ビルバイン(Billvine)
- 登場作品:聖戦士ダンバイン
- 分類:可変オーラバトラー
- 全高:8.8メット(8.8 m)
- 重量:8.6ルフトン(8.6 t)
- オーラ係数:0.99
- 必要オーラ力:14オーラ
- 限界オーラ力:19.8オーラ
- 巡航速度:290リル(約1,160km/h)
- 最高速度:360リル(約1,440km/h)
- 装甲素材:強獣の甲羅
- 動力:オーラコンバーター
- エネルギー:オーラ力
- 変形形態:ウイングキャリバー
- 所属:シーラ・エレ連合軍、ゼラーナ
- 主なパイロット:ショウ・ザマ
- 付き人:チャム・ファウ
- メカニックデザイン:湖川友謙
ナの国が開発した新型オーラバトラー。
ナの国のボチューンにダンバインの機能を取り入れた機体。変形する事によって「ウイングキャリバー形態」になる事が最大の特徴。
機体性能はパイロットのオーラ力に左右され、高いオーラ力を持つ者が搭乗する事で底知れないパワーを発揮する。実際にビルバインを乗りこなせた人物は、聖戦士であるショウ・ザマのみであった。
最終決戦時には迷彩色に塗り替えられており、これは「(夜間)迷彩ビルバイン」と表記されることがある。
ウイングキャリバー形態
ビルバインが変形した形態。高速飛行が可能。胸部のコックピットが鳥の頭部を模した機首となる。
SRWでは「ウイングキャリバー」という名称の場合が多いが、これはオーラバトラーの輸送や支援戦闘を目的に作られたオーラマシンの総称であり、「ビルバイン(ウイングキャリバー形態)」とでも呼ぶのが妥当と思われる。本形態でもオーラバトラーを搭乗させる事も可能。
登場作品と操縦者
脅威の運動性と分身、そして高い移動力によって、優秀な囮役として機能する。気力130以上になれば「ハイパーオーラ斬り」が使えるようになり、鬼神の如き強さを発揮する。ちなみに、最初の頃の一部の作品では装甲も厚かったため、遠距離戦が苦手という事以外は死角が無い(オーラバトラーの中では遠距離用の武器が充実している方だが)。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- SRW初登場。「マサキの章」でメインを務める機体で、ビルバインとショウの能力で格闘戦では圧倒的な性能を誇る。「ビルバイン最強神話」の幕開けである。ハイパーオーラ斬りはENを消費するが、その量は微々たるものである。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 第24話地上ルート「ティターンズ台頭」にて初登場するが、なんとアの国に奪われてアレンが搭乗している。…とはいえショウが乗ってなければ性能を引き出せないのか、大した事は無い。撃墜すれば、次のシナリオである第25話地上ルート「ハイパージェリル」で使用が可能になる。
- 聖戦士技能が付いた他はほぼ『EX』と同じ性能を誇る。オーラ斬りとハイパーオーラ斬りが無制限で使えるのは反則。さらに上のサーバインが登場するが、射撃兵装がある為、反撃効率ではこちらが一歩上回っている。
- また、装甲もサーバインやズワウスを差し置いて味方オーラバトラー中トップなので、鉄壁をかけると殆どの攻撃を10ダメージに抑えてしまう防御力も備えている。オーラバリアもあるのでビームに対してはほぼ無敵。ただし、HPは『EX』から大幅に下がっており、無改造だと1発当たれば即撃墜もあり得るので、過信は禁物。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 装甲が下がるなど若干性能が下回り、オーラ斬りとハイパーオーラ斬りがEN消費式になったのみ。それでも強い。
- スーパーロボット大戦F
- 中盤戦のオーラシップ救出作戦で、グラン・ガランを救出すると次のシナリオから使える。本作品から聖戦士技能で回避・オーラ斬り・ハイパーオーラ斬りに補正が掛かる。また、敵ユニットも強いので、ビルバインでも油断は出来ないが、それでも全味方機体の中でも屈指の強さ。
