日向仁(Zin Hyuuga)
- 登場作品:エルドランシリーズ
- 声優:松本梨香
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 誕生日:10月18日
- 年齢:10歳
- 身長:132.3 cm
- 血液型:O型
- 出身:陽昇町
- 所属:陽昇学園5年3組(地球防衛組)
- 職業:小学生
- 出席番号:8番
- キャラクターデザイン:武内啓
本編のの主人公。剣王パイロット、ライジンオー及びゴッドライジンオーのメインパイロット。両親は酒屋「日向酒店(看板表記は日向ストア)」を経営。忙しい時には店の手伝いをし、父親が入院した際には剣王で商品の配達を行っている。
明るく元気で負けん気が強い、典型的なクラスのガキ大将。無鉄砲なお調子者だが正義感は人一倍強く、防衛組を引っ張る。陽昇学園の拳法部に所属しており、矢沢校長の練り出した「龍尾脚」を見よう見まねで習得するほど運動神経は優秀。逆に勉強は苦手だが、勉、マリア、吼児、飛鳥の一夜漬けで0点から80点に急上昇したのを見るに、理解力に乏しいのではなく集中力や趣味嗜好の問題らしい。テストと注射が嫌いで、それらをモチーフにした邪悪獣デストラーや、イタイゾーと対峙した時には嫌がっていた。
マリアとはケンカが絶えないが、決して仲が悪いわけではなく、誰よりも彼女を信頼している。ラジオドラマでは彼女に告白した。将来の夢はF1レーサー(もしくはJリーガー)。だが、キャラデザの武内氏が描いた7年後の短編コミカライズでは酒屋の後を継ぐ事を仄めかしている(ただし、あくまでも非公式であるため留意)。
ちなみにこの年代の子供には珍しく演歌好きであり、ヴォーカルアルバムに収録された彼のキャラクターソングは「男が燃える陽昇海峡」という演歌である。担当声優の松本梨香は後年「ポケットモンスター」の主題歌でミリオンセラーを記録したり、スパロボファンにはお馴染みのJAM Projectのメンバーとなったりするだけに、なかなか力強い歌い振り。
番組次回予告でのナレーターも担当するのだが、その回の主役となるクラスメートをフルネームで紹介する親切?なところもある。
『元気爆発ガンバルガー』においては、ふとした事から陽昇町を訪れた霧隠虎太郎の前で邪悪獣イビキングと戦っている。
『完全勝利ダイテイオー』のパイロット映像では中学生。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦GC
- 序盤主人公やワッ太同様ホワイトベース隊への参加要請があったようなのだが、PTAの圧力のため日本に居残り(戦争に参加しようというのだから無理もない話ではある)。正式加入はガンドールが地球に帰ってくる中盤以降になる。熱血の習得がやや遅いので注意。
- スーパーロボット大戦XO
- スーパーロボット大戦NEO
- 第2話からの登場。彼を含む防衛組とライジンオーは分岐以外で離脱することがないので、序盤から戦力として使っていける。サブパイロットの面々が必中やひらめきを担当するため、事実上熱血担当。防衛組の中で唯一音声が新規収録された。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 今回も登場が早く、またエルドラン・チームを代表してまず地球防衛組がコネクト・フォースに参加することになるので、エルドランシリーズの中で正式加入が一番早い。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
搭乗する機体と同様、バランスの取れた能力の持ち主。スーパー系の中では回避が高めの傾向にあるが、過信は禁物。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
人間関係
