「重戦機エルガイム」の版間の差分

 
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[[地球]]よりはるか遠くの銀河系「[[ペンタゴナワールド]]」を舞台に、独裁者ポセイダルの圧制から人々を解放しようとする[[主人公]][[ダバ・マイロード]]ら若者達の活躍を描いたSFロボットアニメ。アダルトな番組内容ではあったが、今でも根強い人気を博している。
 
[[地球]]よりはるか遠くの銀河系「[[ペンタゴナワールド]]」を舞台に、独裁者ポセイダルの圧制から人々を解放しようとする[[主人公]][[ダバ・マイロード]]ら若者達の活躍を描いたSFロボットアニメ。アダルトな番組内容ではあったが、今でも根強い人気を博している。
  
[[聖戦士ダンバイン]]』の後番組として放送し、『[[戦闘メカ ザブングル]]』『[[聖戦士ダンバイン]]』と続き、同作品を挟み、その後『[[機動戦士Ζガンダム]]』から『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』へと続く富野由悠季監督作品の名古屋テレビ系列の3番目。
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『[[戦闘メカ ザブングル]]』『[[聖戦士ダンバイン]]』から続き、そこから『[[機動戦士Ζガンダム]]』から『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』へと続く富野由悠季監督による名古屋テレビ系列作品の一作。
  
 
キャラクターデザイン、メカニックデザイン、世界観は当時23歳の永野護が担当。彼が生み出したキャラクターの斬新なファッションや登場メカのデザインコンセプトは、後続のロボットアニメに多くの影響を与えている。他にもスタッフには富野作品に関連深い湖川友謙、渡邊由自、富田祐弘らに加え、永野同様当時20代前半の川瀬敏文、今川泰宏、北爪宏幸らが名を連ねた。当時は『[[超時空要塞マクロス]]』が人気を博しており、マクロス同様に若い感性を取り入れようという動きが、永野ら若手の抜擢に繋がったとされている。
 
キャラクターデザイン、メカニックデザイン、世界観は当時23歳の永野護が担当。彼が生み出したキャラクターの斬新なファッションや登場メカのデザインコンセプトは、後続のロボットアニメに多くの影響を与えている。他にもスタッフには富野作品に関連深い湖川友謙、渡邊由自、富田祐弘らに加え、永野同様当時20代前半の川瀬敏文、今川泰宏、北爪宏幸らが名を連ねた。当時は『[[超時空要塞マクロス]]』が人気を博しており、マクロス同様に若い感性を取り入れようという動きが、永野ら若手の抜擢に繋がったとされている。
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永野の音楽好きが反映された要素として「ヘビーメタル」「ヘッドライナー」等、音楽由来の用語や機体名称が多数登場する。
 
永野の音楽好きが反映された要素として「ヘビーメタル」「ヘッドライナー」等、音楽由来の用語や機体名称が多数登場する。
  
なおEDに入る前に、次の話に登場する人物、機体、舞台などが「NEXT 〇〇」と紹介されるという演出がある回も見られた。
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なおEDに入る前に、次の話に登場する人物、機体、舞台などが「NEXT 〇〇」と紹介されるという演出が設けられていた<ref>第44話以後を除く。</ref>。
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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;[[バーン・ガニア・キラーズ]]
 
;[[バーン・ガニア・キラーズ]]
 
:第11席次。
 
:第11席次。
;ハンス・アラハート
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;[[ハンス・アラハート]]
 
:第12席次。
 
:第12席次。
  
=== その他 ===
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==== 軍関係者 ====
 
;[[アントン・ランドー]]
 
;[[アントン・ランドー]]
 
:ネイの副官。次期13人衆候補。
 
:ネイの副官。次期13人衆候補。
 
;[[ヘッケラー・マウザー]]
 
;[[ヘッケラー・マウザー]]
 
:ネイの副官。次期13人衆候補。
 
:ネイの副官。次期13人衆候補。
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=== その他 ===
 
;[[フル・フラット]]
 
;[[フル・フラット]]
 
:自治領サートスターの主。
 
:自治領サートスターの主。
;[[アマンダラ・カマンダラ]](真のオルドナ・ポセイダル)
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;[[アマンダラ・カマンダラ]](オルドナ・ポセイダル〈オリジナル〉)
 
