ボスボロット

2014年9月8日 (月) 19:04時点におけるGGG (トーク | 投稿記録)による版 (→‎装備・機能)

ボスボロット(Boss Borot)

機体概要

ボスマジンガーZに憧れて光子力研究所の三博士に協力させて造らせたロボット。車のハンドルで操縦する。通称はボロット。TVアニメでは名付け親はボス。サブタイトルでは「ボスロボット」だったのが、劇中であっさり「ボスボロット」になってしまった。まるで蔑称のような名前だが、搭乗者本人は気にしていない。

普段はガソリン駆動だが光子力エネルギーでも稼働し、様々なオプションを搭載・使用できる、ポテンシャルだけは無限の底知れないロボットで、案外馬鹿には出来ない代物といえる。また、どう接続されているのか不明だが、頭と身体は分離する上に、身体が勝手に動いている。三博士によればブレストファイヤーとロケットパンチは反動で壊れ、光子力ビームは研究所のエネルギー不足で搭載されず(逆に言えば、光子力ビームを搭載出来るだけのスペックはある)。ただし、力だけはマジンガーZに勝るとも劣らない。

登場当初は足を引っ張ることが多く、所謂「狂言回し」的な役割に過ぎなかったが、番組後半になるに連れて活躍場面が増えて行き、劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』ではマジンガーZすら敵わなかった戦闘獣ダンテを(不意打ちに近いが)撃破するという大殊勲を上げるなど、ダイアナンAよりも役立っていたりする。

なお、ボロットを実際に建造したのは三博士だが、設計をしたのはボス本人。自在に表情を変えるというデザインの一点のみを鑑みれば、意外と天才なのかもしれない。やたら感情豊かで、まるで人間のように動き、喜怒哀楽を表現する。頭はかなり頑丈で核ミサイルの直撃にも耐えるだろうが、機密性に問題があるので中の人間が死んでしまう……はずなのだが、死なないどころか、ピンピンしてそうな気もする。

グレートマジンガー』でも引き続き登場、その際には全高が20mに増量していた。
UFOロボ グレンダイザー』にも二回ほど登場、相変わらずの活躍(?)を見せた。
……なお、これにより主役ロボを差し置いてマジンガー三部作全てに出演した唯一のロボットという、実はとんでもない皆勤賞を達成している。

放送当時からファンに愛されていたキャラクターであり、当時のテレビマガジンではスピンオフ漫画が1975~1977年まで連載されていて、その漫画も非常に人気があった。
これ以降、数々のロボットアニメでボスボロットの系譜たるロボットが登場する事となる。

マジンカイザー版設定

アフロダイAビューナスA (マジンカイザー)と共にマジンガー達のサポートにやってくる。足を引っ張るだけの印象が強いアフロダイA等に比べ、本機も足を引っ張るものの、ビューナスAが寄生され敵となった回等では孤軍奮闘し活躍する。
また、機密性はゼロに等しく、海水が口部から流れ込んでボスが溺れる事もあった。その為、水中用装備があり海水ゴーグルを付けた様なタイプと背部に酸素ボンベを積み頭部を透明なヘルメットで覆うタイプが劇中で見られる。頭部内は部屋の様に家具が置いてあり、戦闘中ボロットが転倒したりするとボスが家具の下敷きになる様子が見られる。『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』では太い眉毛に風呂敷マントをつけている他、胴体内部にカイザーパイルダーを収納していた。

真マジンガー版設定

当初は光子力研究所の作業用ロボットであり、ボス達がアルバイトとしてこのロボットを動かしていた。 後にDr.ヘルとの最終決戦の際に改良され、いつものボロットの姿になる。 また、ボスボロットの名付け親は子分のヌケムチャとなった。

登場回数こそ少ないもののOVA版同様かなりの活躍をしている。

スパロボシリーズにおいて

マジンガーZ』(もしくは『マジンカイザー』)がUXまで皆勤賞という事もあり、毎回のごとく参戦している。デフォルトパイロットはボスで、大抵の作品ではマジンガー系パイロット間で乗り換え可能。なお、作品によっては『グレートマジンガー』名義で参戦することもある。

