赤木駿介

2015年9月29日 (火) 19:45時点における42.147.17.9 (トーク)による版 (→‎第2次Z)

赤木駿介(Shunsuke Akagi)

地球防衛企業ダイ・ガード』の主人公21世紀警備保障・企画部広報2課に勤務するサラリーマン。年齢は25歳。性格は明るく正義感に溢れる熱血漢で、直感や感情に流される子供っぽい面がある。だが、同時に大人としての責任感の様なものも併せ持っている。

元々広報課の運搬係的な意味合いでダイ・ガードのパイロットではあったのだが、ヘテロダイン襲来の際、これを撃退した事からなし崩し的にそのまま操縦と戦闘を請け負う形になってしまった。しかし、元々国連安全保障軍極東司令部付属・国際防衛大学卒業という経歴を有しており、ただの素人な訳ではない。当時の成績に関しては、恩師の飯塚からは「アカテン(赤点)」という不名誉なあだ名で呼ばれるほどだった様だが、実技応用の一点においては、その飯塚からも一目置かれるほどで、これが劇中のダイ・ガードの操縦にも活かされている。

21世紀警備保障入社の際の面接で大杉課長に飯塚が送った書類には実直さと責任感の強さを強調する旨が書かれていた。またこの際、飯塚は「通常の企業としての組織形態の中に置かれると赤木の美点を殺すことになる」という旨の一文を書き添えている。サラリーマンとしての通常業務における能力は高くは無いが、その気になればきちんとこなす事が出来る。ただし、先述の通りの性格なので、問題を起こす事もしばしば。ダイ・ガードに同乗するいぶき青山、戦術アドバイザーの城田など、周囲の人間の意表を突くような大胆な発想を思いつき、それが非効率であろうともあっさりと選択する直感を持ち、チームの危機を救い、勝利に貢献している。その非効率さは最初、城田との対立の原因になっていたが、人命は勿論、人が生きる「街」そのものを守るという熱い正義感を貫く姿勢を見せ、城田との信頼を深めていった。

ただのロボット好きではない事が劇中にて語られており、中学2年の時からダイ・ガードに乗ると言っていた。そして、そのまま一直線に直立型特殊車両の運転免許を取得する事になる。赤木が21世紀警備保障へ入社した時にはすでにダイガードは無用の長物、お荷物扱いされており、採用面接ではあえて大杉はそのあたりを意地悪く聞いたが赤木は「本来は実際に使われることがない方が良いもの」と答え、この答えを別室で聞いていた大河内社長(直立型特殊車両免許所持者の入社試験ということで臨席していた)によって入社が決まった。

主人公でありながら、プライベートは殆ど描かれず、過去も極めて限定的にしか明かされていない。漫画版では「過去、最初に出現したヘテロダインが襲来した際、撃退するために使用されたOE兵器によって家族と友人を失うという壮絶な過去に見舞われていた」ことが明らかになる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。同じ国連軍に協力している民間企業戦士、ということで竹尾ゼネラルカンパニーのメンツとの絡みが多い。
彼の目的は一貫して「みんなの平和を守る」ことであり、そのためならば「たとえクビになっても、ZEXISに参加し続ける」とまで言い切る。その熱い意志は他のメンバーにも少なからず影響を与えた。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
前作から引き続き登場。治安維持の名目で虐殺を繰り返し、なおかつ生活する場の無い難民を増やし続けるアロウズに対し怒りを露わにするなど、変わらない熱い意志を見せている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
中盤辺りの日本ルートで登場。本作では大人の立場としてシンジを導く事に。先んじて登場したとある人物の対応もあってか、積極的にNERVに掛け合おうとする場面は印象深い。
赤木の目的意識は今回も一貫していて、それに感化された小学生中学生高校生らがお馴染みの名台詞を言い放つ場面が存在する。
アンチスパイラルの多元宇宙迷宮では「青山が出世して自分の上司になる」「いぶきも青山と結婚してしまい自分だけ取り残されてしまう」というある意味最もリアルな悪夢を見る羽目になった。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
今回は第15話でシャアらとともに参戦。深い闇に落ちてるシンジらEVA組を若干滑りながらもフォローする役割。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

