マリュー・ラミアス
マリュー・ラミアスは『機動戦士ガンダムSEED』および『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場人物。
マリュー・ラミアス | |
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外国語表記 | MURRUE RAMIUS[1] |
登場作品 | |
声優 | 三石琴乃 |
デザイン | 平井久司 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
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偽名 | マリア・ベルネス |
種族 | 地球人(ナチュラル) |
性別 | 女 |
年齢 |
26歳 28歳(DESTINY時) |
身長 | 170 cm |
体重 |
63 kg 50 kg(DESTINY時) |
所属組織 | 地球連合軍 ⇒ オーブ軍 |
所属部隊 | アークエンジェル隊 |
役職 | 艦長 |
軍階級 |
|
概要編集
機動戦士ガンダムSEED編集
アークエンジェルの艦長。艦長になる前は技術士官としてフェイズシフト装甲の開発に携わっていた。
ヘリオポリス襲撃の混乱の中で技術士官にも関わらず艦長代行となったため、戦略などはムウ・ラ・フラガとナタル・バジルールに頼る場面も多かった。
基本的に軍人として毅然とした姿勢を見せ、初対面のキラ・ヤマト達に威嚇射撃を行う等、若干過激な面も見せてはいるが、本質的には思いやりのある心優しい女性である。それらによって、アークエンジェルクルーの精神的支柱になっていることは事実で、艦長としても次第に成長していく。
軍人とは言え、女性ながらもコーディネイターの特殊兵士相手にも果敢に戦う豪胆さと身体能力の持ち主で、『SEED』『SEED DESTINY』の両方で高い白兵戦能力を披露している。
見ればわかるように非常にグラマラスであり、『SEED』のオープニング映像やアークエンジェル被弾時等でも乳揺れが凄いキャラである。
また、下戸なナタルと違って明けの砂漠のメンバーとの宴で乾杯の音頭を取った後に、グラスの中の酒を一気飲みするなど、かなり酒に強いと思しき描写もある。
いつも首から下げているバラの模様の入ったペンダントは、かつて連合軍のモビルアーマー乗りだった恋人からの贈り物であったが、彼が戦死したため形見として身に着けている。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY編集
DESTINYにおいては偽名を名乗ってオーブにて本職の技術職をやっていたが、キラ達の決起後は再びアークエンジェルの艦長を務めた。最終決戦前にオーブ軍所属になる。
前作から2年のブランクが経っても、艦長としての能力は衰えておらず、ボズゴロフ級といったアークエンジェルと同世代の戦艦は勿論、タリア・グラディスの駆る最新鋭戦艦であるミネルバを相手にしても肉薄し、最終決戦では、アカツキの援護を受けながらも、機転を生かした戦法によって、ミネルバの撃沈に成功している。
そんな中、マリューは前作で恋仲になり死別したと思っていたムウと、ファントムペインの指揮官である「ネオ・ロアノーク」として再会。しかし、彼にはムウとしての記憶が無かった為に、気丈にもムウではないと割り切ろうとしたが、最後まで行動を共にする事になり、最終的には記憶を取り戻した彼がムウ本人であった真実が発覚。決戦を終えた二人は、通信モニター越しで笑い合うのだった。
登場作品と役柄編集
初登場の『第3次α』ではブライトやシナプスといった歴戦のガンダム系艦長の存在故にやや未熟な面が強く、他作品のキャラにサポートされる場面が多かったが、『J』以降も序盤こそ艦長として未熟な面はあれど、まとめ役の艦長として成長していく事になる。
αシリーズ編集
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。原作と参加経緯は同じ。葛城ミサトと対面した時は声優ネタで「他人のような気がしない」と感じる。カットインでは原作さながらの激しい乳揺れを披露。
