マーベル・フローズン | |
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外国語表記 | Marvel Frozen |
登場作品 | 聖戦士ダンバイン |
声優 | 土井美加 |
デザイン | 湖川友謙 |
種族 | 地球人(アメリカ人) |
性別 | 女 |
年齢 | 18歳 |
出身 |
アメリカ
|
所属 | ゼラーナ |
称号 | 聖戦士 |
概要
アメリカ合衆国ダラス出身の地上人。
ショウ・ザマよりも先にバイストン・ウェルに召喚され、ゼラーナ隊に参加してオーラバトラー「ダーナ・オシー」に乗り、ドレイク軍と戦っていた。
最初はニー・ギブンに惹かれていたが、ショウと共に戦っているうちに、彼への愛が芽生える。ショウがビルバインに乗り換えた後は、彼が乗っていたダンバインを譲り受けた。
登場作品と役柄
スパロボにおいては、自軍に加わる中ではショウ、トッドに次ぐ実力を持つ聖戦士なのだが、精神コマンドや参戦タイミングの悪さのせいで、いまひとつ一軍入りが出来ない不遇なキャラクター。ただし、能力自体は中々のものを持っている為、愛があれば使える部類。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。マサキの章に登場。搭乗機はショウが既にビルバインに乗っているのでダンバインに乗る。本作ではなんとショウよりも格闘が高かった。二回行動が現実的なレベルであるが、ショウと違い気合を覚えないのが痛い。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 最初はボチューンに乗る。聖戦士になるのが少し遅い為、序盤はボチューンの性能の低さもあって苦戦を強いられる。それでもサーバインかズワウスを手に入れればビルバインか前者の二機に搭乗できる可能性が高い(さらに言えば、ガラリアが仲間になれば1機しかいないボチューンが強制廃棄なので最低でもバストールに乗れる)為、主力として活躍できる。ショウよりも二回行動可能レベルの差が開いている分、覚醒を覚えるのが強みであるが、EXと同様に気合を覚えないので、気合の使える妖精と組みたい所。
- スーパーロボット大戦F
- 声が入った。ボチューンに乗って地上に現れる。ショウに比べるとかなり弱いが、それでも貴重なオーラバトラー乗りとして活躍する。
- スーパーロボット大戦F完結編
- トッドの説得イベントに参加するが、そのときのみの顔グラフィックが用意されている。
- 隠しで迷彩ビルバインが入るとき、ウイングキャリバー形態にしておくとバグで2機のビルバインを入手できるので、ショウとダブル・ビルバインなんてこともできる。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回の戦闘時の顔グラフィックは原作のヘルメットをかぶった形となっている。能力的には低くはないが、魂が無く熱血止まりなので、火力が低く二軍行き。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第1話から仲間になる。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- バイストン・ウェルで加入。地上ルートの場合はシーン5から。精神コマンドが不安定で必修は熱血のみ。努力・献身を覚えたらしめたもの、妖精を育てるのに大変便利。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 序盤と後半使える。ビルバインが手に入ったらダンバインに乗せよう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 今回もツインオーラアタックがある。が、同じくツインオーラアタックを使えるトッドがマーベルよりも早く仲間になるので戦闘面ではトッドに対する優位性がほとんど無いが、希少な再動を比較的早く覚えるので早解きのサポートで非常に重要なキャラクター。新たに援護用の台詞が収録されている。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 熱血を覚えないので火力が低く、サポートには妖精がいるため二軍行き。エンディングでは地上に残り、ショウをダラスの実家に誘っている。
Scramble Commanderシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- プロローグで最終決戦が再現され、原作通りに死亡したと思われたが、謎の声に導かれ、『UX』の世界へ飛ばされる。能力は並だが、オーラバトラー系サブキャラクターとしては聖戦士技能(本作ではダメージ増加の効果に変更)の存在が光る。
- インスマウスでの海水浴ではスメラギの水着姿に見とれるショウに(直接描写は無いが)鉄拳制裁を食らわせるシーンも。エンディングでは元の世界には帰らず、『UX』の世界でショウと共に暮らす事に。
- スーパーロボット大戦BX
- 『F』以来、久々に音声が新規収録された。シナリオ面ではそれほど目立つ訳ではないが『ダンバイン』の原作再現がある分、出番は多め。
