∀ガンダム

2018年5月17日 (木) 17:43時点におけるPLW7709 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎単独作品)
∀ガンダム
読み ターンエーガンダム
外国語表記 ∀(Turn A) Gundam
登場作品 ∀ガンダム
デザイン シド・ミード
異名 ホワイトドール
分類 モビルスーツターンタイプ
生産形態 マウンテンサイクルより発掘
型式番号
  • System-∀99(本来)
  • WD-M01(ミリシャ内)
全高 20 m
重量 28.6 t
稼働重量 17.5 t
動力 DHGCP(縮退炉
ジェネレーター出力 推定27,000 kW(±5,000)
装甲材質 FE型(ナノスキン)
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コアファイター
分類 コクピット兼小型航空機
装甲材質 FE型(ナノスキン)
パイロット ロラン・セアック
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概要

ビシニティの石像の中で眠っていたモビルスーツ

その姿から「ホワイトドール」「ヒゲ」などとも呼ばれる。劇中この機体を「ガンダム」と呼ぶのはコレン・ナンダーギム・ギンガナムくらいで、「∀ガンダム」と本編中で呼ばれた事は一度しかない。それというのも機体の名前が判明していないからである。

機体概要

作品がガンダムシリーズの終着点として設定されていただけに、ガンダムシリーズのほぼ全ての機体を凌駕するであろう極めて高性能な機体である…と思わせる片鱗を見せる。 というのも、作中では経年劣化や情報不足などもあって全性能を発揮できていない状態なのだが、そのままの状態で最終決戦に突入して物語が終わってしまうため、誰も本来の性能がわからないためである。 その状態ですら単独大気圏離脱可能な戦艦を真っ向から押し返したり、ワープしたりと、ほとんどのMSで実行できないであろうことが行えているため、本来の性能のすさまじさは想像に難くない。

本機に代表される黒歴史級のMSは、駆動に「IFBD(アイフィールドビームドライブ)」を採用している。これは体中にIフィールド(同名の一般的なものと違って、実弾に対しても有効)を張り巡らせ、これの形を変える事で機体を動かす、操り人形のようなシステムである。このため、機体の中に駆動系を必要とせず、足は殆ど推進機で体は広い空きスペースといった設計が可能になっている。特に胸部の空間は「マルチパーパスサイロ」と名付けられ、ミサイルなどを収納できる。

また、高性能なナノマシンを持っており、ある程度の自己修復・自己メンテナンスができる"生きている"マシンである。逆に、これを分解に用いる装備として月光蝶がある。これは本来極小サイズのナノマシンを噴出し、人工物を分解・地球の浄化作用をうながすためのシステムであったが、黒歴史以前の文明を滅ぼした力として、それを欲したターンXのパイロットであるギム・ギンガナムによりコピーされ兵器として利用されてしまった。なお、本機が埋まっていたビシニティの石像の正体はナノスキンの垢が堆積したものである。

コアファイター

それまでのシリーズのものと異なりモビルスーツとしての構造や稼働に関わらない。∀ガンダムの制御コックピットとしての意味合いが強く、奪われた∀ガンダムと対決したことも。

劇中ではミサイルを撃っていたが、後付であり本来は非武装の完全な脱出装置である。

劇中での活躍

イングレッサ・ミリシャがムーンレィスに対抗できたのは本機のおかげと言ってよく、ほぼ単機で何度も窮地を脱して見せている。また、局地的かつ小競り合いな紛争ばかりの作品ではあったが、名も無い一般兵を含め驚くほど人的被害を軽減して見せたのもこの機体とロラン・セアックの力であったと言える。

作中では洗濯、牛の運搬、橋代わりなど平和目的、引いては機械の本質である「道具」として使用されるシーンが印象的であった。そもそもモビルスーツの本来の姿は「過酷な環境に適応した万能の作業機械」なので、ある意味原点に立ち返ったともいえる。最後はターンXと相討ちとなり、共にナノマシンの繭に包まれ再び眠りについている。

登場作品と操縦者

ロラン・セアックがデフォルトパイロットだが、正暦系・宇宙世紀系パイロットの乗り換えも可能。特殊戦闘台詞も数多く収録されている。また、登場したての頃は武器数も少なく、地形適応もそれほど良くなく弱い部類に入るが、徐々にパワーアップしていくのが特徴。飛行可能になり、強力な武器も追加されていく。他作品の敵キャラや敵一般兵からも「ヒゲ」と呼ばれることが多い。