- 日向忠太郎
- 酒屋「日向ストア」を営む父親。SRW未登場。
- 母
- 母親。本名不明。SRW未登場。
- 月城飛鳥
- クラスメイト兼チームメイト。
- 星山吼児
- クラスメイト兼チームメイト。
- 白鳥マリア
- クラスメイトで地球防衛組のまとめ役。度々、口論になる。
- 今村あきら、小川よしあき
- クラスメイト、よくつるんでいる。
- エルドラン
- 彼らに力を託した存在。
- 篠田俊太郎
- 陽昇学園5年3組の担任。学習態度から度々、彼を悩ませる。
- 武田長官
- 防衛隊の長官。本作における反発する大人。
- ベルゼブ
- 敵。後に和解する。
- ファルゼブ
- 敵。一度、彼女が頭に隠れ、超能力が使えると思い込んだ。
- タイダー
- 後に日向ストアに世話になる。それ以前にも何度か顔を合わせている。
- 谷口六朗
- 5年2組の生徒。ライバルのような存在。何かと反発するが、ライジンオーの発進を隠す際に協力した。
- ちなみに名前は、設定制作スタッフの谷口悟朗氏が元ネタ。
他作品との人間関係
- 竹尾ワッ太
- 『GC』・『XO』にて民間で侵略者と戦う小学生同士で、ライバルっぽい関係。
- 赤月秋水 / 赤月光珠
- 『GC』・『XO』にて民間で侵略者と戦う者同士。
- レジアーネ・ヨゼフィーヌ
- 『XO』にておばさん扱いしたことで、彼女を激怒させた。
- 霧隠虎太郎
- 『NEO』では同じエルドランからロボットを与えられた仲間だが、NEO以前にもガンバルガー17話において、一瞬だが競演を果たしている。その際は魔界獣によって陽昇町に飛ばされてきた彼が邪悪獣の攻撃に巻き込まれそうになったところをライジンオーで助けている。
- ガンバーチーム
- 『NEO』では同じエルドランにロボットを与えられた仲間だが、NEO以前にもDVD-BOXの特典ドラマCDにおいて競演している。その際は紛失したライジンメダルを探していたところに魔界獣の能力で吹き飛ばされてきた彼らと出会い、ライジンメダル捜索を手伝ってもらった。その後は協力して邪悪獣と魔界獣を倒している。
- 峯崎拳一
- 『NEO』にて、似たもの同士の彼と意地の張り合いをしたため…
- 石田五郎
- 『NEO』にて彼を激怒させてしまい、結果的にゴウザウラー以外の作品のキャラとしてはばくはつ五郎の犠牲者第1号になってしまった。
- 機械神
- 『NEO』にて、最終決戦の際はザウラーズに勝るとも劣らぬほどの怒りを顕にしていた。本作において、ベルゼブやファルゼブ、タイダーにオセッカイザーなど多くの敵陣営であるジャーク帝国の者達と和解できただけあって、最後は自分達を助けてくれたエンジン王とギルターボを死に追いやった機械神は、ワルーサ以上に許せない存在だった。
- アララ・ミルク
- 『NEO』にて、大衆食堂で大食いする彼女にドン引きした。
- カミナ
- 『OE』では彼を兄貴分として尊敬しており、地球防衛組やコネクト・フォースが「大グレン団」と呼ばれることも気にしていない。
名台詞
- 「ライジンオー、無敵合体!」
- 合体する時の掛け声。
- 「絶対無敵!ラーイジーンオー!!」
- 敵を倒したときの決め台詞。
- 「授業中でも出動OK!」
- 次回予告での決め台詞。
- 「ちょっと待てよ、エルなんとか!」
「おい、いきなり落っこちてきて、学校壊しといて、な~にが「君達は地球を守るのだ」だよ!」 - 第1話より。エルドランの見せたイメージの中、「自分に代わって五次元帝国と戦え」といわれた際の反発。ごもっともである。あくまでイメージを見せただけで学校は壊れてはいないが、エルドランは「君達に任せるしかないと」押し付け気味にメダルを渡していく。
- 「俺達、地球防衛組ってとこかな」
- 第1話。戦闘終了後。篠田先生からライジンオーについて聞かれ、こう宣言する。その後、宿題免除を頼み込むが、それとこれとは別問題であった。
