ジノ・バレンシア
概要
バゴニア共和国出身の青年。精鋭集団「エル・バドレル」に身を置いた時代があり、当時を知るバゴニア共和国軍の兵卒達からは「鬼のバレンシア隊長」といまも恐れられている。ラ・ギアスの剣聖シュメル・ヒュールの高弟として名を馳せており、わずか二年弱で師から「不易久遠流」の免許を全て皆伝された。アンティラス隊において、『神祇無窮流』或いは『不易久遠流』を免許皆伝の域まで極めているのは現状ジノだけである。特技は尋問。かつて大きなテロの情報を引き出して事件を未然に防いだ実績が認められている。
身に纏った戦装束は『新機動戦記ガンダムW』のトレーズ・クシュリナーダに似ているが(しかも声まで同じである)、嫌味を流すような人物ではなく、全編通じて風雅で高潔な人格の持ち主として表現されている。部下達からは畏怖とともに敬意も寄せられており、若年層の面倒見もよい。趣味は俳句で、事あるごとに口元に白百合を携えて一句詠む。
完璧な人格者のように思えた彼に隠された可愛い物を好む少女趣味な一面(ロリコン)があり、彼の部下はそのことを知って愕然としていた。人間味溢れる人物が多いバゴニア軍人を象徴する存在かもしれない。
登場作品と役柄
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第一章では制式採用前のギンシャスを駆って、量産されたベンディッドの部隊と共にラングランに侵入するほか国境付近で戦闘になる。第二章ではマサキと大喧嘩して家出し、誤ってバゴニアの国境を(ディアブロで)超えてしまったプレシアを一目で気に入り、そのまま保護した。その後、シュメルやロザリーがゼツに拉致されたことを機に、軍を出奔し魔装機神隊に合流する。ルートによっては仲間にならない。その場合でも味方よりの立場となる。仲間になると最初は脱走の際に持ち出したギンシャスに乗っているが、すぐにラストールに乗り換える。ギンシャスに乗ってきたことを後悔する台詞があるが、どうせならジノ自身の言う様にギンシャス+に乗って来てくれれば…と思った人は多いだろう。この作品では精神に熱血・気合を覚えるなど、スタンダードなアタッカーである。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「ロリコン」という用語が消滅したため、部下があきれるシーンが差し替えられた。また、バゴニア兵との戦闘台詞でエル・バドレルという部隊に所属していたことが明らかにされた。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 声の担当が置鮎龍太郎氏で、フェイルロード・グラン・ビルセイアとの兼役である。…よって、プレイヤーからすれば名実ともにトレーズのそっくりさんとなってしまった。
- あるルートでは非常に重要な役割を担う。
- ラストールに「修理装置」が付いたことに伴い、精神のラインナップが支援寄りになった。これにより爆発力はなくなったが、戦闘面でも十分に優秀な能力を持つ。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 最初の分岐でバゴニアに向かった直後に一時的に隊を離れ、その後コーデックに決闘を申し込まれる。決闘にはウェルスピナーを使用することになるのだが、この際にラストールはわざわざコーデックの手で使用不能にされ、それが原因で故障。よってバゴニア政府からウェルスピナーを譲り受け、これをウェンディが改修することによって誕生したウェルスピナー・レイが本作のジノの搭乗機となる。
- ジノの能力自体は戦闘も問題なくこなせるほどに高いが、搭乗機は「修理装置」を搭載した影響か攻撃力が控えめ。射撃武器がランクアップせず、習得する精神やスキルもサポート特化であるため中距離戦における撃ち合いでの火力は高くない。だが、バゴニアルートで習得できる隠し専用スキル「陣頭指揮」は周囲8マスの味方の攻撃力20%アップ&気力+2(この気力上昇効果は該当マスを離れると元に戻るので注意)とかなり強力な効果を持ち、その効果範囲の都合上「技量誘発」などとも相性がいい。そのためジノが先行し、後から他の味方が追いついて攻めていく戦術は非常に有効性が高い。ただしウェルスピナー・レイは足が遅いので、強化パーツや移動拡大スキル、フル改造ボーナスなどで補強するのが望ましい。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- ラングランに残っていたため結界内に閉じ込められたアンティラス隊員の一人。