Zシリーズでは毎回の様に埋められては勝手に出てくる。「戦いがないのなら∀は必要ない」というロランの考えによるものだが、こう毎回自前で出てこられると二度手間な印象が拭えない。また、∀ガンダムが撃墜された際、コアファイターが飛び出していく芸の細かい演出が見られる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。原作どおり石像の中から出現し、洗濯出動も再現された。ストーリー面で『α外伝』の世界観成立に深い関わりを持っている。また、ライディーンとの類似性を指摘されるくだりがある。
イベント毎に武装追加、能力上昇がされていくというユニットで、ガンダムハンマーの演出も途中から「走って引きづる」ものから「その場で取り出す」ものに変わる。中盤までは射程のあるガンダムハンマーが主力。加えて終盤は超低燃費のビームドライブユニット、マップ兵器版の月光蝶で雑魚戦をこなし、通常版の月光蝶でボス戦も担える万能ユニットとなる。月光蝶の燃費が多少悪く、マップ兵器版の必要気力が高いのが欠点。
本来のパイロットであるロランが成長タイプの設定ミスにより主人公キャラとしては能力値が低めのため、別のパイロットに乗せ換えた方がいいこともあるが、その分精神Pが高いという利点を備えており、魂などの精神コマンドを他のキャラより多めに使えるため、一長一短である。
∀ガンダムの撃墜時、または分離コマンドでコアファイターと化すが、強制出撃の際はこちらの形態になれないケースもある。他のコアファイター同様、戦闘力は大きく下がるが回避率が大幅に上昇する。なおイベントで武装が変化する本体と違いコアファイターの性能は一定。さりげなくHP回復(小)も所持している。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
今回も原作どおり石像の中から出現。イベントで武装や機能が追加されるまでは弱い部類に入る。特にα外伝で猛威を振るったガンダムハンマーが地以外の地形適応の大幅低下と弾数の半減という弱体化に頭を抱えたα外伝プレイ済みのプレイヤーも多かったと思われる。真価を発揮するのは後半で月光蝶が追加されてから。α外伝に比べて月光蝶の攻撃範囲が広がったため、ニルヴァーシュ type ZERO spec2と並ぶ本作最強のマップ兵器と言えよう。また、ロランが気迫、更にSP回復を持つので、よほどの強敵でない限り軽く蹴散らせる(改造必須)。今作でもストーリー面で世界観設定の根幹を成す。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
月光蝶が封印される代わりに「ミリシャ一斉攻撃」と「ビームライフル(高出力)」が追加。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
月光蝶は中盤に追加。MAP兵器版の範囲はZと同様であるため、殲滅力は健在である。フル改造ボーナスでENが増強される上、EN回復(大)が付く(EN回復量は10段階改造でMAP兵器版月光蝶1発分)。月光蝶は射撃扱いである。
ロランは今回も∀を埋めており、戦いが起こらなかった場合、元の世界に戻る際には掘り返す必要が生じるため、置いていくつもりだったのかもしれない。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
時獄篇では未参戦だったが本作で再参戦。戦闘演出が大幅に刷新され、頭が小さく頭身が高めのバランスとなっている。あまり派手なアクションはないものの原作を意識した細かい演出が光る。自軍への参入は翠の地球ルート第10話から。
何と今回は参戦直後から月光蝶解禁と言う大盤振る舞いな性能となっている。その代わり全体的にEN消費が多く、カスタムボーナスも「最大EN+100」のみと大幅に弱体化している為、無理に突っ込ませるとすぐにガス欠を起こしてしまう。その上、今回はEN回復(小)すら無いので何らかの形でフォローが必須。この辺りは第3次Zにおける強力無比な強化パーツの数々の存在が関係していると思われる。
また、手刀やハンマーと言った格闘兵装が軒並みオミットされた為純粋な射撃機体に変更されている。その為ロランとの相性は悪くないものの、高いNTレベルでの命中回避が期待できるアムロカミーユに回すと言う時獄篇のデルタプラスのような現象が起こってしまう事も…。
敵戦艦の特殊効果などの存在もあり、敵の命中率が意外と高いため通常使用においてはロランでは不安が残る。そのため、ニュータイプを乗せるのも選択肢のひとつだが、MAP兵器中心の運用や中盤で追加されるコマンド版月光蝶の事を考えると、気迫が使用でき、なおかつ希少なSP回復持ちでABとの兼ね合いでSP消費を気にせず開幕から気迫を使えるロランをそのまま乗せておくことも有用な選択肢のひとつであるのは間違いない。また、真化融合解禁後は、最大SPの増加とロランのエースボーナスが噛み合う点もメリットとなる。
宇宙世紀パイロットであれば誰でも乗れるという利点に本機の代名詞とも言える誰でも使える月光蝶による圧倒的な殲滅力が加わることにより簡単にエースの育成ができる。特に2周目に入り全体の撃墜数が60~70程度になった状況においては序盤から敵の数が多いこともあり1MAPごとに交代で乗せていけばあれよと言う間にエースパイロットが増えていく。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
2017年6月のイベント「鬼哭」にて実装。SRおよびSSRのアタッカー。今回は番組前半の再現なのか非大器タイプで必殺スキルがガンダムハンマー、ロランもミリシャのパイロットスーツ姿となっている。とはいえナノマシンによる常時回復、クリティカル以外ダメージ軽減と決して弱くはない。アリーナでも自分の行動ごとに命中、回避、行動力上昇を持ち、放置しておくと手がつけられなくなる。
その後、SSRブラスターが追加。ブラスターで初の短射程機体となる。
2018年5月のイベント「生命をかける少女」にてΩスキル搭載大器型SSRディフェンダーが追加。

