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+ | :次のマップで滞在中のロンド・ベル隊を[[ギニアス・サハリン|ギニアス]]他ジオン残党と[[グレミー・トト|グレミー]]他[[ネオ・ジオン]]一味、[[ダンゲル将軍]]が襲撃する。[[主人公]]の復帰や[[ノリス・パッカード|ノリス]]、[[エルピー・プル|プル]]、[[プルツー]]の加入等イベントが多い。 | ||
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:第1章で一年戦争を元にしたシナリオがあり、[[ホワイトベース隊]]と[[第08MS小隊]]でジャブローを防衛し、[[ジオン公国軍]]と戦うことになる。本作でも「哀 戦士」が採用されている。 | :第1章で一年戦争を元にしたシナリオがあり、[[ホワイトベース隊]]と[[第08MS小隊]]でジャブローを防衛し、[[ジオン公国軍]]と戦うことになる。本作でも「哀 戦士」が採用されている。 | ||
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− | :[[ダウンロードコンテンツ/30|ボーナスシナリオ]]「ジャブロー、再び」にて訪れる。一年戦争当時、ジオンの試作MSと[[ゲッター2]]がドリル対決をしたり、[[ゲッター3]]が水中用の短足MSを大雪山おろしで投げ飛ばした等の思い出が語られる<ref> | + | :[[ダウンロードコンテンツ/30|ボーナスシナリオ]]「ジャブロー、再び」にて訪れる。一年戦争当時、ジオンの試作MSと[[ゲッター2]]がドリル対決をしたり、[[ゲッター3]]が水中用の短足MSを大雪山おろしで投げ飛ばした等の思い出が語られる<ref>シナリオ中では具体的な名称は明言されていないが、特徴からして該当するのは恐らくアッグ、並びにゾック(いずれもSRW未登場)か。</ref>。 |
:また、『ジョニー・ライデンの帰還』を意識したのか、[[グリプス戦役]]当時の[[ティターンズ]]による核爆発も[[エゥーゴ]]が制圧したエリアを壊滅させただけで、現在でも基地として機能していることが語られている。 | :また、『ジョニー・ライデンの帰還』を意識したのか、[[グリプス戦役]]当時の[[ティターンズ]]による核爆発も[[エゥーゴ]]が制圧したエリアを壊滅させただけで、現在でも基地として機能していることが語られている。 | ||
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**ただし、「戦時中という状況であるため、地球連邦軍本部に連邦政府が疎開している」と解釈すれば、一応の矛盾は存在しない。 | **ただし、「戦時中という状況であるため、地球連邦軍本部に連邦政府が疎開している」と解釈すれば、一応の矛盾は存在しない。 | ||
**漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、[[ア・バオア・クー]]攻防戦の最中に行われた会議にて[[GUNDAM:ゴップ|ゴップ元帥]](SRW未参戦)や軍高官の他にも連邦政府の閣僚と思われる者達が参加しており、連邦政府がジャブローに疎開している事が窺える。 | **漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、[[ア・バオア・クー]]攻防戦の最中に行われた会議にて[[GUNDAM:ゴップ|ゴップ元帥]](SRW未参戦)や軍高官の他にも連邦政府の閣僚と思われる者達が参加しており、連邦政府がジャブローに疎開している事が窺える。 | ||
− | *安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では「アマゾン河流域では、地盤が軟弱なために大規模な地下施設を建設するのは難しい」という理由で、ジャブローの所在地が「[[ギアナ高地]] | + | *安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では「アマゾン河流域では、地盤が軟弱なために大規模な地下施設を建設するのは難しい」という理由で、ジャブローの所在地が「[[ギアナ高地]]の地下」に変更されている。一方、北爪宏幸氏の漫画『機動戦士ZガンダムDefine』では「常識で考えれば地盤が緩くて地下基地などあり得ないはずだが、最先端の特殊工法により建造できた」とされている。 |