原作でコメディーリリーフとして登場した事を反映して、作中のストーリーでも「あまり戦闘向きではないロボット」として扱われ、或いは馬鹿にされることが多い。その為、ユニット性能はかなり低めで、武装もTV版終盤の魚雷やボスハリケーン(扇風機)が実装されず、初期のシリーズでは各種パンチに限られていた。しかし、シリーズが進むにつれて『クセはあるが使い方次第では使える』という方向へと改められている。

基本的に空を飛べず、移動力運動性が全自軍ユニット中最低ランクで、武器の射程・命中補正辺りも低く設定されている場合が多い。初期のシリーズではHP装甲値がそこそこ高めの場合もあったが、装甲材がスクラップの為か、現在ではほぼリアルロボット並みの低い数値に抑えられている。

また、ボスボロットを鹵獲したシュテドニアス軍がその性能の低さを補う為に補給装置をつけた、という設定がスーパーロボット大戦EXに存在し、『EX』の続編である第4次スーパーロボット大戦スーパーロボット大戦Fは勿論、世界観を共有しない以降のスパロボでも伝統的・慣習的に搭載されている。作品によっては修理装置も搭載されている。
これにより『EX』以後、乗り換えが比較的自由なマジンガー系パイロット達に乗り回される、最高のレベル稼ぎ用ユニットの座も手中にする事となった。

ほぼ毎回修理費が10(作品によっては100)なので、撃墜されても殆ど懐が痛まない。修理費が10ですむ為自爆を一番使用されるユニットでもある。
また、近年は戦闘グラフィック・戦闘台詞に非常に力が入れられており、極めてコミカルでテンポの良い演出や、普段はシリアスな気勢をあげるキャラがギャグテイストの掛け声や愚痴を発する様は必見必聴であり、スタッフに愛されていることが伺える。

