ギム・ギンガナム | |
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外国語表記 | Gym Ghingham |
登場作品 | |
声優 | 子安武人 |
デザイン | 安田朗 |
種族 | 地球人(ムーンレィス) |
性別 | 男 |
所属 | ギンガナム艦隊 |
役職 | 総司令官 |
概要
ムーンレィスの武門を司るギンガナム家の総領にしてギンガナム艦隊の司令。月の首都ゲンガナムは彼の祖先の功績を讃えて命名されている。常に帯剣し、自分が武門の人間である事に強烈なプライドを持っており「月の侍」と自称する。
ギンガナム艦隊は戦いの無かった2500年の間、演習のみを繰り返しており、ギンガナムは自身の力を見せる為に戦いを切望していた。その強い自信とムーンレィスにとって異端である闘争心は、他人に対しての高飛車な物言いや傲慢な態度、そして独特の口調に表れている。しかし、その内面にはやはり女王ディアナ・ソレルへの強い忠誠心が存在し、地球侵攻も自分を顧みないディアナへの意趣返しでもあったようである。
月のマウンテンサイクルで発掘したターンXに導かれるようにロラン・セアックの∀ガンダムと戦い、最後はロランと生身で剣を交える。刀を折られた状態でなお食い下がり、ロランの手首を返したものの、∀とターンXの発した糸状の物質に取り込まれ、2機のターンタイプともども封印された。
内面にはディアナへの強い忠誠心を抱き続けていたが、最終的に武門のプライドと湧き立つ闘争心を優先させてしまった事から、道義的な「侍」とは呼び難く、ただの武闘派、あるいは乱世の戦士に憧れた人物だったといえる(いわゆる成熟期の武士道思想においては、侍とは、私的な感情よりも体制中の忠義を優先させる)。もっとも、忠誠心が強かったからこそ、戦争という活躍できる舞台で完全無視を決め込まれるという武門たる誇りを軽んじたディアナへの絶望も相当だったと思われる。
部下からは「御大将」と呼ばれており、ファンからもその呼び名で親しまれている。
登場作品と役柄
登場回数は少ないもののターンXや黒歴史の設定、そしてそのキャラクターの濃さもあってか物語中でも絶大な存在感を放ち、他作品のキャラクターとの特殊戦闘台詞も豊富に用意されている。シャイニングフィンガーネタはある意味お約束。『機動武闘伝Gガンダム』のドモン・カッシュや東方不敗マスター・アジアとの共演が長年待ち望まれているが、現在のところスパロボでは実現していない(『Gジェネシリーズ』や『ガンダム無双2』『ACE3』等の別作品では既に共演しており、それらの作品では派手にシャイニングフィンガーと叫んでいる)。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。原作通りターンXに乗ってくる。
- 能力は高く、底力、指揮官、援護の特殊技能を持つ強敵。アムロとクワトロに対してDVEもあり、戦闘時のセリフもガンダムシリーズ作品で満載。『第2次α』のシャアといい勝負。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 今回もセリフは満載で、作品の枠を超えている。ガンダム系全般ではイザークから「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」と言われたり、『キングゲイナー』や『創聖のアクエリオン』にもシナリオ・戦闘時に特殊メッセージがあったりと、ラスボスと良い勝負である。声バグの被害者の一人だが、同じく子安氏の演じたネオと違い、元の台詞の雰囲気のためか違和感はほとんどない。
- 能力では極や、隊長効果に命中率・クリティカル率30%を持っているので手強い。しかも『α外伝』と同様にフロスト兄弟を引き連れている事が多い。マップ兵器の月光蝶も凶悪。決戦マップ以外でも様々なステージ(しかも他作品ボスとの決戦の真っ最中)に乱入してきては好き勝手に暴れまわる上、そういった時に限って撃墜しないとENDポイントが入らないという非常に厄介な存在。なお、ある1マップだけ操作できる。仲間にはならないので経験値やPPを稼がせる意味はないが、敵の時のデータがそのまま使用されるので凶悪な強さ。このときの彼は「極を所持したまま味方として操作できる」ため、全スパロボシリーズの中でも極めて稀な存在となっている。後に「極を所持したまま自軍に正式参戦する」方々が現れたが……。
