コン・バトラーVは『超電磁ロボ コン・バトラーV』の登場メカであり、同作の主役メカ。
コン・バトラーV | |
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外国語表記 | Com Battler V |
登場作品 | 超電磁ロボ コン・バトラーV |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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全長 | 57 m |
重量 | 550 t |
動力 | 原子力エンジン |
エネルギー | 超電磁エネルギー |
最高飛行速度 | M11 |
装甲材質 | サーメット |
開発者 | 南原猛 |
乗員人数 | 5名 |
主なパイロット |
概要
普段はバトルマシンと呼ばれる5台の戦闘メカに分離している。合体には、各バトルマシンのパイロットの脳波が全て同調している必要がある。脳波の測定は小型ロボットのロペットによって行われ、その許可が下り次第、合体可能になる。
原作本編では格納庫に合体済みの状態で初登場し、バトルチームに選抜された5人の若者達との邂逅を果たしている。初戦闘時は脳波がシンクロ出来なかったが、危機に陥って全員の脳波がシンクロしたとき、初めて「コンバイン」と称される合体に成功した。
メインパイロットはバトルジェットのパイロットでもある葵豹馬(ただし、緊急時には他のバトルマシンからも操縦することが可能)。
新しい武器を搭載したり、既存の武器を異なる方法で使用するなどさまざまな工夫を凝らした結果、物語が進むにつれて多数の武器や技を持つスーパーロボットになった。放送当時発売された玩具「超合金」では「重戦車形態」という姿にも変形できたが、これは後に新必殺技「グランダッシャー」としてアニメにも登場した。
制作スタッフ及びファンからは「コンV」の略称で呼ばれる事が多いが、劇中では「バトラー」、更に略して「V(ブイ)」と呼称される事もあった。
構成機体
登場作品と操縦者
『第3次』で初参戦し、以降多くの作品に登場している。ただし、バトルマシンの合体や分離まで再現する作品は少なく、大抵は1ユニットとしてのみ登場する。他の合体ロボ作品にもいえるが、1ユニットに5人のパイロットが搭乗しているため、精神コマンドが5人分使用できるという大きな利点がある。 分離可能な作品ではバトルマリンが修理装置を持っているため、分離→修理→合体→コン・バトラーで戦闘ということが可能。
性能的には5人乗りを生かした豊富な精神コマンドと高い攻撃力が特徴。その反面、劇中での損傷描写が多かったためかスーパー系にしてはゲッター同様装甲が薄い攻撃偏重の機体になっていることが多い。
また、参戦作品のパッケージの集合絵に登場する確率が妙に高い。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。「『第2次』の時はホワイトベース隊とは別の所で戦っていた」という設定。初登場マップではデモが用意されている。
- 以降の作品とは違ってコンバトラーは豹馬の一人乗りであり、分離機能なんてないし他パイロットなんて誰もいない[1]。
- マジンガーZ・ゲッター1に続く待望のスーパーロボットであり、何らかの手段でENを回復しない限り一度しか使えないものの、超電磁スピンの高い攻撃力にはお世話になる。ビッグブラスト・ディバイダーも高火力・高命中・気力制限なしと優秀で、弾数の関係で反撃には選ばれないため惜しまず使ってよい。中盤に追加されるツインランサーは、攻撃力1120・命中補正145と極めて高性能であり、超電磁ヨーヨーの上位互換として使っていける。ーーーとまぁいろいろ書いたが、最も多用する武器は命中補正155のロックファイターだったりする。
- コンバトラーの問題点は、超電磁スピンが一度しか使えない…のではなく、サブパイロットが誰もいない…のではなく、消費EN15の超電磁スパークを反撃で使われていざという時に超電磁スピンが使えない現象が多発する事である。ツインランサーと同時に追加されるVレーザーによってこの問題点が更に加速するため、あまり前線には出さずに付かず離れずの位置をキープしたい。また、宇宙適応が合計11・豹馬の攻撃力が低め・2回行動が遅いという欠点も相まって、宇宙が舞台の終盤はじわじわと厳しくなってくる。対ボス戦での継戦能力がゲッタードラゴンやダイターン3に劣るという点もネック。
