タカヤノリコ
タカヤノリコ | |
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外国語表記 | Noriko Takaya |
登場作品 | トップをねらえ! |
声優 | 日高のり子 |
デザイン | 美樹本晴彦 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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異名 | イナズマのノリコ |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
生年月日 | 2006年9月12日 |
年齢 | 16歳[1] |
出身 | 日本・南大阪 |
身長 | 158cm |
スリーサイズ | B80-W58-H83 |
血液型 | O型 |
所属 | 地球帝国軍トップ部隊 |
軍階級 | 少尉→中尉 |
概要
地球帝国宇宙軍・るくしおん艦長タカヤ提督の娘。
銀河系ペルセウス腕方面探索中に宇宙怪獣に襲われ行方不明となった父を捜す為、沖縄女子宇宙高等学校(沖ジョ)に入学する。当初は臆病かつ泣き虫な性格で、宇宙提督の娘という出自ゆえに周囲から白い目で見られており、トップ部隊にスカウトされたことを妬まれていじめを受け孤立していた。オオタコウイチロウに素質を見出されてからは努力に励み、学生からも認められるほどの実力を身に付け、アマノカズミと共にトップ部隊に抜擢される。
その後はヱクセリヲンに乗艦。日本代表としてトップ部隊に編入される。しかし、初めて出た戦場で気後れしてしまい、何もできないままコンビを組んだ男友達のスミス・トーレンが戦死するという悲劇を味わい、そのトラウマから戦場に出ることへ多大な恐怖心を抱くようになってしまう。息つく間もなく襲来した宇宙怪獣との戦いで仲間が危機に陥る中、弱い自分を乗り越えてガンバスターに搭乗。宇宙怪獣を倒してヱクセリヲンの仲間達を見事救った。ヱクセリヲン自爆作戦の際にはオオタが余命数ヶ月という現実に耐えられずに戦意喪失したカズミを叱咤激励して立ち直らせ、、息の合ったコンビネーションで作戦を成功へと導く。
そして、カルネアデス計画ではユング・フロイトと一時コンビを組んでいたが、ブラックホール爆弾防衛の際には再びカズミとコンビを組み、損傷して起動しないブラックホール爆弾を自ら起動させる役目を補い、成功。自分の言葉通り「奇跡」を引き起こすもののその代償として一万二千年後の地球へと飛ばされてしまう。人類の生存を絶望視する中、無事生き延びていた地球人類から「おかえりなさい」というメッセージを受け取り、カズミと共に生還を果たした。
ガンバスター帰還より数年前を舞台とした『トップをねらえ2!』では「ノノリリ」という名で地球を救った英雄として伝えられており、『ヤングエース』連載の漫画版では地球帰還後は銀河特派大使を務めた後、カズミと共に沖ジョを再建し、宇宙怪獣や人類間での戦乱で荒廃した地球文明圏の復興に尽力したとされている。
アニメ史上初のオタク趣味を持つヒロインであり、彼女の部屋には、『宇宙戦艦ヤマト』や『風の谷のナウシカ』のポスターが貼られている。
登場作品と役柄
ユニット(ガンバスター)が強力なため、参戦は後半なことが殆ど。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 予告編に登場する。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 沖縄でマジンガーZの見物に登場した後、宇宙編「出撃!ガンバスター」でようやく初戦闘。ガンバスターが超強力な上、宇宙:Aの貴重なスーパー系パイロット。加入時点から十二分に頼れる強さだが、Lv58で奇跡を習得してからこそ真価を発揮する。