未参戦作品
項目が肥大化し過ぎています。自分の好きな作品等を無闇に追加するのはやめて下さい。
未参戦作品 (Sources of Not Participating)
まだスーパーロボット大戦シリーズに参戦した事の無い作品全体を指す用語。
該当作品はこのWikiに置いても、「(スパロボ未参戦)」などの表記が付記される。
語義からすれば「参戦不可能な作品」ではなく「未だ参戦していない作品」全般を指すと考えるのが普通で、実際に後者の意味で扱われることが多いが、前者のニュアンスを持たせた上で用いられる場合も少なくない。
これは「未参戦であることには何らかの理由があるはず」という推測に基づくものである。それらの推測はもっともらしいものからどう考えてもネタなものまで様々で、それらの検証に関する話題はファンの間でも格好の話の種になっている。但し、その主張のほとんどはあくまで「ごく一部のファンの意見または推測」であって、確定事項であったりファン全体の共通認識であったりするわけではないことに注意して読んでもらいたい。
参戦の障害
参戦にあたって障害になり得るとされる要素は多数推測されているが、本項ではそのうち有力とされている説を挙げる。
1.放送時期の問題
スパロボの新作開発がスタートした際に放送中の作品は参戦できないというもの。本来の意味での未参戦作品と言える。
過去のスパロボシリーズでは、初代における『機動戦士ガンダム F91』、第2次Gでの『機動武闘伝Gガンダム』、新での『新機動戦記ガンダムW』、64での『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』のように、制作開始時に本編放送中の作品が参戦することがあったが、これらの作品はゲーム中で原作再現が行われることは少なく、いわゆる「いるだけ参戦」となる場合が多かった。
そのためか、現在のスパロボ作品では参戦作品を放送終了済の作品から選ぶ方針をとっている。開発には年単位の期間を要することから、開発スタート時には放送終了直後であっても、発売される際には放送後からかなりの期間が空くこととなる。
なお、放送終了後一定期間おいた作品が即参戦するということではなく、下記の理由との兼ね合いやスパロボ制作サイドの「初参戦は大々的に扱いたい」という方針等で参戦が見送られる場合もある。
例外として劇場版○部作、のように一区切り付いている場合は完結していなくても参戦することがある。
2.知名度の問題
放送時期が昔すぎる、視聴方法が限られているなどの理由により、作品の知名度が低く売上に貢献しないからというもの。例として、古谷徹氏は寺田Pと食事に行った際、自身が主役を演じた『グロイザーX』の参戦を希望したが、寺田Pは「誰も知らないでしょ」と返答したとのこと。
ただし、知名度が低いと言われる作品は絶対に参戦できないという訳ではない。メジャー作品だけでは参戦作品がいつも似たような顔ぶれになることもあり、スパロボシリーズが増加するにしたがって一般的に知名度が低いと言われるような作品の参戦機会も増えてきている。特に声がなく製作費が安い携帯機作品なら知名度の低い作品でも試験的に参戦しやすいと言われている。携帯機作品で初参戦した作品が好評だった場合は据え置き機の作品に再登場することもあり、中でもマイナーな作品の多かったCOMPACT2がIMPACTとしてリメイクされたことなどは好例といえる。また、スパロボに参戦した結果作品の知名度が上がり、玩具の復刻版や新規作品が発売されるなどのケースもある。
3.世界観・設定の問題
他作品と絡ませにくい設定の作品や、メインキャラクターが戦争に不向きな少年少女あるいは不向きな職種である作品の場合、制作スタッフの方針で参戦が見送られる場合がある。これらの作品はα外伝やCOMPACT3のように主な舞台を異世界にしたり、NEOのように他の参戦作品を調整することで、参戦が可能になる場合がある。
またZの多元世界設定の登場により、この問題は幾分緩和されている。
『スーパーロボット大戦』という名前である以上、「ロボットアニメのみが参戦できる」という常識が存在するが、いわゆる「ロボットアニメ」の定義というものがはっきりと明文化されているわけではないため、「この作品はロボットアニメなのかどうか」で参戦の可否が問われることもある。
現在ではスパロボ常連となっている『新世紀エヴァンゲリオン』も、『F』で参戦が発表された際は「エヴァは生体的な人造人間が活躍するし、作品としても変身巨大ヒーローもののオマージュだから、いわゆるロボットアニメとはジャンルが違う」という理由で参戦に抵抗があったファンもいた。
『宇宙の騎士テッカマンブレード』や『疾風!アイアンリーガー』のような「人間が操縦する巨大なロボット」が出てこない作品までもが参戦を果たした近年では、スパロボに参戦できるロボットアニメの定義がより曖昧になってきている。
4.版権上の問題
スパロボシリーズの販売元である旧バンプレストやバンダイナムコゲームスは、玩具メーカー・バンダイを含む『バンダイナムコグループ』の系列会社であるため、競合関係にあるタカラトミーやKONAMIがスポンサーを務めて商品化権を握っている作品の参戦は難しいというもの。
また、ゲーム業界に絞って考えれば、バンダイナムコゲームスはほとんどの同業他社と競合関係にあるため、他社が開発・販売したロボットゲーム作品、それらを原作とするロボットアニメ作品を参戦させることも困難とされている。ただし、SEGAの『バーチャロン』のように例外的に参戦することもある。
ライバル企業が関わっていない作品であっても、制作会社の解散で版権の所在がはっきりしなくなっていたり、版権の管理に複数の企業が関わっていたりする場合、版権取得が困難になりやすい。