実戦経験の少なさからか、全体的に能力は低め。ただ、サラリーマンにより成長が早くエースボーナスも強力なので、使えば使うほど加速度的に強くなっていく晩成型。

精神コマンド

第2次Z
努力ド根性不屈気合熱血()、勇気
見事なまでの受け型スーパー系ラインナップ。必中鉄壁はいぶきが、加速は青山が担当するため、赤木はボス戦に全力を傾注できる。エースボーナスを得ると、ゲイナーと同様に魂と勇気を両立することになる。
第3次Z時獄篇
努力ド根性不屈+、気合勇気
熱血が無くなったが、不屈が小隊全体にかかるようになる。

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z
サラリーマン底力L6、戦意高揚
サラリーマンのおかげでPPが溜まるのが早く、どんどん強くなる。底力レベルが初期だと物足りないので、ガンガン前線に出すようなら強化しておきたい。
補給係も兼ねるなら、補給スキルは必須。また、サブパイロットも含めひらめきを持たないため、終盤では精神耐性がないと悲惨なことになる。
第3次Z
サラリーマン底力L7、気力+(ダメージ)、(地形利用)
今作では当ててくる機体がとにかく多いため、結構助かるラインナップ。底力も1レベル上がっている。やはり補給スキルと精神耐性は必須。
天獄篇にて地形適応が追加された。うまく使いこなせれば数値以上のしぶとさを得れる。

固有エースボーナス

精神コマンド『熱血』が『』に変更
第2次Z。最大火力が大きく増す強力なエースボーナス。SP消費も40と熱血の時と変わらないため、自軍最低消費での魂使いとなる。赤木のSPも決して低くなく、連発も十分に可能。『期待』を使う価値もある。
底力発動時に移動力+1、与ダメージ1.1倍
第3次Zでは熱血を覚えない為こちらに変更。ダイ・ガードの欠点である移動力と火力を補える強力ボーナスだが底力発動時のみと言うのが中々難儀。
発動さえしてしまえば良いので出来れば底力のレベルは9まで上げておきたいところ。

パイロットBGM

「路地裏の宇宙少年」
OPテーマ。

人間関係

桃井いぶき
ダイ・ガードのナビゲーター。赤木にとっては「年下の先輩」である。
青山圭一郎
ダイ・ガードのエンジニア。赤木の同期で、熱くなりやすい赤木の抑え役。
城田志郎
安保軍から派遣された戦術アドバイザー。最初は赤木と反発していたが、次第に互いを理解しあうようになる。
佐伯徹
城田の後輩。城田が赤木の影響を受けた事を快く思っておらず、城田同様反発していた。
大山紀子
広報2課のOLで、課のお母さん的存在。赤木に想いを寄せている。
大杉春男
広報2課の課長。赤木の独断専行に頭を痛めつつも、彼の正義感は高く買っている。
墨田洋介
ダイ・ガードの整備班班長。ロボットアニメ好きで、赤木とは非常に馬が合う。
神村恵
21世紀警備保障の社長秘書で、赤木の親戚。彼を21世紀警備保障に勧誘した。
飯塚
国際防衛大学時代の恩師。赤木の事を『赤点』と呼んでいたが、操縦の応用技術は高く評価していた。後にコクボウガーのメインパイロットになる。
山田
21世紀警備保障の新人社員。赤木に対して「自分もいつかダイ・ガードに乗ってみたい」と話していた。SRW未登場。
キャラクターの原典は『機動戦艦ナデシコ』のダイゴウジ・ガイであり、実質同作からの友情出演。声もガイ同様に関智一氏が演じていた。

他作品との人間関係

スーパー系

竹尾ワッ太
Zシリーズでは平和のために戦う企業戦士同士であり、弟分であると共にある意味ライバル的存在。
対等の戦友関係でもあるが、ちゃんとした場ではワッ太のことをしっかり他社の社長として扱おうとする場面もあった。
兜甲児
第2次Z再世篇序盤の日本ルートでは、パイロットの先輩として初心者の彼に様々な特訓を課すが…。
木下藤八郎
第2次Z再世篇で一緒に飲みに行ったことが明らかになる。その席で佐伯に対して愚痴ってた。
碇シンジ
第3次Zでは彼にとってのよき兄貴分となり、度々彼を導いていく。
赤木リツコ
苗字からAGに関係性を聞かれる。たぶん他人との事。