- 能力的にはいつも通りだが、精神コマンドが『UX』のものから一部見直され、気合が必中に置き換わったため、HPの調整さえしてやればネームドキャラクターにも当てていけるのでより努力を活かしやすくなった。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- トッドとシルキーを仲間にするためには彼女の撃墜数が鍵になるので、入手のためには嫌でも使うことになる。今回から初登場の合体攻撃ツインオーラアタックのため、ショウとペアで出撃する場合が多い。しかも、恋愛補正が入るので、攻撃力は非常に高い。ただし、集中が無いのが痛い。努力持ちなので、レベルが追いつかなくなることだけは無い。中盤の分岐ではショウと共に不器用な恋心を見せる場面も。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ダンバインに乗る。
- スーパーロボット大戦X
- 1月18日発売のファミ通にて登場確定。
関連作品
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
後述の名台詞に由来してか、「愛」を習得することがある。
- EX
- 根性、加速、信頼、熱血、愛、補給
- 第4次(S)
- 集中、必中、信頼、熱血、覚醒、友情
- F・F完結編、64
- ひらめき、努力、熱血、愛、激励、気合
- リンクバトラー
- 激励、ひらめき、気合、努力、熱血、愛
- α
- ひらめき、努力、集中、熱血、気合、愛
- IMPACT
- 努力、てかげん、ひらめき、熱血、気合、再動
- UX
- 努力、集中、ひらめき、気合、熱血
- BX
- 努力、集中、ひらめき、必中、熱血
- X-Ω
- 必中、熱血、愛
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
- ショウ・ザマ
- ダンバインの操縦者。ドレイク側だった彼をゼラーナ側に引き込んだのがマーベルである。
- 戦いをともにする内に惹かれ合ったようだが、原作ではお互いに死亡し悲恋に終わる。SRWではショウもマーベルも死なないので、殆どの作品で想いが報われる展開が用意される。
- チャム・ファウ
- ニーに仕えるミ・フェラリオ。
- ニー・ギブン
- 初めは彼に惹かれていた。
- シーラ・ラパーナ
- ナの国の女王。ショウを聖戦士と認め、ビルバインを託す。
- ナックル・ビー
- マーベルを召喚したエ・フェラリオ。その事をジャコバ・アオンに咎められたため罰を受け、マーベルはそれを気に病んでいた。その後、ショウ達がシルキー・マウを救出した礼として罰から解放された。なお、彼女がトッドを助けたことは知る由もない。本人はSRW未登場だが、『BX』ではマーベルの戦闘台詞でその名前が出ることも。
- バルベラ
- 幼馴染。ショウとの仲をひやかされてしまうも満更でもない様子で流し、彼女から地上の情報を入手する。声は主題歌を担当した歌手のMIO(現・MIQ)氏。SRW未登場。
他作品との人間関係
名台詞
- 「善悪の見境もなしにドレイクに手をかす馬鹿な男!」
- ショウと出会った時の台詞。
- 「テレパシーみたいなものがあって、会話しているように思えるのよ。あたしは『ゼン』って言う日本語ぐらいしか知らないわ」
- 第4話で、アメリカ人なのに日本語が巧いとショウに言われて。その後実際にダンバインの手の上(ダーナ・オシーが破損していたため)で座禅してみせた。
- ちなみに「ハイパージェリル」の直後である38話でも、ハイパー化現象に悩みゼラーナ甲板で座禅していた。
- 「出来るわ。これは夢ではないのよ。20世紀の現実の事なんだから」
- 第6話にて、ロムン・ギブンの死に際して「そんな夢物語みたいな事が出来るのか」と自分を責めるショウに対して。
- 「あのフェラリオは、ガロウ・ランじゃないの!?」
- 第9話にて、ジャコバ・アオンの横暴を目の当たりにして。
- 「冷静になったものね、見直したわ。リムル、リムルって言っていた頃に比べたら…」
- 「ショウも居てくれるわ。あの子、結構優しいのよ。」
- 第14話にて、先行したショウに急いで追いつきたく出撃しようとした際にニーに咎められて際に。この後焦るマーベルを心配したニーにキスされるのだが、手で軽くぬぐっていた。
- 序盤はニーに好意を抱いていたマーベルだが、ショウの度重なるアプローチに応じ彼に惹かれていった。
- ニーも「俺はリムルもマーベルも同じように大切に思っているつもりだった」と彼女の心を察しており、大人な恋愛の終わり方をしている。
- 「よく…よく帰ってきてくれて…」
- 19話でバイストン・ウェルに帰ってきたショウに対して。帰ってきてくれたのがあまりにも嬉しかったのか着艦まで我慢できず、空中でボゾンのコクピットから飛び出してダンバインに乗り移りショウを抱きしめている。
- 「ショウ!貴方本当に来てくれたのね?」
- 33話「マシン展開」にて。地上に出て即ドレイク軍との戦闘になってしまいショウの名を叫ぶのだが、その声はオーラに乗って日本にいるショウに元に届きショウがウイングキャリバーで救出に入る。
- 「メーカーに当たる方法はありますけれど、脅しを掛けるというのは面白くありませんね。」