- CB版では合体後も全員の精神コマンドが使えるよう変更された他、合体デモが『F』同様の原作ムービーになった。分離→修理→再合体のコンボも可能になったが、屋内MAPでは分離不能な点は要注意。なお、ディスク2ではCGモデルでの合体が収録されている。
- 第4次スーパーロボット大戦
- ゲーム開始当初はロンド・ベル縮小の煽りでティターンズに所属させられ、冷や飯食いの立場にある。今回から5人分の精神コマンドが使えるようになった。自由に分離・合体も可能になっている(ただし本作では合体で行動終了になってしまうため効率は良くない。一定数以上味方出撃ユニットがいると分離できないことも)。また超電磁スピンの戦闘の際に超電磁タツマキを放つようになり、スピンの際にはカットインが入るようになった。後半にはグランダッシャーも追加された。合体デモもリニューアルされている。
- 容量の問題でダンクーガとの2択イベントがあるが、強化パーツなしで飛行可能なことと豊富な武装と攻撃力、精神コマンドの多い分コン・バトラーを選ぶ人が多いと思われる。しかもよりによってグランダッシャーの追加はその選択の直前である。弾数や燃費の問題で下位武装が使い辛いという欠点もツインランサーの追加で解消される。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 今回は容量問題が解決したので2択イベントが消滅した。
- スーパーロボット大戦F
- 豹馬以外にも音声が付いたため、戦闘中に掛け合いが見られる。スポット参戦時は豹馬が負傷したために分離状態での戦いを余儀なくされる。以後はしばらく別行動となり、本格参入は後半に入ってから。合体デモは原作のムービーが流れる。
- 今作では超電磁スピンの攻撃力が自軍最高値なので、ゼイドラムやウィル・ウィプスといった撃破困難な大ボスの攻略には欠かせない存在。しかし、唯一の気合担当である大作のSPが低く、上手くお膳立てしなければそのパワーを発揮できない。激励要員を一早く揃えておけばぐっと使い易くなるだろう。
- ただしコンバトラー自体は『第4次』からかなり弱体化されている。追加武装の攻撃力が全て既存武器と同等ないしそれ以下にされており、ランサーもディバイダーもレーザーも殆ど使い道がない。特に『第4次』で一撃必殺の威力を誇ったグランダッシャーは、今作ではゴーフラッシャーと同レベルにまで下げられている。その分消費ENと気力制限が低くされているが、追加される頃には殆どボスキラーの仕事しか無くなっているので、やはり使い道がない。しかもリアル系だと何故か追加時期が『F完結編』終盤と異常に遅くされており、この頃には追加武装どころかコンバトラー自体の利用価値が危うくなっている。
- スーパーロボット大戦F完結編
- キャンベル星人は前回倒してしまっているため、いるだけ参戦になってしまっている。しかも終盤は会話にすら絡まない。
- 中盤の分岐ではスーパー系で唯一宇宙ルートになるので、実質ドレイク軍との決戦シナリオ「異質なるモノへの挽歌」が最後の地上戦となる。地上戦の多い『F』では最強クラスのアタッカーだったが、豹馬が宇宙適応B・中盤以降はほぼ宇宙戦しかない・物語が進むにつれ敵味方共にどんどんインフレしていく等の理由により、ボスキラーどころか前線に辿り着く事すら難しくなってくる。ダンクーガやゴーショーグン等と違い、いくら資金を費やしても有用な必殺武器の追加も無く、今作不遇なスーパー系でも特に立場が危うい。使うのであれば、挑発・補給・かく乱等の支援系精神コマンドに加え、バトルマリンの修理装置も有効に活用していきたい。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回初めてボルテスVとの競演を果たす。合体デモはCGになった。超電磁ヨーヨーがP属性の有射程兵器となり、この作品以後本機の主武装となる。序盤のボス退治には何かとお世話になるユニット。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 『α外伝』で構想中だった「超電磁スピンVの字斬り」が今回初めて実装された。武器性能が『α外伝』に近い調整を受けたためさらに扱いやすいユニットになった。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 南原博士の死亡以外は大きいイベントはないが、初登場シナリオの第3話で撃墜数を稼ぎやすく、精神も序盤から優秀な上、グランダッシャー、超電磁スピンのクリティカル率が高いため、序盤から中心ユニットとして活躍できる。
