ニナ・パープルトン

2014年2月17日 (月) 16:52時点における220.208.163.30 (トーク)による版

ニナ・パープルトン(Nina Purpleton)

アナハイム・エレクトロニクス所属のシステムエンジニア。ガンダム開発計画の運用サポートエンジニアとしてアルビオンに乗船。ガンダム試作1号機2号機を担当していた。モビルスーツマニアのガンダムオタク。自らが開発したGPシリーズを「私のガンダム」と呼ぶ等、その偏愛ぶりは著しい。

かつてはアナベル・ガトーと付き合っていたが、星の屑作戦のために行方不明になる。しばらく後の本編では、コウ・ウラキとはガンダム操作のレクチャーする関係で、徐々にコウと付き合う間柄に。2人に殺しあってほしくないニナは2人を止めようとするが、ニナの思いは虚しく、コウとガトーは宿敵同士で争うこととなる。星の屑作戦ではコウがガトーを狙撃して負傷させたことで、彼に付き添うが、軍人として人生を真っ当したいガトーはニナを気絶させて、部下のカリウスに託す。そしてガトーは戦場で散り、コウは投獄と、お互い「軍人」として結末を迎えた。最後は投獄から解放されたコウを笑顔で迎えるのであった。

終盤の一連の行動から一部からは悪女と揶揄されているが、小説版においては「コウに無抵抗のガトーを射殺した罪悪感と、後味の悪さを一生引きずるような思いをしてほしくなかった為、コウに銃を向けた」という解釈がなされている。

ボンボン版では全くガトーの絡みが無いが、松浦まさふみの漫画版ではに潜伏していたガトーとの交流が描かれており、当時はグラナダ大学の学生としてコロニー工学を研究し、その一環としてジャンク屋のケリィ・レズナーの元を訪れてガトーと知り合った経緯が描かれている。

登場作品と役柄

やはりというかなんというかガンダムオタクであり、むしろそれが強調されるイベントが多い。部隊に同行する事もあり、コウとともにモビルスーツの解説をしたり、エンジニアとして整備班を手伝ったり、アナハイムとのパイプ役として活躍したりする。

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
ミデアのパイロットで登場する場面もある。PS版では連邦兵がパイロットになっている。
スーパーロボット大戦EX
パイロットではないが召喚に巻き込まれる。ガトーになびいてる様子も見せたが出番は少ない。
第4次スーパーロボット大戦
序盤にアストナージと共にロンド・ベル隊に合流する。Sガンダムの説明等で出番はそこそこあるが、シナリオによってはオペレーターの役割も務める。ガトーとは中盤にノイエDCに参入して驚く場面はあるが、終盤に自軍に参入した際は別働隊にいる為に全くイベントが無い。
第4次スーパーロボット大戦S
スーパーロボット大戦F
今回は非戦闘要員ながら、DVEで声が入った。GやWなどの宇宙世紀外ガンダムは知らないらしく、次々と登場するガンダムにガンダムオタクの自信を無くす場面も。
スーパーロボット大戦F完結編
当初からロンド・ベル隊に同行。量産型νガンダムの武装選択をコウに促す等、出番は割と多い。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
アルトアイゼンの強化に関わる。この役割はOGシリーズではマリオン・ラドムに引き継がれた。
スーパーロボット大戦IMPACT

