エリカ・シモンズ
エリカ・シモンズは『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの登場人物。
| エリカ・シモンズ | |
|---|---|
| 外国語表記 | Erica Simmons[1] |
| 登場作品 | |
| 声優 | 柳沢三千代 |
| デザイン | 平井久司 |
| 初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | 地球人(コーディネイター) |
| 性別 | 女 |
| 所属 | モルゲンレーテ |
| 役職 | モビルスーツ開発設計主任 |
概要 編集
オーブのモルゲンレーテ社でモビルスーツ開発設計主任を務めるコーディネイター。才色兼備・冷静沈着なキャリアウーマンで、どこか余裕のある話し方をする。
オーブ解放作戦以降、オーブ軍の旗艦クサナギに同乗する形でカガリらと行動を共にし、ストライクルージュの調整指揮を執っている。ザフトによってジェネシスが発射された後は、その原理がガンマ線レーザーの放射にあることを解説した。
既婚者でナチュラルの夫と、リュウタという息子がいる[2]。リュウタは劇中で唯一存在が確認されているハーフコーディネイターとなる。また、彼女がコーディネイターであることを知っているのは夫のみで、リュウタすらも知らされていない。
本編ではあまり目立たないが、『ASTRAY』シリーズでは重要な位置にいる人物の一人。コーディネイターであることを隠してオーブに移住しているという経歴を持ち、本来ナチュラルの社会でコーディネイターが生きていくと様々な軋轢を受けるということが、幼少期の彼女視点で克明に描かれている[3]。その他、同シリーズでは、オーブの軍事を司るサハク家の派閥との関わり、アストレイの名付け親になった経緯、三隻同盟行動時にサハク家よりカガリの暗殺を命じられかける……といった描写もある。
登場作品と役柄 編集
αシリーズ 編集
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。前述の通り彼女はコーディネイターだが、本作のキャラクター事典ではナチュラルと表記されている[4]。
携帯機シリーズ 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part1から登場するNPC。ジェネシス解説の場面で登場。
人間関係 編集
- カガリ・ユラ・アスハ
- 手のかかるお転婆な、娘のような存在。無鉄砲な行動の多い彼女に呆れながらも、ウズミの意志を継いでくれる存在として成長に期待している。それゆえに、サハク家が彼女の暗殺を自分に命じようとしていることを知ると、サハク家とは決別し、アスハ家側に従う道を選んだ。
- 『DESTINY』ではスカイグラスパーで戦場に出ようとした彼女を諌め、ウズミが遺していたモビルスーツ・アカツキの存在を教えた。
- アサギ・コードウェル、マユラ・ラバッツ、ジュリ・ウー・ニェン
- モルゲンレーテ社における部下。
- キラ・ヤマト
- M1アストレイのOS開発が難航していたため、彼に技術協力を要請した。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ 編集
- ロンド・ミナ・サハク、ロンド・ギナ・サハク
- 勤務するモルゲンレーテ社に、サハク家が深く関わっている事から、裏では彼等の派閥に属しており、秘密裏にゴールドフレームの強化改造等を行っていたが、自国の戦力強化の為とはいえ、手段を選らばな過ぎるサハク家のやり方には疑問を抱き続けてもいた。
- ウズミの死後、オーブの政権奪取の為に、その意志を継ぐ存在であるカガリの暗殺を自身にさせようとしている事実を叢雲劾から聞かされたことで、決別に至った。
- プロフェッサー
- 友人関係。
- 風花・アジャー
- サーペントテールのエージェントとしてモルゲンレーテ社に来訪した彼女を迎え入れ、契約を交わす。
- 6歳にもかかわらず大人顔負けのしっかり者である彼女について、エリカは「息子にも見習わせたい」と述べていた。
- 叢雲劾
- ウズミの死後に、サハク家が自身にカガリの暗殺をさせようとしていた事実を聞かされ、サハク家と決別する切っ掛けとなっている。
- その後、劾は自身の意思を尊重して、カガリの暗殺計画を阻止している。
名台詞 編集
- 「初めて戦場にMSを送り出したプラントの技術者達は、宇宙での戦いを制する兵器こそが、戦局を支配すると信じていた。それは、戦闘機よりも優れた機動性を発揮し、戦艦に匹敵する火力を有し、戦車よりも強靭な装甲で生き延びる事の出来る兵器でなければならない。その主張は大筋において正しかった」
- 第27話「果てなき輪舞」より。
- エリカが語ったコズミック・イラにおけるMSの進化理論。
- 宇宙世紀ガンダムシリーズの第1作目「機動戦士ガンダム」において、ジオン公国軍のミノフスキー粒子散布による通信撹乱を発端とした兵器開発の末にMSが生まれた背景とはまた別の裏側、といったところか。
- キラ「ここって…」
「ここならストライクの完璧な修理が出来るわよ。いわば、お母さんの実家みたいなもんだから」
-中略-
キラ「あっ!これ…」
「そう驚くこともないでしょ?貴方もヘリオポリスでストライクを見たんだから」 - 同話において、キラにモルゲンレーテ社の工廠を見せて、そこで作られていたM1アストレイをキラが見つけた際に。
- 「あ~ら、ま~だ仰ってるんですか?そうではないと何度も申し上げたでしょ?ヘリオポリスが地球軍のモビルスーツ開発に手を貸してたなんてこと、ウズミ様は御存知…」
カガリ「黙れ!そんな言い訳通ると思うのか!国の最高責任者が、知らなかったと言ったところでそれも罪だ!」
「だから、責任はお取りになったじゃありませんか」
カガリ「職を叔父上に譲ったところで、常にああだこうだと口を出して、結局何も変わってないじゃないか」
「仕方ありません。ウズミ様は、今のオーブには必要な方なんですから」 - 同上。
- 父ウズミがオーブの理念を裏切った卑怯者と誤解しているカガリに、エリカはウズミは地球軍のMS開発にヘリオポリスが手を貸していた事実を知らなかった事とその責任を取った事、ウズミは今のオーブには必要な人間だと語るが、怒れるカガリは取り付く島もなかったため、エリカは「あれほど可愛がってらしたお嬢様がこれでは、ウズミ様も報われませんわね」とぼやいた。
スパロボシリーズにおける名台詞 編集
- 「…信じられないわ…。あの貴重な金属を全て使ってしまうなんて…」
- 『W』第42話「暁の閃光」より。
- ロウ・ギュールがマルキオ導師から提供されたレアメタルを全て使って完成させた「150ガーベラ・ストレート」を見て、驚愕を禁じ得なかった。
- (頑張ってくださいね、カガリ様。私はあなたにオーブの未来を懸けているのですから…)
- 『W』第46話「新しい時代の始まりに」のシナリオデモより、ライトニングストライカー入手フラグ達成時に追加されるカガリへの激励。
- (ミナ様…カガリ様にも徐々に首長としての自覚がでてきています)
(ですから、もう少しだけお待ちください。きっとカガリ様はオーブを率いる指導者となってくれるはずです…) - 同話にて、I.W.S.P.入手フラグ達成時に追加されるミナへの独白。