- なお、通常ルート50話は撃墜しても復活するステージなのだが、撃墜する度に強化パーツ「ナノマシンユニット」が手に入るため、やりようによっては「ナノマシンユニット」だけ異様に多く所持することになる。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- 『Z』本編で死亡したと思われたが、エグゼクターシステムにその資質を見込まれてまさかの再登場。文明の破壊の一翼を担う存在として、∀ガンダムや同じく復活したアクエリオンと剣を交える。本作にてようやくターンX諸共戦死。以降のZシリーズに登場することもなかった。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
原作ではターンXの性能頼みの戦いをしていた感があるが、スパロボでは彼自身も凄まじい強さを持っており、リアル系でも屈指の強敵。能力が高く特殊技能の面でも恵まれており、極を非常に有効活用しているキャラクターの1人と言える。精神コマンドを駆使して戦いを挑まないと、反撃で返り討ちに遭う事だろう。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「BLACK HISTORY」
- 黒歴史の遺産が暴走状態にかかる楽曲。
人間関係
- ディアナ・ソレル
- ムーンレィス三大幹部の一人で月の女王。愛憎忠叛入り混じった情念を抱いていた。
- アグリッパ・メンテナー
- ムーンレィス三大幹部の一人。彼のことを文弱と否定する面も。『Z』では新連邦にディアナを引き渡そうとした彼をターンXの月光蝶で粛清した。
- メリーベル・ガジェット
- 部下。
- スエッソン・ステロ
- 部下。戦闘中に割って入った所をギンガナムによって撃墜された。『Z』ではギンガナムには無い指揮官技能を持っている。
- ロラン・セアック
- 「ローラ」と呼び、∀ガンダムの兄弟として対峙する。最終局面ではかつてのアムロとシャアの如く、互いに剣を交えるが…。
- グエン・サード・ラインフォード
- 月の技術力に魅せられて手を組む。
- ジョゼフ・ヨット
- 生体データを解析しつつ死亡フラグ講座をする。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ、クワトロ・バジーナ
- 『α外伝』・『Z』で競演。黒歴史の英雄として称え、彼らと戦える事を心から喜ぶが、アムロからはその好戦的な思考を黒歴史の再来を呼ぶと否定され、クワトロも衝撃を受けていた。
- ウッソ・エヴィン
- 『α外伝』ではカテジナの関連でアムロらに次いで因縁があり、ジョゼフに代わる相手。
- カテジナ・ルース
- 『α外伝』では部下にする。
アナザーガンダムシリーズ
- ゼクス・マーキス
- 『α外伝』では声優ネタで彼からギンガナムに対して特殊戦闘台詞がある。
- フロスト兄弟
- シャギア&オルバと共に『α外伝』では部下、『Z』でも最終的に共同歩調をとる。
- ジャミル・ニート
- 『α外伝』ではかつての部下。『Z』でも対戦する。
ガンダムSEEDシリーズ
- シン・アスカ
- 『Z』では初対面時にいきなりシャイニングフィンガーを浴びせ、それを耐え切った彼を極上の獲物と評した。搭乗機であるデスティニーにも同じ系統の武装がある為、その関連であろうか。
- イザーク・ジュール
- 『Z』ではシャイニングフィンガーに強く反応し「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」とまで言われる。
- ウナト・エマ・セイラン、ユウナ・ロマ・セイラン
- 『Z』ではオーブ戦にて戦場から離脱しようとする彼ら父子に怒り、撃墜してしまう。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 『Z』ではオーブ戦にて彼女の乗機の色が気に入らないと因縁をつけ、撃墜しようとする。
- ラクス・クライン
- 『Z』では彼女を「戦乱の歌姫」と称し、痛烈な皮肉を浴びせる。
- キラ・ヤマト
- 『Z』ではストライクフリーダムの初陣の時に一度だけ共闘するが、彼を「殺気の無い小僧」と小馬鹿にしていた。
- ネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ)