中盤頃に他のアンティラス隊員達と同様に参戦。ジノの能力は相変わらず高いものの、ウェルスピナー・レイの火力が然程振るわず、セルーションのP属性が削除されたため単騎での使い勝手は劣る。しかし、専用スキル「陣頭指揮」を確実に習得しているため、自軍全体の火力向上への貢献度は非常に高い。「技量誘発」「技量抑制」の複合スキルを覚え、乗機が修理装置を持っているためサポート役としての優秀さが光る。ダメージアップ精神を自力では覚えないが、いっそサポート用と割り切って自由枠を埋めるのも有り。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
不易久遠流を免許皆伝した人間として、各分野で安定した数値を誇る。
精神コマンド
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ひらめき、必中、熱血、信頼、気合、愛
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 信頼、直感、手加減、吸収、激励、自由選択
- 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 閃き、手加減、加速、後援、激励、自由選択
- ROE以降は攻撃力アップ系精神を覚えないものの本人の能力が高いためサポート系として優秀。
特殊技能(特殊スキル)
- 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 陣頭指揮(周囲8マスの味方の攻撃力20%アップ&気力+2)
- 周囲の味方に常時アタッカーを付加すると同義の隠しスキル。これだけの為に出撃させてもいい位の超優良スキルである。
パイロットBGM
- 「終わりなき戦い」
- 魔装機神シリーズの味方汎用戦闘曲。
- 「風雅なる紳士」
- IIIで追加された専用BGM。
人間関係
アンティラス隊
- マサキ・アンドー
- プレシアの義兄。プレシアとの兄妹愛に感動する。マサキもジノの人格を認めており、仲間として誘うほどだが、一方でロリコンであることには若干の警戒心を抱いている節がある。特にIIではその警戒心が強まるイベントも。
- プレシア・ゼノサキス
- 好みのタイプである可憐な少女(ジノ主観)。しかし、兄の役に立ちたいと願う彼女に訓練を課して必殺技を習得させたりと大人の態度で接しており、プレシアからは尊敬されている。そのため、プレシアはジノのロリコン疑惑を否定する。
- ミオ・サスガ
- 幼児体型だがジノの好みの範囲内かは不明。LOE第二章エンディングでバゴニアに帰るジノの見送りのため、彼を喜ばせようとフリフリの服を着てくるが一足違いで披露できず。マサキ曰く「中身がミオじゃ意味がない」との事。
- サナン・ティアンプラサート、レベッカ・ターナー
- 飲み仲間。ROE北部ルートエンディングではベッキーと共にティアンの墓前にお酒を持ってきている。
- トレイス・クオ・ハイネット
- 剣技やラ・ギアスの戦術の指導を行う。その関係からベッキーやシモーヌにあらぬ疑惑を受けることに。
バゴニア連邦共和国
- シュメル・ヒュール
- 今は亡き師。不易久遠流正当伝承者。LOE第二章の時点では健在、ルートによっては生存するが、続編ではゼツの手に掛かり故人となっているため、助けられなかった展開が正史のようである。
- ロザリー・セルエ
- シュメルのフィアンセを自称する居候。ジノとも親しい。シュメルの死後は互いに魔装機操者になったこともあって、ジノがロザリーの面倒を見ているようである。
- ゼツ・ラアス・ブラギオ
- ジノいわく、「変な爺さんの極めつけ」。たびたび勝手に戦闘を仕掛けるゼツに対し諫言するも、立場の上下を盾に「若造」呼ばわりされ取り合ってもらえない。後にシュメルの仇となる。
- エドワル・ビスモル
- バゴニアの議員でPOJで大統領になった。アンティラス隊発足時に最も理解を示してくれた。
エル・バドレル
- ズラム・バスラム
- エル・バドレルの隊長。ジノがバゴニアを離れてもため口で会話することを求めるほどの友人。
- ガレオス・アインバル
- エル・バドレル副長。ズラムの前の隊長であったが、ジノとズラムによりその座を追われた。そのためジノとガレオスは互いに今でも思うところがある(遺恨までは残ってないらしい)。
- サンナ・ゲインズ
