機械神 (ゴウザウラー)

機械神は『熱血最強ゴウザウラー』の登場キャラクター。

機械神
読み きかいしん
登場作品

エルドランシリーズ

声優 青森伸
初登場SRW スーパーロボット大戦NEO
SRWでの分類 機体
パイロット
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プロフィール
種族 機械人(実体はエネルギー体?)
性別 なし(男性人格)
星座 エンパイア座
年齢 5億歳
製作時期 A-001年
所属 機械化帝国
役職 統治者
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概要編集

宇宙に鋼鉄の秩序を」の言葉を掲げ、全てを心を持たぬ機械に変えようとする、機械化帝国の支配者。

その容貌は、禍々しい雰囲気を纏ったエルドランと言っても差し支えないものである。普段は宇宙の彼方から各機械王に命令を下すが、いつまでも地球を機械化できないことに業を煮やし、自ら地球へと赴く。そして巨大な人型機械となってザウラーズに最後の戦いを挑む。

元々は太古の昔に宇宙の彼方にある高度な文明が生み出した機械にすぎなかったが、その文明を築いた知的生命体は戦争により自滅。残された機械は、その滅亡の原因を『心』の存在にあると判断。そして『心』という余計なものを持つ不完全な生命体よりも、『心』を持たぬ完璧な存在たる機械こそが宇宙の支配者であるべきとの決断を下し、全宇宙の機械化へと乗り出した。

頑なに心を認めず、心の力を否定し続けるも、結局は心の力で戦うザウラーズに敗れ、滅び去る。最期まで意固地かつ躍起になって心を否定した姿勢は余りにも人間的であり、彼が明確な人格=を持っている証であった。が、本人がそれを自覚していたかは、機械神が滅びた以上、誰にも知ることは出来ない。

年齢や誕生年などちゃんと含んでいるのは彼と、歯車王、ギーグのみである。

登場作品と役柄編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦NEO
初登場作品。担当声優の青森伸氏は本作がスパロボ初参加となる。原作では各機械王及び機械大王(機械王たちと同型だが個性は無い機械人)の敗北に伴い地球へと襲来したが、『NEO』では造反したエンジン王を粛清するために機械化城へと降り立つ。そして破壊された機械化城の上で最後の戦いを行うこととなる。また、心の存在を否定しているが故に、心を持った機械であるアイアンリーガーや、機械に心をもたらし得るビムラーを激しく嫌悪し、存在を否定している。この事に関して、マグナムエースからは「『心』を恐れている」と痛烈な批判をされている。
なお進入不可エリアに陣取っており、全包囲することができない。
スーパーロボット大戦Operation Extend
原作終了後だが「ザウラーズに倒されたのは分身で、本体は力を削られたが宇宙の彼方に健在」という形で登場。
地球の機械化に対して策略を転換し、既に地球上に存在するロボット(モビルスーツレイバー)の製造技術を取り込み、密かに機械化帝国製のロボットを地球圏に蔓延させる手段に出ている。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

ギガ・パンチ
押し出し特性付き。
ハンドガトリング
両腕をガトリングガンに変形させての銃撃。
NEO』では対空特性付き。
テラ・ビーム
胸部からの光線。
テラ・ビーム/M
直線型のマップ兵器

特殊能力編集

EN回復
不動
押し出し攻撃を受けても移動させられない。また、突破攻撃を無効化する。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

6
『NEO』。

機体BGM編集

「鉄壁の布陣」
NEO』オリジナル曲。他にはメガキャッスル妖神ゴブーリキ(完全体)、デビルウルタリアの戦闘BGMに使用されている。

パイロットステータス編集

特殊スキル編集

NEO
底力L7

人間関係編集

ザウラーズ
彼らと激戦を繰り広げるも最終的に討ち倒される。
エルドラン
敵対する存在。
歯車王
配下の機械王。後任の機械王たちに比べて、最後通告までの期間が長かったが業を煮やしたことで後任の電気王を送り込む。ちなみに性格がもっとも酷似。
電気王
配下の機械王。「力だけでは勝てない」と電気王の信念を否定して「策を使え」と勧告はするものの最終的には見限る。
エンジン王
配下の機械王。前任の機械王たちと違い、数多くの実績があるためかエンジン王に対してはやや寛大である。しかし、彼に裏切られる。
原子王
配下の機械王。もっとも忠実なためか歯車王よりも先に地球に送り込んでいた。
機械四天王
旧機械王たちを基に作り上げた新たな機械王たち。何度も復活させていたが最終的には見限る。
ギーグ
歯車王の配下。直接の面識はないが声優ネタで総集編では彼に変装される。

他作品との人間関係編集

アイアンリーガーの面々
NEO』では心を持った機械であるマグナムエースアイアンリーガーを『失敗作』と断じ、その存在を強く否定するが、彼らも機械神の歪んだ思想を強く否定した。互いに作品を超えた専用戦闘台詞が存在する。
ダ・サイダー
彼に「心がなけりゃ、俺様のシャレの面白さもわからんか…!」と皮肉られる。

