間、宇宙そらから見慣れたあの機体が現れる。十字の光と共に現れたのはSDF艦隊と共にゼントラーディとの決戦に向かったはずのEVA初号機とシンジ。「もう逃げない」という覚悟と「仲間を助ける」という決意と共にシンジは自らの意志でネルフ本部へと戻ってきたのであった…。
歪んだ「進化」を止めるモノ達
『α』第64話より。弐号機とアスカを救出したEVA初号機とシンジ。それはゼーレの目論み通りであり、初号機を依り代にサードインパクト…人類補完計画を行おうとしたが何者かの介入によってそれは失敗した。初号機に続いてそこに現れたのは生命の進化を促す力の化身光と闇の力とヒトの心を持った魔神宇宙怪獣と戦うために造られた神の戦士古の文明が人間へ託した機動兵器、そしてそれらを指揮した「地球と人類を守る」部隊だった。そう、ヒト以外の存在へと変貌する人工的で歪んだ進化であり、根源的な絶望からの逃避である「人類補完計画」を止めるために彼らは駆けつけたのであった。
始まりと終わりの場所で
第3次α』第52話より。初号機をヨリシロに発動された補完計画は、αナンバーズの奮戦とシンジの覚醒によって頓挫した。元の姿を取り戻す世界の中、初号機を駆るシンジはセントラルドグマへ突入する。そこに待っていたのは父ゲンドウと量産機、そしてユイの魂を持たない抜け殻の初号機。アポカリュプシスを回避することは不可能だというゲンドウをシンジは真っ向から否定し、「αナンバーズのEVA初号機パイロット」として、全てに決着をつけるべく挑む。

関連機体

スーパーエヴァンゲリオン
ANIMA』に登場。大破した初号機がS2機関に最適化して自己修復した姿。
EVA弐号機EVA零号機
僚機。
第14使徒ゼルエル
初号機のS2機関は元々この使徒のもの。
EVA第13号機
『Q』に登場。シルエットやカラーリングは初号機に似ているが弐号機のように4つの目を持ち、胸部を展開することで4本腕の姿にもなる。複座型のEVAでありシンジとカヲルが搭乗。

余談

  • バンダイのプラモデルのブランドの一つ「パーフェクトグレード(以下、PG)」の記念すべき第1弾の商品が、「PG EVA-01 エヴァンゲリオン初号機」(1/400スケール。1997年12月発売)である。
    • なお、PGの第2弾が「PG 1/60 RX-78-2 ガンダム」(1998年11月発売)で、以降のPGシリーズは「ガンダムシリーズに登場するモビルスーツの1/60スケールのプラモデル」がメインになっている。
    • 2017年現在、PGシリーズにおけるガンダムシリーズ以外の作品からのラインアップは、「PG EVA-01 エヴァンゲリオン初号機」と「PG 1/72 ミレニアムファルコン」のみ。
  • 『新幹線変形ロボ シンカリオン』とのコラボで「シンカリオン 500 TYPE EVA」が登場。実際に初号機をモチーフとしてデザインされ、2018年5月まで運用されていた車両が直接の元ネタ。設定上はA.T.フィールドを用いる使徒型バチガミへの対抗策としてNERVと共同開発したものとなっている。

商品情報

プラモデル

  • LMHG(バンダイ)

  • その他

フィギュア

  • リボルテック(海洋堂)

  • バンダイ

  • その他