キーン・キッスは『聖戦士ダンバイン』の登場人物。
キーン・キッス | |
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外国語表記 | Keen Kiss |
登場作品 | 聖戦士ダンバイン |
声優 |
高田由美(TV版・SRW) 木藤聡子(総集編) |
デザイン | 湖川友謙 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦EX |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | コモン |
性別 | 女 |
年齢 | 16歳 |
出身 | アの国 |
所属 | ゼラーナ隊 |
概要
地方領主ギブン家に代々仕えるキッス家の娘。
ゼラーナ隊でウイングキャリバー・フォウのパイロットを務め、後半はオーラバトラーに乗り込む。ニー・ギブンに想いをよせている。やや小柄。おてんばで強気だが、優しい心を持った少女。
パイロットとしては3番手、4番手であり余り強くはなかったが、全編に渡って奮闘をみせる。父キブツが自分の家と家来の生活の為にドレイク軍に付いた事を強く悲しみ、憤る。
恋敵であるリムル・ルフトに自身の思いを押し殺して接するなど報われない立場を強いられ、ニーへの叶わぬ恋に苦しみ悩むも、それでも彼に尽くす健気な一面を見せる。様々な葛藤は彼女を成長させ、物語後半は己の使命に潰れそうになるエレを叱咤激励したり、他の誰かを支える人物として縁の下の力持ちのような存在になる。
最期は戦いの中、搭乗機のボチューンが出撃直後のミュージィのブブリィにほとんど偶然に近い形で引っ掛かり、ニーの目の前で撃墜され死んでいった。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。マサキの章で神殿に急ぐとシーラ、ニーと共に仲間になる。この時点では聖戦士技能の概念がなかったためオーラ斬りも使用可能。
- PS版では音声収録が行われた。『第4次』と違い聖戦士を習得するようになったのでオーラ斬りを使えるようにはなったが、上昇速度が遅く最終盤にならないとハイパー~が使えないのが難点。精神コマンドも微妙なのであまり使えるパイロットではないが、射撃と回避は地味にショウより高い。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- ガラリア未加入時にのみ登場。今回はエレと行動を共にしており、やはりニーと一緒に加入する。聖戦士技能が無いため二軍行きは免れないか。
- 後日談では「ニーの家臣として、一生懸命つくしている」とのこと。
- 書籍『一生楽しむ本』にて、ニー共々「今回のトホホな皆さんたち」のコーナーに挙げられている[1]。同コーナーに挙げられているキースやボスは精神コマンド要員としての使い道はあるが、こちらは加速もないのでチーム分割時のアイテム回収係にすら向かない。
- ちなみにガラリア同様『EX』から顔グラフィックが変更されている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 『第4次』以来久々の登場。顔グラがメット姿に。聖戦士がLv5まで伸びるようになったのは良いが成長は遅く、宇宙Bのままなので戦力としてはなかなか厳しい。努力を使った妖精育成役もマーベルがいるのであまり出番は無い。
- 音声はPS版『EX』からの流用。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- 第1部ではシーン4「魂の故郷編」ルートを通ると、シナリオ「沈黙する城塞」でスポット参戦。前線向けとはいいがたく、おそらくはニーとともにグラン・ガラン製造所に敵を入れないための、壁役となる。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- シーン3のファーストステージ「呪われしジャンヌ=ダルク」より、正式参入。必修精神コマンドは「信頼」「熱血」「幸運」。どうみてもサポート系の能力なのにそれに合うユニットが存在しないのが、彼女の不幸。「幸運」は妖精で足りてるし、援護技能ではマーベルに負けてるし。どうしても活躍させるのであれば妖精の同乗が前提で、ハイパーオーラ斬りを使えるようになるまでは、V-upユニットで強化したボチューン辺りで切り抜けることになるだろう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- ニー同様、第1部ではスポット参戦、第3部で加入。援護回数こそ多いものの、能力は低く有用な精神も無いため活用は困難。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 原作前期の搭乗機であるフォウが初登場。ダンバインと合体させサブパイロットとして使用できる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後であるため登場はしないが、竜宮島の灯籠流しの際、ショウが会話で軽く触れている。
- スーパーロボット大戦BX