中には、単純に版権料が高額なので参戦が見送られているのではないかと噂されているものもある。一例としては『ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~』がαを最後に参戦がないのは、この作品の版権管理は見直された結果、キャラクターの出典元である複数の横山光輝作品にも版権料を支払わないとならなくなったためという説がある。
この他、原作者が版権を持つ作品の場合、原作者がスパロボシリーズに否定的であると、バンダイが玩具化するには問題はないがスパロボへの参戦は許可が下りない場合もある。逆にダイナミックプロ作品など、原作者・制作サイドがスパロボに好意的・協力的である場合、スポンサーが競合関係にある企業である場合でも参戦した例もある。
また、ロボットアニメの制作サイドとスポンサーの関係には大きく2種類が存在する。1つは「マジンガーZ」や「新世紀エヴァンゲリオン」のように既に制作中の作品に玩具メーカーが出資し見返りとして商品化権を得るというもの、もう1つは、「マシンロボシリーズ」のように玩具メーカーがデザインを持ち込みアニメ化させるというもの。大元の生みの親ががどちらであるかは版権事情にも大きく影響してくる。「マシンロボ」シリーズのように玩具そのものを原作とし、タイトルごとにアニメの制作会社が異なる作品もあれば、「伝説巨神イデオン」のように玩具会社からの持ち込み企画であるにも関わらず玩具会社が手放した作品、「勇者シリーズ」のように複雑な背景事情で映像と玩具が離れ離れになってしまう作品もある。近年はメディアミックス展開の影響で、玩具メーカーのみならずコミック出版社やコンピュータソフトメーカーなどが関わり更に複雑化している。
これによって、参戦可能のように思える作品が参戦できない、その逆に不可能だと思われた作品が参戦する、同じシリーズなのに参戦可能なタイトルと不可能なタイトルが存在したりとバラつきが起こることがある。
5.展開メディアの問題
漫画・小説で展開されたもののアニメ化されていない作品。上記の知名度の問題や、戦闘アニメーションの設定・声優が設定されていない等といった問題が発生する。
キャラクターが共通のアニメ作品が存在する『真ゲッターロボ(原作漫画版)』、他のゲーム作品で声優やBGMが設定されていた『機動戦士クロスボーン・ガンダム』、音声収録の必要がない携帯機で参戦した『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』と『機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』、共通の世界観を持つシリーズ全作と同時参戦した『完全勝利ダイテイオー』が該当する。また、キャラクターは登場しないがロボットのみが登場する場合もある。
ただし参戦を果たした作品は、いずれも既存のアニメ作品から派生した漫画作品のみとなっており、小説で展開された作品や漫画だけで展開されているシリーズ作品などは未だ未参戦となっている。
参戦可能・不可能論議
スパロボにおいて、どの作品が参戦するかは、ユーザー間で最も注目度の高い項目といっても過言ではない。それ故に「ある作品がスパロボに参戦する可能性があるのかないのか」という点は各所で論争の火種となっている(この記事自体も、その論議の延長線上にある)。
今日、ある作品が未参戦である理由は概ね前述の5種(『単に機会に恵まれていないだけ』という理由を含めると6種)に整理されて語られるが、Webの草創期にネット上で行われたこの手の議論について言えば、『その作品の設定がスパロボの世界観との親和性を有するかどうか』という『3.世界観・設定の問題』の議論提起が非常に多かった。
その中には例えば「A.T.フィールドは絶対領域であるという設定であるため他のロボットでは破れず、エヴァは参戦が難しい」とか「ガソリン動力源のハンドル操縦、そして恐らく宇宙不可と思われるウォーカーマシンが主軸のザブングルは参戦が難しい」といった主張、更には「ナデシコは機動『戦艦』であって、ロボットものの作品ではない」「異様に恋愛描写の多い作風はスパロボに馴染まず、参戦は難しいはずだ」といった主張まで存在していた。
実際のところ、これらは近年のスパロボを代表する参戦作品として問題なく活躍しており、上記の指摘が単なる杞憂に過ぎなかったことは言うまでもない。この例が意味するところは「設定の問題に関して言えば、ユーザー側が考えるよりはスパロボ参戦への壁は低い」ということであり、ユーザーの間では限りなく参戦可能性が低いと見られてたために話題に昇ることすら殆どなかった『疾風!アイアンリーガー』のNEOへの参戦はそれを顕著に示した例である。
「スパロボは当時のバンプレストが権利関係の調整に秀でていたからこそ実現したシリーズ」という製作者サイドの発言が物語っているように、参戦に対するハードルの高さは、実際のところはほぼ権利関係の調整難度に帰着するものと思われる。権利者の一人でもある原作者の心理的障壁を取り払う意味では、原作の雰囲気を損なわずに参戦可能な世界観を構築することもまた参戦実現に不可欠なため、それらに関する課題もないとは言い切れないが、権利の問題に比してその比重がかなり小さいことは間違いない。
未参戦の主要な作品
下記では掲載の便宜上、「スーパーロボット大戦以外のクロスオーバー作品に参戦済みの作品」以外は上記のいずれかの原因に拠るものとして分類しているが、実際はその多くが複数の理由に跨っているものと思われる。基本、版権問題を抱えている作品が大半を占める。