- 「ベルゼブ…これが地球での仲直りの印なんだぜ」
- 最終話より。ベルゼブとの和解の台詞。右手を差し出しながら握手を求め、彼らは「仲直り」をする。
- 「クリアな映像でばっちぐぅ~」
- 放映当時のライジンオーの本編ビデオのCMの台詞。台詞に時代を感じさせてくれる…。
- 「大丈夫か!?」
「ボケッとしてると邪悪獣に踏み潰されるぜぇ、早く逃げな」 - 『ガンバルガー』第17話にて、前述の通り陽昇町に迷い込み、邪悪獣に踏み潰されそうになった虎太郎を救った際の台詞。同時間軸の出来事のため、未だ現役だが、(番組と)キャラクターデザインの交代により、顔が異なる。『NEO』でもガンバルガーのピンチに現れた際に言ってくれる。
スパロボシリーズの名台詞
- 「ファミコンミニ、ゲットだぜ!」
- 『GC』のCMで購入者特典としてファミコンミニを紹介した時の発言。言うまでもなく声優ネタである。
- 「いいんじゃねえの?5体くらいライオン型ロボットがいたら、合体して人型になれるかもしれねえしな」
- 『XO』9話の追加場面にて、「ダルタニアスにもライオン型のロボット(ベラリオスのこと)がいる」と剣人から聞かされた際に。元ネタは遙か昔、宇宙中を暴れまわった伝説のロボットだと思われる。
- 「なんだぁ、あの子!?すっげえ食べっぷり!」
- 『NEO』第8話「剣と魔法の世界へ」にて、大衆食堂で大食いしているミルクにドン引きした時の台詞。
- 「さっすが、ドモン・カッシュ! 愛する人を手に入れるために勝者となった男の言う言葉は重いわ!」
- 『NEO』第11話「森林の白狼、神の城の天馬」より。パッフィーがドモンに問いかけた「勝つことで得られるもの」への返答の賛辞。この一言でパッフィーとイズミは特に「愛する人に」の部分に興味を持ってしまった。直後のドモンはやはり「…………」と無言である。
- 「あのダジャレ兄ちゃん!今回はマジでシャレになんないぜ!」
- 『NEO』第13話「恐怖のダンジョン!奪われし輝きと目覚める力!」 にて、クィーンサイダロンを奪ったダ・サイダーを倒したと思いきや、彼の負けん気な強さで復活した際に驚きを表した。
- 「その緑の石を使うと伝説の何かが目覚めたりして!」
- 『NEO』第18話「邪竜族降り立つ!恐るべき侵略者!!」にて、精霊石に神秘の力があると聞いての発言(声優ネタ)。元ネタは松本氏が主人公を演じた『伝説の勇者ダ・ガーン』。この発言に続いて、『ガンバルガー』の鷹介も勇者シリーズの声優ネタ発言をしている。
- 「なんだよ、地球防衛組は無視かよ…」
- 『NEO』第20話「その名はダイテイオー!」にてダンケッツがガンバーチームとザウラーズに出会い喜んだ時に呟いた台詞。
- 「あの二人の無念を晴らすためにも、機械神!お前は俺達が必ず倒してやるぜ」
- 『NEO』第36話「いつまでも熱血最強!」にて。機械化帝国との最終決戦において、機械神に対して叫んだ台詞。ザウラーズに並んで散っていったエンジン王とギルターボを気にかけていた事が伺える。
- 「あの時の篠田先生を姫木先生が見てたらイチコロだったかもな!」
- 同じく第36話。命がけでエンジン王の心を動かした際の篠田先生の姿を絶賛して。確かにハートを掴んでいたかもしれない。
- この後チョビも続いて、中島先生に「弥生先生を連れて来れなくてゴメン」と言い出す。
搭乗機体・関連機体
余談
彼の家が酒屋に設定されているのは、シリーズ構成の園田氏の実家が酒屋であるため、とのこと。店構えも似ているらしい。
松本梨香氏は仁を演じた後、舞台の仕事に専念するつもりだったが、本作をきっかけに声優としての新たな道を踏み始めたという。また本作のタイトルコールも担当しているが、叫びすぎてマイクを壊してしまうこともあったという。