リー・スー・ミン

ミンから転送)

リー・スー・ミンは『機甲戦記ドラグナー』の登場人物。

リー・スー・ミン
外国語表記 Min[1]
登場作品 機甲戦記ドラグナー
声優 島津冴子
デザイン 芦田豊雄
まんどりるくらぶ(現:スタジオライブ)
初登場SRW スーパーロボット大戦A
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 20歳
身長 185 cm
所属組織 ギガノス帝国
所属部隊

グン・ジェム隊

  • 第3中隊
役職 中隊長
軍階級 大尉
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概要編集

グン・ジェム四天王の紅一点。

白兵戦に特化したカスタムメタルアーマースタークダインに搭乗する。

女性でありながら長身で、その外見と蓮っ葉な喋り方通り気の強い性格。凄まじい怪力を有し、連邦兵を片手で軽々持ち上げたり、仰向けの状態で放ったパンチで巨体のゴルをぶっ飛ばしたり、最終回では素手で鉄パイプを引き抜き分厚い鉄扉を破壊してしまうほど。当初は凶暴かつがさつな性格で、グン・ジェム隊に立ち寄ったプラクティーズを囮にした事もある。本人曰く長い生き物が嫌い。完全に脳筋というわけでもなく、ギガノス機動要塞突入時にはドルチェノフの罠をいち早く見抜くなど智慧も回る。

四天王の中では唯一生存し、グン・ジェム隊壊滅後はドラグナー討伐の任を受けたハイデルネッケン少佐(SRW未登場)に合流し連合軍艦隊を追っていたが、乗艦がマイヨ・プラートに接収された事がきっかけとなり、彼やプラクティーズとチームを組む事になる。この時マイヨに一目惚れしており、それ以降はめっきり女らしくなった。

宇宙機動要塞潜入時に、ギルトール元帥の死がドルチェノフによる暗殺であった事を暴くという、重要な役割を果たす事になる。と言っても確信犯ではなく、ミンがドルチェノフに対して啖呵を切っていた際に落ちた瓦礫が部屋の中のマイクをオンにしたという完全な偶然によるもの。

登場作品と役柄編集

SRWでは基本的にフルネームは登場せず、「ミン」でのみ表記。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦AA PORTABLE
初登場作品。グン・ジェム隊壊滅までは敵。それ以降はNPCとして他のプラクティーズの面々と同様に参加。正式には仲間にならず、マイヨの頼みでプラクティーズと共にフォン・ブラウンアオイ・ワカバを保護・護衛している模様。

単独作品編集

スーパーロボット大戦MXMX PORTABLE
音声初収録。グン・ジェム隊の一人として敵対した後、今作では終盤にマイヨやプラクティーズと共に自軍に参入。流石にマイヨには及ばないものの、スタークダインの安定した継戦能力から、充分な戦力になる。自軍に参入してからは、シャングリラ・チルドレンの男性陣を尻に敷いていた。敵として見た場合、マップ兵器援護攻撃及び援護防御が厄介な存在。精神コマンドを使って早めに倒したい。他のメンバー同様にロム・ストールとの絡みでは、彼の前口上に対するリアクションをDVEで披露している。
味方入りする都合から、グン・ジェム隊の中で唯一カットインが用意されている。
スーパーロボット大戦GC
マイヨとの絡みは全くなく、最後まで敵のままである。その為かキャラクター事典に「原作ではマイヨに惚れて行動を共にした」と本作での扱いが原作と異なると遠回しに説明されている。
スーパーロボット大戦XO
移植元の『GC』同様、最後まで敵な上、ジオン・ギガノスとの最終決戦で戦死したような描写がされており、原作では死ななかったのにSRWで殺されてしまったキャラの仲間入りをしてしまった。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X-Ω
名前のみ登場。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

MX
根性不屈必中熱血激励
最後に愛を覚えるのはやはりマイヨへの想いからか。

特殊技能編集

MX
切り払いL4、シールド防御L4、援護攻撃L4、援護防御L4
GCXO
援護(攻撃のみ)L3

パイロットBGM編集

「夢色チェイサー」
前期OP主題歌。『MX』で採用。

人間関係編集

グン・ジェム隊編集

グン・ジェム
上官。仲間を失うたびに日に日に荒れていく彼を心配していた。
ゴル
同僚。乱闘の際に不可抗力で胸を触られ、他2名と共に彼をボコボコにするのに加勢したことも。
ガナン
同僚。彼の死にはかなり錯乱していた。
ジン
同僚。彼がグン・ジェムの暴走の巻き添えになって死亡した際はガナンの時と同じく動揺した。