- また、援護システムや分離合体を生かす運用も可能で、全体的に低くなったSPも全員にかかる期待で補えるなど、システムと性能が様々な面でマッチしている。
- その他バトルマシンとの改造連動、武器改造の一括化も利点ではあるが、武器改造費用が最高ランクであり、改造しても攻撃力の伸びしろが低いという欠点がある。むしろ武器改造せずとも十分強いため、武器改造は好みによる。
- 合体デモは前回あったため今回は省略。ボルテスVとの合体攻撃「超電磁スピンVの字斬り」を考えるイベントはあったが実装されない。
- ルート選択によってはギルギルガンをボルテスVと2体で相手をしなくてはならないステージを通ることになるので、戦力として使っていない人は注意したい。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 今回は原作の敵キャラがいないためいるだけ参戦の感が強い。使い勝手もボルテスと比べると全体攻撃のグランダッシャーの消費が大きいのが痛い。
- 一方、精神コマンドの面ではボルテスチームより優れており、小隊員としては有用。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- ボルテスVとダイモスの3体で合体攻撃が実装された。後半のボアザン星シナリオではボルテスVとダイモスを相手にするイベントがある。また、オプションの『ガイダンスシナリオ』にも、アラドが操作するユニットの一体として登場する。今作はALL武器であるビッグブラストディバイダーの弾数が5とかなりの大盤振る舞いで増やされ、グランダッシャーと使い分けることで大群戦の継戦力が前作より上昇した。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 今回は分離しない。敵はオレアナ、ガルーダ。最後まで自軍に参戦するスーパー系。他のスーパー系同様に空:Bなため戦闘は地上に降ろさないと真価を発揮できない。攻撃力3500の超電磁スピンは撤退するボスを落とすのに欠かせない。また普段は印象の薄いビッグブラストも攻撃力3000と中々。弾数は相変わらず1発限りなので流石に改造は推奨しないが面倒なザコには構わず撃ち込むのもあり。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 第1部のデータを引き継がずにはじめると後半参戦する(引き継いだ場合は敵のジャネラ達のみ登場)。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 第1部を引き継ぐと地上組に、引き継がないと宇宙組にいる状態でスタートする。ジャネラ達との決着がつく。全員が必中を覚えないパターンだと後半役立たずと化す。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 『COMPACT2』のデータ引継ぎ時と同じ流れとなり、第2部には登場しない。
- 超電磁スパークは命中率が高く射程もそこそこあるので、反撃時についつい使ってしまいがちだが、消費ENがかなり大きいので注意。肝心の必殺技が撃てなくなってしまうことも多々。地形適応の仕様上、地上に降りての対空戦ではスピンやダッシャーよりも超電磁スパークが高威力になる。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- キャンベル星人と戦うのは登場話のみ。中盤までは使えるが、アクロバンチが登場するとお株を奪われてしまう。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- DC版『α』で採用されたボルテスVとの合体攻撃が導入された。仕様の関係からコン・バトラーから発動した方が攻撃力が高い。
- また、ダイモス、ボルテスVとの3択武器追加イベントが存在するが、元々最強武器が備わっており合体攻撃もある本機は優先順位が低いだろう。ただし、この分岐で加入するケロットはサポート面で優秀なため、そちら目当てというのも手。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 合体攻撃の仕様変更で両者の攻撃力の差はなくなっている。
- スーパーロボット大戦R