リアル系

ゼロルルーシュ・ランペルージ
第2次Z破界篇では黒の騎士団との合流直後の戦闘で彼の策に難色を示していたが、やがて彼を仲間と認めるようになる。
第2次Z再世篇黒の騎士団ルートで自らの罪を全て告白したゼロに対し、わだかまりなく改めて彼を「仲間」と受け入れた。
ル・シャッコ
第2次Z再世篇第20話で、彼の乗るベルゼルガの武装に驚き、なぜか対抗意識を燃やす。
赤城龍之介
第3次Z時獄篇では兄弟弟子の関係にある。
初対面時こそ反目し合っていたが、その後の模擬戦を通じて和解。最終的には「駿介」「龍之介」と名前で呼び合う仲となった。

名台詞

サラリーマンだって、平和を守れるんだ!!」
次回予告で毎回赤木が発する台詞で、本作のテーマを一語で言い表した名台詞である。
ちなみに、赤木自身は第23話で「平和の為か……。ホント言うと、そんなご大層なつもりなんか、無かったんっスけどね」と大杉課長にこぼしている。
なお、第3次Z時獄篇第12話日本ルートでは赤木に触発されたメンバーが戦闘前会話でそれぞれの「○○だって平和を守れるんだ!」と叫んでくれる。
「よぉし! ロケットパンチだ!!」
「このヘテロ野郎! 正義の鉄拳喰らうがいい! ロケットパァァァァンチ!!」
第3話で、いぶきの「あいつ、背中が感じるみたい!」という発言を受けて、ダイ・ガードの左腕をヘテロダイン目掛けて投げつける前後の台詞。赤木のロボットアニメ好きと無鉄砲さがよく分かる台詞である。
この一撃で、背中にあったオリジナルのフラクタルノットを破壊する事に成功した。…当然、後で始末書を書くハメになったのだが。
「いい訳ねぇだろっ!! ……城田さん、アンタ分かってないよ! ヘテロダインを倒せばいい、死者を出さなきゃいいってもんじゃないんだ! 帰る家が無くなったら、どれだけ不安なのか、電気も水道も通わない街に住むのがどんな気持ちなのか、城田さん、アンタ分かってますか!? 死ななきゃいいって問題じゃない! 金の問題でもない! 家を無くすって事は、普通の生活を大事な思い出ごと無くすって事なんだ!! 行きましょう課長、軍がやらないっていうんなら、俺達がやるしかないじゃないですか!!」
第9話で、ヘテロダインを倒すことを最優先にして、街に被害を出す事を辞さない作戦を指示した城田に対して、ダイ・ガードは人命だけではなく、「人々の暮らしそのもの」を守らなくてはならないという事を説いている。この台詞を聞いて、城田は考えを改めるに到る。
災害等で帰る家を失った人々の気持ちを最も代弁した本作屈指の名台詞である。
なお、本編中では描かれなかったが、赤木がこのような結論にたどり着いたのは、13年前のヘテロダイン襲来が「父親を失った」いぶき以上の悲劇を味わい、他ならぬ赤木自身の消える事の無いトラウマになっているからであった。
「分からない、分からないですけど。でも、もし永遠に2番目だけやっていられる軍隊があったら、それは素晴らしい事なんじゃないっスかね?」
第20話で、謹慎処分中の自衛隊員の石原に(雪まつりの雪像の設営に借り出され、『役立たず』と揶揄される自衛隊の現状から)「いつも戦っていられる貴方には分からない!」と言われた事に対しての赤木の返答。
ここで言う「2番目」とは、雪まつりの雪像の設営のような、自衛隊の戦闘以外の任務の事。ちなみに、同様の主旨の事を元首相の吉田茂氏が発言した事がある。