装備・機能

武装・必殺武器

手刀
ウォドムの腕を切断した攻撃。劇中では火器を使えない状況が多く、また序盤はビームライフルが壊れていたので、格闘技の出番が多かった。
ファンの間では、そのモーションおよびスタッフとして参加していた安田朗氏の前歴と掛けて「昇竜拳」と呼ばれている。ちなみに、『α外伝』での戦闘アニメはそのものズバリである。

武装

胸部マルチパーパスサイロ
多目的武器庫。IFBDのおかげで、動作に必要な内部の機械部分の範囲が通常の機体よりも少ない本機ならではの兵装の一つ。ミサイル、ビームドライブなどを収納する。ムーンレィスの技術士のゼノアから託された核弾頭を一時的に隠した。ミサイルが武装にある事から勘違いされる事もあるが、ただの武器庫なので発射装置の類は無い(よって、ミサイルは手で投げる)。福井晴敏版のノベルでは、とある機能が備わっていたことが最終決戦で明かされる。なお、最初に積んだのは武器ではなく「牛」。
ミサイル
マルチパーパスサイロに格納してあるミサイルを、ミサイルランチャー等の発射装置は使用せず、手榴弾のごとく手で投げつける。原作では核ミサイルも投げている(本来の武装ではない)。
『α外伝』では手投げ式という攻撃手段ながら本機の最長射程武器。攻撃力は低い。
ビームドライブユニット
マルチパーパスサイロから発射するビーム拡散機構。Iフィールドバリアを易々と貫通するビームを放つ。劇中では殆ど使用していない。ギンガナム艦隊の整備で発見されており、アニメ終盤でジョゼフ・ヨットが搭乗した際に使用、ターンXのキャラバスを破壊した。この時のジョゼフの台詞にちなんでファンの間では「やったぜフラン砲」と呼ばれることがある。
Z』では全体攻撃。敵の上空から拡散ビームの雨を降らす。
ビームサーベル
マウンテンサイクルから発掘した2本のビームサーベル。他の作品に比べて、ビーム部分の見た目が細いのが特徴。名前こそビームサーベルだが、メガ粒子で構成された普通のものではなく、重金属粒子で構成されたものである。腕を回転させてビームシールドのように用いる場面が何度かあった。
Zシリーズでは、劇場版の新規作画カットで見せた二刀流戦法が戦闘アニメで再現されている。トドメ演出では2本を束ねて高出力化して両断するシーンも。
ビーム・ライフル
共振粒子砲(リフェーザー砲)と呼ばれる粒子振動させ発射するエネルギー砲。ビシニティの石像からの出現時に所持していたが、経年劣化のため2射で破損してしまった。後に新品が発掘される。その性能や特徴は宇宙世紀のビームライフルとは異なる点が多く、ビームサーベルの事を考えると、ただのメガ粒子かは怪しい。
ビーム・ライフル(高出力)
第2次Z破界篇』にて追加。∀のビーム・ライフルを最大出力で発射する。使用時には∀のリアルカットインあり。
ちなみに、資料によってはコロニーレーザーに匹敵する破壊力があるとされ、TV版で使用した時は山を貫く程の破壊力を見せた。ちなみに比較対象としてΖΖガンダムのハイメガキャノンは「コロニーレーザーの20%の出力に匹敵する」とされていることを付記しておく。
ガンダムハンマー
ビシニティ地下の武器庫から発掘。後に発掘された戦艦ウィルゲムからも発見された。トゲ付き鉄球をマニピュレーターで回転させてその勢いで相手にぶつける原始的な武器だが、鉄球にロケットがついていてこれで加速したり、先端が爆発したり、Iフィールドを展開して敵の駆動系に干渉したりと、意外にギミックが多い。最初ウォドムに対して使用した時は劣化していたため、チェーンが切れてしまった。
SRWでは弾数制の有射程P武器。劇中で印象的な「ハンマーを地面に引きずりながらのダッシュ」は『α外伝』では前半の飛行不能時期に使用、Zシリーズでは地上時の戦闘演出となっている。
シールド
Iフィールド機能を持ち合わせた大型の盾。形状はゲルググのシールドにそっくりである。