:「アマン商会」の当主。
 
:「アマン商会」の当主。
  
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;[[ターナ]]
 
;[[ターナ]]
 
:アムがアマンダラから貰った戦艦。ダバ一行の乗艦。
 
:アムがアマンダラから貰った戦艦。ダバ一行の乗艦。
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;グルグル
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:ダバ達が一時的に使用していた高速キャリアー。
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:『30』にてユニットアイコンのみ登場。
 
;[[ホエール]]
 
;[[ホエール]]
:レッシィがアマンダラから貰ったソーラーヨット。
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:アマンダラが所有しているソーラーヨット。
 
;[[サージェ・オーパス]]
 
;[[サージェ・オーパス]]
:ポセイダル軍の惑星間巡航艦。一般用艦、ネイ艦、ギワザ艦が登場。
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:ポセイダル軍の惑星間巡航艦。一般用艦、ネイ艦、ギワザ艦が存在。
 
;[[レイ (エルガイム)|レイ]]
 
;[[レイ (エルガイム)|レイ]]
 
:ポセイダル軍の惑星爆撃艦。
 
:ポセイダル軍の惑星爆撃艦。
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:;[[スレンダースカラ]]
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::ギャブレーに与えられたレイの同型艦。
 
;クレパール
 
;クレパール
 
:ポセイダル軍の戦艦。
 
:ポセイダル軍の戦艦。
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:[[ポセイダル軍]]の最精鋭部隊。部隊名は、設立当時のメンバーが13名だったことに由来するが、その時代によって構成人数および構成員が異なる。
 
:[[ポセイダル軍]]の最精鋭部隊。部隊名は、設立当時のメンバーが13名だったことに由来するが、その時代によって構成人数および構成員が異なる。
 
;反乱軍
 
;反乱軍
:ポセイダルの施政に不満を抱いた者たちが立ち上げたレジスタンス。当初はポセイダル軍とは圧倒的な戦力差があったが、エルガイムを所持するダバ一行の加入、ポセイダル軍からのヘビーメタル奪取、ヤーマン族カモン王朝の正統な後継者であるとダバが身分を明かしたことで旗印を得たこと、エルガイムを量産化したディザードの開発、配備が進んで戦力が増強したことに加え、ポセイダル軍側でギザワを中心としたクーデターが起こったことにより、三つ巴の戦いが可能になるまで勢いづいた。
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:ポセイダルの施政に不満を抱いた者たちが立ち上げたレジスタンス。当初はポセイダル軍とは圧倒的な戦力差があったが、エルガイムを所持するダバ一行の加入、ポセイダル軍からのヘビーメタル奪取、ヤーマン族カモン王朝の正統な後継者であるとダバが身分を明かしたことで旗印を得たこと、アマンダラがダバ一行に譲り渡したターナなどの艦に、エルガイムを量産化したディザードの開発、配備が進んで戦力が増強したことに加え、ポセイダル軍側でギワザを中心としたクーデターが起こったことにより、三つ巴の戦いが可能になるまで勢いづいた。
 
;[[ファティマ]]
 
;[[ファティマ]]
 
:一部のオリジナルやA級のヘビーメタルの額部分に搭載された人型の有機コンピューター。
 
:一部のオリジナルやA級のヘビーメタルの額部分に搭載された人型の有機コンピューター。
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:没設定であり、本編では採用されていない。
 
;[[ヘビーメタル]]
 
;[[ヘビーメタル]]
 
:過去にペンタゴナワールドで起きた大戦で使用された戦闘ロボット。ロストテクノロジーの産物であり、中でもオリジナルおよびA級の機体は、性能と希少価値が高い。
 
:過去にペンタゴナワールドで起きた大戦で使用された戦闘ロボット。ロストテクノロジーの産物であり、中でもオリジナルおよびA級の機体は、性能と希少価値が高い。
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:バイオリレーションシステムを応用したシステムの一つ。精神同調によって人間を自在に操ったり、生体センサーとすることができる。
 
