ユザーパー
ユザーパーは『スーパーロボット大戦Y』の登場人物。
| ユザーパー | |
|---|---|
| 登場作品 | |
| 声優 | 橋詰知久 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
| SRWでの分類 | パイロット |
| プロフィール | |
|---|---|
| 本名 | 四条カノト |
| 種族 | 地球人(超人類) |
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 25歳 |
| 所属 | エーアデント→アンチA |
概要 編集
「簒奪者」を自称する謎の人物。反エーアデントを掲げ、その掌握を狙う同盟体アンチAの世話役を務めており、普段はピエロの覆面で顔を隠している。
芝居がかった掴みどころのない態度で相手を嘲弄し、右往左往する様を楽しむ傲慢な性格。また、理屈で説明のつかない謎の力を操ることができ、NINJAである主人公の攻撃を容易く対処するなど、底知れない雰囲気の持ち主である。さらにはエーアデントの中枢たるシステム・ニーラカナイへの干渉すら可能とするなど、力のほどはそこが知れない。
別世界から天海春香やアンジュ、エウレカ、ユウキ・コスモ達と言った「無限の力」「災厄」の関係者を呼び込みつつ、後から現れたエンブリヲやデューイ・ノヴァクと手を組み、「新世界の花嫁」と呼ぶ誰かとエーアデントそのものを狙って暗躍。謎の力を駆使してYzネクストを翻弄しつつ、エーアデント内部に少しずつ不安と不和をまき散らして行った。
超文明ガーディムやクエスターズの残存戦力を召喚して手駒にしている他、自身も謎の人型機動兵器Yzクラウンを所持している。
正体 編集
その正体は、八神市の水道局に勤務していた「四条カノト」という青年[1]。フランバーネット邸に水道修理に行った際にみかけたアニーナ・セルヴァーニアに一目惚れし、彼女と結ばれることを夢想していたが、Yzネクストの戦いの中でエチカの成長に引きずられる形で超人類の力に覚醒。 さらに、その力の成長度合いは人造人間であるエチカを上回っており、ニーラカナイ深部に残されていた八神テツロウの意志に接触、そこからさまざまな情報を獲得。本来テツロウが想定していたエチカよりも先にその力を奪ったという意味で「ユザーパー」を名乗り始めた。
だがそれだけではなく、超人類の力を介して干渉してきた何者かの導きにより、古の宇宙から流れ着いていた黒の英知と接触。次元力を手に入れることに成功し、世界を望む形へ作り替えるために「世界を変える力」を次々と引き寄せていた。最終目的はそれらの力をニーラカナイで統御し事象改変を行い、新たな世界でアニーナと結ばれることだったが、エチカ一筋の彼女には当然のごとく拒絶され、のみならずこっ酷く扱き下ろされ失恋。
自らの力を見せつけるためYzネクストを次元の狭間に引き込み、自身のコピーが乗るYクラウンの大群を差し向け自身も戦線に立つが、超人類への覚醒・八神テツロウの遺産の獲得・黒の英知との接触のいずれも享受するだけであったユザーパーには、革命戦争での体験やこれまでの戦いで「他人に一方的に安全を保障される事を是としない」というエーアデントの市民達の根底にある意思が理解出来ておらず、ニーラカナイへのアクセスを拒絶されて無力化される。
敗北後もなお逃亡し再起を図るが、行動を先読みしていた主人公に妨害され、今度こそ引導を渡された。
次元力の行使者としてはスフィア・アクトに酷似した現実干渉、事象改変などをかなり高度なレベルで会得しているが、反面次元力の真髄やその先にある真化の概念については理解どころか存在自体認知しておらず、かつてのサイデリアルやジ・エーデルには及んでいない。他方で実行こそ出来なかったものの、事象改変の中でも極致の極致と言うべき「過去改変」を可能とする算段をつけているなど、ポテンシャルはかなりのものである。超人類の力についても、暴走のリスクを孕んでいたエチカと異なり単独で自在に使いこなしており、エゴが肥大化した小物ではあったものの恐るべき敵だったといえよう。
登場作品と役柄 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦Y
- 初登場作品。エキスパンション・パック「無限次元」シナリオのラスボス。担当声優の橋詰知久氏は一般兵役を経て、今作で初のネームドキャラ役での出演となる。
- 行動などは上記の通りだが、それに加えてZシリーズ以外で初めてオリジン・ローの存在に到達した人物であり、世界設定を考察するうえではあちらと本作および『30』を繋ぐ、何気に重要なポジションにある。
