ルーンドラッヘII
ルーンドラッヘIIは『スーパーロボット大戦Y』の登場メカであり、同作の主人公機。
| ルーンドラッヘII | |
|---|---|
| 登場作品 | |
| デザイン | Mがんぢー |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
| SRWでの分類 | 機体 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 機動忍鎧 |
| 全長 | 20.2m |
| 重量 | 26.4t |
| 補助MMI | セミ・スレイブシステム |
| 開発者 | 八神テツロウ |
| 所属 | 特戦隠密・朧 |
| 主なパイロット | 月ノ輪フォルテ |
概要 編集
特戦隠密・朧の頭領専用機であるルーンドラッヘの予備パーツから組み上げられた2号機。龍を象った甲冑に身を包んだ忍を彷彿させる機体で、真紅のカラーリングが1号機との最大の違い。
本来のルーンドラッヘは頭領用のカスタム機として開発されており、量産機であるモーントとは異なる動力機関を搭載しているため、本機もオリジナルのルーンドラッヘと大差ないスペックを秘めている。
柔軟なフレームと人工筋肉を使った駆動システムにより、他に見ない高い運動性能を誇る。操縦法は機体とパイロットの身体を神経接続させ、パイロットの動きと各種操作の組み合わせによって操作する「セミ・スレイブシステム」を採用している。しかし、機体ダメージもパイロットにフィードバックされるため、NINJAとして訓練を受けた者以外では歩行させることさえ難しいとされる。
NINJAの用いる機体のため、忍者刀や手裏剣などをモチーフとした武装が施されている。また、背部に装備されたエナジーマフラー「霊粒編布」はナノマシンの集合体であり、攻撃手段としてだけでなく、隠密や幻術といった戦術に応じて様々な形で使用される。
登場作品 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦Y
- 初登場作品。本作の主人公機。CHAPTER 01「花咲く園に花来る」にて、ルーミナから乗り換える形で登場。
- オリジナル機であるルーンドラッヘとの違いはカラーリングとパイロットのみで、機体性能は完全に同一。
- 同様にCHAPTER 01「開かれる扉」でエナジー・リンクが、CHAPTER 02「未来の導き手」で武装が追加され、CHAPTER 04「反逆のNINJA」でYzルーンドラッヘ輝夜に強化を引き継いで乗り換える[1]。
- クロスルートでは「NINJAの誓い」にて味方として登場し、CHAPTER 06の「真・黄金の遺産」をクリアすれば加入する。エナジー・リンクはあるが追加必殺技が無く、15段改造しても7000を越えないほどとかなり貧弱。採用するなら強化パーツで何らかの役割に特化させたい。最大攻撃力が7000を超えないのは、裏を返せばエクストラアームズSの恩恵を100%授かれるということでもある。
装備・機能 編集
武装・必殺武器 編集
武装 編集
- 龍鱗
- 腰背部に4つマウントされた、ワイヤー付きの苦無型実体剣。忍技・耀刃舞の演出で使用。
- 龍爪刀
- 腰背部の鞘に納められた忍者刀型実体剣。抜刀すると鍔の展開と共に刀身が伸びる。忍技・天雷剣と超忍技・月輪昇龍の演出で使用。
- 光粒弾
- 両肩に搭載されたビームマシンキャノン。
- カウンターと運動性低下の追加効果あり。ただしビーム属性もあるため、ツインメリットコーティング持ちには通じにくい。
- 双龍牙
- 胸部にマウントされている二重構造の三方手裏剣。大型の「天」と小型の「地」に分離でき、敵に投げつけると二方向から敵を追い込む。
- 光粒弾よりも射程は長いが威力は僅差、移動後は使用不可、特殊効果は一切なし、とやや地味なポジション。
必殺技 編集
- 忍技・耀刃舞
- ニンジャ走りで接近し、エネルギーブレードを伴う左腕→右腕→タックルの連撃で打ち上げてから投擲した龍鱗で捕獲して引き戻し、トドメに二連回し蹴りを打ち込むパターンアタック。
- 気力制限がない武装の中としては最強。序盤はこれが主力になるが、射程が2止まりなのでパーツで伸ばしておくと便利。
- 忍技・天雷剣
- 龍爪刀を抜刀して高速で斬りまくり、敵機に突き刺したところで跳躍し、機体全体から放った電撃を右手に集約させ、敵の頭上から龍爪刀目掛けて撃ち落とす。
- 初期状態での最強武装で照準値ダウン効果があるが射程2~3と少し使いにくい。月輪昇龍が追加されると最大射程が6まで伸びるが、移動後攻撃可能効果を失う。
- サブ主人公機として参入させた場合は終始最強武装。月輪昇龍がない補完なのか、射程が2~4で移動後使用可能となっている。
- 超忍技・月輪昇龍
- 相手に雷撃を伴う高速回転「雷土車」を叩き込んだ後に連続蹴りで打ち上げ、龍爪刀を左腕に構えてからエネルギーを解放して突撃し、突き貫く。
- CHAPTER 02「未来の導き手」で追加される最強必殺技。燃費はスーパー系の必殺技並に重い部類だが、エナジー・リンクを活用すれば連射も利きやすい。
- 追加されるのは主人公として選んだ時のみで、サブ主人公機として参入させた場合は追加されない。フォルテの未熟さを表しているのだろうか?
特殊能力 編集
- ミスティック・ムーン
- 気力120以上で発動。分身系の能力で、敵の攻撃を20%の確率で完全に回避する。発動時は別名義と思わしき「忍技・幻月」の名を唱える。
- エナジー・リンク
- パイロットの気力が130以上の状態でエーアデントの周囲5マス以内にいると、自軍フェイズ開始時に最大ENの30%が回復する。
移動タイプ 編集
- 空・陸・水
- 陸Sで地上戦能力が高く、適応Bながら飛行可能なため援護攻撃も出しやすい。何気に水中もAであるのが嬉しい。
- 序盤や一部の戦線ミッションで発生する水上戦では水中で戦うことでダメージを抑えつつ一方的に削ることも可能。
サイズ 編集
- M
カスタムボーナス 編集
- パーツスロット+1
- 主人公機定番。『Y』ではCHAPTER 03以降になると高性能なパーツもCREDITで購入できるようになるため、従来以上に価値が高い。
- 特にサブ主人公機として参戦させると火力不足に悩まされるため、そのフォローをしやすいのはありがたい。
機体BGM 編集
- 「命短し花咲け乙女」
関連機体 編集
- ルーンドラッヘ
- 本機のオリジナル。
余談 編集
- 機体BGMである「命短し花咲け乙女」は大正15年発表の『ゴンドラの唄』の歌詞の一節「いのち短し、戀(こひ)せよ、少女(をとめ)、」が元ネタであると思われる。
- ↑ 直前のミッション「決死の果てに」にて大破した後、エーアデントの整備陣が突貫で応急処置したと、持ってきたクロスが語っている。