:バイオリレーションシステムを応用したシステムの一つ。精神同調によって人間を自在に操ったり、生体センサーとすることができる。
 
;[[ツインメリットコーティング]]
 
;[[ツインメリットコーティング]]
:スパロボでは[[ビームコート]]として扱われることが多い。
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:古いタイトルでは[[ビームコート]]で再現されている事が多い。
  
 
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
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:;「エルガイム -TIME FOR L-GAIM-」(前期)
 
:;「エルガイム -TIME FOR L-GAIM-」(前期)
 
::作詞:売野雅勇、作曲:筒美京平、編曲:松下誠、歌:MIO(現・MIQ)
 
::作詞:売野雅勇、作曲:筒美京平、編曲:松下誠、歌:MIO(現・MIQ)
::『第4次』『F』『F完結編』『COMPACT』『OE』『X-Ω』で採用。『30』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
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::『第4次』『F』『F完結編』『COMPACT』『OE』『X-Ω』『30』で採用。『30』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
 
::『X-Ω』では2018年1月のイベント「リベリオン」にてクエストBGMに採用。
 
::『X-Ω』では2018年1月のイベント「リベリオン」にてクエストBGMに採用。
 
:;「風のノー・リプライ」(後期)
 
:;「風のノー・リプライ」(後期)
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== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
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SRWに初めて参戦した「'''地球以外の惑星が舞台の作品'''」。そのため、登場作品では「ポセイダル軍が地球に侵攻し、ダバ一行もそれを追ってくる」「自軍部隊がペンタゴナワールドに来る」等、地球圏で本作の面々が戦う理由付けがされることが多い。
 
=== 旧シリーズ ===
 
=== 旧シリーズ ===
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
:初参戦作品。
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:初参戦作品。ポセイダル軍が[[地球]]に侵攻してくることを知らせるために、ダバたちも地球にやってくる。序盤ではビームコート装備の機体や名有りのパイロットの多さもあって中々の強敵。スーパー系で地上ルートを選んでいるならば中盤は見かけないが、終盤は必ず戦う事になり、特に決着シナリオである「オルドナ・ポセイダル」は選択肢にもよるが歴代屈指の難シナリオである。
:ポセイダル軍が[[地球]]に侵攻してくることを知らせるために、ダバたちも地球にやってくる。序盤ではビームコート装備の機体や名有りのパイロットの多さもあって中々の強敵。スーパー系で地上ルートを選んでいるならば中盤は見かけないが、終盤は必ず戦う事になり、特に決着シナリオである「オルドナ・ポセイダル」は選択肢にもよるが歴代屈指の難シナリオである。
 
 
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
 
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
 
::ダバ、アム、レッシィに声が入った。
 
::ダバ、アム、レッシィに声が入った。
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])
:ペンタゴナが主人公部隊が初めて訪れる外宇宙の地域となり、反ポセイダル軍の描写もされている。
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:ペンタゴナが主人公部隊が初めて訪れる外宇宙の地域となり、反ポセイダル軍の描写もされている。PS時代から久々の声付き参戦なのもあって一部を除き敵味方の新規収録も大幅にされている。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:主人公サイドは、第1章では追加ミッションにのみ登場となり、本格参戦は中盤となる第4章から。一方ポセイダル軍は[[グラドス軍]][[バララント同盟]]と手を結びISTO(星間条約機構)として、序盤から[[コネクト・フォース]]の前に立ちはだかる。
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:主人公サイドは、第1章では追加ミッションにのみ登場となり、本格参戦は中盤となる第4章から。反ポセイダル軍は[[コネクト・フォース]]に協力する一方ポセイダル軍は[[グラドス軍]]やバララント同盟と手を結びISTO(星間条約機構)として、序盤から自軍の前に立ちはだかる。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
:第3期参戦作品の第9弾として発表、2018年1月に追加参戦。
 