- 「アメリカのメーカーは日本とは違うわよ?」
- 地上の動きを把握できないゴラオンの為に地上の軍事製レーダーの購入を提案する。その方法が軍事メーカーIBNに直接乗り込んでバイストン・ウェルから持ち込んだ金塊で懐柔するというもの。
- 大人で落ち着きのあるイメージのマーベルだが、よく大胆な発想で困難を打ち砕いている。
- 「死の商人とはよく言ったものね。」
- IBN社の社長に交渉を持ちかけたところ、向けられた銃に怯えるどころか嬉々として商談に応じ、挙句3倍の金塊を用意すれば更に軍事衛星の情報を盗聴出来るシステムを売ると言い出し、流石のマーベルも呆れこの台詞を放つ。しかしIBN社長は「フフ…そりゃ認識不足です。情報を手に入れる事は戦争の抑止力になるのですよ?」と自分の行いは善だと言い張り、マーベルは言葉を失ってしまう。
- 「いつまでもエレ様が悲しみに耽っていては、兵達が可哀想です。」
- 「地上に出て兵達は狼狽えているのですよ?そんな時に、恋の悲しみに耽る女王を…女王とは、そんなに楽なお仕事なのですか?」
- 「エレ様にとっては宿命です、逃れる事は出来ません。例え、エレ様が亡くなられようとも逃れられないのです。」
- 「お爺様やお父様のように、絶えず、人民に対して生きる目的を与えていかなくてはならないお立場なのです。」
- 「そんな事を言うエレ様で良いのですか?死んでいったトルストールにとって…。」
- 36話にてトルストールが死に、悲しみにくれ自室に引きこもるエレに対して容赦ない叱咤をぶつける。そして敵襲の際にキーンにエレはあのままでいいのか?と尋ねられた際「女王でない人など、放って置きましょう。」と冷たく吐き捨てる。
- もちろんエレの心情は余りあるほど察しており、それでもこのままでは負けてしまうため、心を鬼にして同じ恋をする女性として、エレに女王として立ち上がれるよう激しい言葉をかける。ダンバインへ向かうマーベルも非常に苦しい様子だった。
- 「幻覚でなく、オーラの力の成さしめた業というのなら…そうか、あれはバリアの変形した物かもしれない。ならば全ての説明が付く。」
- 「それをどうコントロールすれば…?」
- 38話でハイパー化したジェリルを思い出し、ハイパー化についてゼラーナの甲板で座禅をしながら考える。しかし自分の力不足を実感していたマーベルは、悪い癖で理屈でハイパー化を制御できないかという考えに至ってしまう。この悩みは数話先にまで尾を引く事になる。
- 「良かった…私にも、バリアが働いたんだわ…。」
- 地上人がグラン・ラガンに仕掛けた爆発寸前の小型核爆弾をダンバインで引き剥がし、遥か上空へ独りで飛翔する。核爆発は周囲にいたドラムロさえオーラバリアさえ貫き消滅させるほどの威力を見せたが、マーベルのオーラ力はダンバインを守り自分の無事を喜び涙を流しながらこの台詞を放つ。
- 「私一人の為に投降するというの!?」
- 39話でトッド率いるタンギー隊にダンバインごと捕獲されてしまい、ビショットに人質にされゴラオンとグラン・ラガンの交換にされてしまう。
- エレとシーラはその要求を飲み(救出作戦ではあるが)、聖戦士とはいえたった一人の人間の為に全軍投降などとやめるように叫ぶ。
- それを聞いたトッドは「それだけ、お前の存在は大きいって事だ。」と皮肉たっぷりにマーベルを称え、捕まってしまう自分の不甲斐なさに悔し涙を流すことに…。
- 「ショウは、あたしを愛してくれてる?」
- 最終決戦を前に閉じこもってしまったショウに対して唐突に。
- 「私が欲しいのは『LIKE ME』じゃなくて『LOVE ME』よ」
- 「マーベルは好きさ」となんとか言葉を振り絞ったショウに対しトドメの発言である。彼女がスパロボで「愛」を覚える大きな理由となるセリフと思われる。
- 『BX』では英単語部分がカタカナ表記になっているが、上記の台詞共々DVEになっている。
- 「貴方は聖戦士でしょう?まずドレイクを討ちなさい!」
「全く……人が慰めてほしいときは知らん顔していてさ……」 - 致命傷を負いながらも強がってショウを行かせた時の台詞。直後にトドメの一撃を受けて撃墜…となるのだが、想いを寄せているショウは彼女の容態には全く気付かず先に行ってしまう。
- 涅槃への旅立ちの台詞としては富野作品数あれど、ここまで寂しさ漂う発言はないだろう。
スパロボシリーズの名台詞
旧シリーズ
- 「オーラ力の発現とは逆みたいね…あんなにしょっちゅうキレてたら、簡単にハイパー化しちゃうわ」
- 『EX』第6話(総ターン数50未満)「ソラティス神殿」より。機装兵が襲い掛かったことに対して怒ったマサキ・アンドーに対して。…ところで何ゆえハイパー化の事を知ってるのだろうか。
COMPACTシリーズ
- 「ビダン君…あの人はもしかしたら憎しみのオーラに、その身を任せてしまったのかも知れないわね…」
- 『IMPACT』第1部地上激動篇第31話「グリプスの亡霊」より。ジャブロー西部戦で、ジェリドが発するカミーユへの尋常ならざる憎悪を、こう評した。
- 「管理? そもそも地上の人が、宇宙の人達を管理する権利なんてあるのかしら」
- 隠しシナリオ「逆襲のシャア」ルートプロローグより。ショウの「地上から宇宙の平和を管理するのは無理」という発言を聞き咎めての反論。