また前述の通り、現在参戦済みである作品の中にはかつて参戦が難しいであろうと言われていた作品もあり、以下で挙げる作品が今後参戦する可能性が全く無いとは言いきれない。
※代表的な作品のみ記述してください。
近年放送されたアニメ作品
現在のところ下記の作品以降に放送終了となった作品は未参戦となっている。
- 『劇場版 マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~』
- 2011年2月26日公開。『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』に機体のみ参戦。総合的には一番新しい参戦作品。
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』
- 2009年6月27日に第2作「破」が公開。2010年11月発売の『スーパーロボット大戦L』に参戦。当初は「破」の設定が使用されるかで論議を呼んだが、PV第一弾にアスカと2号機の姿が確認されたことで「破」の要素を含むことが確定した。
しかし、『破』のストーリーの再現は中盤までの一部の要素のみで、EDにてマリが「せっかく登場したのに出番が無かった」という趣旨の台詞を発するシーンがある。『L』は『破』の上映前から開発が始まり、スタッフは映画館に足を運んでストーリーや戦闘アニメを研究したとのこと。『序』上映前から参戦が内定していたものが、『破』の製作の大幅な遅れで予定が狂ったものと思われる(当初は半年間隔で3部作上映の予定だった)。
シナリオ再現の点では『破』が参戦作品中最新である。
スパロボ以外のクロスオーバー作品に参戦済みの作品
- 光速電神アルベガス
- 『シャッフルファイト』に参戦済み。スパロボシリーズではαの開発初期に参戦が決定するものの諸事情で没、Zでは東映ロボ枠の候補として『ゴッドシグマ』と共に挙げられたが不採用になったことが寺田Pの証言などで明らかになっている。
- リーンの翼
- ACE2、3、Pに参戦済み。
- プラモ狂四郎
- 「コミックボンボン」で連載された漫画作品。ACE3に、パーフェクトガンダムと京田四郎が登場済み。ただし公式クレジットでは『機動戦士ガンダム』からの登場となっている。
- アーマード・コアシリーズ
- ACEシリーズの開発元であるフロム・ソフトウェアの代表作であるロボットアクションゲームシリーズ。ACERに参戦済み。同作においては『アーマード・コア マスターオブアリーナ』にてラスボスとして、『アーマード・コア2 アナザーエイジ』にて隠しボスとして登場した機体「ナインボール=セラフ」と、小説作品『アーマード・コア ブレイブ ニュー ワールド』に登場した「アナザーセラフ」がゲスト参戦している。『AC』シリーズとACEシリーズが共にフロム・ソフトウェア開発のシリーズだからこそ実現した参戦、ともとれる。
- VS騎士ラムネ&40炎
- 『NG騎士ラムネ&40』の続編。ACEPに参戦済み。
なおACEシリーズ初参戦のスパロボ未参戦作品は、直後に発表されるスパロボ作品に参戦する場合も多い。
ACE3に参戦の『オーバーマン キングゲイナー』『交響詩篇エウレカセブン』、Rに参戦の『マクロスF』、Pに参戦の『機動戦士ガンダム00』『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』は、直後発表のスパロボ新作(Z、L、第2次Z 破界篇)に参戦している。RやPに参戦した『コードギアス 反逆のルルーシュR2』も、第1期が第2次Z破界篇に参戦を果たしている。
関連作品がスパロボ参戦済みの作品
- ガンダム・センチネル
- 「ガンダムシリーズ」の1作で、編集アートボックス・発行大日本絵画の模型雑誌『モデルグラフィックス』で連載が行われた小説作品。
「ガンダムシリーズ」をスパロボに登場させる際には、SDガンダムとして版権を一括で取得しているため、1995年発売の第4次にはSガンダムやALICEが登場したことがあるが、作品としての本格参戦は未だ果されていない。
翌96年にバンダイとアートボックスの間で、ガレージキットのイベント販売の許諾をめぐりトラブルが発生。97年には「ガンダムシリーズの版権は創通・サンライズのものであり、バンダイはアートボックスに版権料を支払う必要は無い」という形で決着がなされ、現在はバンダイから関連商品(コピーライトは「創通・サンライズ」)が販売されている。
このトラブルの影響か、98年発売の全スーパーロボット大戦電視大百科ではSガンダムとALICEの情報が収録されていない。電視大百科に収録されなかったことから、「第4次でのSガンダムの登場は版権元の無許可で行われ、スパロボ制作サイドはお叱りを受け、その影響で現在に至るまで未参戦」という俗説があるが、現在のところ収録されなかった理由については明かされていない。
現在発売されているガンダム関連のゲーム作品にはセンチネルの機体が登場しており、映像化されていない小説作品がスパロボに参戦した例がこれまでに無いため、「単純に機会に恵まれないだけ」という説もあり実情は不明。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 「ガンダムシリーズ」の1作で、シリーズの原作者でもある富野由悠季氏が執筆した小説作品。
第4次ではΞガンダムが没データに存在しており、上記のSガンダムと同様に機体のみが登場する予定であったことが伺える。またZシリーズのように平行世界での出来事として、本作の展開を匂わす場面もある。