- エル・バドレル副長。戦闘台詞からジノに対して何か思うものがあるようであるが詳細は不明。エル・バドレル中唯一プレシアに対して戦闘時の専用台詞を持っている。
- ジャンナ・マウリシオ
- エル・バドレルのメンバー。
- コーデック・テクリナク
- エル・バドレルのメンバー。ジノの剣技に惚れ抜いており、勝負を望むあまりに半ばストーカーじみた執着を持っている。ジノ自身はかなり迷惑に思っている。
シュテドニアス連合国
- ニコ・サンドリーブ / リコ・サンドリーブ
- 不易久遠流の同門剣士。国は違うが親しく、「ジノおじさん」と呼ばれ慕われている。
- レッフェン・ダスドレーシュ
- キャンペーンマップでプレシアの説得で若年層に味方したことから深刻な誤解を与えてしまう。
その他
- ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビア
- ラングランで作った弟子。リューネを守りたいと願う彼の相談に乗り、ザッシュに訓練を課して必殺技・雷冥剣(ランクアップすると冥皇活殺剣)を習得させた。
- セウラント・ペイ・ボラキス
- ゼツの弟子で彼の狂気の産物ガッツォーを復活させたため敵意を向けている。
- エリック・グレゴリック
- 『魔装機神III』にて彼ら晨明旅団が無許可でアンティラス隊の女性メンバーのいかがわしい偽グッズを販売していたことに激怒する一幕がある。…正確に言えば、その中にプレシアのものが含まれていたのが最たる原因であるが。
- ホルヘ・レイ・バルディビア・ロンバルディ、ニーナ・フレーザー
- 元バゴニアの傭兵で彼らが問題行動を起こした際、捜査を担当した。
- エルシーネ・テレジア
- プレシアを洗脳から取り戻すため彼女にわざと撃墜された。
- セレマ・ゼオラ・オクスティン
- プレシアほどではないが好みの範囲らしい。
名(迷)台詞
戦闘台詞
- 「朝霧の 迷い戒め 立つ君の 袖に濡れつつ 華と散るらん……」
- 「戒めの霧」を使用時に詠みあげる一句。
- 「実をもって虚をなし、虚をもって実を断つ……虚空斬」 / 「虚空斬は初歩的な技だが……突き詰めれば、最強の技となる」
- 「虚空斬」の前置き。音声収録で新たに追加された台詞。
- 「二の太刀は一の太刀と対をなし……渾然一体と化して初めて……奥義となる! これがそうだ! 真・虚空斬!」
- 「真・虚空斬」の前置き。音声収録で新たに追加された台詞のひとつ。
魔装機神シリーズ
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「……可憐だ……」
- LOE第二章「さすらいのプレシア」にて。ロリコン疑惑の始まり。部下はこの台詞を聞いて「……知らなかった。鬼のバレンシア隊長がロリコンだったなんて……」と、ショックを受けていた。
- 「プレシア……いい名前だ。まるで谷間に咲く一輪の乙女ユリのような……」
「フム、一句浮かんだ。『雪とけて 清くけなげな ユリ一輪』」 - 同上。プレシアに自己紹介されたときのセリフ。少女趣味全開である。部下の反応は「……また始まったよ」と、少々あきれ気味。
- ジノ「君の身の安全と、魔装機については、私が保証しよう」
「みんな、この事は他言無用だぞ」
兵士「……まあ、隊長がそうおっしゃるのでしたら……」
ジノ「私は、この子を家まで送って行く。お前達はしばらくここの警備を続けていてくれ」
兵士「了解しました」
「……まあ、隊長にはいつも世話になってるからなあ。しょうがないか」 - 同上。いくら操縦しているのが子供とはいえラングランの魔装機とその操者を個人的判断で保護するという、実際のところ軍規や政治的に大問題になりかねない事をやってのけるが、部下達からの信頼は厚い好人物であることがうかがえる。
- 「な!? い、いや、わたしはそういうことをだな、その、別にどうこうしようとか、そういうわけではなく、その……」
「第一、ロリコンと言われても、その……単に可憐なものが好きなだけであって、別に邪心があるわけでは……」 - LOE第二章「ジノとプレシア」にて。プレシアにお礼のキスをされ、「ジノさん、ロリコンだって聞いてたから……その……」と言われてまともに狼狽。もっとも、彼女は一人前のレディとして扱ってくれた事を感謝しており、ロリコン発言は冗談だと言っているが。…言われたほうとしては「冗談にしてはきついな」との事。なお、この展開になるルートでプレシアはマサキと再会してもすぐには戻ってこない流れなので、誰が彼女に変な言葉を吹き込んだのかは謎。…前述のジノの部下の仕業か?