積極的に努力を駆使してでも速やかに覚えさせたい所。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 序章ではRX-7ナウシカに乗っている。後半に参戦し、終盤はガンバスターの性能とメインのシナリオもあるだけあって十分な主力。またルートによってはゲッターチームからバスタートマホークブーメランとバスターホームランを伝授されるイベントがある。またも奇跡を習得するが現実的なレベルで修得できないのが難点。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 奇跡の修得レベルが60に下がり、終盤使用可能になった。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 中盤以降に参戦。原作最終巻のように髪を伸ばしてはいない。『α』等ではパイロット能力が振るわなかったが、本作ではだいぶパイロット能力が底上げされた。終盤登場する自室にはOGシリーズの要素が見受けられる。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- Zシリーズ初登場で、本作のキャラで戦闘に参加するのは彼女だけ(写真という形ではあるがカズミもグラフィックは存在する)。一応原作終了後設定なのだが、髪は伸びていない物になっている。
- 原作終了後であり、ガンバスターごと氷漬けの状態で12000年前の世界から転移、Z-BLUEに回収されてそのまま参戦する。転移の際に一緒に乗っていたカズミとは逸れてしまったらしい。
- エースボーナスが非常に強力で、発動のタイミングにもよるがボス戦で輝く。バサラの歌で一気に気力を上げようとするとその場で発動して無駄撃ちになることもあるのでそこは注意。いっそ発動前に戦艦に搭載してしまい、ボスまで運んでしまうのも手。必中や鉄壁などの1ターン限定効果は解除されてしまうだろうが、覚醒+魂+直撃+熱血及び不屈+ひらめきのコンボは維持できる。
- 内部データにはスーパーイナズマキック使用時の顔グラフィックが存在。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 引き続き続投。今回はカズミが復帰したほか、『2!』のキャラクターと共演。参入が14話からと、他作品と比べて比較的加入が早い。
- 『2!』の物語に深く関わり、ノノやラルクと並び中心人物としてクロスオーバーが描かれた。
- お互い事情を知らされず、ノノ達フラタニティとはあくまで同年代の少年少女として交流している。各人が様々なコンプレックスを抱える中、真っ直ぐな性格から彼らのために奔走する。
- また、『エヴァQ』の体験を経てより深く屈折したシンジを気遣うシーンも多い。全編通じてオタクの部分はなりを潜めており、お姉さまとしてノノを導く様がふんだんに描かれる。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 音声新規収録。今回もオタクな部分は控えめに描かれているが、ディンゴの仁義のポーズを「日本の古いマフィア映画で見た」と気付き、地球とアストラギウス銀河の関係について伏線を張る、という場面でオタク趣味が活かされている。
- また、ハチマキを着けていないグラフィックも用意された。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 第1期参戦作品として初期から登場。お正月の和服姿や、サンタ服も登場。
- Ωスキル搭載のガンバスターが登場したことでボイス付きカットインが追加された。
パイロットステータス
能力値
スーパー系主人公としては全体的に能力が低い反面、精神コマンドや特殊技能の面で優れる。『第3次α』では格闘が他のスーパー系主人公クラス位に底上げがされている。
精神コマンド
