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− | ラウンズはナイトオブワン以外、上下関係は無くメンバー選定も実力と皇帝への忠誠心のみで行われており、性別や[[年齢]] | + | ラウンズはナイトオブワン以外、上下関係は無くメンバー選定も実力と皇帝への忠誠心のみで行われており、性別や[[年齢]]、人種は問われない。また、ナイトオブワンには植民エリアを一つ持つ権限を与えられている。 |
なお、ラウンズには空席が存在しており、定員である12人全員が埋まっているわけではない(元・ラウンズを含めれば、[[枢木スザク]]加入の時点で9人)。これは、本編開始の20年前に起きた「血の紋章事件」が原因。 | なお、ラウンズには空席が存在しており、定員である12人全員が埋まっているわけではない(元・ラウンズを含めれば、[[枢木スザク]]加入の時点で9人)。これは、本編開始の20年前に起きた「血の紋章事件」が原因。 | ||
=== 血の紋章事件 === | === 血の紋章事件 === | ||
− | + | 皇暦1997年5月6日に発生した事件。内容を簡単に言うと「皇帝シャルルへのクーデターで、ブリタニア皇室内最大の権力闘争」である。この事件における逮捕者は2500名に昇り、当時は11人いたラウンズのうち、実に9人が候補生全員を連れて反シャルル派として離反するという事態が発生。このうち6人は事件の中で謀殺、残る3人は処刑、更には候補生や反シャルル派に加担した[[貴族]]・組織なども尽くが粛清された。 | |
この時、シャルル側に残った二人が、[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]](当時はナイトオブファイブ)と、当時のナイトオブワンを討ち取った[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]](当時はナイトオブシックス)だった。 | この時、シャルル側に残った二人が、[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]](当時はナイトオブファイブ)と、当時のナイトオブワンを討ち取った[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]](当時はナイトオブシックス)だった。 | ||
− | + | この事件の影響で、それまで皇帝直属の戦力として一大勢力を築き上げていたラウンズの組織規模が壊滅的に減衰することとなった。またマリアンヌは后妃に迎えられた為、それからしばらくの間ラウンズは、新たにナイトオブワンとなったビスマルク一人しかいないという状態が続いていた。 | |
=== ナイトオブゼロ === | === ナイトオブゼロ === | ||
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この事件を受けて、ビスマルクはラウンズ達を率いて主君シャルルの仇敵であるルルーシュに抵抗するも、スザクによって半ば呆気なく討ち取られてしまう。こうして、(シャルル時代の)ナイトオブラウンズは事実上壊滅した。 | この事件を受けて、ビスマルクはラウンズ達を率いて主君シャルルの仇敵であるルルーシュに抵抗するも、スザクによって半ば呆気なく討ち取られてしまう。こうして、(シャルル時代の)ナイトオブラウンズは事実上壊滅した。 | ||
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:[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』が初出で、本編にもカメオ出演している。 | :[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』が初出で、本編にもカメオ出演している。 | ||
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:元ナイトオブツー。OVA『[[コードギアス 亡国のアキト|亡国のアキト]]』に登場。 | :元ナイトオブツー。OVA『[[コードギアス 亡国のアキト|亡国のアキト]]』に登場。 | ||
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;ベアトリス・ファランクス | ;ベアトリス・ファランクス | ||
− | : | + | :元ナイトオブツー(恐らくミケーレ以前にナイトオブツーを務めていた女性)。[[小説|小説版]]に登場。 |