スパロボシリーズの名台詞

第2次Z

「甲児…お前は筋はいいけど、マジンガーの性能に頼っちゃってるな」
第2次Z破界篇序盤で甲児の操縦技術について発したダメ出しだが、後の城田との邂逅や飯塚との模擬戦で自身の発言がブーメランとなって返ってくる事に。
「当然! ハンドルを回したり、レバーを引いたりするには腕力が必要だ」
「そして、何より根性が無ければ土壇場で戦えないからな」
甲児に強いた筋トレメニューが、ロボットの操縦技術に本当に必要なのかを訊ねられ、得意気に持論を展開する。
ちなみに正当性がないわけではなく、例としてKにおけるファフナー組の線の細さに対してゴオが「あんなに細い体でロボットの操縦なんてやったら体がボロボロになる」と評したことで、強烈な振動と衝撃、そしてGに襲われるロボット兵器の操縦には強靭な肉体が必要であることを述べている。
さらに、レバーなどのインターフェースにフィードバックがあれば、それを押し込めて操作を行うためにも筋力は必要であるため、赤木の持論は決して間違ってはいない。
なお、ACE:Rにてシンアルトに対し、「パイロットとは体を鍛えるもの」と苦言を呈している。
「だけどよ…、だからって街を一つ破壊するなんてやりすぎじゃないのか…!?」
第2次Z破界篇で、ゼロが都市の地盤を崩壊させて敵の動きを止めた際に発した台詞。
上記の城田への台詞を考えると赤木らしい反応であると言える。ちなみに、ゼロも赤木の台詞に感じるところがあったようだ。
「台風や地震だったら諦める…でも、あいつらは意思を持って、戦いを仕掛けてきてるんだ…!」
「そんな奴等を放っておけるかよ!」
第2次Z破界篇中盤、場当たり的に世界を蹂躙するインペリウムの存在について「災害と同じ」と静観の構えを見せる青山へ、声を荒げて反論する。
「二つの恋を一気に実らせようとするとは…さすがは元エリートビジネスマン!」
アルトランカオズマキャシーといった二組のカップルを、それぞれ2人きりにさせるお膳立てを難なくこなしたジョニーの手腕に感嘆して。
「だから、何だって言うんだよ!」
「亡霊だろうと、暗黒だろうと関係ない! 平和を脅かす奴等に負けちゃ駄目だ!」
第2次Z再世篇より。「暗黒の力」で召喚されたゼラバイアの出現にZEXIS一同が動揺する中、臆する事無く闘志を滾らせる。
「悪い奴は悪い。世間では正義の味方と言われてても、本当は悪い奴なら、そいつと戦わなきゃな」
「逆に自分が戦う必要が無いと思う相手なら、戦わなくていいさ」
CB黒の騎士団らとの合流に難色を示すエスター正太郎を説き伏せるが、この言葉はZEXIS世界に召喚されたばかりであるセツコの不安をも払拭させた。
いぶき「赤木君、見た!? あのATの武装!」
赤木「見ました! ノットバスターでしたよ、あれ!」
シャッコ「これはパイルバンカーだ」
第2次Z再世篇第20話「白と黒と」にて、ベルゼルガがパイルバンカーを使用した際の会話。どちらかというと、ベルゼルガの方が先輩(というか元祖)なのだが。
そもそも、パイルバンカーは前作の第2次Z破界篇でスコープドッグも装備していたので今更のような気がしなくもない。
「アロウズは、こうなる事が分かっていながら低軌道ステーションを攻撃した…!」
「みんなの住む場所を奪っておいて何が治安維持部隊だよ! ふざけるのも、いい加減にしろ!!」
第2次Z再世篇第33話宇宙ルート「散りゆく光の中で」より。「ブレイク・ピラー」という最悪の事態を招いたアロウズへの怒りを叫びながら、次元獣インベーダーが妨害する困難な状況下で必死に破片処理を行なう。
ワッ太「何だって!? つまり、それって…」
赤木「竹尾ゼネラルカンパニーと21世紀警備保障が合併って事か!?」
第2次Z再世篇第42話地上ルート「父ちゃんから受け継いだもの」にて、毒島から渡された200万Gを専務達がシャトルの改造に充ててしまった事実を聞いた際に。
破界篇クリア後の再世篇予告では他作品のシリアスな状況に交じってこれが映されたが故に非常に浮いている。無論、これも当人達にとっては非常にシリアスな状況であるが。
赤木「お前の事情も全て聞いたんだ。もうこれで俺達の間に隠し事は無しだ」
赤木「いつかみたいにハッタリとサプライズで街を壊すような事をしたら、今度は許さないからな」
ルルーシュ「了解だ、赤木…さん」
赤木「今さら、さん付けにするなよ。お前はゼロなんだから」
第2次Z再世篇第50話の黒の騎士団ルート分岐直後より。シュナイゼルの揺さぶりによる黒の騎士団破綻の危機を乗り越えた後、己の正体とこれまでゼロとしてやってきたこと全てをZEXISに明かしたルルーシュに対して、上述の破界篇での一件を引き合いに出しての一言。
己の所業に対する罪悪感と正体バレにより、素の少年ルルーシュとしての地が出てつい赤木に「さん付け」してしまったルルーシュに、それでも自分はこれまで通り「自分たちの仲間・ゼロ」として付き合っていくという、ある意味年長者としての信頼を匂わせるセリフである。

