VF-22S シュツルムボーゲルII

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VF-22S シュツルムボーゲルII(STURMVOGEL II)

特殊任務機VF-17 ナイトメアの後継機としてYF-21を制式採用(ただし厳密にはVF-1で言う所のS型機相当としてでありA型相当の他の生産型も非公式には存在している模様)した機体。シュトゥルムフォーゲルorヴォーゲルなど、資料によってカタカナ表記には微妙な違いが見受けられる。

YF-21の特徴であるBDI脳波コントロールは排除されており、操縦系統は有視界コックピットと手動操縦に変更されている。頭部のセンサーがゴーグル式となり、水平飛行速度や機動性も向上しており、試作機のYF-21に比べると格段に扱いやすいが、それでも乗り手を選ぶ機体であることに違いはない。YF-21の競合機であるYF-19を採用したVF-19に比べると、機動性能や攻撃能力では上回っている。マクロス7内の工場で2機がライセンス製造され、マクシミリアン・ジーナスミリア・ファリーナ・ジーナスの乗機となった。マックスはブルー、ミリアはレッドにペイントされている。

TV未放映の「最強の女艦隊」でもマックス機とミリア機が登場。

マクロスダイナマイト7』に登場したガムリン木崎搭乗するダイヤモンドフォース採用機はスタビライザーの追加とアビオニクスが改良されており、性能が向上している。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
「オペレーション・ブルーゲイザー」発動時にシナリオ「悪夢の突入作戦」でマックス機を先行入手。その後「響け銀河に オレたちの歌」で正式参入する。性能もパイロットも夫婦どっこいなので同じ運用が可能。

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α
マックス機の入手経路、そのシナリオ名「悪夢の突入作戦」はスパロボDと全く同じ。その後脱出時にマックスの撃墜数15機以上で「VF-19」入手フラグ(隠し要素/第3次α)が絡むので注意。この時はスポット参戦で、シナリオ「銀河に響く歌声」でミリア機と同時に入手。性能もパイロットも以下同文。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
「Sボーゲル」表記。ダイナマイト7名義でガムリン機が登場。2回ほど武装追加があるが、適応の問題で終盤の宇宙戦で一番ダメージを叩き出すのは初期からある一斉射撃だったりする。

装備・機能

武装・必殺武器

腕部ビーム砲
両腕に内蔵。バルキリー・バトロイド形態で使用可能。ゼントラーディ系の機体の特徴の一つ。
ガトリングガンポッド
通常のガンポッドより小型化しており、速射速度も増している。
マイクロミサイルポッド
機体各所に内蔵。
ピンポイントバリアパンチ
ピンポイントバリアを腕に集中して、打撃を与える。
一斉射撃 / 一斉掃射
各作品でバリエーションが異なるが、ガンポッド・マイクロミサイルの連続攻撃。
中型ミサイル発射口
バルキリー底面に2基。通常弾頭と反応弾弾頭の2種類を実装。ゲームでは反応弾弾頭を装備。
反応弾「大型対艦反応弾」
中型ミサイル発射口から発射する。第3次αでは表記が「大型対艦反応弾」で全体攻撃武器。

合体攻撃

ダブルガンポッド
スパロボDのみのマックス機とミリア機との合体攻撃。ガウォーク形態のみ。
ダブルピンポイントパンチ
スパロボDのみのマックス機とミリア機との合体攻撃。バトロイド形態のみ。
ダブルマイクロミサイル
スパロボDのみのマックス機とミリア機との合体攻撃。ファイター形態のみ。
ジーナスアタック
第3次αのみのマックス機とミリア機とのコンビネーション合体攻撃で、バトロイド形態で使用可能。バトロイド状態からガンポッドとマイクロミサイルを発射し、止めは反応弾を打ち込む。TV版の演出のアレンジバージョン。
DYNAMITE EXPLOSION
再世篇でガムリン機が使用可能になるVF-19改 ファイアーバルキリーとの合体技。同名の曲をバックにマイクロミサイルを連射し、止めに歌エネルギーを帯びたピンポイントバリアパンチを叩き込む。珍しくトドメ演出はナシ。数値上はガムリン機最強武器なのだが、適応の問題で空戦・宇宙戦では一斉射撃の方がダメージを叩き出す。

特殊能力

変形
ファイター、ガウォーク、バトロイドの3形態に変形可能。αシリーズ以降ガウォークは省かれている。
ピンポイントバリア
小型バリアを3つ張れる。バリアパンチとしても利用される。

移動タイプ

ホバー
飛行はファイター、バトロイド状態で得る。

対決・名場面など

オペレーション・スターゲイザー」時に、指揮するマックスが「各星座の戦力が十分の一以下」のみ「ブルーゲイザー」のコードネームを発動させる。それはマックスのVF-22Sによる突撃奇襲作戦であり、知っているのはマックスと艦の乗員2名のみ。そしてマックスの望む所無く発動させ、フォールドブースターでプロトデビルン眠る洞穴前にフォールドを敢行し、正面のパンツァーゾルン部隊を突破。狭い洞穴に設置された砲台から発射するレーザー砲の狭い隙間を掻い潜りながら砲台を破壊し、ついにプロトデビルン眠る空洞まで潜入して、反応弾を打ち込むまでは成功させたが、ゲペルニッチの策により失敗に終わった。だが、奇襲とその回避行動からの攻撃はマックスの技量とVF-22Sの性能なくしては不可能である。元々「マクロス7」という作品はバルキリーによる本格的な戦闘シーンが皆無であり、この場面はマックスとVF-22Sの技術と性能、そしてバルキリーの魅力を十二分に引き出したマクロスシリーズの名場面と言える。

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