過去作品では奇跡を覚える希少なパイロットであった。他の精神コマンドも必中、気合、熱血などスーパー系に必要なものが揃っている。
- F完結編
- ド根性、努力、熱血、必中、気合、奇跡
- α(DC版)
- 努力、根性、必中、気合、熱血、奇跡
- 第3次α
- 努力、ド根性、必中、気合、熱血、勇気
- 第3次Z
- 努力、根性、必中+、鉄壁、勇気
- T
- 努力、根性、必中、鉄壁、気合、勇気
- X-Ω
- 不屈、ド根性、熱血
特殊技能(特殊スキル)
- F完結編
- シールド防御L8、底力、ガッツ→スーパーガッツ
- イベントでガッツがスーパーガッツに変更。また、『F完結編』時のガッツは努力、根性の消費SPを軽減するという効果。
- α(DC版)
- ガッツ、シールド防御L6
- 強力な技能ガッツを修得できる希少なスーパー系。シールド防御はガンバスターの堅牢さに拍車をかける。
- 第3次α
- 底力L9、シールド防御L7、気力+ (ダメージ)
- 第3次Z
- 底力L6、闘争心、気力限界突破、精神耐性
- T
- ガッツ→スーパーガッツ、底力L6、闘争心L2、気力限界突破L1
- 久々に「ガッツ」を固有技能として修得。エースボーナスでスーパーガッツになった後は、気力限界突破を最大迄成長させたい。
小隊長能力(隊長効果)
エースボーナス
- 気力150以上で1度だけ奇跡が起こる。
- 『第3次Z時獄篇』で採用。具体的には、「愛、勇気、魂、闘志、覚醒、狙撃、突撃、鉄壁、集中」が同時にかかるという強力なボーナスだが、気力が上がると自動的にかかってしまうのが難点。
- 『第3次Z天獄篇』では気力170以上になったが、今度は気力上限に影響を与える種類の強化パーツを装備していないと、愛並びに勇気の気合が無駄になることになる(最終盤で真化融合が解禁されると無駄にならなくなる)。このようにスペック上では弱体化してはいるが、ステージ途中で暴発しにくくなったという利点もある。
- なお、熱血や魂はサブに回せば消費しないので、誤って発動してしまってもある程度温存すること自体は可能。
- 特殊スキル「ガッツ」が「スーパーガッツ」になる
- 『T』で採用。補正値は変わらないが、気力+ボーナスの効果が追加される。
サポートアビリティ
- 亜光速少女のお手製チョコ
- ボスWAVE時にクリティカル率アップ。
- バレンタイン限定。SRとSSRがある。SSR版では「亜光速少女のお手製チョコLv.2」となり、効果が上昇する。
人間関係
- アマノカズミ
- 才色兼備のパートナー。沖女の先輩でありお姉さまと慕う。
- ユング・フロイト
- 天才パイロット。カズミが結婚した後、ガンバスターのパイロットとしてノリコのパートナーを務めた。
- オオタコウイチロウ
- タカヤ提督の部下で、るくしおん艦隊唯一の生き残り。提督を守れなかった事に責任を感じていた。ノリコに厳しい特訓を課す。
- ヒグチキミコ
- 親友。ウラシマ効果の影響により徐々に年の差が開いていくが、友情は健在。
- タカヤユウゾウ提督
- SRW未登場。父親。るくしおん艦長。
- スミス・トーレン
- ヱクセリヲンで知り合ったボーイフレンドだが、死に別れてしまう。
- カシハラレイコ
- 沖ジョでノリコを「全滅娘」と呼んでイジメていた上級生。自分がトップ部隊に選ばれなかった事に不満を持ってノリコにRX-7同士の決闘を挑むも敗北。ノリコ達が宇宙に旅立った後は沖ジョのコーチとなった。
- リンダ・ヤマモト
- ユングのパートナー。
- アニメ版ではノリコとは特に接点もないまま戦死してしまうが、小説版では同じ「天才」をパートナーに持つ者同士としてノリコを励ましていた。ヱクセリオンが地球に帰還した後、自分の故郷であるウクライナを案内する事を約束するのだが、リンダの戦死によりそれが果たされる事はなかった。
他作品との人間関係
トップをねらえ2!