特筆機能

月光蝶
背部からナノマシンを噴射し、あらゆる人工物を砂に分解する。資料によれば、劇中で∀が使用したものとターンXがコピーして使用したものは両方ともフルパワーの1/10以下。最大出力で起動した場合は地球圏から木星圏まで届くという。地上で使用した場合、副次効果としてハリケーンが発生する。
格闘・射撃という規範に入るのかすら不明な兵装だが、スパロボでは基本的に格闘扱いで、通常版とマップ兵器版が存在する。マップ兵器版は威力・射程共にトップクラスであり、月光蝶が解禁される後半の∀の殲滅力は頭一つ飛びぬけている。ターンXとの対決では月光蝶が暴走した。スパロボでもターンXに対して通常兵器版を使用すると、戦闘アニメが変化するという非常に珍しい演出が『α外伝』から導入されている。
Zシリーズでは装甲値ダウンの特殊効果が追加されたため、更に猛威を振るった。『第2次Z』ではロランによって封印されていたが、『第2次Z再世篇』においてロランの手により封印が解かれる。その理由は、地上に落下しようとしているピラーの破片から人々の命を救うためというロランらしい理由であった。また、『第3次Z天獄篇』のトドメ演出は原作OPのアオリとダッシュを忠実に再現しており、必見の出来。
『第3次Z天獄篇』では中盤で更なる封印が解かれ、気力130以上でコマンドとしての月光蝶が追加される。その効果は1マップで1度のみ使用可能で使用すると行動終了になるが、自身を中心とした10マス範囲内の全ての敵のENを300減らし、自身のENを全回復するという強烈な効果である。オールキャンセラーなどで無効にされない為ボスクラスの敵のENも吸収する事が可能(ただしENが300以上あったりEN回復持ちも多いため過信は禁物)。EN消費武器しかない敵やバリア持ちの敵を事実上無力化できるのと同時に、自身のEN消費の多さをカバーできる。ただ、ENを回復する目的なら行動回数を消費せずとも回復できるプロペラントタンクや精神コマンド補給・補助GNドライヴ、DECチャージャー等で十分にカバーできるので、雑魚敵を無力化するか緊急時のみの使用に限定した方が無駄も無い。エフェクトは『Z』でターンXが使用していた月光蝶のものが採用されている。
ナノマシンによる自己修復
本機能を備えた機体は作中他にも多数存在するが、その多くは外部装甲の修復に限定されており、内部機器まで損傷した場合には意味を為さない。
しかし、ターンタイプのものは内部機器の損傷を修復してしまう驚異的な性能を備えており、設定上では本来の機能を完全に取り戻した場合、メインシステムを喪失したり、機体のほとんどが消し飛ぶようなスクラップ確定の損傷でも、時間こそ掛かるが完全に修復可能とされる。