- ブライト・ノアやエイパー・シナプスのような歴戦の艦長と比べるとひよっ子扱いで、序盤に必中が使えず苦戦せざるを得ない状況にそれが現れている。しかし最終的な精神コマンドや特殊技能は劣るものではなく、伸びの良い能力値に至っては最終的にブライトを超える。アークエンジェルの性能も高く、マリューの成長に伴って活躍の場は広がる。生命線であるローエングリン(全体攻撃版)は必要気力が110のため、マリューがエースまたはトップエース(初期気力105)になると俄然使いやすくなる。
Zシリーズ編集
- スーパーロボット大戦Z
- セツコ編では度々登場し、キラおよびバルトフェルドと一緒にこちらの邪魔をしてくる。
- ランド編では何度かスポット参戦で使用可能で敵としては一度も現れない。後半に仲間になるが、戦力として使うにもやはり微妙。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- サイデリアルのオーブ侵攻の際にカガリ・ユラ・アスハの口により名前のみ登場。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦J
- 参加経緯は原作と同様。当初はマリュー&ナタル&学生組で計5人と潤沢なサブパイロット陣がいるが、ストーリーが進むにつれて人数が減って最後は3人となる。
- とはいえ、どの時期でも必中持ちがいるため『第3次α』よりはかなりマシ。その一方で、ムウが確実にMIAになってしまうので全スパロボで最も不幸なマリューかもしれない。
- カルヴィナ・クーランジュでパートナーとのEDを迎えた場合、ユリカと共にカルヴィナの見送りに来る。
- スーパーロボット大戦W
- 第2部から登場。初めはスポット参戦で、後半から自軍に参加する。 ……が、その頃には戦力も充実している上、出撃枠をとるので、あまり使われないことが多いと思われる。『J』の時と違って、サブパイロットもノイマンのみ。
- スーパーロボット大戦K
- 中盤から登場し、そのまま自軍参入。相変わらずサブパイロットはノイマンだけだが、母艦扱いになったので出撃枠は取らなくなった。揺れない。
- 『W』のルリに対抗するかのようにローエングリンで立ち絵カットインが出てくる。
- スーパーロボット大戦L
- 中盤からちょくちょく登場するが、アークエンジェル勢共々NPCとしてのスポット参戦ばかりであり、正式参戦は終盤。弱い訳ではないのだが強くもなく、他の戦艦&艦長と比べると地味。
- 脱力や応援どころか信頼すら覚えず、完全に自身の戦闘用の精神コマンドオンリーである上、乗艦するアークエンジェルも、足が速い訳でも使いやすいマップ兵器がある訳でも修理装置や補給装置が付いている訳でも何でもない。それでいて自由出撃なために使わなくても全く困らないため、プレイヤーがあえてマリューを使おうとしない限り出番が回ってこない。
- なお、アークエンジェルはミネルバに比べると機体ボーナスとラミネート装甲の分だけ数値上は硬いが、マリューが底力を全く覚えないため、自力習得の底力で硬くなるタリア&ミネルバに比べると殆ど差が無いというのも困りもの。
Scramble Commanderシリーズ編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- マリューが指揮官を務めるアークエンジェル隊が自軍部隊の中核となっているので、彼女の出番も必然的に多い。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 本作でのアークエンジェル隊はティターンズ寄りの立場に居たため、アラスカでエゥーゴに身を寄せたキラと一時敵対する展開がある。
- 2018年10月のアップデートで戦艦アクション搭載のアークエンジェルが実装され、ボイス付きカットインが追加された。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3より登場。登場時は『SEED』設定で、地続きの登場だが3章Part7より『DESTINY』設定。アークエンジェルがワールド3の母艦となっている関係で、代表者として扱われることが多く、シナリオ中での出番は多い。