− | + | :コーネリアの乳母の娘であり、彼女からの信頼も厚い。現在は帝国特務局総監兼皇帝主席秘書を務める。 | |
+ | ;ノーランド・フォン・リューネベルク | ||
+ | :元ナイトオブファイブ。劇場アニメ『奪還のロゼ』に登場。 | ||
+ | :北海道を占領した「ネオ・ブリタニア帝国」の騎士団、アインベルクの筆頭。『R2』時点では現役だが、TV本編中には登場しない。 | ||
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;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]] | ;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]] | ||
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+ | :建国皇帝リカルドに仕えた初代「ナイトオブワン」。リカルドとは親友同士でもあり、彼と共にエリザベス3世を支えた。 | ||
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+ | == 登場作品 == | ||
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+ | :初登場作品。登場するのはスザク、ジノ、アーニャ、ビスマルク、ルキアーノ、モニカの6人。戦闘には参加していないモニカを除いて、全員[[カットイン]]が入っている。 | ||
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+ | === VXT三部作 === | ||
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+ | :原作終了後の設定で、登場するのはスザクとアーニャのみ。 | ||
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+ | :本作では『双貌のオズ』が参戦しているため、モニカが戦闘に初参加。 | ||
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+ | :本格的な登場は2章Part11から。 | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦30]] | ||
+ | :旧ラウンズ壊滅後の『復活のルルーシュ』が参戦しておりシナリオ上では全く触れられないが、『[[重戦機エルガイム|エルガイム]]』の[[13人衆]]に対して、ルルーシュやスザクが「ラウンズのようだ」と言及する[[特殊戦闘台詞]]が収録されている。 | ||
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+ | == 関連組織 == | ||
+ | ;アインベルク | ||
+ | :『奪還のロゼ』に登場するネオ・ブリタニア帝国皇帝直属の騎士団。ラウンズと同様、優秀な人物が揃っており、それぞれが直轄領と直属の騎士団を保有している。戦略面を得意とする6人の「ヴァイスリッター」と実戦面を得意とする5人の「シュヴァルツリッター」で構成され、メンバーはチェスの駒に見立てた地位を名乗る。 | ||
− | == 余談 == | + | ==余談== |
− | * | + | *元ネタは英国の『アーサー王伝説』に登場する「円卓の(十二)騎士」であり、各ラウンズメンバーが搭乗する専用[[ナイトメアフレーム|KMF]]の名前も『円卓の(十二)騎士』を踏襲している(ただし、[[ガウェイン]]や[[ガレス]]のようなラウンズ専用機では無いKMFも有る)。 |
− | * | + | *設定上、ナイトオブラウンズには空席が存在する。今後の[[コードギアスシリーズ]]の展開次第では、これら空席に入る者も登場すると思われる。 |
− | *本来、「円卓の(十二)騎士」を意味するのであれば「'''ナイツオブラウンド''' | + | *本来、「円卓の(十二)騎士」を意味するのであれば「'''ナイツオブラウンド'''」が正しいが、子供でも読みやすいようにと敢えて「ナイトオブラウンズ(Knight of Rounds)」となっている。 |
− | * | + | **なお、英語版では当然、発音が「ナイツオブラウンド(Knights of Round)」に戻されている。 |