:第3期参戦作品の第9弾として発表、2018年1月に追加参戦。
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
:「鋼の超感謝祭2021」にて参戦公表。据置機としては『XO』以来15年ぶりの参戦、2Dスパロボとしては『[[スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor]]』以来20年ぶりの参戦となる。
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:据置機としては『XO』以来15年ぶりの参戦、2Dスパロボとしては『[[スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor|COMPACT for WSC]]』以来20年ぶりの参戦となる。今作では条件次第で初めて[[ネイ・モー・ハン|ネイ]]を仲間にできる他、[[ハンス・アラハート|ハンス]]や[[バルブド]]などが初登場となった。
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:世界観はペンタゴナワールドからスヴェートが[[火星]]に、サートスターが地球圏に転移したという展開になっている。
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:ポセイダル軍と異なり反ポセイダル軍は一切登場しない。
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:音声新規収録の有無の差が激しく、味方では[[ダバ・マイロード|ダバ]]と[[ガウ・ハ・レッシィ|レッシィ]]と[[クワサン・オリビー|オリビー]]、敵では[[マフ・マクトミン|マクトミン]]と[[バーン・ガニア・キラーズ|バーン・ガニア]]と[[ハンス・アラハート|ハンス]]以外は[[特殊戦闘台詞]]が少ない。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
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:SRW未登場のカルバリーテンプル(ブラックカラー)やバルブド(チャイ機・一般機)が敵として登場。
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:カルバリーテンプル(ブラックカラー)やバルブド(チャイ機・一般機)がSRWに先駆けて登場。
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;[[Another Century's Episode]]
*[[Another Century's Episode]]
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:地球圏が舞台の作品だが、ポセイダル軍が地球に進出している設定で登場。
 
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<!-- == 話題まとめ == -->
 
<!-- == 話題まとめ == -->

2024年9月15日 (日) 18:32時点における最新版

重戦機エルガイム』は日本サンライズ制作のテレビアニメ作品。

重戦機エルガイム
外国語表記 Heavy Metal L-Gaim
原作 富野由悠季
原案 矢立肇
総監督 富野由悠季
シリーズ構成 渡邉由自
キャラクターデザイン 永野護
湖川友謙
メカニックデザイン 永野護
音楽 若草恵
制作 日本サンライズ(第2スタジオ)
放送局 名古屋テレビ
放送期間 1984年2月4日 -
1985年2月23日
話数 全54話+特番1本
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
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概要編集

地球よりはるか遠くの銀河系「ペンタゴナワールド」を舞台に、独裁者ポセイダルの圧制から人々を解放しようとする主人公ダバ・マイロードら若者達の活躍を描いたSFロボットアニメ。アダルトな番組内容ではあったが、今でも根強い人気を博している。

戦闘メカ ザブングル』『聖戦士ダンバイン』から続き、そこから『機動戦士Ζガンダム』から『機動戦士ガンダムΖΖ』へと続く富野由悠季監督による名古屋テレビ系列作品の一作。

キャラクターデザイン、メカニックデザイン、世界観は当時23歳の永野護が担当。彼が生み出したキャラクターの斬新なファッションや登場メカのデザインコンセプトは、後続のロボットアニメに多くの影響を与えている。他にもスタッフには富野作品に関連深い湖川友謙、渡邊由自、富田祐弘らに加え、永野同様当時20代前半の川瀬敏文、今川泰宏、北爪宏幸らが名を連ねた。当時は『超時空要塞マクロス』が人気を博しており、マクロス同様に若い感性を取り入れようという動きが、永野ら若手の抜擢に繋がったとされている。

永野の音楽好きが反映された要素として「ヘビーメタル」「ヘッドライナー」等、音楽由来の用語や機体名称が多数登場する。

なおEDに入る前に、次の話に登場する人物、機体、舞台などが「NEXT 〇〇」と紹介されるという演出が設けられていた[1]

登場人物編集

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

登場人物の名前編集

本作に登場するキャラクターの名前は、ダバの項でも触れられている通り、苗字・名前の順に並んでいる。つまり、ダバのファーストネームは「マイロード」、アムのファーストネームは「アム」……といった具合。

ダバ関係者編集

ダバ一行編集

ダバ・マイロード
本作の主人公。
ファンネリア・アム
元盗賊団リーリン一家所属の少女。
ミラウー・キャオ
ダバの友人で幼馴染。
リリス・ファウ
「ミラリー(妖精)」の生き残り。
ガウ・ハ・レッシィ
元13人衆の第13席次。ポセイダル軍を離反し、ダバ達と行動を共にする。