- ノノ
- 『トップをねらえ2!』の主人公兼ヒロイン。「ノノリリ(ノリコ)」に憧れている。
- 『第3次Z天獄篇』では、当初はラルクと妙にウマが合っていたせいで敵視されたが、同じく努力と根性を信条とする共通点がみつかりすぐに意気投合した。その後もバスターマシン先輩として度々彼女を導いている。また、イナズマキック使用時にはノリコに直伝されたと思しき台詞が見られるが、実はノノ役の福井氏はノリコ役の日高氏から必殺技のシャウトのコツを教えてもらったというエピソードがある。
- ラルク・メルク・マール
- ノノのお姉様。
- 『第3次Z天獄篇』ではノノ同様自分が先輩として彼女に道を示している。出会った当初は努力と根性理論を否定された際に「努力と根性がなくて本当の勝利はありえない」と強く論した。
- ニコラス・バセロン
- 『第3次Z天獄篇』第42話にてあがりへの恐怖故にノノに暴行しようとした彼を諌める。その後は彼に「奇跡は起きるのではなく、起こすもの」と言葉を捧げる。
スーパー系
- 碇シンジ
- GAINAXアニメの主人公同士。共演作では彼のよき先輩となり、彼に努力と根性の大切さを学ばせる。余談だが、ミサトにもノリコの自論「奇跡は起きる、起こしてみせる」に似た「奇跡を待つより、捨て身の努力よ」という台詞が原作にある。
- シモン
- GAINAX主人公仲間。『第3次Z時獄篇』にて初共演。同じ気合と根性で突き進む点が上手いこと作用したのか『時獄篇』のボーナスシナリオでは彼と共にEVAパイロット3人の特訓相手になる。ちなみにガイナ主人公は主人公同士で援護時の特殊台詞がある(『ヱヴァ』はカラー制作だが)。
- 兜甲児
- SRWではマジンガーZの大ファンでもあるので、彼とも仲が良い。
- 流竜馬
- 『α』では特定ルートを通ると、彼にバスタートマホークブーメランを伝授される。
- 車弁慶
- 同じく、『α』では彼からバスターホームランを伝授してもらっている。
- ひびき洸、獅子王凱
- 『第3次α』では宇宙怪獣との決戦での最終局面において、彼らと竜馬に助けられる事に。
- 『T』では、未熟だった頃に凱に助けられ、蛮勇を勇気に変えるべく努力と根性に励むことになる。
- 神勝平
- 『第3次Z天獄篇』にて共闘した弟分。
- 獅堂光
- 『T』での妹分で、彼女から実の姉のように慕われる。
- 龍咲海、鳳凰寺風
- 『T』においては歳の近い後輩的存在として描かれる。光と比べると「女子学生での立場」を強調された面が目立っている。
- ソルダートJ
- 『T』においてノリコだけで戦う事になった際、かつての自分と重ね、身を挺して「使命感だけで戦うな」とノリコを諭す。
リアル系
- イサム・ダイソン
- 『α』において、スミス・トーレンの代わりを務める。
- アストナージ・メドッソ、イアン・ヴァスティ
- 『第3次Z時獄篇』では廃材で鉄ゲタを作ってもらっている。
バンプレストオリジナル
- ミーナ・ライクリング
- 『F』『F完結編』で主人公にミーナを選んだ場合、仲良くなる。ちなみに同じ声。
- リュウセイ・ダテ
- オタク友達。
- マイ・コバヤシ
- 彼女にコタツの素晴らしさを教える。
- サイガス・エイロニー
- 『第3次Z時獄篇』ではジェフリーとは違い、自分を対異星人用の戦力としてしか見ず、連邦軍への同行を強要した彼の要請を拒否している。
- バルビエル・ザ・ニードル
- 彼の「人質を盾にする」という卑劣な策略で降伏を余儀なくされ、一時彼の所有するセントラル・ベースに捕らえられていた。
名台詞
- 「うわあああぁぁっ!!!!」
- 技を放つときにでる雄叫び。日高氏の熱演が熱い。
- 「パパーーーーーー!!!」
- 第2話より。太陽系に亜光速で戻ってきた「るくしおん」。艦内を捜索するも破壊されたブリッジの有り様に、ノリコの絶叫が空しく虚空に響く……。
- 「パパ、誕生日は半年も前に終わっちゃったけど、今日、二人だけでパーティーをしましょう........だってパパ、ちゃんと帰ってきたんだもの........」
