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自機の次の攻撃の最終ダメージを3倍(α外伝以降の殆どは2.5倍、無限のフロンティアやリンクバトラーでは2倍)にする精神コマンド熱血の上位コマンドと言える。漢字1文字なので略称も同じ。攻撃が外れても効果は消える為、必中あるいは集中と併用され、確実に命中する状態で使われる事が多い。援護攻撃の援護を行う側や、小隊攻撃支援攻撃へ参加している時は、かけていても発動しない。その代わり精神効果も消えない。

マジンパワーダイザーフルパワー)や野生化など、最終ダメージを底上げする特殊能力特殊技能は、熱血とも効果が重複する。だがこれらの技能や能力を持つユニットは、ゲームバランスとの兼ね合いから、ダメージアップ系精神修得が熱血までになることが多いため、「魂=最強」の図式は必ずしも成立しない。しかし、一部作品ではアタッカーラムダ・ドライバなど魂と最終ダメージアップ効果を重複可能な場合があり、この場合驚異的なダメージを叩き出す。

昔はリアル系の戦闘向けパイロットはこれがあるかどうかで価値が決まる程だったが、近年はパイロットごとに役割が差別化されており、一概にそうとも言い切れない。クリティカルと効果が重複するかどうかは、作品ごとに異なる。詳しくはクリティカルの項を参照。

登場作品

GBA版OGシリーズやCOMPACT3NEOOEには登場していない。

第4次スーパーロボット大戦S
SP消費50、最終ダメージ3倍。使用時の画面エフェクトは「青い熱血」。熱血と併用してもダメージは6倍にはならず、熱血が無駄になるだけ。また奇跡の効果の1つにもなっている。
スーパーロボット大戦α以前
SP消費60で最終ダメージ3倍が基本。リアル系のパイロットならばエマなどの脇役でも所持している事があった。この当時はダメージ計算式が緩めで、パイロット能力防御も存在しなかったので、実際のダメージは非常に高い事が多かった。
スーパーロボット大戦α外伝以後
SP消費60で最終ダメージ2.5倍が基本。本作からダメージ計算式が改められた関係で実際の数値はダメージ2倍程度に減っており大幅にパワーダウン。所持者が主人公ライバル、それに相当するキャラクターに絞られるようになったので、最大火力も減少。敵パイロットは精神コマンドを使用出来ない都合上、習得基準はα以前と同じになっており、偵察等で敵のステータスを参照すると、魂が多く見られる。
スーパーロボット大戦A / スーパーロボット大戦IMPACT
特徴として、ニュータイプは誰一人として魂を覚えない(例外は奇跡があるアムロ。APでは魂に)がオールドタイプはほとんどのキャラが覚える。
スーパーロボット大戦MX
最終ダメージを2.5倍。消費SPは50~60。本作では熱血ともどもクリティカルと効果が重複する。更にアタッカーリベンジまで上乗せ可能。主人公のヒューゴ・メディオサーベラス選択時のみ習得。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
OGシリーズでは、本作よりツイン精神専用で初登場。SP消費は両パイロット70で固定。ここぞという時しか使えないが、ツイン精神版はツインユニットの両パイロットに効果がある為、その威力は絶大。そして、その特性は『熱血を覚えないパイロット』がダメージを稼ぐという点でも重要で、ラーダなどが大いにお世話になる。また、所持する側に集中力を付ければ、両者の消費SPが56になる為、所持者には集中力は欠かせない。
スーパーロボット大戦OG外伝
OGSでもそうだが、ツインユニットの両パイロットに効果があるので、一気にダメージを与える事が出来る。しかも、レベルに関係なく使用可能なので、HPが一定値以下で撤退する敵を仕留めるのに有効。使用する武器の攻撃力にもよるが、ツインユニットを組んだ援護攻撃を付ければ、ほぼ確実に仕留める事が可能。
第2次スーパーロボット大戦OG