- 『Z』にて中の人つながりで中断メッセージで共演する。
リアル系
- ゲイナー・サンガ
- 『Z』ではキングゲイナーを黒歴史の因縁ある機体として刃を交わす。
- アスハム・ブーン
- 中の人つながりで中断メッセージで共演する。なお、『Z』本編では対戦しないため『スペシャルディスク』でしか確認できないが、ギンガナムに対する戦闘台詞が存在する。
- レントン・サーストン
- 『Z』ではジョゼフに代わる相手。
- シンジロウ・サコミズ
- 同じく富野作品の熱く濃すぎる漢で、色々と似たような点が多い人物。『ACE3』では合体攻撃が存在する。
スーパー系
- ロジャー・スミス
- 『Z』ではターンXの黒歴史からの因縁の相手であるビッグオーのドミュナス。互いに特殊戦闘台詞が存在し、何気に主人公サイドで「御大将」と呼んだのは彼のみ。
- アポロ
- 同じく黒歴史の因縁を持つ相手。『Z』では彼が無限拳を何度も月に叩き込んでいたのを目撃しており、直接対決の際には喜んでいた。機械天使アクエリオンはターンXの黒歴史からの因縁の相手でもある。
- 頭翅
- 『Z』では土壇場で月光蝶で生命の木に大打撃を与え、彼の計画を阻止した。本人にその気は無いが、結果的に世界の危機を一つ防いだ。のだが、直後にあわや時空崩壊という事態に陥る。
バンプレストオリジナル
- リュウセイ・ダテ
- ターンXのシャイニングフィンガーを「俺の知っているシャイニングフィンガーじゃねえ!」と否定する。
- ランド・トラビス
- 『ZSPD』にて対峙した際、彼を「小生と同類」と言うが、結局彼からは否定されてしまう。良し悪しは置いても、闘争マニアのギンガナムと、結果的にやり過ぎることが多い修理屋のランドではまったく違う。
名台詞
愛機のターンXともども出番は『∀ガンダム』本編の終盤に限られるが、その存在感もあって名台詞も数多い。
- 「なるほど。シャイニングフィンガーとはこういうものか!」
- 黒歴史に『Gガンダム』が含まれる事に言及し、シリーズファンに衝撃を与えた。ちなみにスパロボでは「シャイニングフィンガーとはこういうものだ!」とアレンジされている。
- 「ハハハハハ! 我が世の春が来た!」
- 地球帰還作戦はムーンレィスの闘争本能を呼び起こしつつあり、それを御大将は歓喜する。
- 「まったく、マニュアル通りにやっていますというのはアホの言う事だ!」
- 部下の姿を見て忌々しげに呟く。実戦経験がないのだから仕方ないのでは? ちなみに、それでもギンガナム自身は恐ろしく強い。
- 「庶民は月に居ればいいのだ!」
「ディアナがそんなに好きかあぁーっ!」 - シャイニングフィンガーでウォドムを爆砕しつつ、御大将は咆哮する。
- 「兄弟よぉ!今、女の名前を呼ばなかったかい?」
「戦場でなァ、恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ、瀕死の兵隊が甘ったれていうセリフなんだよ!」 - ジョゼフに対する、あまりにも分かりやすい死亡フラグ講座。『α外伝』ではガロードやウッソに対して言う。『ZSPD』でもレントンに対して発言するが、同時に桂から「あんたは女の子の良さを知らない」と喪男認定を受ける羽目に。
- 「∀の地球人!お主の生体反応のデータを取りつつ、神の国への引導を渡してやる!!」
- ジョセフの乗る∀を彼ごと解析をする時の、非常にハイテンションな台詞。ハイテンションすぎて「引導」が「インド王」と聞こえるとも下記の「オ・ノーレ」と合わせてよく言われる。
- 「ほう、ターンXの語るサイコミュ的な精神波の流れ、強力でいいじゃないか…!貴様、ギンガナム隊の隊員になるか?」
- 解析の最中に抵抗せんと吼えるジョセフの意思を感じ取り、勧誘までしだす。随分な余裕である。
- 「我らの戦いの邪魔をするものは許さん!」
- ∀との一騎打ちに乱入しようとするスエッソンをマヒローごと排除する。彼は歴とした友軍なのだが、最早闘争に憑依された御大将にとってはどうでもいいらしい。
- 「地球人になぁ!∀の復元など、出来るわきゃねえだろぉぉ!!」
- 怒りの一撃はグエンのウィルゲムを一瞬で半壊させた。もっともムーンレィスもターンXを完全には復元出来ていないのだが。ちなみに、この時ウィルゲムは戦闘領域から離れた場所に位置しており、完全なとばっちりである。
- 「このターンX凄いよ!!さすが∀のお兄さん!!」