『ガンダム・センチネル』と同様に小説作品であることがネックになっているという説と共に、寺田Pがインタビュー内で「ハサウェイを出すとΞガンダム参戦希望の声が出て困る」と冗談交じりでコメントしたことから、製作側が何らかの理由で参戦させ辛く、その煽りでハサウェイの出番が少ないという説もある。
- ガイア・ギア
- 「ガンダムシリーズ」の流れを汲んだ、シリーズの原作者でもある富野由悠季氏が執筆した小説作品。
上記の『閃光のハサウェイ』とは異なり「ガンダムシリーズ」の歴史年表にも含まれない作品で、現在は絶版扱いとなっており、富野氏の「この作品はなかった事にしてほしい」という意向により、再販も行われていない。
- ゲッターロボ號
- 「ゲッターロボシリーズ」の1作であるアニメ作品。版権表記は「ダイナミック企画・東映アニメーション」となっている。スパロボでは漫画版に登場する真ゲッターロボが『真ゲッターロボ(原作漫画版)』という表記で参戦したことがあるが、『ゲッターロボ號』としては未参戦。もともと「マジンガーZ」のリメイク企画だったが、諸般の事情により権利関係の容易な「ゲッターロボ」の新作に切り替わったという経緯をもつ。
詳細が不明だが版権を巡ってトラブルが発生しているとの説があり、それ故にゲッターロボ各機と同デザインのネオゲッターロボが登場する『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』を制作したという説がある。
ダイナミック企画と広告代理店のビッグウェストが版権料の配分を巡ってもめているなど諸説があり、現在は関連商品の展開にも制限がかけられているとされている。PSゲーム『ゲッターロボ大決戦!』には原作版のデザインでアニメ版の武器を使うゲッターロボ各機が登場し、登場人物も原作漫画版のデザインや性格を採用している。また、アクションフィギュアシリーズの『REVOLTECH』シリーズで発売されたゲッター號も原作漫画版が出典となっている。
- 魔装機神サイバスター
- 1999年放送の『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』からスピンオフの形で製作されたアニメ作品。
『LOE』はかつて旧シリーズやαシリーズ、現在もOGシリーズに参戦しているが、設定上繋がりの無い本作は未参戦。ただ単に人気が無かったからと言う説も根強い。
バンダイがスポンサーを務めたアニメ作品
- 惑星ロボ ダンガードA
- 1977年に放送された東映動画(現:東映アニメーション)制作の作品。ポピーから超合金などの玩具が発売された。
版権表記は「東映アニメーション」となっているが、原作者として松本零士氏がクレジットされている。松本氏はロボットアニメ全般に否定的なスタンスを取っており、執筆した漫画版において主役ロボのダンガードAを最終回のラストシーンワンカットに登場させるのみであったことから、本作に良い感情を抱いておらず、ストーリー再現を行うスパロボ参戦も拒否しているという説がある。ただし、原作といっても実際はほぼ出来上がっていた作品原案に、キャラクター原案と一部ストーリーで関わったのみであるため、松本氏の意向が実際に影響しているかは不明。
ちなみに、F発売直前の1998年には、バンプレストからクレーンゲーム用のプライズ商品「東映動画コンプリートコレクション」として、スパロボ参戦済みロボットに混じって未参戦ロボットから唯一ダンガードAの完成品フィギュアがラインナップされた事があり、このことから一時期は参戦を期待させる空気が漂ったが、結局は現在に至るまで未参戦となっている。
- 機甲艦隊ダイラガーXV
- 1982年に放送された東映動画(現:東映アニメーション)制作の作品。ポピーから超合金などの玩具が発売された。
EX以降サブパイロットの精神コマンドが使用可能になると、15体合体でパイロットも15人が搭乗している主役ロボダイラガーの扱いについて、スパロボ参戦不可能論議でネタにされるようになる。当時から解決策として精神コマンドはチーフ3人(+それぞれのヒロイン)に限ればいいという案が挙がっており、実際に似たようなケースの『熱血最強ゴウザウラー』はNEOで参戦した際、そちらに近い仕様で参戦を果たしている。
- 銀河漂流バイファム
- 1983年に放送されたサンライズ制作のアニメ作品。バンダイからプラモデルや玩具が発売された。
住む星を追われた13人の子供達が捕虜にされた両親救出の為に敵の本星へ向かうというストーリー。
子供達は自衛力を身に付けた難民といった立場で、戦闘を強いられることもなく、地球軍や敵の星のレジスタンスからは保護対象と見なされていた。最終回では両親とともに軍隊に保護され、戦争はプロに任せる形で締めくくられる。そんな作風である為、持ち味を生かしたまま参戦させると、原作の最終回同様に軍隊(プレイヤー部隊)に合流した時点で子供達が戦う目的が無くなってしまう。
寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」にて「好きだけど合流したら話が終わる。それでもいいなら出したい」とコメントしている。
- 機動警察パトレイバー
- 原作はヘッドギアで、バンダイビジュアルも制作に関わったメディアミックス作品。1988年からアニメ・漫画など複数のメディアで展開している。
シリーズのプロデューサーであった鵜之澤伸(現バンダイナムコ副社長)氏はイベント「スーパーロボット大戦2008」での挨拶で、「寺田Pに参戦を要望したがスーパーロボットではないからと拒絶された」と発言しているが、その場で寺田Pは「そんなことは言っていない」と即座に否定している。