- 後半の敵が登場。最大改造段階が7に抑えられている。キャンベル星人の策略で破壊寸前になったり、ラージ・モントーヤに解体されそうになるなどストーリーでも目立っている。中盤から、偽物が雑魚扱いで多数登場する。
- スーパーロボット大戦J
- キャンベル星人は登場しないのでボルテスのおまけ的な立場であるが、序盤から登場し、対ボス戦では頼れる存在。中盤以降はマジンカイザーとゼオライマーの存在に霞むが、ボルテスとの合体攻撃が相当強力なので、最後まで充分な一線級の戦力。豹馬が負傷するため、中盤の数シナリオで出撃できない。
- なお、ストーリー序盤にニュートロンジャマーが使用されているが、原子力エンジンに問題が発生した様子は見られない。スタッフが設定を知らなかったのか、核融合炉だったのかは不明。
- スーパーロボット大戦L
- キャンベル星人は登場せず、立場的にはゴーダンナー系同様対擬態獣用のロボット。今回はボルテスとは別世界という設定のため、合体攻撃は中盤終わり頃に使えるようになる。この他、新技として「超電磁ウズマキ」が初めて実装された。
- 更に性能面では装甲が強化された上、全パラメータ5段階改造で軽減バリアも追加されるために非常に硬くなった。間違いなく序盤の主力。ただし、改造によりバリアが必ず実装されてしまう性質上、集中砲火を受けるとENがみるみる減っていくため、ガス欠には注意が必要である。
- ちなみに、本作の参戦作品中最も古い作品でありながら、パッケージ中央に描かれている。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 格闘武器のヨーヨーが強力。特にその場で2つのヨーヨーを暫くループさせる攻撃は多段ヒットする為凄まじい削り方をする。しかしこのゲームは味方にも攻撃が当たるため、リアル系のユニットを誤って近づけるととても悲惨な事になってしまうので注意。
- 射撃は微妙。最高威力の必殺技を持つため、強敵との戦いではぜひ出撃させたい。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 前作と同じく超電磁ヨーヨーの威力が高い。スーパー系全般にいえることだが、燃費が悪いのでENの改造は急務。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 後半の敵ジャネラ達が初登場。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 実装時期はそれぞれ異なるが、アタッカー(大器SSR)、ディフェンダー(UC・SSR)、シューター(UC・大器SSR)、ブラスター(SR)、ファイター(Ωスキル搭載大器型SSR)が登場。
- 2020年5月にはΩファイターがXΩスキル対応となり(パートナーはボルテスV)、XΩユニットが実装された。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド1より参戦。高いHPと攻撃力がウリでアタッカーも壁役もこなせる。パイロット養成で精神コマンド本1冊で必中を即覚えることもできるのでここぞという時に非常に便利。ボルテスVとの違いとして、機体改造ボーナスが向こうが防御力強化に対してこちらはHP強化になっている。
- 特筆すべきはSSR武器のワンダーレストで、命中すると敵の気力をなんと25も下げることが出来る。精神コマンドの脱力より下がる数値が大きい上になんと3回も使うことができる(精神コマンドの脱力は2回が限度)。気力が全ステータスに直結しているので、1回当てるたびに全能力6%低下という破格の性能を誇る。もう一方のSSR超電磁スピンも大火力でかつブレイク時にダメージが更に増加するという特性がある。今作は援護に回ってもよし、ボスキラーになってもよしの万能ユニットとなっている。
関連作品
- シャッフルファイト
- 反乱軍「レッドコメット」の一員として第4章スタート時に自軍へ参入する。ダイス3個分の戦闘力を有する上に素早さも標準値以上だが、何より自軍では稀少な3桁HPの持ち主である点が強みなので、終盤まで主力として運用出来る。
- リアルロボットレジメント
- 使用可能ロボットの一体として登場。そしてゲームを始めると最初に選択できるロボットの1機。
- ツインランサーが素早く2回振るため総ダメージが高く、更に敵を多数巻き込みやすい優秀な性能。超電磁ヨーヨーも射程が長く、この二つだけで十二分に戦っていける。
- 必殺技の超電磁スピンはダメージがとても高いので、攻略難易度が高いデビルガンダムといったボス戦には必ず連れて行きたい。