- 「……そうか、わかった!! 戻ってゼツに伝えよ!! 私はたった今から軍を退役する!!」「今度会う時は、貴様の首をたたき斬る時だとな!!」
- ゼツの所業を目の当たりにして怒りのあまりバゴニアと縁を切ってしまう。直後、どうすべきか悩むこととなったが魔装機神隊に出会うこととなった。
- 「……プレシア、君にそうまで言われては、私としても断るわけにはいかんな……」
- LOE第二章「志士、意気に通ず」にて。仲間に加わる時の台詞。マサキのリアクションがSFC版とDS版で異なる。
- 「これと、これと……ふむ、これもいいな」
- ウェンディへのお土産を選んでいた際に。プレシアからは多すぎると注意され、とっさにプレシアの分も含まれていると言うが実は自分用を買っていることをミオにばらされてしまう。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 「一つ、局を脱する事を許さず」
- IIの「男たちの受難」にて。アンティラスショップでコスプレをしてチラシ配りをしている最中にテロリスト出現の報告が入る。女性陣だけで鎮圧に向かうので男性陣はコスプレをしたまま在庫を捌くよう言われるが、構わず出撃しようとするマサキを新撰組のコスプレ姿でこの台詞を発して制す。言うまでもなく新撰組の『局中法度(禁令五ヶ条)』の二つめ「一、局ヲ脱スルヲ不許」である(後述する「余談」の項目も参照)。なお、プレシアの頼みでわざわざバゴニアから飛んできたとの事。
- 「待たせたな、プレシア」
- IIの「男たちの受難」を通過した(=アンティラスショップにコスプレをしに来て、最近プレシアと会っている)場合の合流時の台詞。プレシアのことしか目に入っておらず、マサキにも「来て早々、そのセリフかよ」と突っ込まれていた。IIIでも初登場時、プレシアを探していた。
- 「風雪に耐えて可憐な百合一輪」
- IIの「どきっ☆男だらけの戦闘シーン」を通過した(=プレシアと久々の再会となる)場合に、合流時に元気な様子のプレシアを見て、詠んだ一句。一緒に合流したロザリーからは「いつも思ってたけど、その百合、どこから出してるの」とプレイヤー一同の疑問を代弁された。
- ギド「そう警戒しなくていいよ、お嬢ちゃん。17歳未満は管轄外だからね」
ロザリー「だってさ。ジノさんとは逆だね。」
ジノ「失敬な」 - ギドを警戒するサンドリーブ姉妹との一連の会話。妹弟子のロザリーからもすっかりロリコン扱いである。ちなみにロザリーも年上好みなのでジノとは逆。
- 「別れても共に磨けり落花生」
- IIの「邪曲な恫喝」開始前デモで、南北に引き裂かれても健気に生きるサンドリーブ姉妹を見て詠んだ一句。リコからは「あたしピーナッツってそんなに好きじゃない」と嫌われ、ミオからは「双子でピーナッツなんてネタは今時の若い人には通じない」とけなされ、散々である。
- 「……エルシーネ!人の心を弄ぶなっ!!」
- プレシアを利用するエルシーネに怒りを燃やす。
- 「ぬぅっ!?な、なんと……うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
- エルシーネの攻撃で撃墜され。これによってプレシアの目が覚めることになる。
- 「呼んだかね、プレシア」
- 死んだと思われたが突然通信に割り込んで。プレシアの目を覚ますために一芝居打っていた。しかし、プレシアからは口をきいてもらえなくなってしまった。
- 「プレシア、この前は済まなかったね。お詫びにこれ、買ってきたんだが、食べてもらえないか?」
- プレシアの機嫌を戻すために人気のデザートを買ってきて。作戦は見事に成功しさらに一口分けてもらえかけたが……。
- 「……無念」
- マサキに阻止されてしまった。
魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 「待て! なぜ私を巻き込む、プレシア!」
- ディアブロのミサイルに巻き込まれてダメージを受けた際の台詞。その動揺っぷりはある意味、必聴である。