「出したいけど色々な事情がある」とのことで、イベントでも「好きに出していいといわれたらどの作品を出しますか?」との質問に対して本作品を上げている。なお、未参戦の理由としては味方サイドのキャラクターが警察官であるため、「戦争を題材にしたスパロボに組み込み辛いからではないか」という説が挙がっている。
- ゼーガペイン
- 2006年放送のサンライズ制作のアニメ作品。
Xbox360の発売元であるマイクロソフトが、ゲームとアニメのコラボレーションをバンダイナムコに持ちかけて企画されたメディアミックスプロジェクト「プロジェクトゼーガ」で制作された。このため、バンダイナムコが発売したゼーガペインのゲーム作品は全てXbox360向けに発売されており、スパロボに参戦する場合はXOのようなXbox360向け作品に限られるという説がある。
また世界観の面でも、作品の根幹を為すある設定がスパロボ参戦の壁になるという見方もある。寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」にて、「コメントが難しい」「作風そのものにどうのってのことはない」との言葉を残している。
タカラトミーがスポンサーを務めたアニメ作品
- 『鋼鉄ジーグ』以外のマグネロボシリーズ
- 1970年代後半に展開された、タカラから「マグネモ」というシリーズで玩具が発売された作品群。そのうち参戦済みの第1作『ジーグ』を除いた『ゴワッパー5 ゴーダム』、『マグネロボ ガ・キーン』、『超人戦隊バラタック』の3作品。
シリーズ中で唯一ダイナミック企画が制作に関わった『ジーグ』は2003年発売の第2次αより参戦しており、寺田Pはインタビューで「ようやく許可してもらった」と語っていることから、それまでは参戦に障害があったことが明かされている。
なお、2007年にはアニメ版ではなく漫画版の続編として『鋼鉄神ジーグ』が制作されたがそちらは企画段階からバンダイがスポンサーとして参画しており、スパロボにも参戦済みである。
- 太陽の牙ダグラム、機甲界ガリアン
- いずれも1980年代に放送された、高橋良輔氏が原作兼監督を務めサンライズ制作で制作された作品。これらの後に放送された『蒼き流星SPTレイズナー』はバンダイがスポンサーを務め、1996年発売の『新』より参戦済み。逆にタカラから発売されたクロスオーバーゲーム作品『ブレイブサーガ』シリーズには『装甲騎兵ボトムズ』を含む3作品は参戦しているが、レイズナーは参戦していない。
また、『機甲界ガリアン』はバンダイが制作しているトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』に参戦している(『OG CRUSADE』と同じシリーズのトレーディングカードゲーム、下記の一部作品同)。
- トランスフォーマーシリーズ
- 1980年代前半に展開されたタカラの玩具シリーズである『ダイアクロン』や『ミクロマン』を流用して、海外の玩具会社ハズブロ社が展開した玩具シリーズを原作とする作品群。逆輸入される形で日本でも1985年放送の『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』から現在に至るまで新作が制作されている。中には『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』など日本独自の作品も存在しており、それらの作品は後述の『勇者シリーズ』誕生のキッカケにもなっている。
タカラが玩具の開発や販売を行い、その大半はハズブロ社からのオファーを受け海外の安全基準に合わせて開発されており、日本で展開される作品では版権表記は記されないものの、ハズブロ社の意向が大きく関わっている作品である。またタカラはゲーム作品も発売している。
- 『勇者王ガオガイガー』以外の勇者シリーズ
- 1990年代に展開されたサンライズ制作の作品群。そのうち参戦済みの『ガオガイガー』を除く『勇者エクスカイザー』、『太陽の勇者ファイバード』、『伝説の勇者ダ・ガーン』、『勇者特急マイトガイン』、『勇者警察ジェイデッカー』、『黄金勇者ゴルドラン』、『勇者指令ダグオン』、『勇者聖戦バーンガーン』の8作品(『バーンガーン』はゲーム作品のみに登場するが、勇者シリーズの公式サイトではシリーズの一つとして数えられている)。
いずれもタカラがスポンサーを務め、ゲーム作品や玩具を発売しているため、スパロボシリーズ開始当初から参戦が難しいとされていた。その後2003年発売の第2次αにてガオガイガーが参戦したことで、他の作品も参戦が可能になったのではという期待が高まったが、結局その後のスパロボ作品で参戦は果たされず、各イベントで寺田Pが「他社がスポンサーなので難しい」と明言して現在に至っている。なお戦争という題材に不向きな作風の作品も多い。
唯一『ガオガイガー』のみが続編OVA『勇者王ガオガイガーFINAL』も含めて参戦を果たしたことについて、公式にその理由が語られたことはない。ただ寺田Pが『第2次α』発売時に「α時点の参戦も企画されたが、当時は不可能であった」と発言したため、「ガオガイガーだけはサンライズ主体で制作された作品であったため」、「続編OVA制作時に版権を整理したから」といった諸説がある。
ちなみに、『マイトガイン』は寺田Pが参戦させたい作品として名前を挙げたことがあり、スタッフとして参加していた大張正己氏は2008年8月の「生ワンホビTV」で、「(参戦が果たされれば)カットイン原画を描く」と発言している。近年はバンダイ製の関連商品が増えているため、今後に期待である。