装備・機能
コン・バトラーVは40種類以上の武器を搭載しているとされるが、実際に作品中で使用できるのは多くても15種類程度である。多くの武器が削られているユニットの代表格と言える。
武装・必殺武器
- 格闘
- パンチやキックなどの格闘攻撃。
- 基本的にSRWで再現される事はほとんどないが、「SCシリーズ」での近接戦闘で採用。また、『IMPACT』のCGムービーではビッグガルーダと素手での取っ組み合いを行っている。
- カッターキック
- 足首部分から回転ノコギリが出現、キックと同時に切り付ける。
- SRWでは『DD』で初使用。ツインランサーの演出に組み込まれている。
武装
- バトルリターン
- 肩と腰に装備された円盤状のユニット。
- 初期の作品では投げつけて攻撃する有射程P属性武器(下記のヨーヨーは射程1だった)。
- 超電磁ヨーヨー
- コン・バトラーVの代名詞。どれい獣の溶解液対策として用いられた攻防一体の武器。バトルリターンを超電磁力でヨーヨーの様に操り、敵にぶつけて攻撃する。使用時には円盤周囲に丸ノコのような刃が出現する。
- 作品によりEN武器だったりノーコスト武器だったりとばらつきがあるが、P属性・有射程・良燃費と使用頻度の高い武器。
- 『DD』では通常攻撃に使用。
- 超電磁ヨーヨー・ダブルカッター
- 2つのヨーヨーを合体させた巨大ヨーヨー。
- 『X-Ω』で必殺スキルに採用。『第2次α』や『第3次α』では超電磁ヨーヨー名義だがこちらのバージョンで使用している。
- バトルチェーンソー
- 背中のキャタピラを敵に向ってぶつけ、キャタピラからは鋭いブレードが出てきて相手を切り刻む。
- 「旧シリーズ」では装備されていたが、「携帯機シリーズ」以降削られた武器。『DD』ではツインランサーの演出で久々に使用。
- Vレーザー
- 額のVの字から発射するレーザー。
- 旧シリーズでは基本的に追加武装の一つ。『第2次α』『第3次α』では小隊攻撃用の武器。
- 『DD』ではR必殺技に採用。メインアビリティは「ガードI」で、戦闘時に50%の確率で被ダメージを軽減する。サブアビリティは「必殺技威力アップI(ビーム)」。
- ビッグブラスト
- 下腹部から発射する巨大なミサイル。サイズ的にどこに格納しているのかは謎な、ある意味トンデモミサイル。原作では敵に組み敷かれた状態から脱出するのにも使われている。
- なお、この武装射出口周辺は磁力エネルギーを吸収して、そのエネルギーでビッグブラストの威力を跳ね上げるというシステムが搭載されており、原作第20話にて敵の磁力ミサイルを全て吸収し黄金に輝くビッグブラストを発射した。
- ちなみに、SRWの印象から単なるミサイルだと思われがちだが、原作のアニメではロケットパンチのように敵を貫通している場合が多い。
- 『DD』ではSR必殺技に採用。メインアビリティは「ガッツII」で、HPが25%減少する毎に、攻撃力が増加する。サブアビリティは「ダメージアップII(実弾)」。
- ビッグブラスト・ディバイダー
- クラスター型多弾頭ミサイルに改良されたビッグブラスト。
- αシリーズでは全体攻撃。
- 超電磁スパーク
- 頭部の角から放出される電磁スパーク。
- ゲーム中では割と登場率が高く、比較的攻撃力が高い反面燃費がいまいち。『第3次α』では運動性低下の特殊効果を持つ。
- ツインランサー
- 原作途中で追加された武装。両肩に装備されている一対の短槍で、両手に持って剣のように使用したり、投げ槍のように使うことが多い。
- 超電磁ヨーヨーより射程が短く、気力制限があることが多いものの、クリティカルや命中が高いために、超電磁ヨーヨーと並んでよく使用される便利武器。
- SRWでは切り払い時にも使用している。『J』ではコンボ版もある。
- 『DD』ではSSR必殺技に採用。バトルチェーンソー→ツインランサー→カッターキック→ツインランサーのコンボ攻撃。メインアビリティは「原子力エンジン(V)」で、攻撃&防御タイプの移動力と防御力が増加する。また、戦闘回数に応じて攻撃力が増加していく。サブアビリティは「ダメージアップIII(斬撃)」。
- 超電磁タツマキ
- 両腕から超電磁エネルギーの渦を放って敵を拘束する技。超電磁スピンへの繋ぎとして使われることが多い。
- 超電磁ギムレット
- 超電磁スピンで使用する、両手を合わせたときに出るカッター。ギムレットとは「錐」のことであり、槍の穂先の様な尖った形状をしている。