- 第16話「氷点下での再会」にて自軍に参戦。ニーとの合体攻撃が実装された上、レベル37というかなり早い段階で「勇気」を覚える(主人公の精神エディットを考慮しない場合、レベル30代で「熱血」もしくは熱血を含む精神コマンドを覚えるのはキーンとジンネマンしかいない)為、過去作よりもアタッカーとしての活躍が望める。
- キャンペーンマップ「キーンの奮闘」ではまさかの主役。部隊の非主力組(身も蓋もない言い方をするなら各作品の主人公キャラ及びナデシコ以外の脇役組)を集めてブライティクス首脳陣に特別特訓を志願する。
- なお担当声優の高田由美氏が休業中の為、台詞の新規収録は行われていない。
関連作品
- リアルロボット戦線
- ラズロルートの終盤にのみ登場し、仲間となる。能力は低い。
パイロットステータス
精神コマンド
- EX
- 根性、信頼、ド根性、加速、愛、補給
- 第4次(S)
- 偵察、信頼、集中、必中、友情、熱血
- α
- ド根性、必中、努力、加速、愛、補給
- IMPACT
- 根性、信頼、狙撃、熱血、幸運、補給
- BX
- 集中、根性、鉄壁、勇気、補給
- リアルロボット戦線
- 集中、努力、激励、愛
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
- キブツ・キッス
- 実父。キーン曰く「間違った事をした時にちゃんと叱ってくれる人」で、とても尊敬していた事がわかる。その分、ドレイク軍に付いた際のキーンの失望は非常に強かったとも言える。
- キーンと対面した際、彼女を思いやり敢えて勘当。バーンの命令でゼラーナを襲ったが、ショウの威嚇射撃が機体に直撃して死亡した。
- ニー・ギブン
- 想い人。リムルと相思相愛なので自分の恋は実らないと引き気味だったが、絶体絶命の際にはニーが艦長職を放棄してまで助けに来てくれたりと諦めきれずにいた。
- 最終決戦でニーは恋人リムルではなくキーンの名を叫んでから死んでいるが、彼の本当の気持ちはどちらに向いていたかは不明。
- リムル・ルフト
- 恋敵。嫉妬したりもするが、特別仲が悪いわけではない。リムルがスパイ嫌疑を払いたいと言った時には協力している。
- ドレイク・ルフト
- 敵。父親が家を守るためドレイクに荷担した為、キーンは苦悩する。キブツが死んだとの報告を受けた際、彼を誉めてはいたが社交辞令かもしれない。
- エレ・ハンム
- 実らぬ恋を持つ者同士思う事があったようで、エレがトルストール・チェシレンコの死を嘆き引きこもった際にはあえて激しい言葉をぶつけ奮い立たせた。
他作品との人間関係
名台詞
- 「何よ! リムル、リムルって! あたしなんて、名前を呼んでくれる人なんかいやしないのよ!!」
- 第5話「キーン危うし」より。リムルの事で神経質になっているニーの態度に苛立ち、思わずグライウイング(オーラ力で飛ぶグライダーのようなもの)で飛び出してしまう。
- 何とかショウが助け出したが怪鳥に襲われて傷を負い、一時的に医者に預けられる。
- 「あたしが父を愛していたのは、血がつながっているからじゃないのよ! 私が間違っていた時はねかえったりした時しかってくれる父だったからなのよ…」
- 第10話「父と子」より。父キブツの死に涙しながら。
- 「あたしが死んだって、誰も悲しみはしないのよ!」
- 第36話「敵はゲア・ガリング」より。ビショット軍の第一陣を前に命知らずの戦いを繰り広げながら。トルストールの死にふさぎこむばかりのエレを前に、自身の想いの報われなさが再び爆発してしまった。
- その後背後からの攻撃にオーラコンバーターをやられてしまうが、すんでのところでニーに救出された。
- 「あぁっ、ニー…!」
- 第49話「チャム・ファウ」より。最後の言葉。その恋は実らないとわかりつつも、それでもなお愛しい人の名を叫び逝く。
- 悲しい最期と思いきや、ニーもまた最期にキーンの名を叫んでおり、もしかしたら最後の最後で知らない所で救われていたのかもしれない…。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「つまり、乗っているパイロットによって強さが変わるのよ」
- 『COMPACT3』でわかりやすく自軍にオーラ力とオーラバトラーの特性を説明する。
- 本作では序盤からオーラバトラーが猛威を振るう為、上記の言葉は忘れないようにしたい。
- 「むしろ忘れられそうなのは私達よ!」
- 『BX』第16話「氷点下での再会」より。
- マイク・サウンダース13世に便乗しての台詞なのだが、直前にゴラオンのオーラノバ砲、勇者達のDVEと燃えイベントが連続して出てくるので、どこかメタ的なものが漂う。
- 「これほどの勢力がカカオ豆を目当てに動くなんて…! 地上の女子にとっては、それだけ大事な行事なのね…!」
- 『BX』DLC「チョコレートカーニバル&フェスティバル」にて。ピントがズレ過ぎである。
- なお、実際にカカオ豆を狙っていたのはレイディに雇われたキバの輩達と、邪悪獣の強化が出来ないかと考えたタイダーのみで、ミュージィらドレイク軍はレアメタルの奪取、ドラゴンベビーは使い走りの憂さ晴らし、後から現れたロニ達ジオン残党は資材の強奪、フラムらヴェイガンは部隊指揮の実戦演習である。
搭乗機体・関連機体
脚注
- ↑ ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』106頁。