- なお、セガサターン版のビルバインのハイパーオーラ斬りに聖戦士補正が付かないという重大なバグがある。パーツスロットは1個。
- スーパーロボット大戦F完結編
- パーツスロットが2個になった。今回は、敵の顔キャラ相手だと切り払いで接近攻撃を無効化されやすいので運用の利便性が以前よりは下がる。
- 改造度が5段階で、すぐ中盤戦に差し掛かると命中・回避・限界反応が赤く染まる。さらに敵ユニットが強化されているので、油断できない。中盤以降は攻撃が直撃するとほぼ即死である。10段階改造ができれば、再び最強の座を取り戻せる。しかし、宇宙適応Bなので、宇宙マップだと弱体化してしまうのがネック。フル改造ボーナスで宇宙適応Aにしてもパイロットで宇宙Aのキャラがいないので結局宇宙適応Bであることに注意。
- 後半は宇宙マップが多いため、プレイヤーによっては二軍落ちしてしまうこともあるようだ。適応が攻撃被弾のみで回避命中に影響がないのが救い。
- 隠し要素でシナリオ「タイムリミット(後)」クリア後にショウのレベル49になれば夜間迷彩ビルバインが手に入る(性能は共通)。この時、バグで元のビルバインも残ってビルバインが2機になることがある。このことは4コマアンソロジーでもネタにされた。
- なお、ビルバインが2機になった状態で、ウォンの機体買取りイベントの際にショウが強制乗せ替えとなる機体は夜間迷彩の方である。通常カラーの方にトッドを乗せておかないと通常カラーの方が消滅してしまうので注意。マーベルはダンバインに強制乗り換えなので、トッドが仲間にいない場合は確実に消滅してしまう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 最強神話は健在。隠し要素で性能アップの夜間迷彩仕様も用意されており、寺田Pによると「本作の夜間迷彩仕様は歴代最強のビルバイン」とのこと。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 合体攻撃のツインオーラアタックが追加された。オーラキャノンの攻撃力が大幅に増したため遠距離戦にも明るくなった。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーン4第17話「海と大地を貫いたとき」クリア後から使用可能。今回でも最高クラスの回避力。宇宙:Bがネックになるため、宇宙マップでは注意。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- ルートによって入手。本作の主力ユニット。ただし、陸:Bな点は注意。ショウを乗せても良いが射撃が高いトッドの方がビルバインの力を引き出せる。ショウは格闘の高さを生かして、V-UPユニットをつけたダンバインに乗せたままでも良い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 第1部で入手していなければ、第10話「呪われしジャンヌ=ダルク」クリア後に入手。宇宙マップが多い本作では、宇宙:Bの影響でパンチ力が欠けてくる。後に、攻撃力が格段に高いサーバインもしくはズワウスが登場するため、出番は減る一方。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 今回も性能は高いのだが、「原作での最新鋭機はフル改造時攻撃力が低め」という『IMPACT』の法則により、ハイパーオーラ斬りの最終的な攻撃力はオーラバトラーの中でも下の方。それでも十分な性能ではある。ルート分岐でバイストン・ウェルルートを選ぶとビルバインが手に入るが、その逆の地上ルートを選ぶと第3部で手に入る。
- 第1部でビルバインがないとキツい上に、手に入れていると第3部で迷彩塗装となり、ネックだった単体の攻撃力も補強されるので、バイストン・ウェルルートを素直に選びたい…が、地上ルートだと師匠が仲間になるフラグが立つので悩むところ。今回のツインオーラアタックは射程1移動後不可という使い勝手の悪い性能にされている。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 中盤でカワッセが運んでくる。格闘主体で高い回避力を持ち、本作でも強力な機体となっている。パイロットと妖精を修理・補給で育てれば、さらに強くなる。また、ウイングキャリバー形態でダンバインと合体でき四人乗りにすることもできる(ただし、武装は大幅に弱体化するため、移動力の確保以外にはあまり使えない)。