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ガンダム強奪の時は原作同様のやり取りでDVEも付いているが、この時点でガトーに気付いた点は原作よりもマシと言える。また、カミーユ・ビダンが設計したΖガンダムの設計データ調整の最終チェックにおいて、アムロ、カミーユを加えて行うなど、ガンダムオタクならではのイベントもある。
スーパーロボット大戦α外伝
序盤と終盤に少し登場。同行はしなかった。序盤では、イージス計画の責任者であるリン・マオが社長を勤めるマオ・インダストリーにいた。しかし、メカニックとして超一流の腕は、健在で前大戦である、バルマー戦役終結後に、ヒイロ・ユイデュオ・マックスウェルトロワ・バートンカトル・ラバーバ・ウィナーの4人から、有事のためにウイングガンダムゼロカスタムガンダムデスサイズヘルカスタムガンダムヘビーアームズカスタムガンダムサンドロックカスタムを頼まれながらも預かって、いつでも出撃できるように整備しておいた。
第2次スーパーロボット大戦α
中盤でオーキスやクロスボーン・ガンダムX3を持って自軍に合流する。明らかにガンダムに酷似したドクーガの機鋼戦士ドスハードが登場した際は必死にガンダムではないと否定している。
第3次スーパーロボット大戦α
今回は自軍と同行せず、終盤で外宇宙に向かうコウと喧嘩別れになってしまう場面も(ニナが「生きて帰ってきてほしい」と言っているのにコウが「約束できない」と言ってしまったためだが)。エンディングではアルビオンのテクニカルアドバイザーに就任した。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
アナハイムにいる立場上、ネルガル重工のエリナと軽く対立する場面があった。鉄也から「ガンダムガンダム言ってる時点でどうかしてる」と頭を疑われることも。

人間関係

アナベル・ガトー
元彼。
コウ・ウラキ
今彼。
ルセット・オデビー
同僚。ガンダム試作3号機を担当する。
ベルナルド・モンシア
彼からは一目惚れされるが、流石に困惑していた。
モーラ・バシット
友人。
オサリバン
上司。
ケリィ・レズナー
ガトーを交えて面識があった。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
α序盤でジャブロールートを経由してアーガマ隊と合流した場合は、GP-02強奪の件で底なしの落ち込みぶりを見せるものの、「伝説のパイロット」である彼と対面した事でテンションが上がり平常心を取り戻す。
カミーユ・ビダン
αにて、彼自身が設計し後に彼の愛機となるΖガンダムの設計データの最終チェックを行う際に、彼と初代ガンダムのパイロットである、アムロを加えた3人で行った。
ファ・ユイリィ
α外伝では、バルマー戦役が終わった後にリン・マオが社長を務めるマオ・インダストリーで、彼女と一緒にイージス計画の手伝いもしていた。
ジュドー・アーシタ
IMPACTではアナハイム本社にて、彼の愛機であるΖΖガンダムの調整を行なう。作業期間中、彼にΖΖの開発経緯を「耳にタコが出来るほど」語っていたらしい。
エル・ビアンノ
IMPACTでは、アナハイムの上層部に対して内密に、彼女にガーベラ・テトラを回す。
エマリー・オンス
αでは旧知の同僚。
ミリィ・チルダー
同じアナハイム所属の設定もあって、F・F完結編では後輩。
チェーン・アギ
IMPACTでは彼女が携わったνガンダムについて「こんな美しいガンダム、見た事無い」と悔しがっていたらしい。

アナザーガンダムシリーズ

ヒイロ・ユイ
α外伝にて、バルマー戦役終結後、本人に頼まれて彼の愛機であるウイングガンダムゼロカスタムを預かり、マオ・インダストリーで整備する。
デュオ・マックスウェル
α外伝にて、バルマー戦役終結後、本人に頼まれて彼の愛機であるガンダムデスサイズヘルカスタムを預かり、マオ・インダストリーで整備する。
トロワ・バートン
α外伝にて、バルマー戦役終結後、本人に頼まれて彼の愛機であるガンダムヘビーアームズカスタムを預かり、マオ・インダストリーで整備する。なお、トロワもかつて整備士として働いていた時期があるせいか、彼女のメカニックとしての腕を高く評価していた。
カトル・ラバーバ・ウィナー
α外伝にて、バルマー戦役終結後、本人に頼まれて彼の愛機であるガンダムサンドロックカスタムを預かり、マオ・インダストリーで整備する。