- グランライトウェーブ
- 胸から放射する光線。グランダッシャーで使用する「グランライトウェーブレール」という光のレールになる。
- 超電磁バリアー
- 超電磁エネルギーを利用したバリア。
- SRWでは『F』のオレアナ戦のイベントで使用した他、カスタムボーナスのビームコートや豹馬の小隊長能力のビームダメージ軽減等で再現されている。
ワンダーレスト
手に装備する7つの武器。「七色の武器」とも。
- ロックファイター
- 指先から発射する小型ミサイル。
- マグネクロー
- 腕部に内蔵されたアタッチメントの一つ。チェーン付きの巨大なクローを射出して、相手を握り潰す。
- 作品によってはミサイル状の武器として描写されたこともあり、『DD』のワンダーレストの連携ではこちらのミサイルタイプを使用している。
- 超電磁クレーン
- マグネクローのバリエーションで、チェーンがコードに変化する。
- グラブワイヤー
- ワイヤー付きのトゲ分銅を発射する。超電磁クレーンと名前を間違えられてしまった事も。SRW未登場。
- アトミックバーナー
- 手首を変形させ、火炎放射器にする。片腕だけのタイプと両腕を連結させて使用するタイプがある。
- バトルガレッガー
- 対象物を捕獲する巨大な枷。「ガレッガー」とも呼称。
- 『DD』の連携攻撃では最後にこれで敵を拘束して投げ飛ばす。
- スプリングクラッシャー
- 手首からばねの伸縮を用いた杭を打ち込む。
必殺技
- 超電磁スピン
- 超電磁タツマキで相手を拘束した後、超電磁ギムレットを出して高速回転、機体全体が一種の巨大ドリルとなって相手中央をブチ抜く。原作で多数のどれい獣・マグマ獣を撃破した、まさに文字通りの「電磁の必殺の技」。
- SRWでもその破壊力を存分に発揮してくれる。作品によっては、この技でトドメを刺すと、特別な演出で相手が爆発する。
- 『DD』ではSSR必殺技に採用。メインアビリティは「超電磁エネルギー(V)」で、攻撃力と防御力が増加する。さらにブレイク状態の敵ユニットとの戦闘時、与ダメージが増加する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
- 超電磁ウズマキ
- 超電磁スピンの亜種で、超電磁タツマキではなくスピンの余波で敵の周囲を攪拌・捕捉した後にスピンで突撃する技。
- 『L』で初登場した追加技。原作では第3話で一度使用しただけだが、昔から何故かネットでは追加を望む声がしばしばあった。原作未見者の中ではカッターキックより有名だったかもしれない。
- グランダッシャー
- 原作途中で追加された技。玩具の戦車形態がアニメ本編に登場した技でもある。グランライトウェーブを放射した後に戦車形態に変形し、グランライトウェーブレールに沿って加速して相手に体当たりをぶちかます。
- 採用初期の作品では、この技が超電磁スピン以上の威力を持つ最強武器になっていた。『α外伝』以降は威力は下がったが射程や燃費、気力制限などでスピンよりも扱い易い技になっている。長射程非P属性か短~中射程P属性かは作品毎にまちまち。射程があり、またEN武器であるため、反撃の必殺武器として非常に優秀。『α for DC』では前段階としてグランライトウェーブの代わりに超電磁タツマキを放射し、タツマキの中をあたかもトンネル内を潜るかのように突撃していく演出が施されている。小隊制作品では敵全機を突破する全体攻撃。
- 余談だがこの戦車形態、昨今の可変ロボットと異なりコンバトラーの顔を晒したまま変形する。コンバトラーにはバトルジェット時のフェイスカバーがあるにも拘らずである(確かに顔が露出していたからといって特に不都合は無いのだが……)。他にも拳を出したまま肘関節を後ろ向きに曲げる独自の特徴もある。
- ワンダーレスト
- 『DD』にてワンダーレストひとまとめで超電子スピンと並ぶSSR必殺技として実装された。ロックファイター→アトミックバーナー→マグネクロー→超電磁クレーン→バトルガレッガーと連続で使用するコンボ攻撃。メインアビリティは「脳波同調」で、攻撃力が増加する。さらに必殺技命中時、敵ユニットの気力を減少させる。サブアビリティは「ダメージアップIII(特殊)」。
合体攻撃
- 超電磁スマッシュ
- ボルテスVとの合体攻撃。超電磁ヨーヨーと超電磁ゴマで攻撃する。『α(DC版)』等に登場。
- 超電磁スピンVの字斬り
- ボルテスVとの合体攻撃。超電磁タツマキと超電磁ボールで敵を拘束し、超電磁スピンと天空剣Vの字斬りで攻撃する。攻撃の順番は、作品により多少のばらつきがある。気力条件やEN消費が非常に厳しいものの、攻撃力は折り紙つきである。