- 武装面では、オーラソードライフルがP属性となり扱いやすくなっており、合体攻撃は『64』と異なりサーバインとは行えなくなった。シーン2でバァン(ガイアルート)を選ぶとビルバイン、ニー(バイストン・ウェルルート)を選ぶと夜間迷彩ビルバインになる。夜間迷彩の方が運動性が5高い。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 中盤でショウが乗って参戦。オーラソード・ダブルオーラソードによる近接攻撃はスキが少なく手数で圧倒できる上、オーラキャノンによる射撃もこなせる。必殺技も範囲内の敵全体を攻撃できるオーラキャノンと1体に大ダメージを与えられるダブルオーラ斬りが使え、有用度は極めて高い。
- ただしHPと装甲は低めなので、敵の必殺技対策としてHPの強化はしておきたい。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 原作を消化してからのストーリーなので参戦時からビルバインで登場。今までのシリーズで「分身」と総称されていた特殊回避に「オフ・シュート」という名が付き演出も変わった。
- 序盤からの参戦だが、最初からフルスペックで戦える。実は数値上の性能はアッカナナジンに劣っているのだが、機体ボーナスやメインパイロットのショウが優秀なため歴戦の勇士に相応しい性能を見せる。合体技のツインオーラアタックも使用でき、聖戦士とオーラ力によって強化される為、かなりの最大火力を叩き出せる。ただし仕様上、合体攻撃をするよりサブと共に最強武器で攻撃した方が総ダメージは多くなる場合が多い。
- 夜間迷彩は二度目のバイストン・ウェルルートを経由すると入手でき、チャムの進言で色を塗り替えるついでに覇道財閥がチューンナップをすることで運動性と照準値が5上昇した。
- ちなみに冒頭の原作終盤再現ではしっかり夜間迷彩が施されていたのだが、『UX』の世界にやってきた際に何の説明もなく赤い塗装に戻っていた。
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場は第10話「皇の浮上」だが、この際の戦闘で無理をさせ過ぎたためしばらく使えなくなる。正式参戦は第19話日本ルート「親と子」。
- なお、ダンバインの改造は引き継がず、隠しユニットであるサーバインへ改造を引き継ぐ事もない。今回はシリーズ初の無条件で夜間迷彩仕様になる。まぁ、原作で普通にやっていたことなので、今までがおかしかったと言えなくもないが。
- 本作では隠しとは言えより高い性能を持つサーバインが入手出来る為、そちらにショウを乗せる場合は中継ぎの機体となってしまいがち。ただし性能は十分高く、ボーナスも加味すれば攻撃力は上回るので、使う理由は十分ある。その場合はハイパーオーラ斬りを使えるマーベルかトッドを搭乗させよう。
- なお、合体攻撃はショウが搭乗しないと使用できなくなってしまった。今回もサブと同時攻撃した方が強力になる場合が多い。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 今回も例外なく強い。特に後半戦ではニュータイプ機が猛威を奮うので、この機体の存在感は大きい。合体攻撃のツインオーラアタック初導入であり、今回はサーバインとも可能。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第5章メイン第21話-1「暗黒のズワウス」で登場。バイストン・ウェルからシーラとエレ、そしてジャコバ・アオンの意思によってショウの元へ送り届けられた。ウィングキャリバーへの変形と最大火力でダンバインに勝る。しかし、最大射程が短いという弱点は変わっていない。
関連作品
