オデロ・ヘンリーク
オデロ・ヘンリークは『機動戦士Vガンダム』の登場人物。
オデロ・ヘンリーク | |
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外国語表記 | Odelo Henrik[1] |
登場作品 | |
声優 |
中田雅之 福島潤(SRW代役) |
デザイン | 逢坂浩司 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦G |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 15歳 |
所属 | リガ・ミリティア |
概要
ラゲーンの戦災孤児のリーダー格。リガ・ミリティアに参加後からウッソ・エヴィン達の兄貴分的存在となった。
後半はアプローチを続けていたエリシャ・クランスキーと恋愛関係になり、モビルスーツの操縦訓練を受け、ガンブラスターに搭乗。
最終決戦でカテジナ・ルースに撃墜されて死亡した。
ウッソ以外で全ての話に登場した唯一の人物。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 初登場作品。中盤のシナリオで無断出撃し、デュークに戦いは甘いものではないと諭される。
- そのシナリオクリア後は本人の希望通りパイロットとして正式登録されるが、2回行動レベルが非常に遅いため使い勝手はいまいち。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ウッソについてアーガマに乗りこむが、特にパイロット志望の発言もなくそのまま登録のみがされている。加入時点では乗るユニットが用意されていないが、ガンブラスター入手後は同機がデフォルトユニットになる。とは言え、時期も時期だけに倉庫行きは確定。
- 57話「天使の輪の上で」ではエンジェル・ハイロゥに突入するウッソの随伴役をヒイロ・ユイに取られてしまい、強制出撃すらさせてもらえない。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 捨て身を習得したおかげで攻撃力に関しては自軍トップクラスのパイロットに。相変わらず回避系の精神を覚えていないので搭乗ユニットの運動性は出来る限り強化しておきたい。
- スーパーロボット大戦α外伝
- ウッソの台詞にて、カサレリアに残ったことが触れられるのみで未登場となった。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- オリファーの死亡と入れ替わりで参戦。撃墜数はオリファーから引き継ぐため、使えないことも無い。しかし参加も遅く戦力的には果てしなく微妙。使うのであれば微弱ながらもニュータイプ技能があるため、余っているファンネル搭載機に乗せてやるのがいい。射撃よりも格闘が高い。一方でインターミッションなどでの会話イベントでは序盤から他キャラと結構絡むので存在感はある。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 音声初収録。担当声優の中田氏も本作でSRW初参加。
- ガンイージのシミュレーションを受けていたという設定で、宇宙編第22話でパイロットとして登録される。レベル27でニュータイプ技能を習得。本作ではNTは希少(4人)であり、また精神も充実している事から十分一線を張れるパイロットとなっている。ちなみにフィン・ファンネル使用時に名前を叫ぶ(没台詞でファンネルもあるが、こちらは『α』から正式に採用されている)。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦30
- 最速登場は宇宙ルート「リガ・ミリティア」。パイロット加入は「新しい翼」から(V2ガンダム早期解放フラグの影響を受ける)。エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「防御アップ」。
- 加入タイミング次第ではレベル・撃墜数共に十分に育った状態で加入するので、愛があれば十分に使えるが、既に主力を張っているパイロットを押しのけるほどの強さは無い。また、支援用の精神コマンドがほぼ無いのも難点。