- 本作では戦艦は戦闘には使用できないが、支援ユニットパーツとしてボイスが収録されている。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
他の女性艦長と異なりブライトやシナプスのような戦闘向きの精神コマンドを覚えるのが特徴。アークエンジェルはそこそこの火力を持っているので相性自体は良い。
- 第3次α
- 加速、鉄壁、必中、熱血、ド根性、愛
- J
- 不屈、集中、ド根性、ひらめき、気合、愛
- W
- 不屈、集中、信頼、ド根性、熱血、愛
- Z、L
- 鉄壁、必中、根性、不屈、愛
- K
- 不屈、集中、信頼、根性、熱血、愛
特殊技能(特殊スキル)編集
- 第3次α
- 指揮官L4、援護攻撃L3、連携攻撃
- J
- 底力L6、援護攻撃L2、援護防御L3、指揮L3
- W
- 底力L5、援護攻撃L3、指揮L3
- Z
- 援護攻撃L4、連携攻撃、指揮官L4、集束攻撃、ガード、Eセーブ
- ランド編でのスポット参戦時。
- セツコ編での敵対時は援護攻撃と指揮官のレベルが3止まりで、気力が上がりにくいので大した脅威にはならないだろう。
- 集束攻撃からの3つは正式参入すると消滅する。幸い養成で習得可能だが、参入が遅いので習得してまで使うかはプレイヤー次第。
- K
- 指揮L3、底力L5、アタックコンボL2
- L
- 指揮L3、援護攻撃L2、援護防御L2、アタックコンボL1
小隊長能力(艦長効果)編集
支援効果編集
パーツ | メイン効果 | サブ効果 | 精神コマンド | 専用演出対応 |
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大天使を指揮する艦長 | ビーム強化III | タイプ強化III(バランス) | 不屈 | エールストライクガンダム (キラ・ヤマト) |
人間関係編集
機動戦士ガンダムSEED編集
アークエンジェル隊編集
- キラ・ヤマト
- 『SEED』初期は「平和な国の学生」である彼に「戦時下の軍人」の価値観を押し付け、戦闘を強要する。その事で彼からは当初は不快に思われていたが、マリューが荒事に巻き込んだことを真摯に謝罪した為、信頼を得る。
- ムウ・ラ・フラガ
- マリューにとっては、公私共に支えとなった人物。後に恋人同士になる。
- 彼がMIAになり、2年後「ネオ・ロアノーク」を名乗り偽の記憶を持った彼と再会するなどの紆余曲折を経て、最終的に元の彼としてマリューのもとに帰還する。
- フレイ・アルスター
- 民間人として保護する。後に彼女が軍への入隊を志願したため、部下として生活班へ配属する。
- しかし、フレイの感情に任せた自分勝手な行動や我儘が原因で起こったトラブルには、マリューも終始頭を痛めていたようである。もっとも、フレイがマリュー達よりも遥かに偉い立場の大西洋連邦事務次官の娘だったという事情もあり、立場上咎めようにも咎められなかったのかもしれない。
- サイ・アーガイル、トール・ケーニヒ、ミリアリア・ハウ、カズイ・バスカーク
- 負傷していた所を彼らに手当してもらうが、軍の機密事項に触れたため、銃を向け恫喝する形で彼らを拘束。後に彼らの志願を受け入れ部下とする。
- このうち、トールは中盤で戦死。カズイも後半で艦を降り、最後まで残ったのはサイとミリアリアだけだった。
- 『DESTINY』では、戦場カメラマンだったミリアリアが合流し、再び通信士として同行する。
地球連合軍編集
- ナタル・バジルール
- 部下であり、決して悪い関係ではないのだが、主義主張の違いや対照的な性格故に対立しあうこともあり、心ならずも最終的に対決することになる。
- アークエンジェルの艦長
- SRW未登場。上官で階級章を見る限り大佐だった模様。元々マリューはアークエンジェルの副長として就任する予定だったのだが、艦長である彼がザフトのG強奪作戦による襲撃で戦死したため、生き残った士官の中で階級が一番上だったマリューが艦長に就任した。本来ならば技術士官であるマリューは艦長代理どころか副長になるのもおかしいのだが。
- ジェラード・ガルシア
- 宇宙要塞アルテミスに補給に立ち寄った際に、アークエンジェルとストライクを独占せんとする彼によりクルー諸共拿捕されてしまう。
- デュエイン・ハルバートン