- 『ゾイドジェネシス』以外のゾイドシリーズ
- 1980年代にトミーから発売された玩具シリーズ「ゾイド」を、1990年代後半から再展開するにあたり制作された作品群。そのうち参戦済みの第4作『ジェネシス』を除いた『ゾイド -ZOIDS-』、『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』、『ゾイドフューザーズ』の3作品。
バンダイと競合関係にあるトミーが開発した玩具シリーズを原作としており、当然のことながらトミーがスポンサーを務め玩具やゲーム作品を発売していた。このため参戦が難しいとされていたシリーズで、寺田Pも2008年7月24日放送の「生ワンホビTV」で「参戦は難しい」と発言していた。しかし2009年発売のKにて『ジェネシス』が『機獣創世記ゾイドジェネシス』というタイトルで参戦を果たしたことにより、他の作品も参戦が可能であると期待されるようになった。ただしジェネシスは版権に抜け穴があったとの説もあり、上記の「勇者シリーズ」のようなケースもあることから、実際には不透明な状況である。
ちなみに『ジェネシス』の版権表記はタカラトミーではなく「1983 2009 TOMY」と「Sho Pro(小学館集英社プロダクション)」である。
コナミグループ企業が関わる作品
以前からコナミグループが版権に関わる作品の参戦は難しいと言われていたが、近年では後述の『Z.O.Eシリーズ』が他社のリボルテックやRIOBOTで出ている例がある他、『天元突破グレンラガン』の参戦から権利関係は比較的緩やかになっている可能性がある。
- 魔神英雄伝ワタル、魔動王グランゾート、魔神英雄伝ワタル2
- 1988年から1990年にかけて放送された、いずれも原作・広井王子/製作・サンライズの作品。版権表記は「サンライズ・R」となっており、このRは広井氏が設立したレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)を指している。
現在はKONAMIの系列会社であるハドソンがスポンサーを務め、TVゲームを発売していた。クロスオーバーについてはサンライズの直接の子会社であるサンライズインタラクティブ発売の『サンライズ英雄譚』や『ハロボッツ』シリーズには参戦を果たしているが、スパロボ参戦については2009年8月の「キャラホビ2009」におけるNEOのイベントにて、『ワタル』について「色々あって無理だった」と発言しており、何らかの問題があることが示唆されている。なお、広井氏は過去に同氏原作の『サクラ大戦』について参戦に否定的な見解を示したことがあるが、それが影響しているかどうかは不明。
玩具はタカラがスポンサーを務めプラモデルなどを発売していたが、現在はバンダイが完成品フィギュアの「ROBOT魂」シリーズで『ワタル』の商品も発売している一方で、タカラトミーも復刻盤プラモデルを発売したことがあり、権利関係がどうなっているかはハッキリとしていない。
ちなみに1997年放送の「ワタルシリーズ」第3作『超魔神英雄伝ワタル』は、バンダイがスポンサーを務めゲーム作品や玩具を発売したが、こちらも現在のところ未参戦となっている。また、第一作『魔神英雄伝ワタル』はバンダイが制作しているトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』として参戦している。
- Z.O.Eシリーズ
- 2000年代前半に展開された、コナミコンピュータエンタテインメントジャパンが制作したアクションゲーム作品『ZONE OF THE ENDERS』を始めとするシリーズ。
OVA作品『Z.O.E 2167 IDOLO』やTVアニメ作品『Z.O.E Dolores, i』といった、サンライズ制作によるアニメ作品も存在しており、両作品の版権表記にはコナミグループの企業の名前が記されている。
ちなみにGBAで発売されたゲーム作品『Z.O.E 2173 TESTAMENT』は、シリーズ中唯一のSRPGでウィンキーソフトが開発を担当した作品。ゲームシステムが初期のスパロボシリーズに近く、シナリオはF完結編の後半部分を担当した堀川和良氏が担当している。
その他のアニメ作品
- 魔法騎士レイアース
- 漫画雑誌「なかよし」連載の少女漫画を原作とするアニメ作品。SEGAがスポンサーを務めゲーム作品や玩具を発売していた。
原作者のCLAMPが世界観に合わないという理由で参戦を拒否しているとの説がある。しかしCLAMPは前述の『コードギアス』においてキャラクター原案を担当し、しかも当作品が参戦する『ACER』ではクレジット表記の一つに『Character Design (C)2006-2008 CLAMP』と表記されている事から、クロスオーバー物に否定的ではないとの見解もあり、この説は否定されつつある。
他の説として、登場する機体名や世界名の元ネタとなった車種名全ての使用許可を取らなくてはならないといった説や、元々ロボットがそれほど出ないのが原因とするものがある。
アニメではない媒体の作品
- ファイブスター物語
- 参戦済みの『重戦機エルガイム』の設定考案に関わった永野護の漫画作品。現在も連載中の作品で劇場アニメ化もされている。
未参戦の理由として「完結していない作品である」「世界設定の問題で絡みにくい」「第4次においてブラッドテンプルを勝手に出したため権利関係のいざこざがある」「永野氏がスパロボに否定的な感情を有している(「自分がデザインしたロボットを、他のロボットに傷つけられるのを見たくない」と語った事がある)」といった複数の説がある。
- サクラ大戦シリーズ