リアル系

エリナ・キンジョウ・ウォン
Aでは同業他社の関係が原因で、軽く火花を散らせる場面がある。

スーパー系

結城沙羅
αでは、トリントン基地で原作と違い顔も見ていないのにガンダム試作2号機を奪ったのがガトーだった事に気付いた事を、彼女に不審に思われ追及された。
碇シンジ
Fでは、EVA初号機に乗って戦うのが嫌になり、ネルフ本部を逃げ出した彼を発見した。
ロム・ストール
IMPACTでは予てから「金属生命体の異星人」として興味を抱いていたようで、実際に対面した際には彼のデータをMS開発にフィードバックさせる為、ラボへと招く。

バンプレストオリジナル

キョウスケ・ナンブ
IMPACTでは彼が提示したアルトアイゼン強化策に興味を示し、ゲシュペンストMk-IIのカスタムパーツを流用する事でアルトアイゼン・リーゼの完成に漕ぎつける。ステーク部分に、アナハイムで独自開発したフィールド無効化システムを備え付けるなど、かなりノッて改造作業に挑んでいた。

名台詞

「誰よ!?」
第1話で試作2号機に勝手に乗り込むガトーの姿を目撃した際の台詞。
「いやぁぁぁ~!! 私のガンダムが!」
コウの乗り込んだ試作1号機とガトーに強奪された試作2号機が戦うことになってしまったときに発した台詞。
「私…自分をコントロール出来ない人は嫌いです!」
第4話でコウが搭乗したコアファイターの帰艦を妨害し、コウに負けた事を酒を飲みすぎたせいと言い訳するモンシアへの台詞。
「忘れたいのよ…この悪寒を…」
第10話でかつての恋人ガトーとコウが死闘を繰り広げている現実を受けた後の台詞。
「コウ、そういうことじゃないのよ……」
ラストのコロニー制御室内、あくまでもガトーと戦おうとするコウに対しての台詞。

スパロボシリーズの名台詞

旧シリーズ

「あん…そう、うまくなったわね、コウ…あ、だめよ、そんなに乱暴にしちゃ! もっとゆっくり…そう…やさしく…」
第4次でコウとともにステイメンの出力調整をしていた時の台詞であるが、声だけであると卑猥なやり取りにしか聞こえない為、さしもの甲児も焦って止めに入った。ちなみに甲児が「紛らわしい」と突っ込んだ後、ニナも自分がかなりアブない台詞を言っていた事に気付いて甲児に弁解しているが、コウだけは気付いていなかった。
「ほんと…プレミアがつくわよ、あれ」
第4次で未だ現役であるガデムの旧ザクにコウが驚いた際の返答。
「でも‥‥この前も私の知らないガンダムが出てきたし‥‥このままじゃガンダムヲタクの名がすたるわ!」
Fシャイニングガンダムの存在を知らなかった事を悔しがった際の台詞。

COMPACTシリーズ

「アナハイムのみんなは、私も含めて徹夜だけどね。請求書はブライトさん宛てにしておくから」
IMPACTで、さも厄介事が増えて面倒そうな台詞を発しながら、その実ノリノリでアルトの強化改造に着手する。

αシリーズ

「やめて、コウ! お願いだから、それだけは言わないで!」
第2次αにて、ドスハードを見て思わず「もしや、ガンダ……」と言いかけたコウに対しての台詞。まあ、気持はわからんでもないが……

携帯機シリーズ

(なんでかしら? スーパーロボット… 納得いかないわよねぇ)
AおよびA PORTABLEより。ガンダム試作1号機宇宙で使えないためにコウともめていた際に、横から甲児が「マジンガーZなら、そのまま(宇宙空間でも)いけるぜ?」と言ったため、思わずしてしまった独白。たしかに、基本的にリアルな描写が売りのモビルスーツのエンジニアとしては、細かい説明無しで色々と無茶なことが出来るスーパーロボットの存在は納得いかないものなのだろう。
「ダウンサイジングの世の中ですもの。戦艦クラスの大きさでないと使えない武器なんてねえ」
Aにてナデシコに破壊されたナデシコ四番艦シャクヤクのYユニットを付ける作業が行われていた際、ネルガルのエリナに対抗する形でアナハイムで行われている極秘プロジェクト(試作3号機)を仄めかした上で、さらに言い放った嫌味。

資料リンク