パイロットステータス 編集
能力値 編集
曲がりなりにも自然発生の超人類だけあり、全能力値が非常に高く、真・超人類の補正も合わせて気力が上がるほど手が付けられなくなる。中でも命中が飛びぬけており、攻撃を回避するのは難しい。
精神コマンド 編集
- スーパーロボット大戦Y
- 直感、巧手、覚醒、希望、突撃、愛
- 多くのボス同様、人となりをうまく表現したラインナップ。超人類に覚醒し次元力を手に入れ、アニーナを手に入れるため暗躍し続けたという立ち回りにも合致している。
- 版権ラスボス用の「威圧」が無いのは、あくまで小者でしかないということなのであろう。
特殊スキル 編集
- スーパーロボット大戦Y
- 真・超人類、3回行動、極、底力L8、サイズ差補正無視L4、精神耐性
- ラスボス用の真・超人類に極と、命中・回避補正は天井知らず。見てくれで判断していい類の敵ではないのは確かである。
- 反面、気力系のスキルが無いため、「脱力」によるデバフを維持しやすい。担当を複数名用意したい。
エースボーナス 編集
- 自軍フェイズ開始時、精神コマンド「かく乱」「覚醒」を使用する。
- 『Y』で採用。
- 四回行動に攪乱による命中低下で、泥仕合は必至。セオリー通り、一ターンで勝負を決めること。
人間関係 編集
- アニーナ・セルヴァーニア
- 一目ぼれした相手。しかし、ユザーパーが実際に求めていたのは「自分の理想のアニーナ」であり、本人と対面した際にはばっさりと切り捨てられている。
- エチカ・Y・フランバーネット
- 超人類としては同輩にあたる。
- 月ノ輪クロス/月ノ輪フォルテ
- 兄弟機であるYzクラウンの力と次元力もあり、一度は一蹴している。
- ???
- 超人類の力を介して接触してきた存在。この存在によって黒の英知に導かれオリジン・ローを得たが、正体は不明。
版権作品との人間関係 編集
名台詞 編集
- 「俺は、それを次元力と名付けた」
- ユザーパーが超人類に目覚めた際に『何者か』に導かれ、古の宇宙から次元を越えて流れ着いた黒の英知に触れたらしく、いわゆる理屈無視の力を手に入れたユザーパーはそれを自ら次元力と名付けたと語る。Yzクラウンや黒の英知など、他のことについてはしっかり出自をありのまま話しているが……?
- 「…キリマンジャロでの戦いの前へ戻ります? それとも幸せな香港の夜に?」
「それとも、グリーンノアでのジェリド・メサ中尉との出会いまで戻ります?」
「そうなった場合、エゥーゴとティターンズの戦いの結果も変わるかも知れませんね」 - 「この世界に福音を」にて、Yzネクストのメンバーに「自分の力ならば過去をやり直せる」と誘惑をかけていく場面で、カミーユへの発言。
- ユザーパー登場前の2025年には、2行目のシーンが「もしもあの改札の前で立ち止まらず歩いていれば 君の顔も知らずのまま幸せに生きていただろうか」という歌い出しのある歌で色々な意味で取り沙汰されていたが、それを思い出したプレイヤーも少なくないだろう(製作側がそれを意識しているかはさすがに不明)。
- 「強がるな! お前ならば正確に理解できるはずだ、俺の力の強大さが!」
- エチカとの戦闘前会話より。この後彼女から「自分より強い者には恐怖し、従うのか」と問われて肯定しているが、そうであれば黒の英知に記録されている御使いの存在を知った時点で絶望していても不思議ではない。
- そうなっていないのは、黒の英知の情報が超次元世界=既に滅びた過去の宇宙のものであり、御使いも「かつて存在した絶望的な敵」でしかないためだろう。
- 「俺は……! 救世の戦士、太極への旅人、法の守護騎士、因果律の番人、呪われし放浪者なんだぞ!」
- Yzネクストの前に敗北し、なおも自身を誇示する虚勢の中で。後半二つは並行世界の流浪者を示す名前であり、誇らしげに名乗るものでは断じてないので、恐らく意味もわからず称号の類か何かだと思っているのだろう。
- Zシリーズをプレイしたユーザーなら言うまでもなくジ・エーデル・ベルナルの自称だが、御使いであるアドヴェントが知っていたこと、ただの人間であるユザーパーの知識の源を考えると、これらの呼称は黒の英知に記録されていた=至高神ソルはこれらの名前とそれを名乗った者たちを知っていたということになる。
搭乗機・関連機体 編集
余談 編集
脚注 編集
- ↑ 普段はピエロの覆面で顔を隠していたため分からなかったが、素性通りに彼の素顔はモブのそれと対して変わらない。伏線として、シナリオ内の会話部分において見慣れないモブ市民が追加されている点を訝しんだプレイヤーは少なくない筈である。