- SEGAから発売されたゲーム作品。同タイトルでOVA作品やTVアニメ作品も展開されているが、シリーズの原作者である広井王子氏がスパロボシリーズへの参戦に対して否定的なスタンスを発言したことがある。その為、先述した広井氏原作の『ワタル』についても同様といわれているが、こちらについては名指しで言及されたことはない。
ちなみに『バーチャロン』が参戦済みなのでSEGAとの問題ではないという説もあるが、詳細は不明。
なお、仮に参戦できたとしても、この作品のキャラクターやメカニックは「20世紀初頭の世界観」に大きく依存しているため、それを他の参戦作品の世界観とどう共存させるかという問題もある。
ただし、PROJECT X ZONEにてOGシリーズ共々参戦作品となり、共演そのものは実現する事になった。
- ゼノギアス
- 1998年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)より販売されたゲーム作品。後の開発スタッフがナムコによって立ち上げた、モノリスソフトが販売されたゼノサーガシリーズにも影響を与えた作品であり、2008年にはゲームアーカイブスによって配信されている。ただ前記述べたようにその時点ではスクウェアによって作成されたゲームであり、やはり版権状に問題があるのではないのかという説もある。また他にも「世界観が地球ではない星の話であり絡みにくい」「宗教や薬物等が設定に絡んでいて出しにくい」「ゲームアーカイブスによって配信された際対象年齢がCERO:Dになってしまった(17歳以上対象)」といった参戦に関して厳しいような説があり現在に至るまでスパロボ側も参戦の話は触れられていないままである。
- ジンキシリーズ
- 綱島志朗氏の漫画作品。現在『月刊ドラゴンエイジ』誌上にてシリーズ第4作『ジンキ・エクステンド リレイション』を連載中。2005年には『JINKI:EXTEND』のタイトルでTVアニメ化され、2010年にはアダルトゲーム『JINKI EXTEND Re:VISION』が発売された。
この件については綱島氏自身がtwitterで質問に「僕がウロウロしたせいで(参戦は)難しいかも」と答えているが、これは過去に諸事情で3回も掲載誌を移籍した上に、1回目と3回目の移籍の際にはこれまでのエピソードの続きではなく、別のエピソードを始めている事を指していると思われる(実際、シリーズ化も当初は全く予定されておらず、雑誌を移籍していく内にシリーズ化したという事情がある)。
- 特撮作品全般
- ビジュアル的に他アニメ作品との折り合いが付かないなどの理由で、スパロボシリーズに関しては今後も特撮作品からの参戦は無いと寺田Pが明言している。しかし、他のゲーム雑誌では幾つかの特撮作品を参戦させたがっていることも述べているため、希望と現実的な問題との擦り合わせの難易度が高くなっていると思われる。
参戦済作品について
かつて参戦が難しいと噂されていた作品
- 聖戦士ダンバイン
- 第2次で初参戦の予定をしていたが、諸事情により不参戦となり、代替企画としてオリジナル作品の『魔装機神サイバスター』を設定し登場させた。
不参戦となった理由は明かされていない。放送当時のメインスポンサーはクローバー、クローバーの倒産後はトミーであったが、プラモデルは放送当時からバンダイから発売されており、版権料の都合といった諸説が挙がっている。
- 合身戦隊メカンダーロボ
- 新の攻略本のインタビューで、寺田Pは知名度の問題で参戦が難しい旨を語っていたが、『スーパーロボット大戦COMPACT3』で初参戦を果たした。
- 電脳戦機バーチャロンシリーズ
- SEGAが展開しているアーケードの人気対戦ゲームシリーズ。最近はXbox360に移植もされている。版権上の都合で参戦は難しいとされていたが、『第3次α』で初参戦を果たした。
また、SEGAはバンダイを良き競合関係と認めており、現在もバンダイとアーケード関連の共同開発を進めている。
- エルドランシリーズ
- トミー(現:タカラトミー)が玩具販売権を有しているシリーズ。GCで『絶対無敵ライジンオー』のみが参戦していたが、寺田P曰く特例中の特例措置(この時期に『サンライズ英雄譚』のスタッフがスパロボ開発スタッフに加わっていたためとされる)であった為、今後の再参戦はほぼ無いであろうとされていた。しかし、NEOにてPVしか作られていない『完全勝利ダイテイオー』を含む全ての作品が参戦を果たした(なお、NEOはGCのリメイク作品XOを手かげた有限会社さざなみが引き続き担当している)。
ちなみに、現在はスパロボでお馴染みとなっている『伝説巨神イデオン』、『聖戦士ダンバイン』も元はトミーが玩具販売権を有していた作品である。『ダイテイオー』の企画倒れ以降、シリーズには何の動きも無いため、『イデオン』や『ダンバイン』と同様の事情が生じた可能性もある。
- 覇王大系リューナイト
- 他作品と絡ませにくい世界観の問題と共に、原作者の伊東岳彦氏がスパロボに否定的という噂があったが、NEOで参戦を果たしている。予約特典冊子では伊東氏がネット上の噂を公式に否定し、「次回登場のときはぜひマジンカイザーみたいに新リューとか描かせてほしいです」とコメントしている。
- ボトムズシリーズ
- 高橋良輔監督・原作のリアルロボット作品群。スポンサーがタカラを務めており、タカラからゲーム作品も多数発売されていたが、続編OVA『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』が発売された2007年にはバンダイがゲーム作品を発売している。そのためスパロボ参戦も可能との説があった。
