鳴海亜樹子
鳴海亜樹子は『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』の登場人物。
| 鳴海亜樹子 | |
|---|---|
| 読み | なるみ あきこ |
| 登場作品 | 風都探偵 仮面ライダースカルの肖像 |
| 声優 | 小松未可子 |
| デザイン |
早瀬マサト、PLEX(原典『仮面ライダーW』) 佐藤まさき(原作) 蛯名秀和(アニメ版) |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
| SRWでの分類 | NPC |
| プロフィール | |
|---|---|
| 本名 | 照井亜樹子 |
| 種族 | 地球人 |
| 性別 | 女 |
| 年齢 | 20歳前後 |
| 所属 | 鳴海探偵事務所 |
| 役職 | 所長 |
概要
鳴海荘吉の娘で、鳴海探偵事務所の二代目所長。主に事務所の経理と雑用などを担当している。彼女が事務所の大家としての権利を持ち、風都を訪れた事から『仮面ライダーW』の物語が始まった。
良くも悪くも好奇心旺盛で活発な性格であり、おかしいと思った事には自ら首を突っ込むなど図抜けた行動力の高さとドーパント相手でも臆せず立ち向かう度胸を持ち、突飛な閃きも相まって事件を解決へと導くことも少なくない。また、訪れる前は破綻寸前となっていた事務所の経営を立て直した他、依頼人への正式な報告書を製作・提出するなど実務能力も意外と高い。
ミュージアムとの戦いの後は照井竜と結婚し、苗字も照井姓に変わっているが、事務所の通り名の都合もあって仕事上では旧姓を通して使っている。
大阪府で育った事もあり、時折台詞に関西弁が混じる事がありツッコミの際には文字が書かれた緑のスリッパを使っている。また、小柄で童顔という事もあり実年齢よりも若く見られがちであり、左翔太郎からも出会った当初は中学生だと思われていた。
登場作品
単独作品
- スーパーロボット大戦Y
- 初登場作品。風都の事務所にて留守番をしている。また、強化パーツとして「亜樹子のスリッパ」が登場。
人間関係
- 鳴海荘吉
- 前所長であり父親。諸事情で10年以上も会っていなかった事で記憶も薄れてしまっているが、現在も彼を大切に想っている。
- 照井竜
- 協力者であり現在の夫。当初は復讐心に囚われていた彼を諭す事も多かった。
- 本編終了後、『MOVIE大戦CORE』で晴れて結婚。『W RETURNS 仮面ライダーアクセル』では諸事情あって新婚早々にして離婚の危機に陥るもそれを乗り越えたことでより互いの愛は深まり、『風都探偵』時点での夫婦仲も良好である。
- 左翔太郎
- 一応の部下。「翔太郎くん」と呼び、凸凹漫才コンビのような掛け合いを多く見せる。
- 当初は立ち退きを要求した他、嫉妬心もあり喧嘩する事も多かったが、互いに仲間として認め合うようになった。照井との結婚式の際には、荘吉の代理としてバージンロードを歩く役目を負った。
- フィリップ
- 「フィリップくん」「亜樹ちゃん」と呼び合うなど仲は良好。変身して抜け殻となった彼の身体を保護するのも役目の一つ。
- ときめ
- 彼女から「所長さん」と呼ばれるなど仲も良い。探偵助手としてのイロハを教える他、仮面ライダーについての情報を記した手書きのノートを彼女に託している。
名(迷)台詞
- 「私、聞いてない!」
- 口癖。予想外の出来事を目にするたびに発言している。
- 「さぁ、これからも私たち三人であらゆる事件をハーフボイルドに解決しちゃうわよ~!」
- 『W』第2話ラスト、事務所の所長へ就任。翔太郎がボヤく中で勝手に表明していった。
- 「私の依頼人に…指一本触れるな!」
- 『W』第10話にて、依頼人を危険な目に晒してしまった反省もありスイーツ・ドーパントの攻撃から単身で依頼人を庇い立ち向かう。
- その姿に荘吉と同じ依頼人を守る姿を見た翔太郎は亜樹子への評価を改める。
- 「女の子がフィリップくん…フィリップくんは女の子で私は男の子…男の子はフィリップくんなのに私が男の子…」
- 『W』第24話、「電波塔の道化師」を自称するライアー・ドーパントの変身者を誘き出すために変装。
- その際、フィリップが園崎若菜へと女装し、自身は男装だった事と相手が見事に騙された事でショックを受けてしまった。
- 一応、フィリップからは亜樹子の身を案じたとフォローされたが、話の最後まで引き摺っていた。
- 「うん! 私、言ってない!」
- 『風都探偵』「tに気をつけろ」編エピローグにて、翔太郎からときめが事務所の一員となる事を知らされていなかった事での返答。上記の口癖の変形パターン。
- 曰く、翔太郎にだけ言い忘れてしまっていたとの事。
- ※注 ウチの旦那はバイクになります!
- 『風都探偵』にて、事務所の一員になったときめに亜樹子が渡したノートに記されていたメモ書きの一文。当初ときめは「バイクに乗ります」の誤字を疑っていたが、旦那の照井竜が仮面ライダーアクセルバイクフォームに変形し、単なる事実でしかなかったことに直面したときめは驚愕することに…。
- あまりにもパワーワードだったためか、漫画『風都探偵』の単行本発売時、特典ペーパーにこの一文と展開が採用されたこともある[1]。
関連機体・ライダー
- リボルキャリー
- ドーパントとの闘いにて乗り込み、フィリップと共に駆けつける事が多い。
- 仮面ライダーW
- 『W』第30話のナイトメア・ドーパントによる能力が見せる夢の中にて「なにわの美少女仮面」と称して翔太郎と共に変身。無論、夢の中での話なので実際に変身したわけではない。
- 余談だが「夢の中で変身して戦う仮面ライダー」は2025年放送の『仮面ライダーゼッツ』が登場しており、ある意味それを先取りしていると言える…のだろうか?
余談
- 原典の実写ドラマ『仮面ライダーW』では山本ひかる氏が、舞台『風都探偵 The STAGE』では生駒里奈氏が亜樹子を演じている。うち、山本氏は亜樹子と同じ大阪出身。
- 『風都探偵』連載開始後も亜樹子は「仮面ライダーシリーズ」全体のスピンオフである実写ドラマ「ガールズリミックス」シリーズに出演しており、その際も山本氏が演じている。また、作中で『風都探偵』を思わせる言動をしており、『風都探偵』が『仮面ライダーW』の続編であることを強調する象徴となっている。
- 一応ヒロイン枠なのだが突飛で個性的な言動もあり原典『W』劇中での扱い(特に前半部)はむしろコメディリリーフ枠に近く、原典における山本氏の熱演(怪演?)も相まってネタキャラと見たファンも少なくない。
- そのため『風都探偵』において、普通に美少女として描かれた容姿を見て「可愛すぎる」と評すファンも出るというある意味失礼な評価もされてしまっている。
- 要所要所では翔太郎やフィリップ、照井らとの仲を取り持つ役目を担っており、しっかりヒロインの役割を果たしている。