+ | *本編より約150年前の皇歴1860年代([[日本]]では[[江戸時代]])の[[世界観|世界]]を描いた[[外伝]]『コードギアス 漆黒の蓮夜』においては、近代兵器が存在しない「人対人」の[[白兵戦]]が中心の時代であったためか、ラウンズメンバー全員の[[生身ユニット|生身での戦闘能力]]が、([[枢木スザク|スザク]]や[[紅月カレン|カレン]]が可愛く見えるほど)凄まじい[[レベル]]にまで達している。 | ||
+ | *Genesis Re : codeの幻の26話では、ジェレミアが皇帝ナナリーの専任騎士として登場し、他全てのラウンズを超越するナイト・オブ・OR(オーバーランク)となっている。 | ||
− | == 脚注 == | + | ==脚注== |
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2024年8月3日 (土) 20:00時点における最新版
ナイトオブラウンズ(Knight of Rounds)とは、『コードギアスシリーズ』に登場する騎士団。
概要編集
神聖ブリタニア帝国第98代皇帝シャルル・ジ・ブリタニア直属の騎士団。通称「ラウンズ」。「コードギアス 反逆のルルーシュ」では設定のみの登場。
ラウンズはナイトオブワン以外、上下関係は無くメンバー選定も実力と皇帝への忠誠心のみで行われており、性別や年齢、人種は問われない。また、ナイトオブワンには植民エリアを一つ持つ権限を与えられている。
なお、ラウンズには空席が存在しており、定員である12人全員が埋まっているわけではない(元・ラウンズを含めれば、枢木スザク加入の時点で9人)。これは、本編開始の20年前に起きた「血の紋章事件」が原因。
血の紋章事件編集
皇暦1997年5月6日に発生した事件。内容を簡単に言うと「皇帝シャルルへのクーデターで、ブリタニア皇室内最大の権力闘争」である。この事件における逮捕者は2500名に昇り、当時は11人いたラウンズのうち、実に9人が候補生全員を連れて反シャルル派として離反するという事態が発生。このうち6人は事件の中で謀殺、残る3人は処刑、更には候補生や反シャルル派に加担した貴族・組織なども尽くが粛清された。
この時、シャルル側に残った二人が、ビスマルク・ヴァルトシュタイン(当時はナイトオブファイブ)と、当時のナイトオブワンを討ち取ったマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア(当時はナイトオブシックス)だった。
この事件の影響で、それまで皇帝直属の戦力として一大勢力を築き上げていたラウンズの組織規模が壊滅的に減衰することとなった。またマリアンヌは后妃に迎えられた為、それからしばらくの間ラウンズは、新たにナイトオブワンとなったビスマルク一人しかいないという状態が続いていた。
ナイトオブゼロ編集
『R2』の終盤において、元・第11皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが実父である皇帝シャルルを弑逆。新皇帝ルルーシュに味方したナイトオブセブンのスザクは、彼によってナイトオブラウンズを超越する地位である「ナイトオブゼロ」に任命される。
この事件を受けて、ビスマルクはラウンズ達を率いて主君シャルルの仇敵であるルルーシュに抵抗するも、スザクによって半ば呆気なく討ち取られてしまう。こうして、(シャルル時代の)ナイトオブラウンズは事実上壊滅した。
所属人物編集
TV本編編集
- ビスマルク・ヴァルトシュタイン
- ナイトオブワン。事実上のブリタニア最強の騎士であり、皇帝シャルルの右腕でもある。専用機はギャラハッド。
- ジノ・ヴァインベルグ
- ナイトオブスリー。名門貴族出身の青年で、高いKMF操縦技術を持つ。専用機はトリスタン(後にトリスタン・ディバイダー)。
- ドロテア・エルンスト
- ナイトオブフォー。黒人の長身女性。専用機はパロミデス(SRW未登場)。
- アーニャ・アールストレイム
- ナイトオブシックス。ラウンズ最年少の15歳の少女。専用機はモルドレッド。
- 枢木スザク
- ナイトオブセブン。ラウンズ初にして現状唯一のナンバーズ(イレヴン)出身者でもある。専用機はランスロット・コンクエスター(ナイトオブゼロに就任後はランスロット・アルビオン)。
- ノネット・エニアグラム
- ナイトオブナイン。姉御肌の女性で、コーネリアの士官学校時代の先輩であり友人。専用機は所持していない[1]為、搭乗機としてはランスロット・クラブを使用する。
- ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』が初出で、本編にもカメオ出演している。