- 第2話より。父の死を改めて噛みしめる。なお、漫画版では「るくしおん」のブリッジにメッセージプレーヤーが残されており、ノリコの誕生日を祝うメッセージが録画されていた。
- 「お姉様、しっかりして下さい!このままじゃ、やられてしまうわ!」
「コーチの六ヶ月はどうなるの?本当はコーチだって、お姉様と一緒にいたいはずよ!」
「最後の六ヶ月よ!!本当は、行くなと抱きしめてやりたかったはずよ!」
「それをコーチは自分を捨てて、その半年をあたし達に、ガンバスターに賭けたのよ!」
「これは、その六ヶ月なのよ!お姉様!!」
「いいえ!!コーチだけじゃないわ!キミコもユングも、自分達の未来を、みんなあたし達二人に託したのよ!」
「そのあたし達が負けたら、みんな今まで、何の為に生きてきたのよ。」
「あたし達は!あたし達は!!必ず、勝たなきゃいけないのよ!」
「お願い…… カズミ、戦ってぇぇぇ!!」 - 第5話の太陽系絶対防衛戦にて、ウラシマ効果によってオオタとの間に残された僅かな時間をすり減らしていく事に絶望したカズミを叱咤した。この瞬間、二人は先輩後輩から対等な戦友になった。
- 「合体したガンバスターを、ただのマシーンだと思わないでよ。コーチの……」
「コーチの……!」
「コーチの心が、こもってるんだからあぁぁぁぁ!!」 - 第5話太陽系絶対防衛戦にて。エクセリオンの甲板上に仁王立ちに立ってこう言い放つ。ガンバスターに託された師の想い、そして戦友とともに、彼女は叫び、宇宙怪獣に立ち向かう。
- (タシロ「奇跡は…起きなかったな…」)
「いいえ!奇跡は起きます…起こしてみせます!」 - 最終話、ブラックホール爆弾が不発に終わったと思われた時、その逆境を覆さんと放った台詞。似たような名言が映画『黄泉返り』で使用されている。
- 「ごめん、キミコ!もう会えない…!!!」
- 最終話。ウラシマ効果により仲間達、そして親友キミコが生きる時間を遥かに通り越していく事を悟ったノリコの叫び。その時地球では、成長した娘と七夕飾りを眺めていたキミコが「ノリコに呼ばれた気がして」と天を仰いでいた。
迷台詞
- 「お、お姉様が鉄下駄を……!!」
- 提督の娘ということで白い目で見られ、トップ部隊の候補生となったことで全校生を敵に回し度重なる陰湿ないじめの標的にされるという逆境に耐えかねてコウイチロウに泣きつき弱音を吐いたノリコが、コウイチロウに「アマノにあってお前にないもの」と称して訓練に励むカズミの姿を見せられた際に驚愕と共に発した一言。
- 彼女がまのあたりにしたものは、自分の足より一回り以上も大きな鉄下駄を履きながらも弱音を吐くことなく真剣な眼差しで訓練に励むカズミの姿だった。周囲から天才と呼ばれてきた彼女もまた、才能に甘んじることなく不断の努力の積み重ねによって実力を養ってきたのである。
- 憧れのお姉さまの意外な一面を見て、ノリコはかつて彼女に努力の意味を教えられたこと思い出すと共に、才能とは努力によって形作られるものだというコーチの言葉によって努力の大切さに気づく。この一件を機に弱音を吐くのを止め、努力と根性の二言を胸に、訓練に精を出すようになるのだった。
- ……と、自信を持てずに諦めきっていたノリコが努力の大切さに気づくという重要なシーンなのだが、美少女が鉄下駄を履いて真顔で階段を駆け上るというインパクトあるシーンは今も語り草となっており、シチュエーションと共にスポ根もののパロディをちりばめたギャクテイストの強い序盤のノリそのものを端的に象徴する迷台詞である。
スパロボシリーズの名台詞
αシリーズ
α
- 「竜馬さん! 私にトマホークの使い方を教えてください!」
「あたしのガンバスターも、ゲッターみたいにトマホークが似合うスーパーロボットにしたいんです!!」 - 第55話ゴラオン隊ルート「父の胸の中で泣け!」より。竜馬にトマホークの使い方を教わる。まさかのイベント、まさかのDVEに驚愕したプレイヤーは多い。
第3次α
- 「銀河のバックスクリーンまで、飛んでけぇぇぇぇっ!!」