第3次Z

赤木「な~んだ! ちゃんと戦う理由があるじゃないか」
シンジ「え…」
赤木「お前の戦う理由は親父さんの期待に応えたいからだろ? それでいいじゃないか」
シンジ「…そんな理由でいいんですか?」
赤木「そういうのは人それぞれだ。俺の知り合いなんて借金の…いて…!」
第3次Z時獄篇第12話のIMにて、シンジに対して「なんでクラッシャー隊にいるんだ」と問いかけ、「父さんが望んだから」と答えた彼に対しての返答。
戦うことに迷いを生じているシンジに、対した事ではなくとも戦う理由は人それぞれだと諭した。しかし、借金の返済のために戦っている知り合いのことを話そうとすると謎の頭痛が起きてしまい…
「だったら、ダイ・ガードだって同じだ!」
「俺たちだって同じだ! 俺たちの、広報2課の気合根性がダイ・ガードに力を与えてるんだ!」
「やるぞ! サラリーマンだって平和を守れるんだ!」
第3次Z時獄篇第20話「疾るワン・ナイト・スタンド」にて。ラムダ・ドライバを搭載しているベヘモスに対して。この後本当にベヘモスを押し返し、タクマを驚愕させた。
「ついでにうちのCMも! 防犯ブザーからヘテロダインの退治まで! 新時代の警備会社、21世紀警備保障をよろしく!」
第3次Z時獄篇第20話「疾るワン・ナイト・スタンド」のDトレーダーにて、AGの決め台詞に便乗して。
「最高司令官だったら、アルテアの人達の事を考えて行動しろってんだ!」
イズモ「私の戦いは、民達のためのものだ! 一片の私欲もない!」
「こんなガチガチの機械に覆われた街で人が幸せに暮らせるのかよ!」
イズモ「う…」
赤木「指導者だったら、戦いより先にみんなの暮らしを考えろよ! この街の人達に代わって、俺があんたの目を覚まさせてやるぞ!」
イズモとの戦闘前会話。
赤木「クワトロ大尉! あんたはぁぁぁっ!!」
シャア「赤木か…。君の反応は予想していたよ」
赤木「俺の事はどうでもいい! 考えるんなら、地球に住んでいる人達の事だろうが!」
シャア「………」
赤木「どんな理由があろうと、あんたは失われる生命を前にして自分のやろうとしている事に胸を張れるのか!」
「そんな人が宇宙に住んでる人達の希望だって言えるのか!」
シャア「罪は背負うつもりだ!」
赤木「そんな覚悟をする必要はない! 俺達はあんたから、その罪ってやつを引っぺがしてやる!」
シャア「な…」
赤木「地球の人達を守って、仲間に罪を犯させない! それが正義の味方ってもんだ!」
第3次Z時獄篇第56話でのシャアとの戦闘前会話。赤木の信念は破界事変の前から常に一つ、命とそれが生きる場所を守り、そのために戦うこと。
だからこそこの時も、敵となった赤い彗星を倒すのではなく、極論に走った仲間を止めるために対峙する。
赤木「宇宙の終わりがどうのと言われても俺は絶対にあんたのやる事をを止めて見せる!」
アンチスパイラル「目先の小事に囚われた愚か者が、この私を否定しようと言うのか!」
赤木「目先の小事じゃない! 俺達が守ろうとする生命は未来へと繋がるんだ! その生命がお前の言うスパイラルネメシスてのを乗り越える何かをやってくれるかも知れない! そもそも、そんな事を起こさないそうにするかも知れない! お前のやろうとしている事はそういう可能性の一切合切を根こそぎ奪う事だ!」
いぶき「赤木君にしては筋の通った理屈を言うじゃない」
青山「スパイラルネメシスの可能性を恐れるなら、それを乗り越える可能性を信じるのも同じだ。 だったら、俺も後者に賭けたいな」
アンチスパイラル「そんな希望的な観測が通じるものか!」
赤木「じゃあ、お前も絶望的な観測をするな! お前の頭でっかちな理屈は俺達が止めてやる! 行くぞ! サラリーマンだって平和を守れるんだ!」
第3次Z時獄篇最終話でのアンチスパイラルとの戦闘前会話。
自分達がスパイラルネメシスを起こしてしまうのならば、逆にそれに打ち勝つ可能性もあるのかもしれないと考え、その命と可能性を守るために悲しき宇宙の守護者へ立ち向かう。結果が出るまで勝負は分からないし、やってみなければ全ては分からないのだから。
なお、別の可能性では先駆けてスパイラルネメシスが発生するが、その世界を守る守護者達の起こした奇跡により食い止めることができた。