- ルキアーノ・ブラッドリー
- ナイトオブテン。人命を奪うことを至上の快楽としている殺人狂。専用機はパーシヴァル。
- モニカ・クルシェフスキー
- ナイトオブトゥエルブ。金髪の白人女性。専用機はフローレンス。
外伝作品編集
- ミケーレ・マンフレディ
- 元ナイトオブツー。OVA『亡国のアキト』に登場。
- ラウンズを辞めて新たにユーロ・ブリタニアの「聖ミカエル騎士団」の団長となっていたが、シン・ヒュウガ・シャイングによってギアスを掛けられ、自殺に見せかけて暗殺される。
- 乗機はケンタウロスの様な外見をしたKMF「サグラモール」であるが、後にこの機体は「ヴェルキンゲトリクス」と改名され、シンに奪われる。
- ベアトリス・ファランクス
- 元ナイトオブツー(恐らくミケーレ以前にナイトオブツーを務めていた女性)。小説版に登場。
- コーネリアの乳母の娘であり、彼女からの信頼も厚い。現在は帝国特務局総監兼皇帝主席秘書を務める。
- ノーランド・フォン・リューネベルク
- 元ナイトオブファイブ。劇場アニメ『奪還のロゼ』に登場。
- 北海道を占領した「ネオ・ブリタニア帝国」の騎士団、アインベルクの筆頭。『R2』時点では現役だが、TV本編中には登場しない。
過去の所属者編集
- マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
- 元ナイトオブシックス。本来は彼女がナイトオブワンになる予定だったが、皇帝シャルルの妻となった事によりラウンズを脱退(その結果、当時ナイトオブファイブだったビスマルクがナイトオブワンに就任した)。
- リシャール・エクトル
- 建国皇帝リカルドに仕えた初代「ナイトオブワン」。リカルドとは親友同士でもあり、彼と共にエリザベス3世を支えた。
登場作品編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。登場するのはスザク、ジノ、アーニャ、ビスマルク、ルキアーノ、モニカの6人。戦闘には参加していないモニカを除いて、全員カットインが入っている。
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦X
- 原作終了後の設定で、登場するのはスザクとアーニャのみ。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 本作では『双貌のオズ』が参戦しているため、モニカが戦闘に初参加。
- スーパーロボット大戦DD
- 本格的な登場は2章Part11から。
- スーパーロボット大戦30
- 旧ラウンズ壊滅後の『復活のルルーシュ』が参戦しておりシナリオ上では全く触れられないが、『エルガイム』の13人衆に対して、ルルーシュやスザクが「ラウンズのようだ」と言及する特殊戦闘台詞が収録されている。
関連組織編集
- アインベルク
- 『奪還のロゼ』に登場するネオ・ブリタニア帝国皇帝直属の騎士団。ラウンズと同様、優秀な人物が揃っており、それぞれが直轄領と直属の騎士団を保有している。戦略面を得意とする6人の「ヴァイスリッター」と実戦面を得意とする5人の「シュヴァルツリッター」で構成され、メンバーはチェスの駒に見立てた地位を名乗る。
余談編集
- 元ネタは英国の『アーサー王伝説』に登場する「円卓の(十二)騎士」であり、各ラウンズメンバーが搭乗する専用KMFの名前も『円卓の(十二)騎士』を踏襲している(ただし、ガウェインやガレスのようなラウンズ専用機では無いKMFも有る)。
- 設定上、ナイトオブラウンズには空席が存在する。今後のコードギアスシリーズの展開次第では、これら空席に入る者も登場すると思われる。
- 本来、「円卓の(十二)騎士」を意味するのであれば「ナイツオブラウンド」が正しいが、子供でも読みやすいようにと敢えて「ナイトオブラウンズ(Knight of Rounds)」となっている。
- なお、英語版では当然、発音が「ナイツオブラウンド(Knights of Round)」に戻されている。
- 本編より約150年前の皇歴1860年代(日本では江戸時代)の世界を描いた外伝『コードギアス 漆黒の蓮夜』においては、近代兵器が存在しない「人対人」の白兵戦が中心の時代であったためか、ラウンズメンバー全員の生身での戦闘能力が、(スザクやカレンが可愛く見えるほど)凄まじいレベルにまで達している。
- Genesis Re : codeの幻の26話では、ジェレミアが皇帝ナナリーの専任騎士として登場し、他全てのラウンズを超越するナイト・オブ・OR(オーバーランク)となっている。