- ギンガナムの代表的な台詞の一つ。ただし、明確な根拠はない。劇場版ではロランが「∀はターンXの兄」という内容の発言をする。
- 「スモーのエネルギーは全て貰っている…ゲンガナムの電力を頂いたようになぁ!分かっているのか、ハリー・オードォッ!!」
- スモーのIFバンカーの波状攻撃を物ともせず、Iフィールドを吸収して「月光蝶」を発動させる。
- 「月光蝶である!」
- 『Z』の中断メッセージでは、声優繋がりでアスハム・ブーンと張り合っている場面でも叫ぶ。
- ロラン「あなたが戦う力を守って来られたのは、ディアナ様をお守りするという誇りがあったからでしょう!?」
ギンガナム「その誇りをくれたのがディアナなら、奪ったのもディアナなのだ!労いの言葉ひとつなく、地球に降りたんだよ!」
「そんなディアナの為に戦う貴様など、この私は倒せんッ!」 - 彼のディアナに対する愛憎、忠誠心を物語る台詞。それは彼の器量の小ささともいえるが、反面、地球帰還作戦に纏わる一種の不透明さを示唆しているともいえる(そうでなければ、アグリッパもギンガナムも挙ってディアナの地球帰還作戦に反発したりはしないだろう)。
- ギンガナム「純粋に戦いを楽しむ者こそ!」
ロラン「自分を捨てて戦える者にはっ!」
ギンガナム「お、のぉぉぉれぇ!!」 - ∀と相打ちとなった時に叫んだ台詞。ネット上ではよく「オ・ノーレ」と表記される。
- ギンガナム「剣で戦った事は?」
ロラン「一度だけ、あります…!」
ギンガナム「ふっ、それは結構…勝負ッ!」 - ターンXを失って尚、ロランに向けて刀を投げて遣し、一騎打ちを申し込む。なお、劇場版では「一度だけ」関連の出来事がカットされているため、若干異なる。
- 「私の代でギンガナム艦隊は初めて実戦ができるんだよ!」
- 劇場版にて。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「貴様達も黒歴史の一部となるがいい!!」
- 『Z』における月光蝶発動時の台詞。自機中心型の攻撃範囲に装甲ダウンの効果、最強クラスの攻撃力という性能もさることながら、御大将の咆哮と共に流れる「BLACK HISTORY」が恐怖を叩き付けて来る。『α外伝』と違って本気で使ってくるのでうっかりしていたプレイヤーもいるのでは?
- 「貴様のモビルスーツにXの称号は不要だ!」
- ガンダムエックス、ガンダムダブルエックスに対する特殊戦闘台詞。因みにこの台詞はEXVSシリーズでも二機に対する勝利時のセリフとして聴ける。
- 「見せてみろ、オーバーマン!お前の本当の力を!」
- キングゲイナーに対して。
- 「どうした、機械天使!ターンXも再会を喜んでいるぞ!」
- アクエリオンに対して。この意味は黒歴史の他、エグゼクターも含む。
- 「ザ・ビッグ!ターンXはお前に恨みがあるようだ!」
- ビッグオー相手に発する特殊戦闘台詞だが、ロジャーにも特殊台詞がある。
- 「そんなガラクタでなぁ、勝てるわきゃねえだろぉぉっ!!」
- ウォーカーマシンとボスボロットに対する特殊戦闘台詞。彼から見ればボロットもザブングルも同じなのだろう。
αシリーズ
- 「久しぶりだな、ジャミル・ニート。二度と世に出られんよう氷づけにしておいたはずだがな…」
- 『α外伝』宇宙ルート第34話「時を超えた対決」より。DVEで、『ガンダムX』原作とは全く異なる、ジャミルの素性を明かした。
- 「アムロ=レイ、シャア=アズナブル…黒歴史の発端に名を残した伝説のニュータイプ…そのような連中と戦うことができる…これぞ武門の誉れなり!」
- 『α外伝』第38話「月光蝶」より。こちらもDVEであり、多くのファンに衝撃を与えた。これに応ず、アムロとクワトロの台詞もしっかりDVEである。
Zシリーズ
- 「絶好調である!」
- 中断メッセージで、しばしば叫ぶ。本放送時の「月光蝶である!」の視聴者の聞き間違いをネタにしたものだが、中の人の怪演も合わさり、本当に絶好調なキャラクターであった。EXVSシリーズでも勝利時のセリフとして聴ける。
- 「そうか!貴様か!相克界を突き破り、何度も月へ拳を叩きつけていたのは!一度手合わせしてみたかった相手!いざ尋常に勝負!」」
- 第46話「混迷の中の正義」に於けるアポロとの戦闘前会話より。無限拳は戦闘上の演出ではなく、毎回本当に月まで届いていたのが判明した。艦隊演習の邪魔になっているらしい。ならばEVOLの触愛・天翔突も毎回月まで飛んでるのだろうか…?