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- ワイヤークロー
- オーラバトラーの標準装備である両腕に内蔵された射出式のワイヤー付き鉤爪。
- SRWで使われる事は少ない。
- オーラキャノン
- 背面に装備されたオーラバトラーでは珍しい大型レール式の二門の大砲。ウイングキャリバー形態ではこれが主力となる。
- オーラ斬りのイメージが先行しがちだが、原作ではこれがメインウェポン。「ワイヤークローで捕獲した敵を振り回して投げ捨て、無防備な所にキャノンを叩き込む」という連携を多用していた。
- 余談だが、このオーラキャノンのアイディアは、『聖戦士ダンバイン』のメインスポンサーであった玩具メーカー「クローバー」からの要請によるものである。
- 『バトルロボット烈伝』では、ビルバインの最強武器となっている。
- オーラソード
- オーラバトラーの標準装備である長剣。鞘は右オーラコンバーターに装備。ダンバインと同系。この剣で、何体のオーラバトラーが斬り捨てられた事か…。
- 後述のオーラビームソードがENを消費する場合、気力が上がるまではこれを使用した方がいい。
- 『UX』ではオミットされ、オーラ斬り系使用時のみに使われる。『OE』ではバリア貫通特性を持つため、本編後半のHPがインフレした雑魚敵相手でも一撃で倒す事がままある。
- オーラソードライフル
- 2連装オーラ・ショットとオーラ力のエネルギー刃を形成する銃剣の複合武器。いわゆる、ガンダムシリーズで言う所のビームライフルに近い。玩具等では、左オーラコンバーターに装着できる。
- オーラビームソード
- オーラソードライフルの下部に内蔵された銃剣。オーラ力のビーム刃を発生させる。
- シリーズによってはENも消費する。ENを消費しない作品では気力が上がるまでのメインウェポン。『UX』ではオーラソードがオミットされたため、通常近接武器の立ち位置。『OE』では突破攻撃。
必殺攻撃
- オーラ斬り
- オーラ力を纏ったオーラソードで敵を斬る。命名はチャム・ファウ。攻撃力に対するEN消費を考えると、ハイパーオーラ斬りの方が有効だと言える。
- ちなみにメインウェポンのイメージがあるが、原作でこれに該当する技の使用頻度はそんなに高くない。『OE』ではダンバイン専用になっているため使えない。
- ハイパーオーラ斬り
- 強大なオーラ力を纏ったオーラソードで敵を斬る。命名は同じくチャム・ファウだが、原作ではチャムがこう呼ぶ技はなく、ゲームオリジナルの技である。
- これを使えるようになってからがビルバインの本領発揮なので、気力上げは急務である。『OE』では専用特性「ハイパー」(他に持つのは敵のズワウス、DLCユニットのサーバイン)を持ち、気力140以上で攻撃力が上昇する。
- 『UX』ではダンバイン、ズワァースもそうなのだが、チャムが搭乗している場合を想定してか攻撃前に入るカットインが異様に長い。
- その流れはオーラソードで一撃→背後から突き刺す⇒切り返して一刀両断⇒キャリバーに変形して離脱、というもの。『BX』では最後のオーラ力増幅場面で稲光が輝き、文字通り「雷はねてソードが走る」演出になっている。
合体攻撃
『64』以降、ビルバインを含む2機のオーラバトラーでの連携攻撃「ツインオーラアタック」が合体攻撃として使えるようになった。
なお、『UX』のツインオーラアタックは最後に相方の機体の頭文字が付く(例えば、ダンバインの場合は「ツインオーラアタック(ダ)」)。そのため、ツインオーラアタック(ダ)となっている事を知ったプレイヤーの多くはツインオーラアタック(ナ)やツインオーラアタック(ア)があるのだろうと予想していたが、ビルバインに追加されるのはツインオーラアタック(ズ)だったというオチが付いた。確かにこっちはこっちで予想外であるし、向こうには向こうで合体攻撃があった。
- ツインオーラアタック(ダンバイン)
- ダンバインとのツインオーラアタック。新旧の主人公機によるハイパーオーラ斬りで挟撃を仕掛ける。多くの作品で使用できる組み合わせ。