登場作品と操縦者

旧作版設定

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
FC版は途中で抜ける。PS版は最後までいるが宇宙で使えないため、結局出番が少ない。パイロットのボスは素直に出撃停止かと思いきや念願のマジンガーZに乗っている可能性がある。
第2次スーパーロボット大戦G
時系列的に後の物語であるEXで搭載されるはずの補給装置をひっさげて登場。こちらもリメイク前と同様、宇宙で使えない(何故か終盤で地上に帰還しても使えないステージがあるのだが)上にボパイロットのボスは他のマジンガー系の機体に乗り換え不可。倉庫番になるだろう。
第3次スーパーロボット大戦
宇宙に上がれないので途中で抜ける。
スーパーロボット大戦EX
ラ・ギアスの人に補給装置を付けてもらう。上項記述通り、以後のシリーズでも補給ユニットとして固定される直因であり、ボロットに革命をもたらした作品となった。宇宙マップが存在しないので最後まで出撃可能。
第4次スーパーロボット大戦S
改造すれば攻撃力は強いが……補給装置は健在。今作から精神コマンド自爆が登場したため、修理費の安いボスボロットを自爆させるという運用も可能。以降の自爆が登場するシリーズにおいても同様の使い方ができる。宇宙および火星に出撃できないので後半はほとんど出撃自体ができなくなる。
スーパーロボット大戦F
スーパー系第1話からボスDVEと共に登場。補給経験値が入る為、マジンガー系パイロットのレベル上げ用に使えるようになった。宇宙戦用にブースターを装備(気密性は宇宙服でカバー)され、以後の作品ではこの事は暗黙の了解となった。
スーパーロボット大戦F完結編
Fと同じ用途で使われる。ザクボールと並んで強化パーツを多くつけられる機体なので、ブースター系パーツをつけまくれば移動力に優れた補給屋として運用できる。F同様にマジンガー系パイロットのレベル上げ役として貢献する。甲児や鉄也が2回行動できるようになるのは本機のおかげである。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
補給装置によるレベル上げが可能で、このおかげでマジンガー系パイロットが2回行動可能であった。ただし、今回はガルバーFXIIブルーガー飛行可能で移動力の高い補給ユニットが多いので補給要員としてはあまり出番がない。
スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
装甲な為援護防御に入ってしまうと、そのまま集中砲火を浴び落ちる事も良くあるので注意。地形適応が宇宙Cなのでまず使われないが、S-DXボロットパンチはフル改造し、V-UPユニット×4個装備すると攻撃力7800になる。弾数もENも無制限な為、ある意味脅威的である。どうしても使いたいならフル改造ボーナスで宇宙Aにしよう。
スーパーロボット大戦COMPACT2
貴重な補給装置付きと言う事で葉月長官からその存在を正当に評価されており、1部序盤に宇宙に打ち上げられる。第2部では補給装置を持った機体が必要という事で地上から打ち上げられたのだが、いつものごとく宇宙C。宇宙ステージが大半の2部では酷過ぎる仕様である。スーパーボスボロットにしてくれればと思った人も少ないないはず。ボスが奇跡を覚えるパターンならSDXボロットパンチを撃ちまくれるが、そこまでする?
スーパーロボット大戦IMPACT
基本能力はいつもの如く酷いが、改造すればする程強くなる機体。V-UPユニットを併用すれば本作最高の攻撃力を持つユニットになる。フル改造ボーナスで宇宙Sにすれば宇宙でも問題なく使える。
スーパーロボット大戦COMPACT3
ちょっと可愛そうだが、修理費が安いのでオメガミサイルの処理をさせられたりする。補給装置のおかげでマジンガー系パイロットのレベル上げに有用。特に甲児は意図的にレベルを上げてやらないと熱血を習得できない。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
スーパー系第2話からボスDVEと共に登場。宇宙に出る際は宇宙服を着れば大丈夫ということでスーパーボスボロットには改造されなかった。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
スペシャルDXボロットパンチが『α外伝』に近い仕様になり本気で鍛えればかなり強力なユニットになる。攻撃回避時のお尻ペンペンは一見の価値あり。
スーパーロボット大戦α外伝
ジロン・アモスウォーカーマシンと間違えて、ザブングルの代わりにかっぱらおうとするイベントがある。この作品から武器改造による攻撃力の上昇値が高くなり、改造次第では強力な戦力として運用することが可能になった。必殺技の「スペシャルDXボロットパンチ」はP属性、射程1-4、弾数無制限、更に50%という恐ろしい クリティカル率を誇る。
第2次スーパーロボット大戦α
小隊システムにより、補給装置の利用価値がより上昇。全体攻撃としては最高の攻撃力を誇る武装、ボロットダイナミックスペシャルが追加された。とはいえ後半はボスがマジンガーZ、下手すればマジンカイザーに搭乗することも。
第3次スーパーロボット大戦α
流石にボス達がスクランダーがついたマジンカイザーに乗ることはないが、空陸のマジンガーZに取って代わられやすい。なお、本作では前作で実装されなかった小隊攻撃武器としてボロットプレッシャーパンチが追加されている。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
今回はグレートマジンガーからの出典となっている。第3次α以来の小隊システム採用作品に参戦。1小隊が3機に減り、全体的にEN消費が激しくなっているため、補給装置持ちのライバルが多くても需要は高い。攻撃力はそれなりに伸びるが小隊員としての運用が無難。アニメーションがこれまでのシリーズを更に上回るこだわりぶりで、対地対空で全く別物の攻撃に変化し、まず見ることのできないバリアによる無効化演出も面白おかしい動きを見せてくれる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
今回はボロットプレッシャーパンチが隠し武装になっている。ただ、性能的には無理をしてまで入手するほどのものではない。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
地形適応が陸Sなのが強み。他の地形適応の劣悪さはGBA版と違い強化パーツにより簡単に解消できる。必殺のスペシャルDXボロットパンチの威力はスーパー系主人公格の必殺技に劣らない威力だが、今回はENを消費するようになってしまった。武器の命中率の低さは相変わらずで、本作ではリアル系エースの攻撃ですら当たらない程敵が避けるので本機で必中なしではまず当たらない。カスタムボーナスを付けたとしても当たらない。また修理費の概念が撤廃されたことで利点が一つ減ってしまった。
スーパーロボット大戦R
コクピットの広さゆえに、コン・バトラーチームの説得のために使われた。その際キッドに「一番白旗が似合う」と言われた。ボロットプレッシャーパンチが追加武装扱いだが、Aと違い特に条件は必要ない。
スーパーロボット大戦D
ロボットJr.が参戦した為、合体攻撃が追加された。そのせいで頭がいつも飛ばされているが壊れない辺り相当頑丈。ボロットプレッシャーパンチは最初から装備されている。
スーパーロボット大戦K
アニメ版(ただし公式表記はコミック版)。JやWの修理装置や強力な武器が軒並み撤廃され、ボロットらしい能力値に落ち着いた。ただしパートナーにすることで弾除けという使い道ができ、武器も全て気力低下効果が付いているので援護役として便利。今回ボスがストライクフリーダムガンダムを受け取る前のキラを乗せようとした。「キラが乗れば少しは強くなるかも」といっていたが、周囲の人間にはあっさり否定される。……強くなりそうなものだが。