- バスターホームラン使用時の台詞。PVでも叫んでいた。
- 「そんなに無限の力が欲しいのなら、自分で努力しなさいよ!努力と根性は奇跡だって生むんだからーっ!!」
- 第54話「神に守られし星」に於けるエツィーラとの戦闘前会話。至極真っ当な意見だが、姑息な魔女には「努力」も「根性」も無縁の長物であろう。
- 「帰るって約束したんだから!あなたを倒して、地球に帰るんだから!!」
「キミコの未来、あたし達の未来…失ってたまるもんですかっ!!」
「奇跡は起きる…いえ、起こしてみせるっ!!」 - 最終話の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの特殊戦闘台詞。今回、未登場の親友・ヒグチキミコの存在に言及したものも有る。
Zシリーズ
時獄篇
- 「名古屋撃ちで撃退します!」
- 対インベーダー。アーケードゲーム『スペースインベーダー』のテクニックネタだが、このゲームの稼働開始は1978年、『第3次Z時獄篇』発売から36年前である。……現在も関連作が出るほど人気のある作品かつ有名なテクニックとは言え、こんなネタをいまどきの若いプレイヤーがわかるというのか。
- ちなみに名古屋撃ちとは「敵であるインベーダーの弾が1キャラ分離れた場所から発射されるのを利用して、自機の手前まで誘導し、敵の弾が当たらなくなった所を一気に殲滅していくテクニック」である。背水の陣の意味にもとれるが、このテクニックで大量にいるインベーダーが一気に消えていく様は、さながらバスタービームで薙ぎ払われているようであり、そちらの意味かもしれない。
- 「タカヤノリコ、怪獣退治に使命をかけます!」
「怪獣が相手なら必殺技の贈り物よ!」 - 同じく対インベーダーなど人外相手の台詞。元ネタは特撮『帰ってきたウルトラマン』のオープニングテーマ。
- ちなみに、『トップ』の監督である庵野秀明氏はアマチュア時代に『帰ってきたウルトラマン』の自主制作映画を撮っていた事がある。
- 「模擬戦で暴走って事はないわよね…」
「EVAが相手だと修理費が気になるのよね…!」 - ボーナスシナリオより対エヴァンゲリオン。微妙にメタな台詞。
- 「宇宙の海はみんなの海、憧れの海を守ります!」
- 宇宙マップでの戦闘時。恐らく『宇宙海賊キャプテンハーロック』ネタ。
- 「あたしは、だ捕や引き渡しなんて言葉を使う人を信用できません」
「無論、そんな人達にこのガンバスターを好きにはさせません」 - 第35話「災厄の襲来」より。別世界から転移してきたばかりの自分とガンバスターを強引に接収しようとしたサイガスに対して。一方でこの段階では敵か味方かもわからない未知の戦力にも関わらず、自分とガンバスターを客人として丁重に扱おうとするジェフリーの言動は信用できると判断し、Z-BLUEへ身を寄せる事に決めた。まぁ比較する対象がこの2人では信用度は月とスッポンであろう…。
- 「そんなものが、このガンバスターにあると思ったら大間違いよ、女の子!」
- 第40話日本ルート「封印されし闇」に於けるブロッケン伯爵との戦闘前会話より。「ええい! どんな巨大な相手だろうと隙はある! そこを狙えば!」と叫ぶブロッケンへの返しの一言。元ネタはアニメ『魔女っ子メグちゃん』のOPの歌詞から。
天獄篇
- 「ちょっと待って、ラルク。さっきの言葉…聞き捨てならないわ」
「努力と根性なくして勝利はあり得ない…! 努力と根性を馬鹿にするものは必ず最後に己の弱さに負ける!」 - 第14話「アルカトラズ大脱走」より。努力と根性を軽視するラルクに向けて努力と根性の大切さを力説する。
- カズミ「あなたたち一人一人では単なる火…」
ノリコ「でも、二つ合わされば炎になる!」
ラルク「炎になった私達は…」
ノノ「無敵です!」 - 第55話「死闘の銀河」にて。トップ部隊の魂を引き継ぎ、バスターマシン19号を引っ提げて帰ってきたラルクと共に放った台詞。1万2000年の時を経て巡り会えた自分たちの意志を受け継ぐ者達と共に、彼女達は宇宙怪獣の群れに挑む!