今作ではシングル専用に(ツインで使えるキャラがスポット参戦するが、合流不可)。習得者はカイカチーナリョウトの3名のみ。リョウトを除き統率持ちでもあるためマキシマムブレイクを発動させるときにはほぼ必ずお世話になるであろう。
スーパーロボット大戦W
バグにより、2周目以降の終盤主人公機ヴァルザカード熱血と重複させる事ができる。なお、どれだけ射撃格闘を上げても最大ダメージは65535。
スーパーロボット大戦リンクバトラー
次の「攻撃・格闘・射撃」の攻撃力を2倍。熱血・底力と効果は重複しない。
無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
次の自分の攻撃が全てダメージ2倍になるが、CRITICALは出なくなる。コンボを外して強制回避されるとその時点で効果が切れるので、繋ぎは安定性重視が無難。有栖零児が最初から習得し、消費SPは65。
無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
前作と同じ効果。前作同様、有栖零児が最初から習得しているほか、アレディ・ナアシュも習得する様になった。消費SPは100に激増。戦闘終了後にSPが回復するようになったため雑魚戦では使いやすくなったが、零児・アレディともに最大SPが少ない(装備強化なしではLv.99でも500未満)ため、ボス戦では連発できず、使いどころが重要。
スーパーロボット大戦Z
消費SPはパイロットによるが45~65位。ロジャー・スミスクライン・サンドマンなど、スーパー系の使い手も増えた。しかし、精神コマンドの枠が減ったこともあって、熱血勇気のいずれかと両立するパイロットは皆無に等しい(例外は勇気と両立するゲイナー・サンガと、愛が両立するサンドマン)。また、アスランやハリーなどの主役級に近い立場や実力を持つメインキャラクターであっても、魂を所持するキャラクターが減ってしまった。例外的に何故かキラだけは魂を所持している。そんな中で『交響詩篇エウレカセブン』のレントンは魂を持たないが、ホランドは持つという逆転現象も起きている。
第2次スーパーロボット大戦Z
精神コマンドの最大習得数が従来と同じく6つに戻されたので、魂習得者は強化された。再世篇では従来通り、リアル系主人公は大抵所持している。破界編に比べ、強力なMAP兵器持ちやAB・CB込で攻撃力が増加するリアル系主人公機が増えているので下手なスーパーロボット以上に猛威をふるう。ちなみに本作の雑魚敵である次元獣は魂を最終的に習得する。
スーパーロボット大戦K
消費SPは60。やはりリアル系主人公の所持者が多いが、変わった所ではヤッサバ・ジンも持つ。またスーパー系では草薙剣児司馬宙も持っているが、剣児のユニット鋼鉄ジーグ銅鐸パワーを持ち、合体攻撃鋼鉄神ジーグがK中最高の攻撃力を誇る為、育て上げれば10万以上のダメージを叩き出す。
スーパーロボット大戦L
仕様はKと同じ。おそらくはバグであろうが、援護攻撃の際も効果が発動ししかもその場合効果は無くならないため、ボス相手での配置が重要になった。習得者はやはりリアル系に多いが、剣児、宙に加えシンジイクサー2も習得するため、合体攻撃でかなりのダメージを叩きだせる。
スーパーロボット大戦UX
消費SP50に軽減されたが、援護には効果が乗らなくなった。早瀬浩一エイサップ・鈴木が習得しない一方、森次玲二シンジロウ・サコミズが習得する。また魂を最初に習得するキャラクターも登場する(後述)。
第3次スーパーロボット大戦Z
マキシマムブレイクとの兼ね合いのためか、最終与ダメージが2.2倍に下げられている。
また精神枠が無印Z同様に5つ、かつ『闘志』の採用によって習得者が減った。
II以降の魔装機神シリーズ
IIで魂が初登場し、以降のシリーズにも登場。6つ目の精神コマンドが選択式の自由枠であるため、全キャラが習得可能。元々攻撃力が上がり易いシステムも相まって、鍛え上げた機体ならば数万単位のダメージを平然と叩きだす。更に攻撃力アップ系のスキルを重複が可能になったIIIとFではポゼッション魔装機神の最強必殺技は10万以上のダメージを優に叩きだす。