単独作品

新スーパーロボット大戦
ボスボロット自体は登場しないが、宇宙用に改造されたスーパーボスボロットが登場。片手にマップ兵器のスーパーDXミサイルを携えている。補給装置も健在。
スーパーロボット大戦64
改造段階が15段まで可能。
スーパーロボット大戦MX
SSサイズで飛行可能、修理装置&補給装置持ちという超強力なライバルTFOが登場。ボロットは武器性能がぱっとしない上、他の機体にボスを乗せてもヌケムチャは付いてくる。ただでさえ修理&補給ユニットが充実している本作では出る幕がない。しかし量産型グレートマジンガー及びブラック・グレートを手に入れるには、ボスをボロットに乗せて量産型グレートを破壊する必要がある。武器の威力が異常に高いのは健在のため使えないことも無いのだが…。だが精神コマンドが相変わらず大化けするので、成長させればゼオライマーかそれ以上の重要ユニットになる。
原作再現でギルギルガンへの囮役を担うが、その抜擢理由を葛城ミサトは「馬力や動きの柔軟性、脱出が容易など総合的な観点から最適と判断した」と語る……
スーパーロボット大戦NEO
今回はグレートマジンガー名義での参戦。補給ユニットが少ないので必要性が高い。戦闘力は低めだが、精神コマンドが使いやすいので便利。なお機械化帝国との戦いで宇宙に赴く際、3人分の宇宙服を用意しただけでボロット宇宙仕様カスタムと称するが、本作には地形適応のステータスが存在しないので、ゲーム上はこれだけで問題なく戦えている。

マジンカイザー版設定

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
OVA版。シリーズ最強のボスボロットと評される。補給装置に加え修理装置も追加され、ボロットパンチ改めボロット正義の鉄拳の射程も伸び、無消費のボロットチェーンアタック、必殺技のボロットローリングクラッシュを得た上にボロットホームラン(ボス専用)が単体の長射程攻撃になった。しかもボロットなのに宇宙A。サポート役としては超優秀で、武器を改造すれば攻撃役としても終盤まで主力となる(しかも改造費は非常に安い)。パイロットはもちろん3人。移動面はリフターモジュールで一気に解決。高火力の自爆がボス用の武器で、修理費が10なので最後の手段として有効。加えてヌケ・ムチャの精神コマンドがレベル80で全部習得ではなく、他のパイロットと同じように覚えていくのも大きい。正直、これで修理費10は反則な気もする。
……にも関わらず、ルリからは「頭数に入れないでおけば役に立った時嬉しいと思う」などという暴言を吐かれた。まぁJのナデシコはボスボロット以上に恐ろしい強さなので、納得できなくも無い。
スーパーロボット大戦W
OVA版。Jの能力がほぼそのまま引き継がれており、前作と同じ運用ができる。また、ボロット正義の鉄拳の他、ボロットローリングクラッシュもマルチコンボ武器になった。ちなみにJに続き地味に強くなったボロットは漫画などのネタにされている。
スーパーロボット大戦L
Wの頃と比べると修理装置とボロットホームランの消滅、数少ない対空攻撃であるチェーンアタックが残弾制(しかもたった4発)になりといった弱体化がされている。機体能力も最低ランクの運動性にバルキリー並みのHP・装甲とかなり低い。また、強化パーツが存在しないLの仕様のため、これまでのように容易に弱点をフォローできなくなっている点も痛い。しかし、燃費の悪いスーパーロボットのPUに補給装置持ちユニットをつけるのがセオリーとなっている本作において、補給装置のみならず「格闘武器+」「CT補正+」に「特殊効果無効」まで備えた非常に優秀な機体ボーナスを持ち、そしてボロット自身も攻撃力だけなら中々のものを持つ(そして全て気力低下効果付き)ため、火力特化のスーパーロボットのお供として最適。また、ビルドエンジェルなど、同様に気力低下効果のある武器を持つ機体とPUを組むと、武器次第では普通に戦うだけで一度に40近く気力を下げることが出来るため、対使徒戦などで重宝する(本作のATフィールドは気力が一定値以上でないと発動出来ないため)。ちなみにビルドエンジェルはボロットを宇宙Aにする点でも相性がいい(ボロット側のボーナスはあまり効果がなくなるが)
なおボスはイクサー1にベタ惚れだが、イクサーロボと組ませるメリットは特に無い。

