世界観/OGシリーズ
基本設定編集
紀年法として「新西暦」を採用している。
宇宙開発と軍事技術が大きく進歩している一方で、日常生活に関わる技術が21世紀とそこまで大きく変わってないが、これは地球規模のカタストロフがあった影響で、人類の歴史の進歩が一時的に衰退したためという設定が語られている。
また、他の並行世界と比べて境界線が非常に曖昧であるらしく、異世界からの転移者(転生者含む)や転移物が異常なレベルで多い。
政治体制編集
地球連邦政府 (OG)が地球を、コロニー統合府が地球近傍のうちL4宙域を統治している。基本的にガンダムシリーズの宇宙世紀のような「アースノイドとスペースノイド」との対立は現段階では終息している。地球では国家間の調整を連邦政府が受け持っているが、リクセント公国のように独立した自治権を維持している地域もある。また一部の地域では旧西暦時代の民族紛争の火種がいまなお燻り続けている。
地球連邦政府 (OG)編集
民主主義を標榜。議会政治により運営されている。
コロニー統合府編集
基本的に地球からは独立しているが、軍事面では連邦政府の統帥下にある。DC戦争時にはDC寄りのコロニー統合軍により政府機能が麻痺した。
リクセント公国編集
特別独立自治権をもつ小国家。金の産出国でもある。
軍事体制編集
地球連邦軍 (OG)編集
地球連邦政府が保有する正規軍。主に地球を管轄としている。地球圏では最大の軍事組織だが、反面宇宙では純然たる戦力をほとんど持たない。
コロニー統合軍編集
コロニー統合府の正規軍。元は地球連邦軍の宇宙軍を再編したもの。DC戦争時に司令官マイヤー・V・ブランシュタインに賛同する軍人によるクーデターが発生。戦争終結時に組織が再編されて元の連邦軍の鞘に戻った。
各地域の設定編集
北米編集
巨大隕石「メテオ1」の落着により甚大な被害を及ぼした。現在では復興し、ワシントンに地球連邦政府の国会議事堂が置かれている。北米方面軍ラングレー基地が設営されている。インスペクター事件ではインスペクターによって占領されている。
テスラ・ライヒ研究所編集
様々なオーバーテクノロジーが開発され、様々な機動兵器を開発している。
南米編集
ゲーム・アニメ共描写されていないが、広大な森林地帯にDC残党や旧世紀時代のゲリラが潜伏している。
ヨーロッパ(欧州地区)編集
北欧編集
地球連邦政府の大統領府が置かれている。DC戦争とL5戦役の間にスイス・ジュネーブの大統領府が破壊され、多くの議員が死亡。その後、パリに臨時の大統領府が置かれて、現在はここを拠点としている。また、北欧方面軍シュトゥットガルト基地が設営されていたが、修羅騒乱時に陥落している。
南欧編集
欧州、アフリカ、東アジアを管轄しているため、南欧方面軍アビアノ基地が設営されている。
アフリカ編集
DC残党や旧世紀以来の民族運動が活発な地域。また、ケニアに人工冬眠施設アースクレイドルが存在している。
極東地区編集
日本編集
東京に地球連邦政府の国会議事堂があり、アジア極東軍の支部である極東支部(伊豆基地)が設営されている。秋葉原は保存区となっており、古い時代の町並みがいまだに残っている。『OG1』リュウセイ編冒頭では海浜幕張が登場しているが、設定上は築200年以上経っていながらなお使用され続けているとみられる。
中国編集
山東地区に「蚩尤塚(しゆうづか)」と呼ばれる超機人の遺跡がある。また、大連にウォン重工業の本社があり、一連の「バルトール事件」の首謀となった。
宇宙編集
スペースコロニー編集
10基存在し、1号からエルピス、ノゾミ、ホフヌング、ウィッシュ、エスポワール、ホープ、スペース、エスペランサ、スペランツァ、ナディエジーダ。コロニー独立運動「NID4」が発生。ノゾミ事件やエルピス事件などのテロ事件が蔓延したが、独立後は平和を維持している。
月編集
パーソナルトルーパーを開発したマオ・インダストリー社がセレスシティに存在。インスペクター事件では月面全域がインスペクターの占領下となった。
L5宙域編集
L5戦役において異星人エアロゲイターの戦闘衛星ホワイトスター(正式名称ネビーイーム)が転移。オペレーションSRWの発動によりホワイトスターのエアロゲイターを駆逐するも、半年後のインスペクター事件ではインスペクターに占領され、彼らの拠点となった。また、アインストによりホワイトスターが乗っ取られた挙句消滅した。