名台詞編集

「全宇宙に鋼鉄の秩序を!」
機械化帝国に共通しているスローガン。
「余が望むのは言葉ではない。結果だ!」
地球に送り込んだ機械王達からの宣誓に対する返答。機械神にとっては全宇宙を機械化するためならば過程などどうでも良く、ゴウザウラーに敗れてばかりの機械王達に対して業を煮やしていくこととなる。
「無能な機械に用はない! 破壊するのみ!」
いつまで経っても地球を機械化できず、失敗を繰り返してばかりの機械王達に対する処刑宣告。
しかし、自らの部下を怒りに任せて切り捨てていくその姿勢は、彼が最も嫌う人間のが引き起こす愚行と全く同じ結果に過ぎないのである。
「ゴウザウラーは間もなく、余の僕となる!」
第46話より。拳一の機械化を四天王に明かした際の発言。
拳一「やい機械神! 俺の体を元に戻せ」
機械神「人間に戻る必要などない。お前を迎えに来たのだ」
拳一「迎えに?」
機械神「そうだ。少年よ、機械化帝国へ来るがよい!」
拳一「バカヤロー! 誰が機械化帝国になんか行くもんか!」
機械神「愚かな! 機械になってしまうお前に機械化帝国以外の行き場所があると思っているのか? 人間どもは誰もお前を受け入れてはくれぬぞ? 家族も友人も!」
拳一「黙れ! そんなことあるもんか!」
機械神「本当にそう言い切れるのか? 来るがよい、我が元へ! 余と共に鋼鉄の秩序を打ち立てるのだ!」
機械神「どこへ行くつもりだ? お前の行き場所はもう機械化帝国以外にはないのだ! さあ、機械化帝国へ来るのだ!」
拳一「やめろ! やめてくれーっ!」
同上。機械化により、周囲から化け物呼ばわりされ孤立する拳一の前に現れた機械神は彼を精神的に追い詰めていく。
機械神「少年よ、それがお前の答えか? 苦しみが待っているぞ!」
拳一「構うもんか! お前なんかに心まで奪われてたまるか! 俺はザウラーズ峯崎拳一だ!」
機械神「良かろう! ならば死より恐ろしい苦しみを味わうがよい!」
同上。機械化の絶望から一度は正気を失うも、しのぶの決死の説得で自分を取り戻した拳一を機械神は改めて敵と認識する。
「ザウラーズよ。この機械神自らを呼び寄せたお前達の力は褒めてやろう」
「だが、お前達に余を倒すことはできぬ! 何故ならば機械となった惑星や宇宙そのものが機械化帝国であり、余こそがその全てなのだ!」
50話にて。ついに自ら出陣した機械神は失態続きの四天王を全員処刑し、キングゴウザウラーを圧倒的な力で追い詰める。
「この機械神に逆らいし罪、お前達に死よりも重い罰を与えてくれる!」
「お前達は自らの手で、この地球を機械の星へと変えていくのだ!」
同上。ザウラーズもろともキングゴウザウラーをコードで拘束した機械神はその力でキングゴウザウラーを操り、春風町を機械化させていく残酷な行為に移りだす。
「な、なんと!? 機械になっても人間としての心を失っていないというのか!?」
同上。春風町の住民も家族までも機械にされて絶望しかけザウラーズに、機械にされても声援を送る住民たちに機械神は困惑する。
「人間どもよ! 機械化帝国にとって貴様らのような危険な存在は地球と共にこの宇宙から消えて無くなるがいい!!」
同上。機械化されても心を失わない人間やガクエンガーの登場によって完全に業を煮やした機械神は機械化された月を巨大な爆弾へと変えて地球そのものを消滅させる強行手段を始める。
「機械化帝国は不滅なのだ! 貴様らのような下等な生き物にやられるものか!」
金太「き、機械神!」
拳一「そんなバカな!」
洋二「生きてたのか?」
「所詮、貴様らのような心を持つ生き物は欠点しか持っておらぬ! 鋼鉄の秩序にとっては不要の存在なのだ! 死ねぃ!!」
同上。物質復元装置の照射により月はおろか太陽系も元に戻され、自身を倒したと思っていたザウラーズの前に巨大化した姿となって現れた機械神は、なおもしぶとく戦いを挑む。
「ば、馬鹿な、愚かな不完全な人間どもに鋼鉄の秩序が打ち砕かれるというのか…!」
同上。機械神の猛攻の前になおも立ち向かってくるガクエンガーに特大の攻撃を仕掛けるが、外部装甲を破壊したのみに終り、キングゴウザウラーのザウラーキングフィニッシュを受け自分の敗北を認めず滅び行く、最期の台詞。

スパロボシリーズの名台詞編集

「機械に心を与えしエネルギー、ビムラー! その存在だけは見過ごすわけにはいかぬ!」
NEO』第36話「いつまでも熱血最強!」に於ける真吾との戦闘前会話。心を否定する機械神にとっては、機械に心を与えるビムラーゲッター線より遥かに危険であり、絶対に認められるものではなかった。
「戯言をぬかしおって!」
「アイアンリーガー! やはり貴様らは宇宙に不要な存在だ!」
同上。マグナムエースとの戦闘前会話。己の思想を否定された直後の台詞。機械神が「機械が心を持つ」ことをどれだけ嫌っているかが分かる。