また同じ高橋作品である『機甲界ガリアン』と共にバンダイが制作しているトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』として参戦している。
- 天元突破グレンラガン
- 2007年に放送されたGAINAX制作のTVアニメ作品。
版権表記は「GAINAX/アニプレックス・KDE-J・テレビ東京・ 電通」で、コナミデジタルエンタテインメント(KDE-J)が制作にも関わり、ゲーム作品も発売している。寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」で、「出したいけれど、自分だけではなんともならない」と発言していた。
2008年以降公開の劇場版については、『紅蓮篇』、『螺巌篇』共に「GAINAX・中島かずき/劇場版グレンラガン製作委員会」の版権表記となり、コナミデジタルエンタテインメントは同委員会に加わっている形となっている。また、玩具面では放送終了後にバンダイがアクションフィギュア等の関連商品を複数発売している。
- 地球防衛企業ダイ・ガード
- 1999年に放送されたXEBEC制作のアニメ作品。版権表記は「XEBEC・ビクターエンターテインメント/創通」。
未参戦の理由としては、作風からスパロボ制作サイドが見送っている、同作の監督である水島精二氏が「設定面で折り合いが付かない」という理由でやんわりと拒否している、といった諸説があった。ただし後者の説については、水島氏本人が2010年にtwitterで参戦を希望する発言をしており、実際に第2次Zに参戦した。
結局、「ダイガードに戦争をして欲しくない」という一部ファンの願望が、ネット上で語られるうちに上記のような噂になったのだろうと思われる。
再参戦が難しいとの噂がある作品
- ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~
- 様々な横山光輝作品からのスターシステムを取り入れている関係上、現在は版権取得が難しくなっているとされており、一説では、この作品を参戦させるためにはキャラクターの出典元になった横山作品全てに版権料を払わなくては成らないともされる。PS版α(2000年発売)と同時期に開発がスタートしたαforDC(2001年発売)を最後に参戦していない。
αで参戦できた理由は原作者の横山光輝氏の許可を直接とったからで、その後に原作者の横山光輝氏が亡くなったことで版権が更に複雑化した、との説もあるが、死去以前に発売された第2次α(2003年発売)の時点で、当時実施されてた版権の改正などの影響で既に参戦は難しくなっていた様子。オリジナルキャラクターであるイルイ・ガンエデンのポジションは、当初ビッグ・ファイアが担当するものであったとされている。
一時は再参戦が難しいと噂されていた作品
- 機動武闘伝Gガンダム
- 寺田Pがマンネリ化を防ぐためか本作の参戦は64で最後にするとコメントしていたため、再参戦が絶望視されていた時期があった、また、初参戦の第2次Gの制作時に本作を登場させようと、当時スパロボを制作していたウィンキーソフトに相談に行ったところ、「Gガンダム?嫌です。あれは今までのガンダムとは違う」という答えが出たとされる。この時は結果的に参戦を果たしたものの、Gガンダムはスパロボスタッフにとって使いにくい素材なのではないかと思われていた背景もある。
しかし、ファンから再参戦の要望が強く、そのお陰もあってかAで久々に参戦を果たす事ができてそれ以後にも何度かスパロボに断続的に参戦している。ただし、平成ガンダム全般に言えることだが、WシリーズとSEEDシリーズ以外は登場のペースが遅めである傾向は否めない。
OGシリーズに関して
未だOGに参戦していないオリジナルキャラは多数いるが、その中でも意見の多いものを取り上げる。
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 原作者の阪田雅彦氏がウィンキーソフト所属の人物であったため、ウィンキーソフトとの提携解消後は参戦が難しいとされており、キャラクター及びメカはバンプレ側、世界観はウィンキーに版権が分かれているという俗説があった。αシリーズには第2作のα外伝を最後に登場しなくなったため、版権上のトラブルが発生したとの説もあるが、寺田PはOGシリーズには「権利関係ではなくその他の問題で出せない」と発言しており実情は不明だった。しかし、2010年のスーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALの発表に伴い、寺田Pはその実情について語った。
ちなみに、SFC版魔装機神は版権表記にウィンキーソフトの名前があるため、リメイクやVC配信は版権スパロボと同様にウィンキーソフトの許可が必要であるとされている。
- スーパーロボット大戦64
- 任天堂とハドソンの共同出資会社である、「招布(まねぎ MONEGI,INC.)」が制作を担当した作品。招希自体はNINTENDO64のライブラリ製作などを目的とされた会社であったため、既に解体され、任天堂の持っていた権利もハドソンに譲渡されている。コピーライトにも「1999 MONEGI」と記されており、ハドソンは現在はKONAMI系列の会社である(2012年3月にはKONAMIに吸収合併され消滅することとなった)ため参戦が難しいとされる。しかし、近年では寺田Pが64の参戦についてスパログで参戦が絶望的では無いとも取れる発言をしていた。ただしこれは「世の中に“絶対”はない」と云った定説と同意義の話としてコメントしている。