- 地球連合軍第8艦隊司令官。准将。上官かつ教官。地球連合軍の将官だが、ブルーコスモスの思想に染まらず、コーディネイターにも理解を示す良識を持った軍人。
- ムルタ・アズラエル
- 自分達が軍を追われる原因を作った張本人。アークエンジェルとドミニオンとの最終決戦では彼が放ったローエングリンによって沈められかけ、さらにムウをもを失ってしまう。最後はローエングリンをドミニオンに叩き込み彼に引導を渡した。
ザフト編集
- アスラン・ザラ
- 最初は敵対するが、後に仲間となる。
- 第1次連合・プラント大戦締結後は、彼と共にオーブに亡命する。
- ラウ・ル・クルーゼ
- 第1話で、彼の指揮するクルーゼ隊に、4機のGを奪われてしまう。その後、何度も彼の部隊の追撃に晒され交戦する。
- フレデリック・アデス
- 序盤から何度も彼の艦と交戦するも、46話のメンデル宙域での戦いでクサナギやエターナルと集中砲火を浴びせ、遂に撃沈した。
- アンドリュー・バルトフェルド
- アフリカのサハラ砂漠に降下して早々彼の部隊に襲撃を受け手荒い歓迎を受ける。後に新造戦艦エターナルの艦長に就任した彼を仲間に迎え、三隻同盟の一員として轡を揃える。
- 第1次連合・プラント大戦締結後は、彼と共にオーブに亡命し、アスハ邸の別宅でひっそりと暮らしていた。
- マーチン・ダコスタ
- 地上では、彼の指揮するレセップスとも交戦する。後に三隻同盟の一員として轡を揃える。
- マルコ・モラシム
- 紅海へと出たところを彼の部隊に襲撃される。
プラント編集
- ラクス・クライン
- 序盤で脱出ポッドで漂っていた彼女を回収する。後に三隻同盟の一員として轡を揃える。
- 第1次連合・プラント大戦締結後は、彼女と共にオーブに亡命し、アスハ邸の別宅でひっそりと暮らしていた。
オーブ連合首長国編集
- カガリ・ユラ・アスハ
- レジスタンス組織である明けの砂漠に参加していた彼女と共同戦線を張る。バルトフェルドを倒した後は押しかけ同然に乗り込んでくる。地球連合軍がオーブに侵攻してきた際に、ウズミから彼女の身柄を託され宇宙へ上がる。
- レドニル・キサカ
- カガリの護衛である彼ともオーブに着くまでの間行動を共にした。後にクサナギの艦長となった彼とも、同じ三隻同盟の一員として、轡を揃える。
- エリカ・シモンズ
- ウズミの条件を呑み、彼女にストライクのデータを提供した。後に三隻同盟の一員として、轡を揃える。
- 『DESTINY』でも、損傷したアークエンジェルがアカツキ島に収容された際に修復作業の為に駆けつけている。
- ウズミ・ナラ・アスハ
- 中盤で彼が提示してきた政治的な取引に応じる。後にカガリの身柄やオーブの残存勢力を託され、彼の遺志を継いだ。
明けの砂漠編集
- サイーブ・アシュマン
- 連合軍という事で彼からは快く思われてはいないが、占拠された郷土を解放すべく共同戦線を張った。
その他の民間人編集
- エル
- アークエンジェルに避難していた。第8艦隊に合流してシャトルで地球に降ろすまで彼女を収容・保護していた。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY編集
- タリア・グラディス
- 最初はオーブにて技術屋として知り合う。敵対してからは艦長としての技量を認め合う。
- ギルバート・デュランダル
- 謀略を重ねていると思しき彼に疑念を抱く。
- ミーア・キャンベル
- 彼女にも胡散臭さを感じていたが、彼女が終盤でラクスを庇って死んだ際には葬儀を開いて追悼した。
- ユウナ・ロマ・セイラン
- 彼がカガリと結婚式を挙げようとしていたところを、某映画張りの花嫁強奪を行ってカガリを攫い、彼の面目を丸潰しにして赤っ恥をかかせた。
- アマギ
- SRW未登場。オーブ海軍の士官。トダカ一佐の最後の命令に従い、タケノミカヅチ撃沈後は他のクルーを伴ってアークエンジェルに乗艦。CIC指揮官に任命する。
- イケヤ、ゴウ、ニシザワ
- SRW未登場。オーブ海軍に所属するムラサメのパイロット。タケノミカヅチ撃沈後は、アマギと共にアークエンジェルに移乗してきたので仲間に迎えた。
- カリダ・ヤマト、マルキオ
- 第1次連合・プラント大戦締結後は、オーブに亡命し共に暮らしていた。
他作品との人間関係編集
ガンダムシリーズ編集
宇宙世紀ガンダムシリーズ編集
- アムロ・レイ