反乱軍編集

ステラ・コバン
ミズン星の反乱軍のリーダー。
セムージュ・シャト
トライデトアル星の反乱軍のリーダー。
ミヤマ・アスフィー
盗賊団リーリン一家の頭、ミヤマ・リーリンの娘。

ポセイダル軍編集

オルドナ・ポセイダル
ペンタゴナワールドの統治者。
ギャブレット・ギャブレー
地方の貴族。後にポセイダル軍に参加する。
ハッシャ・モッシャ
盗賊団リーリン一家の副頭。後にギャブレーの部下になる。
クワサン・オリビー
ダバの義妹であり婚約者。
ポセイダル兵
一般兵。
ポセイダル親衛隊兵
親衛隊兵。

13人衆編集

サイ・クォ・アダー
第1席次。OVAに登場。
プレータ・クォイズ 
第2席次。OVAに登場。
ギワザ・ロワウ
第3席次。
ネイ・モー・ハン
第4席次。
ワザン・ルーン
第5席次。
チャイ・チャー
第6席次。
マーハル・セヌーマ
チャイ戦死後の第6席次。
テッド・デビラス
第7席次。
マフ・マクトミン
第8席次。
リョクレイ・ロン
第9席次。
リィリィ・ハッシー
第10席次。
バーン・ガニア・キラーズ
第11席次。
ハンス・アラハート
第12席次。

軍関係者編集

アントン・ランドー
ネイの副官。次期13人衆候補。
ヘッケラー・マウザー
ネイの副官。次期13人衆候補。

その他編集

フル・フラット
自治領サートスターの主。
アマンダラ・カマンダラ(オルドナ・ポセイダル〈オリジナル〉)
「アマン商会」の当主。

登場メカ編集

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

レジスタンスのヘビーメタル編集

エルガイム
本作の主役機。A級ヘビーメタル。
エルガイムMk-II
アモンデュール・スタックをベースとした新型機。
ディザード
エルガイムを元に量産されたB級ヘビーメタル。
ヌーベルディザード
アマン商会で開発されたA級ヘビーメタル。
ゴロンゴ
アローンの反乱軍仕様。

ポセイダル軍のヘビーメタル編集

アローン
最初に量産されたB級ヘビーメタル。
グライア
アローンの次に量産されたB級ヘビーメタル。
バルブド
A級のパーツが多く使われたB級ヘビーメタル。
バッシュ
比較的量産数が多いA級ヘビーメタル。
カルバリーテンプル
「テンプルシリーズ」のA級ヘビーメタル。
グルーン
バッシュに次いで量産数が多いA級ヘビーメタル。
アトール
出力に優れたA級ヘビーメタル。
アトールV
13人衆のマクトミン専用機。
アシュラテンプル
「テンプルシリーズ」のA級ヘビーメタル。
オージェ
ポセイダルがネイに貸与したA級ヘビーメタル。
オージ
オリジナル・オージェの名を持つヘビーメタル。

その他のヘビーメタル編集

ガイラム
ヤーマン王国のオリジナルヘビーメタル。
ブラッドテンプル
「テンプルシリーズ」の原型となるオリジナルヘビーメタル。

艦船編集

ターナ
アムがアマンダラから貰った戦艦。ダバ一行の乗艦。
グルグル
ダバ達が一時的に使用していた高速キャリアー。
『30』にてユニットアイコンのみ登場。
ホエール
アマンダラが所有しているソーラーヨット。
サージェ・オーパス
ポセイダル軍の惑星間巡航艦。一般用艦、ネイ艦、ギワザ艦が存在。
レイ
ポセイダル軍の惑星爆撃艦。
スレンダースカラ
ギャブレーに与えられたレイの同型艦。
クレパール
ポセイダル軍の戦艦。
エイプ
ポセイダル軍の旗艦。