主な使用者

主人公リアルロボット系のエース級パイロットが覚えていることが多いが、最近ではスーパーロボット系の使い手も少しずつ増えてきた。スーパー系で習得する場合は、一人乗りだったり攻撃力アップ系の特殊技能などを持っていないパイロットが多い。

版権作品

破嵐万丈
無敵鋼人ダイターン3』の主人公。高い格闘能力と必殺武器サン・アタックの威力も相まって、マジンパワー野生化の実装前はほぼ最強のスーパー系だった。現在でも魂の爆発力は健在。APではエースボーナスによってクリティカルと重複するようになるため、最強クラスの破壊力を発揮。
デューク・フリード
UFOロボ グレンダイザー』の主人公。グレンダイザーマジンパワーなどがない分を埋めるための措置的な形で覚えることがある。
カミーユ・ビダン
作品によっては覚えないこともあるが、ある意味で原作作品において「魂」の破壊力を体現した人物。
テンカワ・アキトダイゴウジ・ガイ
機動戦艦ナデシコ』の主人公と、その相棒。両者共に魂を持っている場合が多い。更にこの二人は強力な合体攻撃であるダブルゲキガンフレアを使用できるというのも大きな魅力。
相良宗介
フルメタル・パニックシリーズ』の主人公。魂の習得に加え、乗機のARX-7 アーバレストには最終ダメージを最大1.5倍にするラムダ・ドライバがあり、合体攻撃のウルズ・ストライクまで完備。J・W共にSサイズとは思えない壮絶な火力を見せる。第三次Z時獄篇に参戦した時は諸々の仕様変更によって、従来よりは弱体化したがなおも協力。
鋼鉄ジーグ
第3次αで習得。前作・第2次αでいまいちだった火力を補うように、魂を習得できるようになった。
テッカマンブレードブラスターテッカマンブレード
Dボゥイこと相羽タカヤがテックセットした姿。ただでさえ高破壊力の(ハイコートorブラスター)ボルテッカに魂がつくともう手に負えない。相羽ミユキが生き残ると、テッカマンレイピアとの合体攻撃ダブル・ボルテッカも使える。Wではボルテッカ系にサイズ差補正無視が加わり、テッカマンイーベルテッカマンアキとの合体攻撃までもが追加され、更に猛威を振るう。
ギジェ・ザラル
イデオンのサブパイロット。F完結編では必中も持っておりイデオンソードやイデオンガンに魂をかけた攻撃に耐えられるユニットはほとんど存在せず、まさに「因果地平の彼方に吹き飛ばす」を体現した機体となる。強力すぎたためか、『第3次スーパーロボット大戦α』では残念ながら持っていない。
クライン・サンドマンジーク・エリクマイヤー
ゴッドΣグラヴィオンのパイロット。消費SPは65。コストがやや割高だが、ソルグラヴィオンにも引けを取らない大ダメージを叩き出せる。しかもまでも一人で併せ持つ。第2次Zでは魂は無くなった。
ロジャー・スミス
ビッグオーのパイロット。Zシリーズでは必ず習得する。
呂布トールギス
彼の口癖「魂ィィィィィ!」にちなんでかイベントで「魂」(序盤から)、仲間になった際の精神コマンド1つ目も「魂」、挙句の果てに体力半分以下で1回だけ自動的に「魂」がかかると言う、正に「魂」尽くしの侠。
刹那・F・セイエイ
第2次Zでは、自身のエースボーナスも相まって対象機には絶大なダメージを叩き出す。武器改造による強化や、カスタムボーナスによる格闘武器の威力の底上げも期待できるので、まさに一線級の活躍が期待できる。

バンプレストオリジナル

リュウセイ・ダテ
超機大戦SRX』の主人公。SRXの最終必殺技「天上天下一撃必殺砲」ことハイパー・トロニウム・バスターキャノンに魂がついたときの攻撃力はまさに圧巻。しかし、習得する作品は少ない。αでは、相棒のライが習得する。
ブラッド・スカイウィンドカーツ・フォルネウス
スーパーロボット大戦64のスーパー系男主人公&ライバル。同作品の主人公とライバルは、味方時サブパイロットになるアイシャを除き全員が魂を覚えるのだが、この2名には作中屈指の攻撃力を誇る合体攻撃が存在するため、2回行動に魂と合体攻撃で理論上はとんでもないダメージが出る。
カイ・キタムラ
ツイン精神として所持。OGSやOG外伝におけるボスキラーの代表格。高い能力と合わせて、主に自軍の火力が整わない序盤にお世話になるだろう。第2次OGでは単独版になり終盤にならないと習得できなくなったが、アタッカーと統率を持っており、やはり単機での火力はトップクラス。
フォルカ・アルバーク
ツイン精神として所持。ヤルダバオト (神化)と合わせて、死角の無い強さを持つ。
有栖零児
NAMCO x CAPCOM』の主人公。『無限のフロンティア』では奇跡を持つ楠舞神夜、特殊技能でが発動するKOS-MOSを除けば、本作唯一の主人公側の「魂」使い(EXCEEDではアレディ・ナアシュも習得するが)。魂を使わないとダメージが意外と伸び悩む。SPが少なく、多用するには最大SPを上げる装備が必要。

同じ効果を含む要素

精神コマンド

奇跡
奇跡がいかに凶悪かが推して知れる。COMPACT3では熱血に差し換わった。
熱血
レベル制が取られているNEOOEではLv3になれば2.5倍となり、魂と同様になる。

特殊技能

ブラッドダンサー
HPが10%以下になると30%の確率で発生(EXCEEDでは50%)。KOS-MOSが習得するが、KOS-MOSは同条件で発動する特殊技能が多いので狙って発動させるのは困難。
修羅の魂
呂布トールギスの味方時固有スキル。HP50%以下で1度だけ魂がかかる。
ゼロ (コードギアス)エースボーナス
エースボーナスを取得し、気力150以上で数多くの精神コマンドの中からランダムに1つが選ばれ、その中の1つに「魂」が存在する。効果自体は強力だが、ランダム性が高いのが玉に瑕。

その他

羅刹の拳
アルクオンの支援効果。セットしたキャラに毎ターン10%の確率で発生。アルクオンの支援参入は物語後半であるが、支援効果はかなり強力である。
魂プリン
EXCEEDに登場するアイテム。使用者に魂がかかる。2周目以降、ファッティ・ヘンゼルで1個40000Gで購入可能。