*前田建設ファンタジー営業部が「もし、現段階の技術をもってジャブローを建造したら、工期と[[資金|予算]]はどれくらい必要なのか?」を大真面目に考察した。ちなみに、この企画は連載コラムとしてガンダム総合情報サイト『GUNDAM.INFO』にて掲載され、後に書籍化された。 | *前田建設ファンタジー営業部が「もし、現段階の技術をもってジャブローを建造したら、工期と[[資金|予算]]はどれくらい必要なのか?」を大真面目に考察した。ちなみに、この企画は連載コラムとしてガンダム総合情報サイト『GUNDAM.INFO』にて掲載され、後に書籍化された。 | ||
2024年1月9日 (火) 17:47時点における最新版
ジャブローとは、『機動戦士ガンダム』に登場する施設。
概要編集
『機動戦士ガンダム』に登場する地球連邦軍の本部。南米アマゾン河に存在する天然の地下空洞を利用して設けられている。
ジャブローは核攻撃にも耐えうる岩盤で覆われており、その地上部分はジャングルや熱帯雨林に覆われているので、出入り口や迎撃設備の全容を掴むのは難しい。更に地上部は大量の対空兵器で防備されており、正に難攻不落の鉄壁の防衛網が敷かれている。
42万平方kmに及ぶ総敷地面積には宇宙戦艦のドック、モビルスーツの生産工場、参謀本部、簡易マスドライバーによる多数の航空機発射口、宇宙港設備等が存在し、45万人が居住する軍事都市である。
地球連邦軍内の一部の高官(特に、守旧派・官僚主義者)は前線で指揮をせず安全な当基地に籠っている為に、敵軍であるジオン公国軍からはもちろんの事、地球連邦軍の最高司令官であるレビル将軍からも「(ジャブローの)モグラ共」と揶揄されている。また、イーサン・ライヤー(SRW未登場)等の出世を望む者は、ジャブロー勤務が憧れになっている。
経緯編集
地球連邦軍の本拠地であるジャブローは、宇宙世紀0079年の一年戦争時におけるジオン公国軍が挙行した「ブリティッシュ作戦」(コロニー落とし)の目標だったが、失敗に終わっている。続くジオン側の第二次降下作戦でジャブロー防衛の最大要衝であったキャリフォルニアベースが占領されると、首根っこを抑えられる形となり、ここから出撃するガウ部隊による高高度絨毯爆撃に晒され続けた。しかし、それでもその堅牢さによって確たる損害を負う事も無く、ジオン側を悩ませている。
その後、ホワイトベース隊を追跡してきたシャア・アズナブル率いるジオン公国軍の特殊部隊「マッドアングラー隊」によってジャブローの出入り口を把握され、ジャブロー内部に攻め込まれてしまう。その際にはガウが大挙して押し寄せ、ザクやグフが大地に降り立ち、ズゴックやアッガイといった水陸両用モビルスーツが内部に潜入した。しかし、ジャブローの対空防衛網で半数近いモビルスーツが撃ち落とされてしまい、内部侵入を果たした機体もホワイトベース隊等の奮戦等によって、撃退された。ジオン公国軍はジャブロー攻略の糸口を掴めないまま攻め倦んでしまい、大した戦果を挙げる事無く戦力が低下したため撤退。ジャブロー侵入作戦は失敗に終わった。
ジオン公国軍のジャブロー侵入作戦は「オデッサ敗北後の劣勢となったミリタリーバランスを崩す事が目的」だったが、結果的にジオン側の戦力が一方的に消耗する戦闘となったため、ジオン地球侵攻軍は更に追いつめられる事になる。
宇宙世紀0083年のデラーズ紛争時にも地球連邦軍の最高司令部として機能。戦闘の舞台にはならなかったが、連邦軍内の政争やデラーズ・フリートのコロニー落としの対応を行う。ソーラ・システムによるコロニー破壊が失敗すると基地全域に退避命令が下されており、新設されていた地上部の大型滑走路から大量の輸送機でピストン輸送を繰り返していたが、結局コロニーはジャブローに落ちなかったため、基地は無傷となった。
宇宙世紀0087年のグリプス戦役時には、ティターンズの本部とされていたが、レコアが潜入した時点で何度も輸送機による物資・人員の大量移動が行われていた。地球圏最大の巨大輸送機ガルダ級も複数動員していた程で、エゥーゴの「ジャブローの風作戦」実行時には、もはや空き家も同然の状況となっていた[1]。エゥーゴに痛手を負わせるため、自爆用の核を発動させ、ジャブローは基地施設の心臓部や地上のメイン滑走路が破壊され、壊滅的なダメージを受けた。戦闘後にティターンズの広報は「エゥーゴとカラバがジャブロー基地内部でクーデターを実行したが、基地の制圧に失敗したため、自爆用核爆弾を使用してジャブローを破壊した」と発表したため、多くのティターンズ将兵はエゥーゴをジオンの再来として危険視した。ただし、核爆発によって壊滅的ダメージを受けたのは司令部のみに留まっており、ジャブローのその他の施設は無傷のままである(『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』)。その後、宇宙世紀0092年に地球連邦軍はチベットのラサに本部を移動する事になった。
