リムル・ルフトは『聖戦士ダンバイン』の登場人物。
リムル・ルフト | |
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外国語表記 | Riml Luft |
登場作品 | 聖戦士ダンバイン |
声優 | 色川京子 |
デザイン | 湖川友謙 |
種族 | コモン |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
出身 | アの国ラース・ワウ |
所属 | ルフト家→ゼラーナ→ルフト家 |
概要
敵方のニー・ギブンに惚れており、同時に父の野望に恐れを抱き、ドレイク側の情報を極秘裏に流していた。その為、召喚された地上人トッド・ギネスに父に手を貸さないよう懇願したり、ショット・ウェポンの開発したオーラ増幅器の設計図を持ってニーの元に走ったりもした。何度も脱走を図り、一度はニーの元に辿り着いて行動を共にしていた。お嬢様育ちであるが、負けん気が強く、ニーに認めて貰う為、オーラバトラーに乗って無理な戦闘をすることもあった。
その後結局連れ戻されて、物語後半では、母・ルーザ・ルフトと共にビショット・ハッタのゲア・ガリングにいた為、そのまま地上に出てしまう。そこで母とビショットの不義密通を知り、これを許せずにゲア・ガリングを脱出、ルーザの裏切りを父・ドレイクに告げ、この戦いの元凶であるルーザの暗殺を謀った。しかし、逆にルーザに射殺され、17年の短い生涯を終えている。
自身の死から700年後、バイストン・ウェルにおいてレムル・ジルフィードとして転生する(『New Story of Aura Battler DUNBINE』)。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。隠し要素の条件を満たせばマサキの章、シナリオ「野望、渦巻く」で仲間になる。幸運を持つが、仲間になるのが終盤で能力的にも突出する物が無い為、活躍できる場面があまり無い。
- PS版では音声を新規収録。本作のダンバイン系味方パイロットの中で唯一聖戦士レベルが1止まりのため、ハイパーオーラ斬りを使えない。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 隠し要素でガラリアを仲間にしないルートでなおかつ、フォウを仲間にしてシナリオ「トータル・バランス」に来た時にニーを出撃させると、敵陣付近から強奪したライネックに乗って登場。もっとも、聖戦士技能が無いというオーラバトラーのパイロットとして致命的な弱点を持ち、地形適応も低いため2軍確定。チーム分割中の激励は重宝するが、SPが低く連発は困難。
- なお、なぜかパイロットとして加入するとエンディングで後日談が語られない。非戦闘員として加えれば後日談が表示されるのだが、設定ミスだろうか。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 隠し要素でビアレスに乗って敵扱いで出撃したところをニーで説得すれば仲間になる。ニーを使ってなくても強制出撃なので安心。貴重な捨て身を覚えるキャラだが、装甲が薄いABで使う為にはお膳立てが必要なので微妙と言わざるを得ない。今回は聖戦士技能もハイパーオーラ斬りが使えるレベル3までは上がる為、ベンチを抜ける為の最低条件だけは何とかパスしたといえる。味方に加わった時点で激励を使えるので、プレイヤーの愛情次第ではそれなりに役に立つ可能性も。まあ、他にもっと使えるサポートキャラが何人もいるので、余程の愛情が無い限りは使われないだろう。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 捨て身の代わりに期待を覚え、完全にサポート一筋のパイロットになった。妖精と2人乗りさせて補助精神要員として起用するのも手。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 特別条件もなく仲間になる。野望を持つ父という共通点があるためかセシリー・フェアチャイルドとカロッゾ・ロナの会話に加わる。2段階改造されたボチューンに乗ってくるが、マーベルなどに機体を奪われることが多い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- リィナと一緒にコマンダー・ミレーヌに捕まっているが倒すと仲間になる。再動か補給を覚えることが多いが、よほどの愛がなければ使われないだろう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 上記のシナリオが削られたため、第3部でエレと一緒にいる。初期乗機はビアレス。補給と愛を持つがSP初期値30と異様に低いので使えない。能力も低く、性格も「弱気」なためやはり厳しい。ただ、聖戦士LVはニーやキーンより上がるので愛と資金があれば何とか使っていける。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 特別条件もなく仲間になる。が、強さは相変わらずで、愛無くして使用することは無いだろう。
- 本作ではレムルが登場しているものの、シナリオの都合上彼女に出会うことはない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後であるため登場はしないが、竜宮島の灯籠流しの際、ショウが会話で軽く触れている。
- スーパーロボット大戦BX
- 主な出番は中盤からだが、その前に中断メッセージで登場することがある。新録台詞あり。
- 原作と異なりゲア・ガリングからウィル・ウィプスに単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て黒騎士が乗っていたズワァースと共にBXに投降する。
- パイロットとしては、ひらめきと幸運を使えるがまさかの汎用スキル取得一切なし。本作の自軍パイロットはたいてい援護攻撃や援護防御、あるいは底力や全体攻撃といった汎用スキルのいずれかを1~2個は取得しているものだが、これらを何も取得していないのは彼女と一部シナリオでわずかな期間メインを張るルリぐらいなものである。幸いにもスキルアイテムで汎用スキルはカバー出来るが…。