単独作品

スーパーロボット大戦GC
初のOVA版。今回はムチャヌケが、ボスではなくボロット専属のサブパイロットとなっており、乗せ換えで掛け合いを楽しむこともできる。本作の時点では、後のJやWほどの性能はないが、一応武器をフル改造すると他のスーパー系主役機よりわずかに攻撃力が高くなる。
スーパーロボット大戦XO
OVA版。

真マジンガー設定

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初の真マジンガー版。破界篇では原作シナリオ進行の関係上、初の不参加となっている。初登場時はスポット参戦で後に正式に加入。最初から4段階改造済みの上にボロットにあるまじき装甲の硬さとパワーの高さを誇る。しかしそこはボロット。地上以外の地形適応が悪すぎて空などでは威力は激減してしまう事に。アダプター系をつけてあげるとかなり便利である。なお修理費は設定がゴミの再利用ではないので"1000"も消費する(それでも自軍ユニットの中ではATより安く、ヨマコに次ぐ)。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
今回は最序盤からの登場となり、無改造の状態から始まる。また、ボス達がくろがね屋を離れているため格闘とパワーアームの2種類でかなりの間戦うことになる。

装備・機能

どの作品でも機体の基本性能はほぼ全てが最低クラスで、普通は他ユニットの補給役に専念させることになる。専用なのでを飛べず、宇宙の地形適応も大抵悪い。だが改造段階や効率で恵まれていることが多く、強化パーツスロットも大抵限界の4まで装備できるので、カスタマイズの幅はかなり広い。現行作品では資金と手間暇さえかければ、十分副戦力として使っていけるようになっている。

武装・必殺武器

旧作版とOVA版で武装に違いがあり、スパロボではシリーズによって採用される武器が頻繁に変わる。性能は全体的に低いが、最強技に設定されている武器の攻撃力だけは高めの場合が殆ど。

シリーズが進むにつれ、戦闘アニメが毎回非常に凝った作りとなるようになり、動作を見ているだけでも楽しめるようになった。特にZでは地上と空中で各攻撃の戦闘アニメが大きく異なる他、攻撃を外した際にも専用アニメが用意されている。作品によっては、武器名と戦闘アニメの内容が全く噛み合っていない場合もある。乗り換えで他キャラを乗せた時の専用戦闘メッセージも多い。