- 『第3次α』では、共に部隊のまとめ役としてアシストされる。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 『Z』では、彼の思想に同調し恥を忍んで、彼が代表を務めるZEUTHに合流する。
- 合流した際に、一度はこれまで自分達が行った愚連隊のような行為を彼からも痛烈に批判されるも、後述の台詞で謝罪して和解した。
- ブライト・ノア
- 『第3次α』では新米艦長なマリューをよくリードしてくれる。「本来艦長となる人物の死亡を受けて、その母艦の後任の艦長となった」点がマリューと同じである。
- カミーユ・ビダン
- 『第3次α』では、ブライトから戦力が心許ない理由から彼を預けられる。
- 『Z』では、増長したシンを叱り付けた言葉を、ハリーを通じて聞かされ、自分達の行いを反省した。
- エマ・シーン
- 『第3次α』では、ブライトから戦力が心許ない理由から彼女を預けられる。その後不慣れな艦長職に戸惑い、エマへ何かとアドバイスを求めるが、敢えて突き放すような態度をとられ、毅然とした態度で事態に臨むよう苦言を呈される。
- エイパー・シナプス
- 『第3次α』で競演。艦長職としての先輩格といえる存在で砂漠ルートでは彼と共に共闘し、艦長として学ぶことが多かったと思われる。
アナザーガンダムシリーズ編集
- ヒイロ・ユイ
- 『第3次α』では、資料すら見ていないのにストライクの機能を看破した事に驚愕する。
- トニヤ・マーム
- 中の人が同じ。『Z』ではマリューの真似をする。
リアル系編集
- ミスマル・ユリカ
- 『J』における艦長仲間。天性の閃きかつ天然スキルを持つユリカに対し、(一応)軍人の常識をわきまえたマリューはまさに凸凹コンビ。とはいえマリューは割とユリカの才能を信じ切っており、彼女らの突拍子もない行動に一定の理解を示し後付けで理由を提供する事もあった。
- スバル・リョーコ
- 『J』では落ち込んでいた彼女を励ました。
- ホシノ・ルリ
- 『W』ではとても恥ずかしいところを見られてしまう。
- ゼロ
- 『DD』では、彼との交渉の末に(自分が押しに弱い所がある事を見抜かれた事や、自分たちの協力を得られるよう貸しとコネを作っておく打算もあり)強引に押し切られる形で、彼の右腕である紅月カレンを護衛として同行させられる事となる。
- 紅月カレン
- 『DD』では、ゼロに押し切られる形で彼女を護衛として同行する事となる。
スーパー系編集
名台詞編集
SEED編集
- 「私はマリュー・ラミアス。地球連合軍の将校です。申し訳ないけど、あなた達をこのまま解散させるわけにはいかなくなりました」
「事情はどうあれ、軍の重要機密を見てしまったあなた方は、然るべき所と連絡が取れ処置が決定するまで私と行動を共にしていただかざるを得ません」 - 第2話より。ミゲルのジンを退けた後、フェイズシフトダウンしたストライクを弄ろうとするカトーゼミの面々に銃を向け、威嚇射撃をしながら。
- 「黙りなさい! 何も知らない子供が!」
「中立だと関係無いと言ってさえいれば、今でもまだ無関係でいられる。まさか、本当にそう思っている訳じゃないでしょう?」
「ここに地球軍の重要機密があり、あなた達はそれを見た…それが今のあなた達の現実です」 - 同上。「自分達は軍とは何の関係も無い」と口々に非難するトール達に対して、現実を突きつける。
- 「回避!」
- 敵のビーム弾を見てから、あるいはチャンドラの報告を聞いてから指示する。物理的には回避は不可能である。
- ノイマンが乗ってなかったらアークエンジェルは序盤で沈み、『SEED』の物語は終わっていただろう。この為、マリュー(又はノイマン)は「ひらめき」を覚える事が多い。ただし、SEED世界の他の艦長も「回避」という指示を出すので、コズミック・イラ世界では普通の指示なのかもしれない。
- 「ノイマン少尉! 一度でいい、アークエンジェルをバレルロールさせて!」
「ゴットフリートの射線を取る。一度で当ててよナタル!」 - 第23話。マルコ・モラシム率いる水中用MS部隊への対抗策として打ち出した戦法は、重力下にもかかわらず航行中の戦艦を戦闘機のバレルロールのように一回転させ、上下を逆にすることで水中部隊へのゴットフリートの射線を取るという荒唐無稽な奇策であった。重力下であったために当然艦内は大変なことになったが、死角のはずであった艦下に位置取っていたグーンを捉えることに成功した。