ザンスカール戦争期においても施設の整備はろくに為されず、大量の廃棄兵器が放置された有様となっている(『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』)。ザンスカール帝国が挙行した「地球クリーン作戦」と同時期に、木星軍とザンスカール帝国による宇宙細菌「エンジェルコール」争奪戦が行われ、最終的にはザンスカールの水爆攻撃でまたも核に晒される事となった。
宇宙世紀の遥か後の時代「リギルド・センチュリー」を描いた『ガンダム Gのレコンギスタ』では地下遺跡となっており、G-セルフとカバカーリーの決戦の舞台の一つとなった。中には朽ち果てたズゴック2機の姿が確認されている。
登場作品編集
SRWではプレイヤー部隊不在の最中に敵部隊の攻撃を受け、占拠され敵勢力の拠点として運用されるのがお約束の基地である。奪還するシナリオがある場合、大抵一面が森で中央に川が流れるという陸戦ユニットにとっては移動するのに一苦労なマップとなっている。
旧シリーズ編集
『第2次』『第3次』『F』『F完結編』と、合計4回侵攻する事になる。
- 第2次スーパーロボット大戦
- DCの本拠地で、最終決戦の舞台となる。
- 第3次スーパーロボット大戦
- インスペクターに占拠される。ロンド・ベル隊の降下地点で、シナリオ名は「ジャブローの嵐」。また、胡蝶鬼の説得イベントも用意されている。ここからヤクト・ドーガが量産されて自軍を苦しめる。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 台詞の中にのみ登場。ノイエDCがコロニー落としを企むが阻止される。ティターンズの本拠地だったようだが、原作同様実は移転されていたのかどうかは不明。
- スーパーロボット大戦F
- ゲストに占拠される。前後編のシナリオで、前半ではポセイダル軍の増援、後半はライグ=ゲイオスを相手にするので難易度は高い。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 『F』でゲストのものになっていたのをロンド・ベルが取り返したが、後々ティターンズの軍事基地となり、再度攻め込むことになる。
- シナリオ「タイムリミット」前半ではジ・OとサイコガンダムMk-IIの両機と戦い、後半では『機動戦士Ζガンダム』を再現した核爆弾を解除するのが目的となる。
αシリーズ編集
- スーパーロボット大戦α
- 名称のみ登場。地球連邦軍の重要拠点であるが、αシリーズでは舞台になる事が無かった。今までにおいて唯一、占領されたり襲撃されなかった作品。
COMPACTシリーズ編集
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 復活したムゲ帝王によって占拠される。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 地球連邦軍の本部だが、アインストに占拠される。第1部中盤で調査に向かうが、部隊の半数がアルフィミィによってバイストン・ウェルに飛ばされてしまい撤退を余儀なくされる。再突入は第1部終盤。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 第1話「舞い堕ちる火種」で修羅の攻撃を受け、壊滅する。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦A
- マリーメイア軍とシャドウミラーにより占拠。ヴィンデルは劣勢になるとツヴァイザーゲインに搭載されていた次元転移装置を外して「次元転移弾」として用いることでジャブロー諸共ロンド・ベル隊(の半数)を消し去ろうとしたが、寸前で主人公達によって阻止される。ヴィンデルに捨て石にされたデキムは最後の悪あがきとばかりにリリーナを抹殺しようとするがマリーメイアに阻まれた挙句十三に狙撃され死亡する。
- 次のマップで滞在中のロンド・ベル隊をギニアス他ジオン残党とグレミー他ネオ・ジオン一味、ダンゲル将軍が襲撃する。主人公の復帰やノリス、プル、プルツーの加入等イベントが多い。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦64
- ムゲ・ゾルバドス帝国軍の基地。地球解放戦線機構が攻撃を仕掛ける。ミケーネ帝国、百鬼帝国、さらにバイストン・ウェルの軍隊など多数の勢力が入り乱れる激戦となるが、最終的にはオペレーション・デイブレイクを発動しムゲ帝国に反旗を翻したOZにより制圧される。