旧作版

ボロットパンチ
ボロットの拳で殴りつける攻撃。ただしZのように、うっかりして体当たりになったり、風船で空を飛んだものの落下して敵機にぶつかってしまう場合も(そのため、Zでは地上戦・対空・空対地の3パターンも用意されているのに一つもパンチしない)。
Kではアタックコンボ武器で気力ダウン効果がある他、攻撃時にOVA版の武器名である『ボロット正義の鉄拳』と言う言葉が出る場合がある。
NEOではヒット&アウェイ特性付き。
スペシャルボロットパンチ
ボロットパンチの強化版だが、性能的には大差ない場合も多い。
スペシャルDXボロットパンチ(スペシャルデラックスゴールデンデリシャスボロットパンチ)
過去多くのシリーズでボロットの最強技だったが、現在はボロットダイナミックスペシャルなど他の技に取って代わられ不採用のことが多い。大抵命中率が低い。無駄に正式名が長く、(正式名称はスペシャルデラックスゴールデンデリシャスハイパワー!マグナムボロットパンチ)兜甲児などに使わせると途中で舌を噛む。
Dではコンボ武器。
スーパーDXボロットパンチ
MXで採用。石につまずき(空中や宇宙でも何故か配置されている)すっ転びながら(なぜか宇宙でも転ぶ)も殴りつけた後、画面が2分割され、爆弾を投げつけて導火線へ着火する。だが爆弾に火が回っても爆発せず、不審に思ったボロットが分割画面を跨いで様子を覗き込むと、期待通り見事大爆発し巻き込まれる。演出なのでボロットがダメージを受けることはない。
スーパーDXミサイル
新のスーパーボスボロットに搭載されていたマップ兵器
ボロットプレッシャーパンチ
グレートマジンガーのドリルプレッシャーパンチのように拳を撃ち出すが、パンチのバックファイヤーでボロットの腕や本体が黒焦げになってしまう。一部作品では隠し武装、或いは追加武装になっている。なお、原作では威力は無に等しかったがスパロボではボロットを使う際に唯一の有射程武器として重宝する。
NEOでは押し出し特性付き。他の武装の使い勝手の問題から、攻撃時は専らこの技を使うこととなる。
ボロットスペシャル
Zで登場。トライチャージ専用武器で全体攻撃…なのだが、ボロット本人はただ扇子を手に応援しているだけで、攻撃はパイロットが直接かんしゃく玉を投げている。これでもトライチャージ武器としての威力は割と高い方で、何故か運動性を下げる追加効果もある。
ボロットダイナミックスペシャル
旧作版ボロット単独での最強技。第2次α・第3次α・Z・Kなどで実装されている。作品によってはボス専用。攻撃内容は作品によって異なり、αシリーズではとにかく物を投げまくる。途中にボロットプレッシャーパンチが混じっているのに最後の小石のダメージが妙に強い。Zではミサイルに乗って突撃しボロットごと吹っ飛ばされたり、マジシャン風衣装でビームを放つ。KではマジンガーZ合体攻撃を使えなかった代役として、露骨にファイナルダイナミックスペシャルを意識したボスヌケムチャの3分割カットインや、敵をアッパーするボロットのカットインまで入る(この時のボロットはおそらく真・ゲッター3のパロディと思われる)。更にトドメ演出で、仁王立ちしたボロットが爆発に巻き込まれて頭以外全壊というとんでもない事になる(自爆系武器ではないので、ダメージはなし)。第2次αと第3次αでは全体攻撃で、Kではバリア貫通&気力ダウンLv3効果。NEOでは突破攻撃で、ボロボロなジェットスクランダーを背中に取り付けて突進する。CGがすばらしい出来であるが、気力制限の高さと突破攻撃の使い勝手の問題から、意識して狙わないと見れないのが難点。
ボロットホームラン(合体攻撃
Dで登場。ロボットJr.との合体攻撃。ボロット側は必ずボスが乗る必要があるが、Jr.は兜シロー以外でも可。目に炎を灯したロボットJr.がボロットの差し出したボールをバットで打とうとするが、間違ってボロットの頭をかっ飛ばす。愛しのさやかさんだろうと、戦闘のプロのはずの剣鉄也だろうと間違って打ってしまう。ボロットにとっては貴重な遠距離攻撃で、なんと味方の武器で一番射程が長い。