- 「自分が器じゃないことは、よく解ってるつもりよ」
- 「大丈夫よ。解ってるわ。ナタル。いろいろあったけど、貴方にはほんと、感謝してる。貴方なら、きっと良い艦長になるわね」
- 第33話。軍のあるべき姿を力説したナタルに対してのマリューなりの賛辞であるのだが、この言葉とは裏腹にナタルはドミニオンの艦長となってからはマリューの言う「良い艦長」らしき場面は殆どなかった(クルーに身勝手な命令ばかりするアズラエルがいたり、クルーもアークエンジェルの時は状況が状況とはいえ対応が同じ経験の浅い下士官はおろか学生にも劣る素人同然だったため周りの環境が最悪だったことも原因だが)。
- 尤も、ナタル自身も果たして自分が「よい艦長」だったかも疑念を抱いていた。『DESTINY』でも彼女が存命ならば、『DD』で実現したように副長としてマリューをサポートしていただろう。
- 「…ザフト軍を誘い込むのが、この戦闘の目的だと言うのなら、本艦は既にその任を果たしたものと判断致します! 尚これは、アークエンジェル艦長マリュー・ラミアスの独断であり、乗員には一切この判断に責任はありません!」
- 第36話。ムウからアラスカ防衛線の真意を聞かされ愕然とするも、直後に独断として離脱命令を放つ。
- 『第3次α』ではこの直後にブライトが代わりとなり離脱命令を発した。
- 「現在アークエンジェルは脱走艦であり、我々自身の立場も定かでない状況にあります。オーブのこの事態に際し、我々はどうするべきなのか、命ずる者もなく、また私もあなた方に対し、その権限を持ち得ません。回避不能となれば、明後日0900、戦闘は開始されます。オーブを守るべく、これと戦うべきなのか、そうではないのか。我々は皆、自信で判断せねばなりません。よってこれを機に艦を離れようと思う者は、今より速やかに退艦し、オーブ政府の指示に従って、避難して下さい。私のような頼りない艦長に、ここまで付いてきてくれて…ありがとう」
- 第38話。オーブ攻撃前にクルーたちへ向けて退艦の指示と感謝の言葉をかける。部下に向かって頭を下げるという艦長にあるまじき姿だが、それこそが彼女が信頼を勝ち得た証拠でもある。
- 「少佐は……なぜ戻ってきたのですか? JOSH-Aで……」
- 同上。転属命令を蹴ってまで戻ってきたムウに対して尋ねた際の台詞。これに対してムウは「今更聞かれるとは思わなかったぜ」と返し、マリューは理由を察した。
- ちなみに、「JOSH-A」とはアラスカ基地の通称である。
- 「わ、私は…モビルアーマー乗りは嫌いです…!」
- 上記のセリフの後にいきなり(モビルスーツ乗りになった)ムウにキスされた時の一言。そんなこと言っておきながら、彼女自身もまんざらでもなさそうである。
- 実は、マリューは過去にモビルアーマー乗りの男性と交際していた(マリューが懐中に所持しているロケットは、それの思い出の品)。あえて「モビルアーマー乗りは嫌い」と言ったのも、交際するモビルアーマー乗りの男性が戦死してしまうことを恐れたためである。
- 「ローエングリン…! 照準…!」
- 第49話、ムウを撃墜したドミニオンを睨み付けながら。直後、かつての副官の絶叫と共に陽電子砲が放たれ、自分達を狂わせ続けたブルーコスモスの首魁は爆炎に消える…。
- 「帰って…帰ってくるって言ったのに…」
- 最終話アバン、敵は倒したが帰ってくると約束した恋人は目の前で死に、更にかつての副官を殺めマリューはただ慟哭するしかなかった。だが、続編では…。
- 「ふふ…何よそれ…」
- 高山瑞穂氏による漫画版にて、ムウからサイクロプスの存在を聞かされた際の反応。アニメとは異なり、完全に心を折られている。
SEED DESTINY編集
- 「アークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスです。貴艦の申し入れに感謝します、ありがとう。ですが、残念ながらそれを受け入れることはできません! 本艦にはまだ仕事があります! 連合かプラントか、今、また2色になろうとしている世界に、本艦はただ邪魔な色なのかもしれません! ですが、だからこそ今ここで消えるわけにはいかないのです! 願わくば、脱出を許されん事を……」