- おまけに性格も弱気で能力値もキーンとどっこいと、お世辞にも使い勝手の良いパイロットではないため運用には愛が必要。マーベルのボチューンに搭乗させて合体攻撃・補給要員として使おう。
単独作品
関連作品
パイロットステータス
能力値
全体的な能力が低く、オーラバトラー系のキャラクターでは間違いなく最弱クラスで、特に技量が低い。作品によってはオーラ斬りをする事ができないので攻撃面は期待できない。
精神コマンド
愛を初め、補助系の精神コマンドを覚える。しかし、COMPACT3以外は他の作品のように修理・補給のユニットが無い為、その為に出撃機会があるかは微妙。サポートキャラとしても肝心のSP量が低く抑えられている事が多い。
- EX
- 必中、幸運、信頼、愛、激怒、熱血
- 第4次(S)
- 愛、探索、隠れ身、集中、覚醒、激励
- α
- 努力、集中、愛、かく乱、激励、捨て身
- IMPACT
- 愛、幸運、熱血、集中、ひらめき、補給
- BX
- 集中、ひらめき、幸運、熱血、絆
- リアルロボット戦線
- 隠れ身、激励、愛、かく乱、覚醒、捨て身
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
他作品との人間関係
- レムル・ジルフィード
- 『New Story of Aura Battler DUNBINE』のヒロインで、リムルの転生した姿。
名台詞
- 「ふっ貴方、この花を本気で私に…?」
- 「ねえ、この花の花言葉、なんだかわかる?」
- 負傷したリムルに責任を感じたショウが見舞いにポロポーズという花を摘んできた際の台詞。
- 「この国では、結婚する相手だけに贈る花なのよ?受け取れば相手もOK」
- ポロポーズの花言葉は「貴方だけを永遠に愛します」。もちろん本気ではなく、ショウも花言葉を知らなかったので聞かされた時は非常に焦っていた。
- しかし700年後の来世では結ばれるのだから運命とはわからないものである。
- 「貴方が中々くれないんですもの。」
- 遅れて見舞いに来たニーがポロポーズの花を見つけ、リムルはそれはショウがくれたのだとからかう。
- ニーも激しく動揺していたがすぐに誤解を解き、次第にいい雰囲気になるが敵が来て幸せな時間は終わりを迎えてしまう。出撃するニーをリムルはキスで送り出すのだった。
- 「貴方という人は…!ニー達を見捨てたのですか!?」
- 「許せない!」
- 40話でショウが裏切った振りをしてビジョットの元に投降してきた際に、偶然居合わせてしまい挙句ショウが本当に裏切ったと勘違いしてしまい、あろう事か兵士から槍を奪い本気でショウを殺そうとしている。
- ショウにこれは演技だと諭されこれを逃げるチャンスだとするも逃げ出すことができず、更にリムルがいるせいでショウがゲア・ガリングを轟沈できないと作戦失敗に原因になってしまう。
- 「戦うわ。ここで足止めされていたら、オスロは第二のパリに…。」
- 42話で軍事企業から派遣されていた地上人のフレデリックの協力でバラウ(SRW未登場)を奪取し、無事ゲア・ガリングから脱出に成功する。しかしショウがビショット軍と戦闘中と見るや否や180度旋回自分も手伝いがしたいと戦闘に参加してしまう。
- フレデリックに「あなたは戦士ではない」と静止されるも聞かず、そして被弾しフレデリックは機体から投げ出されて戦死、自信は失神し黒騎士に連れ戻されてしまうなど、ショウ達に迷惑をかけるだけで終わってしまった。このあたりの話はリムルは良かれと思いとった行動が自分の自信過剰や負けん気の部分が作用し空回りしてしまうのがよく目立つ。
- 「女として母は父以上に許せぬ存在だからです!」
- 母を討つ決意を父に告げた時の台詞。
- 「すべての混乱の元は、お母様、貴方です!」
- 母ルーザを討つべく短剣で迫ったときの台詞。だが…。
スパロボシリーズの名台詞
- 「私はニーの為に戦います。愛する者と共に生きたいと願う。それは女として至極当然の事でしょう」
- 『BX』第36話「光る島」にて、ドレイクに今後の身の振り方を問われて。母とは違い純粋な愛が動機だが母同様、ドレイクの元を離れる事を選んだのは血というべきか。
- 「次に会う時は戦場にて…」
(さようなら…お父様…) - 直後に父に「オーラマシンを持って去れ」と命じられて。彼女はこれが今生の別れになると確信した。
- 二ー「リムル…」
リムル「いいの、ニー。戦乱は望んだお父様が選んだ道。こうなる事も分かっていたはずよ」 - 同話にて、ドレイクが戦死した後の台詞。
- 「お父様やお母様が死に、ビショットも死に、そしてショットも死んだ…」
「これで、オーラマシンが生んだ戦いは終わったのですね」 - 同話のエンドデモ。バイストン・ウェルの戦乱は一応終結したものの、まだ黒騎士が残っていた。
搭乗機体
SRWでの搭乗機体
余談
- 「実母ルーザに拳銃で眉間を撃ち抜かれる」というリムルの悲惨な最期は、自らが殺したキャラの死について振り返る事が少ない富野監督をして「(生々しすぎて)やりすぎた」「もっと違う見せ方にすれば良かった」と言わしめる程のものであった。亡骸に刻まれた弾痕を見ていると、その言葉も頷ける。
- しかし、小説『オーラーバトラー戦記』では「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げた。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」とのことなので、そうなってしまったのか……。
- ちなみに同作のリムルはルーザの連れ子という設定でアニメ版より年齢を下げられている。アニメ版の彼女の役割はドレイクと前妻との娘に渡っている。
- しかし、小説『オーラーバトラー戦記』では「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げた。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」とのことなので、そうなってしまったのか……。