- 「……お前は、その歪んだ性格を直す為に少しは挫折を知るべきだな」
- ジノに勝つ気満々のコーデックに対して。これにコーデックは負けたぐらいで挫折するほどヤワじゃないと返した。
- 「いや、怒りの感情は無理に抑え込む必要はない。ただ、それに囚われてはいけないと言うだけだ」
- 無理やり戦わされて自爆装置で死亡した一般人を見てかつての自分を思い出していたロザリーに対して。
- 「……どんな尋問を想像しているのだ。あくまで紳士的に話し合うだけだ」
- IIIにて、捕えたテロリストの尋問に、かつて実績のあるジノが任された時の台詞。
- 「万が一、もしそうなったとしても、何度でも私が正気に戻してみせるよ」
- エルシーネ捜索に向かう際、不安そうなプレシアに声をかけて。これに対してプレシアからは大好きと言われた(ただしマサキに対してもだが)。
- ジノ「む……全員分……? まさか、その中に……」
セニア「……あったわよ」
ジノ「何だと!? おのれ……その罪、万死に値する!!」 - 魔装機神III第34話「儲からざる者食うべからず」にて。アンティラス隊の女性メンバーの恥ずかしい写真(コラージュ画像)が無断で販売されていることに激怒して。…まあ、彼の逆鱗に触れた主な原因は皆まで言わずともセニアが察するくらい一目瞭然であるが。
- ちなみに、このシナリオでの強化パーツ入手条件はズバリ「ジノでエリックを撃墜する」ことだったりする。相当腹に据えかねているようだ…。
- 「貴様の罪は貴様自身に聞け! 今の私は、貴様を裁く事しか考えられんのでな……!」
- 同シナリオのエリックとの戦闘前会話。
- 「なっ……!? その、手に持っているのは!?」
- 不発に終わった「アンティラスカフェ」オープン記念で製造されたプレシア人形(胡桃を割る機能付き)をみたときの言葉。頬が恍惚の余り紅潮してしまっている。彼の名誉のために弁護しておくが、この時点で人形の説明を受けていない為、ジノはくるみ割り機能の存在を把握していない。
- 「だが、今のファングは違う。がむしゃらとは、何も考えずに闇雲に突き進む事だ。しかし、思い切るというのは、全てを承知の上で、迷わず全力を出す事だからな」
- エル・バドレルとの最後の戦いでのファングの戦いぶりを見てジノは彼の成長を感じていた。ファングはワッシャーとの決着をつける事で本当に成長したと言えると語り、ジノはその姿に彼の成長を実感していた。
- 「ニューロ・カートリッジ、か……やはり、ガッツォーはガッツォーでしかなかったようだな」
- シュテドニアスルートでガッツォー+の正体を知って。師の命を奪った狂気の産物が生きていたことを知る。
- 「……承知した。付き合おう」
- DLC「トレイスの訓練」で。ジノが男性に目覚めたとか大人の女性に目覚めたとかそういう事ではなくトレイスの戦術論の勉強に付き合うという意味。しかし、立ち聞きしていたベッキーとシモーヌからは誤解されてしまう。
搭乗機体
余談
- 元々ジノの声は置鮎氏が合っているのではないかとスタッフ側も認識していたのだが、フェイルとの兼役になってしまうため、『魔装機神II』でのキャスティングについてはかなり難航したらしい。
- ラジオにて、置鮎氏が「なんで俺がジノなの?」と発言した際、「ビジュアル的なサムシング」と断言されてしまった。…どうやらジノがあの人のそっくりさんなのはスタッフ間でも認識されているようである。ちなみに、容姿の造詣自体はこの人物になく実在した歴史上の人物である土方歳三に求められる(髪型をみれば一目瞭然)。
- 置鮎氏はバンプレストオリジナルではライディース・F・ブランシュタインを演じているが、よくよく考えると、ライとは年端のいかない少女に慕われるという共通点がある。ライはロリコンではないが。
- 『III』で彼が過去に所属していた部隊エル・バドレルが登場し、エル・バドレルの隊員の名前やキャラクター設定には日本の史実における新撰組をモチーフにしていると思われる点が散見されている。そこから考えると、俳句を嗜む所や異名、尋問が得意という点からジノのキャラクターモチーフは新撰組の鬼の副長、土方歳三だと思われる。