ギガノス帝国編集

マイヨ・プラート
彼に惚れ込み、終盤は彼に協力する。
プラクティーズ
終止お坊ちゃん扱いで、グン・ジェム隊の頃は完全に馬鹿にしていたが、その後は共闘する。
『A』ではグン・ジェム隊の仲間が全滅した際に彼らに拾われ、一緒に宇宙に上がることに。
カール・ゲイナー
プラクティーズの中でも彼はミンに対して気があるようで、宇宙で再会したミンに声をかけられた時は動揺し、ミンに容易く銃を奪われている。
ダン・クリューガー
機動要塞内の決戦において彼の身を挺した行動によって救われ、一行と共にその最期を看取った。
ウェルナー・フリッツ
『MX』ではマグネイト・テン合流時に困っていたプラクティーズに助け舟を出しており、彼から感謝されている。
ドルチェノフ
終盤に対決し、ギルトール暗殺の真犯人を彼だと言う事を結果的に知らしめる事になる。
ハイデルネッケン少佐
SRW未登場。グン・ジェム隊壊滅後に合流した、新たな上官。ギルガザムネの改修型の思考コントロールシステムのインターバルの時間稼ぎに利用されたり、彼にセクハラされたり、マイヨに乗艦を接収された時にも彼の逃亡に利用されたり……と、彼のせいで散々な目に遭っている。

地球連合軍編集

ケーン・ワカバ
グン・ジェム隊時代は敵であるが、その後は一応の味方関係になる。30話では彼に年増呼ばわりされて激怒した。
ちなみに、原作では彼女が暴いたドルチェノフの真実は『MX』だと彼らドラグナー遊撃隊の一芝居で暴かれるという形になっている。

他作品との人間関係編集

ビーチャ・オーレグモンド・アガケ
MX』ではプラクティーズを相手に先輩風を吹かした彼らを尻に敷いた。

名(迷)台詞編集

「なんだってぇ! 誰が年増だって!」
第30話でケーンに年増呼ばわりされて激怒した際の台詞。そりゃまだ20歳で年増呼ばわりは酷である。
「な!! 何て事すんだよ、大佐ぁぁぁぁぁ!!」
ギルガザムネのコントロールシステムの暴走でジンを殺害してしまったグン・ジェムの行動に驚いた際の台詞。
「一つだけはっきりしておくよ少佐、残念ながらタイプじゃないんだよ」
第41話でセクハラ行為を働いたハイデルネッケンにワインを浴びせた後の台詞。
「申告します! 海洋戦域機動軍F軍団グン・ジェム別働隊リー・スー・ミン大尉。ただいまよりマイヨ・プラート大尉直属部隊に転属する事になりました!」
第44話でマイヨの下で戦う事を決意し、敬礼と共に宣言。マイヨも彼女の決意を受け入れた。この台詞まで彼女のフルネームに言及されたことはなかった。
「無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!!」
第47話でドルチェノフと白兵戦を展開した際、ドルチェノフを追い詰めた際の咆哮。台詞回しが完全に『ジョジョの奇妙な冒険』第3部の吸血鬼DIOであるが、『ドラグナー』放映当時はまだ第2部連載中だったため、恐らく偶然の一致(台詞自体は第1部の時点で登場しているが、この時はあくまでも「相手の攻撃は自分には通用しない」という意味合いで使われていた)。
「アタイの負けだ…! おなかにティラノザウルスがとおれるくらいの穴が開いちまったよォ…」
同話より、ドルチェノフの凶弾が命中したフリをした際の台詞。これを信じるドルチェノフもドルチェノフである。言い終えた後でベロを出すあたりが彼女らしい。
「バ、馬鹿野郎。メソメソするんじゃないよお前達…アタイ達はね、戦争やってんだよ…!」
最終話、ギガノス機動要塞にマイヨが残ったまま、要塞が月に激突した際の台詞。カールとウェルナーが口々に「大尉殿…」と呟くのを遮るように発言するが、当のミンの方が言葉も震え、涙も流すほどだった。だが…マイヨは生きる道を選び、帰ってきてくれた。
何しろやる事成す事、全部にきっちり筋が通ってるんだ
グン・ジェム大佐を始め 今までガサツな男にしか出会ったことなかったけど
この人なら…この人になら…
アタイ決めたよ
パチスロに収録された、珍しくミン視点で作られたピクチャードラマ内の台詞。マイヨと出会い、彼に助けられた後の部分。今まで会ったどの男とも違う、高潔な男の一端に触れ…この後、上記の第44話の名台詞に繋がる。