- 独立軍ルートでは再度攻撃を仕掛けてOZから奪うも、直後にキラル・メキレルに爆弾を仕掛けられ、早々に撤退する事になる。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 序盤が一年戦争に沿った展開のためジャブロー防衛戦が再現され、「哀 戦士」がBGMとして流れる。ギガノス帝国も参加しており、マイヨが不時着して難民キャンプにいたリンダと再会する。例によって水場が多いためネオゲッター3は勿論、合体攻撃が海Aのドラグナーチーム、ガンダムチーム、第08MS小隊などをメインにすると戦いやすい。
- 中盤以降は星間連合に攻め落とされ、ザール星間帝国のネシア将軍が常駐しており、ホワイトベース隊がクスコに向かう際に陽動として連邦軍が攻撃を行う。陽動だと知らされたネシアがクスコへ向かうもそこで戦死したことで奪還した模様。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第1章で一年戦争を元にしたシナリオがあり、ホワイトベース隊と第08MS小隊でジャブローを防衛し、ジオン公国軍と戦うことになる。本作でも「哀 戦士」が採用されている。
- スーパーロボット大戦30
- ボーナスシナリオ「ジャブロー、再び」にて訪れる。一年戦争当時、ジオンの試作MSとゲッター2がドリル対決をしたり、ゲッター3が水中用の短足MSを大雪山おろしで投げ飛ばした等の思い出が語られる[2]。
- また、『ジョニー・ライデンの帰還』を意識したのか、グリプス戦役当時のティターンズによる核爆発もエゥーゴが制圧したエリアを壊滅させただけで、現在でも基地として機能していることが語られている。
関連用語編集
- 地球連邦軍
- 地球連邦政府の軍事部門。ひたすら本部であるジャブローの地下に籠り続ける地球連邦軍の上層部は、地球連邦軍の腐敗の象徴と言える。
- ビグ・ザム、アプサラス計画
- ジオン公国軍がジャブロー攻略のために開発を進めていたモビルアーマー。
- アッグガイ、アッグ、ジュアッグ、ゾゴック
- ジオン公国軍がジャブロー攻略のためにアッガイをベースにして開発した水陸両用モビルスーツ。
- アラスカ基地
- 『機動戦士ガンダムSEED』に登場する地球連合軍の本部。通称「JOSH-A(ジョシュア)」。南米に所在するジャブローと異なり、こちらは北米アラスカのユーコン・デルタ地下に所在している。
- なお、「主人公が所属する部隊が目指す自軍の本拠地である」点および「侵入してきた敵軍に対して大打撃を与える目的で、基地内部に仕掛けてあった大量破壊兵器を(味方の巻き添えを省みずに)発動させた」点が、オマージュされている。
- ロストロウラン
- 『機動戦士ガンダムAGE』に登場する地球連邦軍の一大拠点。第三部「キオ編」で連邦軍最高司令部ビッグリングがヴェイガンに破壊された為、臨時の最高司令部が設置された。
- 「南米の森林地帯に存在する地下基地」等、ジャブローをオマージュしている点が多数見られる。なお後述の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の設定も踏まえているのか、ギアナ高地の付近に位置しているとされており、SRWでも『BX』のシナリオ前後デモでのマップ表示ではそこを示している。
余談編集
- ジャブローの当初の名称は「シャングリラ」と決まっていたが、諸事情で変更された。
- 書籍等では「地球連邦軍本部」とするものもあれば、「地球連邦本部」とするものもある等、軍本部なのか、連邦政府本部なのかがあまりはっきりしていない。
- 安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では「アマゾン河流域では、地盤が軟弱なために大規模な地下施設を建設するのは難しい」という理由で、ジャブローの所在地が「ギアナ高地の地下」に変更されている。一方、北爪宏幸氏の漫画『機動戦士ZガンダムDefine』では「常識で考えれば地盤が緩くて地下基地などあり得ないはずだが、最先端の特殊工法により建造できた」とされている。
- 前田建設ファンタジー営業部が「もし、現段階の技術をもってジャブローを建造したら、工期と予算はどれくらい必要なのか?」を大真面目に考察した。ちなみに、この企画は連載コラムとしてガンダム総合情報サイト『GUNDAM.INFO』にて掲載され、後に書籍化された。
脚注編集
商品情報編集
資料リンク編集
- GUNDAM:ジャブロー
- 前田建設ファンタジー営業部 バックナンバー 現在は書籍化に伴いホームページ公開終了。
- ガンダムインフォ 「機動戦士ガンダム、地球連邦軍ジャブローを創ろう」編 第1回 現在はこのページのみ閲覧可能。