- 「たとえ、また1万2000年後の世界に跳ばされたとしても、あたしは後悔しません!それがガンバスターに…バスターマシンに乗る者の使命です!」
- 『天獄篇』予告及び第55話にて。エグゼリオ変動重力源を倒したものの、宇宙の大崩壊という危機が発生。それを阻止するために特異点へ向かったノノとそれを追うラルクと追いかけるように向かうノリコとカズミ。
- 例え未来に飛ばされたとしても悔いはない。自分達の志を受け継いだ2人を助けるためならば、自らの危険を冒してまでも救うためにノリコ達は特異点の元へ向かう。そして…。
スパロボシリーズの迷台詞
αシリーズ
α
- 「す、すっご~い!マジンガーにゲッター…それにライディーン!あ、今回はバルキリーもいるのね! まさにスーパーロボット夢の競演よね。マニアの血が騒ぐわ…」
- 第39話「終末への前奏曲」でロンド・ベル隊に配属後、マクロスの格納庫内に並び立つ錚々たるスーパーロボット軍団を目の当たりにして、テンションがMAX値まで上昇する。『F完結編』では共演が叶わなかったバルキリーに目ざとく言及する辺り「マニアの面目躍如」といったところだが、DVE演出を施された上でファン目線のコメントを発する様は、どこぞの誰かさんを彷彿とさせる。
- 「ホントですか!?私も超合金とかプラモデルとか大好きで色々集めてるんです。合体ロボシリーズのアトラ○ジャーやザ・アニ○ージとか、メガロザマッ○とか全部揃えてます」
- 同上。「スーパーロボット好き」という共通項で意気投合したリュウセイから「秘蔵のコレクションを見せてやる」と告げられてのリアクション。知る人ぞ知るマイナータイトルの羅列にリュウセイは驚愕し、ますますノリコを気に入る事に。
- 「まさに発掘兵器…ライディーンと同じなのね」
「ねえ、何か他には出てこなかったの? 例えば可変翼を持った宇宙戦艦とか…」
「…そう。じゃあ、ヒゲがはえたガンダムとかは?」
「あ、ごめん…今回は出て来ないのよね」 - 第51話ゴラオン隊ルート「あしゅら男爵、散る」より。宇宙戦艦は『ふしぎの海のナディア』の戦艦「N-ノーチラス号」[2]、ヒゲのはえたガンダムは『α外伝』に登場する∀ガンダム。前者は『スーパーロボット大戦αを一生楽しむ本』の用語辞典にて解説されている。後者は残念ながら『α外伝』では『トップ』が不参戦となり、再参戦した『第3次α』では∀ガンダムが不参戦になったため、共演は後の『第3次Z天獄篇』を待つこととなる。
- ……しかし、この台詞から18年後に、よもや『ふしぎの海のナディア』もスパロボシリーズに参戦することになるとは、誰も予想できなかったであろう……。
- 「ふ~ん、甲児君は何にも気にせず戦ってると思ってたけど、ちゃんと考えることは考えてるのね」
- 同上。マジンガーZの力不足を痛感して焦燥感に駆られる甲児を指しての何気に失礼な発言だが、ウィンキー時代の諸作品で原作未見のプレイヤーが甲児に抱いた表層的な印象を端的に表したものとも受け取れる。
- 「何かデートの申し込みっていうより、果し合いの申し込みみたいだったね」
- 第61話「運命の矢」で、マックスからのデートの誘いに「承知!」と告げて立ち去ったミリアを傍で見物して、十三ともども呆気に取られる。
Zシリーズ
天獄篇
- 「あ、あの…あたしの存在は…?」
- ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉II」(ミスコンイベント)で、サブパイロットの女性陣がほぼ全員不参加で不機嫌な中、メインパイロットの自分ではなくカズミが紹介された際の一言。ノノリリの女性像自体はカズミなので仕方ないというべきなのか。
時獄篇
- 「き、来たぁぁぁぁぁぁッ!!」
- 「その言葉を待ってたの、シンジ君! もう、これで思い残すことはないわ!」