用語編集

ペンタゴナワールド
作中の舞台となる星系で、その名のとおり、五つの惑星で構成されている。オルドナ・ポセイダルが支配する。地球がある銀河系とは一切関わりがない遠い場所にあるとされる。
13人衆
ポセイダル軍の最精鋭部隊。部隊名は、設立当時のメンバーが13名だったことに由来するが、その時代によって構成人数および構成員が異なる。
反乱軍
ポセイダルの施政に不満を抱いた者たちが立ち上げたレジスタンス。当初はポセイダル軍とは圧倒的な戦力差があったが、エルガイムを所持するダバ一行の加入、ポセイダル軍からのヘビーメタル奪取、ヤーマン族カモン王朝の正統な後継者であるとダバが身分を明かしたことで旗印を得たこと、アマンダラがダバ一行に譲り渡したターナなどの艦に、エルガイムを量産化したディザードの開発、配備が進んで戦力が増強したことに加え、ポセイダル軍側でギワザを中心としたクーデターが起こったことにより、三つ巴の戦いが可能になるまで勢いづいた。
ファティマ
一部のオリジナルやA級のヘビーメタルの額部分に搭載された人型の有機コンピューター。
没設定であり、本編では採用されていない。
ヘビーメタル
過去にペンタゴナワールドで起きた大戦で使用された戦闘ロボット。ロストテクノロジーの産物であり、中でもオリジナルおよびA級の機体は、性能と希少価値が高い。
マシンナリィ
重戦機(ヘビーメタル)に対し軽戦機と呼ばれる簡易機動兵器。現時点ではSRWに登場していない。
バイオリレーションシステム
人間の生体エネルギーを吸収し、様々に応用するシステム。不老不死にしたり機体の強化等が可能だが、副作用があるので完璧という訳ではない。
バイオセンサー
バイオリレーションシステムを応用したシステムの一つ。精神同調によって人間を自在に操ったり、生体センサーとすることができる。
ツインメリットコーティング
古いタイトルではビームコートで再現されている事が多い。

楽曲編集

オープニングテーマ
「エルガイム -TIME FOR L-GAIM-」(前期)
作詞:売野雅勇、作曲:筒美京平、編曲:松下誠、歌:MIO(現・MIQ)
『第4次』『F』『F完結編』『COMPACT』『OE』『X-Ω』『30』で採用。『30』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
『X-Ω』では2018年1月のイベント「リベリオン」にてクエストBGMに採用。
「風のノー・リプライ」(後期)
作詞:売野雅勇、作曲:筒美京平、編曲:戸塚修、歌:鮎川麻弥
『GC』『OE』『X-Ω』で採用。『30』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
『X-Ω』では2019年2月のイベント「未練を振り切って」にてクエストBGMに採用。
エンディングテーマ
「スターライト・シャワー」
作詞:井萩麟、作曲:筒美京平、編曲:松下誠、歌:MIO(現・MIQ)
劇中BGM
「進撃エルガイム」
『GC』『OE』で採用。

登場作と扱われ方編集

SRWに初めて参戦した「地球以外の惑星が舞台の作品」。そのため、登場作品では「ポセイダル軍が地球に侵攻し、ダバ一行もそれを追ってくる」「自軍部隊がペンタゴナワールドに来る」等、地球圏で本作の面々が戦う理由付けがされることが多い。

旧シリーズ編集

第4次スーパーロボット大戦
初参戦作品。ポセイダル軍が地球に侵攻してくることを知らせるために、ダバたちも地球にやってくる。序盤ではビームコート装備の機体や名有りのパイロットの多さもあって中々の強敵。スーパー系で地上ルートを選んでいるならば中盤は見かけないが、終盤は必ず戦う事になり、特に決着シナリオである「オルドナ・ポセイダル」は選択肢にもよるが歴代屈指の難シナリオである。
第4次スーパーロボット大戦S
ダバ、アム、レッシィに声が入った。
スーパーロボット大戦Fスーパーロボット大戦F完結編
扱いとしては『第4次』に準ずるが、戦闘バランスやAIの仕様変更により敵ヘビーメタルは高難易度として知られる本作を象徴するような強敵群となっている(只でさえ硬い上にビーム兵器がほとんど通用しない、マップ兵器を多用する等)。また、登場キャラクターの顔グラフィックが軒並み美形化されているのが特徴である。