- 本作より、『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』以降の作品で代役を務めている福島潤氏にキャストが変更された。
パイロットステータス
精神コマンド
初登場の第2次Gからほとんど変化がなく、どの作品でも根性(またはド根性、あるいは両方)、必中、気合、友情、熱血を習得するという、スーパー系のパイロットのような構成が特徴。バランスは良いが扱いやすさはそれなりで、爆発力が無いのが難点。
- 第2次G
- 根性、気合、友情、熱血、必中、ド根性
- α
- ド根性、必中、信頼、友情、熱血、気合
- α for DC
- ド根性、必中、気合、熱血、友情、捨て身
- D
- ド根性、必中、ひらめき、熱血、気合、友情
- 新
- 根性、友情、熱血、気合、ド根性、必中
- 30
- 不屈、根性、友情、必中、気合、熱血
特殊技能(特殊スキル)
- α(DC版)
- ニュータイプL6、シールド防御L7、切り払いL6
- D
- ニュータイプL6、シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、援護攻撃L3、援護防御L3、コンボL2
- 新
- 切り払いL6、シールド防御L6、ニュータイプ
- 30
- ニュータイプL5、底力L5、援護攻撃L1
エースボーナス
人間関係
- ウッソ・エヴィン
- 友人。子どもたちのリーダー格であることもあって、ウッソからは「オデロさん」とさん付けで呼ばれていた。
- ウォレン・トレイス
- 弟分。
- スージィ・リレーン
- 妹分。
- トマーシュ・マサリク
- 共にガンブラスターに乗り、戦闘では相棒のような間柄。
- エリシャ・クランスキー
- アプローチを続け、彼女のハートを射止める。
- カテジナ・ルース
- 最終決戦にて、彼女の手によって引導を渡されてしまう。
- フォンセ・カガチ、マリア・ピァ・アーモニア
- 漫画版では自爆に巻き込んで彼らを道連れにする。(意図したものではなく瀕死の重傷による死期を悟ってのものであり、ウッソを逃がすのが精いっぱいだった)
- クロノクル・アシャー
- 直接の面識は無いが、ボンボンの漫画版では結果的にウッソが彼に勝利する切っ掛けを作った。もっとも、ウッソがクロノクルにここまで苦しめられる切っ掛けを作ったのも(マリアを巻き込んで爆死してクロノクルを豹変させた)オデロと言えなくもないが。
- 小説版では彼の駆るコンティオに撃墜され死亡する。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- ジュドー・アーシタ、ビーチャ・オーレグ、モンド・アガケ、エル・ビアンノ、イーノ・アッバーブ
- 『α』中盤の宇宙ルートでシャングリラ・チルドレンの境遇とMS強奪計画を知り、彼らを改心させようと試みる。
- リィナ・アーシタ
- 『α』中盤の宇宙ルートにて彼女から、兄たちの悪巧みを止めるために説得を頼まれる。
- ミシェル・ルオ
- 『30』DLC「易者ミシェル」では、彼女にエリシャと上手くいく方法を聞いている。
スーパー系
- 兜甲児
- 『D』での兄貴分の一人。エンディング後は共にカサレリアで暮らすことに。
- デューク・フリード
- 『第2次G』で無断出撃したオデロを諌めた。
- 楯剣人
- 『D』での兄貴分。エンディング後は共にカサレリアで暮らすことに。
- グール
- 『D』にてアムロに化けてタケル暗殺を目論む彼女を罠に嵌める。
バンプレストオリジナル
- ジョシュア・ラドクリフ
- 『D』での兄貴分。オデロとウッソの仲直りに尽力した。
名台詞
- 「どいてください! 大将をやるだけなんだ! ギロチンなんて残酷なものをみんなに見せて独裁をやる奴だけが俺達の敵なんだ!!」
- 第26話にて。
- マケドニア兵「そこで何をしているッ!!」
- 「バカバカバカ、電気消して」
- マケドニア兵「何だよ」
- 「新婚さんに特別に部屋を貸してやったでしょ、あ・そ・こ」
- マケドニア兵「ああ、そうか!」
- 「うっしっしっしっし」
