ビッグボルフォッグは『勇者王ガオガイガー』および『勇者王ガオガイガーFINAL』の登場メカ。
ビッグボルフォッグ | |
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外国語表記 | Big Volfogg |
登場作品 | |
声優 | 小西克幸 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
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分類 | AI搭載型ビークルロボ |
全高 | 21.8 m |
乾燥重量 | 12.3 t |
全備重量 | 18.0 t |
動力 | GSライド |
最大出力 | 1000000 kw |
最高速度 | 470 km/h以上 |
最高走行速度 | 380 km/h |
AI | ボルフォッグ |
開発 | GGG |
所属組織 | GGG |
所属部隊 | 諜報部 |
概要
ボルフォッグがサポートマシンであるガンマシンのガンドーベル、ガングルーと「三身一体」する事によって完成する戦闘形態。合体してビッグと名はつくが、実際にはサイズもガオガイガーや超竜神と比較すると小型である(彼らの合体前とちょうど同じくらい)。
攻撃力・防御力が大幅にパワーアップしている。とはいえ、ボルフォッグは調査や情報収集といった隠密や諜報戦を目的に開発された為、他の勇者ロボに比べ多機能で機動力に優れるが、パワーが足りず、ゾンダーロボとはパワー差で苦戦することが多かった。この関係から、戦域が海中や宇宙の時などは多次元諜報潜水艦やスサノオを用いての戦闘支援に専念し、合体しないで戦うことも多い。
構成機体
登場作品と役柄
スパロボにおいてはガンドーベル、ガングルーがユニットではなく換装パーツ扱いなので、竜兄弟などと比べると合体するのに出撃枠を圧迫する事なく、最初からこの形態で出撃可能なのが特徴。更に機体性能や精神コマンドの「かく乱」も強力で十分活躍出来る。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 第21話でボルフォッグが被弾すると合体イベントが発生(本作ではガンドーベル・ガングルーのユニットアイコンはここでのみ登場)。加入後はマップ上で変形するのではなくインターミッションの換装でボルフォッグから切り替わる。換装パーツの名前がガンロボットになっている(ガンドーベル、ガングルーの人型形態をガンロボットモードと呼称するため間違いではない)。移動力や運動性が高く、援護にも使える有射程P武器の必殺技や長射程の全体攻撃を持つため使いやすいが、通常戦闘では移動後射程1なのが難点。なお最終面クリア時にビッグボルフォッグ状態であると、次周回にPPが引き継がれないというバグがある為、ボルフォッグ状態への換装を強く推奨する。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 今度は前作とは逆で、ビッグボルフォッグ状態で無いとPPが引き継がれない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- なにげにガオガイガーより装甲値が高い。ボルフォッグ形態よりもサイズが大きいため回避性能は劣るが、斬り払いが追加されるためあまり不便さは感じない。
- ボルフォッグ同様、メルティングサイレンの「1ターンの間バリアを無効化」する特殊能力が非常に強力であり、対ボス戦や支援要請などで重宝する。特に第1部におけるガウルンとの戦いでは、運用の有無次第で難易度が大きく変わる。
- シナリオ「死闘!魔神vs大将軍」では甲児がガンドーベルに乗る関係から、この形態では出撃できない。なお、先のルート分岐でもう一方のオーブルートを選択している場合でも換装解除されてしまうため、そのまま気づかず換装し忘れるなんて事も…。
- 名前が長いためか、パイロット一覧などにおける表示は文字が狭まった専用のフォント(「ッ」の一・二画目の向きが通常と違うもの)になっている(他に同様の扱いになっているのは量産型ボン太くんぐらい)。
- スーパーロボット大戦BX
- 原種編からの開始ということで序盤は修理中のままであり、さらにGGGが壊滅したあとの新生GGG登場まで間があるので参戦は16話から。
- ボルフォッグへの換装は出来なくなったが、ムラサメソードでの防御やメルティングサイレンの特殊コマンド化、ホログラフィックカモフラージュのユニーク分身化など細かい再現が光る。特に実質MAP兵器化したメルティングサイレンは木連・バジュラ・ヴェイガン・オーラマシンとバリア持ちのユニットが多いため、『W』以上に重宝する。特に日本残留ルート19話での対ハイパーレプラカーンでは射撃武器を持つユニットの攻撃を通すための重要な役割となる。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 第1話でスポット参戦後、地球ルート第12話で正式参戦する。