COMPACTシリーズ編集

スーパーロボット大戦COMPACT
ペンタゴナワールドが初めてマップとして登場。

単独作品編集

スーパーロボット大戦GCXO
ペンタゴナが主人公部隊が初めて訪れる外宇宙の地域となり、反ポセイダル軍の描写もされている。PS時代から久々の声付き参戦なのもあって一部を除き敵味方の新規収録も大幅にされている。
スーパーロボット大戦Operation Extend
主人公サイドは、第1章では追加ミッションにのみ登場となり、本格参戦は中盤となる第4章から。反ポセイダル軍はコネクト・フォースに協力する一方ポセイダル軍はグラドス軍やバララント同盟と手を結びISTO(星間条約機構)として、序盤から自軍の前に立ちはだかる。
スーパーロボット大戦X-Ω
第3期参戦作品の第9弾として発表、2018年1月に追加参戦。
スーパーロボット大戦30
据置機としては『XO』以来15年ぶりの参戦、2Dスパロボとしては『COMPACT for WSC』以来20年ぶりの参戦となる。今作では条件次第で初めてネイを仲間にできる他、ハンスバルブドなどが初登場となった。
世界観はペンタゴナワールドからスヴェートが火星に、サートスターが地球圏に転移したという展開になっている。
ポセイダル軍と異なり反ポセイダル軍は一切登場しない。
音声新規収録の有無の差が激しく、味方ではダバレッシィオリビー、敵ではマクトミンバーン・ガニアハンス以外は特殊戦闘台詞が少ない。

関連作品編集

シャッフルファイト
リアルロボッツファイナルアタック
エルガイムが参戦。
リアルロボット戦線
カルバリーテンプル(ブラックカラー)やバルブド(チャイ機・一般機)がSRWに先駆けて登場。
Another Century's Episode
地球圏が舞台の作品だが、ポセイダル軍が地球に進出している設定で登場。

各話リスト編集

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第0話 エルガイムスペシャル 放送前特番
第1話 ドリーマーズ エルガイム
第2話 スキャンダル・P[2]
第3話 カミング・マン アローン
第4話 ザ・コネクション グライア
第5話 エスケープ・ラン
第6話 シー・ジャック
第7話 スクランブル
第8話 ヤーマン・クラン
第9話 アーミィ・ベース
第10話 タイム・リミット
第11話 ジェラシー・ゲーム オージェ
第12話 ディコイ・ディコイ
第13話 コンタクト
第14話 レディ・ポセイダル
第15話 プライド ディザード
第16話 ブロークン・ハート
第17話 ライム・ライト バッシュ
第18話 ガストガル・デモ ターナ
第19話 ゴーアンドカム アシュラテンプル
第20話 スター・ダスト
第21話 ザ・テンション
第22話 クワサン・オリビー
第23話 ゼネラル・クロソ
第24話 アスフィー・ハート
第25話 ラブアゲイン
第26話 サーチⅡ OP・サブタイトル表示演出
変更
第27話 ミステイク・ラブ エルガイムMk-II CMアイキャッチ変更
第28話 ネイ・クライシス
第29話 クロス・ポイント サージェ・オーパス
第30話 アワ・マスター
第31話 キャッチ・ウォー グルーン
第32話 フラッシング・ネイ
第33話 マイ・アース
第34話 レッシィ・マインド ヌーベルディザード
第35話 ペリル・ミッション
第36話 オールド・ソルジャー
第37話 オリビー・クライシス
第38話 エスケープ・ギワザ
第39話 ザ・オーメン
第40話 フル・フラット
第41話 スパイ・イン・スパイ
第42話 ヤング・パッション
第43話 レディ&ガール
第44話 ピカレスク・ギワザ
第45話 リリス・メモリー
第46話 クワサン・ウェイブ
第47話 ボーイズ・ボーイズ
第48話 ファースト・アタック
第49話 レディ・キラー
第50話 エキサイト・アム
第51話 マイ・ラブ
第52話 ファイナル・タイム
第53話 ザ・ディクテイター
第54話 ドリーマーズアゲン

脚注編集

  1. 第44話以後を除く。
  2. 予告ナレーションでは「プリャーモ・スキャンダル」と呼称。

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DVD編集

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