スパロボシリーズの迷台詞

「みんなの命、俺が預かる!」
「絶対に嫌!」byいぶき、「右に同じく」by青山。
「…くそっ、いつになったら続きプレイ出来んだよ! サラリーマンだってスパロボやりたいんだ!!」
第2次Z破界篇中断メッセージでのボヤき。この台詞に共感した社会人のプレイヤーは多いのではないだろうか?
「いらないッすよ、そんなもん! 気合と根性でどうにかしてみせますって!」
第2次Z破界篇の中断メッセージで「HPが少ないときはひらめきを使え」と飯塚に言われた際の返答。
確かにダイ・ガードのパイロットは誰もひらめきを使えないが、この場合は気合根性よりも不屈を使ったほうがいいと思うのだが…。飯塚にも「どうにもならんと思うがな」とダメ出しをされた。
…とはいえ、実際のプレイでそうなった場合、根性に限れば有効ではある。
「騎士だって悪事を働くなら、サラリーマンだって平和を守れるんだ!」
第2次Z破界篇第29話よりサンクキングダムシュバルと初対決した際の台詞。青山には「全く理屈になっていないぞ!」と突っ込まれたが、シュバルには「戦士」として認められる
「冗談じゃない! 来月のボーナスを前にして殉職なんて真っ平御免だ!」
ガイオウとの決戦後、陰月が封印の兆しを見せ始めた事で緊急離脱を余儀なくされ、堪らずに叫ぶ。
「ダイ・ガードの翼…! それは明日に向かってはばたく俺達の心の中にあるんだ!」
第2次Z再世篇序盤における対ジェイサーJ1との戦闘前会話で、飛行能力の無いダイ・ガードを嘲笑するブロッケン伯爵に叩き付けた反論だが、いぶきはあまりのベタな台詞に引いていた。
「うわっ! アイドルなのに大胆発言!」
第2次Z再世篇第34話(地上ルート)「亡者再臨」にて、エイーダが再会したジョニーに大胆な発言を聞いた際の台詞。
直後、ワッ太から「ヤキモチはみっともない」と言われてしまうのだが。
「う…そ…」
青山にカマを掛けられたマルグリットがあからさまな反応を見た時の台詞。
「言葉の意味はわからんが、とにかくすごい自信だ!」
第3次Z時獄篇第17話「後の祭のフェスティバル」にて、ファイヤバグに啖呵を切るボン太くんに対して。
漫画『キン肉マン』における台詞が元ネタ。なお、第3次Z時獄篇では似たような台詞を言った人がもう一人いる。
赤木「ムッツリコンビから、お礼を言われるとはな」
宗介「ムッツリ…」
ヒイロ「コンビ…」
第3次Z時獄篇第20話にて宗介ヒイロに対して。Wをプレイしたユーザーならば納得の行く組み合わせだが、本作ではさらに3増えることに。

搭乗機体・関連機体

ダイ・ガード
21世紀警備保障が運用するスーパーロボット。赤木が中学生時代から乗りたいと願い続けた機体。
分離時は、赤木はダイ・ガードの腕部と頭部を形成する「ガードファイター」に搭乗する。

余談

  • カプコンのゲーム『逆転裁判』シリーズの2代目主人公・王泥喜法介は赤木駿介に似ている(『逆転裁判4』は2007年発売、ダイガードより後である)。