- 「お姉さま、コーチ…。今、ノリコはついに後輩を導く立場になりました」
- 「これからはコーチとして、お姉さまとして、後輩たちの憧れと尊敬の対象となるべく頑張っていきます!」
- ボーナスシナリオ「巨大なX」より。シンジたちにチームワークの大切さを説くべく、実戦形式の特訓を施そうと厳しい態度で臨むノリコであったが、シンジからコーチと呼ばれたことに大感激し、敬愛するのコーチとパートナーに皆の良きお手本となることを誓う。
- その際の顔グラにおける「両目を閉じて頬を赤らめる」というゲーム独自の表情も相まって、さながら片思いの相手からの告白を待ちわびていた女子を思わせるかのような物言いである。その感極まりぶりに、シンジは理解を示す一方、アスカはドン引きしていた。
VXT三部作
- 「う、うそ…。 うそだよね、これ…」
- 『T』第26話「会社と人と誇りと」(サイゾウ・トキトウ選択時)ミッションクリア後のシナリオデモにおいて、サイゾウがラミィの質問に対して放った答えを傍から聞いていて愕然としながら呟いた。
- 恋愛漫画のようなコイバナへと繋がる展開が予想出来そうな流れであったのを否定されたかのような心境だったのだろうか、彼の予想外な言動に呆れるしかないと言わんばかりの反応を示していることが覗える。
- 「ず、ずるい!向こうはリアル頭身で出て来た!」
- 『T』ボーナスシナリオ「呪いのスーパーデフォルメ」シナリオデモより。突如現れた魔物が光と自分の身体のサイズと全く異なっていたことから思わず発した一言。
- この展開でノリコ本人のオタク設定が活かされていることに対し、堪らずニヤリとした往年のプレイヤーは多かった筈。
- 「え、ええと…ユングは…その…髪型があんまりおしとやかじゃないような…」
- 『T』ボーナスシナリオ「美しき罪人たち」冒頭にて、カズミを強さとおしとやかさが両立していると評す中でユングに尋ねられての返答。
- 直後にハマーンが反応したが、カズミ曰く「髪型が似ている」との事。
- 「それなら、あたしの鉄ゲタ、貸しましょうか?」
- シンジたちの今後について思い悩み相談しあっているミサトとスズネの様子を見て話に入ってきたノリコが、2人がダイエットで悩んでると勘違いしてツッコミを入れられた後、「あ…でも最近ちょっと必要かも……」というスズネの一言を聞いて勧めたもの。どこで手に入れたのかとミサトがツッコむが、廃材を利用して作ってもらったらしい。
- 原作ではノリコが努力の大切さを知るきっかけになるシーンにおいて、カズミがトレーニングのために履いて階段を駆け上っていた。
搭乗機体
余談
- モデルと思われるのは山本鈴美香の少女漫画『エースをねらえ!』の岡ひろみ。元落ちこぼれの絶叫ヒロインであり、トレードマークのハチマキや自分を発掘した不治の病の鬼コーチとお姉様と慕う先輩兼ライバルの存在が共通している。
- タカヤノリコを演じた日高のり子氏は『タッチ』の朝倉南役で有名だが、劇中のノリコの演技でファンの間からは「絶叫系アイドル声優」と呼ばれるようになる。
- 名前は美術スタッフとして参加した高屋法子氏から取られている。発売当時はタカヤノリコと主題歌を担当した酒井法子氏、声優の日高のり子氏とのトリプルノリコを売りにしていた。岡田斗司夫氏によれば、当初は酒井法子氏にノリコの声優を依頼しようと検討されていたらしい。
- アトラスのPSゲーム『ペルソナ2罪』およびその続編の『ペルソナ2罰』に「片山典子(かたやまのりこ)」というキャラクターが登場している。頭にハチマキを巻いており、「お姉さま」と呼び慕う先輩の女性がいるなど、ノリコをオマージュした要素が散見される。
脚注
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