- マケドニア兵「ガキのくせに、ませたこと考えないの」
- 第28話にて、マケドニア軍の捕虜収容所から脱走の為に収容施設から抜け出して直後に発見された際に。
- 当然マケドニアの警備兵からは不審がられたが、新婚夫婦の初夜を覗こうとしたという、如何にも思春期の子供がやりそうな言い訳で完璧に誤魔化した。
- この時の同行者がウッソやウォレンというメンツだったため、警備兵も不振がることなくあっさりと見逃している。
- 「トイレパックがもう満タンかよ…くっ…ぁあ…ッ未熟者め。たとえ小便まみれになったって、アンダーフックを守りきれなかった罪滅ぼしをしなけりゃ…!」
「…しちゃった…うん?魚が?」
「小便まみれになった甲斐があった!」 - 第34話にて。
- 「唇、濡らしてやろうか?」
- 第38話にて、エリシャに向けた発言。発言後、「今はいいわ」とあっさり断られる。
- 「シャクティがまた病気を起こしたんだよ!」
- 第44話にて。シャクティの身勝手な行動には、オデロも相当頭を痛めていたようだ。
- 「ウーイッグのお嬢さんは嬢ちゃんをやってりゃ良いんだーっ!」
- 第51話にて。カテジナのゴトラタンにガンブラスターで体当たりを仕掛けた際に。
- 「ウッソ!時間稼ぎはしてやってっからなーっ!」
- 同上。ゴトラタンに吹き飛ばされながらも、エンジェル・ハイロゥの中心に飛び立ったウッソを気遣う。
- 「俺…どうなっちまってんだ…おい…母ちゃん…俺の事、誉めてくれるのか。父ちゃん…ずっと俺の事嫌い…嫌いじゃなかった?ほ、本当かよ…。」
- 同上。カテジナ・ルースのゴトラタンの攻撃によって自分自身のガンブラスターが爆発する寸前に。エンジェル・ハイロゥの影響かどうかは定かではないが、走馬灯のように両親の幻が見えていたようだ。
- 「うっ、うあああああ!!」
- 断末魔。ガンブラスターが爆発し、オデロは帰らぬ人となった。
- 「へっ・・・・以前のオレだったらにげてたかもな・・・・だけどオレはひかねえぜ!」
- 『コミックボンボン』版第10章「最終兵器光臨す!!」より。エンジェル・ハイロゥ内部に単身突撃したウッソを助ける為に自らも単身突撃して。
- 「あばよ! ウッソ・・・・オレはおまえのことをほんとうの弟のようにおもってたぜ・・・・」
「俺はここまでだ・・・・」 - 同上。ウッソに向けた最期の台詞。TV版と比べてドラマチックなものとなった。
スパロボシリーズの名台詞
- 「俺もあんた達のような境遇にいたから、その気持ちは分かるけどさあ…」
「でも、だからって人の物を盗んでいい道理はないと思うぜ」 - 『α(DC)』第23話宇宙へ向かうルート「始動ダブルゼータ」より。ラビアンローズ内に侵入したシャングリラ・チルドレンの面々へ「人の道」を説くが、嘗て自分も留守中のウッソの家に忍び込み食糧を盗み食いした過去があるので、傍らで聞いていたウォレンから「説得力ないなあ」と内心で突っ込まれる事に。
- 「ちぇっ。ジョシュアさんがそんなお節介焼くとは思わなかったぜ」
- 『D』にて、ジョッシュにウッソとの仲直りを促されて。当時はジョッシュとの付き合いが短かったオデロには、ジョッシュは無愛想な人にしか見えてなかったようである。
搭乗機体
SRWでの搭乗機体
余談
- 『コミックボンボン』で連載されていた漫画版ではアニメ版以上に勇敢に描かれ、ウッソの窮地を救ってフォンセ・カガチとマリア・ピァ・アーモニア女王を道連れに爆死するという壮絶な最期を遂げた。また、その死後もウッソの最大の窮地を救う事となった。…尤も、彼がマリア女王を道連れにしたためにクロノクル・アシャーが暴走し、ウッソの窮地を招いたとも言えるが。
- 最終話のオデロの死に関しては、ウッソ役の阪口大助氏によれば、最終話近くになって「ひょっとしたらウッソは死ぬのかな」と思い、富野監督にそれとなく聞いたら、オデロ役の中田氏の方をちらっと見て「誰とは言わないけど、ひとり死ぬよ」と何気なく話していたとのこと[2]。
脚注
- ↑ CHARACTER|機動戦士Vガンダム 2022年1月5日閲覧。
- ↑ 角川書店『ニュータイプ100%コレクション23 機動戦士VガンダムVOL.2 SHAHKTI'S PRAYER』73頁。