敵勢力編集
地球人勢力編集
ディバイン・クルセイダーズ編集
稀代の天才科学者ビアン・ゾルダークによる私兵集団、通称DC。軍事力による軍閥政治を目論んで「DC戦争」を勃発したが、本拠地のアイドネス島にてビアンが死亡。表向きは壊滅するが、各地に点在した残党軍は現在も地球連邦政府打倒に雌伏の時を過ごしている。
ノイエDC編集
一部DC残党による一大結社。バン・バ・チュンを指導者にアフリカ一帯を占拠。しかし、協力者であったシャドウミラーの暗躍により組織は崩壊。現在でもノイエDC残党が地球連邦政府に戦いを挑んでいる。
コロニー統合軍編集
DC戦争時にマイヤー・V・ブランシュタインがディバイン・クルセイダーズに同調し、連邦軍に反旗。実質的にマイヤーの私兵集団であるが、マイヤーの死亡により連邦軍管轄下に立ち戻った。
異星人勢力編集
エアロゲイター編集
地球人の戦闘兵器化を目論んで、突如として侵攻。「ホワイトスター」(正式名称ネビーイーム)を拠点に、圧倒的軍事力を武器に連邦軍と熾烈な攻防戦を演じた。
インスペクター編集
エアロゲイターとは違う異星人勢力。エアロゲイターとは違い、積極的な軍事行動を取った。一時期地球の半数を占拠したが、アインストの介入により次第に勢力を弱め、ホワイトスターでの戦闘で壊滅。
ゾヴォーク編集
ガディソード編集
故郷の星が滅亡した際に地球へ転移した異星人勢力。ゴライクンルと結託を目論んだ。最終的にはフューリーによって滅ぼされる。
フューリー編集
太古の昔に故郷の星が滅びて太陽系に転移し、潜伏していた異星人勢力。
ゴライクンル編集
ゾヴォークに多大な影響力と権限を持つ戦争商人軍団。
ゼ・バルマリィ帝国編集
エアロゲイターを送り込んだ黒幕。現時点では本格的な激突はなく、ゴラー・ゴレム隊と戦闘が発生してるのみ。
その他編集
シャドウミラー編集
ノイエDCやインスペクターに協力していた別世界の地球人。強大な軍事力と空間転移能力を武器として、「永遠の闘争」を目論んだ。組織はインスペクター事件中に壊滅している。
アインスト編集
謎の集団。圧倒的物量を武器に全地球圏を脅威に曝した。
修羅編集
バルトール事件後に謎の施設ソーディアンを根城に全地球を戦乱に巻き込んだ。その後、ソーディアンごと空間転移して姿を消した。
デュミナス編集
ウォン重工業や修羅に協力していた謎の一味。目立った行動は取らずに独自行動でテロを引き起こした。
ガイアセイバーズ (OG)編集
アルテウル・シュタインベックを司令とする地球連邦政府大統領の直轄部隊。
ルイーナ編集
南極で発見された謎の遺跡から出現した勢力。
バラル編集
ナシム・ガンエデンを崇拝する勢力。地球封印を目論んだ。
ダークブレイン軍団残党編集
修羅の乱で滅ぼされたダークブレインの幹部の生き残りが結成した勢力。
シャドウミラーの世界編集
シャドウミラーは別世界(平行世界)からの組織。あちらの世界とも呼称される。組織の一員のラミア・ラヴレスの証言により、こちらの世界と組織形態は同じだが、大幅な軍事拡張を行ったとされる。シャドウミラーらが次元転移前に不可解な現象が発生し、何らかの前触れを予兆した。
- シャドウミラーの世界の年表
世界設定として最も近いのは、旧シリーズである第2次から第4次における終戦後あるいはSRW64の終戦後に近く、さらに双方の設定を合わせ持ったような世界と見られる(言ってみれば任天堂のゲーム機でリリースされたスパロボ作品世界に近い)。
地底世界ラ・ギアス編集
関連人物編集
- グライエン・グラスマン
- 地球連邦政府現大統領。軍閥政治による速やかな事態収拾を目標としていたが、自身が設立したガイアセイバーズの策略によって謀殺された。
- ブライアン・ミッドクリッド
- L5戦役中に地球連邦政府大統領に。民主政治による事態打開を目論んだが、戦況の悪化によりグライエン一派により大統領の座から引きずり落とされる。
- ミツコ・イスルギ
- イスルギ重工現代表。地球連邦政府に協力して、連邦軍に自社製品リオンシリーズと呼ばれる兵器群を提供している。しかし、裏の顔は戦乱を継続させて、自社製品を処構わず反連邦派にも提供する戦争商人としての顔。