マジンカイザー

ボロット正義の鉄拳
OVA版におけるボロットパンチ。OVA版でも、殴った反動で腕が砕けてしまったりとコミカルな動作を見せる。JやWでは(マルチ)コンボ武器。
ボロットチェーンアタック
敵にチェーンを巻き付けて振り回し、投げ飛ばす。『死闘!暗黒大将軍』でゴーゴン大公に仕掛けた攻撃の再現。
ボロット必殺ヒップアタック
敵の頭上めがけて飛び上がり、ヒップアタックをぶちかます。J(と流用するWとL)では当たった後、尻が火をつけてしまうという演出がある。
ボロットローリングクラッシュ
ボロットの両腕と両足を広げて身体を高速回転させ、敵に向かって滑りながら突撃。攻撃後は目が回ってしまった所に、落下してきた敵機がぶつかって吹っ飛ばされる。自爆を除けば、OVA版ボロット最強の必殺技。Wではマルチコンボ武器となった。
ボロットホームラン(単独使用)
JやWではボス専用武器として、単体で使用。演出でロボットJrが登場する。
Wではトスバッティングではなく、バットを構えているロボットJrに向かってボールを投球する(やはり間違って頭がすっ飛んでいくが)。OVA版でも、ボロットにとって貴重な遠距離攻撃なのは変わらない。単独使用なので、反撃にも安定して使用できる。ただ、ボロットはENが少ないので連発し辛い(援護防御役としてバリアを付けている時はなおさら)
自爆(武装)
JやWではボス専用武器として登場。敵に取り付き、取り出したリモコンの自爆スイッチを押して道連れにする。もちろん使用すれば撃墜扱い。必中直撃の効果を併せ持つ。

真マジンガー版

格闘
相手を殴って蹴る。また、対空の場合は助走をつけて大ジャンプを行って攻撃する。
パワーアーム
腕を伸ばして攻撃する。これを使う時のボス達の台詞はやたらとカッコいい。なお、避けられると手が絡まりバリアで弾かれると弾かれた反動で自分の顔を殴り飛ばしてしまう。再世篇ではボス達のカットインがあるが、時獄篇では無くなった。
必殺くろがね五人衆
くろがね五人衆を召喚し、代わりに戦ってもらう。ボロットは五人衆を紹介するだけ。生身で戦うので空や海の地形適応は低い……はずだが何故か宇宙はAである。とにかく突っ込みどころが満載であると言わざるを得ない(後述)。
時獄篇ではカットインが変更されたが、クロス以外の面々はそのカットインでの登場になっている。また、地形適応が陸Sにパワーアップしたが、流石にやり過ぎたと思ったのか宇宙がBに下がっている(それでも空や海より高いが…)。

特殊能力

補給装置
味方のENと弾数を全回復。シュテドニアスに改造されて付けてもらったボロットの生命線。その後のシリーズでも必ず、しかし理由もなく付いている(おそらくお腹に蓄えているのだろう)。
修理装置
JやWで実装。これにより、修理と補給をボロット一機で賄えるようになった。

移動タイプ

サイズ

M
3(NEO)

カスタムボーナス

超合金Z……装甲+100。
第2次G
全武器の命中+30%。
A PORTABLE
特殊能力『補給装置』の範囲+1。
第2次Z、第3次Z。補給スキルと併用すれば使いやすさが劇的に向上する。

機体ボーナス

初期:格闘武器+100 CT補正+10 地形適応:陸A 特殊効果無効
5段階:格闘武器+200 CT補正+20 地形適応:陸S 特殊効果無効
10段階:格闘武器+300 CT補正+30 地形適応:陸S 特殊効果無効
L

機体BGM

「マジンガーZ」
「空飛ぶマジンガーZ」
「Zのテーマ」
「ぼくらのマジンガーZ」
「おれはグレートマジンガー」
グレートマジンガー』名義の参戦時のみ。
「勇者はマジンガー」
『グレートマジンガー』名義の参戦時のみ。
「FIRE WARS」
OVA版のみ。
「感じてknight」
真マジンガー版のみ。

関連機体

スーパーボスボロット
宇宙戦仕様に改造されたボスボロット。…実はスパロボオリジナルの機体で、現在のところ『新スーパーロボット大戦』のみに登場する。
ロボットJr.
兜シローが搭乗する操縦練習用の機体。ボスボロットとコンビを組むことが多い。
作業用ロボット
『マジンカイザーSKL ヴァーサス』に搭乗した作業用ロボット。ボスボロットがモチーフ。

余談

  • 上記のとおり、くろがね五人衆は生身で戦っているが、水中、果てには宇宙でも戦っている。宇宙では真空、宇宙線による被爆といった問題があるのだが……演出を見る限り、恐らく宇宙服無しで戦っている。これなら「変な奴」呼ばわりした鉄仮面の気持ちも理解できよう。

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