- 携帯機シリーズで猛威を奮ったメルティングサイレンも健在。本作では1マップ1回限定になったが、マップ全体に効果が及ぶようになった為、バリアが厄介な雑魚が大量にいるマップや、バリアを持つボスに味方が総攻撃を仕掛けるタイミングで使用すると良い。
- 従来作と比べて武装の種類は減ったうえ攻撃力も控えめだが、メインパイロットとしては最小コストである消費SP20で使える分析や、クェスと並んで、こちらもメインパイロット中最小コストの消費SP50で使えるかく乱が売りで、メルティングサイレンと合わせて、敵にデバフを掛けつつ雑魚を片付ける役割に最適。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- UC・R・SRのアタッカー。
- 2018年7月のイベント「お姉ちゃん忍法帖」にて大器型SSRファイターが追加。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 4000マグナム
- 右腕部のガンドーベルの排気筒を機関砲として転用。唯一の射撃武器。
- ムラサメソード
- 左腕部のガングルーのローター(回転翼)を回転剣として転用。改修時にムラサメブレードになったり、防御にも活用される。
- 『BX』ではシールド防御扱いでも実装。
特殊装備
- メルティングサイレン
- ギャレオンの咆哮(メルティングウェーブ)を転用したバリア分解サイレン。
- ポルタンのラウドGストーンを破壊する際にメルティングサイレンを使用している描写があるため、物理的破壊能力もあると思われる。
- ゲームではディストーションフィールドだろうがラムダ・ドライバだろうがオーラバリアだろうが当然のように無効化、果ては(共演時に特殊装甲の概念がなかったのもあるが)本来バリアですらもないPS装甲さえも無力化できるので抜群に使い勝手が良い。
- 『W』ではバリア無効化効果付きの低威力武器という扱いであったが、『BX』『T』では敵のバリアを無効にする特殊能力に変更された。
- 『BX』では特殊行動コマンドとして採用され、方向指定形(扇型・射程4)で35スクエアの敵のバリアを無効化する。
- 『T』では効果対象がマップ上の全敵ユニットに拡大されたが、使用権は1マップにつき1回に制限されている。
- ホログラフィックカモフラージュ
- 光学迷彩。
必殺技
- 必殺大回転魔弾
- 全身をミラーコーティングし回転することでミラー粒子を弾丸として発射する。360度全方位に飛ばしてしまうということはない。
- αシリーズでは全体攻撃。『BX』では下記の超分身殺法に統合される形でオミット。
- 超分身殺法
- ボルフォッグ、ガングルー、ガンドーベルに分離し、攻撃と離脱を高速度で繰り返し目標を撹乱させる。まさに忍者。
- 『第3次α』と『W』では命中ダウン、『BX』では照準値低下の特殊効果あり。
- 大回転大魔断
- 大回転魔弾から直接突撃する。改修直後とポルタン戦で使われた。「断」の字はあるファンサイトから広まったもの。どちらかといえば大回転魔弾の動きでムラサメソードで斬りつけている感じである。
- 『W』では「魔弾」の際に回転しながらそのまま斬りつけるアクションがある。『BX』では超分身殺法の〆として繰り出す。
- 大回転魔断
- 『T』で単独採用。大回転大魔断(技名と共に回転するだけで攻撃しない)から、大回転魔弾の後に大回転大魔断で敵に突撃し、最後にムラサメブレードで横斬りを決める。
特殊能力
分離は武器演出のみ。
- ホログラフィックカモフラージュ / 分身
- ホログラフィックカモフラージュで相手を撹乱する。特殊回避能力として実装。
- ジャミング機能
- 『第3次α』で実装。
- 換装 / 分離
- ガンマシンを分離しボルフォッグとなる。
- 『BX』ではオミット。
- シールド
- ムラサメソードでシールド防御を発動。『BX』でのみ採用。
- EN回復(小)
- 『T』で採用。
- GSライド
- 『T』で採用。
移動タイプ
- 陸
- 『T』ではウルテクエンジン搭載後に飛行可能となるが、適応はBのまま。
サイズ
- M
機体ボーナス
カスタムボーナス
- 移動力+2、HP+1000、装甲値+200
- 『T』で採用。
機体BGM
- 「ディバイディングドライバー」
- なぜか『第2次α』では勇者軍団中、彼だけパイロットBGMがこれであった。スタッフの中にこの曲のファンでもいたのだろうか…?確かに彼に似合ったかっこいいBGMではあるが関連性はあまり無い。
- 余談だが、第19話「滅ぶべき右腕」においてはこの曲をバックにピッツァ&ペンチノンと大立ち回りを繰り広げている。
- 「発進!」
- 『W』では他の面子共々この曲。