- タリアの指揮するミネルバと対峙し、自分達を討ちたくないタリアから投降を呼びかけられるマリューであったが、連合かプラントのどちらかに傾倒したとしても、自分達の信念に反する道になるのを分かっていた為、タリアの誠意に感謝しながらも、マリューはその想いを拒絶する事になった。さらに言えば、ここで投降勧告を受け入れたとしてもザフトの最高司令官デュランダルにとって厄介な秘密を知る自分たちを排除するため、彼の命令でザフトの大部隊の待ち伏せを受けた以上、近い内に彼に始末されると確信していたため、自らが生き延びるためにも包囲網を突破するしか道はなかった。
- 「貴方はムウじゃない。ムウじゃないんでしょ!」
- 死んだはずの恋人が全く違う名前で生きており、肉体的なデータでも本人であった。しかし、彼は自分を覚えておらず、再び失う事を恐れた彼女は敢えてムウではないと自分自身にも言い聞かせ、彼の無事を祈って背中を向けた。
スパロボシリーズの名台詞編集
第3次α編集
- 「EVAを援護するわ!」
- 『第3次α』で、エヴァンゲリオンを援護攻撃した時の特殊戦闘台詞。もちろん声優ネタであるが、ミサトと異なり「エバー」と伸ばして言っていないのもポイント。
- 「目標、ガンエデン!これで終わらせる…!」
- ゲベル・ガンエデンとの特殊戦闘台詞。地球とゼ・バルマリィ帝国の闘いを終わらせるため、ルアフやシヴァーの暴虐を阻止しようと奮戦する。
- 「ならば、大天使が悪魔を滅ぼし、全てに決着をつけます!!」
- 『第3次α』最終話より。悪霊の王ケイサル・エフェスに、「大天使」の艦長として啖呵を切る。迷いを捨てたその姿には、亡きナタルも喜んでいることだろう。
- 「これが最後の戦いよ…!目標、ケイサル・エフェス!」
- ケイサル・エフェスとの特殊戦闘台詞。この戦いを以て銀河大戦に終止符を打とうとする。
- 「だったら、キラ君は除隊ね…」
キラ「マリューさん、ムウさん…」
「キラ君…アークエンジェルはオーブに駐留する形となったわ」
ムウ「無論、連邦から派遣された監視役ではなく、友好国の支援のためってやつでな」 - エンディングにて。銀河大戦終結後、ブルーコスモス系の将校に牛耳られていた地球連合軍を脱退した原作と違いムウと共に地球連邦軍に所属しているマリューは、友好国であるオーブの復興支援のために、アークエンジェルがオーブに駐留することをキラに伝えたのだった。
Zシリーズ編集
搭乗機体編集
余談編集
- マリュー・ラミアスは「ガンダムシリーズ初の主人公が所属する母艦の女性艦長」と思われがちだが、実際にはレアリー・エドベリ(『F91』)、ベラ・ロナ(『クロスボーン』)に続く「3人目の女性艦長」である。
- 戦闘中における乳揺れシーンが視聴者の印象に強く残った故か、マリューはネット上では名前をもじって「魔乳」と呼ばれる事が多い。
- なお、「魔乳」とは本来、赤ん坊から出る母乳のような物質の事を指す言葉であり、「巨乳」「爆乳」といった胸の大きさに類する単語ではない。
- ゲームボーイアドバンス用ソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。』では、ミリアリアと違って料理が上手である事が判明している。
- ちなみに、『SEED』から『SEED DESTINY』に続投したキャラクターのパーソナルデータを見るとわかるが、女性を中心に妙に体重減が多い(5kg増えているミリアリアは数少ない例外)。
- 特にマリューは身長170cmと女性にしては高身長なのに体重が50kgと病的な痩せ方で、BMIで適正体重を計算しても前作の63kgは丁度適正値である。彼女が軍人であり、一般人よりは鍛錬しており筋肉がついているであろう事を加味すれば、さらにもう少し体重があってもおかしくないのだが、設定段階で何か思うところが製作側にあったのだろうか……(もっとも、『SEED』最終回時に彼女の身に起きた一件を考えれば急激な痩せ方をするのも否めないが……)。
- 『ガンダムビルドファイターズ』第17話においてイメージ映像ではあるが、マリュー本人がカメオ出演している。マリュー役の三石琴乃氏が主人公イオリ・セイの母親イオリ・リン子役でレギュラー出演していたからできた芸当である。