- 携帯機シリーズでは、ウイングキャリバーに変形した後ダンバインを乗せて突撃、キャノンで牽制をかけた後ハイパーオーラ斬りで追撃→ビルバインがオーラソード二本(片方はダンバインのもの)を交差させてオーラ力のビームでトドメ、という流れ。
- ツインオーラアタック(ズワァース)
- 『UX』で追加された隠し要素の条件を満たすと入手できるズワァースとのツインオーラアタック。キャノンとフレイボムで牽制し、オーラ斬りの後左右からのハイパーオーラ斬りで追撃⇒双方からオーラソードを突き刺してトドメ、となる。
- 『UX』ではパイロットの指定は無かったが、『BX』ではビルバインにショウを、ズワァースに隠し要素で参入させたバーン・バニングスを乗せた組み合わせしか使用できなくなった。
- ツインオーラアタック(ライネック)
- 『BX』で追加された隠し要素の条件を満たすと入手できるトッド・ギネスのライネックとのツインオーラアタック。基本的にはツインオーラアタック(ズワァース)のズワァース部分がライネックになったような攻撃。
- ツインオーラアタック(サーバイン)
- サーバインとのツインオーラアタック。『COMPACT3』や『BX』以外で使える。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- 銃装備
- 撃ち落としを発動する。『UX』のみの能力。
- オーラバリア
- 分身/オフ・シュート
- 変形
- ビルバイン⇔ウィングキャリバーへと変形する。
- 合体
- ダンバインが、ウィングキャリバーをリフターにする。『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3』のみの能力。
移動タイプ
サイズ
- S
機体ボーナス
機体BGM
対決・名場面
スパロボシリーズの名場面
- 聖戦士の「可能性」
- 『UX』第46話「麗しのディストピア」より。デウスから「平和に向かうほどに人類は滅びに向かう」という衝撃の事実を知らされ、士気が激しく低下するアルティメット・クロス。自分達の戦いは無意味だったのか―絶望する彼らを奮い立たせたのは、デウスと同じ世界の出身である聖戦士ショウだった。
- そのままデウスに突撃するビルバイン。しかし、デウスの圧倒的な力の前には手も足も出ない。そこへ加勢したのは「真のファクター」である浩一の駆るラインバレル。2機は連携を取って再びデウスに突撃する。「恐れるな、悲しむな! 信じる心が、正義になるんだァァッ!!」
- ビルバインはそのままの勢いで、デウスにダメージを与え、後退させる。聖戦士として培った信念はアルティメット・クロスに闘志を取り戻させ、反撃の狼煙を上げるのであった。
関連機体
余談
- ビルバインは「『聖戦士ダンバイン』後半のストーリーをビルド(構築)するダンバイン」という意味を込めて名付けられた。
- 作中のオーラバトラーは昆虫をモチーフにした生物的なフォルムで統一されているが、ビルバインだけはメカニカルなフォルムをしている。
- これは当時『聖戦士ダンバイン』のメインスポンサーであった玩具メーカー「クローバー」の強硬な意見が取り入れられた結果である。なお、この頃既にクローバーは破産寸前で、番組放映中に倒産してしまった。
- ビルバインのメカニックデザインを担当した湖川友謙氏(『聖戦士ダンバイン』のキャラクターデザインも担当)によるラフ稿段階のビルバインは、機体の腹部が蛇腹状になっている点が見られる等、依然として(ダンバインをはじめとする他のオーラバトラーと同じく)昆虫風の外見を留めていた。
- なお、上記のラフ稿段階では「ダンバイン強化タイプ」「ダンバード」「オーラバード」という仮称が与えられていた。
- 準備稿段階でのビルバインの顔は、人間で言う「目」に相当する部分がわかりづらいものになっている。
- しかし、上記のデザインでは「視聴者(および玩具の購入対象者)から怖がられてしまう」と判断された為か、「黄色の目」を持つ現行のデザインに変更されている。
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