- 携帯機作品では超電磁ボールが無い事もあるので、「超電磁タツマキで先行したボルテスを打ち上げつつ敵を拘束、そこからスピンとVの字斬りに繋ぐ」という流れ。
- 『L』ではトドメ演出として両チーム10人分のカットインが入る。
- グランダッシャー天空剣
- ボルテスVとの合体攻撃。グランダッシャーに変形したコン・バトラーの上にボルテスが乗って天空剣で斬りにかかる。超電磁スピンVの字斬りよりも攻撃力は低いが、燃費は良く最大射程も3で使いやすい。『J』に登場。
- 超電磁烈風正拳突き
- ボルテスVとダイモスとの合体攻撃。『第3次α』で登場。
- グランライトウェーブを発射した後、ボルテスが超電磁ボールを叩き込み、レール上を疾走するトランザーがダイモスに変形して正拳突きでトドメ。
- 余談だが、これ以前に『A』のアンソロジーコミックでこれと似たような合体攻撃が使用された。
- 超電磁コンビネーションアタック
- コン・バトラーVとの合体攻撃。『X-Ω』で登場。
- 天空剣とツインランサーで斬り込み、チェーンナックルと超電磁ヨーヨーで追撃。超電磁ボールと超電磁タツマキで動きを止め、トドメにVの字斬りと超電磁スピンを叩き込む。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- L
カスタムボーナス
- 特殊能力「ビームコート」装備
- 『A PORTABLE』にて。他のカスタムボーナスに比べ劣っている感が拭えない。
機体ボーナス
- 初期:HP+1000
5段階:HP+1500 バリア1000
10段階:HP+2000 バリア1500 - 『L』。
機体BGM
- 「コン・バトラーVのテーマ」
- 『超電磁ロボ コン・バトラーV』のOPテーマ。歌詞にコン・バトラーVの武装や必殺技が含まれている事で大変有名。
関連機体
他作品の関連機体
余談
- コン・バトラーVの「身長57m 体重550t」は、エンディングテーマ「行け!コン・バトラーV」で歌われているので、非常に有名。
- バンプレストオリジナルの「ヴァルシオン」は、開発者兼パイロットのビアン・ゾルダークが大のロボットアニメオタクである影響か、旧シリーズでは全長と重量がコン・バトラーVと全く同じであった。
- 『ガン×ソード』の「エルドラV」はコンバトラーのオマージュ的ロボット。
- 『GEAR戦士電童』に登場する「フルアーマー電童」が装備する「超電童ヨーヨー」は本機の超電磁ヨーヨーのパロディ。
- 東映と大手アメリカンコミックの出版社マーベルの「数年間お互いのキャラを使っていい」という契約により、「SHOGUN WARRIORS」シリーズに登場。但し、世界観とパイロットは異なる。
- 『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の主役メカ・ルパンカイザー及びパトカイザーには、ヨーヨー・タツマキ・スピンと、コン・バトラーの代表的な装備や必殺技が一通り揃っている。ちなみにボディの大半を構成するメカ・グッドストライカーのCVは三ツ矢雄二氏である。
- 装甲材質として設定されている「サーメット」は現実世界に存在する物質。これはロボットアニメの中でもかなり珍しい。現実のサーメットは一般にセラミックと金属を複合させた材質を指す。
- 玩具再現が可能な合体ロボの先駆けでもある。
- 元々バンダイグループは、ロボットやヒーローなどの「人型の玩具」を『超合金』ブランドで、自動車やバイクなど「人型以外の玩具」を『ポピニカ』ブランドで展開していた。しかし本作品ではバトルマシンを『ポピニカ』ブランドでバラ売りし、同時に5台セットを『超合金』ブランドで発売した。両ブランドの接点となったターニングポイント的商品である。また合体セット(ギフトセット)という概念が生まれた商品でもある。
- 5体合体のロボとしては、スーパー戦隊シリーズでは1987年放送の『光戦隊マスクマン』のグレートファイブが初となる。
- 漫画作品『超電磁大戦ビクトリーファイブ』ではバトルアーマーと追加合体し「コン・バトラーV6(ブイシックス)」となる。
- 『α』の前日談「THE STORY 竜が滅ぶ日」で1コマのみ建造中の姿が見られるが、恐竜帝国の侵攻には間に合わなかった。
脚注
- ↑ 設定上は乗っているが、彼らの精神コマンドはイベントでの分離時にしか使わせてもらえない。