- 「勇者王誕生!」
- オープニングテーマ。『BX』と『T』で採用され、『T』の限定版では歌付きもある。
パイロットステータス
能力値
ボルフォッグ時と同様、全体的に能力は高いが、防御のパラメータが僅かに減少することもある。しかし巨大化したことによりサイズも上がっているので、気に留めることはない。
精神コマンド
- 第2次α
- 偵察、集中、加速、かく乱、熱血、ひらめき
- 第3次α
- 偵察、集中、加速、かく乱、熱血、直感
- W
- 偵察、ひらめき、必中、かく乱、熱血、勇気
- BX
- 偵察、直感、直撃、かく乱、勇気
- T
- 分析、集中、直感、狙撃、かく乱、勇気
- X-Ω
- 閃き、加速、熱血
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次α、第3次α
- 勇者L9、援護攻撃L2、支援攻撃
- W
- カウンター、勇者L9、援護攻撃L2、コンボL2
- BX
- 勇者L8、底力L7、援護攻撃L2、援護防御L2、カウンター、見切り、全体攻撃L2
- T
- 勇者L2、見切りL2、サイズ差補正無視L1、先制攻撃
小隊長能力
エースボーナス
他作品との人間関係
- 兜甲児
- 『W』より。パリにて、暗黒大将軍らに捕獲されたマジンカイザーを奪回すべく、ボルフォッグ専属のサポートロボの一体であるガンドーベルを借りて敵地に乗り込む作戦を行った。そのパワーはそんじょそこらのバイクの比ではなく、並の人間にはそうそう扱えない代物だが、彼の操縦センスの良さもあり、なんとか乗りこなした。
- ミヒロ・アーディガン
- 『W』より。これといって接点が無かったはずだが、第2部序盤にて、味方増援として現れた彼を見て「ビッグボルフォッグだーっ!」と何故か大喜びしていた。当人も「お久しぶりです、ミヒロさん」と礼儀正しく挨拶している。なお、ミヒロのこの台詞がネタとしてネット上で人気を集めたためか、それに合わせて彼も少なくないネタ扱いを受けることとなってしまった。
名台詞
- 「そう、そして私はビッグボルフォッグ」
- ビッグボルフォッグに初合体し、護を送り届けた後の台詞。
スパロボシリーズの名台詞
- 「正義を口にしながら、身勝手な争いを続けるあなたこそ、悪そのものです!」
- 草壁相手の特殊戦闘台詞。
対決・名場面
- 霧が呼ぶ渓谷
- 初陣。護たちを狙うEI-14の送り出す戦闘部隊を蹴散らしていく。EI-14との直接対決では苦戦を強いられたが機動部隊に助けられる。
- 対EI-15
- ベイタワー基地を奪還しながらもビッグボルフォッグ以外の勇者ロボは動けずにおり、只1人立ち向かうビッグボルフォッグはEI-15に苦戦するがマニュアル操作で合体中のガオガイガーを護るための時間稼ぎを果たす。
- グランドノヴァの裏側
- EI-18の本当の核を感じ取った護と共に地下に赴いたボルフォッグはそこでピッツァとペンチノンと交戦。ビッグボルフォッグとなり、互角の戦いを展開。最終的には、護のGパワーでピッツァが負傷したことで敵は撤退した。
- 対EI-19
- ゾンダー学校と化したカモメ第一小学校の立体映像に気づき、EI-19と交戦するも護たちが人質にされているために苦戦。最終的には機動部隊との連携によるダイヤモンドフォーメーションで護たちを救出しつつ、EI-19を撃破。
- 地下水脈の死闘
- ペンチノンが姿を変えたEI-27と交戦。EI-27の猛攻でガンマシンは戦闘不能となり、残るボルフォッグも追い詰められていく。最後の手段として、自爆装置を起動させた多次元諜報潜水艦を吸収・爆発させる捨て身の戦法で勝利する。この時、ボルフォッグも殉職したと思われたが辛うじて生き延びていた。
- 対ポルタン
- 遊星主戦では機動部隊の全員が一度は遊星主を倒しているが、ビッグボルフォッグのみ(追い詰めはしたものの)倒すことは出来ず、反撃を許してしまう。さらに、ガンマシンを操られ、ビッグボルフォッグの合体も解除されるが、ウツセミを使い、起死回生の一撃を放ち、Gストーンのリンク機能を使って、メルティングサイレンを仲間たちの許に届ける。
関連機体
- ビッグポルコート
- 続編小説『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』(SRW未参戦)にて登場したビッグボルフォッグを元にした合体ビークルロボ。
- ルネのパートナーの人格を移植したビークルロボ・ポルコートが改修され、新たに開発されたガンマシン「ガンホーク」「ガンシェパー」と合体した姿。
余談
- 両腕になるサポートメカと合体する忍者ロボは前作の『勇者指令ダグオン』のシャドーダグオンに続いて2作連続。ちなみに、シャドーダグオンは翼になるサポートメカを備えた4体合体式。
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