- 「威勢のいい事だ! だが、そんなへっぴり腰で小生の相手が務まるかな!?」
「命のやり取りをする気がないのなら下がっていろ! 小生は腑抜けには用はないわ!」 - 同上。キラとの戦闘前会話より。気迫の方はギンガナムの方が数段上だったようだ。ちなみにゲーム的にはギンガナムの方がはるかに強い。
- 「気に食わんな…!貴様のその額!」
「月は我が物!それをいただく者は小生以外にあってはならんな!」 - 同上。勝平との戦闘前会話より。
- 「あの女はギンガナム家2500年の歴史に無視を決め込んだ…!だから、小生の力を見せ付ける事で自らの愚かさを後悔させてやるのよ!」
- 同上。万丈との戦闘前会話より。原作ではわかりづらいギンガナムの本心を端的に表している。
- 「月の明かりはディアナのもの! その名を抱く不届き者は、この小生が始末してくれる!」
- 『スペシャルディスク』で月光号を狙った際の台詞。離反し敵対したとはいえ、ムーンレィスとして抱くディアナへの忠誠心は未だ健在の様子。
- 「貴様達は実にいい!戦いに我を忘れた貴様達こそ、小生の相手に相応しい!」
- 月光号の危機を他所に、アクエリオンを取り戻すべく頭翅との不毛な小競り合いを繰り広げるアポロ&シリウスらの愚行を嘲笑うが、守るべきものを放棄して目の前の敵を潰す事に躍起に成っているアポロ達の「醜態」は、まさしくギンガナムと同質のものであった。
- 「違うな、小僧!黒歴史が戦乱の時代で有るならば、小生は黒歴史そのものよ!そして、新たな黒歴史を築く為に今ここで戦いの狼煙を上げるのだ!」
- ゲッタードラゴンとの戦闘前会話。復活したギンガナムを「黒歴史の亡霊の手先」と評する竜馬に反論し、己自身が「黒歴史の体現者」と自惚れるが、エグゼクターとっては御大将も単なる「傀儡」に過ぎなかった。
- 「いずれ世界全てが、ここと同じく戦場と化す!小生と亡霊達の手によってな!」
- ダイターン3との戦闘前会話。亡霊の根城に相応しい暗黒世界の樹立を高らかに宣言するも、それを日輪の輝きが許す筈は無かった。
- 「その火の如き機体!戦いの炎か!」
「いい気迫だ!貴様達の炎とターンXの業火のどちらが上か、いざ勝負!!」 - ソルグラヴィオンとの戦闘前会話。グランナイツの悪を討つ「炎」と、この世に仇成すギンガナムとの「業火」が激突する。
- 「馬鹿な!一度ならず二度も、小生とターンXが敗れると言うのか!」
「だが、それこそが小生の求めた世界!戦いの真理だ!」
「ハハハハハハ!我が世の春、ここに極まれり!」 - 再度、ZEUTHの前に敗れ「力に溺れた者の末路」をディアナから指摘されるも、最後の最期まで己が狂気に酔いしれる。だが、ロランは彼の望んだ世界を完全否定した。