スパロボシリーズの名台詞編集

ミン「勝ち目のない戦いに挑む。いつのまにか、そういうのに慣れちまったのさ。それに、こういうのはけっこう好きでね」
ドルチェノフ「しょせん、ひとりになってもギガノスの汚物は汚物か!」
ミン「言うじゃないのさ、汚物の親玉が!」
『A』第24話「夢色の追跡者」「バーニング・ハート」より。成り行きで出会ったプラクティーズに付き添い、そのまま窮地に陥るマイヨを救う増援として現れた時の台詞。出会う前から毒扱いしていたドルチェノフの明らかに見下した発言に対して、キレのある皮肉もおまけについてきた。
「おだまりっ! アタイらグン・ジェム隊にケンカ売るたぁ、いい度胸じゃないか!」
MXPORTABLE)』第18話重慶ルート「Burning heart, Flying high」より。ロムの口上を聞いての反応。後述でも触れるが、この一連のイベントはフルボイスである。
「!? そ、そんな…!! 大佐、何であたいを!?」
『MX』第31話(『MX PORTABLE』では第32話)地上ルート「暴悪の鎧武者」より。暴走状態となったグン・ジェムを止めようとしたミン。しかし、巻き込まれてしまったが、脱出に成功した。なお、既にジンが倒され、グン・ジェムのHPが50%以下にならないと発生しない。
「へえ…じゃあ、あたいにも下っ端の礼儀ってのを教えてもらおうかねえ」
「どうしたんだい、ボウヤ? さっきみたいに威勢のいい口をあたいにも利いておくれよ」
「あたい、こう見えても力には自信があるからね。掃除でも洗濯でも何でもするよ」
『MX』第46~48話(『PORTABLE』では第47~49話)「Starlight serenade」エンドデモ。マイヨ及びプラクティーズがマグネイト・テン参加の際、ビーチャ・オーレグモンド・アガケがプラクティーズに先輩風を吹かそうと調子に乗っていたため、そこに割って入っての台詞。この後二人を顎で使うなど、すっかりビビらせてしまっていた。
こう見えてもというが、見た目からして自信しか感じない。実際ジュドー・アーシタも内心で思っていたが、勿論ミン相手に口にはしていない。
「ボウヤ達も縮こまってんじゃないよ。あんた達にギガノス魂ってのがあるんならどこにいようと堂々としていな」
上記場面の直後、ウェルナー・フリッツに感謝されての続き。この台詞から、割って入ったのは困り果てていたプラクティーズに助け船を出すためだと推測でき、身内への情の厚さが垣間見える台詞。
「私とした事が…ドジっちまったよ…大佐…」
XO』第41話「戦士、再び…」より。本作では原作と異なり、味方にならず戦死してしまうが、その際の最期の台詞。
ただし他のグン・ジェム隊やジオンのパイロットは最期に絶叫を挙げるのに彼女にはそれがないので、もしかすると生存しているのかもしれないが。

スパロボシリーズの迷台詞編集

「あたいとした事が!」
A』第11話地上ルート「恐怖!無限機動砲」or「シークレット・ウェポン」より。無限機動砲の巻き添えを食らうと発するセリフ。意図しないと見ることはできない。
「冗談じゃないよ! 誰がこんなちょうちんゴリラと!」
MXPORTABLE)』第18話重慶ルート「Burning heart, Flying high」より。重慶攻略の際、隊に協力を申し出たアルベロ・エストエルデ・ミッテが同行していた際、それを羨ましがるゴルに対してガナンが「ミンとでも組むんだな」と言ったことに対してのリアクション。原作ではジンが言っていた悪口であり、今回も当然のごとくゴルはキレた。
グン・ジェム「どこだ!?」
ミン「あ、あいつは!?」
グン・ジェム「んん!?」
ミン「た、大佐! 頭の上に!!」
グン・ジェム「おお!? 何だ、てめえは!?」
同話。突如として流れる口上にその元を探していたら、ゲイザムの頭上にロム・ストールが立っていたという衝撃のシチュエーションに二人して驚愕する。ロムの最初の台詞の時点でカーソルはゲイザムに合わさったままなのだが、所在不明の便宜上ではなく口火を切った時点で本当にずっとゲイザムの上にいたのだろうか…。この後、名台詞の項目にある先述の台詞に繋がる。
同作におけるロムの登場イベントが全てDVEで、『ドラグナー』もまた『MX』で初めて声のついた参戦であるためか、このやり取りも含めた一連のシーンまでも全てDVEという、謎に贅沢な仕様になっている。
レイナ「小さくたって私だって拳法家よ! あんたみたいなデカブツになんか負けないんだから!」
ミン「あんた…あたいのことを怪力大女って言ったね…!」
『MX(PORTABLE)』第25~27話「猛攻、毒蛇部隊」におけるレイナ・ストールとの戦闘前会話。言っていない。恐らく、単にSサイズのパワーライザーと17.9mのスタークダインのサイズ差でデカブツと発言していると思われ、これは過剰反応である。そんなに気にしていたのか…。
ちなみに同作第20~22話「タイムラグは90秒」ではケーンに「きっと乗ってる女もとんでもない怪力の大女に違いねえ」と言われており、これを引きずっているものと思われる。
「…美しい、ねぇ」
『MX(PORTABLE)』の中断メッセージにおいて、自分を美しい肉体と豪語するグン・ジェムに対して。上司ではあるが、やはり彼のこともガサツとは思っていたらしい。

搭乗機体編集

スタークダイン
愛機。目くらましの後切り刻む、えぐい戦法を発揮する。

他作品での搭乗機体編集

ギルガザムネ
ゲーム『サンライズ英雄譚(サンライズ英雄譚R)』及び『サンライズ英雄譚2』での愛機で、ミン専用のギルガザムネ。カラーリングは赤色に塗られている。

余談編集

  • キャラクターデザインの芦田豊雄は最初はやせた美人としてデザインしたが、神田武幸監督から「もう少しイモっぽくポッチャリさせてくれ」と手直しを受けたと語っている。

脚注編集

  1. CHARACTERS、機甲戦記ドラグナー公式サイト、2022年1月6日閲覧。