召喚攻撃

ミリシャ一斉攻撃
第2次Z破界篇』にて追加された召喚攻撃。ソシエ・ハイムメシェー・クンカプルの攻撃で敵をけん制し、カットインと共に∀のビームサーベルで突き刺す。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。なお『第3次Z天獄篇』では鍔迫り合いではなくサーベルの刀身を円盾状にして防ぐ。
HP回復(小)
ナノ・スキンを再現したものと思われる。
EN回復(小~大)
第2次Z再世篇』ではカスタムボーナスで(大)に強化され、圧倒的な戦闘力を発揮する。
分離
コア・ファイターに分離する。『α外伝』のみ実装。

移動タイプ

飛行は中盤以降のイベントで可能に。これは原作で脚部の推進器にナノスキンの垢が詰まっていて十全な能力が発揮できていなかったが、ホレスが整備しこれを除去したシーンの再現である。

サイズ

M

カスタムボーナス

特殊能力『HP回復(中)』『EN回復(中)』を得る
第2次Z破界篇』で採用。
最大EN+100、特殊能力『EN回復(大)』
第2次Z再世篇』で採用。

装備・機能(コアファイター)

武装・必殺武器

ミサイル
後付で装備。
『α外伝』でコアファイターに分離したときの唯一の武装。

特殊能力

HP回復(小)
ナノ・スキンを再現したものと思われる。

移動タイプ

サイズ

S

機体BGM

「ターンAターン」
前期OPテーマ曲。
「BLACK HISTORY」
月光蝶使用時は、このBGMになる。

関連機体

スモー
劇中ではコア・ファイターの分離時、この機体用のコクピットブロックを流用して運用された事がある。また、∀の没案がデザインの元となっている。
ターンX
本機と同じくターンタイプのMS。
フラット
SRW未登場。ロラン達も地球降下に使用した可変MS。ガンダムに執着するコレン・ナンダーの目を逸らすため、ハリボテのヒゲを取り付けられて偽物の∀となったことがある。

余談

  • 機体に冠された「∀」とは数学の「全ての・任意の」を表す記号である(線形代数学等で使用する)。確かにアルファベットのAをひっくり返した形になっているが、そもそもアルファベットですらない。
    • 故に、入力する際には「ターンエー」「トップスタンドエー」ではなく「きごう」「すべて」で変換しよう。また、「PCの言語バーの辞書登録機能を使って登録しておく」という方法もある。
  • ∀ガンダムはメディアによって能力の表現度合いが異なっており、中には凄まじい性能を有している場合もある。それらの裏設定(?)の扱いが特に大きいのは、小説版およびゲーム『SDガンダムGジェネレーション スピリッツ』で、TV版が控え目に見える程性能の違いが顕著である。
    • この能力の違いが、メディア間の設定の違いか、表現上の差故なのかは判然としない。ただし、これまでの、そしてこれからの全てのガンダムシリーズを通過した最終到達点とも言える黒歴史、その最後のMSである∀ガンダムの性能は(ガンダムシリーズが拡大していくに連れて常に変化し続ける為に)「未知数」になっている…というのが的確な表現なのかもしれない。
  • 本機体の月光蝶がナノマシンの散布装備であり、その目的が「地球の浄化」ということから、「大本の姿はあのデビルガンダムかその類縁ではないか」という説もある。
  • その特徴的なヒゲから、漫画『ONE PIECE』の「海賊白ひげ」や、『シャーマンキング』の「道円」など様々な作品でキャラクターのモチーフにされる事も少なくない。ちなみに漫画『封神演義』で「紂王が乗っていた象」にはまんま本機のヒゲ(+口)と額に∀の文字が描かれていた。
    • ガンダムシリーズでも、『機動戦士ガンダムSEED』において∀のヒゲを模したペイント入りのハロが登場したり、『機動戦士ガンダムAGE』において∀によく似たヒゲを生やしたドン・ボヤージ(SRW未登場)というキャラクターが登場している。
  • 『ガンダムビルドファイターズトライ』第10話において本機のガンプラが登場しているが、プチッガイ(ベアッガイFの子機)によって「股間部についているコアファイターを真下からアッパーで破壊されて敗北する」という色んな意味で悲惨なやられ方をしている。

商品情報

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